JP3041463U - 側溝蓋の持上運搬器 - Google Patents

側溝蓋の持上運搬器

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JP3041463U
JP3041463U JP1997002292U JP229297U JP3041463U JP 3041463 U JP3041463 U JP 3041463U JP 1997002292 U JP1997002292 U JP 1997002292U JP 229297 U JP229297 U JP 229297U JP 3041463 U JP3041463 U JP 3041463U
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JP1997002292U
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Inventor
直栄 高桑
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直栄 高桑
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(57)【要約】 【目的】交差中央部分を枢結したクロス杆の下方側の各
先端に挾持板を下設し、挾持板に引っ掛かった側溝蓋の
重量でクロス杆の挾持力を高めて側溝蓋を保持する保持
部を備えた側溝蓋の持上運搬装置に於いて、側溝蓋の確
実な挾持を実現する。 【構成】本体部2に梃子棒部3を突設し、梃子棒部に添
って設けた適宜長さの操作棒41に、クロス杆11に連
結しその引っ張りによって挾持板間を拡げる操作ロープ
を連結し、側溝蓋保持部に充分な重量を具備せしめて初
期挾持力を高め、同時に、操作棒に梃子作用を具備させ
て操作性を向上させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、道路の側溝蓋の持ち上げ並びに運搬を行う器具に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
道路の側溝は、相当重量のコンクリート製の蓋体で覆われており、側蓋の清掃 に際しては、この蓋体を持ち上げて側溝を開披する必要がある。そしてこの蓋体 が重いためその持ち上げ作業並びに運搬作業が大変であり、そのため従来より種 々の持上運搬器が提案されている。
【0003】 本考案が改良の対象とした側溝蓋の持上運搬器は、実開昭64−47891号 公報に示されている器具である。
【0004】 この器具は、基本的には、交差中央部分を枢結したクロス杆の下方側の各先端 に挾持板を下設し、挾持板に引っ掛かった側溝蓋の重量でクロス杆の挾持力を高 めて側溝蓋を保持する保持部と、保持部の吊り下げを行う梃子本体と、梃子本体 の先端よりに下設した車輪を備えた支点部とからなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記の種類の器具の保持部は、側溝蓋を挾持する際に挾持板部分が 側溝蓋の幅より拡がらなければならないので、当然クロス杆の端部に下設した挾 持板部を開披するための操作構造が必要になってくる。そして保持部の挾持板部 による側溝蓋の挾持には、挾持板部分の自重が充分に重く、相応の挾持力で側溝 蓋を挾持しないと危険である。
【0006】 そこで従来器具の操作構造をみると、クロス杆に連結した操作ロープを梃子体 端部に設けた小さなレバーで引っ張り操作する構造が採用されている。しかしこ のような操作構造では強い力による操作ロープの操作が困難であるので、保持部 のクロス杆の自重による挾持板部の挾持力を強くすることができない。このため 従来の器具は、挾持板部の下方部分を内方に折曲して爪を形成している。しかし 爪を形成した場合、側溝蓋の持ち上げに際して、爪が側溝蓋の側面に当接した状 態で側溝蓋を持ち上げると、側溝蓋が落下する虞があり危険である。このため爪 が必ず側溝蓋の底面側に位置しなければならなく、必ずしも器具操作性に優れた ものとは言えない。
