JPH0914452A - オイルシールリップの潤滑構造 - Google Patents

オイルシールリップの潤滑構造

Info

Publication number
JPH0914452A
JPH0914452A JP8036739A JP3673996A JPH0914452A JP H0914452 A JPH0914452 A JP H0914452A JP 8036739 A JP8036739 A JP 8036739A JP 3673996 A JP3673996 A JP 3673996A JP H0914452 A JPH0914452 A JP H0914452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
shaft
oil seal
containing plastic
molded body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8036739A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Yabe
俊一 矢部
Fumio Ueki
史雄 植木
Hiroji Eto
博二 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP8036739A priority Critical patent/JPH0914452A/ja
Priority to US08/639,948 priority patent/US6004039A/en
Publication of JPH0914452A publication Critical patent/JPH0914452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/324Arrangements for lubrication or cooling of the sealing itself
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/52Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S384/00Bearings
    • Y10S384/90Cooling or heating
    • Y10S384/913Metallic compounds

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】軸とシールケースとの間に介装されたオイルシ
ールのリップを潤滑するための構造において、十分な潤
滑効果が期待できるものを提供する。 【解決手段】オイルシール1とシールケース2との隙間
に嵌合部31が圧入されたスプリングカバー3のカバー
部32に、環状の潤滑剤含有プラスチック成形体4を固
定した。この潤滑剤含有プラスチック成形体4は、内周
円が軸Sの外周円と同径であり、また、ガータスプリン
グ5の弾性力によりその内周面が軸Sに確実に接触する
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電車の車軸等に用
いられる車両用軸受等と組み合わせて使用されるオイル
シールのリップを潤滑するための構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用軸受と組み合わせて使用さ
れるオイルシールとしては、図13に示すような、ガー
タスプリング付オイルシールがある。このオイルシール
1は、ダストリップ11aを有するとともに主リップ1
1bの外周にガータスプリング13が配されたものであ
り、軸Sとシールケース2との間に挿入された後に、シ
ールケース2と金属環12の嵌合部12aとの間にスプ
リングカバー3を圧入して固定するのが一般的な取付方
法である。このようなオイルシール1の主リップ11b
と軸Sとの間には摩擦・磨耗が生じるが、これらの間の
潤滑は、軸受Jから漏れ出てくる少量の潤滑剤に頼って
いるのが現状であり、潤滑が十分とは言い難い場合があ
る。
【0003】また、実開平6−32837号公報には、
相互の嵌合部を合わせ、且つ軸方向に所定の隙間を開け
て配置される一対の金属環と、各金属環の内周縁にそれ
ぞれ固定されたゴムリップとで構成されるオイルシール
について、金属環同士の前記隙間にプラスチックグリー
スを充填することにより、プラスチックグリースから滲
み出てくる潤滑剤を各リップに供給することが開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平6−32837号公報に記載の方法では、潤滑剤の
滲み出し位置が軸から離れていることや、プラスチック
グリースの充填作業が難しいこと等から、十分な潤滑効
果が安定的に得られない場合があるという問題点があ
る。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、軸と外周部材との間に介
装されたオイルシールのリップを潤滑するための構造に
おいて、十分な潤滑効果が安定的に得られるものを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、軸とこれを包囲する外周部材との間に介
装されたオイルシールのリップを潤滑するための構造に
おいて、環状の潤滑剤含有プラスチック成形体を、その
内周面が前記軸のオイルシール近傍部分に接触する状態
で前記外周部材に固定するか、または、前記軸のオイル
シール近傍部分に固定したことを特徴とするオイルシー
ルリップの潤滑構造を提供する。
