JPH0914482A - 制御弁及びソレノイドバルブ - Google Patents

制御弁及びソレノイドバルブ

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JPH0914482A
JPH0914482A JP18323195A JP18323195A JPH0914482A JP H0914482 A JPH0914482 A JP H0914482A JP 18323195 A JP18323195 A JP 18323195A JP 18323195 A JP18323195 A JP 18323195A JP H0914482 A JPH0914482 A JP H0914482A
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JP
Japan
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valve
valve seat
solenoid
valve body
flow path
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Application number
JP18323195A
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English (en)
Inventor
Shigeo Wakamatsu
重夫 若松
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体の耐久性と安定した制御圧特性の両立を
図る。 【構成】 弁体4を、弁座17に接離して弁座17に開
口する流路18を開閉し、流路18に入力される流体圧
を制御するもので、弁体4の先端に流路18内に向って
縮径となるテーパ部41を有する制御弁において、弁体
4のテーパ部41の外周縁に弁座17の弁座面17Aに
接離する平面部42を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば各種油,空圧機
器等の制御に用いられる制御弁及びソレノイドバルブに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の制御弁としては、例えば
図2及び図3に示すようなものがある。この制御弁はソ
レノイドバルブであり、図2に示すソレノイドバルブ1
00は、弁体の弁座とのシール部を成すロッド103A
の先端が平面タイプのもので、図3に示すソレノイドバ
ルブ200は、弁体の弁座とのシール部を成すロッド1
03Aの先端がポペットタイプのものである。
【0003】即ち、ソレノイドバルブ100とソレノイ
ドバルブ200とは、ロッド103Aの先端の形状が違
うだけで、その他の構成は同一である。このことから、
ソレノイドバルブ100,200について、同一の符号
を付して以下に説明する。
【0004】まず、ソレノイドバルブ100、200
は、ソレノイド本体101と弁本体106とから構成さ
れている。
【0005】ソレノイド本体101は、内部に有する中
空部102と、中空部102に摺動自在に挿入される磁
性体製の可動部材としてプランジャ103と、プランジ
ャ103と対向して同軸的に中空部102内に挿入固定
された磁性体製の固定部材としてのセンターポスト10
4と、センターポスト104とプランジャ103間に設
けられ、プランジャ103をセンターポスト104から
離間する方向に付勢する付勢手段としてのスプリング1
05とを備えている。
【0006】また、センターポスト104には、スプリ
ング105のセット荷重を変化させるためのアジャスト
スクリュー104Aが設けられている。
【0007】そして、ソレノイド本体101には弁本体
106が一体的に設けられている。この弁本体106
は、プランジャ103に一体的に作動連結された弁体と
してのロッド103Aと対向して設けられる弁座107
と、弁座107に開口する流路としての流体圧を入力す
るための入力ポート108と、流体圧を外部に排出する
ため排出ポート109とを備えている。
【0008】ロッド103Aの先端は、ソレノイドバル
ブ100は、図3に示すように平面であり、ソレノイド
バルブ200は、図4に示すようにロッド103Aの外
径が弁座107の入力ポート108内に向って縮径とな
