JPH09143907A - レール締結装置の着脱器、レール締結装置の着脱器とマクラギ吊上器との組み合わせ、及びレール締結装置の着脱方法 - Google Patents

レール締結装置の着脱器、レール締結装置の着脱器とマクラギ吊上器との組み合わせ、及びレール締結装置の着脱方法

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JPH09143907A
JPH09143907A JP33113395A JP33113395A JPH09143907A JP H09143907 A JPH09143907 A JP H09143907A JP 33113395 A JP33113395 A JP 33113395A JP 33113395 A JP33113395 A JP 33113395A JP H09143907 A JPH09143907 A JP H09143907A
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JP
Japan
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clip
rail
sleeper
rail fastening
fastening device
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Yukio Nagasaki
幸夫 長崎
Haruo Yonetani
春雄 米谷
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East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時の重量を軽減でき、フック引掛け操作
が容易に行えるレール締結装置の着脱器等を提供する。 【解決手段】 棒状の着脱器フレーム10と、作業者が
把持するハンドル11と、フレーム先端付近において所
定角度範囲内で揺動可能に取り付けられレール締結装置
の3次元曲線状クリップ33に係合する凹部を有するフ
ック12と、フレーム先端に設けられた支点18と、フ
ック12を付勢する弦巻バネ13と、ハンドル11の近
傍に設けられ作業者が操作する操作レバー14と、操作
レバー14の操作によりフック12を所定角度範囲内で
揺動させる伝達ワイヤー15を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レール締結装置の
着脱に使用する器具又は組み合わせとその着脱方法に関
し、特に、マクラギのレール近傍位置に埋込み等により
設置されたショルダーと、レール底部を押えるインシュ
レーターと、一端がショルダーに固定され他端がインシ
ュレーターを押圧する略「の」字をなす3次元曲線形状
クリップを有する、いわゆる「パンドロール型レール締
結装置」の着脱に使用する器具又は組み合わせとその着
脱方法に関するものである。ここに、「パンドロール」
は登録商標である。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道においてレールをマクラギに
取り付けるレール締結装置として、図9ないし図11に
示すようなレール締結装置が普及しつつある。図に示す
ように、このレール締結装置200は、ショルダー31
とインシュレーター32とクリップ33を備えて構成さ
れている。図上、Rはレール、Tはマクラギ、Pは軌道
パッドをそれぞれ示している。BはレールRの底部であ
る。
【0003】ショルダー31は、図9に示すように、鋼
製で、一端に略棒状の埋込端31Eを有し、他端にクリ
ップ支持部31Cを有している。ショルダー31の埋込
端31Eは、PCマクラギ等のマクラギTの製作時にマ
クラギ中に埋め込まれ、クリップ支持部31Cのみがマ
クラギTの外部に露出した状態となっている。この例で
は、ショルダー31の一端がマクラギ中に埋込みにより
固定されているが、クリップ挿入孔を有するショルダー
の部分がマクラギのレール近傍位置に設置されるような
形状であればどのような固定方式でもよい。クリップ支
持部31Cは、略カマボコ状又は半円柱状の本体31M
と、本体31Mの側部に一体化された平坦なクリップ座
面31Sを有している。クリップ支持部本体31Mに
は、レールRの長手方向と平行で、略カマボコ状又は半
円柱状の形断面形状を有するクリップ挿入孔31Hが形
成されている。
【0004】インシュレーター32は、合成樹脂等から
なり、上面がほぼ平坦に形成され、その下面には、レー
ルRの底部Bの隅角部とほぼ合致するような切欠が設け
られている。このインシュレーター32の上面は、後述
するクリップ33のクリップ先端33Eによって押圧さ
れる。インシュレーター32には、図10の平面図に示
すように、平面的な凹部が設けられており、ショルダー
31の隅角部と嵌合する。これにより、インシュレータ
ー32は、レールRの長手方向の前後への力を受けて
も、ずれてクリップ33からはずれることはない。
【0005】クリップ33は、2つの端部を有し弾性を
持つ鋼製部材であり、上方から下方を見た平面投影形状
は、図10に示すように略「の」字状であり、レールR
の長手方向から見た投影形状及びレールRの長手方向に
対して直角な方向から見た投影形状は、図9及び図10
に示すように略「つ」字状又は略「C」字状になってい
る。クリップ33の2端のうちの1端であるセンターレ
ッグ33Lは、ショルダー31のクリップ挿入孔31H
の断面よりも小さな略カマボコ状断面を有しており、シ
ョルダー31のクリップ挿入孔31Hに挿入されて嵌合
し、固定される。また、クリップ33の他端であるクリ
