JPH09144369A - 立体駐車設備用ターンテーブル - Google Patents

立体駐車設備用ターンテーブル

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JPH09144369A
JPH09144369A JP30724795A JP30724795A JPH09144369A JP H09144369 A JPH09144369 A JP H09144369A JP 30724795 A JP30724795 A JP 30724795A JP 30724795 A JP30724795 A JP 30724795A JP H09144369 A JPH09144369 A JP H09144369A
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JP
Japan
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turntable
rotary table
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drive device
maintenance
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Application number
JP30724795A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Maekawa
勝彦 前川
Masahiro Kadota
正弘 門田
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体駐車設備用ターンテーブルの保守点検時
における保守点検員の人心事故の防止を可能とする立体
駐車設備方ターンテーブルを提供する。 【解決手段】 車両を載置するための回転テーブル10
2と、回転テーブル102の側面に当接し、回転テーブ
ル102を所定の方向に回転させるための回転ローラ1
を有する駆動装置と、駆動装置の回転テーブル102へ
の当接位置から見て、回転テーブルの回転方向の後側の
所定の領域に、回転テーブル102と駆動装置との間へ
の物体の巻き込みを防止するために、物体を検知する検
知装置200A,200Bが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体駐車設備用
ターンテーブルに関し、より特定的には、安全装置備え
た立体駐車設備用ターンテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部における駐車場の不足を解
消するための手段として、立体駐車設備の開発が盛んに
進められている。この立体駐車設備は、敷地スペースが
小さいところに建設されることが多く、立体駐車設備の
前に、車両の向きを変えるためのターンテーブルを併設
していることが多い。
【0003】ここで、このターンテーブルを用いて、車
両を立体駐車設備に入庫させる場合の一例について、図
18〜図21を参照して説明する。
【0004】図18に示すように、立体駐車設備100
の入出庫口108の前に、ターンテーブル102が設け
られている。このターンテーブル102には、車両10
1の停車領域を指示するための停車ライン103が塗装
されている。
【0005】まず、車両101がターンテーブル102
の手前で停止し、ターンテーブル102の停止ライン1
03が所定の位置にあるかどうかを確認する。なお、タ
ーンテーブル102の周囲には、予め安全半径104が
規定されている。
【0006】この安全半径104は、車両101のター
ンテーブル102からはみ出した部分が、ターンテーブ
ル102の回転によっても干渉することのない領域を示
している。
【0007】したがって、たとえば車両101がターン
テーブル102上に載ったとしても、車両101のフロ
ント部分がこの安全半径104よりはみ出るようであれ
ば、ターンテーブル102を回転させることができな
い。
【0008】次に、図19に示すように、ターンテーブ
ル102に塗装された停止ライン103に沿って、車両
101を前進させて、停止ライン103の領域内に車両
101を停止させる。
【0009】次に、図20に示すように、ターンテーブ
ル102を時計方向に90°回転させる。その後、図2
1に示すように、車両101を前進させて、立体駐車設
備100内のパレット107上に駐車する。これによ
り、車両101の入庫が完了する。その後、ターンテー
ブル102は、次の車両101を待機するために、図1
8に示すように、さらに時計方向に90°回転させて、
待機状態とする。
【0010】このようにして動作を行なうターンテーブ
ル102においては、定期的に保守員による保守定期点
検を行なう必要がある。ここで、上述したターンテーブ
ル102の保守定期点検について、図22を参照して説
明する。
【0011】まず、保守員によって、点検蓋が開けられ
る。次に、ターンテーブルの自動・手動モードが手動に
切換えられる。その後、保守員によって清掃が開始され
る。まず、保守員の手動操作によって、ターンテーブル
を右または左方向に回転させる。このとき、保守員によ
って、ターンテーブルの右または左方向のボタンが押し
続けられることにより、ターンテーブルが右または左方
向に回転をし続ける。次に、ターンテーブルを停止させ
るために、ターンテーブルの右または左方向のボタンを
放す。これによりターンテーブルは停止する。このよう
にして、保守員によるターンテーブルの保守定期点検が
終了した後に、ターンテーブルの点検蓋を閉じ、ターン
テーブルの自動・手動モードを自動に切換える。以上に
より保守員によるターンテーブルの保守定期点検が完了
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ターンテーブルの保守定期点検時において、保守員によ
り、ターンテーブル側面と、ターンテーブルを駆動させ
るための回転ローラとの側面が清掃される。このとき、
ターンテーブルを回転させながら清掃を行なうと、誤っ
て、作業員の指、服などが、ターンテーブルと回転ロー
ラとの間に巻き込まれる事故が発生する可能性がある。
【0013】また一方、ターンテーブルは、回転ローラ
とターンテーブル側面との摩擦力によって回転するが、
雨天時には、雨水がターンテーブルと回転ローラとの間
に入り込み、ターンテーブルと回転ローラとの間の摩擦
力を低下させてしまう。その結果、ターンテーブルに車
両を載せて回転させようとしても、回転ローラとターン
テーブルとの間がスリップし、ターンテーブルが回転し
ないという問題点がある。
【0014】この発明は、上述したターンテーブルに基
づく問題点を解決するためになされたもので、ターンテ
ーブルの保守定期点検時における保守員の人身事故を防
止するとともに、雨天時におけるターンテーブルと回転
ローラとの間の摩擦力の低下を未然に防止することので
きる立体駐車設備用ターンテーブルを提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた立体
駐車設備用ターンテーブルにおいては、車両を載置する
ための回転テーブルと、この回転テーブルの側面に当接
し、回転テーブルを所定の方向に回転させるための回転
ローラを有する駆動装置と、駆動装置の回転テーブルへ
の当接位置から見て、回転テーブルの回転方向の後側の
所定の領域に、回転テーブルと前記駆動装置との間への
物体の巻き込みを防止するために、物体を検知する検知
装置とを備えている。
【0016】また、好ましくは、検知装置としては、物
体が光軸を遮ることにより所定の信号を出力する光電セ
ンサである。
【0017】さらに好ましくは、物体の当接により撓む
防護プレートと、この物体との当接による防護プレート
の撓みにより、防護プレートが光軸を遮ることにより所
定の信号を出力する光電センサとを備えたものである。
【0018】また、さらに好ましくは、物体の当接によ
り撓む防護プレートと、このプレートに光軸が照射さ
れ、防護プレートの物体の当接による撓みにより、光軸
の反射方向がずれることにより、所定の信号を出力する
光電センサとを備えたものである。
【0019】また、さらに好ましくは、物体の当接によ
り傾斜するアクチュエータと、このアクチュエータの傾
斜に連動して所定の信号を出力するリミットスイッチと
を備えたものである。
【0020】このように回転テーブルの回転方向の後側
の所定の領域に、物体を検知する検知装置を設けておく
ことにより、回転テーブルの回転方向の後側の領域に物
体が近づき、検知装置によって物体を検知した場合、駆
動装置に所定の信号を出力して、回転ローラを停止さ
せ、回転テーブルの回転を停止させることができる。
【0021】その結果、回転テーブルと駆動装置との間
への物体の巻き込みを未然に防止することが可能とな
り、ターンテーブルの保守員による保守定期点検時にお
ける人身事故を未然に防止することが可能となる。
【0022】また、この発明の他の側面においては、回
転ローラの回転テーブルとの当接面に溝が形成され、好
ましくは、この溝には、回転ローラの回転軸とのなす角
度θが、
【0023】
【数2】
【0024】によって与えられる角度θを有するように
設けられている。このように、回転ローラの回転テーブ
ルとの当接面に溝を設けておくことにより、雨天時にお
いて、この溝によって、回転ローラと回転テーブルとの
間の雨水を外部に排出することが可能となり、回転ロー
ラと回転テーブルとの接触面における摩擦力を維持する
ことが可能となる。
【0025】その結果、雨天時において、ターンテーブ
ルに車両を載置した場合においても、雨水による影響を
受けることなくターンテーブルを回転させることが可能
となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づく立体駐車
設備用ターンテーブルの実施の形態について、図を参照
して説明する。なお、各図中同一符号は、同一または相
当部分を示している。
【0027】(実施の形態1)まず、図1は、この発明
に基づく立体駐車設備用ターンテーブルの制御装置の構
成を示す概念図である。
【0028】ターンテーブル102と、回転ローラ1と
が接触している部分の両側には、センサ200A、20
0Bが設けられ、このセンサ200A、200Bから得
られる信号は、センサ制御回路3を介在して、立体駐車
設備制御装置4に入力されることになる。なお、図示し
ていないが、回転ローラ1は、駆動装置によって回転
し、この駆動装置は、立体駐車設備制御装置4によって
制御される。
【0029】また、センサ200A、200Bには、非
接触型センサ、接触型センサなどの各種検出センサを使
用することができる。
【0030】次に、センサ200A、200Bは、保守
員によって、点検蓋が開けられると、センサ制御回路3
の電源がON状態となり、センサ200A、200Bが
作動可能な状態となる。なお、この発明の実施の形態に
おける保守員による点検動作については後述する。
【0031】このとき、たとえば図2を参照して、ター
ンテーブル102の回転方向により、手などが巻き込ま
れる側のセンサのみが作動するようにセンサ制御回路3
によって制御される。
【0032】たとえばターンテーブルが図中右回転の場
合においては、センサ200Aのみが動作し、センサ2
00Bは動作しない。一方、ターンテーブル102の回
転方向が図中左回転の場合、センサ200Bのみが動作
し、センサ200Aは動作しない。したがって、回転ロ
ーラ1のターンテーブル102への当接位置から見て、
ターンテーブル102の回転方向の後側の領域に位置す
るセンサのみを作動させるようにすることで、保守点検
員による人身事故を防止することが可能となる。
【0033】ここで、点検蓋に設けられる開閉確認スイ
ッチの取付け位置について、図3および図4を参照して
説明する。
【0034】まず図3は、機械室9の点検蓋5が閉じら
れた状態を示している。ターンテーブル102の側面に
は、回転ローラ6が当接し、この回転ローラ6は、駆動
装置7によって所定方向に回転する。
【0035】開閉確認スイッチ8は、図3に示すよう
に、点検蓋5の下方に設けられ、マイクロスイッチ、リ
ミットスイッチなどの接触型スイッチが用いられる。
【0036】点検蓋5が閉じられた状態においては、開
閉確認スイッチ8はON状態となり、センサ制御回路3
の電源をOFF状態にしている。次に、保守員によっ
て、点検蓋5が開けられると、確認スイッチ8がOFF
状態となり、センサ制御回路3の電源がON状態となる
ように制御される。
【0037】次に、上述したセンサ200A,センサ2
00Bの具体的な例を図5〜図7を参照して説明する。
なお図5は、機械室9の平面図を示し、図6は、図5中
A−A線矢視図を示し、図7(a),(b)は、図5中
B線矢視図を示している。
【0038】まず、図5を参照して、回転ローラ1の両
側には、遮光板10A,10Bが設けられ、遮光板10
A,10Bの側面近傍に光軸203A,203Bが通過
するように、光電センサ201A,202Aおよび光電
センサ201B,202Bが設けられている。
【0039】このとき、たとえばターンテーブル102
が右回転を行なっていた場合、光電センサ201B,2
02Bのみが動作する。したがって、図7(a),
(b)に示すように、遮光板10Bに保守員が触れ、遮
光板10Bが所定距離撓み、光軸203Bを遮ることに
より、光電センサ201B,202Bからセンサ制御回
路3に所定の信号が出力される。さらに、センサ制御回
路3から立体駐車設備制御装置4へ信号が出力され、こ
の信号に基づいて、回転ローラ1によるターンテーブル
102の回転を停止させることが可能となる。
【0040】したがって、保守員の手または衣服など
が、ターンテーブル102と回転ローラ1とによる巻き
込まれによる保守員の人身事故を未然に防止させること
が可能となる。
【0041】次に、センサ200A,200Bの他の例
について、図8〜図10を参照して説明する。図8は、
機械室9の平面図を示し、図9は、図8中A−A線矢視
図であり、図10(a),(b)は、図8中B線矢視図
である。
【0042】この例においては、遮光板11A,11B
が、図10に示すように、それぞれ回転ローラ1に向け
て直角に折れ曲がった構造を有する形状を有し、この遮
光板11A,11Bの上方部に向けて光軸205A,2
05Bを照射する光電センサ204A,204Bが設け
られている。
【0043】この例においても、保守員によって遮光板
11A,11Bが図10(b)に示すように撓んだ場
合、光電センサ204A,204Bから照射される光軸
205A,205Bは、その反射方向がずれることによ
って、光電センサ204A,204からセンサ制御回路
3へ所定の信号を出力することが可能となる。
【0044】その結果、この例においても上述した例と
同様に、回転ローラ1の回転を停止させ、ターンテーブ
ル102の回転を停止させることができる。その結果、
保守員の人身事故を未然に防止することが可能となる。
【0045】次に、この発明に基づいた他の例につい
て、図11〜図13を参照して説明する。
【0046】なお、図11は、機械室9の平面図を示
し、図12は図11中A−A線矢視図を示し、図13
(a),(b)は、図12中B線矢視図である。
【0047】この例においても、回転ローラ1の両側
に、物体の当接により傾斜するアクチュエータ12A,
12Bが設けられ、このアクチュエータ12A,12B
の下端部分には、リミットスイッチ206A,206B
が取付けられている。
【0048】したがって、図13(b)に示すように、
アクチュエータ12A,12Bに、保守員が触れ、アク
チュエータ12A,12Bが傾斜した場合、リミットス
イッチ206A,206Bから所定の信号がセンサ制御
回路3に出力されることになる。
【0049】その結果、この例においても上述した例と
同様に、回転ローラ1の回転が立体駐車設備制御装置4
によって停止させられる。その結果、保守作業員の人身
事故を未然に防止させることが可能となる。
【0050】ここで、本実施の形態における保守員にお
ける保守定期点検動作の流れについて、図14を参照し
て説明する。
【0051】まず保守員により点検蓋が開けられる。こ
れにより、マイクロスイッチが動作し、センサ制御回路
がON状態となる。次に、保守員によってターンテーブ
ルの自動・手動モードが手動にされる。
【0052】次に、保守員によるターンテーブルの清掃
作業が開始される。ターンテーブルを右または左方向に
回転させるために、保守員によってターンテーブルの右
または左回転ボタンが押し続けられる。このとき、ター
ンテーブルの回転方向に従って、ターンテーブルと回転
ローラとの回転方向の後側に位置するセンサ200Aま
たは200Bの一方が動作し、他方が動作しない。さら
にターンテーブルが回転を続ける。
【0053】次に、保守員が不注意により、センサ20
0Aまたは200Bを作動させた場合、ターンテーブル
が立体駐車設備制御装置によって停止させられる。した
がって、保守員によるターンテーブルと回転ローラとに
よる巻き込まれる事故を防止することが可能となる。
【0054】次に、センサ200Aまたは200Bを初
期状態に復帰させるため、リセットボタンを押す。これ
によってセンサ200A,200Bが初期状態に復帰す
る。その後、再びターンテーブルの清掃を続行した場合
は、上述した動作が繰り返し行なわれる。また、ターン
テーブルを停止させるためには、ターンテーブルの右ま
たは左回転ボタンを放すことによって、ターンテーブル
を停止させることができる。
【0055】保守員による保守定期点検作業が終了した
後に、点検蓋を閉じる。これによって、点検蓋に設けら
れたマイクロスイッチにより、センサ200A,200
Bの電源がOFF状態となる。その後、保守点検員によ
って、ターンテーブルの自動・手動モードが自動に切換
えられる。ここで、図15は、保守員によって操作され
る操作盤の一例を示すものであって、操作盤の下端部分
においては、手動自動保守の切換えが可能な運転モード
スイッチと、ターンテーブルの自動手動切換スイッチと
が設けられている。
【0056】以上、上述した実施の形態においては、回
転ローラの回転テーブルへの当接位置から見て、回転テ
ーブルの回転方向の後側の領域に、回転テーブルと駆動
装置との間への物体の巻き込みを防止するために、この
物体を検知するためのセンサ200A,200Bを設け
るようにすることによって、保守点検員の回転ローラと
ターンテーブルとの間への巻き込みによる人身事故を未
然に防止することが可能となる。
【0057】(実施の形態2)次に、この発明に基づい
た実施の形態2について、図16および図17を参照し
て説明する。
【0058】この実施の形態2における立体駐車設備用
ターンテーブルにおいては、図16(a),(b)に示
すように、回転ローラ1のターンテーブルとの当接面
に、溝1aが複数本形成され、この溝1aと回転ローラ
1の回転軸とのなす角度θは、以下の方法によって求め
ることができる。
【0059】 ここで、ターンテーブルの外径:3970mm 回転ローラの外径:200mm 回転ローラの駆動モータの同期速度:1800rpm
(60Hz) 減速機の出力軸回転数:35rpm 回転ローラの厚み:70mm とした場合、回転ローラの周速度v(m/s)は、 v=回転ローラの半径×角速度 =(2/2)×(2×π×35/60) ≒0.37m/s となる。
【0060】次に、雨水が自由落下すると仮定すると、
回転ローラの厚みが70mmであるから、雨水が回転ロ
ーラを通り抜ける時間tは、 t=(2×x/g)1/2 =(2×0.07/9.81)
1/2 ≒0.12秒 となる。
【0061】次に、この0.12秒の間に回転ローラ
は、0.37×0.12≒0.04(m)回転する。
【0062】したがって、溝1aの角度θは、θ=ta
-1(0.04/0.07)≒29.7°となる。した
がって、以上の計算から、回転ローラに付ける溝の角度
θは、約30°となる。
【0063】ここで、上述した式を一般化すると
【0064】
【数3】
【0065】となる。また、回転ローラはターンテーブ
ルの回転方向に沿ってどちら側にでも回転可能なよう
に、図17に示すように、回転ローラ1の側面には、溝
1aおよび溝1bを設けることによって、右回転および
左回転の両方に対応することが可能となる。
【0066】このように、回転ローラ1の側面に溝を設
けることによって、回転ローラ1とターンテーブルの接
触面との間に水が浸入した場合であっても、この溝によ
って、雨水が外部へ排出されるために、ターンテーブル
と回転ローラとの間の摩擦力が確保され、ターンテーブ
ルに車両を載置したままであっても、何ら問題なくター
ンテーブルを回転させることが可能となる。
【0067】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく立体駐車設備用ターンテーブ
ルの実施の形態1における制御装置の概念を説明するた
めの第1の図である。
【図2】この発明に基づく立体駐車設備用ターンテーブ
ルの実施の形態1における制御装置の概念を説明するた
めの第2の図である。
【図3】この発明に基づく立体駐車設備用ターンテーブ
ルの実施の形態1における制御装置の概念を説明するた
めの第3の図である。
【図4】この発明に基づく立体駐車設備用ターンテーブ
ルの実施の形態1における制御装置の概念を説明するた
めの第4の図である。
【図5】実施の形態1の一例における機械室の平面図で
ある。
【図6】図5中A−A線矢視図である。
【図7】(a)および(b)は、図5中B線矢視図であ
る。
【図8】実施の形態1の他の例における機械室の平面図
である。
【図9】図8中A−A線矢視図である。
【図10】(a)および(b)は、図9中B線矢視図で
ある。
【図11】実施の形態1の他の例における保守点検領域
の平面図である。
【図12】図11中A−A線矢視図である。
【図13】(a)および(b)は、図12中B線矢視図
である。
【図14】実施の形態1における立体駐車設備用ターン
テーブルの保守員による保守定期点検フローを示す図で
ある。
【図15】操作盤の一例を示す図である。
【図16】(a)および(b)は、実施の形態2におけ
る回転ローラの形状を説明するための第1の図である。
【図17】実施の形態2における回転ローラの形状を説
明するための第2の図である。
【図18】従来技術における立体駐車設備の動作を示す
第1の図である。
【図19】従来技術における立体駐車設備の動作を示す
第2の図である。
【図20】従来技術における立体駐車設備の動作を示す
第3の図である。
【図21】従来技術における立体駐車設備の動作を示す
第4の図である。
【図22】従来技術における立体駐車設備における保守
員における保守定期点検フローを示す図である。
【符号の説明】
1a,1b 溝 1 回転ローラ 102 ターンテーブル 200A,200B センサ 10A,10B,11A,11B 遮光板 12A,12B アクチュエータ 201A,202A,201B,202B,204A,
204B 光電管 203A,203B,205A,205B 光軸 206A,206B リミットスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体駐車設備などの車両入出庫口におい
    て、車両を載置した状態で回転し、前記車両の向きを変
    える立体駐車設備用ターンテーブルであって、 前記車両を載置するための回転テーブルと、 前記回転テーブルの側面に当接し、前記回転テーブルを
    所定の方向に回転させるための回転ローラを有する駆動
    装置と、 前記駆動装置の前記回転テーブルへの当接位置から見
    て、前記回転テーブルの回転方向の後側の所定の領域
    に、前記回転テーブルと前記駆動装置との間への物体の
    巻き込みを防止するために、前記物体を検知する検知装
    置と、を備えた、立体駐車設備用ターンテーブル。
  2. 【請求項2】 前記検知装置は、 前記物体が光軸を遮ることにより所定の信号を出力する
    光電センサである、請求項1に記載の立体駐車設備用タ
    ーンテーブル。
  3. 【請求項3】 前記検知装置は、 前記物体の当接により撓む防護プレートと、 前記物体との当接による前記防護プレートの撓みによ
    り、前記防護プレートが光軸を遮ることにより所定の信
    号を出力する光電センサと、を含む、請求項1に記載の
    立体駐車設備用ターンテーブル。
  4. 【請求項4】 前記検知装置は、 前記物体の当接により撓む防護プレートと、 前記防護プレートに光軸が照射され、前記防護プレート
    の前記物体の当接による撓みにより、前記光軸の反射方
    向がずれることにより、所定の信号を出力する光電セン
    サと、を含む、請求項1に記載の立体駐車設備用ターン
    テーブル。
  5. 【請求項5】 前記検知装置は、 前記物体の当接により傾斜するアクチュエータと、 前記アクチュエータの傾斜に連動して所定の信号を出力
    するリミットスイッチと、を含む、請求項1に記載の立
    体駐車設備用ターンテーブル。
  6. 【請求項6】 前記駆動装置は、 前記回転ローラの前記回転テーブルとの当接面に溝が形
    成された、請求項1に記載の立体駐車設備用ターンテー
    ブル。
  7. 【請求項7】 前記溝の、前記回転ローラの回転軸との
    なす角度θは、 【数1】 によって得られる角度θを有するように、前記回転ロー
    ラの前記回転テーブルとの当接面に前記溝が複数設けら
    れた、請求項6に記載の立体駐車設備用ターンテーブ
    ル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213658A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Shoei Bijutsu:Kk ターンテーブル装置
CN107021440A (zh) * 2017-05-03 2017-08-08 山东莱钢泰达车库有限公司 一种多驱动回转系统
JP2024034982A (ja) * 2022-08-31 2024-03-13 Tnkカーパークシステム株式会社 駐車場用ターンテーブル

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