【0007】ここで、潤滑剤含有プラスチック成形体を
外周部材に固定する際には、外周部材に相当するシール
ケースに直接固定してもよいし、前述のようにオイルシ
ールとシールケースとの間にスプリングカバーが介装さ
れる場合にはこのスプリングカバーに固定してもよい。
前記潤滑剤含有プラスチック成形体は、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリメチルペンテン等
のポリオレフィン系ポリマーから選定されたポリマー
に、潤滑剤として、ポリα−オレフィン油のようなパラ
フィン系炭化水素油、ナフテン系炭化水素油、鉱油、ジ
アルキルジフェニルエーテルのようなエーテル油、フタ
ル酸エステルおよびトリメリット酸エステルのようなエ
ステル油等のいずれかを混合して加熱溶融した後、所定
の型に注入して加圧しながら冷却固化させて成形したも
のであり、例えば圧縮成形や射出成形により製造され
る。
【0008】前記ポリマーの平均分子量は1×103
5×106 の範囲にあるが、前記潤滑剤含有プラスチッ
ク成形体用としては、その中で平均分子量1×103
1×105 の比較的低分子量のものと、1×106 〜5
×106 という超高分子量のものとを単独で、または成
形後の剛性と成形性とに応じてこれらを混合して使用す
る。
【0009】また、前記潤滑剤含有プラスチック成形体
は、機械的強度を向上させる目的で、前記ポリオレフィ
ン系ポリマー以外に、以下のような熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂を一種類または二種類以上含むものであっても
よい。含有可能な熱可塑性樹脂としては、ポリアミド、
ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
フェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリスチ
レン、ABS樹脂等が挙げられる。
【0010】含有可能な熱硬化性樹脂としては、不飽和
ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ
る。なお、これらの樹脂をポリオレフィン系ポリマーに
対してより均一な状態で分散させるために、必要に応じ
て相溶化剤を加えて成形を行ってもよい。また、前記潤
滑剤含有プラスチック成形体は、これら以外にも、酸化
防止剤、錆止め剤、磨耗防止剤、泡消し剤、極圧剤等の
各種添加剤を含むものであっもよい。
【0011】この潤滑剤含有プラスチック成形体の前記
ポリマーと潤滑剤との存在比は、前記ポリマー:潤滑剤
=20〜90重量%:80〜10重量%であることが好
ましい。前記ポリマーの含有量が20重量%未満である
と、成形体としての強度が得られない。また、前記ポリ
マーの含有量が90重量%を超える(潤滑剤の含有量が
10重量%未満となる)と、潤滑剤の供給量が不足す
る。
【0012】また、鉄道用車両の車軸用軸受において
は、電動機や他の装置からの漏れ電流等によって、金属
製の軸と軸ケース(シールケース)に電荷が溜まりやす
く、この溜まった電荷が放電する際に両者の間にある軸
受を通ることになって軸受が電食され、軸受寿命が著し
く短くなるという問題点があり、このような電食を防止
するためには、前記潤滑剤含有プラスチック成形体に導
電性フィラーが含有されていると好ましい。
【0013】この潤滑剤含有プラスチック成形体に含有
可能な導電性フィラーとしては、銀、銅、アルミニウム
等の金属、アルミニウムドープ酸化亜鉛、アンチモンド
ープ酸化スズ被覆硫酸バリウム、アンチモンドープ酸化
スズ被覆ホウ酸アルミニウム、アンチモンドープ酸化ス
ズ被覆酸化チタン、アンチモンドープ酸化スズ、窒素ド
ープ酸化チタン(チタンブラック)、アンチモンドープ
酸化スズ被覆チタン酸カリウム、カーボン被覆チタン酸
カリウム等の非金属酸化物、オイルファーネスブラッ
ク、アセチレンブラック、黒鉛、カーボン繊維等の炭素
材料等が挙げられ、その形態としては、ウィスカー状あ
るいは針状のアスペクト比が高いものが好適である。
【0014】このような導電性フィラーの添加量は、潤
滑剤含有プラスチック成形体全重量に対して10〜40
重量%が適当である。また、このような導電性フィラー
の添加により、潤滑剤含有プラスチック成形体の体積固
有抵抗率を107 Ω・cm以下とすることが、軸受の電
食防止の点で好ましい。より好ましくは、潤滑剤含有プ
ラスチック成形体の体積固有抵抗率を105 Ω・cm以
下とする。
【0015】本発明の潤滑構造のうち、潤滑剤含有プラ
スチック成形体を外周部材に固定したものによれば、軸
の回転等により潤滑剤含有プラスチック成形体と軸との
間に生じる摩擦熱によって、当該潤滑剤含有プラスチッ
ク成形体の表面から潤滑剤が滲み出しやすく、その潤滑
剤が、軸の表面を伝わってリップと軸との間に供給され
るため、リップの潤滑が安定的に且つ十分になされる。
【0016】また、本発明の潤滑構造のうち、潤滑剤含
有プラスチック成形体を軸に固定したものによれば、潤
滑剤含有プラスチック成形体からの潤滑剤が軸の表面を
伝わってリップと軸との間に供給されるため、リップの
潤滑が安定的になされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係るオイルシール
リップの潤滑構造の第一実施形態を示す断面図である。
この潤滑構造において、オイルシール1は、回転軸Sと
これを包囲する円筒状のシールケース(外周部材)2と
の間に介装してあり、この回転軸Sは、軸受Jを介して
図示されない固定側に回転自在に支持されている。ま
た、シールケース2は、内周面で軸受Jの外輪の軸方向
