JPH09144351A - 可動式テラスの折り畳み式手摺り - Google Patents
可動式テラスの折り畳み式手摺りInfo
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- JPH09144351A JPH09144351A JP30740595A JP30740595A JPH09144351A JP H09144351 A JPH09144351 A JP H09144351A JP 30740595 A JP30740595 A JP 30740595A JP 30740595 A JP30740595 A JP 30740595A JP H09144351 A JPH09144351 A JP H09144351A
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- Japan
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- central
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- terrace
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ないスペースで固定構造物の内部に可動テ
ラスを格納可能にすると共に、簡単な作業で手摺りを有
する仮設観客席の設置を可能にする。 【解決手段】 折り畳み式手摺りは、固定観客席1に対
して出し入れ駆動される可動テラス2の出し入れ移動に
伴って展開及び折り畳みを行う手摺り13により構成さ
れ、少ないスペースで固定観客席1の内部に可動テラス
2が格納可能になると共に、簡単な作業で手摺り13を
有する仮設の観客席の設置を可能にする。また、ロック
付勢機構22によって中央支柱21の下端部を固定する
と共に、固定開放時に中央支柱21を内側に移動さ、手
摺り13の固定及び折り畳みを確実に行う。
ラスを格納可能にすると共に、簡単な作業で手摺りを有
する仮設観客席の設置を可能にする。 【解決手段】 折り畳み式手摺りは、固定観客席1に対
して出し入れ駆動される可動テラス2の出し入れ移動に
伴って展開及び折り畳みを行う手摺り13により構成さ
れ、少ないスペースで固定観客席1の内部に可動テラス
2が格納可能になると共に、簡単な作業で手摺り13を
有する仮設の観客席の設置を可能にする。また、ロック
付勢機構22によって中央支柱21の下端部を固定する
と共に、固定開放時に中央支柱21を内側に移動さ、手
摺り13の固定及び折り畳みを確実に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタジアムや文化
ホール等の観客席である固定構造物の下部から前方に適
宜実設される可動テラスの折り畳み式手摺りに関する。
ホール等の観客席である固定構造物の下部から前方に適
宜実設される可動テラスの折り畳み式手摺りに関する。
【0002】
【従来の技術】スタジアムや文化ホール等では、使用目
的等によって固定の観客席の他に仮設の観客席を設ける
場合がある。通常、仮設の観客席は固定の観客席の上段
側に設置され、適宜な床面に穴をあけて可搬式の手摺り
を差し込むことで仮設の観客席に手摺りを設置して安全
を確保していた。
的等によって固定の観客席の他に仮設の観客席を設ける
場合がある。通常、仮設の観客席は固定の観客席の上段
側に設置され、適宜な床面に穴をあけて可搬式の手摺り
を差し込むことで仮設の観客席に手摺りを設置して安全
を確保していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】仮設の観客席を設けた
場合、可搬式の手摺りを差し込んで手摺りを設置する必
要があるので、仮設の観客席の設置は大掛かりな作業に
なっていた。近年、固定の観客席の内部に可動テラスを
格納し、可動テラスを出し入れすることにより仮設の観
客席を設置することが注目されている。しかし、可動テ
ラスを引き出すことで仮設の観客席を設置することがで
きるが、スペース上の問題から手摺りまでも固定の観客
席の内部に格納することはできず、可動テラスを用いて
も手摺りの設置には多くの労力と時間を必要としてい
た。
場合、可搬式の手摺りを差し込んで手摺りを設置する必
要があるので、仮設の観客席の設置は大掛かりな作業に
なっていた。近年、固定の観客席の内部に可動テラスを
格納し、可動テラスを出し入れすることにより仮設の観
