JP2000056831A - 移動走行車 - Google Patents

移動走行車

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JP2000056831A
JP2000056831A JP10228119A JP22811998A JP2000056831A JP 2000056831 A JP2000056831 A JP 2000056831A JP 10228119 A JP10228119 A JP 10228119A JP 22811998 A JP22811998 A JP 22811998A JP 2000056831 A JP2000056831 A JP 2000056831A
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ccd camera
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traveling
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JP10228119A
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Yasuhisa Kanefuji
靖尚 金藤
Nobukazu Kawagoe
宣和 川越
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の対象物を正確に捉えて、当該対象物に
対して所定の態様で移動する移動走行車を提供する。 【解決手段】 自立走行車30は、その上部にCCDカ
メラ13を備え、当該CCDカメラ13で対象物99を
撮影しながら、対象物99から一定の距離だけ離れたそ
の外周上を移動する。CCDカメラ13は、画像処理機
能を有し、撮影した画面での対象物99の輪郭を抽出す
る。そして、自立走行車30は、対象物99の水平方向
の中心の移動方向に基づいて、当該自立走行車30と対
象物99との相対位置の変化を認識し、走行軌跡が前記
外周上からはずれた場合、軌道修正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動走行車に関
し、特に、所定の対象物を基準として移動する移動走行
車に関する。
【0002】
【従来の技術】工場や原子力発電所などの人間が立入る
には危険な場所の点検や、建物内の警備のための巡回
は、人件費や安全の問題等から、自動化することが望ま
しいと考えられていた。この自動化の手段の一つとし
て、必要な位置に所定のセンサ等を配置することが考え
られる。しかし、このような手段は、対象となる場所の
面積が広大である場合、センサ等の配置に多大なコスト
を要するため、上記の自動化の手段として好ましいとは
言えなかった。
【0003】そして、従来では、上記の自動化の他の手
段として、CCDカメラを搭載した移動走行車に、点検
対象物の周囲を移動させていた。このようにすれば、監
視員は、CCDカメラが撮影した点検対象物の全体の映
像を、点検対象物が設置されている危険な場所から離れ
た部屋で見ていればよかった。つまり、このような手段
は、上記の自動化の手段として、安全の面から好ましい
だけでなく、監視員の人員が少なくて済み、人件費の面
からも好ましいとされていた。
【0004】なお、従来のこのような移動走行車では、
超音波センサを用いて、点検対象物と移動走行車との距
離が検出されていた。そして、移動走行車は、点検対象
物にある程度近づくと、点検対象物に対して一定の距離
を保ちながら、点検対象物の周囲を移動するように構成
されていた。このように構成されることにより、移動走
行車は、あらゆる角度から、点検対象物を撮影すること
ができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動走行車では、超音波センサによっては、距離を検出
している相手を点検対象物と確実に同定することができ
なかった。したがって、移動走行車と点検対象物との間
に点検対象物以外の物体が存在した場合、当該点検対象
物以外の物体を点検対象物と誤認してしまう場合があっ
た。このようなことから、従来の移動走行車は、点検対
象物の周囲を一定の距離を保ちながら移動していても、
時間が経つと、点検対象物以外の物体を中心としてその
周囲を移動しているという場合があった。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、所定の対象物を正確に捉え
て、当該所定の対象物を基準として移動する移動走行車
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる移動走行車は、所定の対象物を基準として移動
する移動走行車であって、車体と、前記車体に対して所
定の位置に設けられ、画像を撮影する撮像手段と、前記
撮像手段が撮影した画像に前記所定の対象物が含まれて
いるか否かを判断する判断手段と、前記撮像手段の撮影
した画像における前記所定の対象物の画像に基づいて当
該移動走行車と前記所定の対象物との相対位置を検出
し、かつ、検出した前記相対位置に応じて前記車体を移
動させる駆動制御手段とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の本発明によれば、撮像手
段の働きにより、画像が撮影され、判断手段の働きによ
り、撮像手段が撮影した画像に前記所定の対象物が含ま
れているか否かが判断され、駆動制御手段の働きによ
り、撮像手段の撮影した画像における所定の対象物の画
像に基づいて移動走行車と所定の対象物との相対位置が
検出され、かつ、検出した相対位置に応じて車体が移動
される。
【0009】これにより、判断手段により対象物である
と判断された物体との相対位置に応じて移動走行車を移
動できる。したがって、他の物体が所定の対象物と誤認
されることを回避でき、所定の対象物に対して、正確に
移動走行車を移動させることができる。
【0010】請求項2に記載の本発明にかかる移動走行
車は、請求項1に記載の発明にかかる移動走行車の構成
に加えて、前記所定の対象物の特徴情報を記憶する記憶
手段をさらに含み、前記判断手段は、前記撮像手段の撮
影した画像における物体の特徴と、前記記憶手段が記憶
する前記所定の対象物の特徴とを比較することにより、
前記撮像手段の撮影した画像に前記所定の対象物が含ま
れているか否かを判断することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載に発明のよる作用に加えて、判断手段は、物体
の特徴に基づいて、撮像手段の撮影した画像に所定の対
象物が含まれているか否かを判断する。
【0012】これにより、請求項1に記載の発明による
効果に加えて、他の物体と顕著な違いが出ている特徴
で、物体が所定の対象物であるか否かが判断されるた
め、より正確に、移動走行車を移動させることができ
る。対象物の特徴としては、対象物が置かれた環境の中
で対象物を識別しやすい特徴であればよく、たとえば、
輪郭や色、温度、明るさ(反射率)等が挙げられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態であ
る自律走行車を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態の自律走行
車を示す図である。図1を参照して、自律走行車30
は、主に、駆動部1と作業部2とからなる。自律走行車
30において、図1(a)に示すように、作業部2は、
駆動部1の上に載置されている。なお、図1(b)で
は、それぞれの外観を理解しやすいように、駆動部1を
作業部2から離して示している。
【0015】作業部2の本体2aの上面には、CCDカ
メラ13、赤外線通信装置14、および、操作パネル1
5が配設されている。また、本体2aの後部には、作業
アーム12が配設されている。
【0016】CCDカメラ13は、本体2aの前方を撮
影できるように配設されている。また、CCDカメラ1
3は、後述するように、画像処理機能を有しており、撮
影した画像の中から一部の領域にある画像を連続的に抽
出して、当該領域にある画像中の物体の移動方向を特定
することができる。また、CCDカメラ13は無線で、
撮影した画像に関する情報を、離れた場所にある表示装
置へと送信することができる。これにより、ユーザは、
CCDカメラ13が撮影した画像を、当該CCDカメラ
13から離れた場所にあるディスプレイで見ることがで
きる。
【0017】赤外線通信装置14は、自律走行車30の
外部のリモコンと通信を行なう装置である。自律走行車
30が赤外線通信装置14を備えることにより、ユーザ
は、外部のリモコンを用いて、離れた場所から、自律走
行車30の動作を制御することができる。操作パネル1
5は、自律走行車30を直接操縦するための装置であ
る。ユーザは、操作パネル15上の所定のキー等を操作
することによっても、自律走行車30の動作を制御する
ことができる。
【0018】作業アーム12は、本体2aの後方に配設
されており、本体2aに対して左右方向(両矢印12a
で示す方向)にスライド可能に構成されている。
【0019】駆動部1の本体1aの側面には、駆動輪5
a,5bが配設されている。また、本体1aの底面の前
後には、自在キャスター輪4が配設されている。なお、
図1では、本体1aの底面後方の自在キャスター輪は省
略している。駆動輪5a,5bは、回転方向が固定され
た車輪であり、自在キャスター輪4は、回転方向を変更
できる車輪である。本体1aの内部には、自在キャスタ
ー輪4と駆動輪5a,5bとを適切に駆動するための部
材が配設されている。これらの部材が適切に作動するこ
とにより、駆動部1は、360°のいずれの方向にも移
動することができる。
【0020】作業部2は、駆動部1の上に、駆動部1に
対して回転可能に固定されている。これにより、作業部
2は、駆動部1とともに移動することができ、かつ、作
業部2が駆動部1に対して回転することにより、CCD
カメラ13を所望の方向を向けることができる。なお、
駆動部1も、作業部2に対して回転可能に固定されてい
る。したがって、自律走行車30においては、CCDカ
メラ13の撮影方向を変更することなく、駆動部1の進
行方向を変更することができる。
【0021】図2は、図1に示す自律走行車30の、駆
動部1の本体1aの内部構造を示す図である。本体1a
の内部には、その前方に、超音波センサ3が複数配設さ
れている。超音波センサ3は、前方または側方を向いて
おり、自律走行車30と周囲にある物体との距離を測定
するセンサである。そして、この超音波センサ3は、自
律走行車30が周囲にある物体に近づきすぎて、当該物
体に衝突することを回避するために搭載されている。
【0022】本体1aの側方に配設されている駆動輪5
a,5bは、それぞれ、駆動輪軸受け6a,6bを介し
て、駆動輪用モータ7a,7bに接続されている。駆動
輪用モータ7a,7bが回転することにより、駆動輪5
a,5bが回転する。なお、駆動輪用モータ7a,7b
は、それぞれ、エンコーダ11a,11bに接続されて
いる。エンコーダ11a,11bは、駆動輪用モータ7
a,7bそれぞれの回転数を検出するためのものであ
る。そして、自律走行車30では、後述するように、エ
ンコーダ11a,11bによって当該回転数が検出さ
れ、当該検出された回転数に基づいて駆動輪用モータ7
a,7bそれぞれの回転数が制御されることにより、駆
動部1が所望の方向に移動される。
【0023】駆動部1と作業部2は、作業部支持回転部
材8により、接続されている。そして、作業部支持回転
部材8が、支持回転部材用モータ9により駆動される
と、駆動部1は、図3(a)〜図3(c)に模式的に示
すように、作業部支持回転部材8との接続部分を中心と
して、作業部2に対して回転する。また、作業部支持回
転部材8の駆動態様によっては、作業部2が駆動部1に
対して回転することもできる。
【0024】なお、図1では省略したが、作業部2の本
体2aの側面には、接触センサ10a〜10dが配設さ
れている。接触センサ10a〜10dは、自律走行車3
0が、その周囲の他の物体に接近していることを検出す
るために設けられている。そして、自律走行車30で
は、接触センサ10a〜10dの当該検出出力は、たと
えば、自律走行車30がそれ以上当該他の物体に近づか
ないように、駆動部1の移動方向を制御するために用い
られる。
【0025】図4に、駆動部1と作業部2の制御ブロッ
ク図を示す。図4を参照して、駆動部1および作業部2
には、それぞれ、駆動部1または作業部2全体の動作を
制御するCPU101,201が備えられている。ま
た、図示は省略したが、駆動部1および作業部2には、
CPU101,201が実行する制御用プログラム等を
記憶しているROMと、CPU101,201のワーク
用メモリとして用いられるRAMがそれぞれ備えられて
いる。
【0026】作業部2では、CPU201は、CPU1
01と、赤外線通信装置14と、作業アーム駆動用モー
タドライバ121と、CCDカメラ13と、操作パネル
15と、接触センサ10a〜10dとに接続されてい
る。
【0027】CPU201は、赤外線通信装置14また
は操作パネル15を介してユーザから入力された情報に
従って動作し、かつ、当該情報や接触センサ10a〜1
0dの検出出力等を駆動部1のCPU101に送信す
る。作業アーム駆動用モータ122は、作業アーム12
を移動させるものである。そして、CPU201は、作
業アーム駆動用モータドライバ121を介して、作業ア
ーム駆動用モータ122の動作を制御する。また、CP
U201は、CCDカメラ13が撮影する画像の情報を
図示しない他の表示装置に送信し、また、CCDカメラ
13から送信される撮影画像についての画像処理の結果
を駆動部1のCPU101に送信する。
【0028】駆動部1では、CPU101は、CPU2
01と、超音波センサ3と、支持回転部材用モータドラ
イバ103と、DCモータドライバ102a,102b
と、エンコーダ11a,11bとに接続されている。そ
して、CPU101は、主に、CPU201から送信さ
れてきた情報に従って、各装置の制御を実行する。
【0029】CPU101は、支持回転部材用モータド
ライバ103を介して、作業部支持回転部材8(図2参
照)を駆動する支持回転部材用モータ9の動作を制御す
る。また、CPU101は、駆動部1が適切なスピード
で適切な方向に移動するように、エンコーダ11a,1
1bの検出出力やCCDカメラ13から送信された画像
処理結果等に基づき、DCモータドライバ102a,1
02bを介して、駆動輪用モータ7a,7bそれぞれの
動作を制御する。
【0030】図5に、作業部2のCPU201が実行す
るメインルーチンのフローチャートを示す。図5を参照
して、CPU201は、まず、ステップSA(以下、単
に「SA」という)1において、リモコンまたは操作パ
ネルを介して、すなわち、赤外線通信装置14または操
作パネル15を介して、ユーザから所定の動作を実行す
るよう指示される情報が入力されたか否かを判断し、当
該情報が入力されれば、SA2に進み、指示された動作
を実行する。
【0031】そして、CPU201は、SA3におい
て、赤外線通信装置14または操作パネル15を介し
て、ユーザから動作を停止するよう指示される情報が入
力されたか否かを判断し、当該情報が入力されれば、S
A4で、実行している動作を停止する処理を行なった後
SA1に戻り、次の動作の実行の指示を待つ。一方、S
A3において、停止を指示する情報が入力されていない
と判断すると、CPU201は、SA5において、SA
1で実行するよう指示された動作が終了したか否かを判
断し、終了していると判断すればSA1に戻り、終了し
ていないと判断すればSA3に戻る。
【0032】図6に、駆動部1のCPU101が実行す
るメインルーチンを示す。図6を参照して、CPU10
1は、まず、SB1において、作業部2のCPU201
から何らかの動作を実行するよう指示する情報が入力さ
れたか否かを判断する。当該情報が入力されたと判断す
ると、SB2(動作実行処理)において、当該動作を実
行する。
【0033】そして、CPU201は、SB3におい
て、作業部2から、SB2で実行している動作を停止す
るような情報が入力されたか否かを判断し、当該情報が
入力されたと判断すると、SB4で、動作を停止する処
理を行なった後、SB1に戻り、作業部2から次の動作
の実行を指示する情報が入力されるのを待つ。一方、S
B3において、動作を停止するような情報が入力されて
いないと判断すれば、SB5に進む。SB5では、SB
2で実行している動作が終了しているか否かを判断し、
終了していないと判断すればSB3に戻り、終了してい
ると判断すればSB1に戻る。
【0034】本実施の形態の自律走行車30は、ある物
体を、自動的に監視する機能を有している。具体的に
は、自律走行車30は、自動的に当該物体の外周を回る
ことができ、これにより当該物体の周囲360°すべて
の方向からCCDカメラ13で当該物体を撮影できるよ
うに構成されている。より具体的には、自律走行車30
は、CPU101がSB2(動作実行処理)のサブルー
チンの一つとして、後述する対象物監視処理を実行する
ことにより、前述のように、自動的に、監視を必要とす
る物体(以下、「対象物」という)の外周を回り、当該
対象物を撮影することができる。
【0035】以下に、図7を参照しつつ、CPU101
によって実行される上記の対象物監視処理について説明
する。まず、SB201では、CCDカメラ13が撮影
した画像において、対象物が画面の中央に所定の大きさ
で捉えられているか否かを判断する。この判断は、以下
のような内容に基づいて行なわれる。
【0036】まず、CCDカメラ13において、当該C
CDカメラ13が撮影した画像に、Snakes処理等
を施すことにより、当該画像から対象物の輪郭を抽出す
ることを試みる。なお、対象物の輪郭の抽出は、次のよ
うに行なわれる。すなわち、画像処理機能を有するCC
Dカメラ13には、対象物の輪郭が予め記憶されてい
る。そして、画像から或る物体の輪郭が抽出された場
合、当該物体の輪郭を予め記憶されている対象物の輪郭
と比較することにより、上記のように輪郭を抽出された
或る物体が対象物であるか否かが判断できる。そして、
SB201における判断は、当該対象物の輪郭の抽出が
できた場合、さらに、当該対象物の輪郭の中心が画像の
中心と一致するか否か、および、当該輪郭が所定の大き
さであるか否かを判断することにより、行なわれる。
【0037】なお、対象物が画面の中央で所定の大きさ
で捉えられたということは、自律走行車30が、当該対
象物の正面に位置し、かつ、対象物から所定の距離だけ
離れていることを意味する。
【0038】そして、SB201で、対象物が画面の中
央に所定の大きさで捉えられたと判断すると、CPU1
01は、SB202において、駆動部1を作業部2に対
して右方向に90°回転させる処理を行なう。この処理
は、具体的には、CPU101が支持回転部材用モータ
9を適切に駆動することにより、作業部2を固定させた
まま駆動部1のみを時計方向に90°回転させることに
よって実行される。
【0039】次に、CPU101は、SB203におい
て、自律走行車30に、対象物から所定の距離だけ離れ
た状態で、当該対象物の外周を回らせる円周状走行処理
を実行する。SB202で、自律走行車30が対象物に
対して正面を向いた後、作業部2を固定させたまま、つ
まり、CCDカメラ30の撮影方向を変更することな
く、駆動部1のみを時計方向に90°回転させていたた
め、本実施の形態の円周状走行処理が実行されると、自
律走行車30は、対象物を左手に見ながら、つまり、対
象物の外周を反時計方向に回る円周状走行を行なうこと
になる。図8に、自律走行車30が、上記のような円周
状走行を行なっている状態を模式的に示す。なお、図8
において、自律走行車30は、その駆動部1の本体1a
の中心が対象物Pから距離Rだけ離れた状態で、円周状
走行を行なっている。図8中の「W」は、駆動部1にお
ける駆動輪5aと駆動輪5bの距離を示している。
【0040】ここで、本実施の形態の円周状走行処理に
ついて、詳細に説明する。図9に、図8のSB203の
円周状走行処理のサブルーチンを示す。
【0041】円周状走行処理が実行されると、まず、C
PU101は、SB2031において、その時点でのエ
ンコーダ11aのカウント値を基準値Nとして記憶す
る。なお、エンコーダ11aのカウント値は、駆動部1
の本体1aの右側に備えられた駆動輪用モータ7aの回
転数に比例する。
【0042】次に、CPU101は、SB2032にお
いて、円周状走行の中止を指示する情報が入力されたか
否かを判断する。当該情報が入力されたと判断すると、
SB2038で円周状走行を中止する処理を行なってリ
ターンし、入力されていないと判断すると、SB203
3に進む。
【0043】次に、CPU101は、SB2033で、
エンコーダ11aのカウント値の単位時間当たりの増加
量を用いて、自律走行車30の移動速度を調節する処理
を行なう。詳しくは、或る時点で測定されたエンコーダ
11aのカウント値の単位時間当たりの増加量が、自律
走行車30が所望の速度で移動する場合に期待される増
加量よりも少なければ駆動輪用モータ7aの回転数を上
げ、多ければ駆動輪用モータ7aの回転数を下げる。
【0044】次に、CPU101は、SB2034で、
エンコーダ11bのカウント値の単位時間当たりの増加
量を、エンコーダ11aのカウント値の単位時間当たり
の増加量と等しくするように制御し、自律走行車30の
移動速度を調節する処理を行なう。詳しくは、2つの増
加量を比較し、エンコーダ11bについての増加量が、
エンコーダ11aについての増加量よりも少なければ駆
動輪用モータ7bの回転数を上げ、多ければ駆動輪用モ
ータ7bの回転数を下げる。なお、後述するSB203
6の処理が実行されるまでは、両エンコーダについての
増加量が等しくなると、自律走行車30は、直進してい
ることになる。
【0045】次に、CPU101は、SB2035で、
エンコーダ11aのカウント値がSB2031(または
直前に実行されたSB2037)で記憶した基準値Nか
ら予め定められたn以上増加したか、すなわち、カウン
ト値が(N+n)以上となったか否かを判断する。そし
て、(N+n)以上であると判断すればSB2036に
進み、(N+n)未満であればSB2032に戻る。な
お、nの意義については後述する。
【0046】SB2036では、CPU101は、エン
コーダ11bのカウント値にxを加える処理を行なう。
この処理により、エンコーダ11bのカウント値は、駆
動輪用モータ7bの回転とは無関係に、xだけ増加す
る。なお、xの意義については後述する。
【0047】そして、CPU101は、SB2037
で、SB2031で記憶した基準値Nを(N+n)に更
新する処理を行なって、SB2032に戻る。
【0048】SB2032〜SB2037の各処理が繰
返されると、その期間中は、エンコーダ11aのカウン
ト値がn増加する間に、エンコーダ11bのカウンタ値
は(n−x)増加する。つまり、その期間中は、本体1
aの左側面にある駆動輪用モータ7bは、右側面にある
駆動輪用モータ7aがn回転する間に、(n−x)回転
しか回転しない。このことから、本体1aの左側面にあ
る駆動輪5bの単位時間当たりの回転数が、駆動輪5a
の単位時間当たりの回転数より或る一定の回転数だけ少
なくなる。これにより、自律走行車30は、図8に示す
ように反時計方向に回転する。
【0049】なお、上述のnおよびxは、自律走行車3
0の回転半径Rおよび駆動輪5aと駆動輪5bの距離W
から導くことができる。図8を参照して、駆動輪5aと
駆動輪5bの描く弧の長さの比は、 {R+(W/2)}:{R−(W/2)}=n:(n−x) =1:{(n−x)/n} と表わすことができる。そして、この式をまとめると、 R={(n/x)−0.5}×W となる。
【0050】これにより、RおよびWが決まると、nと
xを決定することができる。すなわち、上記した円周状
走行処理は、予め定められたRとWの値に基づいて定め
られたnとxの値に従って、実行される。
【0051】ここで、再び図7を参照して、CPU10
1は、SB204では、作業部2のCPU201から、
SB203で実行している円周状走行を中止する旨の情
報が送信されたか否かを判断し、当該情報が送信された
と判断するとSB211に進み、送信されていないと判
断するとSB205に進む。
【0052】そして、CPU101は、SB205にお
いて、SB203で実行している円周状走行において予
め定められた所定の距離を走行し終えたか否かを判断す
る。走行し終えたと判断するとSB211に進み、未だ
走行し終えていないと判断するとSB206に進む。
【0053】そして、CPU101は、SB206にお
いて、接触センサ10a〜10dのいずれかが障害物と
接触したか否かを判断する。そして、障害物に接触した
と判断するとSB211に進み、接触していないと判断
するとSB207に進む。なお、この判断は、具体的に
は、CPU201を介して、接触センサ10a〜10d
のいずれかが障害物と接触した情報が送信されてきたか
否かを判断することによって行なわれる。
【0054】そして、CPU101は、SB207にお
いて、対象物の中心が画面の中心から移動したか否かを
判断する。移動していないと判断するとSB204に戻
り、移動していると判断すると、SB208において、
移動方向が右であるか左であるかを判断する。
【0055】ここで、対象物の中心が画面の中心から移
動する場合に考えられる、自律走行車30と対象物との
位置関係の変化について説明する。図10〜図13は、
円周状走行を行なっている自律走行車と静止している対
象物との位置関係の変化を説明するための図である。
【0056】まず、図10は、自律走行車30が対象物
99の正面にある状態を示している。なお、図10
(a)は自律走行車30と対象物99との位置関係を示
し、図10(b)は図10(a)の状態にある自律走行
車30のCCDカメラ13によって撮影された画面を示
している。図10に示すように、自律走行車30が対象
物99の正面にあると、CCDカメラ13によって撮影
された画面において、当該画面の水平方向の中心と、画
面の中の対象物の水平方向の中心が一致する。以下、図
11〜図13においても、図10と同様に、(a)は自
律走行車30と対象物99との位置関係を示し、(b)
は各図(a)の状態にある自律走行車30のCCDカメ
ラ13によって撮影された画面を示している。なお、各
図の(b)においては、画面の水平方向の中心線を点線
で示している。
【0057】次に、図11は、自律走行車30が、図1
0に示した状態から、対象物99を中心として、正常
に、所定の距離だけ円周状走行を行なった状態を示して
いる。自律走行車30が正常に円周状走行を行なうと、
CCDカメラ13の撮影画面において、対象物は、写る
角度は図10(b)とは異なるが、その中心が、画面の
中心と一致する(図11(b)参照)。
【0058】図12は、自律走行車30が、図10に示
した状態から、円周状走行を行なっている際に、スリッ
プ等により、走行すべき円周の内側を走行した状態を示
している。なお、図12(a)において、点線矢印は走
行すべき円周を示し、実線矢印は実際の自律走行車30
の走行軌跡を示している。自律走行車30の走行軌跡
が、走行すべき円周の内側にずれると、CCDカメラ1
3の撮影画面において、対象物の中心は、画面の中心か
ら右方にずれる(図12(b)参照)。
【0059】図13は、自律走行車30が、図10に示
した状態から、円周状走行を行なっている際に、スリッ
プ等により、走行すべき円周の外側を走行した状態を示
している。なお、図13(a)において、点線矢印は走
行すべき円周を示し、実線矢印は実際の自律走行車30
の走行軌跡を示している。自律走行車30の走行軌跡
が、走行すべき円周の外側にずれると、CCDカメラ1
3の撮影画面において、対象物の中心は、画面の中心か
ら左方にずれる(図13(b)参照)。
【0060】再度、図7を参照して、CPU101は、
SB208において、対象物の中心が画面の中心から左
に移動したと判断するとSB209に進み、右に移動し
たと判断するとSB210に進む。
【0061】SB209では、画面中の対象物の中心が
左方にずれたため、図13より、自律走行車30の走行
軌跡が走行すべき円周の外側にずれたと考えられるの
で、CPU101は、円周状走行における回転半径R
(図8参照)をその時点より小さくするよう、すなわち
走行する円周の曲率を大きくするよう処理を行なう。ま
た、SB210では、画面中の対象物の中心が右方にず
れたため、図12より、自律走行車30の走行軌跡が走
行すべき円周の内側にずれたと考えられるので、CPU
101は、回転半径Rをその時点より大きくするよう、
すなわち走行する円周の曲率を小さくするよう処理を行
なう。なお、SB209またはSB210における曲率
の変更は、Rの変更に伴ったnおよびxの値の変更によ
り行なわれる。
【0062】一方、CPU101は、SB211では、
駆動部1の走行を停止する処理を行ない、その後、SB
212で、支持回転部材用モータ9を適宜駆動すること
により、駆動部1を作業部2に対して反時計方向に90
°回転させて、処理を終了する。なお、SB212にお
ける処理により、走行を停止した自律走行車30では、
駆動部1の正面は、作業部2の正面と同じ方向を向いて
いることになる。
【0063】本実施の形態では、自律走行車30と対象
物との相対位置を、CCDカメラ13が撮影する画像中
の対象物の中心の位置で判断している。なお、CCDカ
メラ13が撮影する画像中の物体が対象物であるか否か
は、画像処理機能を有するCCDカメラ13によって判
断される。
【0064】自律走行車30は、このような機構を有す
ることにより、超音波センサ等の測距センサを用いて測
定される対象物との距離に基づいて対象物の外周を回る
従来の自律走行車と比較して、対象物を確実に認識する
ことができる。図14〜図16に、自律走行車30にお
けるこのような効果を説明するための図を示す。なお、
図14は、自律走行車30と対象物99と障害物90の
三者の斜視図であり、図15は、図14と同じ状態にあ
る三者の側面図である。また、図16は、図14または
図15の状態で、自律走行車30のCCDカメラ13が
撮影する画像を示している。
【0065】まず、図14および図15を参照して、対
象物99と自律走行車30との間に、障害物90が載置
されている場合、従来の自律走行車では、対象物99と
当該自律走行車との距離を測定するための超音波センサ
から発せられる超音波は、多くの場合、対象物99にあ
たる前に障害物90にあたってしまう。これにより、従
来の自律走行車では、障害物90を対象物と誤認してし
まう。一方、本実施の形態の自律走行車30では、図1
6に示す、CCDカメラ13が撮影した画像中の物体の
輪郭に基づいて、対象物が認識される。したがって、障
害物90を対象物と誤認してしまうことを回避できる。
【0066】また、図17〜図19を参照しつつ、障害
物90が対象物99と同程度の高さを有する場合におけ
る、本実施の形態の自律走行車30の効果を説明する。
なお、図17は、自律走行車30と対象物99と障害物
90の三者の斜視図であり、図18は、図17と同じ状
態にある三者の上面図である。また、図19は、図17
または図18の状態で、自律走行車30のCCDカメラ
13が撮影する画像を示している。
【0067】特に、図19を参照して、CCDカメラ1
3が撮影した画面において、対象物99と障害物90が
近くにある場合でも、CCDカメラ13は、画像処理に
おいて、画面中の物体の輪郭を認識できるため、障害物
90を対象物と誤認してしまうことを回避できる。な
お、図17〜図19に示す場合では、自律走行車30が
対象物99の周囲を移動する際に、対象物99が障害物
90の後方に位置し、CCDカメラ13が撮影する画面
上に現れない場合が生じる。CCDカメラ13には、こ
のような場合に備えて、自律走行車30が対象物99の
外周を移動する際に撮影されることが期待される画像情
報を予め記憶させておくことができる。
【0068】具体的には、CCDカメラ13は、自律走
行車30が対象物99の外周を移動する際に、CCDカ
メラ13の撮影画面に一時的に対象物99が含まれなく
なったときには、障害物90と自律走行車30の相対位
置から対象物99と自律走行車30の相対位置を推測し
て駆動部1の制御用のデータを作成するよう構成するこ
とができる。
【0069】以上説明した本実施の形態においては、駆
動部1の本体1aにより、車体が構成されている。ま
た、CCDカメラ13により、車体に対して所定の位置
に設けられ、画像を撮影する撮像手段が構成されてい
る。また、SB201(図7参照)の処理に関連して、
撮影した画像中の物体の輪郭を、予め記憶している所定
の対象物の輪郭と比較し、当該物体の輪郭が所定の対象
物の輪郭であるか否かを判断するCCDカメラ13によ
り、撮像手段が撮影した画像に前記所定の対象物が含ま
れているか否かを判断する判断手段が構成されている。
また、SB207〜SB210(図7参照)の各処理を
実行するCPU101により、撮像手段の撮影した画像
における所定の対象物の画像に基づいて移動走行車と所
定の対象物との相対位置を検出し、かつ、検出した相対
位置に応じて車体を移動させる駆動制御手段が構成され
ている。
【0070】また、所定の対象物の輪郭を記憶している
CCDカメラ13により、所定の対象物の特徴情報を記
憶する記憶手段が構成されている。
【0071】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明で
はなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
ることが意図される。
【0072】すなわち、本実施の形態では、撮像手段と
記憶手段は同一物(CCDカメラ13)によって構成さ
れたが、本発明はこれに限定されるものではなく、両手
段は別体で構成されていても良い。
【0073】また、駆動制御手段が、撮像手段の撮影し
た画像に基づいて車体と所定の対象物との位置関係を把
握できれば、撮像手段は車体に固定される必要はない。
具体的には、たとえば、移動走行車が、撮像手段と車体
との位置関係を無線等で把握できるように構成されれ
ば、撮像手段は、車体とは分離された状態で設けられて
もよい。
【0074】また、本実施の形態では、判断手段は、物
体の輪郭に基づいて、画像中の物体が所定の対象物であ
るか否かを判断しているが、本発明はこれに限定される
ものではない。判断手段は、たとえば、物体の色や温度
等に基づいて、画像中の物体が所定の対象物であるか否
かを判断しても良い。また、本実施の形態では、予め対
象物の輪郭を記憶して、抽出した対象物を判断していた
が、本発明はこれに限定されるものではない。対象物が
カメラの画像の中央に撮影されるように、外部から自律
走行車を操縦して、撮影画面の中央にある画像を対象物
の輪郭として抽出・記憶するように構成してもよい。
【0075】また、本実施の形態の移動走行車は、撮像
手段(CCDカメラ13)を用いて所定の対象物を撮影
することにより、所定の対象物を監視するものであった
が、本発明はこれに限定されない。本発明は、たとえ
ば、作業アームに掃除用具を取付けた掃除ロボットのよ
うに、所定の対象物の周囲を移動しながら、CCDカメ
ラ13以外の作業アームを使用する等して、所定の対象
物またはその他の物体に何らかの作用を及ぼす装置に適
用することができる。
【0076】また、本実施の形態の移動走行車におい
て、「所定の対象物を基準としての移動」とは、所定の
対象物から所定の距離だけ離れた対象物外円周上の円運
動であったが、本発明はこれに限定されるものではな
い。「所定の対象物を基準としての移動」には、撮像手
段により撮影された画像中の所定の対象物の位置情報
(画像中の所定の対象物の大きさや中心位置の変化等)
が用いられた、所定の対象物の周囲での螺旋状の移動等
も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の自律走行車を示す図で
ある。
【図2】図1に示す自律走行車の駆動部の本体の内部構
造を部分的に示す図である。
【図3】図1に示す自律走行車の駆動部が作業部に対し
て回転する状態を模式的に示す図である。
【図4】図1に示す自律走行車の駆動部と作業部の制御
ブロック図を示す図である。
【図5】図1に示す自律走行車の作業部のCPUのメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図1に示す自律走行車の駆動部のCPUのメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図6の動作実行処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1に示す自律走行車が円周状走行を行なって
いる状態を示す図である。
【図9】図7の円周状走行処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図10】円周状走行を行なっている自律走行車と静止
している対象物との位置関係の変化を説明するための図
である。
【図11】円周状走行を行なっている自律走行車と静止
している対象物との位置関係の変化を説明するための図
である。
【図12】円周状走行を行なっている自律走行車と静止
している対象物との位置関係の変化を説明するための図
である。
【図13】円周状走行を行なっている自律走行車と静止
している対象物との位置関係の変化を説明するための図
である。
【図14】本実施の形態の自律走行車における効果を説
明するための図である。
【図15】本実施の形態の自律走行車における効果を説
明するための図である。
【図16】本実施の形態の自律走行車における効果を説
明するための図である。
【図17】本実施の形態の自律走行車における効果を説
明するための図である。
【図18】本実施の形態の自律走行車における効果を説
明するための図である。
【図19】本実施の形態の自律走行車における効果を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 駆動部 1a 本体 2 作業部 5a,5b 駆動輪 7a,7b 駆動輪用モータ 8 作業部支持回転部材 9 支持回転部材用モータ 11a,11b エンコーダ 13 CCDカメラ 30 自律走行車 99 対象物 101,201 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の対象物を基準として移動する移動
    走行車であって、 車体と、 前記車体に対して所定の位置に設けられ、画像を撮影す
    る撮像手段と、 前記撮像手段が撮影した画像に前記所定の対象物が含ま
    れているか否かを判断する判断手段と、 前記撮像手段の撮影した画像における前記所定の対象物
    の画像に基づいて当該移動走行車と前記所定の対象物と
    の相対位置を検出し、かつ、検出した前記相対位置に応
    じて前記車体を移動させる駆動制御手段とを含む、移動
    走行車。
  2. 【請求項2】 前記所定の対象物の特徴情報を記憶する
    記憶手段をさらに含み、 前記判断手段は、前記撮像手段の撮影した画像における
    物体の特徴と、前記記憶手段が記憶する前記所定の対象
    物の特徴とを比較することにより、前記撮像手段の撮影
    した画像に前記所定の対象物が含まれているか否かを判
    断する、請求項1に記載の移動走行車。
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