JPH09144776A - 流体継手用の回転軸体及びその製造方法 - Google Patents
流体継手用の回転軸体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH09144776A JPH09144776A JP32224195A JP32224195A JPH09144776A JP H09144776 A JPH09144776 A JP H09144776A JP 32224195 A JP32224195 A JP 32224195A JP 32224195 A JP32224195 A JP 32224195A JP H09144776 A JPH09144776 A JP H09144776A
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- Japan
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- fluid coupling
- flange
- fitting hole
- brazing
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信頼性が高く、しかも安価な流体継手用の回
転軸体と製品を提供するとともに、上記の信頼性が高
く、しかも安価な流体継手用の回転軸体を少ない工数で
加工し得る製造方法を提供する。 【解決手段】 自動車エンジンの冷却ファン用流体継手
の一部を構成し、フランジ部と軸部とを有する回転軸体
において、前記回転軸体のフランジ部と軸部とがろう付
け手段により一体に形成されてなり、また、回転軸体の
フランジ部と軸部とをろう付けするろう材がCuまたは
Ni−P合金からなり、さらに、回転軸体の軸部の外周
面からフランジ部の表面に移行する部分が曲面にて形成
されてなり、前記嵌合部を前記曲面の間に位置せしめた
流体継手用の回転軸体。
転軸体と製品を提供するとともに、上記の信頼性が高
く、しかも安価な流体継手用の回転軸体を少ない工数で
加工し得る製造方法を提供する。 【解決手段】 自動車エンジンの冷却ファン用流体継手
の一部を構成し、フランジ部と軸部とを有する回転軸体
において、前記回転軸体のフランジ部と軸部とがろう付
け手段により一体に形成されてなり、また、回転軸体の
フランジ部と軸部とをろう付けするろう材がCuまたは
Ni−P合金からなり、さらに、回転軸体の軸部の外周
面からフランジ部の表面に移行する部分が曲面にて形成
されてなり、前記嵌合部を前記曲面の間に位置せしめた
流体継手用の回転軸体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
を冷却するために利用されるファンを駆動するための流
体継手用の回転軸体及びその製造方法に関するものであ
る。
を冷却するために利用されるファンを駆動するための流
体継手用の回転軸体及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンを冷却するために利用
されるファンを駆動するための流体継手のうち、特に温
度感応式流体型ファン・カップリング装置の一例が図5
に示されている。このような流体継手用の回転軸体6に
ついては、軸部とフランジ部とが一体に構成され、ベア
リング等の転がり軸受Bを介して片持ち支承で駆動され
ることが一般的である。自動車のエンジンの冷却のため
の主要部品を構成するものであるところから、流体継手
の回転軸体に対する信頼性は高く示されることが要求さ
れ、鋳造又は鍛造によって軸部とフランジ部とを一体に
形成した半製品を入手し、前記半製品を切削加工等の機
械加工して図4のような流体継手用の回転軸体6を市場
に供給していた。
されるファンを駆動するための流体継手のうち、特に温
度感応式流体型ファン・カップリング装置の一例が図5
に示されている。このような流体継手用の回転軸体6に
ついては、軸部とフランジ部とが一体に構成され、ベア
リング等の転がり軸受Bを介して片持ち支承で駆動され
ることが一般的である。自動車のエンジンの冷却のため
の主要部品を構成するものであるところから、流体継手
の回転軸体に対する信頼性は高く示されることが要求さ
れ、鋳造又は鍛造によって軸部とフランジ部とを一体に
形成した半製品を入手し、前記半製品を切削加工等の機