客席を設置することが注目されている。しかし、可動テ
ラスを引き出すことで仮設の観客席を設置することがで
きるが、スペース上の問題から手摺りまでも固定の観客
席の内部に格納することはできず、可動テラスを用いて
も手摺りの設置には多くの労力と時間を必要としてい
た。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、固定の観客席等の固定構造物に対して出し入れ駆動
される可動テラスの出し入れ移動に伴って展開及び折り
畳みを行うことができる折り畳み式手摺りを提供するこ
とを目的とする。
で、固定の観客席等の固定構造物に対して出し入れ駆動
される可動テラスの出し入れ移動に伴って展開及び折り
畳みを行うことができる折り畳み式手摺りを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、固定建造物の前端面に設けられた開
口部から使用位置に前進駆動され且つ前記開口部から若
干突出した格納位置に後退駆動される可動テラスにおい
て、前記可動テラスの側部の前端及び該側部に対応した
前記固定建造物の前端面にそれぞれ設けられる蝶番と、
前記それぞれの蝶番に両端が支持され中央部が内折れ可
能に中央蝶番に中継ぎされた手摺棒と、前記手摺棒の中
央部近傍もしくは前記中央蝶番に取り付けられた中央支
柱と、前記可動テラスの使用位置で前記中央支柱の下端
部を固定する固定手段と、前記可動テラスの使用位置で
前記固定手段による前記中央支柱の下端部の固定を開放
した際に該中央支柱を内側に移動させる移動手段とから
構成され、前記可動テラスが前記格納位置に後退駆動さ
れるにしたがって前記手摺棒が前記中央蝶番の位置で内
側に折られて折り畳まれていくことを特徴とする。
の本発明の構成は、固定建造物の前端面に設けられた開
口部から使用位置に前進駆動され且つ前記開口部から若
干突出した格納位置に後退駆動される可動テラスにおい
て、前記可動テラスの側部の前端及び該側部に対応した
前記固定建造物の前端面にそれぞれ設けられる蝶番と、
前記それぞれの蝶番に両端が支持され中央部が内折れ可
能に中央蝶番に中継ぎされた手摺棒と、前記手摺棒の中
央部近傍もしくは前記中央蝶番に取り付けられた中央支
柱と、前記可動テラスの使用位置で前記中央支柱の下端
部を固定する固定手段と、前記可動テラスの使用位置で
前記固定手段による前記中央支柱の下端部の固定を開放
した際に該中央支柱を内側に移動させる移動手段とから
構成され、前記可動テラスが前記格納位置に後退駆動さ
れるにしたがって前記手摺棒が前記中央蝶番の位置で内
側に折られて折り畳まれていくことを特徴とする。
【0006】そして、可動テラスが使用位置に移動され
ると、両端が蝶番に支持された手摺棒が中央蝶番を中心
に展開され、使用位置で中央支柱の下端部が固定手段に
よって固定される。可動テラスを格納する場合、使用位
置で固定手段による中央支柱の下端部の固定を開放し、
移動手段によって中央支柱を内側に移動させる。この状
態で可動テラスが格納位置に後退駆動されると、中央支
柱の内側への移動が持続されて可動テラスの後退にした
がって手摺棒が中央蝶番を中心に自動的に折り畳まれ
る。
ると、両端が蝶番に支持された手摺棒が中央蝶番を中心
に展開され、使用位置で中央支柱の下端部が固定手段に
よって固定される。可動テラスを格納する場合、使用位
置で固定手段による中央支柱の下端部の固定を開放し、
移動手段によって中央支柱を内側に移動させる。この状
態で可動テラスが格納位置に後退駆動されると、中央支
柱の内側への移動が持続されて可動テラスの後退にした
がって手摺棒が中央蝶番を中心に自動的に折り畳まれ
る。
【0007】また、前記固定手段及び前記移動手段は、
前記中央支柱の下端部に形成され下方に向かって漸次外
側に傾斜する傾斜部と、前記可動テラスの使用位置で前
記中央支柱の下端部に対応する位置に昇降自在に設けら
れ下降位置で前記中央支柱が内側にずれた状態で前記傾
斜部に係合すると共に上昇位置で前記中央支柱を固定位
置に保持する状態に該中央支柱の下端部が嵌合する嵌合
穴を備えた固定金具と、前記固定金具の昇降駆動を行う
昇降装置とにより構成されていることを特徴とする。
前記中央支柱の下端部に形成され下方に向かって漸次外
側に傾斜する傾斜部と、前記可動テラスの使用位置で前
記中央支柱の下端部に対応する位置に昇降自在に設けら
れ下降位置で前記中央支柱が内側にずれた状態で前記傾
斜部に係合すると共に上昇位置で前記中央支柱を固定位
置に保持する状態に該中央支柱の下端部が嵌合する嵌合
穴を備えた固定金具と、前記固定金具の昇降駆動を行う
昇降装置とにより構成されていることを特徴とする。
【0008】そして、可動テラスが使用位置に移動され
て傾斜部が固定金具に係合した状態で、昇降装置によっ
て固定金具を上昇させると、嵌合穴に中央支柱の下端部
が嵌合して中央支柱が手摺りの展開状態の位置で固定さ
れる。昇降装置によって固定金具を下降させると、固定
状態が解除されると同時に傾斜部が嵌合穴に押されて中
央支柱の下端部が内側に移動され、手摺りが中央蝶番を
中心に内側に折られ始める。
て傾斜部が固定金具に係合した状態で、昇降装置によっ
て固定金具を上昇させると、嵌合穴に中央支柱の下端部
が嵌合して中央支柱が手摺りの展開状態の位置で固定さ
れる。昇降装置によって固定金具を下降させると、固定
状態が解除されると同時に傾斜部が嵌合穴に押されて中
央支柱の下端部が内側に移動され、手摺りが中央蝶番を
中心に内側に折られ始める。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施態様に係
る折り畳み式手摺りを備えた可動テラスの使用状態を表
す側面、図2にはその平面、図3には折り畳み式手摺り
を備えた可動テラスの格納状態を表す平面を示してあ
る。
る折り畳み式手摺りを備えた可動テラスの使用状態を表
す側面、図2にはその平面、図3には折り畳み式手摺り
を備えた可動テラスの格納状態を表す平面を示してあ
る。
【0010】図に示すように、スタジアムの2階や3階
の固定構造物としての固定観客席1の下には直方体フレ
ーム状で折り畳み椅子12を備えた可動テラス2が出し
入れ移動自在に格納され、可動テラス2は固定観客席1
の前端面3の開口部4から出し入れされる。可動テラス
2が後退した状態では、可動テラス2の先端2aが開口部
4から若干突出した状態で固定観客席1の下に格納され
る(図3参照)。固定観客席1の内部には可動テラス2
の上下に位置してレール5が設けられ、可動テラス2に
はレール5を転動する転動ローラ6が設けられている。
の固定構造物としての固定観客席1の下には直方体フレ
ーム状で折り畳み椅子12を備えた可動テラス2が出し
入れ移動自在に格納され、可動テラス2は固定観客席1
の前端面3の開口部4から出し入れされる。可動テラス
2が後退した状態では、可動テラス2の先端2aが開口部
4から若干突出した状態で固定観客席1の下に格納され
る(図3参照)。固定観客席1の内部には可動テラス2
の上下に位置してレール5が設けられ、可動テラス2に
はレール5を転動する転動ローラ6が設けられている。
【0011】可動テラス2が格納される固定観客席1の
内部の腔所7には可逆ギヤードモータ8が据え付けられ
ており、腔所7の前方側にはスプロケット9が設けられ
ている。可逆ギヤードモータ8の駆動スプロケット10
とスプロケット9とにわたり無端チェーン11が掛け渡
され、無端チェーン11は可動テラス2に連結されてい
る。可逆ギヤードモータ8の駆動により、無端チェーン
11を介して可動テラス2が格納位置(図3の状態)と
使用位置(図1、図2の状態)との間で前進・後退移動
される。可動テラス2の両側部には折り畳み式の手摺り
13がそれぞれ備えられている。尚、可動テラス2の駆
動手段には各種安全装置が設けられている。
内部の腔所7には可逆ギヤードモータ8が据え付けられ
ており、腔所7の前方側にはスプロケット9が設けられ
ている。可逆ギヤードモータ8の駆動スプロケット10
とスプロケット9とにわたり無端チェーン11が掛け渡
され、無端チェーン11は可動テラス2に連結されてい
る。可逆ギヤードモータ8の駆動により、無端チェーン
11を介して可動テラス2が格納位置(図3の状態)と
使用位置(図1、図2の状態)との間で前進・後退移動
される。可動テラス2の両側部には折り畳み式の手摺り
13がそれぞれ備えられている。尚、可動テラス2の駆
動手段には各種安全装置が設けられている。
【0012】折り畳み式の手摺り13を説明する。可動
テラス2の両側部の最前部には支柱14が固定され、支
柱14の上端には蝶番15が設けられている。支柱14
の上端に対応した固定観客席1の前端面3には蝶番16
が設けられ、蝶番15,16には手摺棒17の両端が支
持されている。手摺棒17は、中央部が内折れ可能に中
央蝶番18に中継ぎされた前手摺棒19と後手摺棒20
とによって構成されている。中央蝶番18には中央支柱
21の上端が取り付けられ、中央支柱21の下端部は可
動テラス2の使用位置で固定手段及び移動手段としての
ロック付勢機構22によって可動テラス2に固定され
る。
テラス2の両側部の最前部には支柱14が固定され、支
柱14の上端には蝶番15が設けられている。支柱14
の上端に対応した固定観客席1の前端面3には蝶番16
が設けられ、蝶番15,16には手摺棒17の両端が支
持されている。手摺棒17は、中央部が内折れ可能に中
央蝶番18に中継ぎされた前手摺棒19と後手摺棒20
とによって構成されている。中央蝶番18には中央支柱
21の上端が取り付けられ、中央支柱21の下端部は可
動テラス2の使用位置で固定手段及び移動手段としての
ロック付勢機構22によって可動テラス2に固定され
る。
【0013】可動テラス2が使用位置に前進した際に
は、図2に示したように、手摺棒17の前手摺棒19と
後手摺棒20が一直線状態(展張状態)になる。可動テ
ラス2が格納位置に後退した際には、図3に示したよう
に、手摺棒17の前手摺棒19と後手摺棒20が中央蝶
番18によって内折りされて畳まれた状態になる。手摺
棒17には中央支柱21の部位で2分割されたパネル2
3が設けられている。
は、図2に示したように、手摺棒17の前手摺棒19と
後手摺棒20が一直線状態(展張状態)になる。可動テ
ラス2が格納位置に後退した際には、図3に示したよう
に、手摺棒17の前手摺棒19と後手摺棒20が中央蝶
番18によって内折りされて畳まれた状態になる。手摺
棒17には中央支柱21の部位で2分割されたパネル2
3が設けられている。
【0014】ロック付勢機構22を図4乃至図7に基づ
いて説明する。図4、図5にはロック付勢機構22の動
作説明を示してあり、図4(a) は手摺棒17が展張完了
直前の状態、図4(b) は手摺棒17が展張した状態、図
4(c) は手摺棒17の展張状態を固定した状態、図5
(a) は固定解除直前の状態、図5(b) は内折り開始時の
状態である。また、図6には昇降装置の側面、図7には
固定観客席1の前端面3の蝶番16の取付き状態を示し
てある。
いて説明する。図4、図5にはロック付勢機構22の動
作説明を示してあり、図4(a) は手摺棒17が展張完了
直前の状態、図4(b) は手摺棒17が展張した状態、図
4(c) は手摺棒17の展張状態を固定した状態、図5
(a) は固定解除直前の状態、図5(b) は内折り開始時の
状態である。また、図6には昇降装置の側面、図7には
固定観客席1の前端面3の蝶番16の取付き状態を示し
てある。
【0015】図4に示すように、中央支柱21の下端部
には下方に向かって漸次外側に傾斜する傾斜部23が形
成され、傾斜部23には外側に出張るように屈曲する傾
斜外面24が形成されている。可動テラス2の使用位置
で中央支柱21に対応する位置には固定金具25が昇降
自在に支持され、固定金具25は昇降装置26によって
昇降される。固定金具25は降下している状態で傾斜部
23の傾斜外面24が係合する延長部27を有し、中央
支柱21が内側にずれた状態で傾斜外面24が延長部2
7に係合する((b) の状態)。固定金具25には延長部
27に連続して嵌合穴28が設けられ、固定金具25が
上昇すると中央支柱21が固定位置に保持される状態
で、即ち、前手摺棒19と後手摺棒20が一直線になる
状態で嵌合穴28に傾斜部23が嵌合して中央支柱21
が固定される((c) の状態)。
には下方に向かって漸次外側に傾斜する傾斜部23が形
成され、傾斜部23には外側に出張るように屈曲する傾
斜外面24が形成されている。可動テラス2の使用位置
で中央支柱21に対応する位置には固定金具25が昇降
自在に支持され、固定金具25は昇降装置26によって
昇降される。固定金具25は降下している状態で傾斜部
23の傾斜外面24が係合する延長部27を有し、中央
支柱21が内側にずれた状態で傾斜外面24が延長部2
7に係合する((b) の状態)。固定金具25には延長部
27に連続して嵌合穴28が設けられ、固定金具25が
上昇すると中央支柱21が固定位置に保持される状態
で、即ち、前手摺棒19と後手摺棒20が一直線になる
状態で嵌合穴28に傾斜部23が嵌合して中央支柱21
が固定される((c) の状態)。
【0016】図5に示すように、固定金具25が上昇し
て中央支柱21が固定されている状態((a) の状態)か
ら固定金具25が下降すると((b) の状態)、嵌合穴2
8の延長部27により傾斜部23の傾斜外面24が内側
に押されて中央支柱21が内側に若干ずらされる。これ
により、前手摺棒19と後手摺棒20に中央蝶番18を
中心に内折れ力が加えられる。
て中央支柱21が固定されている状態((a) の状態)か
ら固定金具25が下降すると((b) の状態)、嵌合穴2
8の延長部27により傾斜部23の傾斜外面24が内側
に押されて中央支柱21が内側に若干ずらされる。これ
により、前手摺棒19と後手摺棒20に中央蝶番18を
中心に内折れ力が加えられる。
【0017】図6に基づいて昇降装置26を説明する。
固定金具25の下端部にはピン31が突設された棒材3
2が固定され、棒材32のピン31にはL型リンク33
の一端が長穴34を介して連設されている。L型リンク
33は中央部が回動自在に可動テラス2に支持されてい
る。一方、可動テラス2にはシリンダ35の本体36の
基端が回動自在に支持され、シリンダ35の駆動ロッド
37はL型リンク33の他端に回動自在に支持されてい
る。つまり、シリンダ35の駆動によって駆動ロッド3
7が伸縮することにより、L型リンク33が回動して長
穴34及びピン31を介して固定金具25が昇降する。
固定金具25の下端部にはピン31が突設された棒材3
2が固定され、棒材32のピン31にはL型リンク33
の一端が長穴34を介して連設されている。L型リンク
33は中央部が回動自在に可動テラス2に支持されてい
る。一方、可動テラス2にはシリンダ35の本体36の
基端が回動自在に支持され、シリンダ35の駆動ロッド
37はL型リンク33の他端に回動自在に支持されてい
る。つまり、シリンダ35の駆動によって駆動ロッド3
7が伸縮することにより、L型リンク33が回動して長
穴34及びピン31を介して固定金具25が昇降する。
【0018】図7に基づいて固定観客席1の前端面3側
に設けられた蝶番16の支持状態を説明する。蝶番16
は、前端面3に固定され内側に若干湾曲した長穴41を
有するブラケット42と、後手摺棒20の端部に設けら
れ長穴41内に摺動自在に嵌合する終端ピン43とから
構成されている。中央蝶番18を中心に手摺棒17が内
側に折り畳まれる際に、終端ピン43が若干湾曲した長
穴41内を移動することにより中央支柱21の内側への
移動が容易になされる。及び長穴41
に設けられた蝶番16の支持状態を説明する。蝶番16
は、前端面3に固定され内側に若干湾曲した長穴41を
有するブラケット42と、後手摺棒20の端部に設けら
れ長穴41内に摺動自在に嵌合する終端ピン43とから
構成されている。中央蝶番18を中心に手摺棒17が内
側に折り畳まれる際に、終端ピン43が若干湾曲した長
穴41内を移動することにより中央支柱21の内側への
移動が容易になされる。及び長穴41
【0019】上記構成の折り畳み式手摺りを備えた可動
テラス2を使用する場合、図示しないスイッチ操作等に
よって可逆ギヤドモータ8が駆動して固定観客席1の前
端面3の開口部4から可動テラス2が引き出される。可
動テラス2が引き出されるにしたがって内側に折り畳ま
れていた手摺棒17が徐々に展張され、使用位置で中央
支柱21の傾斜部23の傾斜外面24が固定金具25の
延長部27に当接する(図4(a) 〜図4(b) の状態)。
更に、昇降装置26のシリンダ35が駆動して固定金具
25が上昇し、嵌合穴28に中央支柱21の傾斜部23
を嵌合させる。これにより、前手摺棒19と後手摺棒2
0が一直線になる状態で嵌合穴28に傾斜部23が嵌合
して中央支柱21が固定される(図4(c) の状態)。従
って、可動テラス2を引き出すことにより、可動テラス
2の側部に一直線状の手摺棒17が設置された状態にな
る(図2参照)。
テラス2を使用する場合、図示しないスイッチ操作等に
よって可逆ギヤドモータ8が駆動して固定観客席1の前
端面3の開口部4から可動テラス2が引き出される。可
動テラス2が引き出されるにしたがって内側に折り畳ま
れていた手摺棒17が徐々に展張され、使用位置で中央
支柱21の傾斜部23の傾斜外面24が固定金具25の
延長部27に当接する(図4(a) 〜図4(b) の状態)。
更に、昇降装置26のシリンダ35が駆動して固定金具
25が上昇し、嵌合穴28に中央支柱21の傾斜部23
を嵌合させる。これにより、前手摺棒19と後手摺棒2
0が一直線になる状態で嵌合穴28に傾斜部23が嵌合
して中央支柱21が固定される(図4(c) の状態)。従
って、可動テラス2を引き出すことにより、可動テラス
2の側部に一直線状の手摺棒17が設置された状態にな
る(図2参照)。
【0020】可動テラス2を固定観客席1の内部に格納
する場合、図示しないスイッチ操作等によって格納が指
令されると、昇降装置26のシリンダ35が駆動して固
定金具25が下降し、延長部27によって傾斜外面24
が押されて中央支柱21が内側に若干移動して(図5
(a) 〜図5(b) の状態)手摺棒17には中央蝶番18を
中心に内折れ力が付与される。この状態で、可逆ギヤド
モータ8が駆動して固定観客席1の内部に可動テラス2
が格納されていくと、内折れ力が付与された手摺棒17
は中央蝶番18を中心に持続的に内側に折り畳まれる。
格納位置では、固定観客席1の前端面3から若干突出し
た可動テラス2の部分に折り畳まれた手摺棒17と中央
支柱21が収められる(図3参照)。
する場合、図示しないスイッチ操作等によって格納が指
令されると、昇降装置26のシリンダ35が駆動して固
定金具25が下降し、延長部27によって傾斜外面24
が押されて中央支柱21が内側に若干移動して(図5
(a) 〜図5(b) の状態)手摺棒17には中央蝶番18を
中心に内折れ力が付与される。この状態で、可逆ギヤド
モータ8が駆動して固定観客席1の内部に可動テラス2
が格納されていくと、内折れ力が付与された手摺棒17
は中央蝶番18を中心に持続的に内側に折り畳まれる。
格納位置では、固定観客席1の前端面3から若干突出し
た可動テラス2の部分に折り畳まれた手摺棒17と中央
支柱21が収められる(図3参照)。
【0021】尚、上記実施態様では、中央支柱21を可
動テラス2の使用位置で固定する固定手段と、可動テラ
ス2の格納開始時に中央支柱21を内側に移動させる移
動手段とを、一つのロック付勢機構22で構成したが、
それぞれ独立した機能を有する機構を設けるようにする
ことも可能である。
動テラス2の使用位置で固定する固定手段と、可動テラ
ス2の格納開始時に中央支柱21を内側に移動させる移
動手段とを、一つのロック付勢機構22で構成したが、
それぞれ独立した機能を有する機構を設けるようにする
ことも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の可動テラスの折り畳み式手摺り
は、固定の観客席等の固定構造物に対して出し入れ駆動
される可動テラスの出し入れ移動に伴って展開及び折り
畳みを行うことができるので、少ないスペースで固定構
造物の内部に可動テラスを格納することが可能になると
共に、簡単な作業で手摺りを有する仮設の観客席を設置
することが可能になる。また、中央支柱を固定する固定
手段及び固定開放時に中央支柱を内側に移動させる移動
手段を備えたので、手摺りの固定及び折り畳みが確実に
行える。
は、固定の観客席等の固定構造物に対して出し入れ駆動
される可動テラスの出し入れ移動に伴って展開及び折り
畳みを行うことができるので、少ないスペースで固定構
造物の内部に可動テラスを格納することが可能になると
共に、簡単な作業で手摺りを有する仮設の観客席を設置
することが可能になる。また、中央支柱を固定する固定
手段及び固定開放時に中央支柱を内側に移動させる移動
手段を備えたので、手摺りの固定及び折り畳みが確実に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る折り畳み式手摺りを
備えた可動テラスの使用状態を表す側面図。
備えた可動テラスの使用状態を表す側面図。
【図2】本発明の一実施態様に係る折り畳み式手摺りを
備えた可動テラスの使用状態を表す平面図。
備えた可動テラスの使用状態を表す平面図。
【図3】折り畳み式手摺りを備えた可動テラスの格納状
態を表す平面図。
態を表す平面図。
【図4】ロック付勢機構22の動作説明図。
【図5】ロック付勢機構22の動作説明図。
【図6】昇降装置の側面図。
【図7】固定観客席1の前端面3の蝶番16の取付き状
態説明図。
態説明図。
1 固定観客席 2 可動テラス 3 前端面 4 開口部 5 レール 6 転動ローラ 7 腔所 8 可逆ギヤードモータ 9 スプロケット 10 駆動スプロケット 11 無端チェーン 12 折り畳み椅子 13 手摺り 14 支柱 15,16 蝶番 17 手摺棒 18 中央蝶番 19 前手摺棒 20 後手摺棒 21 中央支柱 22 ロック付勢機構 23 傾斜部 24 傾斜外面 25 固定金具 26 昇降装置 27 延長部 28 嵌合穴 31 ピン 32 棒材 33 L型リンク 34 長穴 35 シリンダ 36 本体 37 駆動ロッド
Claims (2)
- 【請求項1】 固定建造物の前端面に設けられた開口部
から使用位置に前進駆動され且つ前記開口部から若干突
出した格納位置に後退駆動される可動テラスにおいて、
前記可動テラスの側部の前端及び該側部に対応した前記
固定建造物の前端面にそれぞれ設けられる蝶番と、前記
それぞれの蝶番に両端が支持され中央部が内折れ可能に
中央蝶番に中継ぎされた手摺棒と、前記手摺棒の中央部
近傍もしくは前記中央蝶番に取り付けられた中央支柱
と、前記可動テラスの使用位置で前記中央支柱の下端部
を固定する固定手段と、前記可動テラスの使用位置で前
記固定手段による前記中央支柱の下端部の固定を開放し
た際に該中央支柱を内側に移動させる移動手段とから構
成され、前記可動テラスが前記格納位置に後退駆動され
るにしたがって前記手摺棒が前記中央蝶番の位置で内側
に折られて折り畳まれていくことを特徴とする可動式テ
ラスの折り畳み式手摺り。 - 【請求項2】 前記固定手段及び前記移動手段は、前記
中央支柱の下端部に形成され下方に向かって漸次外側に
傾斜する傾斜部と、前記可動テラスの使用位置で前記中
央支柱の下端部に対応する位置に昇降自在に設けられ下
降位置で前記中央支柱が内側にずれた状態で前記傾斜部
に係合すると共に上昇位置で前記中央支柱を固定位置に
保持する状態に該中央支柱の下端部が嵌合する嵌合穴を
備えた固定金具と、前記固定金具の昇降駆動を行う昇降
装置とにより構成されていることを特徴とする請求項1
に記載の可動式テラスの折り畳み式手摺り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30740595A JPH09144351A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 可動式テラスの折り畳み式手摺り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30740595A JPH09144351A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 可動式テラスの折り畳み式手摺り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144351A true JPH09144351A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17968664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30740595A Withdrawn JPH09144351A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 可動式テラスの折り畳み式手摺り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09144351A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013002062A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Kotobuki Seating Co Ltd | 移動観覧席 |
JP2013002063A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Kotobuki Seating Co Ltd | 移動観覧席 |
CN102912850A (zh) * | 2012-11-19 | 2013-02-06 | 陈科 | 自动移动式阳台 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30740595A patent/JPH09144351A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013002062A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Kotobuki Seating Co Ltd | 移動観覧席 |
JP2013002063A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Kotobuki Seating Co Ltd | 移動観覧席 |
CN102912850A (zh) * | 2012-11-19 | 2013-02-06 | 陈科 | 自动移动式阳台 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030204 |