るテーパ部、いわゆるポペット部103Bを有してい
る。
【0009】ソレノイド本体101の非通電時は、スプ
リング105のスプリング力によってプランジャ103
が押圧され、そのプランジャ103に作動連結されたロ
ッド103Aの先端が、弁本体106内の弁座107に
接してシールされることになり、入力ポート108が閉
じられ、外部の制御部の制御圧が保持される。
【0010】一方、ソレノイド本体101の通電時は、
スプリング105のスプリング力に抗してプランジャ1
03がセンターポスト104側に磁気吸引されるので、
プランジャ103に作動連結されているロッド103A
は弁座107から離間し、入力ポート108が開かれ
る。これにより、入力ポート108と排出ポート109
が連通し、入力ポート108からの制御流体が排出され
る。
【0011】このように、ソレノイド本体101に電流
を印加することによって、外部の制御部の制御圧を制御
している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のソ
レノイドバルブ100においては、ロッド103Aのシ
ール部の形状が平面であるため、耐久性については十分
である。しかしながら、平面であることから、その平面
に入力ポート108からの流体が当たるようになり、ロ
ッド103Aと入力ポート108との同軸が出にくくな
る。このため、制御圧特性が不安定になり易い。
【0013】そこで、制御圧特性を安定させるために
は、入力ポート108とロッド103Aが作動連結され
ているプランジャ103との同軸及び弁座107のシー
ル面である弁座面に対するロッド103Aの平面の平行
度の設定にかなりの精度を要することになる。このとき
のソレノイド本体101Aに通電される電流−制御圧の
特性を図5に示す。
【0014】一方、ソレノイドバルブ200において
は、ロッド103Aのシール部の形状がポペット状であ
ることから、入力ポート108を開いて制御圧の制御
時、そのポペット部103Bにより入力ポート108を
通る流体の流れが外周面に沿って整えられるため、制御
圧特性は安定する。しかしながら、ポペット状であるこ
とから、弁座107とのシール部が線シールとなるた
め、ポペット部103Bと弁座107(特に入力ポート
108の周縁)間でかみ込みの可能性があり、耐久性に
ついては問題となる。このときの電流−制御圧の特性を
図6に示す。
【0015】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、弁
体の耐久性と安定した制御圧特性の両立を図り得る制御
弁及びソレノイドバルブを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、弁体を、弁座に接離して該弁座
に開口する流路を開閉し、該流路に入力される流体圧を
制御するもので、前記弁体の先端に前記流路内に向って
縮径となるテーパ部を有する制御弁において、前記弁体
のテーパ部の外周縁に前記弁座の弁座面に接離する平面
部を設けたことを特徴とする。
【0017】また、内部中空のソレノイド本体と、該ソ
レノイド本体の中空内部に摺動自在に挿入される磁性体
製の可動部材と、該可動部材と対向して同軸的に設けら
れる磁性体製の固定部材と、前記可動部材に作動連結さ
れる弁体と、該弁体に対向して設けられる弁座と、該弁
座に開口する流路とを備え、前記ソレノイド本体の非通
電・通電することによって、前記可動部材を前記固定部
材に対して往復駆動させ、前記弁体を前記弁座に接離さ
せて前記流路を開閉し、該流路に入力される流体圧を制
御するもので、前記弁体の先端に前記流路内に向って縮
径となるテーパ部を有するソレノイドバルブにおいて、
前記弁体のテーパ部の外周縁に前記弁座の弁座面に接離
する平面部を設けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成の制御弁にあっては、弁体の先端に弁
座の流路内に向って縮径となるテーパ部を設け、そのテ
ーパ部の外周縁に弁座面に接離する平面部を設けてい
る。
【0019】即ち、弁体の先端が弁座に接するとき、弁
座面と平面部間でシールされることになるため、弁座に
開口する流路の周縁にかみ込む心配がなく、弁体は耐久
性を有することになる。またその平面部より弁座の流路
内に向って縮径となるテーパ部を有していることから、
流路を開いて流体圧の制御時、その流路を通る流体の流