【0007】 そこで本考案は、保持部の挾持板部分の挾持力を高めるために、その自重を大 きくしても、容易にクロス杆の開閉操作を行うことのできる保持部開閉操作部を 備えた側溝蓋の持上運搬器を提案したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る側溝蓋の持上運搬器は、適当な重量を具備して交差中央部分を枢 結したクロス杆の下方側の各先端に挾持板を下設した側溝蓋保持部と、車輪を下 設したベース体から先方にアームを突設した本体部と、ベース体から上方へ突設 した梃子棒部とを備え、アームの先端に側溝蓋保持部を回動自在に吊り下げ装着 すると共に、保持部開閉操作部を付設したもので、その保持部開閉操作部は、梃 子棒部の下方部分に基端を枢結して梃子棒部に添って設けた適宜長さの操作棒と 、吊り下げ体の上部にロープ挿通孔を有するロープガイドと、クロス杆の中央交 差枢結部分よりも挾持板側に一端を連結し、ロープガイドを介して前記操作棒の 中間部に連結した操作ロープとで構成したものである。
【0009】
【作用】
相応の長さに形成した操作棒を回動操作することで、クロス杆の中央交差枢結 部より下方外側部分を引き上げ、軽い力で挾持板間を拡げることができ、側溝蓋 の側面外方に挾持板部を位置せしめ、操作棒によるクロス杆引き上げを開放する と、クロス杆並びに挾持板の相応の自重で側溝蓋の側面を押圧し、更に側溝蓋の 重量で挾持板を下方に引き下げる力が作用すると、側溝蓋への挾持力が増大し、 側溝蓋の保持がより確実となる。
【0010】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 実施例に示した側溝蓋の持上運搬器は、側溝蓋保持部1と、本体部2と、梃子 棒部3と、保持部開閉操作部4とで構成される。
【0011】 側溝蓋保持部1は、クロス杆11と、挾持板12と、吊り下げ体13と、操作 杆14とで形成され、クロス杆11は、支持交差中央部分を枢結してなり、挾持 板12は、クロス杆11の各下方側先端に下設したもので、対面する挾持板部1 21と、挾持板部121の上方前後方向に突設した添え板部122とで形成され る。吊り下げ体13は、上下分割した支持体131,132を、内装した上下方 向の枢結軸で連結して、上下支持体131,132が互いに前記枢結軸を中心に 回動自在とした構造としたものであり、操作杆14は、吊り下げ体13の下方支 持体132に一端側を前記交差枢結部111と平行な軸方向で枢結すると共に、 他端前記したクロス杆11の上方側端部と同軸方向で枢結したものである。そし て特にクロス杆11並びに挾持板12には、充分な自重を有せしめてなる。
【0012】 本体部2は、ベース体21に、同軸の2個の車輪22を下設し、ベース体21 の上面から先方にアーム23を突設し、前記側溝蓋保持部1の上方支持体131 を装着してなる。
【0013】 梃子棒部3は、前記本体部2のベース体21からアーム23の突設方向と反対 側の上方へ突設した管状体31と、前記管状体31に挿嵌着脱自在とした適宜長 さの梃子棒体32とからなり、管状体31に後述する保持部開閉操作部4の操作 棒の取付板33を設けてなる。
【0014】 保持部開閉操作部4は、連結板にその基端部分を枢結して回動操作自在にして 且つ前記連結板を取付板33に着脱自在に装着して、梃子棒体32に添うように 設けた適宜な長さの操作棒41と、吊り下げ体13の上部に立設し、上端にロー プ挿通孔42を有するロープガイド43と、操作ロープ44からなり、操作ロー プ44は、その一端をクロス杆11の中央交差枢結部111よりも挾持板12側 に一端を連結し、そして中間部分は、ロープガイド43のロープ挿通孔42を通 して、他端を操作棒41の適宜な中間部に連結してなるものである。
【0015】 而して側溝蓋Aを持ち上げるには、操作棒41を回動操作すると、クロス杆1 1の中央交差枢結部111より下方外側部分が引き上げられ、挾持板12間が拡 げられる。特に前記の操作に於いて、操作棒41が充分に長く操作棒41が梃子 レバーとして作用するので、クロス杆11並びに挾持板12が多少重いとしても 、軽い力で実施することができる。
【0016】 挾持板12間を拡げると、持上運搬対象の側溝蓋Aの側面外方に挾持板12を 位置せしめ、操作棒41によるクロス杆11の引き上げを開放すると、クロス杆 11並びに挾持板12の自重で側溝蓋の側面を押圧保持する。そこで車輪22を 支点として、梃子棒32を倒伏方向に倒すと、側溝蓋Aを上方へ引き上げること になり、同時に側溝蓋Aの重量で挾持板12を下方に引き下げる力が作用し、挾 持板12による側溝蓋Aへの挾持力が増大し、側溝蓋Aの保持がより確実となり 、側溝蓋Aが持ち上げられるものである。更にこの持ち上げ状態で、車輪22を 利用して器具を移動させることで、側溝蓋Aの運搬ができるものである。而も側 溝蓋保持部1は吊り下げ体12によって水平面での回動が自在であるので、側溝 蓋Aを任意の方向から吊り上げることも、また任意の方向に降ろすこともできる 。
【0017】 また梃子棒部3の棒状体32は、管状体31から引き抜くことで独立した梃子 棒として使用することができ、更に操作棒(連結板)41を取付板33から外す ことで、器具全体がコンパクトになり、器具自体の収納運搬に便利となるもので ある。
【0018】 更に挾持板12が、挾持板部121と、その上方の添え板部122とで構成さ れることで、側溝蓋Aが添え板部122と当接して挾持板部121で挾持するこ とになり、より安定した挾持が実現すると共に、挾持板12とクロス杆11との 溶接も堅牢にすることができる利点もある。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案は、適宜な重量を備えて、交差中央部分を枢結したクロス 杆の下方側の各先端に挾持板を下設した側溝蓋保持部を、車輪を有する本体部の アームに回動自在に吊り下げ装着し、本体部には梃子棒部を突設し、更に梃子棒 部の下方部分に基端を枢結して梃子棒部に添って設けた適宜長さの操作棒に、ク ロス杆に連結してその引っ張りによって挾持板間を拡げる操作ロープを連結して なる側溝蓋の持上運搬器で、側溝蓋保持部を充分な重量を具備せしめることで、 側溝蓋の初期挾持力を高めると共に、側溝蓋保持部の開拡操作を行う操作棒に梃 子作用を具備させて、前記の側溝蓋保持部の重量の増大に対する操作性の低下を 解消して、安全且つ使い易い器具を提供したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図。
【図2】同使用状態(側溝蓋の持ち上げ)の説明図。
【図3】同側溝蓋保持部の説明図で、(イ)は、開拡状
態を示し、(ロ)は挾持状態を示す。
【図4】同挾持板の斜視図。
【符号の説明】
1 側溝蓋保持部 11 クロス杆 12 挾持板 13 吊り下げ体 14 操作杆 2 本体部 21 ベース体 22 車輪 23 アーム 3 梃子棒部 31 管状体 32 梃子棒体 33 取付板 4 保持部開閉操作部 41 操作棒 42 ロープ挿通孔 43 ロープガイド 44 操作ロープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適当な重量を具備して交差中央部分を枢
    結したクロス杆の下方側の各先端に挾持板を下設し、吊
    り下げ体に一端側を前記交差枢結部と平行な軸方向で枢
    結した操作杆の他端を、前記したクロス杆の上方側端部
    に同軸方向で枢結してなる側溝蓋保持部と、車輪を下設
    したベース体から先方にアームを突設した本体部と、ベ
    ース体からアームの突設方向と反対側の上方へ突設した
    梃子棒部とを備え、アームの先端に、側溝蓋保持部の吊
    り下げ体を、吊り下げ方向を軸方向として回動自在に吊
    り下げ装着すると共に、梃子棒部の下方部分に基端を枢
    結して梃子棒部に添って設けた適宜長さの操作棒、及び
    吊り下げ体の上部にロープ挿通孔を有するロープガイ
    ド、及びクロス杆の中央交差枢結部分よりも挾持板側に
    一端を連結し、ロープガイドを介して前記操作棒の中間
    部に連結した操作ロープとからなる保持部開閉操作部を
    付設してなることを特徴とする側溝蓋の持上運搬器。
  2. 【請求項2】 梃子棒部を、操作棒の枢結部分で二分
    し、ベース体側を管状体に形成し、他方部分を前記管状
    体に挿嵌着脱自在とした梃子棒体とし、管状体に操作棒
    の枢結用の取付板を設け、操作棒を着脱自在に装着して
    なる請求項1記載の側溝蓋の持上運搬器。
  3. 【請求項3】 挾持板を、挾持作用をなす対面する挾持
    板部と、挾持板部の上方前後方向に突設した添え板部と
    で形成した請求項2記載の側溝蓋の持上運搬器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07163681A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ラケット
CN115140143A (zh) * 2022-08-08 2022-10-04 山东高速菏泽发展有限公司 一种便捷的小型构件搬运方法

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