端部を受ける大径部21と、これより径が小さく内側に
オイルシール1が配置される中径部22と、これよりさ
らに径が小さい小径部23と、中径部22と小径部23
との境界でオイルシール1の端部が当接される当接部2
4とを有するそして、オイルシール1は、ガータスプリ
ング付オイルシールであり、ダストリップ11aと主リ
ップ11bを備えたゴム部材11の外側に、断面逆L字
状の金属環12が固定され、主リップ11bの外周にガ
ータスプリング13が配されている。なお、軸Sおよび
シールケース2は共に金属製のものである。
【0018】また、このオイルシール1は、軸受J側か
らシールケース2の内側に挿入され、金属環12をシー
ルケース2の当接部24に当接させて中径部22内に配
置された後に、金属環12の外周面をなす嵌合部12a
とシールケース2との間にスプリングカバー3を圧入す
ることで固定されている。このスプリングカバー3は、
オイルシール1の金属環12と同様に断面逆L字状の環
状体に形成され、その外周面をなす嵌合部31と、内向
きフランジ状のカバー部32とで構成されている。そし
て、スプリングカバー3の嵌合部31が、金属環12の
嵌合部12aとシールケース2との間に圧入され、カバ
ー部32に潤滑剤含有プラスチック成形体4が固定され
ている。
【0019】この潤滑剤含有プラスチック成形体4は、
下記のいずれかの材料を用いて後述される成形条件によ
り、厚さが例えば金属環12の三倍程度(厚さはこれに
限定されるものではない)で断面L字状の環状の成形体
に形成されたものであり、円筒状の内周部41と、その
一端面に配された外向きフランジ状の外周部42とで構
成され、内周部41の内周円は軸Sの外周円と、外周部
42の外周円は、シールケース2の中径部の内周円と同
径になっている。
【0020】そして、この潤滑剤含有プラスチック成形
体4は、スプリングカバー3のカバー部32に外周部4
2を当接して配置され、外周部42の外側面からカバー
部32を貫通するねじB1 により直接的にはスプリング
カバー3に固定され、このスプリングカバー3を介して
シールケース2の中径部22に固定されている。また、
軸Sの外周面は、この潤滑剤含有プラスチック成形体4
の内周部41の内周面に接触している。また、ここで
は、内周部41の外周面にガータスプリング5が配され
ていて、その弾性力により、潤滑剤含有プラスチック成
形体4の内周面が確実に軸Sに接触するようになってい
る。 〔使用材料:その1〕 ポリオレフィン系ポリマー: 三井石油化学工業(株)製、超高分子量ポリエチレン ミペロン(登録商標)XM220 9重量% 三菱油化(株)製、低分子量ポリエチレン PZ50U 21重量% 潤滑剤: 日本石油(株)製、パラフィン系鉱油 FBKオイル「RO100」 50重量% 導電性フィラー: (株)ドナック製、黒鉛化ミルドカーボンファイバー ドナカーボ(登録商標)ミルドSG−244A 20重量% 〔使用材料:その2〕 ポリオレフィン系ポリマー: 三井石油化学工業(株)製、ポリ−4−メチルペンテン−1 TPX(登録商標)DX−845 20重量% 三井石油化学工業(株)製、超高分子量ポリエチレン ミペロン(登録商標)XM220 5重量% 潤滑剤: (株)松村石油研究所 製 ジアルキルジフェニルエーテル モレスコハイルーブ(商品名)LBX−100 60重量% 導電性フィラー: ライオン(株) 導電性カーボンブラック ケッチェンブラック(商品名)600JD 4重量% 呉羽化学工業(株) カーボンファイバー クレカ(商品名)M−102S 11重量% 〔成形条件〕 成形方法:射出成形(インラインスクリュー式) 金型温度: 70℃ 樹脂温度:170℃ 成形圧力:400kg/cm2 したがって、この第一実施形態の潤滑構造では、潤滑剤
含有プラスチック成形体4から滲み出した潤滑剤が、ま
ず軸Sの表面を潤し、その軸Sの表面を伝わって軸方向
の両側に広がって行き、オイルシール1側に広がった潤
滑剤がオイルシール1の主リップ11bと軸Sとの間に
安定的に供給される。
【0021】また、軸Sの回転により潤滑剤含有プラス
チック成形体4と軸Sとの間に摩擦熱が生じるため、潤
滑剤含有プラスチック成形体4から潤滑剤が滲み出しや
すくなるから、主リップ11bの潤滑が十分になされ
る。また、この潤滑剤含有プラスチック成形体4は導電
性フィラーを含有しているため電気伝導度が高く、金属
製である軸Sおよびシールケース2は常に短絡状態にあ
るから、両者に電荷が溜まり難い。これにより、軸受J
の電食を防止することができる。
【0022】さらに、この場合には、潤滑剤含有プラス
チック成形体4がスプリングカバー3の外側に固定され
るため、メンテナンス時に潤滑剤含有プラスチック成形
体4の交換が容易に行える。図2は、本発明に係るオイ
ルシールリップの潤滑構造の第二実施形態を示す断面図
である。
【0023】この潤滑構造において、オイルシール1お
よびこれが介装されている軸Sと円筒状のシールケース
2の構造は前記第一実施形態と同じである。また、オイ
ルシール1の取り付け方、スプリングカバー3の形状、
および潤滑剤含有プラスチック成形体4aの組成も第一
実施形態と同じであり、潤滑剤含有プラスチック成形体
4aの形状およびその配置のみが異なる。
【0024】この潤滑剤含有プラスチック成形体4a
は、シールケース2内におけるスプリングカバー3と軸
受Jとの軸方向における隙間に相当する長さの円筒体に
形成されたものであり、内周円は軸Sの外周円と、外周
円はシールケース2の中径部22の内周円と同径になっ
ている。そして、この潤滑剤含有プラスチック成形体4
aは、スプリングカバー3のカバー部32に一端面を当
