JP3492818B2 - マンホール内蓋の取り付け装置 - Google Patents
マンホール内蓋の取り付け装置Info
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Description
取り付け装置に関し、特に、原子力発電プラント等に使
用される圧力容器におけるマンホール内蓋の取り付け装
置に関する。
電プラント等に設置される給水加熱器の代表的な構造
は、図12に示すように、本体胴1と水室2とからな
る。水室2に設けられた給水入口孔3より導入された供
給水は、加熱管5内部を流れ、仕切板4で仕切られた水
室2の内部2aから本体胴1内を循環する。この際、加
熱管5内部を流れる供給水は、本体胴1に設けられた蒸
気入口6から導入される蒸気により加熱される。
熱された供給水は、水室2の内部2bに設けられた給水
出入孔7から吐き出される。一方、蒸気入口6から導入
された蒸気は、本体胴1に設けられた蒸気出口孔8より
吐き出されるようになっている。
検、その他の目的で、マンホール9が設けられている。
このマンホール9を閉塞するマンホール内蓋10は、高
圧の場合、水室2の内部2bより取り付け、表側よりボ
ルト11及びヨーク12等でガスケットを挟んで締付固
定されている。
よって、300kg・f/cm2 以上の圧力で供給され
るものであることから、水室2は耐圧強度を有すること
が必要であることから、マンホール座とマンホール内蓋
10のガスケットのシール面は、密着度の高いことが要
求される。
際には、マンホール内蓋10及び水室2の内部2b側の
シート面に、傷をつけることを絶対に避けることが必要
となる。
け作業について説明する。まず、図13に示すように、
L字型吊り具21を天井クレーン22により吊り上げ
る。また、長尺のシャフト23の端部にマンホール内蓋
10を取り付けて、チェーンブロック24により、水平
度を水平バランスシート26で調整しする。
ール内蓋10をマンホール9の中に挿入してゆく。次
に、水室2b内にマンホール内蓋10が旋回できる位置
に達したら、今度は、図14に示すように、ハンドル3
1により、図9(d)に示すように、シャフト23を9
0°旋回させて、マンホール内蓋10を正面に向け、そ
の後、手前側に引っ張り込んで、図9(e),(f)に
示すように、ヨーク82と締付ボルト81により固定し
ていた。
ようなマンホール内蓋10の装着方法においては、ガス
ケットのシート面に傷をつけずに、マンホール内蓋10
を装着することは、天井クレーン22を用いて移動を行
なっていることから相当に困難な作業である。
よっては、単体重量が100kgを越えるものもあるこ
とから、通常は、3〜4人の作業者が時間をかけてマン
ホール内蓋10の取り付け及び分解作業を行なうのが通
常である。
であり、マンホール内蓋のガスケットのシート面を傷を
つけることなく、且つ簡便にマンホール内蓋を取り付け
ることができるマンホール内蓋の取り付け装置を提供す
ることを目的とする。
に請求項1に係る発明は、圧力容器に設けられたマンホ
ールの開口面に対して略平行に設けられたスライド台
と、前記スライド台上をスライドするスライド機構と、
前記スライド機構に設けられ、前記マンホールの開口面
に対して略直交する方向に互いに略平行に配置された複
数のシャフトと、前記シャフト上を摺接移動するための
ベアリングケースと、前記ベアリングケースに取り付け
られ、かつ前記マンホールの開口面に対して略直交する
方向に配置されたスピンドルと、前記スピンドルに着脱
自在に取り付けられたマンホール内蓋と、前記ベアリン
グケースに取り付けられ、前記スピンドルを回転させる
ことにより、前記マンホール内蓋の角度を前記マンホー
ルの開口面に対して任意の角度に調整する角度調整機構
とを具備したことを特徴とする。
載のマンホール内蓋の取り付け装置において、前記ベア
リングケースを前記シャフトに固定するストッパーを付
加したことを特徴とする。
り、マンホール内蓋がマンホールの中心に位置するよう
に調整し、角度調整機構をシャフト上を移動させること
により、マンホール内蓋をマンホール内に挿入した後
に、角度調整機構により、マンホール内蓋の角度をマン
ホールを塞ぐような角度に調整することができるので、
クレーンを使わずにマンホールの取り付けを行なうこと
ができる。
ンホール内蓋の取り付け装置において、ストッパーによ
り、ベアリングケースをシャフトに固定することができ
るので、マンホール内蓋がマンホールから外れないよう
にすることができる。
係るマンホール内蓋の取り付け装置の側面図である。ま
た、図2は、マンホール内蓋の取り付け装置の上面図、
図3は、マンホール内蓋の取り付け装置の矢印B方向か
ら観た正面図、図4は、図1における(a)部の詳細を
示す図、図5は、図4を矢印Cの方向から観た図、図6
は、図4を矢印Dの方向から観た図である。
