JPH07160335A - 走行ロボットの前方障害物検出装置 - Google Patents

走行ロボットの前方障害物検出装置

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JPH07160335A
JPH07160335A JP5341525A JP34152593A JPH07160335A JP H07160335 A JPH07160335 A JP H07160335A JP 5341525 A JP5341525 A JP 5341525A JP 34152593 A JP34152593 A JP 34152593A JP H07160335 A JPH07160335 A JP H07160335A
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JP
Japan
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obstacle
robot
traveling
detector
detected
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Pending
Application number
JP5341525A
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English (en)
Inventor
Yasutaku Ishida
泰干 石田
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定ビームで検出できない障害物を可動ビー
ムで非接触に検出する走行ロボットの前方障害物検出装
置を提供する。 【構成】 路面を走行するロボットに搭載され、前記ロ
ボットの走行方向前方の遠方障害物を固定ビームで検出
する第1の障害物検出手段(10)と、前記ロボットに
搭載され、前記ロボットの走行方向前方の近接障害物を
走査式の可動ビームで検出する第2の障害物検出手段
(20)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行ロボットの走行方
向前方の障害物を非接触に検出して衝突を回避する、走
行ロボットの前方障害物検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】路面を無人で走行する走行ロボットは、
工場や病院等で部品等の運搬に利用される。従来の走行
ロボットシステムは、走行路に沿って予め反射テープや
磁気テープ等の誘導ガイドを付設したガイド方式が主流
であったが、現在では所定のマッピングデータを含む走
行プログラムに従い誘導ガイドの無い路面をロボットが
走行するガイドレス方式に移行しつつある。
【0003】無人で走行するロボットは、各種のセンサ
を搭載して走行路の確認や障害物の検出等を行う必要が
ある。走行方向前方の障害物を検出して衝突を回避する
前方障害物検出システムは、遠方の障害物に対しては減
速制御を行い、近接した障害物に対しては停止制御を行
う。
【0004】従来の遠方障害物検出手段は、指向性の広
い固定ビームをロボット本体から走行方向前方に照射
し、その反射光のレベルの高低で遠方障害物の有無を判
別する。一方、従来の近接障害物検出手段は、実際に近
接障害物が接触バンパーと呼ばれる検出体に機械的に接
触したことをスイッチで感知して検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠方障害物検出
手段は、1つの固定ビームでロボットの幅方向全域をカ
バーするために、固定ビームの指向性をレンズで拡大し
ている。このため、固定ビームの光量は低く、小さい障
害物を検出し損なうことがある。また、固定ビームのエ
ンベロープはロボット近傍で狭く、遠方で広い涙型のた
め、ロボットの直前に横から突然侵入する人の足などを
検出できない欠点がある。
【0006】近接障害物検出手段はこの点を補うもので
あるが、障害物が実際に接触バンパーに接触するまで検
出できないため、ロボットと障害物とを全く接触させな
いという点からは不十分である。
【0007】本発明は、固定ビームで検出できない障害
物を走査式の可動ビームで検出することで、減速制御対
象とする遠方障害物でも、また停止制御対象とする近接
障害物でも、共に非接触で検出して未然に衝突を回避可
能とする、走行ロボットの前方障害物検出装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の走行ロボットの
前方障害物検出装置は、路面を走行するロボットに搭載
され、前記ロボットの走行方向前方の遠方障害物を固定
ビームで検出する第1の障害物検出手段と、前記ロボッ
トに搭載され、前記ロボットの走行方向前方の近接障害
物を走査式の可動ビームで検出する第2の障害物検出手
段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の障害物検出手段は、固定ビームでロボッ
トの走行方向前方の比較的大きな遠方障害物を幅広く検
出する。第2の障害物検出手段は、この第1の障害物検
出手段で検出できない小さな近接障害物を走査式の可動
ビームで検出する。従って、これら第1及び第2の障害
物検出手段を併用すると、ロボットの走行方向前方に現
れる障害物を非接触で確実に検出して、ロボットと障害
物との衝突を未然に回避することができる。