接して配置され、外側からシールケース2の中径部22
を貫通するねじB2 によりシールケース2に固定されて
おり、軸Sの外周面はこの潤滑剤含有プラスチック成形
体4aの内周面に接触している。
【0025】したがって、この第二実施形態の潤滑構造
では、潤滑剤含有プラスチック成形体4aから滲み出し
た潤滑剤が、前記第一実施形態と同様に、軸Sを介して
オイルシール1の主リップ11bと軸Sとの間に安定的
に供給されるとともに、軸Sの回転に伴う摩擦熱によっ
て潤滑剤含有プラスチック成形体4aから潤滑剤が滲み
出しやすいことから主リップ11bの潤滑が十分になさ
れ、導電性フィラーを含有していることから軸受Jの電
食も防止される。
【0026】これに加えて、この場合には、潤滑剤含有
プラスチック成形体4aがシールケース2の外側からね
じ止めされているため、前記第一実施形態と比較して、
潤滑剤含有プラスチック成形体4aの取付作業が容易で
ある。また、前記第一実施形態と比較して潤滑剤含有プ
ラスチック成形体4aが大きなものであるため、より長
期の潤滑が可能である。
【0027】図3は、本発明に係るオイルシールリップ
の潤滑構造の第三実施形態を示す断面図である。この潤
滑構造において、オイルシール10が介装されている軸
Sと円筒状のシールケース2の構造は前記第一実施形態
と同じであり、オイルシール10は、ガータスプリング
付オイルシールであるが、第一実施形態のものより金属
環120の嵌合部120aの長さが例えば二倍程度に
(長さはこれに限定されるものではない)長く形成され
ている。また、これに伴ってスプリングカバー30の嵌
合部310も同様に長く形成されている。そして、シー
ルケース2内の軸Sとオイルシール10とスプリングカ
バー30とで囲まれた空間に、環状の潤滑剤含有プラス
チック成形体6が配置されている。
【0028】この潤滑剤含有プラスチック成形体6は、
軸Sに外嵌する内周面を有する内筒部61と、オイルシ
ール10の嵌合部120aに内嵌する外周面を有し且つ
前記内筒部61より長い外筒部62と、同軸に配置され
た内筒部61と外筒部62との隙間に両者と一端面を合
わせて配置されるリング状部63とが一体となった環状
体であり、前記第一実施形態と同じ材料を用いて同じ成
形条件により成形されている。
【0029】そして、この潤滑剤含有プラスチック成形
体6は、外筒部62の外周面を嵌合部120aの内面に
接触させてオイルシール10内に配置され、前記一端面
にカバー部320の内面が接触するようにスプリングカ
バー30が圧入されている。また、この潤滑剤含有プラ
スチック成形体6は、外側からカバー部320を貫通し
てリング状部63に達するねじB3 により、直接的には
スプリングカバー30に固定され、このスプリングカバ
ー30を介してシールケース2の中径部22に固定され
ている。また、内筒部61の外周面にはガータスプリン
グ5が配されていて、その弾性力により、潤滑剤含有プ
ラスチック成形体6の内周面が確実に軸Sに接触するよ
うになっている。
【0030】したがって、この第三実施形態の潤滑構造
では、潤滑剤含有プラスチック成形体6から滲み出した
潤滑剤が、前記第一実施形態と同様に、軸Sを介してオ
イルシール10の主リップ11bと軸Sとの間に安定的
に供給されるとともに、軸Sの回転に伴う摩擦熱によっ
て潤滑剤含有プラスチック成形体6から潤滑剤が滲み出
しやすいことから主リップ11bの潤滑が十分になさ
れ、導電性フィラーを含有していることから軸受Jの電
食も防止される。
【0031】これに加えて、主リップ11bに極めて近
い位置に潤滑剤含有プラスチック成形体6が配設されて
いるため、主リップ11bの潤滑がより確実になされる
という効果がある。図4は、本発明に係るオイルシール
リップの潤滑構造の第四実施形態を示す断面図である。
【0032】この潤滑構造において、オイルシール10
が介装されている軸Sと円筒状のシールケース2の構造
は前記第一実施形態と同じであり、オイルシール10
は、第三実施形態と同じであり、その取り付け方、スプ
リングカバー30の形状、および潤滑剤含有プラスチッ
ク成形体6aの組成も第三実施形態と同じであり、潤滑
剤含有プラスチック成形体6aの形状のみが異なる。
【0033】この潤滑剤含有プラスチック成形体6a
は、第三実施形態の外筒部62の内側に、軸Sの外周面
全体に接触する内周面とスプリングカバー30のカバー
部320の内面に接触する端面とを有する円筒状の内周
部64が一体化された形状のものであり、外側からスプ
リングカバー30のカバー部320を貫通して内周部6
4に達するねじB4 により、直接的にはスプリングカバ
ー30に固定され、このスプリングカバー30を介して
シールケース2の中径部22に固定されている。
【0034】したがって、この第四実施形態の潤滑構造
では、潤滑剤含有プラスチック成形体6aから滲み出し
た潤滑剤が、潤滑剤含有プラスチック成形体6aから滲
み出した潤滑剤が、前記第一実施形態と同様に、軸Sを
介してオイルシール10の主リップ11bと軸Sとの間
に安定的に供給されるとともに、軸Sの回転に伴う摩擦
熱によって潤滑剤含有プラスチック成形体6aから潤滑
剤が滲み出しやすいことから主リップ11bの潤滑が十
分になされ、導電性フィラーを含有していることから軸
受Jの電食も防止される。
【0035】これに加えて、主リップ11bに極めて近
い位置に潤滑剤含有プラスチック成形体6aが配設され
ているため、主リップ11bの潤滑がより確実になされ
るという効果がある。また、第三実施形態と比べると、
潤滑剤含有プラスチック成形体6aが大きなものである
ため、より長期の潤滑が可能である。図5は、本発明に
係るオイルシールリップの潤滑構造の第五実施形態を示