械加工して図4のような流体継手用の回転軸体6を市場
に供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋳造又
は鍛造による半製品を機械加工して製品とする場合に
は、所要工程が複雑となり、発生する切削屑も増加して
くるため、コストの低減は容易ではなく、その改善が望
まれていた。
は鍛造による半製品を機械加工して製品とする場合に
は、所要工程が複雑となり、発生する切削屑も増加して
くるため、コストの低減は容易ではなく、その改善が望
まれていた。
【0004】本発明は、上記の従来技術の問題点に着目
して、信頼性が高く、しかも安価な製品を提供するとと
もに、併せて少ない工数で製造し得る流体継手用の回転
軸体及びその製造方法を提供することを課題とする。
して、信頼性が高く、しかも安価な製品を提供するとと
もに、併せて少ない工数で製造し得る流体継手用の回転
軸体及びその製造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するため、鋭意研究開発を進めた結果、フラン
ジ部と軸部とを別体に成形して回転軸体を構成すると所
期の目的を達成しうることを見出だし本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、フランジ部を有する軸
部からなる自動車エンジンの冷却ファン用流体継手用の
回転軸体において、別体に形成されたフランジ部の嵌合
孔に軸部の一端を嵌合し、該嵌合部をろう付けしてフラ
ンジ部と軸部を一体に形成してなる流体継手用の回転軸
体を特徴とするものである また前記軸部の外周面からフランジ部の表面に移行され
る部分が曲面状に形成され、前記嵌合部を前記曲面の間
に位置せしめたり、さらに前記ろう付部の長さが、前記
フランジ部の肉厚の1.5倍以上であると好ましい。
題を解決するため、鋭意研究開発を進めた結果、フラン
ジ部と軸部とを別体に成形して回転軸体を構成すると所
期の目的を達成しうることを見出だし本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、フランジ部を有する軸
部からなる自動車エンジンの冷却ファン用流体継手用の
回転軸体において、別体に形成されたフランジ部の嵌合
孔に軸部の一端を嵌合し、該嵌合部をろう付けしてフラ
ンジ部と軸部を一体に形成してなる流体継手用の回転軸
体を特徴とするものである また前記軸部の外周面からフランジ部の表面に移行され
る部分が曲面状に形成され、前記嵌合部を前記曲面の間
に位置せしめたり、さらに前記ろう付部の長さが、前記
フランジ部の肉厚の1.5倍以上であると好ましい。
【0006】さらに、本発明は、フランジ部を有する軸
部からなる自動車エンジンの冷却ファン用流体継手用の
回転軸体の製造方法において、前記フランジ部と軸部と
を予め別体として成形したのち、前記フランジ部に嵌合
孔を穿設し、次いで該嵌合孔に軸部の一端を嵌合してろ
う付けにより一体に形成し、さらに軸部の外周面からフ
ランジ部の表面に移行する部分を曲面状に形成する流体
継手用の回転軸体の製造方法を特徴とする。この際に、
前記フランジ部の一面に突出する円形突起に嵌合孔を穿
設するとともに、該嵌合孔の周囲をボスとして形成する
と好ましい。
部からなる自動車エンジンの冷却ファン用流体継手用の
回転軸体の製造方法において、前記フランジ部と軸部と
を予め別体として成形したのち、前記フランジ部に嵌合
孔を穿設し、次いで該嵌合孔に軸部の一端を嵌合してろ
う付けにより一体に形成し、さらに軸部の外周面からフ
ランジ部の表面に移行する部分を曲面状に形成する流体
継手用の回転軸体の製造方法を特徴とする。この際に、
前記フランジ部の一面に突出する円形突起に嵌合孔を穿
設するとともに、該嵌合孔の周囲をボスとして形成する
と好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に関して以下
に図面を参照して詳述する。図1は本発明の実施例にな
る流体継手の回転軸体の縦断面図、図2は本発明の他の
実施例になる流体継手の回転軸体の縦断面図、図3は本
発明の他の実施例において、ボスを形成したフランジ部
を用いた場合のろう付け作業時の各部配置断面図であ
る。
に図面を参照して詳述する。図1は本発明の実施例にな
