JPH09145880A - 原子炉圧力容器の据え付け方法及びその装置 - Google Patents
原子炉圧力容器の据え付け方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH09145880A JPH09145880A JP7301735A JP30173595A JPH09145880A JP H09145880 A JPH09145880 A JP H09145880A JP 7301735 A JP7301735 A JP 7301735A JP 30173595 A JP30173595 A JP 30173595A JP H09145880 A JPH09145880 A JP H09145880A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure vessel
- reactor pressure
- fastening
- nut
- support bracket
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭隘部における据え付け作業性を向上させ、
原子炉圧力容器据え付け時の労力を低減するとともに、
据え付け時のパワーレンチの作動を円滑化する。 【解決手段】 原子炉圧力容器を立設状態に据え付ける
場合に、原子炉圧力容器のスカート部を支持構造物に搭
載し、締結箇所の近傍の基礎ボルトに支持ブラケットを
外嵌めするとともに、パワーレンチの回転止め部を支持
ブラケットに係合状態として、回転反力を基礎ボルトで
支持しながらナットをパワーレンチで回転させて、スカ
ート部を固定する技術が採用される。
原子炉圧力容器据え付け時の労力を低減するとともに、
据え付け時のパワーレンチの作動を円滑化する。 【解決手段】 原子炉圧力容器を立設状態に据え付ける
場合に、原子炉圧力容器のスカート部を支持構造物に搭
載し、締結箇所の近傍の基礎ボルトに支持ブラケットを
外嵌めするとともに、パワーレンチの回転止め部を支持
ブラケットに係合状態として、回転反力を基礎ボルトで
支持しながらナットをパワーレンチで回転させて、スカ
ート部を固定する技術が採用される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉圧力容器の
据え付け方法及びその装置に関するものである。
据え付け方法及びその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】工場で製造した原子炉圧力容器を建設現
場等の所定場所に据え付ける場合、図６及び図７に示す
ように、原子炉圧力容器１を支持構造物２まで吊り降ろ
して、原子炉圧力容器１におけるスカート部１ａのフラ
ンジ部１ｂを基礎ボルト３及びナット４で締結して、支
持構造物２に固定状態に据え付ける等の作業が必要にな
る。
場等の所定場所に据え付ける場合、図６及び図７に示す
ように、原子炉圧力容器１を支持構造物２まで吊り降ろ
して、原子炉圧力容器１におけるスカート部１ａのフラ
ンジ部１ｂを基礎ボルト３及びナット４で締結して、支
持構造物２に固定状態に据え付ける等の作業が必要にな
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、原子炉圧力容
器１を据え付ける場合、スカート部１ａのフランジ部１
ｂの締結作業環境は、原子炉圧力容器１と原子炉ペデス
タル５及び原子炉遮蔽壁６とで囲まれた狭隘部Ｘとなる
ため、作業性が低下し易くなる。また、ナット４をパワ
ーレンチ等の工具で回転させる場合には、回転時の反力
を受ける部分が必要になるが、狭隘部Ｘではその確保が
困難になり、回転止めのために溶接を併用すると、締結
後に溶接部の解体作業を実施しなければならなくなる。
特に、改良沸騰水型原子炉の場合では、小型化とコンク
リート原子炉格納容器との採用によって、狭隘部Ｘにお
ける締結作業の自由度が少なくなって労力が大きくなる
傾向がある。
器１を据え付ける場合、スカート部１ａのフランジ部１
ｂの締結作業環境は、原子炉圧力容器１と原子炉ペデス
タル５及び原子炉遮蔽壁６とで囲まれた狭隘部Ｘとなる