す断面図である。
【0036】この潤滑構造において、オイルシール1と
その取り付け方、およびスプリングカバー3の形状は第
一実施形態と同じであるが、潤滑剤含有プラスチック成
形体4bの形状およびその配置と、シールケース2の形
状が異なる。ここでは、シールケース2の前記小径部2
3側の端部に、潤滑剤含有プラスチック成形体4bの一
端を受けるための内向きフランジ25が形成されてい
る。
【0037】また、潤滑剤含有プラスチック成形体4b
は、シールケース2内のオイルシール1と内向きフラン
ジ25との軸方向における隙間に相当する長さの円筒体
に形成されたものであり、内周円は軸Sの外周円と、外
周円はシールケース2の小径部23の内周円と同径にな
っている。そして、この潤滑剤含有プラスチック成形体
4bは、オイルシール1を取り付ける前に、内向きフラ
ンジ25に一端を当接させた状態で、シールケース2の
小径部23との間に配置され、外側からシールケース2
の小径部23を貫通するねじB5 によりシールケース2
に固定されており、この潤滑剤含有プラスチック成形体
4bの内周面に軸Sの外周面が接触している。
【0038】したがって、この第五実施形態の潤滑構造
では、潤滑剤含有プラスチック成形体4bから滲み出し
た潤滑剤が、前記第一実施形態と同様に、軸Sを介して
オイルシール1の主リップ11bと軸Sとの間に安定的
に供給されるとともに、軸Sの回転に伴う摩擦熱によっ
て潤滑剤含有プラスチック成形体4bから潤滑剤が滲み
出しやすいことから主リップ11bの潤滑が十分になさ
れ、導電性フィラーを含有していることから軸受Jの電
食も防止される。
【0039】これに加えて、潤滑剤含有プラスチック成
形体4bがシールケース2の軸受J側とは反対側の端部
に配設されているため、この潤滑剤含有プラスチック成
形体4bがシールとなってシール効果が高くなるととも
に、この潤滑剤含有プラスチック成形体4bの状態が確
認しやすいという効果がある。図6は、本発明に係るオ
イルシールリップの潤滑構造の第六実施形態を示す断面
図である。
【0040】この潤滑構造において、オイルシール1お
よびこれが介装されている軸Sと円筒状のシールケース
2の構造は前記第一実施形態と同じであり、オイルシー
ル1の取り付け方、およびスプリングカバー3の形状も
第一実施形態と同じであるが、潤滑剤含有プラスチック
成形体7の形状、組成、およびその配置が異なる。この
潤滑剤含有プラスチック成形体7は、オイルシール1の
ダストリップ11aおよび主リップ11bと軸Sとで形
成される空間に配置されるものであり、内周円が軸Sの
外径と同径に形成され、その外周面には、ダストリップ
11aおよび主リップ11bに接触する各接触面を有す
る環状体であって、前記各接触面の間に取付ねじB6
頭部を収める凹部を有している。
【0041】また、この潤滑剤含有プラスチック成形体
7は、前記第一実施形態の使用材料から導電性フィラー
を除いて、その分だけ潤滑油を増量した材料で成形され
ている。そして、この潤滑剤含有プラスチック成形体7
は、オイルシール1を取り付ける前の軸Sに取付ねじB
6 により固定され、その外周にオイルシール1が取り付
けられる。
【0042】したがって、この第六実施形態の潤滑構造
では、潤滑剤含有プラスチック成形体7から滲み出した
潤滑剤が、前記第一実施形態と同様に、軸Sを介してオ
イルシール1の主リップ11bと軸Sとの間に安定的に
供給される。また、この潤滑剤含有プラスチック成形体
7は、オイルシール1の主リップ11bに接触して配置
されているため、主リップ11bの潤滑が十分になされ
る。
【0043】さらに、この潤滑剤含有プラスチック成形
体7は、前記第一乃至第五実施形態と比較して小さな環
状体であるため、材料コストが削減される。図7は、本
発明に係るオイルシールリップの潤滑構造の第七実施形
態を示す断面図である。この潤滑構造において、オイル
シール1およびシールケース2の構造は第一実施形態と
同じであり、オイルシール1の取り付け方およびスプリ
ングカバー3の形状も第一実施形態と同じであるが、潤
滑剤含有プラスチック成形体8の形状、組成、およびそ
の配置が異なる。
【0044】また、この例では、軸Sの外周のオイルシ
ール1が配置されている部分に、軸Sの磨耗防止のため
に軸Sの外周面を覆う筒状のシールウエアリング9が取
り付けてあり、このシールウエアリング9の、オイルシ
ール1のダストリップ11aと主リップ11bとの間に
配置される部分に、両者の軸方向における隙間よりやや
小さな幅で周溝9aが設けてある。
【0045】そして、潤滑剤含有プラスチック成形体8
は、シールウエアリング9の外周面と同じ外周面を有
し、前記周溝9aの底面をなす周面と同径の内周面を有
する円筒体に形成され、この周溝9aに嵌め入れられる
ことにより軸Sに固定されている。また、この潤滑剤含
有プラスチック成形体8は、前記第一実施形態の使用材
料から導電性フィラーを除いた材料で成形されている。
【0046】したがって、この第七実施形態の潤滑構造
では、潤滑剤含有プラスチック成形体8から滲み出した
潤滑剤が、前記第一実施形態と同様に、軸Sを介してオ
イルシール1の主リップ11bと軸Sとの間に安定的に
供給される。また、この潤滑剤含有プラスチック成形体
7は、オイルシール1の主リップ11bに近接して配置
されているため、主リップ11bの潤滑が十分になされ
る。
【0047】図8は、本発明に係るオイルシールリップ
の潤滑構造の第八実施形態を示す断面図である。この潤
滑構造において、オイルシール1とその取付け方、オイ
ルシール1が介装されている軸Sとシールケース2の構
造、スプリングカバー3の形状、および潤滑剤含有プラ