れがテーパ部の外周面に沿って整えられ、その流れによ
り弁体が自ら流路と同軸となるように働くので、制御圧
特性が安定することになる。
【0020】以上のことから、弁体の耐久性と安定した
制御圧特性の両立が図れる。
【0021】また、上記した弁体の先端の形状をソレノ
イドバルブの可動部材に作動連結される弁体に適用する
ことにより、上記したように弁体の耐久性を有すること
になる。また、テーパ部を有していることから、上記し
たように流体圧の制御時、流路を通る流体の流れがテー
パ部の外周面に沿って整えられ、その流れにより弁体が
自ら流路と同軸となるように働く。これにより、弁体に
作動連結されている可動部材と流路とが同軸となるた
め、ソレノイド本体に通電される電流と制御圧との特性
が低ヒステリシスで安定したものとなる。
【0022】以上のことから、ソレノイドバルブにおい
て弁体の耐久性と安定した電流−制御圧の特性の両立が
図れる。
【0023】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。本発明の一実施例に係る制御弁としてのソレノイ
ドバルブを示す図1において、1はソレノイドバルブの
全体を示しており、いわゆるポペットタイプとなってい
る。
【0024】このソレノイドバルブ1は、概略、内部に
中空部2を有するソレノイド本体1Aと、ソレノイド本
体1Aの中空部2に往復動自在に挿入される磁性体製の
可動部材としてのプランジャ3と、プランジャ3に作動
連結された弁体としてのロッド4と、プランジャ3と対
向して同軸的に設けられる磁性体製の固定部材としての
センターポスト5と、センターポスト5とプランジャ3
との間に設けられ、プランジャ3をセンターポスト5か
ら離間する方向に付勢する付勢手段としてのスプリング
6と、ソレノイド本体1Aと一体的に設けられている弁
本体7とを備えている。
【0025】ソレノイド本体1Aは、両端を開口するケ
ース8と、そのケース8内に収納される軸方向に貫通す
る中空部2を有するボビン9に巻つけられたコイル10
と、コイル10に通電するためのリード線20と、コイ
ル10の図中上端部にボビン9を介して設けられるリー
ド線20をコイル10に接続すべく保持するためのスペ
ーサリテーナ23と、ケース8の一方の開口端部側に設
けられたケース8からの磁路をプランジャ3に案内する
ロアプレート11と、ケース8の他方の開口端部側に設
けられたセンターポスト5からの磁路をケース8に案内
するためのアッパープレート12とを備えている。
【0026】ボビン9の中空部2は、段付で弁本体7の
反対側の方の径が大となっており、その大径部21にセ
ンターポスト5が挿入固定され、弁本体7側の小径部2
2にプランジャ3が摺動自在に挿入される。
【0027】ボビン9の図中上端面にはスペーサリテー
ナ23が設けられており、このスペーサリテーナ23
は、ボビン9の反対側を開口する環状凹部を有する形状
で、その環状凹部内にリード線20が保持される。
【0028】アッパープレート12は、環状で、その内
径は中空部2の大径部21の径とほぼ同一となってい
る。このアッパープレート12は、スペーサリテーナ2
3上に波ワッシャ24を介して設けられており、ケース
8の開口端部にてかしめ固定されている。
【0029】ロアプレート11は、径方向外向きのフラ
ンジ部11Bを有する円筒状部材で、その円筒部11A
は中空部2の小径部22の内周部に埋設され、フランジ
部11Bの外周面はケース8の内周面に当接するように
なっている。
【0030】このロアプレート11の図中下側に弁本体
7が設けられている。
【0031】弁本体7は、中心軸線上に中空部2側を開
口する凹部71を有し、その外周部は径方向外方に伸び
ており、外向きフランジ部72を有した断面略T字状と
なっている。この弁本体7の外向きフランジ部72のソ
レノイド本体1A側端面は、ロアプレート11の図中下
端面の形に沿った形状となっている。そして、その端面
がロアプレート11のフランジ部11Bの下端面に当接
するように弁本体7が配置され、ケース8の開口端部の
折曲部81にてソレノイド本体1Aに対して弁本体7が
取付けられている。
【0032】また、弁本体7の外向きフランジ部72に
は、凹部71と外部とを連通するドレインポート19を
有しており、またケース8の折曲部81にはスリット8
2を有しており、流体がドレインポート19,スリット