る流体継手の回転軸体の縦断面図、図2は本発明の他の
実施例になる流体継手の回転軸体の縦断面図、図3は本
発明の他の実施例において、ボスを形成したフランジ部
を用いた場合のろう付け作業時の各部配置断面図であ
る。
【0008】本発明は、図1に示すように鍛造加工の後
機械加工により、予め所定形状に成形された一面に円形
状の突起部を有するフランジ部2と、該フランジ部2の
円形状の突起部に嵌合孔3を穿設するとともに、該嵌合
孔3の周囲にボス1を形成し、嵌合孔3に同じく別体で
成形された軸部4の一端を嵌合して、前記フランジ部2
の下面と、軸部4の一端が好ましくは同一平面に位置す
るようにして位置せしめる。ボス1の上面で軸部4との
嵌合孔3の内周面側に環状凹溝5を形成し、該環状凹溝
5に純銅のリング状ろう材あるいは純銅の粉末を使用し
たペースト状ろう材11を配置したり、該環状凹溝5に
JIS Z 3265 BNi−6(P10〜12重量
%、残部Ni)のろう材11を配置したり、あるいは前
記JIS Z3265 BNi−6のろう材からなるめ
っきを前記環状凹溝5または軸部4の外周面7の少なく
とも一方に施し、還元性減圧雰囲気にて炉中ろう付けを
行った。この際のろう付け温度は、純銅を使用した場合
は、約1120℃であり、またJIS Z 3265
BNi−6を使用した場合は、約1025℃であった。
その後、前記フランジ部2と、軸部4とのろう付けによ
り一体成形された流体継手用の回転軸体6の軸部の外周
面7からフランジ部の表面8に移行する部分を機械加工
にて曲面9状に形成するとともに、軸部の外周面7及び
フランジ部の表面8も機械加工して、流体継手の回転軸
体6を成形した。
機械加工により、予め所定形状に成形された一面に円形
状の突起部を有するフランジ部2と、該フランジ部2の
円形状の突起部に嵌合孔3を穿設するとともに、該嵌合
孔3の周囲にボス1を形成し、嵌合孔3に同じく別体で
成形された軸部4の一端を嵌合して、前記フランジ部2
の下面と、軸部4の一端が好ましくは同一平面に位置す
るようにして位置せしめる。ボス1の上面で軸部4との
嵌合孔3の内周面側に環状凹溝5を形成し、該環状凹溝
5に純銅のリング状ろう材あるいは純銅の粉末を使用し
たペースト状ろう材11を配置したり、該環状凹溝5に
JIS Z 3265 BNi−6(P10〜12重量
%、残部Ni)のろう材11を配置したり、あるいは前
記JIS Z3265 BNi−6のろう材からなるめ
っきを前記環状凹溝5または軸部4の外周面7の少なく
とも一方に施し、還元性減圧雰囲気にて炉中ろう付けを
行った。この際のろう付け温度は、純銅を使用した場合
は、約1120℃であり、またJIS Z 3265
BNi−6を使用した場合は、約1025℃であった。
その後、前記フランジ部2と、軸部4とのろう付けによ
り一体成形された流体継手用の回転軸体6の軸部の外周
面7からフランジ部の表面8に移行する部分を機械加工
にて曲面9状に形成するとともに、軸部の外周面7及び
フランジ部の表面8も機械加工して、流体継手の回転軸
体6を成形した。
【0009】この場合、流体継手の回転軸体6の軸部4
とフランジ部2との嵌合部、すなわちろう付け部を前記
曲面9内に位置せしめた。一体成形された流体継手の回
転軸体6の曲面9を半径5mmにて成形加工する前のフ
ランジ部2の肉厚は5.2mm、ボス1の高さは9.5
mmであって、曲面加工した後のフランジ部2の肉厚は
5.0mm、ろう付け部10の幅はフランジ部2の肉厚
の1.6倍の8.0mmであった。以上のようにして成
形された流体継手の回転軸体6を用いて組み立てられた
自動車のエンジン冷却ファン用流体継手は規定の強度を
充分に満足した。
とフランジ部2との嵌合部、すなわちろう付け部を前記
曲面9内に位置せしめた。一体成形された流体継手の回
転軸体6の曲面9を半径5mmにて成形加工する前のフ
ランジ部2の肉厚は5.2mm、ボス1の高さは9.5
mmであって、曲面加工した後のフランジ部2の肉厚は
5.0mm、ろう付け部10の幅はフランジ部2の肉厚
の1.6倍の8.0mmであった。以上のようにして成
形された流体継手の回転軸体6を用いて組み立てられた
自動車のエンジン冷却ファン用流体継手は規定の強度を
充分に満足した。
【0010】また、ボス1の高さを3.0mmとし、曲
面加工した後のフランジ部2の肉厚を5.0mmとした