スチック成形体4bの組成、形状、取付け方は前記第五
実施形態と同じであるが、前記第二実施形態と同様の潤
滑剤含有プラスチック成形体4aが更に配置されている
点で異なる。すなわち、この実施形態では、軸Sの長さ
方向でオイルシール1を挟む両側にそれぞれ潤滑剤含有
プラスチック成形体4a,4bが取り付けてある。
【0048】したがって、この第八実施形態の潤滑構造
では、前記第二実施形態および第五実施形態の両方の効
果が得られるとともに、二つの潤滑剤含有プラスチック
成形体4a,4bによって、より長期間における主リッ
プ11bの潤滑および軸受Jの電食防止が可能となる。
図9は、本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造の
第九実施形態を示す断面図である。
【0049】この潤滑構造において、オイルシール1と
その取付け方、オイルシール1が介装されている軸Sと
シールケース2の構造、スプリングカバー3の形状、お
よび潤滑剤含有プラスチック成形体4cの組成は前記第
一実施形態と同じであるが、潤滑剤含有プラスチック成
形体4cの形状およびその配置が異なる。この潤滑剤含
有プラスチック成形体4cは、オイルシール1のゴム部
材11とスプリングカバー3と軸Sとの隙間に弾性変形
状態で埋め込まれる形状に成形されたものであり、オイ
ルシール1をシールケース2に配置し、この潤滑剤含有
プラスチック成形体4cをゴム部材11の凹部に嵌め入
れた後に、スプリングカバー3の嵌合部31を金属環1
2の嵌合部12aとシールケース2との間に圧入するこ
とによって、ゴム部材11とスプリングカバー3と軸S
との隙間に弾性変形状態で埋め込まれる。これにより、
潤滑剤含有プラスチック成形体4cは、軸Sに接触状態
で直接的にはスプリングカバー3に固定され、このスプ
リングカバー3を介してシールケース2に固定されてい
る。
【0050】したがって、この第九実施形態の潤滑構造
では、前記各実施形態と同様に、潤滑剤含有プラスチッ
ク成形体4cから滲み出した潤滑剤が、軸Sを介してオ
イルシール1の主リップ11bと軸Sとの間に安定的に
供給される。また、この潤滑剤含有プラスチック成形体
4cは、オイルシール1の主リップ11bに近接して配
置されているため、主リップ11bの潤滑が十分になさ
れる。さらに、この実施形態ではボルト止めなしでスプ
リングカバー3に固定されるため、取付けにかかる手間
が軽減される。
【0051】図10〜12は、本発明に係るオイルシー
ルリップの潤滑構造の第十乃至第十二実施形態を示す断
面図である。これらの実施形態は、前記第二実施形態の
潤滑構造における潤滑剤含有プラスチック成形体4aの
内周面に周溝を形成して軸Sと接触する面積を減らすこ
とにより、潤滑剤含有プラスチック成形体の取り付けに
伴って増大するトルクの低減化を図ったものである。
【0052】前記周溝の形状は特に限定されないが、図
10の周溝41aのように、断面が三角形で、隣合う溝
同士の間隔が狭く軸Sとの接触がほぼ線接触となるも
の、図11の周溝41bのように、断面が長方形で、軸
Sとの接触が溝幅とほぼ同幅の帯状の面接触となるも
の、図12の周溝41cのように、断面が軸S側に幅広
となる台形で、軸Sとの接触が溝幅より少し幅の狭い帯
状の面接触となるものなどが挙げられる。
【0053】なお、前記各実施形態における潤滑剤含有
プラスチック成形体は加熱することなく配設されるた
め、取付時に主リップ11bの熱劣化が生じない。ま
た、本発明における潤滑剤含有プラスチック成形体の形
状は、前記各実施形態のものに限定されず、軸と同径の
内周面または外周面を有する環状体であればよく、軸と
同径の内周面を有する環状体の場合には、軸に嵌め易く
したり軸との接触条件を設定し易くするために、内周円
の直径に沿った面で二分割されていたり、当該環状体の
一端から軸方向に延びる切り込みが入っていてもよい。
【0054】また、本発明の潤滑構造における軸は、前
記各実施形態のような回転軸に限定されない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るオイ
ルシールリップの潤滑構造によれば、潤滑剤含有プラス
チック成形体からの潤滑剤が軸を介してリップと軸との
間に供給されるため、リップの潤滑が安定的になされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第二実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第三実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第四実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第五実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第六実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第七実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第八実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造に
ついての第九実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造
についての第十実施形態を示す断面図である。
【図11】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造