ップ先端33Eは、やや扁平な形状に形成されており、
インシュレーター32を押圧する。また、センターレッ
グ33Lとクリップ先端33Eの中間のクリップ座部3
3Sが、ショルダー31のクリップ座面31Sを押圧す
る。また、クリップ先端33Eとクリップ座部33Sの
間には湾曲した前部アーチ33A1 が形成され、クリッ
プ座部33Sとセンターレッグ33Lの間には前部アー
チ33A1 よりもやや小さく湾曲した後部アーチ33A
2 が形成されている。このように、クリップ33は、3
次元の曲線形状を有する「線条バネ」を構成しており、
ねじり弾性により、レールRをマクラギTに弾性的に締
結する。
【0006】上記のレール締結装置をマクラギとレール
の間に係着するためには、マクラギT上の2つのショル
ダーの中間位置にレールRをマクラギTと密着させるよ
うにして置き、インシュレーター32をショルダー位置
に嵌め、クリップ33をレールRの長手方向に強制的に
引き込み、クリップ33のセンターレッグ33Lをショ
ルダー31のクリップ挿入孔31H内に挿入させるとと
もに、クリップ33のクリップ先端33Eをインシュレ
ーター32の上に乗り上げさせ、かつクリップ33のク
リップ座部33Sをショルダー31のクリップ座面31
Sの上に乗り上げさせる必要がある。レール締結装置を
マクラギとレールの間から離脱させるためには、上記と
逆の操作を行えばよい。
【0007】このような操作に使用するためのレール締
結装置の着脱器として、従来、いわゆる「パンプラー」
と呼ばれる器具が用いられていた。ここに、「パンプラ
ー」は登録商標である。この着脱器は、略棒状に形成さ
れ、先端に支点が設けられ、先端付近に揺動可能なフッ
クが設けられていた。この従来の着脱器では、作業者
は、フックをクリップ33の前部アーチ33A1 に引掛
けるとともに、先端の支点をマクラギ上等に固定し、テ
コの原理により、力を込めて棒状部分を傾けることによ
ってクリップ33をレールとマクラギとの間に係着又は
離脱させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレール締結装置の着脱器においては、着脱器は鋼製
で、重量が約5.5kgとかなり重く、作業時の負担が
大きかった。また、着脱器のフックをクリップの前部ア
ーチに掛ける際には、その都度身体を前屈させフックを
手で持上げてから掛ける、という動作を行う必要があ
り、軌道工事等において、長時間又は多量の処理を行う
場合には、作業者の腰痛あるいは疲労には著しいものが
あった。さらに、従来のレール締結装置の着脱器は、角
形鋼管製で見た目も武骨であり、ハンドル部分が細過ぎ
るため握持しにくく作業性も悪かった。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、作
業時の重量を軽減でき、フック引掛け操作が容易に行え
るレール締結装置の着脱器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るレール締結装置の着脱器は、マクラギ
のレール近傍位置に設置されるとともにレール長手方向
と平行で非円形断面形状を有するクリップ挿入孔が設け
られたショルダーと、前記レールの底部を押えるインシ
ュレーターと、前記クリップ挿入孔に嵌まるセンターレ
ッグと前記インシュレーターを押圧するクリップ先端と
前記ショルダーを押圧するクリップ座部とを有し平面投
影形状が略「の」字状となる3次元曲線形状の鋼製のク
リップを有し前記クリップの弾性により前記レールを前
記マクラギに締結するレール締結装置を前記レールと前
記マクラギの間に着脱させるレール締結装置の着脱器で
あって、略棒状の着脱器本体と、前記着脱器本体の一端
付近に取り付けられ作業者が把持する把持部と、前記着
脱器本体の他端付近において前記着脱器本体の長手方向
に直角な中心のまわりに所定角度範囲内で揺動可能に取
り付けられ前記クリップに係合する凹部を有するクリッ
プ係合部と、前記着脱器本体の前記他端に設けられた支
点と、前記クリップ係合部を前記所定角度範囲のいずれ
かの端に付勢する付勢手段と、前記把持部の近傍に設け
られ前記作業者が操作する操作部と、前記操作部の操作
により前記クリップ係合部を前記付勢に抗して前記所定
角度範囲内で揺動させる揺動機構を備えたことを特徴と
する。上記のレール締結装置の着脱器においては、好ま
しくは、前記支点が、前記マクラギ上面又は前記ショル
ダー外面を前記固定部として利用可能な端部形状を有
し、かつ前記ショルダー稜線部を前記固定部として利用
可能な切欠部を有するように構成してももよい。また、
好ましくは、前記把持部には、略円筒形状のゴム製又は
合成樹脂製でその側面に凹凸が形成されたグリップを設
けてもよい。あるいは、好ましくは、前記着脱器本体を
楕円断面形状に形成してもよい。
【0011】また、本発明に係るレール締結装置の着脱
器とマクラギ吊上器との組み合わせは、マクラギのレー
ル近傍位置に設置されるとともにレール長手方向と平行
で非円形断面形状を有するクリップ挿入孔が設けられた
ショルダーと、前記レールの底部を押えるインシュレー
ターと、前記クリップ挿入孔に嵌まるセンターレッグと
前記インシュレーターを押圧するクリップ先端と前記シ
ョルダーを押圧するクリップ座部とを有し平面投影形状
が略「の」字状となる3次元曲線形状の鋼製のクリップ
を有し前記クリップの弾性により前記レールを前記マク
ラギに締結するレール締結装置を前記レールと前記マク
ラギの間に着脱させるレール締結装置の着脱器であっ
て、略棒状の着脱器本体と、前記着脱器本体の一端付近
に取り付けられ作業者が把持する把持部と、前記着脱器
本体の他端付近において前記着脱器本体の長手方向に直