他は、前記流体継手の回転軸体6と同様にして製作した
ろう付け部10の幅は、フランジ部2の肉厚の1.2倍
の6.0mmでしかなかった。このように成形された流
体継手の回転軸体6を用いて組み立てられた自動車のエ
ンジン冷却ファン用流体継手は、ろう付け部10の接合
強度が充分で無く、規定の耐久性を満足し得るものでは
なかった。
面加工した後のフランジ部2の肉厚を5.0mmとした
他は、前記流体継手の回転軸体6と同様にして製作した
ろう付け部10の幅は、フランジ部2の肉厚の1.2倍
の6.0mmでしかなかった。このように成形された流
体継手の回転軸体6を用いて組み立てられた自動車のエ
ンジン冷却ファン用流体継手は、ろう付け部10の接合
強度が充分で無く、規定の耐久性を満足し得るものでは
なかった。
【0011】さらに、曲面加工した後のフランジ部2の
肉厚を5.0mm、ろう付け部の高さをフランジ部2の
肉厚の1.6倍の8.0mmとしたものの、一体成形さ
れた流体継手の回転軸体6の軸部の外周面7からフラン
ジ部の表面8に移行する部分を機械加工にて曲面9に形
成せずにほぼ直角に仕上げた流体継手の回転軸体6を用
いて組み立てられた自動車のエンジン冷却ファン用流体
継手は規定の耐久性を充分に満足し得なかった このように、本発明において、ろう付け部10の幅をフ
ランジ部2の肉厚の好ましくは1.5〜2.0倍と規定
したことにより、軸部4とフランジ部2との接合強度を
必要強度に充分に保ち得ることが分かった。
肉厚を5.0mm、ろう付け部の高さをフランジ部2の
肉厚の1.6倍の8.0mmとしたものの、一体成形さ
れた流体継手の回転軸体6の軸部の外周面7からフラン
ジ部の表面8に移行する部分を機械加工にて曲面9に形
成せずにほぼ直角に仕上げた流体継手の回転軸体6を用
いて組み立てられた自動車のエンジン冷却ファン用流体
継手は規定の耐久性を充分に満足し得なかった このように、本発明において、ろう付け部10の幅をフ
ランジ部2の肉厚の好ましくは1.5〜2.0倍と規定
したことにより、軸部4とフランジ部2との接合強度を
必要強度に充分に保ち得ることが分かった。
【0012】本発明は、また、フランジ部2と軸部4と
のろう付けにより一体成形した後、回転軸体6の軸部の
外周面7からフランジ部の表面8に移行される面を機械
加工にて曲面9状に形成するとともに、軸部の外周面7
及びフランジ部の表面8も機械加工して流体継手の回転
軸体6を成形し、さらに流体継手の回転軸体6の軸部4
とフランジ部2との嵌合部(ろう付け部)が前記曲面9
内に位置するようにして成形したことにより、ろう付け
部10へ応力が集中するのを避けることができ、疲労強
度を向上することが可能になった。
のろう付けにより一体成形した後、回転軸体6の軸部の
外周面7からフランジ部の表面8に移行される面を機械
加工にて曲面9状に形成するとともに、軸部の外周面7
及びフランジ部の表面8も機械加工して流体継手の回転
軸体6を成形し、さらに流体継手の回転軸体6の軸部4
とフランジ部2との嵌合部(ろう付け部)が前記曲面9
内に位置するようにして成形したことにより、ろう付け
部10へ応力が集中するのを避けることができ、疲労強
度を向上することが可能になった。
【0013】さらに本発明は、フランジ部2に設けたボ
ス1の上面で軸部4の嵌合孔3の内周面に形成された環
状凹溝5を利用してろう材11を配置することによりろ
う材11がフランジ部2へたれ落ちる(ろうだれ)こと
を防ぎ、ろう材11の有効利用が可能となり嵌合孔3へ
のろう材の侵入と隙間へのろう材の重点が改良されると
ともに、ろうだれを取り除く後処理の必要性をなくし
た。以上のように、本発明による流体継手用の回転軸体
を用いて組み立てられた自動車のエンジン冷却ファン用
流体継手は規定の強度を充分に満足するものであった。
ス1の上面で軸部4の嵌合孔3の内周面に形成された環
状凹溝5を利用してろう材11を配置することによりろ
う材11がフランジ部2へたれ落ちる(ろうだれ)こと
を防ぎ、ろう材11の有効利用が可能となり嵌合孔3へ
のろう材の侵入と隙間へのろう材の重点が改良されると
ともに、ろうだれを取り除く後処理の必要性をなくし
た。以上のように、本発明による流体継手用の回転軸体
を用いて組み立てられた自動車のエンジン冷却ファン用
流体継手は規定の強度を充分に満足するものであった。