についての第十一実施形態を示す断面図である。
【図12】本発明に係るオイルシールリップの潤滑構造
についての第十二実施形態を示す断面図である。
【図13】従来の車両用軸受と組み合わせて使用される
オイルシールの取付構造の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
S 軸 1 オイルシール 2 シールケース(外周部材) 4,4a,4b,4c潤滑剤含有プラスチック成形体 6,6a潤滑剤含有プラスチック成形体 7 潤滑剤含有プラスチック成形体 8 潤滑剤含有プラスチック成形体 10 オイルシール 11b 主リップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸とこれを包囲する外周部材との間に介
    装されたオイルシールのリップを潤滑するための構造に
    おいて、 環状の潤滑剤含有プラスチック成形体を、その内周面が
    前記軸のオイルシール近傍部分に接触する状態で前記外
    周部材に固定するか、または、前記軸のオイルシール近
    傍部分に固定したことを特徴とするオイルシールリップ
    の潤滑構造。
JP8036739A 1995-04-26 1996-02-23 オイルシールリップの潤滑構造 Pending JPH0914452A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036739A JPH0914452A (ja) 1995-04-26 1996-02-23 オイルシールリップの潤滑構造
US08/639,948 US6004039A (en) 1995-04-26 1996-04-26 Lubricating structure for oil seals assembled with bearings

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10251195 1995-04-26
JP7-102511 1995-04-26
JP8036739A JPH0914452A (ja) 1995-04-26 1996-02-23 オイルシールリップの潤滑構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0914452A true JPH0914452A (ja) 1997-01-14

Family

ID=26375829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8036739A Pending JPH0914452A (ja) 1995-04-26 1996-02-23 オイルシールリップの潤滑構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6004039A (ja)
JP (1) JPH0914452A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH112249A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Nippon Seiko Kk ボールねじ用サポートユニット
US6474652B1 (en) 1998-10-20 2002-11-05 Nsk Ltd. Shaft seal device
US6880676B2 (en) 1996-06-17 2005-04-19 Nsk Ltd. Feed screw device
JP2006083981A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nok Corp 密封装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2975921B2 (ja) * 1998-02-25 1999-11-10 大塚化学株式会社 微細な導電性繊維、該導電性繊維を配合した樹脂組成物及び導電性糸
JP2002195277A (ja) * 2000-10-19 2002-07-10 Nsk Ltd 転がり軸受
US6997285B2 (en) * 2001-05-16 2006-02-14 Freudenberg-Nok General Partnership Shaft seal with lubrication device
US7931125B2 (en) * 2001-05-16 2011-04-26 Freudenberg-Nok General Partnership Shaft seal with lubrication device
US6681885B2 (en) * 2001-09-19 2004-01-27 Trw Inc. Rack and pinion steering gear with powdered metal bushing
DE10340802B4 (de) * 2003-09-02 2020-08-06 Sew-Eurodrive Gmbh & Co Kg Vorrichtung mit Abtriebswelle und Wellendichtring
US7419165B2 (en) 2004-08-18 2008-09-02 Federal-Mogul World Wide, Inc. Seal assembly and method of manufacturing the same
DE102006012057A1 (de) * 2006-03-08 2007-09-13 Dittmann, Ludwig, Dipl.-Ing. Lagerbuchsensystem für eine zweiteilige Lenkwelle