す縦断面図、図8は、図7のE−E断面図である。な
お、図1〜図7において、図12〜図14と同一部分に
は、同一符号を付して説明する。
の外側正面座には、上下スライド台41の数カ所がボル
ト42により固定されている。また、ハンドル43の送
りねじ44を回転させることにより、スライド台46に
設けられた雌ねじ45によりスライド台46が、図6に
示す嵌込み状態で、上下方向にスライドする構成になっ
ている。
有するシャフト47がねじ込まれている。また、このシ
ャフト47の一端側は、支持金具48を介してハンガー
49に固定されている。
の上部に取り付けられている。シャフト47には、図7
に示すように、スライドベアリング51が各々のシャフ
ト47に所定間隔を置いて嵌込まれている。
ングケースの中間には、図8に示すように、ねじ53に
よる割り込み式のストッパー52が設けられている。ま
た、スライドベアリング51の下面には、共通の連結台
54がボルト55により固定されている。
により減速機本体57が取り付けられている。この減速
機本体57の下段には、ウオーム軸58が円錐ころ軸受
59,60、オイルシール61,62、スペーサ、止め
ナットにより取り付けらている。
3が、キー64と止めナット65により取り付けられて
おり、このウオーム63は、ハンドル66により旋回さ
せることができる構成となっている。
央部には、玉軸受72a,72bを介して、ホイール7
3が組み込まれており、このホイール73は、スリーブ
74、キー75、止めナット76により取り付け固定さ
れている。
取り付けられ、図1に示すように、マンホール9に挿入
して水室2の内部2b側に充分かわせる長さlを有す
る。また、スピンドル77部は、充分な剛性を有し、そ
の先端部には、クレビス形状のピンと、ナットによりマ
ンホール内蓋10が取り付けられている。
て、上述の如く構成されたマンホール内蓋の取り付け装
置の動作について説明する。まず、図9(a)に示すよ
うに、マンホール内蓋10を下向きにした状態で、ハン
ドル43を回転し、スライド台46を上下方向に調整す
ることにより、マンホール9にぶつからないような位置
にマンホール内蓋10を移動させる。
本体57をシャフト47を移動させることにより、マン
ホール内蓋10をマンホール9内に挿入し、水室2b内
に移動させる。
台41上の昇降用ハンドル43を回転させて、マンホー
ル内蓋10をマンホール9の中心に至るまで下降させた
後に、ウオーム減速機ハンドル66を回転させることに
より、ウオーム軸を旋回させて、ホイール軸を90°に
し、マンホール内蓋10を横向きの状態にする。
10がマンホール9の中心に合うまで繰り返して行な
う。次に、図9(d)に示すように、ウオーム減速機ハ
ンドル66を握り、手前に引き戻し、マンホール9のガ
スケットシート面9aにマンホール内蓋10のシート面
が合うようハンドル43で調整した後、マンホール内蓋
10が外れないようにベアリングケースをストッパー5
2によりシャフト47に固定する。
び図9(f)に示すように、マンホール内蓋10の固定
溝10aに取り付けられた締結ボルト81と、ヨーク8
2、ナット83により、マンホール内蓋10を外側から
固定する。
ール内蓋10の取り付け作業について説明しているが、
取り外し作業を行なう場合には、逆の手順で行なうこと
になるのは言うまでもない。
ンホール内蓋10の重さにより、スピンドル部47が片
持ち荷重でたわみが発生した場合を考慮しない状態での
動作を説明しているが、図7に於いて、スピンドル77
は、ホイール軸71とは別に、マンホール内蓋10の重
量に適合するものに交換することができるような構成で
あってもよい。
蓋の取り付け装置に於いては、横向き型のマンホール9
に対して、マンホール内蓋10の取り付け方法を説明し
ているが、上下方向のマンホールのマンホール内蓋の取
り付けにも適用することができる。
に、スピンドル81にスライドロッド82、送りねじ8
3を内蔵させ、送りねじ端部83aを回転させることに
より、スライドロッド82を上下に滑動することができ
る構成とする。
ンホール内蓋10の側面10a部をリンク84で接続
し、マンホール内蓋10を90°旋回させることができ
る構成とする。
取り付け装置によれば、重量のあるマンホール内蓋10
の取り付け及び取り外し作業を行なうに際して、クレー
ンを使用することなく作業を行なうことができるので、
危険な作業を行なうことを避けることができる。また、
マンホール9及びマンホール内蓋10のガスケットシー
ト面に傷をつける恐れもなく、確実に且つ効率よく作業
を行なうことができる。
マンホールの上面にマンホール内蓋の取り付け装置を取
り付けることにより、ガスケットシート面を傷をつける
ことなく、確実に、且つ安全にマンホール内蓋の取り付
け作業を行なうことができる。
を小さくすることができる。さらに、天井走行クレーン
やチェーンブロックを使わずに、少人数、高能率でマン