ため、作業性が低下し易くなる。また、ナット４をパワ
ーレンチ等の工具で回転させる場合には、回転時の反力
を受ける部分が必要になるが、狭隘部Ｘではその確保が
困難になり、回転止めのために溶接を併用すると、締結
後に溶接部の解体作業を実施しなければならなくなる。
特に、改良沸騰水型原子炉の場合では、小型化とコンク
リート原子炉格納容器との採用によって、狭隘部Ｘにお
ける締結作業の自由度が少なくなって労力が大きくなる
傾向がある。
【０００４】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成するものである。 狭隘部における据え付け作業性を向上させること。 原子炉圧力容器据え付け時の労力を低減すること。 原子炉圧力容器据え付け時のパワーレンチの作動を円
滑化すること。
ので、以下の目的を達成するものである。 狭隘部における据え付け作業性を向上させること。 原子炉圧力容器据え付け時の労力を低減すること。 原子炉圧力容器据え付け時のパワーレンチの作動を円
滑化すること。
【０００５】
【課題を解決するための手段】原子炉圧力容器を立設状
態に据え付ける場合に、原子炉圧力容器のスカート部を
支持構造物に搭載する工程と、締結箇所の近傍の基礎ボ
ルトに支持ブラケットを外嵌めする工程と、パワーレン
チの回転止め部を支持ブラケットに係合状態とする工程
と、回転止め部の回転反力を基礎ボルトで支持しながら
基礎ボルトに螺合するナットをパワーレンチで締結して
スカート部を固定する工程との組み合わせによって実施
される。複数の基礎ボルトに支持ブラケットを跨がった
状態で外嵌めする技術や、パワーレンチの回転止め部を
支持ブラケットに接触させて、回転反力の支持を行なう
技術が採用される。ナットによる締結後に、支持ブラケ
ットを外して、次の締結箇所の近傍に順次移し替える技
術が採用される。据え付け装置にあっては、基礎ボルト
に外嵌め状態の取り付けられる支持ブラケットと、該支
持ブラケットに配されパワーレンチの回転止め部に係合
させられる反力支持部とを有するものが適用される。支
持ブラケットには、基礎ボルトに外嵌め状態とするため
の係合穴が下向きに複数形成される。支持ブラケットの
下面に、基礎ボルトに螺合状態のナットに支持させる載
置部が配される。支持ブラケットの表面には取っ手が配
される。
態に据え付ける場合に、原子炉圧力容器のスカート部を
支持構造物に搭載する工程と、締結箇所の近傍の基礎ボ
ルトに支持ブラケットを外嵌めする工程と、パワーレン
チの回転止め部を支持ブラケットに係合状態とする工程
と、回転止め部の回転反力を基礎ボルトで支持しながら
基礎ボルトに螺合するナットをパワーレンチで締結して
スカート部を固定する工程との組み合わせによって実施
される。複数の基礎ボルトに支持ブラケットを跨がった
状態で外嵌めする技術や、パワーレンチの回転止め部を
支持ブラケットに接触させて、回転反力の支持を行なう
技術が採用される。ナットによる締結後に、支持ブラケ
ットを外して、次の締結箇所の近傍に順次移し替える技
術が採用される。据え付け装置にあっては、基礎ボルト
に外嵌め状態の取り付けられる支持ブラケットと、該支
持ブラケットに配されパワーレンチの回転止め部に係合
させられる反力支持部とを有するものが適用される。支
持ブラケットには、基礎ボルトに外嵌め状態とするため
の係合穴が下向きに複数形成される。支持ブラケットの
下面に、基礎ボルトに螺合状態のナットに支持させる載
置部が配される。支持ブラケットの表面には取っ手が配
される。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る原子炉圧力容
器の据え付け方法及びその装置の第１実施形態につい
て、図１ないし図５に基づき説明する。
器の据え付け方法及びその装置の第１実施形態につい
て、図１ないし図５に基づき説明する。
【０００７】まず、原子炉圧力容器１を支持構造物２に
対して立設状態に据え付ける場合に使用する装置（原子
炉圧力容器の据え付け装置）について説明する。該装置
は、図１ないし図５に示すように、パワーレンチ１１、
締付けソケット１２及び支持ブラケット１３の部分に分