82を介して排出されるようになっている。
【0033】そして、ソレノイド本体1Aの中空部2の
小径部22に摺動自在に挿入されているプランジャ3
は、断面略コ字状で、その閉塞部には中心軸線上に弁本
体7の凹部71内に臨んで伸びる弁体を成すロッド4が
一体的に設けられている。
【0034】このロッド4に対向して、弁本体7に弁座
17が設けられている。つまり、弁本体7には凹部71
に開口し、中心軸線上に貫通形成されるポート73を有
しており、そのポート73の凹部71側開口端部の内周
に弁座17が嵌着固定されている。
【0035】この弁座17には、流路として、ポート7
3を介して流体圧が入力される入力ポート18が中心軸
線上に貫通形成されている。また、弁座17の弁座面1
7Aは平坦面となっている。
【0036】そして、弁座17に接離するロッド4の先
端は、次のような形状となっている。即ち、弁座17の
入力ポート18内に向って縮径となるテーパ部としてポ
ペット部41を有しており、そのポペット部41の外周
縁に、いわゆるポペットエンド部に平面部42を設けた
ものである。つまり、平面部42の外径がロッド4の径
となっており、それより径方向内側がポペットエンド部
となって入力ポート18内に向うポペット部41が設け
られているのである。
【0037】そして、ポペットエンド部の径φAと弁座
17の入力ポート18の孔径φBとの寸法関係は、φB
の方がわずかに大きくなっている。
【0038】また、プランジャ3に対向して設けられる
センターポスト5は、筒状で、その外周面には外周ねじ
部51を有している。一方、アッパープレート12,ス
ペーサリテーナ23の内周面にもねじ部を有しており、
そのねじ部にセンターポスト5の外周ねじ部51を螺合
することで、センターポスト5が中空部2の大径部21
に挿入固定される。
【0039】またセンターポスト5の内周面にも内周ね
じ部52を有しており、その内周ねじ部52を介して、
スプリング6のセット荷重を変化させるためのアジャス
トスクリュー13が設けられている。
【0040】そして、センターポスト5とプランジャ3
間、即ちアジャストスクリュー13とプランジャ3間に
スプリング6が設けられている。このスプリング6は、
一端がアジャストスクリュー13の端部に有する外周溝
13Aの端面に当接し、他端がプランジャ3の凹部内の
底面に当接してプランジャ3をセンターポスト5から離
間する方向に付勢している。つまり、スプリング6のス
プリング力により、プランジャ3に一体的に作動連結さ
れるロッド4の平面部42が弁座17の弁座面17Aに
押し付けられてシールされるのである。
【0041】またセンターポスト5には、プランジャ3
側に開口する凹部53を有しており、その凹部53内に
収納される環状のシム14を介して、プランジャ3の端
部が凹部53内に入り込むようになっている。
【0042】このように構成されたソレノイドバルブ1
は、図1(c)に示す油圧回路に用いられる。この油圧
回路は、元圧P0 をオリフィス15(例えばプレートオ
リフィス)に通した制御圧Pcをソレノイドバルブ1に
て制御するようになっている。
【0043】次にソレノイドバルブ1の作用について説
明する。
【0044】ソレノイド本体1Aの非通電時は、スプリ
ング6のスプリング力によってプランジャ3が押圧さ
れ、そのプランジャ3に作動連結されたロッド4の先端
が、弁本体7内の弁座17に接することになり、入力ポ
ート18が閉じられ、外部の制御部の制御圧が保持され
る。
【0045】一方、ソレノイド本体1Aのコイル10に
リード線20を介して通電した時は、センターポスト5
→アッパープレート12→ケース8→ロアプレート11
→プランジャ3→センターポスト5から成る磁路により
磁気回路が形成され、スプリング6のスプリング力に抗
してプランジャ3がセンターポスト5側に磁気吸引され
る。これにより、プランジャ3に作動連結されているロ
ッド4は弁座17から離間し、入力ポート18が開かれ
る。これにより、入力ポート18と排出ポート19が連
通し、入力ポート18からの制御流体がケース8のスリ
ット82を介して排出される。
【0046】このように、ソレノイド本体1Aに電流を
印加することによって、外部の制御部の制御圧PC を制
御している。
【0047】上記構成のソレノイドバルブにあっては、
ロッド4の先端に弁座17の入力ポート18内に向って
縮径となるポペット部41を設け、そのポペットエンド