CN102562817A (zh) * 2012-02-28 2012-07-11 洛阳轴研科技股份有限公司 轴承低速重载工况下所使用的组合式密封装置设计方法
JP6081179B2 (ja) * 2012-12-14 2017-02-15 Nok株式会社 密封装置
DE102016010926A1 (de) 2016-03-03 2017-09-07 Kaco Gmbh + Co. Kg Wellenerdungsring
JP6967087B2 (ja) * 2017-12-27 2021-11-17 Nok株式会社 密封装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626128Y2 (ja) * 1976-12-07 1981-06-20
US4198584A (en) * 1978-03-24 1980-04-15 General Electric Company Lubricant retaining system for a prime mover
SE414528B (sv) * 1979-03-30 1980-08-04 Skf Ab Tetning
JPS58100884U (ja) * 1981-12-28 1983-07-08 株式会社昭和製作所 二輪車等のフロントフオ−クのシ−ル装置
US5110143A (en) * 1990-11-30 1992-05-05 Fmc Corporation Seal cartridge for use in idler rollers
JPH0632837A (ja) * 1992-07-20 1994-02-08 Shin Etsu Chem Co Ltd ポリ(m−t−ブトキシスチレン)及びその製造方法
US5387040A (en) * 1993-04-30 1995-02-07 Reliance Electric Industrial Company Sealing system
JPH0754844A (ja) * 1993-08-06 1995-02-28 Nippon Seiko Kk 潤滑剤含有ポリマによる潤滑リニアガイド装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6880676B2 (en) 1996-06-17 2005-04-19 Nsk Ltd. Feed screw device
US7650806B2 (en) 1996-06-17 2010-01-26 Nsk Ltd. Feed screw device
JPH112249A (ja) * 1997-06-10 1999-01-06 Nippon Seiko Kk ボールねじ用サポートユニット
US6474652B1 (en) 1998-10-20 2002-11-05 Nsk Ltd. Shaft seal device
JP2006083981A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nok Corp 密封装置
JP4502120B2 (ja) * 2004-09-17 2010-07-14 Nok株式会社 密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6004039A (en) 1999-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0914452A (ja) オイルシールリップの潤滑構造
US5558448A (en) Rolling bearing
US6023991A (en) Ball screw lubricated with oil-containing polymer
US5975533A (en) Labyrinth-type seal for railway car journal bearing
WO2013042715A1 (ja) 滑り軸受および画像形成装置
US8876395B2 (en) Ball bearing with retainer
JP2006234093A (ja) 車輪支持用転がり軸受装置
US11644064B2 (en) Bearing bush
JP3796972B2 (ja) ボールねじ用の潤滑装置
JPH08247145A (ja) 潤滑剤含有ポリマ潤滑リニアガイド装置
JPH08200362A (ja) 潤滑剤含有ポリマ潤滑リニアガイド装置
US6119813A (en) Lubricant feeder and linear apparatus
JP2000145791A (ja) 針状ころ軸受及びカムフォロア
JPH08247144A (ja) 潤滑剤含有ポリマ潤滑リニアガイド装置
JPH0324349A (ja) ウエイトローラ
JP2000120876A (ja) 軸受ユニットの軸封装置
JP2012107674A (ja) 玉軸受
JP2006046565A (ja) 転がり軸受の密封装置及びハブユニット
JP5872172B2 (ja) 玉軸受用保持器および玉軸受
JP2010185516A (ja) ボールねじ
JP4109947B2 (ja) 歯車型撓み軸継ぎ手
JPH074952U (ja) 含油ポリマ潤滑ボールねじ
JP3444213B2 (ja) 含油ポリマ潤滑ボールねじ
JPH11201258A (ja) 含油ポリマ潤滑ボールねじ
JP2020153495A (ja) 転がり軸受用保持器および転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060418