れているものが適用される。
対して立設状態に据え付ける場合に使用する装置（原子
炉圧力容器の据え付け装置）について説明する。該装置
は、図１ないし図５に示すように、パワーレンチ１１、
締付けソケット１２及び支持ブラケット１３の部分に分
れているものが適用される。
【０００８】前記パワーレンチ１１は、締付けソケット
１２を締結方向及びその逆方向に回転させるものであ
り、小さな回転操作力を複数の組み合わせ歯車に伝達す
ることにより大きな回転トルクを発生させるパワーギヤ
ーレンチ等が適用されるとともに、右回りまたは左回り
の例えば数１０度の往復回転操作を行なうためのハンド
ル１１ａと、半径外方向に突出状態に配され支持ブラケ
ット１３によって回転反力を支持させるための回転止め
部１１ｂとを有している。
１２を締結方向及びその逆方向に回転させるものであ
り、小さな回転操作力を複数の組み合わせ歯車に伝達す
ることにより大きな回転トルクを発生させるパワーギヤ
ーレンチ等が適用されるとともに、右回りまたは左回り
の例えば数１０度の往復回転操作を行なうためのハンド
ル１１ａと、半径外方向に突出状態に配され支持ブラケ
ット１３によって回転反力を支持させるための回転止め
部１１ｂとを有している。
【０００９】前記締付けソケット１２は、例えば図１に
示すように、基礎ボルト３に螺合状態のナット４に対し
て、上方から外嵌め状態に係合してナット４を回転させ
るものであり、上部に吊持するための取っ手１２ａが配
される。
示すように、基礎ボルト３に螺合状態のナット４に対し
て、上方から外嵌め状態に係合してナット４を回転させ
るものであり、上部に吊持するための取っ手１２ａが配
される。
【００１０】前記支持ブラケット１３は、図１例に示す
ように、例えば基礎ボルト３に外嵌め状態に、かつナッ
ト４の上に載置状態に支持されるもので、上方に突出し
た状態に配されてパワーレンチ１１の回転止め部１１ｂ
に接触状態で係合させられる反力支持部１３ａと、基礎
ボルト３に外嵌め状態に係合され下向き状態に複数形成
される係合穴１３ｂと、該係合穴１３ｂの回りの下面に
形成されナット４に搭載して重量を支持させるための載
置部１３ｃと、上表面に配され全体を持上げるための取
っ手１３ｄとを有している。
ように、例えば基礎ボルト３に外嵌め状態に、かつナッ
ト４の上に載置状態に支持されるもので、上方に突出し
た状態に配されてパワーレンチ１１の回転止め部１１ｂ
に接触状態で係合させられる反力支持部１３ａと、基礎
ボルト３に外嵌め状態に係合され下向き状態に複数形成
される係合穴１３ｂと、該係合穴１３ｂの回りの下面に
形成されナット４に搭載して重量を支持させるための載
置部１３ｃと、上表面に配され全体を持上げるための取
っ手１３ｄとを有している。
【００１１】以下、原子炉圧力容器１を支持構造物２に
据え付ける方法について、工程順に説明する。
据え付ける方法について、工程順に説明する。
【００１２】原子炉圧力容器１は、原子炉遮蔽壁６及び
原子炉ペデスタル５によって囲まれた空間に、クレーン
等により吊り降ろされるが、スカート部１ａのフランジ
部１ｂを支持構造物２に載置した状態とすると、原子炉
圧力容器１の回りの環境が狭隘部Ｘとなる。
原子炉ペデスタル５によって囲まれた空間に、クレーン
等により吊り降ろされるが、スカート部１ａのフランジ
部１ｂを支持構造物２に載置した状態とすると、原子炉
圧力容器１の回りの環境が狭隘部Ｘとなる。
【００１３】スカート部１ａを支持構造物２に搭載する
とともに、フランジ部１ｂから基礎ボルト３の上部を突
出させた状態とした後、基礎ボルト３にナット４を螺合
させた状態にする。
とともに、フランジ部１ｂから基礎ボルト３の上部を突
出させた状態とした後、基礎ボルト３にナット４を螺合
させた状態にする。
【００１４】基礎ボルト３及びナット４による締結箇所
の近傍、図１及び図２に示すように、例えば締結しよう
とする基礎ボルト３の隣及びその隣に位置する複数の基
礎ボルト３に、支持ブラケット１３を跨がらせた外嵌め
状態に取り付ける。この場合にあって、支持ブラケット
１３の係合穴１３ｂが基礎ボルト３に外嵌めされるとと
もに、載置部１３ｃがナット４の上面に接触することに