ホール内蓋の取り付け或いは分解を行なうことができ、
工場内、或いは現地での組立期間の短縮化を図ることが
できる。
取り付け装置の側面図である。
け装置の上面図である。
け装置の矢印B方向から観た正面図である。
け装置の図1における(a)部の詳細を示す図である。
け装置の動作を説明するための図である。
付け装置の他の取り付け方法を説明するための図であ
る。
付け装置の他の取り付け方法を説明するための図であ
る。
器の代表的な構造を示す図である。
作業を説明するための図である。
作業を説明するための図である。
5…加熱管、6…蒸気入口、7…給水出入孔、8…蒸気
出口孔、9…マンホール、10…マンホール内蓋、21
…L字型吊り具、22…天井クレーン、23…シャフ
ト、24…チェーンブロック、25…水平バランスウェ
ート、31…ハンドル、41…上下スライド台、42…
ボルト、43…ハンドル、44…送りねじ、45…雌ね
じ、46…スライド台、47…シャフト、48…支持金
具、49…ハンガー、51…スライドベアリング、52
…ストッパー、53…ねじ、54…連結台、55,56
…ボルト、57…減速機本体、58…ウオーム軸、5
9,60…円錐ころ軸受、61,62…オイルシール、
63…ウオーム、64…キー、65…ナット、66…ハ
ンドル、71…ホイール軸、72a,72b…玉軸受、
73…ホイール、74…スリーブ、75…キー、76…
止めナット、77…スピンドル。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力容器に設けられたマンホールの開口
面に対して略平行に設けられたスライド台と、 前記スライド台上をスライドするスライド機構と、 前記スライド機構に設けられ、前記マンホールの開口面
に対して略直交する方向に互いに略平行に配置された複
数のシャフトと、 前記シャフト上を摺接移動するためのベアリングケース
と、前記ベアリングケースに取り付けられ、かつ 前記マンホ
ールの開口面に対して略直交する方向に配置されたスピ
ンドルと、 前記スピンドル に着脱自在に取り付けられたマンホール
内蓋と、 前記ベアリングケースに取り付けられ、前記スピンドル
を回転させることにより、前記マンホール内蓋の角度を
前記マンホールの開口面に対して任意の角度に調整する
角度調整機構とを具備したことを特徴とするマンホール
内蓋の取り付け装置。 - 【請求項2】 前記ベアリングケースを前記シャフトに
固定するストッパーを付加したことを特徴とする請求項
1記載のマンホール内蓋の取り付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19837595A JP3492818B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | マンホール内蓋の取り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19837595A JP3492818B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | マンホール内蓋の取り付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0943383A JPH0943383A (ja) | 1997-02-14 |
JP3492818B2 true JP3492818B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=16390074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19837595A Expired - Fee Related JP3492818B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | マンホール内蓋の取り付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3492818B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4961502B2 (ja) * | 2011-08-29 | 2012-06-27 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 放射性物質貯蔵方法 |
-
1995
- 1995-08-03 JP JP19837595A patent/JP3492818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0943383A (ja) | 1997-02-14 |
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