【0010】ロボットの走行制御としては、第1の障害
物検出手段を用いることで、遠方障害物検出後もロボッ
トを減速させながら前進させることができる。また、第
2の障害物検出手段を用いることで、ロボットに近接し
た衝突可能性の高い近接障害物の手前でロボットを停止
させることができる。
【0011】上記第1及び第2の障害物検出手段の他
に、前記ロボットに搭載され、前記ロボットの走行方向
前方の最近接障害物を機械的に接触して検出する第3の
障害物検出手段を併用しても良い。
【0012】前記第3の障害物検出手段に、弾性体で支
持された接触バンパーを使用する場合、そのバンパー表
面に接触型スイッチを設け、近接障害物が前記スイッチ
を付勢した瞬間からロボットを停止させる制御に移行す
ると、接触バンパーが後退する時間内にロボットを停止
させることができ、障害物とロボットとの衝突時のショ
ックを軽減できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1および図2は、本発明の概略構成を示す平
面図および側面図である。これらの図において、1は走
行ロボット、2は走行方向前方の障害物、10は第1の
障害物検出器、20は第2の障害物検出器、30は第3
の障害物検出器である。
【0014】第1の障害物検出器10は、固定ビームB
1でロボット1の走行方向前方の比較的大きな遠方障害
物を幅広く検出する。この例では、第1の障害物検出器
10をロボット1の幅方向に2個、左右に分けて配置し
てある。従って、ある程度指向性を鋭くして光量を増す
ことができる。
【0015】第2の障害物検出器20は、この第1の障
害物検出器10で検出できない小さな近接障害物を狭指
向性の走査式可動ビームB2で検出する。即ち、この障
害物検出器20は回転機構21に搭載され、ロボット1
の前方をビームB2でスキャンする。第1の障害物検出
器10の監視距離が例えばロボット1の前方2〜5mに
設定される場合、第2の障害物検出器20の監視距離は
ロボット1の前方1m未満に設定する。
【0016】第3の障害物検出器30は、ロボット1の
走行方向前方の最近接障害物を機械的に接触して検出す
る。31は障害物2に接触すると後退する接触バンパー
であり、このバンパー31が後退するとユニット32内
の検出スイッチが作動する。
【0017】第1及び第2の障害物検出器10,20を
用いると、ロボット1の走行方向前方に現れる障害物2
を非接触で検出して、ロボット1と障害物2との衝突を
未然に回避することができる。回避方法としては、第1
の障害物検出器10による障害物検出時は、障害物2が
遠方にあることを考慮してロボット1を減速させて走行
させる。第2の障害物検出器20による障害物検出時
は、障害物2が近傍にあることを考慮してロボット1を
直ちに停止させる。
【0018】第3の障害物検出器30を用いると、第1
及び第2の障害物検出器10,20で非接触に検出でき
なかった障害物2を機械的に接触して検出することがで
きる。この段階の障害物2は衝突可能性が高いので、第
3の障害物検出器30による障害物検出時は、直ちにロ
ボット1を停止させる。
【0019】図3および図4は、第2の障害物検出器2
0の回転機構21の具体例を示す側面図及び平面図であ
る。これらの図において、22はベース、23はこのベ
ース22の下面に取り付けられたモータまたはロータリ
ソレノイド等の回転駆動部、24は回転駆動部23から
の回転力を伝達する減速歯車ピニオン、25はベース2
2に回転可能に軸支されてピニオン24と噛み合う減速
歯車、26は減速歯車25の回転軸に固定された回転
板、27は回転板26の上面に固定されたセンサフレー
ム、28は回転板26の下面に取り付けられた当たりク
ッションゴム、29はフレーム22の上面に取り付けら
れた左右の当たり止めストッパである。
【0020】第2の障害物検出器であるビームセンサ2
0はセンサフレーム27に取り付けられ、回転駆動部2
3を動力源として回転する。即ち、回転駆動部23、例
えばモータが回転すると、その回転力はピニオン24、
減速歯車25を介して回転板26に伝達され、センサフ
レーム27及びそこに搭載されたビームセンサ20が一
体的に回転する。モータ23の回転方向を切替えること
でセンサ20の回転方向も反転する。回転する方向は図
4に示す矢印のようにベース22と並行な面内であり、
また回転する範囲はゴム28が左右のストッパ29,2
9に衝合する点を限界とする。
【0021】ビームセンサ20は、発光部と受光部を備
える。発光部としては例えばLED(発光ダイオード)
を用い、ここから出力されるビームの指向性をレンズで
鋭くして単位面積当たりの光量を高め、小さい障害物か
らも十分に反射光量が得られるようにしてある。このビ
ームセンサ20の光軸は、図2に示すように、ロボット
1の走行方向前方の近い部分を指向する。従って、ロボ
ット1に近接した小さな障害物でも確実に非接触で検出
できる。
【0022】ビームセンサ20による障害物の有無判定
は、「無」から「有」への変化に対しては迅速に判定す
るが、「有」から「無」への変化に対しては慎重に判定
する様にする。これは、障害物検出時は迅速にロボット
を停止させ、また障害物消失時はそのことを十分に確認
してからロボット走行を再開させることで、障害物への
衝突を極力回避するためである。
【0023】図5および図6は、障害物への衝突を回避
するためのシーケンスラダー制御回路の構成例を示す回
路図、およびその動作を示すタイムチャートである。図
6(a)に示すように、ビームセンサ20を所定の回転
範囲内で正転および逆転させ、これを1サイクルとして
正転時にセンサ検出信号を得るようにする。本例では、
この1サイクルを0.5sに設定してある。
【0024】図6(b)に示すセンサ検出信号は、セン
サ20で受光される反射光量が一定レベルを越え、その
反射光の発生源が障害物と判定されるものである。但
し、ノイズによる影響を避けるため、センサ検出信号と
なる有効な反射光として、本例では継続時間0.05s
以上のものに限定する。0.05sのローパスフィルタ
を用いたタイマ41はこのためのものであり、センサ入
力ONで始動する。
【0025】センサ検出信号が発生すると、タイマ41
の接点TMR1を通してラダー42がONとなる。ラダ
ー42がONとなるとその接点R101を通してラダー
42が自己保持される。この状態が図6(c)の障害物
検出記憶である。この状態になると、その後センサ検出
信号が消失しただけではラダー42はOFFにならな
い。ラダー42をOFFにするには、センサ検出信号が
二回連続して消失した状態が必要である。
【0026】タイマ43はラダー42をOFFにするた
めのものである。このタイマは、センサ入力OFFで始
動し、センサ入力OFFの状態が2サイクル(1s)継
続すると、接点TMR2をOFFにして、ラダー42の
自己保持状態を解除する。図6(d)は接点TMR2の
状態を示している。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、固定
ビームで検出できない障害物を走査式の可動ビームで検
出するようにしたので、減速制御対象とする遠方障害物
でも、また停止制御対象とする近接障害物でも共に非接
触で検出する事ができ、ロボットと走行方向前方の障害
物との衝突を未然に回避できる走行ロボットの前方障害
物検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概略構成を示す平面図である。
【図2】 本発明の概略構成を示す側面図である。
【図3】 第2の障害物検出器の回転機構の具体例を示
す側面図である。
【図4】 第2の障害物検出器の回転機構の具体例を示
す平面図である。
【図5】 障害物への再衝突を回避するためのシーケン
スラダー制御回路の構成例を示す回路図である。
【図6】 図5のシーケンスラダー制御回路の動作を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…走行ロボット、2…障害物、10…第1の障害物検
出器、20…第2の障害物検出器、21…回転機構、2
2…ベース、23…回転駆動部、24…減速歯車ピニオ
ン、25…減速歯車、26…回転板、27…センサフレ
ーム、28…当たりクッションゴム、29…当たり止め
ストッパ、30…第3の障害物検出器、31…接触バン
パー、41…ノイズ除去タイマ、42…ラダー、43…
走行再開タイマ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面を走行するロボットに搭載され、前
    記ロボットの走行方向前方の遠方障害物を固定ビームで
    検出する第1の障害物検出手段と、 前記ロボットに搭載され、前記ロボットの走行方向前方
    の近接障害物を走査式の可動ビームで検出する第2の障
    害物検出手段とを備えることを特徴とする走行ロボット
    の前方障害物検出装置。
JP5341525A 1993-12-10 1993-12-10 走行ロボットの前方障害物検出装置 Pending JPH07160335A (ja)

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JP5341525A JPH07160335A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 走行ロボットの前方障害物検出装置

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JP5341525A JPH07160335A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 走行ロボットの前方障害物検出装置

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JPH07160335A true JPH07160335A (ja) 1995-06-23

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ID=18346745

Family Applications (1)

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JP5341525A Pending JPH07160335A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 走行ロボットの前方障害物検出装置

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JP (1) JPH07160335A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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