よって、支持ブラケット１３の支持がなされる。
の近傍、図１及び図２に示すように、例えば締結しよう
とする基礎ボルト３の隣及びその隣に位置する複数の基
礎ボルト３に、支持ブラケット１３を跨がらせた外嵌め
状態に取り付ける。この場合にあって、支持ブラケット
１３の係合穴１３ｂが基礎ボルト３に外嵌めされるとと
もに、載置部１３ｃがナット４の上面に接触することに
よって、支持ブラケット１３の支持がなされる。
【００１５】また、基礎ボルト３に螺合状態のナット４
に締付けソケット１２を外嵌めするとともに、締付けソ
ケット１２とパワーレンチ１１とを接続し、パワーレン
チ１１の回転止め部１１ｂを、支持ブラケット１３の反
力支持部１３ａに接触させた係合状態とする。この際
に、パワーレンチ１１の回転止め部１１ｂが、ナット４
の螺合を深める方向（右回り）に回転して、反力支持部
１３ａに接触することにより、以下の締結時の回転反力
の支持が行なわれる。
に締付けソケット１２を外嵌めするとともに、締付けソ
ケット１２とパワーレンチ１１とを接続し、パワーレン
チ１１の回転止め部１１ｂを、支持ブラケット１３の反
力支持部１３ａに接触させた係合状態とする。この際
に、パワーレンチ１１の回転止め部１１ｂが、ナット４
の螺合を深める方向（右回り）に回転して、反力支持部
１３ａに接触することにより、以下の締結時の回転反力
の支持が行なわれる。
【００１６】ハンドル１１ａの操作により、パワーレン
チ１１で大きな回転トルクを発生させて、回転止め部１
１ｂの回転反力を支持ブラケット１３を介して基礎ボル
ト３に支持させながら、ナット４を回転させて締結する
ことにより、スカート部１ａの固定が行なわれる。この
場合のハンドル１１ａの操作は、数１０度程度の回転角
の範囲でなし得るために、狭隘部Ｘにあっても、スカー
ト部１ａの締結作業を妨げることが少なく、かつ、締付
けソケット１２や支持ブラケット１３は、取っ手１２
ａ，１３ｄによって引き上げられ、操作性が確保され
る。
チ１１で大きな回転トルクを発生させて、回転止め部１
１ｂの回転反力を支持ブラケット１３を介して基礎ボル
ト３に支持させながら、ナット４を回転させて締結する
ことにより、スカート部１ａの固定が行なわれる。この
場合のハンドル１１ａの操作は、数１０度程度の回転角
の範囲でなし得るために、狭隘部Ｘにあっても、スカー
ト部１ａの締結作業を妨げることが少なく、かつ、締付
けソケット１２や支持ブラケット１３は、取っ手１２
ａ，１３ｄによって引き上げられ、操作性が確保され
る。
【００１７】なお、ナット４によるスカート部１ａの１
箇所を締結した後、締結箇所から支持ブラケット１３を
外して、締結箇所の近傍である一つ隣、二つ隣または三
つ隣の位置等の次の締結箇所に順次移し替えて、対応す
るナット４による締結が行なわれる。これらの場合にあ
っても、締付けソケット１２及び支持ブラケット１３
は、取っ手１２ａ，１３ｄによって引き上げられ、狭隘
部Ｘにおける移し替え作業性が確保される。
箇所を締結した後、締結箇所から支持ブラケット１３を
外して、締結箇所の近傍である一つ隣、二つ隣または三
つ隣の位置等の次の締結箇所に順次移し替えて、対応す
るナット４による締結が行なわれる。これらの場合にあ
っても、締付けソケット１２及び支持ブラケット１３
は、取っ手１２ａ，１３ｄによって引き上げられ、狭隘
部Ｘにおける移し替え作業性が確保される。
【００１８】
【発明の効果】本発明に係る原子炉圧力容器の据え付け
方法及びその装置によれば、以下の効果を奏する。 （１） 原子炉圧力容器のスカート部を支持構造物に固
定する際に、締結箇所の近傍の基礎ボルトに支持ブラケ
ットを外嵌めし、回転止め部を支持ブラケットに係合状
態として、回転反力を基礎ボルトで支持しながらナット
をパワーレンチで回転させるものであるから、狭隘部に
あっても、パワーレンチの操作が損なわれることが少な
く、原子炉圧力容器の据え付け作業性を向上させること
ができる。 （２） 支持ブラケットにあっては、複数の基礎ボルト
に跨がった状態で外嵌めすることにより設置し得て、原
子炉圧力容器据え付け時の労力を低減することができ
る。 （３） パワーレンチの回転止め部を支持ブラケットに
接触させて、回転反力の支持を行なうことにより、パワ
ーレンチ及び支持ブラケットの設置が簡単になり、パワ
ーレンチの作動を円滑化するとともに、操作性を向上さ
せることができる。 （４） 支持ブラケットは、係合穴を基礎ボルトに外嵌
め状態とすることにより設置され、かつ、支持ブラケッ
トをナットに載置して支持させることにより、設置作業
が容易になることに加えて、締結作業時の自由度が大き
く、実用性を高めることができる。 （５） 締付けソケット及び支持ブラケットに取っ手を
配することにより、狭隘部における移し替え作業性を確
保することができる。
方法及びその装置によれば、以下の効果を奏する。 （１） 原子炉圧力容器のスカート部を支持構造物に固
定する際に、締結箇所の近傍の基礎ボルトに支持ブラケ
ットを外嵌めし、回転止め部を支持ブラケットに係合状
態として、回転反力を基礎ボルトで支持しながらナット
をパワーレンチで回転させるものであるから、狭隘部に
あっても、パワーレンチの操作が損なわれることが少な
く、原子炉圧力容器の据え付け作業性を向上させること
ができる。 （２） 支持ブラケットにあっては、複数の基礎ボルト
に跨がった状態で外嵌めすることにより設置し得て、原
子炉圧力容器据え付け時の労力を低減することができ
る。 （３） パワーレンチの回転止め部を支持ブラケットに
接触させて、回転反力の支持を行なうことにより、パワ
ーレンチ及び支持ブラケットの設置が簡単になり、パワ
ーレンチの作動を円滑化するとともに、操作性を向上さ
せることができる。 （４） 支持ブラケットは、係合穴を基礎ボルトに外嵌
め状態とすることにより設置され、かつ、支持ブラケッ
トをナットに載置して支持させることにより、設置作業
が容易になることに加えて、締結作業時の自由度が大き
く、実用性を高めることができる。 （５） 締付けソケット及び支持ブラケットに取っ手を
配することにより、狭隘部における移し替え作業性を確
保することができる。
【図１】本発明に係る原子炉圧力容器の据え付け方法及
びその装置の第１実施形態を示す一部の記載を省略した
側断面図である。
びその装置の第１実施形態を示す一部の記載を省略した
側断面図である。
【図２】本発明に係る原子炉圧力容器の据え付け方法及
びその装置の第１実施形態を示す平面図である。
びその装置の第１実施形態を示す平面図である。
【図３】本発明に係る原子炉圧力容器の据え付け方法及
びその装置の第１実施形態を示す締結箇所の一部を断面
した正面図である。
びその装置の第１実施形態を示す締結箇所の一部を断面
した正面図である。
【図４】図３におけるパワーレンチ及び締付けソケット
の正面図である。
の正面図である。
【図５】図３における締付けソケットの正断面図であ
る。
る。
【図６】原子炉圧力容器の据え付け状態を示す正断面図
である。
である。
【図７】図６の締結箇所を拡大した正断面図である。
Ｘ 狭隘部 １ 原子炉圧力容器 １ａ スカート部 １ｂ フランジ部 ２ 支持構造物 ３ 基礎ボルト ４ ナット ５ 原子炉ペデスタル ６ 原子炉遮蔽壁 １１ パワーレンチ １１ａ ハンドル １１ｂ 回転止め部 １２ 締付けソケット １２ａ 取っ手 １３ 支持ブラケット １３ａ 反力支持部 １３ｂ 係合穴 １３ｃ 載置部 １３ｄ 取っ手
Claims (5)
- 【請求項１】 原子炉圧力容器（１）を立設状態に据え
付ける方法であって、原子炉圧力容器のスカート部（１
ａ）を支持構造物（２）に搭載する工程と、締結箇所の
近傍の基礎ボルト（３）に支持ブラケット（１３）を外
嵌めする工程と、パワーレンチ（１１）の回転止め部
（１１ｂ）を支持ブラケットに係合状態とする工程と、
回転止め部の回転反力を基礎ボルトで支持しながら基礎
ボルトに螺合するナット（４）をパワーレンチで締結し
てスカート部を固定する工程とを有することを特徴とす
る原子炉圧力容器の据え付け方法。 - 【請求項２】 複数の基礎ボルト（３）に支持ブラケッ
ト（１３）を跨がった状態で外嵌めすることを特徴とす
る請求項１記載の原子炉圧力容器の据え付け方法。 - 【請求項３】 パワーレンチ（１１）の回転止め部（１
１ｂ）を支持ブラケット（１３）に接触させて、回転反
力の支持を行なうことを特徴とする請求項１または２記
載の原子炉圧力容器の据え付け方法。 - 【請求項４】 原子炉圧力容器（１）を立設状態に据え
付ける際にスカート部（１ａ）を支持構造物（２）に締
結する装置であって、基礎ボルト（３）に螺合状態のナ
ット（４）を回転させるパワーレンチ（１１）と、基礎
ボルトに外嵌め状態の取り付けられる支持ブラケット
（１３）と、該支持ブラケットに配されパワーレンチの
回転止め部（１１ｂ）に係合させられる反力支持部（１
３ａ）とを具備することを特徴とする原子炉圧力容器の
据え付け装置。 - 【請求項５】 支持ブラケット（１３）に、基礎ボルト
（３）に外嵌めする係合穴（１３ｂ）が下向き状態に複
数形成されることを特徴とする請求項４記載の原子炉圧
力容器の据え付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7301735A JPH09145880A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 原子炉圧力容器の据え付け方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7301735A JPH09145880A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 原子炉圧力容器の据え付け方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145880A true JPH09145880A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17900539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7301735A Withdrawn JPH09145880A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 原子炉圧力容器の据え付け方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145880A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012105410A1 (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-09 | 三菱重工業株式会社 | 締結弛緩装置 |
| KR101644937B1 (ko) * | 2015-07-20 | 2016-08-12 | 한국원자력연구원 | 일체형원자로 내부구조물을 고정하는 잠금장치 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP7301735A patent/JPH09145880A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012105410A1 (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-09 | 三菱重工業株式会社 | 締結弛緩装置 |
| JP2012157949A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 締結弛緩装置 |
| US9168644B2 (en) | 2011-02-01 | 2015-10-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Fastening and loosening device for stud bolts and nuts of a reactor vessel |
| KR101644937B1 (ko) * | 2015-07-20 | 2016-08-12 | 한국원자력연구원 | 일체형원자로 내부구조물을 고정하는 잠금장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |