JPH09144404A - 車両用送受信システム、受信機及び送受信システム - Google Patents
車両用送受信システム、受信機及び送受信システムInfo
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- JPH09144404A JPH09144404A JP7302895A JP30289595A JPH09144404A JP H09144404 A JPH09144404 A JP H09144404A JP 7302895 A JP7302895 A JP 7302895A JP 30289595 A JP30289595 A JP 30289595A JP H09144404 A JPH09144404 A JP H09144404A
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Abstract
動作ばらつきを改善する。 【解決手段】 信号を受信する受信アンテナ28と、基
本波の周波数と同じ周波数の信号を通過させる第1のR
Fフィルタ30と、基本波の2次高調波の周波数と同じ
周波数の信号を通過させる第2のRFフィルタ32と、
増幅する周波数帯域が基本波及び2次高調波を含む範囲
で、かつ入力波及び前記周波数帯域内の入力波に対する
高調波を増幅して出力するRFアンプ34と、RFアン
プ34で増幅された信号から原信号を復調する復調部
と、を備える。
Description
た周波数の異なる信号を発振してこれを送信する電子キ
ーとこの信号を受信して原信号を復調する固定受信機と
を備えた車両用送受信システム、原信号で変調された基
本波及び前記基本波の高調波から原信号を復調する受信
機、及びこの受信機を備えた送受信システムに関する。
ー等のリモートコントローラから送信される微弱な電波
を利用して、車両ドアのロック機構の駆動制御やエンジ
ンの駆動制御を行っている。
ーレスエントリシステムでは、受信アンテナが車両の内
部に設けられた場合、車両内外のマルチパスの影響によ
り、固定受信機に対する電波の送信方向によって、リモ
ートコントローラと固定受信機との間の距離が同じであ
っても、送信した電波が固定送受信機に到達する場合と
到達しない場合とがある。
れたものであり、固定受信機に対する電波の送信方向の
違いによる動作ばらつきを改善した車両用送受信システ
ム、受信機及び送受信システムを提供することを目的と
する。
信システムは、原信号で変調された各々周波数が異なる
複数の信号を発振する送信信号生成部、及び送信信号生
成部で発振された信号を送信する周波数選択性を持たな
い送信部、を有する電子キーと、信号を受信する受信
部、送信信号生成部で発振された信号の周波数と同じ周
波数の信号を通過させる複数のフィルタ、及びフィルタ
の少なくとも1つを通過した信号から原信号を復調する
復調部、を有する固定受信機と、を備えている。
生成部が原信号で変調された各々周波数が異なる複数の
信号を発振し、発振された信号を周波数選択性を持たな
い送信部が送信する。
部で受信され、フィルタは、受信した信号のうち送信信
号生成部で発振された信号の周波数と同じ周波数の信号
を通過させる。次いで、復調部がこのフィルタの少なく
とも1つを通過した信号から原信号を復調する。
の周波数によって大きく異なり、本発明では周波数の異
なる複数の信号が使用されており、これら複数の信号が
同時に劣化を起こす可能性は低い。従って、固定受信機
がリモートコントローラから所定の距離内にあれば、固
定受信機に対する信号の送信方向にかかわらず、周波数
の異なる複数の信号のうち少なくとも一方が固定受信機
によって受信される。
の送信方向の違いによる動作ばらつきを改善することが
できる。
する受信部と、基本波の周波数と同じ周波数の信号及び
基本波の所定次数の高調波の周波数と同じ周波数の信号
を通過させるフィルタと、増幅する周波数帯域が基本波
及び前記所定次数の高調波を含む範囲で、かつ入力波及
び周波数帯域内の入力波に対する高調波を増幅して出力
する増幅部と、増幅部で増幅された信号から原信号を復
調する復調部と、を備えている。
原信号で変調された基本波及び基本波の高調波を発振す
る送信信号生成部、及び送信信号生成部で発振された信
号を送信する周波数選択性を持たない送信部、を有する
リモートコントローラと、上記の受信機と、を備えてい
る。
は、送信信号生成部が原信号で変調された基本波及び基
本波の高調波を発振し、発振された信号を周波数選択性
を持たない送信部が送信する。
受信され、フィルタが受信した信号のうち基本波の周波
数と同じ周波数の信号及び基本波の所定次数の高調波の