部に弁座面17Aに接離する平面部42を設けている。
【0048】即ち、ソレノイド本体1Aの非通電時に
は、スプリング6のスプリング力によりプランジャ3を
介してロッド4の平面部42と弁座面17Aとでシール
されるため、ロッド4の先端と弁座17(特に入力ポー
ト18の周縁)とでかみ込みの心配がなくなり、従来の
ポペット部のみに比べて耐久性が向上する。
【0049】またその平面部42より入力ポート18内
に向って縮径となるポペット部41を有していることか
ら、ソレノイド本体1Aの通電時に入力ポート18が開
かれて制御圧PC の制御時、その入力ポート18を通る
流体の流れがポペット部41の外周面に沿って整えら
れ、その流れによりロッド4が自ら入力ポート18と同
軸となるように働く。
【0050】これにより、ロッド4に作動連結されてい
るプランジャ3と入力ポート18とが同軸となるため、
ソレノイド本体1Aのコイル10に通電される電流と制
御圧との特性が低ヒステリシスで安定したものとなる。
【0051】このことから、ポペット部41のポペット
エンド部の寸法φAが大きい方がよりプランジャ3と入
力ポート18との同軸になりやすいため、電流−制御圧
の特性がより安定する。但し、大きくし過ぎるとポペッ
ト部41と弁座17とが線シールとなってかみ込みの心
配がある。そこで、ポペットエンド部の径φAと弁座1
7の入力ポート18の孔径φBとの寸法関係は、φB=
φA+(0.2〜0.3)mmとするのが好ましい。この
ときの電流−制御圧の特性を図4に示す。
【0052】以上のことから、ロッド4の耐久性と安定
した電流−制御圧の特性の両立を図ることができる。
【0053】尚、上記実施例では、制御弁としてソレノ
イドバルブについて説明したが、本発明の特徴は弁体と
弁座に開口する流路との構成に関わることから、弁体の
駆動手段がソレノイドでなく、その他油圧等の流体圧を
利用する制御弁についても同様に適用することができ
る。
【0054】また、上記実施例では、可動部材としての
プランジャ3に弁体としてのロッド4を一体的に作動連
結されているものを例にとって説明したが、これに限る
ものではなく、可動部材と弁体とが別体であっても作動
連結されている構成であれば、同様に適用することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、弁体の先端に弁座の流路内に向って縮径となるテー
パ部を設け、そのテーパ部の外周縁に弁座面に接離する
平面部を設けていることから、次に示す効果を奏する。
【0056】即ち、弁体の先端が弁座に接するとき、弁
座面と平面部間でシールされることになるので、弁座に
開口する流路の周縁にかみ込む心配がなく、弁体は耐久
性を有することになる。またその平面部より弁座の流路
内に向って縮径となるテーパ部を有しているので、流路
を開いて流体圧の制御時、その流路を通る流体の流れが
テーパ部の外周面に沿って整えられ、その流れにより弁
体が自ら流路と同軸となるように働くため、制御圧特性
が安定することになる。
【0057】以上のことから、弁体の耐久性と安定した
制御圧特性の両立を図ることができる。
【0058】また、上記した弁体の先端の形状をソレノ
イドバルブのソレノイド本体の可動部材に作動連結され
る弁体に適用することにより、上記したように弁体の耐
久性を有することになる。また、テーパ部を有している
ことから、上記したように流体圧の制御時、流路を通る
流体の流れがテーパ部の外周面に沿って整えられ、その
流れにより弁体が自ら流路と同軸となるように働く。こ
れにより、弁体に作動連結されている可動部材と流路と
が同軸となるため、ソレノイド本体に通電される電流と
制御圧との特性が低ヒステリシスで安定したものとな
る。
【0059】以上のことから、ソレノイドバルブにおい
て弁体の耐久性と安定した電流−制御圧の特性の両立を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係る制御弁と
してのソレノイドバルブの断面図であり、同図(b)は
同図(a)のプランジャの拡大断面図であり、同図
(c)は本発明の一実施例に係るソレノイドバルブを用
いた油圧回路図である。
【図2】図2(a)は従来の制御弁としてのソレノイド
バルブの断面図であり、同図(b)は同図(a)のプラ
ンジャの拡大断面図である。
【図3】図3(a)は他の従来の制御弁としてのソレノ
イドバルブの断面図であり、同図(b)は同図(a)の
プランジャの拡大断面図である。
【図4】図4は図1の本発明の一実施例に係る制御弁と
してのソレノイドバルブの電流−制御圧の特性のグラフ
である。
【図5】図5は図2の従来のソレノイドバルブの電流−
制御圧の特性のグラフである。
【図6】図6は図3の従来のソレノイドバルブの電流−
制御圧の特性のグラフである。
【符号の説明】
1 ソレノイドバルブ(制御弁) 1A ソレノイド本体 2 中空部 21 大径部 22 小径部 3 プランジャ(可動部材) 4 ロッド(弁体) 41 ポペット部(テーパ部) 42 平面部 5 センターポスト(固定部材) 51 外周ねじ部 52 内周ねじ部 53 凹部 6 スプリング 7 弁本体 71 凹部 72 外向きフランジ部 73 ポート 8 ケース 81 折曲部 82 スリット 9 ボビン 10 コイル 11 ロアプレート 11A 円筒部 11B フランジ部 12 アッパープレート 13 アジャストスクリュー 13A 外周溝 14 シム 15 オリフィス 17 弁座 17A 弁座面 18 入力ポート(流路) 19 ドレインポート 20 リード線 23 スペーサリテーナ 24 波ワッシャ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】ロッド103Aの先端は、ソレノイドバル
ブ100は、図に示すように平面であり、ソレノイド
バルブ200は、図に示すようにロッド103Aの外
径が弁座107の入力ポート108内に向って縮径とな
るテーパ部、いわゆるポペット部103Bを有してい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、プランジャ3に対向して設けられる
センターポスト5は、筒状で、その外周面には外周ねじ
部51を有している。一方、アッパープレート12の
周面にもねじ部を有しており、そのねじ部にセンターポ
スト5の外周ねじ部51を螺合することで、センターポ
スト5が中空部2の大径部21に挿入固定される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体を、弁座に接離して該弁座に開口す
    る流路を開閉し、該流路に入力される流体圧を制御する
    もので、 前記弁体の先端に前記流路内に向って縮径となるテーパ
    部を有する制御弁において、 前記弁体のテーパ部の外周縁に前記弁座の弁座面に接離
    する平面部を設けたことを特徴とする制御弁。
  2. 【請求項2】 内部中空のソレノイド本体と、 該ソレノイド本体の中空内部に摺動自在に挿入される磁
    性体製の可動部材と、 該可動部材と対向して同軸的に設けられる磁性体製の固
    定部材と、 前記可動部材に作動連結される弁体と、 該弁体に対向して設けられる弁座と、 該弁座に開口する流路とを備え、 前記ソレノイド本体の非通電・通電することによって、
    前記可動部材を前記固定部材に対して往復駆動させ、前
    記弁体を前記弁座に接離させて前記流路を開閉し、該流
    路に入力される流体圧を制御するもので、 前記弁体の先端に前記流路内に向って縮径となるテーパ
    部を有するソレノイドバルブにおいて、 前記弁体のテーパ部の外周縁に前記弁座の弁座面に接離
    する平面部を設けたことを特徴とするソレノイドバル
    ブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220275B1 (en) 1998-05-25 2001-04-24 Nok Corporation Solenoid valve
JP2003065457A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Nidec Tosok Corp 電磁弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220275B1 (en) 1998-05-25 2001-04-24 Nok Corporation Solenoid valve
JP2003065457A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Nidec Tosok Corp 電磁弁

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