角な中心のまわりに所定角度範囲内で揺動可能に取り付
けられ前記クリップに係合する凹部を有するクリップ係
合部と、前記着脱器本体の前記他端に設けられた支点
と、前記クリップ係合部を前記所定角度範囲のいずれか
の端に付勢する付勢手段と、前記把持部の近傍に設けら
れ前記作業者が操作する操作部と、前記操作部の操作に
より前記クリップ係合部を前記付勢に抗して前記所定角
度範囲内で揺動させる揺動機構と、吊下用被支持具を備
えたレール締結装置の着脱器と、2つのレール上に支持
された吊上器本体と、前記吊上器本体上に設けられ前記
レールとまだ締結されていない未締結マクラギを吊上げ
る吊上機構と、前記吊上器本体に一端が支持され前記吊
下用被支持具を吊下支持するとともに伸縮可能な伸縮体
を有し、前記マクラギを吊上げることにより前記未締結
マクラギと前記レールとを締結可能な状態にさせるマク
ラギ吊上器とを備えたことを特徴とする。上記のレール
締結装置の着脱器とマクラギ吊上器との組合わせにおい
ては、好ましくは、前記レール締結装置の着脱器は収納
用被支持具を備えるとともに、前記吊上器本体は前記収
納用被支持具を支持する収納具を備えてもよい。
【0012】また、本発明に係るレール締結装置の着脱
方法は、マクラギのレール近傍位置に設置されるととも
にレール長手方向と平行で非円形断面形状を有するクリ
ップ挿入孔が設けられたショルダーと、前記レールの底
部を押えるインシュレーターと、前記クリップ挿入孔に
嵌まるセンターレッグと前記インシュレーターを押圧す
るクリップ先端と前記ショルダーを押圧するクリップ座
部とを有し平面投影形状が略「の」字状となる3次元曲
線形状の鋼製のクリップを有し前記クリップの弾性によ
り前記レールを前記マクラギに締結するレール締結装置
を前記レールと前記マクラギの間に着脱させるレール締
結装置の着脱方法であって、略棒状の着脱器本体と、前
記着脱器本体の一端付近に取り付けられ作業者が把持す
る把持部と、前記着脱器本体の他端付近において前記着
脱器本体の長手方向に直角な中心のまわりに所定角度範
囲内で揺動可能に取り付けられ前記クリップに係合する
凹部を有するクリップ係合部と、前記着脱器本体の前記
他端に設けられた支点と、前記クリップ係合部を前記所
定角度範囲のいずれかの端に付勢する付勢手段と、前記
把持部の近傍に設けられ前記作業者が操作する操作部
と、前記操作部の操作により前記クリップ係合部を前記
付勢に抗して前記所定角度範囲内で揺動させる揺動機構
と、吊下用被支持具と、収納用被支持具を備えたレール
締結装置の着脱器と、2つのレール上に支持された吊上
器本体と、前記吊上器本体上に設けられ前記レールとま
だ締結されていない未締結マクラギを吊上げる吊上機構
と、前記吊上器本体に一端が支持され前記吊下用被支持
具を吊下支持するとともに伸縮可能な伸縮体と、前記吊
上器本体に設けられ前記収納用被支持具を支持する収納
具を有し、前記マクラギを吊上げることにより前記未締
結マクラギと前記レールとを締結可能な状態にさせるマ
クラギ吊上器とを使用し、前記レール締結装置の着脱作
業時には、前記伸縮体により前記吊下用被支持具を吊下
支持した状態で、前記操作部の操作により前記クリップ
係合部の凹部を前記クリップに係合させ、前記支点を固
定部上に支持させて前記把持部を前記作業者側へ引くこ
とにより、前記クリップのセンターレッグを前記ショル
ダーの前記クリップ挿入孔に挿入又は引出して前記レー
ル締結装置を前記レールと前記マクラギとの間に係着又
は離脱させ、前記レール締結装置の着脱完了時又は前記
マクラギ吊上器の移動時には、前記収納具により前記収
納用被支持具を支持することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1ないし図4は、
本発明の第1実施形態であるレール締結装置の着脱器の
全体構成を示したものである。図に示すように、このレ
ール締結装置の着脱器101は、上記したレール締結装
置200に使用する着脱器であって、着脱器本体である
着脱器フレーム10と、把持部であるハンドル11と、
操作部である操作レバー14と、伝達ワイヤー15と、
クリップ係合部であるフック12と、吊り金具16を備
えて構成されている。
【0014】着脱器フレーム10は、略棒状で、楕円形
状の中空断面を有している。また、着脱器フレーム10
の先端(図における下端)付近は屈曲しており、その断
面形状は1辺が開放した略「コ」字状断面あるいは2辺
が開放した略「ニ」字状断面になっている。また、着脱
器フレーム10の先端部には支点18が設けられてい
る。着脱器フレーム10の支点18とは反対側の端部
(図における上端)付近には、着脱器フレーム10の長
手方向にほぼ直角に、略円筒状の鋼製ハンドル11が取
り付けられている。このハンドル11には、略円筒形状
のゴム製又は合成樹脂製でその側面に線溝状や散点状等
の凹凸が形成されたグリップ11Gが嵌められている。
【0015】着脱器フレーム10のハンドル11の下方
位置には、操作レバー14が取り付けられている。操作
レバー14は、手で握持し易いような先端の細身の部分
と根元の太い部分とからなる略「S」字状の曲線形状に
形成され、根元部が、着脱器フレーム10から突設され
たレバー取付部10Bに揺動可能に軸支されている。ま
た、この根元部には伝達ワイヤー15が取り付けられて
いる。伝達ワイヤー15は、鋼線や鋼より線等からなる
ワイヤーをゴム製又は合成樹脂製の鞘管内に収納したも
ので、可撓性を有し、操作レバー14の握持動作又は解
放動作をワイヤーの引張又は解放としてワイヤーの他端
に伝達する。この伝達ワイヤー15は、着脱器フレーム
10の上方側面に開設されたワイヤー出入用開口10S
1 からフレーム内に取り込まれる。着脱器フレーム10
の下方背面には、他のワイヤー出入用開口10S2 が開
設されており、伝達ワイヤー15は外部に誘導される。
【0016】このレール締結装置の着脱器101の先端
付近の構成について、図5の拡大図も参照しつつ説明す
る。ワイヤー出入用開口10S2 から外部に出た伝達ワ
イヤー15は、着脱器フレーム10の下部背面に設けら
れたワイヤーガイド10Gにより誘導され、内部のワイ
ヤー部分15Wが、着脱器フレーム10の先端付近の屈
曲部分内に引き込まれる。ワイヤー15Wの先端は、別
のワイヤー出入用開口10S4 から着脱器101の先端
のフック12側へ誘導され、フック12上の作用点12
Fに定着されている。フック12は、着脱器フレーム1
0の屈曲部分の略「ニ」字状部分に設けられた揺動軸1
2Cのまわりに、所定角度範囲内で揺動可能に取り付け
られている。着脱器フレーム10の屈曲部分内のワイヤ
ー15Wには、付勢手段である弦巻バネ13が挿入され
て取り付けられている。この弦巻バネ13は、圧縮方向
に付勢を行うバネであり、操作レバー14の非操作時に
は、フック12は作用点12Cへの圧縮付勢力により下
方に押し下げられた状態となっている。作業者が操作レ
バー14を握持すると、弦巻バネ13の付勢力に抗して
作用点12Cが図上の左上方へ引き上げられるので、フ
ック12は上方に首を持上げる状態となる。上記におい
て、弦巻バネ13は、フック12を所定角度範囲の両端
のうちフック12の首を下げる側の端に向けて付勢して
いる。また、伝達ワイヤー15は揺動機構に相当してい
る。
【0017】フック12の下方には、上記のレール締結
装置200におけるクリップ33の前部アーチ33A1
(図9〜11参照)に係合する部分円形状の第1係合凹
部12H1 と第2係合凹部12H2 が設けられている。
着脱器フレーム10の先端には、端面がほぼ平坦面の支
点18が設けられており、その近傍には、切欠部19が
設けられている。図5における切欠部19は、ほぼ角度
90度をなす溝状の切欠となっている。また、上記のレ
ール締結装置の着脱器101には、着脱器フレーム10
の下方正面に、吊下用被支持具である吊り金具16が設
けられている。この吊り金具16は、半環状の金具であ
る。また、着脱器フレーム10の略中央の両側面には、
収納用被支持具である収納用穴17が開設されている。
【0018】次に、本発明の第2実施形態について、図
面を参照しながら説明する。図6及び図7は、本発明の
第2実施形態であるマクラギ吊上器の構成を示したもの
である。図に示すように、このマクラギ吊上器102
は、上記のレール締結装置200に用いる着脱器101
と組み合わせて使用するマクラギ吊上器であって、吊上
器フレーム20と、走行輪21と、吊上げ用フック22
と、チェーン23と、巻揚器24と、吊上げワイヤー2
5と、伸縮体である吊下用スプリング26と、ブラケッ
ト27と、収納用突起28を備えて構成されている。
【0019】吊上器フレーム20は、柱状部材と水平梁
状部材、及び補剛部材等からなる門型の枠状フレームで
あり、その柱状部材はレールR上を走行する走行輪21
の上に支持されている。この吊上器フレーム20と走行
輪21は、吊上器本体を構成している。巻揚器24は、
公知のいわゆる「チェーンブロック」式等の構造を有し
ており、レバーの回動、チェーンのたぐり等によりチェ
ーン23を巻き揚げ、吊上げ用フック22を引き上げ
る。吊上げ用フック22には吊上げワイヤー25が引掛
けられており、吊上げワイヤー25は、レールRとまだ
締結されていない未締結マクラギT上のショルダー31
のクリップ挿入孔31Hにフック(図示せず)等を用い
た引掛け等により取り付けられているので、マクラギT
は徐々に引き上げられる。一方、レールRの頭部は、吊
上器102の走行輪21で押圧されているから、巻揚器
24の巻揚げを行えば、未締結のレールRとマクラギT
を密着させることができ、レール締結装置200が締結
可能な状態にさせることができる。上記において、巻揚
器24と、チェーン23と、吊上げ用フック22と、吊
上げワイヤー25は、吊上機構を構成している。
【0020】吊下用スプリング26は、吊上器フレーム
20の柱状部材に片持ち支持されたブラケット27に一
端が支持されたスプリングであり、所定の引張強度を有
するとともに所定の伸縮範囲内で伸縮が可能となってい
る。この吊下用スプリング26の他端は、上記したレー
ル締結装置の着脱器101の吊り金具16に掛けられて
おり、これによりレール締結装置の着脱器101を吊下
支持している。レール締結装置の着脱器101の吊り金
具16の設置位置を着脱器全体の重心位置付近に設定す
れば、非常に軽い操作性能を得ることができる。
【0021】また、上記のブラケット27の先端には、
収納具である収納用突起28が設けられており、この収
納具28は、フック状の金具である。この収納具28
は、図6(B)に示すように、レール締結装置の着脱器
101の着脱器フレーム10の略中央の両側面に設けら
れた収納用穴17を支持し、レール締結装置の着脱器1
01の非使用時、例えばレール締結装置200の着脱完
了時又はマクラギ吊上器102の移動時等において、レ
ール締結装置の着脱器101を支持・運搬可能なように
構成されている。
【0022】次に、本発明の第3実施形態について、図
面を参照しながら説明する。図8は、本発明の第3実施
形態であるレール締結装置の着脱方法の手順を示したも
のである。図8(A)は、クリップの最初の引き込み時
の状態を示し、図8(B)は、クリップの引き込み完了
時の状態を示し、図8(C)は、係着したクリップをは
ずす場合を示している。以下、上記した図1〜10によ
り、上記のレール締結装置200について、着脱器10
1とマクラギ吊上器102を用いて行うレール締結装置
の着脱方法を説明する。
【0023】まず、レール締結装置200の着脱作業時
には、図6(A)に示すように、締結しようとする位置
のマクラギTを、マクラギ吊上器102により吊上げ、
レールRとマクラギTとを相互に押し付け合って、相互
間の隙間をなくし、レール締結装置200を締結可能な
状態にする。次に、図7に示すように、マクラギ吊上器
102のブラケット27から垂下する吊下用スプリング
26の下端をレール締結装置の着脱器101の吊り金具
16に掛け、これによりレール締結装置の着脱器101
を吊下支持する。このように、スプリングにより支持す
ることにより、着脱器101の重量の大半をマクラギ吊
上器102に受け持たせ、作業者は、手元での操作レバ
ー14の操作によるクリップの引掛け・引き込み動作の
みに専念でき、疲労が大幅に軽減できる。また、ワイヤ
ー等と異なり伸縮するから、特にクリップ引き込み動作
時における着脱器フレーム10のテコ傾動動作に伴う着
脱器吊下位置の大きな変化にも容易に追随できる。ま
た、着脱器フレーム10を楕円断面形状としたので、美
観が増し、作業者に疲労感を感じさせることが少ない。
【0024】次に、図8(A)に示すクリップ引掛け動
作を行う。この場合には、従来の着脱器とは異なり、ハ
ンドル11の直近に操作レバー14が設けられているの
で、従来のような前屈姿勢をとる必要はなく、普通に立
った姿勢のまま、吊下用スプリング26で支持された着
脱器フレーム10を軽く動かし、先端のフック12をク
リップ33の直上に移動させる。次に、同じく通常の立
ち姿勢のまま、操作レバー14を握持してフック12を
上方に開き、適当な位置で操作レバー14を緩めれば、
フック12の第1係合凹部12H1 をクリップ33の前
部アーチ33A1 に係合させることができる。
【0025】この状態で、図8(A)に示すように、支
点18又は切欠部19をマクラギTの上面又はショルダ
ー31の外面又は稜線部等に固定し、ハンドル11を作
業者側へ引くことにより、図8(A)の矢印方向(図上
左側)に着脱器フレーム10をテコ状に傾動させれば、
クリップ33が半分程度、クリップ挿入孔31H内、イ
ンシュレーター32の上面及びショルダー31のクリッ
プ座面31S上に引き込まれる。次に、クリップ33を
全部引き込むためには、クリップ33の前部アーチ33
A1 からフック12の第1係合凹部12H1 をはずし、
クリップの前部アーチ33A1 に第2係合凹部12H2
を引掛け直す。この動作も、上記したような普通に立っ
た姿勢で楽に行うことができる。この状態で、図8
(B)に示すように、支点18又は切欠部19をマクラ
ギTの上面又はショルダー31の外面又は稜線部等に固
定し、図8(B)の矢印のうち右側方向に支点18又は
切欠部19を押しながら、ハンドル11を作業者側へ引
くことにより、図8(B)の矢印のうち左側方向に着脱
器フレーム10をテコ状に傾動させ、クリップ33が止
まるまで傾動させれば、クリップ33を全部、クリップ
挿入孔31H内、インシュレーター32の上面及びショ
ルダー31のクリップ座面31S上に引き込むことがで
きる。
【0026】係着されたクリップ33をはずす場合に
は、図8(C)に示すように、図8(A),(B)とは
逆方向にクリップ33の前部アーチ33A1 を引く。こ
の場合には、クリップの前部アーチ33A1 に第1係合
凹部12H1 を引掛ける。この動作も、上記したような
普通に立った姿勢で楽に行うことができる。この状態
で、図8(C)に示すように、支点18又は切欠部19
をマクラギTの上面又はショルダー31の外面又は稜線
部等に固定し、ハンドル11を作業者側へ引くことによ
り、図8(C)の矢印方向(図上右側方向)に着脱器フ
レーム10をテコ状に傾動させれば、クリップ33を、
クリップ挿入孔31H内、インシュレーター32の上面
及びショルダー31のクリップ座面31S上から離脱さ
せることができる。
【0027】上記において、レール締結装置の着脱器1
01には、ハンドル11に略円筒形状のゴム製又は合成
樹脂製でその側面に線溝状や散点状等の凹凸が形成され
たグリップ11Gが嵌められているので、握持しやす
く、テコ傾動動作に力を入れやすく、クリップ引込みを
より容易に行うことができる。また、冬期の寒冷地にお
いても、鋼製ハンドルの冷感が作業者の手に直接伝わる
ことがなく、作業性が向上する。
【0028】次に、レール締結装置の着脱器101の非
使用時、例えばレール締結装置200の着脱完了時又は
マクラギ吊上器102の移動時等においては、図6
(B)に示すように、マクラギ吊上器102の収納具2
8により、レール締結装置の着脱器101に設けられた
収納用穴17が支持される。したがって、マクラギ吊上
器102により、レール締結装置の着脱器101を支持
・運搬することができ、作業者の負担が軽減される。
【0029】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0030】例えば、上記実施形態においては、レール
締結装置のクリップとして、図9ないし図11に図示さ
れた形状のものを例に挙げて説明したが、本発明はこれ
には限定されず、クリップの一端となるセンターレッグ
に接続する後部アーチが前部アーチと同じ程度に湾曲
し、後部アーチに接続する部分がインシュレーターを押
圧し、この部分に前部アーチが接続し、前部アーチに接
続する部分がクリップの他端となるとともにショルダー
のクリップ座面を押圧するように構成されたクリップを
使用してもよい。この形式のクリップは、上記実施形態
のクリップとは逆に下から上に見た平面投影形状が略
「の」字状となり、レール長手方向の投影形状が略
「m」字状となり、レール長手方向に直角な方向の投影
形状が略「∞」字状となるような3次元曲線形状をなす
線条バネとなる。そして、このような形状のクリップの
場合には、インシュレーターを押圧する部分をクリップ
先端と称し、ショルダーのクリップ座面を押圧する部分
をクリップ座部と称する。また、この形状のクリップの
場合には、レールとマクラギの間に係着したクリップの
後部アーチにフックを引掛け係着時とは逆方向に引くこ
とによりクリップをはずすことも可能である。
【0031】また、上記実施形態においては、レール締
結装置を構成するショルダーの一端がPCマクラギ等の
マクラギ中に埋め込まれる形式のものを例に挙げて説明
したが、本発明はこれには限定されず、ショルダーの一
端がボルト等によって木マクラギやコンクリートマクラ
ギ等の中にねじ込まれるもの、ショルダーの一端が犬ク
ギ状の締結具によって木マクラギ等の中に打ち込まれる
もの、タイプレートと一体化されたもの、あるいは鉄マ
クラギの表面に溶接等により直接固定されたもの等であ
ってもよく、要は、クリップ挿入孔を有するショルダー
の部分がマクラギのレール近傍位置に設置されるような
形状であればどのような形状でもよい。
【0032】また、上記実施形態においては、レール締
結装置にクリップのショルダー側の端部とショルダーの
挿入孔が略カマボコ状又は半円柱状に形成されている例
について説明したが、本発明はこれには限定されず、ク
リップのショルダー側の端部の回転を阻止し得る断面形
状であればどのような形状でもよく、例えば非円形断面
形状であればよい。
【0033】また、上記実施形態においては、着脱器本
体である着脱器フレームとして、楕円状の中空断面を有
する構造のものを例に挙げて説明したが、本発明はこれ
には限定されず、他の断面形状の着脱器本体、例えば、
円形断面、隅角部に丸みをつけた角形断面等であっても
よい。また、上記実施形態においては、把持部として、
着脱器本体の長手方向にほぼ直角に取り付けられた構造
のハンドルを例に挙げて説明したが、本発明はこれには
限定されず、他の形状の把持部、例えば、着脱器本体の
長手方向に対し斜め方向に取り付けられた構造のハンド
ル、曲線状のハンドル等であってもよい。
【0034】また、上記実施形態においては、操作部で
ある操作レバーからクリップ係合部であるフックへ操作
力を伝達する機構として、伝達ワイヤーを使用する例に
ついて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の
機械式機構、例えば、リンク機構、クランク機構、歯車
やカムを設けた機構、巻掛け伝導機構等を採用してもよ
く、そられの駆動も、手動だけでなく、小型の電動モー
タ、内燃エンジン等からの駆動力を利用する形式のもの
であってもよい。
【0035】また、上記実施形態においては、支点の形
状として略平坦面を、切欠部の形状として略直角形状の
切欠を、それぞれ例に挙げて説明したが、本発明はこれ
には限定されず、他の形状の支点、例えば尖点状や球面
状の支点であってもよいし、他の角度を有する切欠部で
あってもよい。
【0036】また、上記実施形態においては、付勢手段
として、圧縮バネを例に挙げて説明したが、本発明はこ
れには限定されず、付勢手段として引張バネを用いても
よい。また、弦巻バネ以外に、板バネ、棒状バネ、ゼン
マイ状バネ等、他の形状のバネを使用してもよい。
【0037】また、上記実施形態においては、吊下用被
支持具として、半環状の吊り金具を例に挙げて説明した
が、本発明はこれには限定されず、他の形状の吊下用被
支持具、例えば他の穴形状の環、フック状で引掛けによ
り吊下する金具、着脱器本体に開設された開口や溝等で
あってもよい。また、収納用被支持具については、上記
実施形態においては、着脱器本体の側面に開設された穴
を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定され
ず、他の形状の収納用被支持具、例えば環状、フック
状、突起状で引掛けにより吊下する金具、着脱器本体に
刻設された溝等であってもよい。したがって、収納具に
ついても、上記実施形態においては、吊上器本体の柱状
部材の側面に設けられた収納用突起を例に挙げて説明し
たが、本発明はこれには限定されず、他の形状の収納
具、例えば環状で引掛けにより収納する金具、吊上器本
体に開設された開口、刻設された溝等であってもよい。
【0038】さらに、上記実施形態においては、吊上器
の吊上機構として、チェーンを用いる、いわゆる「チェ
ーンブロック」式の機構を例に挙げて説明したが、本発
明はこれには限定されず、他の形状の吊上機構、例えば
いわゆる「レバーブロック」式の吊上機構、油圧シリン
ダを用いる機構、小型の電動モータ、内燃エンジン等か
らの駆動力を利用する形式のもの等であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレー
ル締結装置の着脱器によれば、把持部の近傍に設けられ
た操作部を作業者が操作することにより、クリップ係合
部を所定角度範囲内で揺動させることができるので、作
業者は、立ったままの姿勢でクリップ係合部をクリップ
に係脱させることができ、作業に伴う疲労・腰痛等を軽
減することができる。また、支点や切欠を設け、マクラ
ギ上面やショルダー外面・稜線部を固定部として利用す
るように構成すれば、クリップ引込みがより容易にな
る。また、把持部に、略円筒形状のゴム製又は合成樹脂
製でその側面に凹凸が形成されたグリップを設ければ、
作業者が握持しやすく、クリップ引込み時に力を入れや
すく、冬期の寒冷地においても、把持部の冷感が作業者
の手に直接伝わらず、作業性が向上する。また、着脱器
本体を楕円断面形状とすれば、美観が増し、作業者に疲
労感を感じさせることが少ない。また、本発明に係るレ
ール締結装置の着脱器とマクラギ吊上器との組合わせ、
レール締結装置の着脱方法によれば、レール締結装置の
着脱器に設けられた吊下用被支持具を伸縮体により吊上
器本体に支持させるように構成したので、作業者がレー
ル締結装置の着脱器の重量の負担から解放される上、ク
リップ引き込み動作時における着脱器本体のテコ傾動動
作に伴う着脱器吊下位置の大きな変化にも伸縮により容
易に追随できる。また、レール締結装置の着脱器には収
納用被支持具を設け、吊上器本体に収納用被支持具を支
持する収納具を設ければ、レール締結装置の非使用時に
は、収納具により収納用被支持具を支持されるので、作
業者は、移動・運搬時におけるレール締結装置の着脱器
の重量の負担から解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるレール締結装置の
着脱器の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すレール締結装置の着脱器の構成を示
す側面図である。
【図3】図1に示すレール締結装置の着脱器の構成を示
す正面図である。
【図4】図1に示すレール締結装置の着脱器の構成を示
す背面図である。
【図5】図1に示すレール締結装置の着脱器におけるフ
ック部付近の詳細構成を示す拡大側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態であるマクラギ吊上器の
構成を示す正面図である。
【図7】図6に示すマクラギ吊上器の構成を示す側面図
である。
【図8】本発明の第3実施形態であるレール締結装置の
着脱方法の手順を説明する図である。
【図9】本発明の各実施形態を適用するレール締結装置
の構成を示す断面図である。
【図10】図9に示すレール締結装置の構成を示す平面
図である。
【図11】図9に示すレール締結装置の構成を示す側面
図である。
【符号の説明】
10 着脱器フレーム 10B レバー取付部 10G ワイヤーガイド 10S1 〜10S4 ワイヤー出入用開口 11 ハンドル 11G グリップ 12 フック 12C 揺動軸 12F 作用点 12H1 第1係合凹部 12H1 第2係合凹部 13 弦巻バネ 14 操作レバー 15 伝達ワイヤー 15S 鞘管 15W ワイヤー 16 吊り金具 17 収納用穴 18 支点 19 切欠部 20 吊上器フレーム 21 走行輪 22 吊上げ用フック 23 チェーン 24 巻揚器 25 吊上げワイヤー 26 吊下用スプリング 27 ブラケット 28 収納用突起 31 ショルダー 31C クリップ支持部 31E 埋込端 31H クリップ挿入孔 31M クリップ支持部本体 31S クリップ座面 32 インシュレーター 33 クリップ 33A1 前部アーチ 33A2 後部アーチ 33E クリップ先端 33L センターレッグ 33S クリップ座部 101 レール締結装置の着脱器 102 マクラギ吊上器 200 レール締結装置 B レール底部 P 軌道パッド R レール T マクラギ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マクラギのレール近傍位置に設置される
    とともにレール長手方向と平行で非円形断面形状を有す
    るクリップ挿入孔が設けられたショルダーと、前記レー
    ルの底部を押えるインシュレーターと、前記クリップ挿
    入孔に嵌まるセンターレッグと前記インシュレーターを
    押圧するクリップ先端と前記ショルダーを押圧するクリ
    ップ座部とを有し平面投影形状が略「の」字状となる3
    次元曲線形状の鋼製のクリップを有し前記クリップの弾
    性により前記レールを前記マクラギに締結するレール締
    結装置を前記レールと前記マクラギの間に着脱させるレ
    ール締結装置の着脱器であって、 略棒状の着脱器本体と、前記着脱器本体の一端付近に取
    り付けられ作業者が把持する把持部と、前記着脱器本体
    の他端付近において前記着脱器本体の長手方向に直角な
    中心のまわりに所定角度範囲内で揺動可能に取り付けら
    れ前記クリップに係合する凹部を有するクリップ係合部
    と、前記着脱器本体の前記他端に設けられた支点と、前
    記クリップ係合部を前記所定角度範囲のいずれかの端に
    付勢する付勢手段と、前記把持部の近傍に設けられ前記
    作業者が操作する操作部と、前記操作部の操作により前
    記クリップ係合部を前記付勢に抗して前記所定角度範囲
    内で揺動させる揺動機構を備えたことを特徴とするレー
    ル締結装置の着脱器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレール締結装置の着脱器
    において、前記支点は、前記マクラギ上面又は前記ショ
    ルダー外面を前記固定部として利用可能な端部形状を有
    し、かつ前記ショルダー稜線部を前記固定部として利用
    可能な切欠部を有することを特徴とするレール締結装置
    の着脱器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のレール締結
    装置の着脱器において、前記把持部は、略円筒形状のゴ
    ム製又は合成樹脂製でその側面に凹凸が形成されたグリ
    ップを有していることを特徴とするレール締結装置の着
    脱器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のうちのいずれ