【0014】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、従来よ
り課題とされてきた自動車のエンジン冷却ファン用流体
継手の回転軸体を簡単かつ安価に製造でき、かつその信
頼性も高い製品を提供することが可能となった。
り課題とされてきた自動車のエンジン冷却ファン用流体
継手の回転軸体を簡単かつ安価に製造でき、かつその信
頼性も高い製品を提供することが可能となった。
【図1】本発明の実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例において、ボスを形成した
フランジ部を用いた場合のろう付け作業時の各部配置断
面図である。
フランジ部を用いた場合のろう付け作業時の各部配置断
面図である。
【図4】従来例による回転軸体の縦断面図である。
【図5】従来の流体継手の装置全体を示す縦断面図であ
る。
る。
1 ボス 2 フランジ部 3 嵌合孔 4 軸部 5 環状凹溝 6 流体継手の回転軸体 7 軸部の外周面 8 フランジ部の表面 9 曲面 10 ろう付け部 11 ろう材
Claims (5)
- 【請求項1】 フランジ部を有する軸部からなる自動車
エンジンの冷却ファン用流体継手用の回転軸体におい
て、別体に形成されたフランジ部の嵌合孔に軸部の一端
を嵌合し、該嵌合部をろう付けしてフランジ部と軸部を
一体に形成してなることを特徴とする流体継手用の回転
軸体。 - 【請求項2】 前記軸部の外周面からフランジ部の表面
に移行される部分が曲面状に形成され、前記嵌合部を前
記曲面の間に位置せしめたことを特徴とする請求項1記
載の流体継手用の回転軸体。 - 【請求項3】 前記ろう付部の長さが、前記フランジ部
の肉厚の1.5倍以上であることを特徴とする請求項1
または2記載の流体継手用の回転軸体。 - 【請求項4】 フランジ部を有する軸部からなる自動車
エンジンの冷却ファン用流体継手用の回転軸体の製造方
法において、前記フランジ部と軸部とを予め別体として
成形したのち、前記フランジ部に嵌合孔を穿設し、次い
で該嵌合孔に軸部の一端を嵌合してろう付けにより一体
に形成し、さらに軸部の外周面からフランジ部の表面に
移行する部分を曲面状に形成することを特徴とする流体
継手用の回転軸体の製造方法。 - 【請求項5】 前記フランジ部の一面に突出する円形突
起に嵌合孔を穿設するとともに、該嵌合孔の周囲をボス
として形成したことを特徴とする請求項4記載の流体継
手用の回転軸体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32224195A JPH09144776A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 流体継手用の回転軸体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32224195A JPH09144776A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 流体継手用の回転軸体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144776A true JPH09144776A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18141496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32224195A Pending JPH09144776A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 流体継手用の回転軸体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09144776A (ja) |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP32224195A patent/JPH09144776A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060630 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |