JPH09144191A - ガラス板の支持構造 - Google Patents

ガラス板の支持構造

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JPH09144191A
JPH09144191A JP31120095A JP31120095A JPH09144191A JP H09144191 A JPH09144191 A JP H09144191A JP 31120095 A JP31120095 A JP 31120095A JP 31120095 A JP31120095 A JP 31120095A JP H09144191 A JPH09144191 A JP H09144191A
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孝 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、取付面をフラットとし、止水性の向
上を図ったガラススクリーンにおけるガラス板の点支持
構造に関する。 【解決手段】ガラス板1の四隅部に穿孔の取付穴2の室
外側を皿穴加工し、該皿穴部2a及びストレート穴部2
bの内側端面に緩衝材3を介して締付ボルト4を挿通
し、室内側より緩衝材5を介して締付ナット6でガラス
板1を締付挟持する締付金具において、締付ボルト4の
軸部4aの外周に少なくとも1以上の溝部7を設け、該
溝部に止水用のOリング8を嵌合させ、また前記取付穴
2の内側端面のストレート穴部2bに止水用Oリング9
を設け、該Oリング9を挟持し前記取付穴2に当接する
ように、取付穴側を弾性ゴム、締付ボルト側を合成樹脂
とする二層の緩衝材3を設け、さらにまた取付穴2の内
側と締付ボルト4間にテーパー部10aと筒状部10b
とからなるスリーブ10を設けたガラス板の支持構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラススクリーン
におけるガラス板の点支持構造に関し、取付面をフラッ
トとする支持金具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の取付構法として各種あるが、
フレ−ムレスでガラススクリ−ンを構成する構法として
金属金具による点支持構法が、近年注目されている。
【0003】この点支持構法は躯体に固着する中心部を
設け、該中心部よりX字状やH字状のアーム先端に支持
部材を設け、該支持部材にガラス板の四隅に穿設する取
付孔を挿通し支持するガラス板の四点支持構法が各種開
示されている。
【0004】例えば、特開平5−179739号公報、
および特開平5−214781号公報に示されるもので
は、支持部材とガラス板とを回動自在とする構成を備
え、面外方向の変位については支持部材とガラス板との
取り付けにおいて、ガラス板の外面側を皿状に穿設し、
残りの厚みをストレートに穿設する取付孔にアルミ製の
ガスケット部材を介して挿入のソケット部材と、該ソケ
ット部材と螺合してガラス板を締付固定するナットと、
前記ソケット部材の内部にあって躯体に固着する支持部
材の先端に設けた球部を、傾動自在に挟持する支持金具
が知られている。
【0005】また、特開平5−214876号公報に示
されるものでは、ガラス板の穿孔部にフランジ付でガラ
ス板の厚みより若干長い円筒体を弾性ゴム材からなる中
空円筒体を介して挿入し、雌ねじを有する該円筒体とゴ
ム材を両端よりボルトで締付支持するものが開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−17973
9号公報、および特開平5−214781号公報で示さ
れるものは、ガラス板に穿設した皿孔部にガスケット部
材を介して挿入したソケット部材が、その内部に傾動可
能な球部を設け、ソケット部材の内面を球部の傾動によ
って摺動するような内面とする複雑な構造となってお
り、製作コストの上昇は避けられないという問題があっ
た。
【0007】さらに、特開平5−214876号公報に
示されるものでは、ガラス板の穿孔部にフランジ付でガ
ラス板の厚みより若干長い円筒体を弾性ゴム材からなる
中空円筒体を介して挿入し、雌ねじを有する該円筒体と
ゴム材を両端よりボルトで締付支持するもので、ガラス
面からボルトの頭が突出し、さらに中空円筒体の端部が
ボルトの締付によりはみ出し、ガラススクリーンがフラ
ットでなく、決して見栄えの良いものとはいえないもの
であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点の
解決を図る、すなわちシンプルな構成で安価にガラス板
を支持し、雨水、塵埃の進入を防止し、かつガラス板の
支持をより確実に支持し、ガラス板の面全体をフラット
として、施工が極めて容易で、かつ見栄えも良くするこ
とを目的として、ガラス板の四隅部に穿孔の取付穴の室
外側を皿穴加工し、該皿穴部及びストレート穴部の内側
端面に緩衝材を介して締付ボルトを挿通し、室内側より
緩衝材を介して締付ナットでガラス板を締付挟持する締
付金具において、締付ボルトの軸部の外周に少なくとも
1以上の溝部を設け、該溝部に止水用のOリングを嵌合
させ、また、前記取付穴の内側端面のストレート穴部に
止水用Oリングを設け、該Oリングを挟持し前記取付穴
に当接するように緩衝材を設け、さらに、前記緩衝材と
して取付穴側を弾性ゴム、締付ボルト側を合成樹脂とす
る二層とし、さらにまた、前記取付穴の内側と締付ボル
ト間にテーパー部と筒状部とからなるスリーブを設け、
そして、前記テーパー部を有するスリーブの筒状部先端
外周に設けた螺刻部と、室内側より緩衝材を介してナッ
トとで螺合して取付穴を挟持し、さらに室内側より緩衝
材を介して締付ボルトと締付ナットで前記スリーブを締
付挟持したことを特徴とするガラス板の支持構造を提供
する。
【0009】
【発明の実施の形態】ガラス板の四隅部に穿孔の取付穴
の室外側を皿穴加工し、該皿穴部の皿面にはテーパー状
の緩衝材を内接し、取付穴のストレート穴部の内側端面
にはガラス板側より弾性ゴムおよび合成樹脂からなる二
層の筒状の緩衝材を内接させ、また前記緩衝材と二層の
緩衝材間には止水用のOリングを設けた。さらに前記緩
衝材、Oリング、二層の緩衝材の内側にテーパー部と先
端を螺刻した筒状部とからなるスリーブを挿入密着さ
せ、ガラス板の背面側より緩衝リングを介してナットと
前記筒状部の先端螺刻部とを螺合させて、ガラス板の取
付穴を締付挟持した。さらにまた、締付ボルトのストレ
ート状軸部の外周に少なくとも1以上の溝部を設け、該
溝部に止水用のOリングを嵌合させた締付ボルトを前記
スリーブ内に挿通し、室内側より緩衝材を介して締付ナ
ットで締付挟持した。
【0010】このように、締付ボルトのストレートな軸
部の外周に設けた1以上の溝部に嵌合のOリングにより
締付ボルトとスリーブ間の雨水の侵入を阻止し、一方、
ガラス板の取付穴側に内接のOリングにより取付穴とス
リーブ間の雨水の侵入を阻止することができる。
【0011】また、前記テーパー部を有するスリーブを
ガラス板の皿穴加工した取付穴に挿入したとき、取付穴
の皿穴部とスリーブのテーパー部の寸法角度等が多少ず
れても間に介装した緩衝材、および二層の緩衝材等の弾
性層がゴム等の弾性材からなり該弾性層の圧縮変形等に
より寸法誤差による隙間を吸収すると共に、締付ボルト
と締付ナットの緊締時に緩衝材の圧縮変形によりガラス
板の取付孔への過度の押し付け力を吸収し、ガラス板の
取付穴部に無理な力がかからず、ガラス板の破損もな
い。
【0012】さらに、ガラス板面外方向の外力による変
形はガラス板背後の締付ナットと当接の緩衝材の圧縮に
より吸収する。さらにまた、本発明は屋外用として止水
構造に重点をおいたものであるが、もちろん室内間仕切
り用としても当然使用することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係わるガラス板の支持構造を
図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施例を
説明する一部を切欠した支持構造の縦断面図を示し、図
2は本発明の実施例を説明する一部を切欠した支持構造
の分解斜視図を示し、図3は本発明の変形実施例を説明
する一部を切欠した支持構造の縦断面図を示し、図4は
本発明の別の変形実施例を説明する一部を切欠した支持
構造の縦断面図を示し、図5は本発明の支持構造を取付
支持する支持金具の斜視図を示し、図6は点支持構法に
よるガラススクリーンの正面図を示す。
【0014】図1、図2に示すように、ガラス板1の四
隅部に穿孔の取付穴2の室外側を皿穴加工し、該皿穴部
2aの皿面にはテーパー状の緩衝材3を内接し、前記取
付穴2のストレート穴部2bの内側端面にはガラス板1
側より弾性ゴム層14および合成樹脂層13からなる二
層の筒状の緩衝材を内接させ、また前記テーパー状の緩
衝材3と二層の緩衝材間には止水用のOリング9を設
け、さらに前記緩衝材3、Oリング9、二層の緩衝材の
内側にテーパー部10aと先端が螺刻の筒状部10bと
からなるスリーブ10を挿入密着させ、ガラス板1の背
面側より緩衝リング11を介してナット12と前記スリ
ーブ10の筒状部10bの先端螺刻部10cとを螺合さ
せて、ガラス板1の取付穴2を締付挟持した。さらにま
た、締付ボルト4のストレートな軸部4aの外周に少な
くとも1以上の溝部7を設け、該溝部7に止水用のOリ
ング8を嵌合させた締付ボルト4を前記スリーブ10の
内側に挿通させ、室内側より緩衝材5を介して締付ナッ
ト6とで締付挟持した。
【0015】前記ガラス板1の皿穴部2aとスリーブ1
0間に設けた緩衝材3はEPDM等とし、取付穴2のス
トレート穴部2bと、該取付穴2に挿通のスリーブ10
間に設けた二層からなる緩衝材としては、スリーブ10
と当接する側をポリカーボネート樹脂、ナイロン樹脂等
の硬質の合成樹脂層、ガラス板と当接する側をEPDM
等の弾性ゴム層の二層とする成型品とし、焼き付け接着
処理品としたが、焼き付けせず別個のものとして取り付
けても良い。
【0016】尚、前記緩衝材3、5、14、14’およ
び止水用のOリング8、9としてはEPDM製、ネオプ
レンゴム、シリコンゴム、バイトンゴム、ウレタンゴム
等の耐候性の良い弾性体とした。
【0017】また、緩衝材11はテフロン等の硬めのも
のを使用し、スリーブ10、締付ボルト4、締付ナット
6、およびナット12はSUS等の錆びない金属とした
が、防錆塗装処理やメッキ等の処理をしたSS材でも良
く、スリーブ10についてはアルミ材でも良い。
【0018】また、締付ボルト4の頭部はフラットと
し、ガラス板1の室外側面と面一となるように設けたた
め、ガラス板1の室外側面は突起部がなくフラット面と
することができる。
【0019】そして、前記ガラス板1を図6に示すよう
に、上下、左右に複数枚配設し、互いに隣接する四枚の
ガラス板1のコーナー部に設けた取付穴2を締付支持す
る各締付金具を、例えば図5に示すような支持アーム3
2の形状がX字状、H字状の4点または、I字状の1点
や、2点の支持金具30の各支持アーム32の先端の取
付穴31に遊挿および取付支持し、該支持金具30の中
心より垂設のロッド33を図示しない躯体に固設すれ
ば、図6に示すガラススクリーン40を形成することが
できる。
【0020】尚、ガラス板1とは強化されたガラス板
や、複数枚の強化ガラス相互、あるいは強化ガラスと生
板ガラスを組み合わせてPVBやEVA等の中間膜また
は樹脂注入で接着した合わせガラス、および前記のガラ
スに飛散防止樹脂膜を貼着したもの等が対象となる。
【0021】以下、本発明の作用を説明する。図1、図
2に示すように、締付ボルト4の頭部はフラットであ
り、ガラス板1の室外側面と面一となるように設けたた
め、ガラス板1の室外側面は突起部がなく、ガラス板を
縦横に併設したガラススクリーンをフラット面とするこ
とができた。
【0022】また、締付ボルト4のストレートな軸部4
aの外周に設けた1以上の溝部に嵌合のOリング8によ
り締付ボルト4とスリーブ10間に侵入しようとする雨
水の侵入を阻止し、一方、ガラス板1の取付穴2側に内
接のOリング9により取付穴2とスリーブ10間への雨
水の侵入を効果的に阻止することができる。
【0023】さらに、前記テーパー部を有するスリーブ
をガラス板の皿穴加工した取付穴に挿入したとき、取付
穴の皿穴部とスリーブのテーパー部の寸法角度等が多少
ずれても間に介装した緩衝材、および二層の緩衝材等の
弾性層がゴム等の弾性材からなり該弾性層の圧縮変形等
により寸法誤差による隙間を吸収すると共に、締付ボル
トと締付ナットの緊締時に緩衝材の圧縮変形によりガラ
ス板の取付孔への過度の押し付け力を吸収し、ガラス板
の取付穴部に無理な力がかからず、ガラス板の破損もな
い。
【0024】さらにまた、ガラス板の面外方向の外力に
よる変形はガラス板背後の締付ナットと当接の緩衝材の
圧縮により吸収できる。尚、締付ナットは各外周側面よ
り緩み止めとしてそれぞれ固定ビスにて締付固定する。
【0025】以上好適な実施例について述べたが、本発
明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えら
れるものである。次に、本発明の実施例の変形例を図3
に示す。
【0026】ガラス板1の四隅部に穿孔の取付穴2の室
外側を皿穴加工し、該皿穴部2aの皿面には弾性ゴム層
14’および合成樹脂層13’からなる二層のテーパー
状の緩衝材を内接させ、また前記取付穴2のストレート
穴部2bの内側端面にはガラス板1側より弾性ゴム層1
4および合成樹脂層13からなる二層の筒状の緩衝材を
内接させ、さらに前記テーパー状の二層の緩衝材と筒状
の二層の緩衝材間には止水用のOリング9を設け、さら
に前記テーパー状の二層の緩衝材、Oリング9、筒状の
二層の緩衝材の内側に締付ボルトを挿通させて、室内側
より緩衝材5を介して締付ナット6とで締付挟持した。
該締付ボルト4’のストレートな軸部4a’の外周に少
なくとも1以上の溝部7’を設け、該溝部7’に止水用
のOリング8を嵌合させた。
【0027】尚前記二層の緩衝材としては、締付ボルト
4’と当接する側をポリカーボネート樹脂、ナイロン樹
脂等の硬質の合成樹脂層13’、ガラス板1と当接する
側をEPDM等の弾性ゴム層14’の二層とする成型品
とし、焼き付け接着処理したものを用いたが、焼き付け
せず別個のものとして取り付けても良い。
【0028】さらに、本発明の実施例の別の変形例を図
4に示す。ガラス板1の四隅部に穿孔の取付穴2の室外
側を皿穴加工し、該皿穴部2aの皿面にはテーパー状の
緩衝材3を内接し、前記取付穴2のストレート穴部2b
の内側端面にはガラス板1側より弾性ゴム層14および
合成樹脂層13からなる二層の筒状の緩衝材を内接さ
せ、また前記テーパー状の緩衝材3と二層の緩衝材間に
は止水用のOリング9を設け、さらに前記緩衝材3、O
リング9、二層の緩衝材の内側にテーパー部10a”と
筒状部10b”とからなるスリーブ10”を挿入密着さ
せ、締付ボルト4”のストレートな軸部4a”の外周に
少なくとも1以上の溝部7”を設け、該溝部7”に止水
用のOリング8を嵌合させた締付ボルト4”を前記スリ
ーブ10”の内側に挿通させ、室内側より緩衝材5を介
して締付ナット6とで締付挟持した。
【0029】前記ガラス板1の皿穴部2aとスリーブ1
0”間に設けた緩衝材3はEPDM等とし、取付穴2の
ストレート穴部2bと、該取付穴2に挿通のスリーブ1
0”間に設けた二層からなる緩衝材としては、スリーブ
10”と当接する側をポリカーボネート樹脂、ナイロン
樹脂等の硬質の合成樹脂層、ガラス板と当接する側をE
PDM等の弾性ゴム層の二層とする成型品とし、焼き付
け接着処理品としたが、焼き付けせず別個のものとして
取り付けても良い。
【0030】以上変形例、および別の変形例に使用した
スリーブ10”、締付ボルト4’4”、締付ナット6は
SUS等の錆びない金属としたが、防錆塗装処理やメッ
キ等の処理をしたSS材でも良く、スリーブ10”につ
いてはアルミ材でも良い。
【0031】また、締付ボルト4’、4”の頭部はフラ
ットとし、ガラス板1の室外側面と面一となるように設
けたため、ガラス板1の室外側面は突起部がなくフラッ
ト面とすることができる。
【0032】以上の、変形例、および別の変形例につい
ても実施例と同様に止水性の向上、室外側面のフラット
化、ガラス板の面外方向からの外力の吸収等を図ること
ができる。
【0033】このように本発明によれば、ガラス板を四
点で支持する点支持構法(DPG構法、Dot Poi
nt Grazing)により、フレームレスで開放的
な空間を形成でき、またフラットなガラススクリーンが
構成でき、取付穴からの雨水の侵入をより確実に防止で
きるものである。
【0034】
【発明の効果】本発明は、ガラス板の皿穴開口部に挿通
した締付ボルトのストレートな軸部に設けた1以上の溝
部に止水用のOリングを嵌合させ、またガラス板の穿孔
部内側端面にも止水用のOリングを圧接したことで止水
性が大幅に向上できた。またガラス板の穿孔部を皿穴と
し、締付ボルトの頭部をフラットな皿ネジとしたことで
ガラス板の室外側表面をフラット面とすることができる
ようになった。
【0035】また、ガラス板の取付孔に挿通しその両端
面を挟持してガラス板の支持を確実とし、取付穴と締付
ボルト間に設けたテーパー部と筒状部からなり、かつ取
付穴側を弾性ゴム層、締付ボルト側を硬質の合成樹脂層
からなる二層構造の緩衝材を用いたことにより、ガラス
板の取付穴の皿穴部との角度寸法に僅かな違いがあって
も、弾性層で吸収して隙間を無くし、また締付ボルトに
よる過度の締付があってもガラス板の取付穴に無理な力
が加わらず、破損することがない等その効果は顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する一部を切欠した支持
構造の縦断面図を示す。
【図2】本発明の実施例を説明する一部を切欠した支持
構造の分解斜視図を示す。
【図3】本発明の変形実施例を説明する一部を切欠した
支持構造の縦断面図を示す。
【図4】本発明の別の変形実施例を説明する一部を切欠
した支持構造の縦断面図を示す。
【図5】本発明の支持構造を取付支持する支持金具の斜
視図を示す。
【図6】点支持構法によるガラススクリーンの正面図を
示す。
【符号の説明】
1 ガラス板 2 取付穴 2a 皿穴部 2b ストレート穴部 3 緩衝材 4、4’、4” 締付ボルト 5 緩衝材 6 締付ナット 7、7’、7” 溝部 8 Oリング 9 Oリング 10 スリーブ 13、13’ 合成樹脂層 14、14’ 弾性ゴム層 15、15’、15” 締付金具 30 支持金具 40 ガラススクリーン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板の四隅部に穿孔の取付穴の室外側
    を皿穴加工し、該皿穴部及びストレート穴部の内側端面
    に緩衝材を介して締付ボルトを挿通し、室内側より緩衝
    材を介して締付ナットでガラス板を締付挟持する締付金
    具において、締付ボルトの軸部の外周に少なくとも1以
    上の溝部を設け、該溝部に止水用のOリングを嵌合させ
    たことを特徴とするガラス板の支持構造。
  2. 【請求項2】前記取付穴の内側端面のストレート穴部に
    止水用Oリングを設け、該Oリングを挟持し前記取付穴
    に当接するように緩衝材を設けたことを特徴とする前記
    請求項1記載のガラス板の支持構造。
  3. 【請求項3】前記緩衝材として取付穴側を弾性ゴム、締
    付ボルト側を合成樹脂とする二層としたことを特徴とす
    る前記請求項1乃至2記載のガラス板の支持構造。
  4. 【請求項4】前記取付穴の内側と締付ボルト間にテーパ
    ー部と筒状部とからなるスリーブを設けたことを特徴と
    する前記請求項1乃至3記載のガラス板の支持構造。
  5. 【請求項5】前記テーパー部を有するスリーブの筒状部
    先端外周に設けた螺刻部と、室内側より緩衝材を介して
    ナットとで螺合して取付穴を挟持し、さらに室内側より
    緩衝材を介して締付ボルトと締付ナットで前記スリーブ
    を締付挟持したことを特徴とする前記請求項4記載のガ
    ラス板の支持構造。
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