    か1項に記載のレール締結装置の着脱器において、前記
    着脱器本体は楕円断面形状を有することを特徴とするレ
    ール締結装置の着脱器。
  5. 【請求項5】 マクラギのレール近傍位置に設置される
    とともにレール長手方向と平行で非円形断面形状を有す
    るクリップ挿入孔が設けられたショルダーと、前記レー
    ルの底部を押えるインシュレーターと、前記クリップ挿
    入孔に嵌まるセンターレッグと前記インシュレーターを
    押圧するクリップ先端と前記ショルダーを押圧するクリ
    ップ座部とを有し平面投影形状が略「の」字状となる3
    次元曲線形状の鋼製のクリップを有し前記クリップの弾
    性により前記レールを前記マクラギに締結するレール締
    結装置を前記レールと前記マクラギの間に着脱させるレ
    ール締結装置の着脱器であって、略棒状の着脱器本体
    と、前記着脱器本体の一端付近に取り付けられ作業者が
    把持する把持部と、前記着脱器本体の他端付近において
    前記着脱器本体の長手方向に直角な中心のまわりに所定
    角度範囲内で揺動可能に取り付けられ前記クリップに係
    合する凹部を有するクリップ係合部と、前記着脱器本体
    の前記他端に設けられた支点と、前記クリップ係合部を
    前記所定角度範囲のいずれかの端に付勢する付勢手段
    と、前記把持部の近傍に設けられ前記作業者が操作する
    操作部と、前記操作部の操作により前記クリップ係合部
    を前記付勢に抗して前記所定角度範囲内で揺動させる揺
    動機構と、吊下用被支持具を備えたレール締結装置の着
    脱器と、 2つのレール上に支持された吊上器本体と、前記吊上器
    本体上に設けられ前記レールとまだ締結されていない未
    締結マクラギを吊上げる吊上機構と、前記吊上器本体に
    一端が支持され前記吊下用被支持具を吊下支持するとと
    もに伸縮可能な伸縮体を有し、前記マクラギを吊上げる
    ことにより前記未締結マクラギと前記レールとを締結可
    能な状態にさせるマクラギ吊上器とを備えたことを特徴
    とするレール締結装置の着脱器とマクラギ吊上器との組
    み合わせ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のレール締結装置の着脱器
    とマクラギ吊上器との組合わせにおいて、前記レール締
    結装置の着脱器は収納用被支持具を備えるとともに、前
    記吊上器本体は前記収納用被支持具を支持する収納具を
    備えたことを特徴とするレール締結装置の着脱器とマク
    ラギ吊上器との組み合わせ。
  7. 【請求項7】 マクラギのレール近傍位置に設置される
    とともにレール長手方向と平行で非円形断面形状を有す
    るクリップ挿入孔が設けられたショルダーと、前記レー
    ルの底部を押えるインシュレーターと、前記クリップ挿
    入孔に嵌まるセンターレッグと前記インシュレーターを
    押圧するクリップ先端と前記ショルダーを押圧するクリ
    ップ座部とを有し平面投影形状が略「の」字状となる3
    次元曲線形状の鋼製のクリップを有し前記クリップの弾
    性により前記レールを前記マクラギに締結するレール締
    結装置を前記レールと前記マクラギの間に着脱させるレ
    ール締結装置の着脱方法であって、 略棒状の着脱器本体と、前記着脱器本体の一端付近に取
    り付けられ作業者が把持する把持部と、前記着脱器本体
    の他端付近において前記着脱器本体の長手方向に直角な
    中心のまわりに所定角度範囲内で揺動可能に取り付けら
    れ前記クリップに係合する凹部を有するクリップ係合部
    と、前記着脱器本体の前記他端に設けられた支点と、前
    記クリップ係合部を前記所定角度範囲のいずれかの端に
    付勢する付勢手段と、前記把持部の近傍に設けられ前記
    作業者が操作する操作部と、前記操作部の操作により前
    記クリップ係合部を前記付勢に抗して前記所定角度範囲
    内で揺動させる揺動機構と、吊下用被支持具と、収納用
    被支持具を備えたレール締結装置の着脱器と、 2つのレール上に支持された吊上器本体と、前記吊上器
    本体上に設けられ前記レールとまだ締結されていない未
    締結マクラギを吊上げる吊上機構と、前記吊上器本体に
    一端が支持され前記吊下用被支持具を吊下支持するとと
    もに伸縮可能な伸縮体と、前記吊上器本体に設けられ前
    記収納用被支持具を支持する収納具を有し、前記マクラ
    ギを吊上げることにより前記未締結マクラギと前記レー
    ルとを締結可能な状態にさせるマクラギ吊上器とを使用
    し、 前記レール締結装置の着脱作業時には、前記伸縮体によ
    り前記吊下用被支持具を吊下支持した状態で、前記操作
    部の操作により前記クリップ係合部の凹部を前記クリッ
    プに係合させ、前記支点を固定部上に支持させて前記把
    持部を前記作業者側へ引くことにより、前記クリップの
    センターレッグを前記ショルダーの前記クリップ挿入孔
    に挿入又は引出して前記レール締結装置を前記レールと
    前記マクラギとの間に係着又は離脱させ、前記レール締
    結装置の着脱完了時又は前記マクラギ吊上器の移動時に
    は、前記収納具により前記収納用被支持具を支持するこ
    とを特徴とするレール締結装置の着脱方法。
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