周波数と同じ周波数の信号を通過させる。そして、フィ
ルタを通過した信号は、増幅する周波数帯域が基本波及
びこの基本波の所定次数の高調波を含む範囲で、かつ入
力波及び周波数帯域内の入力波に対する高調波を増幅し
て出力する増幅部によって増幅される。次いで、復調部
が増幅された信号から原信号を復調する。
信方向の違いによる動作ばらつきが改善される他、信号
の生成に、基本波及び高調波を利用しているため、複数
の基本波から信号を生成する場合と比べてリモートコン
トローラにおける部品点数の増加が防止される。
定の周波数帯域内の入力波に対する高調波を増幅して出
力し、かつ前記周波数帯域が基本波及びこの基本波の所
定次数の高調波を含む範囲であるため、フィルタを通過
した各信号から原信号をそれぞれ復調する場合と比べて
受信機における部品点数の増加が防止される。
施の形態を説明する。
用送受信システム10の概略構成が示されている。この
図に示されるように、車両用送受信システム10は、電
子キー等のリモートコントローラ12と、車体に取付け
られ、リモートコントローラ12からの信号を受信する
スーパヘテロダイン方式の固定受信機14と、を備えて
いる。
が接地されたバッテリ16と、一端が接地された複数の
スイッチ18A、18Bを備えたキー操作部20と、バ
ッテリ16のプラス側及びスイッチ18A、18Bの各
々の他端に接続され、図示しないメモリを内蔵し、キー
操作部20のいずれかのスイッチが操作されたときに内
蔵メモリから車両ドアのロック又はロック解除を指示す
るコードを読み出して出力するコード生成部22と、バ
ッテリ16のプラス側及びコード生成部22に接続さ
れ、SAW(表面弾性波)レゾネータや水晶振動子を備
えた変調発振回路24と、変調発振回路24に接続され
た送信アンテナ26と、を備えている。送信信号生成部
としての変調発振回路24はコード信号に同期して変調
された周波数f1 の基本波(本実施の形態では、例え
ば、周波数150MHz)及び高調波(2次高調波、3
次高調波、・・)を発振することにより送信用の信号を
生成する。また、送信部としての送信アンテナ26は周
波数選択度を有しておらず、基本波を変調した信号及び
高調波を変調した信号を同じ強度で出力する。
高調波に同調した受信部としての受信アンテナ28と、
受信アンテナ28に接続され、基本波の周波数f1 と同
じ周波数の信号を通過させる第1のRFフィルタ30
と、この第1のRFフィルタ30と並列になるように受
信アンテナ28に接続され、2次高調波の周波数f
2 (2f1 )と同じ周波数の信号を通過させる第2のR
Fフィルタ32と、これら第1のRFフィルタ30及び
第2のRFフィルタ32に接続され、かつ増幅する周波
数帯域が基本波及び2次高調波を含む範囲(本実施の形
態では、例えば、150MHz〜500MHz)で、か
つ入力波及び前記周波数帯域内の入力波を基本波とする
高調波を増幅して出力する広帯域アンプであるRFアン
プ34と、所定の周波数f0 (本実施の形態では、例え
ば、290MHz)の信号を発振する局部発振回路36
と、RFアンプ34及び局部発振回路36に接続され、
両者から出力される信号を混合して、RFアンプ34か
らの信号をこの信号の周波数より低い周波数の中間周波
数信号に変換する差動アンプ38と、差動アンプ38に
接続され所定の周波数(周波数f1 及び周波数f2 の最
少公倍数から周波数f0 を引いた値であり、本実施の形
態では、例えば、10MHz)の信号のみを通過させる
IFフィルタ40と、IFフィルタ40に接続され、中
間周波数信号から原信号としてのコード信号を検波する
検波回路42と、検波回路42及び図示しないドアロッ
ク駆動制御回路に接続され、コード信号を解読するコー
ド解読部44と、を備えている。
信システム10の作用を説明する。リモートコントロー
ラ12のキー操作部20のいずれかのスイッチ18が操
作されると、コード生成部22が図示しない内蔵メモリ
から操作されたスイッチに対応するコードを読み出す。
読み出されたコードはコード信号としてコード生成部2
2から変調発振回路24に出力され、変調発振回路24
は原信号としてのコード信号に同期して変調された基本
波及び高調波を発振する。次いで、この信号は送信アン
テナ26を介して固定受信機14に向けて送信される。
8を介してこの信号を受信する。ここで、本車両用送受
信システム10では、互いに相関が小さい2種の信号、
即ち、基本波をコード信号で変調した第1の信号と、基
本波の高調波をコード信号で変調した第2の信号との2
種の信号が使用されているため、受信アンテナ28がリ
モートコントローラ12から所定の距離内にあれば、固
定受信機14に対しどの方向から信号を送信したかにか
かわらず、周波数の異なる2種の信号の少なくとも一方
が固定受信機14に受信される。
第1のRFフィルタ30、第2のRFフィルタ32を通
過する。このとき、受信アンテナ28が2種の信号を受
信した場合には、第1のRFフィルタ30からは基本波
を変調した信号のみが出力され、第2のRFフィルタ3
2からは2次高調波を変調した信号のみが出力される。
一方、受信アンテナ28が1種の信号のみを受信した場
合には、第1のRFフィルタ30及び第2のRFフィル
タ32のいずれか一方からのみ信号が出力される。ま
た、これらのRFフィルタを通過することにより、テレ
ビジョンやポケットベルからの電波等のノイズが除去さ
れる。
ルタ32を通過した信号はRFアンプ34に入力され、
入力波である周波数f1 の信号、周波数f2 の信号及び
このRFアンプ34の周波数帯域内の入力波を基本波と
する高調波である周波数2f 1 、3f1 、・・、2
f2 、3f2 、・・の増幅された信号がRFアンプ34
から出力される。ここで、f1 =150MHz、f2 =
300MHz、周波数帯域が150〜500MHzとす
ると、RFアンプ34からは、第1のRFフィルタ30
からの出力に対応する150、300、450MHzの
増幅された信号と第2のRFフィルタ32からの出力に
対応する300MHzの増幅された信号が出力される。
38によってRFフィルタ34からの信号の周波数と局
部発振回路36からの信号の周波数(290MHz)と
の差分の周波数を有する中間周波数信号に変換される。
40に入力され、所定の周波数(10MHz=300M
Hz−290MHz)を有する中間周波数信号のみがI
Fフィルタ40から出力される。次いで、検波回路42
が中間周波数信号からコード信号を検波し、検波したコ
ード信号をコード解読部44に出力する。コード解読部
44は、コード信号を解読して、ドアロック駆動制御回
路を介してこのコード信号によって指定された操作を実
行する。
る固定受信機14の受信可能エリアが示されており、こ
の図から周波数f1 、f2 の信号が互いの減衰方向を補
っており一番内側の円内では少なくとも一方が固定受信
機14に到達していることがわかる。
10は、受信アンテナ28がリモートコントローラ12
から所定の距離内にあれば、基本波を変調した信号及び
2次高調波を変調した信号の少なくとも一方が受信され
るので、受信アンテナ28に対する信号の送信方向の違
いによる動作ばらつきを改善することができる。
発振回路24によって発振される基本波及び高調波を利
用しているため、複数の基本波から信号を生成する場合
と比べてリモートコントローラ12における部品点数の
増加を防止することができる。
よって、第1のRFフィルタ30及び第2のRFフィル
タ32から入力された信号から2次高調波の周波数と同
一の周波数を有する増幅信号を生成し、次いでこの増幅
信号から原信号を復調しているため、RFフィルタを通
過した信号の各々からコード信号をそれぞれ復調する場
合と比べて、固定受信機14における部品点数の増加を
防止することができる。
次高調波が使用されているが、他の高調波が使用された
り、3種以上の信号が使用されてもよい。また、リモー
トコントローラ12に複数の発振回路を設け、コード信
号で変調された複数の基本波を送信用の信号として使用
し、固定受信機14が周波数の異なる信号の各々からコ
ード信号を復調してもよい。
ダイン方式の固定受信機14が使用されているが、局部
発振回路36、作動アンプ38及びIFフィルタ40の
代わりに、所定の周波数(例えば、300MHz)の信
号を通過させるフィルタ及びこの所定の周波数の信号か
らコード信号を復調する検波回路を備えた受信機が使用
されてもよい。
ックを制御する車両用送受信システム10が説明されて
いるが、車両ドアのロック制御の他、エンジンの駆動を
制御する車両用送受信システムのような他の送受信シス
テムに本発明を適用することができる。
数が異なる複数の信号を使用しており、これらが同時に
劣化する可能性は低いので、固定受信機がリモートコン
トローラから所定の距離内にあれば、固定受信機はこれ
らの信号の少なくとも一方を受信することができ、固定
受信機に対する信号の送信方向の違いによる動作ばらつ
きを改善することができる。
の周波数帯域内の入力波に対する高調波を増幅して出力
し、かつ前記周波数帯域が基本波及びこの基本波の所定
次数の高調波を含む範囲であるため、フィルタを通過し
た各信号から原信号をそれぞれ復調する場合と比べて受
信機における部品点数の増加を防止することができる。
及び高調波を利用しているため、複数の基本波から信号
を生成する場合と比べてリモートコントローラにおける
部品点数の増加を防止することができる。
ムの概略構成を示すブロック図である。
4の受信可能エリアを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 原信号で変調された各々周波数が異なる
複数の信号を発振する送信信号生成部、及び前記送信信
号生成部で発振された信号を送信する周波数選択性を持
たない送信部、を有する電子キーと、 信号を受信する受信部、前記送信信号生成部で発振され
た信号の周波数と同じ周波数の信号を通過させる複数の
フィルタ、及び前記フィルタの少なくとも1つを通過し
た信号から原信号を復調する復調部、を有する固定受信
機と、 を備えた車両用送受信システム。 - 【請求項2】 信号を受信する受信部と、 基本波の周波数と同じ周波数の信号及び前記基本波の所
定次数の高調波の周波数と同じ周波数の信号を通過させ
るフィルタと、 増幅する周波数帯域が前記基本波及び前記所定次数の高
調波を含む範囲で、かつ入力波及び前記周波数帯域内の
入力波に対する高調波を増幅して出力する増幅部と、 前記増幅部で増幅された信号から原信号を復調する復調
部と、 を備えた受信機。 - 【請求項3】 原信号で変調された基本波及び前記基本
波の高調波を発振する送信信号生成部、 及び前記送信信号生成部で発振された信号を送信する周
波数選択性を持たない送信部、 を有するリモートコントローラと、 請求項2記載の受信機と、 を備えた送受信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7302895A JPH09144404A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 車両用送受信システム、受信機及び送受信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7302895A JPH09144404A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 車両用送受信システム、受信機及び送受信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144404A true JPH09144404A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17914404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7302895A Pending JPH09144404A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 車両用送受信システム、受信機及び送受信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09144404A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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FR2821961A1 (fr) * | 2001-03-12 | 2002-09-13 | Valeo Electronique | Dispositif de reconnaissance destine a commander le deverrouillage d'ouvrants d'un vehicule et/ou autoriser le demarrage d'un vehicule |
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CZ304756B6 (cs) * | 2013-10-29 | 2014-09-24 | Quatro Partners S.R.O. | Univerzální ovládací pohotovostní zařízení |
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-
1995
- 1995-11-21 JP JP7302895A patent/JPH09144404A/ja active Pending
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Legal Events
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