JPH09143095A - ウイルス複製抑制剤 - Google Patents
ウイルス複製抑制剤Info
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Abstract
強させることによって、ウイルスの複製を抑制する薬剤
を提供する。 【解決手段】 N−アセチルグルコサミニルトランスフ
ェラーゼIII (以下、GnT−III と略記する)、又は
その遺伝子を有効成分とするウイルス複製抑制剤。遺伝
子の例には配列表の配列番号1(配列の長さ160
8)、又は配列番号2(配列の長さ1593)で表され
る配列を含むもの、あるいはこれらにハイブリダイズ
し、GnT−III 活性又はその機能的に同等の活性を有
するポリペプチドをコードするもの、更にそれらがベク
ターに組込まれているものがある。
Description
の特定の酵素活性を増強させることによって、ウイルス
の複製を抑制する薬剤に関する。
糖脂質を持っている。糖脂質は宿主細胞の細胞膜由来で
あるが、糖タンパク質のタンパク質部分はウイルス特異
的な遺伝子産物である。糖鎖は宿主細胞のゴルジ装置内
でタンパク質部分に付加されるが、この過程で用いられ
る酵素系はウイルスのものではなく、宿主細胞の持つ酵
素系が用いられる。例えば後天性免疫不全症候群、いわ
ゆるエイズはヒト免疫不全ウイルス(HIV)と呼ばれ
る一種のレトロウイルスがCD4分子を発現している細
胞に主に感染し、CD4陽性T細胞を激減させる疾患で
あるが、HIVの感染においてはウイルスエンベロープ
糖タンパク質であるgp120分子が重要な役割を果た
している。このgp120分子は重量にしてその約半分
が糖鎖によって占められており、これらの糖鎖のHIV
感染過程における重要性について様々な報告がされてい
る。例えば糖鎖を欠いたgp120分子はCD4との結
合能を失うことが示されている。またHIV感染細胞は
未感染細胞と共に培養すると合胞体が形成されるが、g
p120分子の添加はこの合胞体形成を阻害するのに対
し、糖鎖を欠いたgp120分子を添加しても阻害は起
こらないことも示されている。ヒトC型肝炎ウイルス
(HCV)のエンベロープを構成していると考えられて
いるE1及びE2は共に糖タンパク質であり、共にその
糖鎖の末端にシアル酸残基を持たず、末端にN−アセチ
ルグルコサミン残基を持つものが少数あることからHC
Vが肝実質細胞上のアシアロ糖タンパク質リセプター、
あるいは肝内皮細胞やマクロファージに見出されるマン
ノース結合タンパク質を介して肝臓に感染する可能性が
示されている。更に、ヒトB型肝炎ウイルス(HBV)
はその粒子表面にHBs抗原と呼ばれる糖タンパク質を
有しており、これらのタンパクは2本のアスパラギン結
合型糖鎖を持っている。これらの糖鎖はウイルスの複
製、輸送、分泌の各過程において、重要な役割を果たし
ていることが示されている。現在までに、このようなウ
イルス糖タンパク質の糖鎖に着目した抗ウイルス剤の可
能性が幾つか示されている。例えばツニカマイシン等の
N−グリコシド型糖鎖プロセッシング酵素の阻害剤の存
在下で培養されたHIV感染細胞には合胞体形成能やウ
イルス感染能がなくなることが示されている。例えばイ
ミノ糖であるN−ブチルデオキシノジリマイシンによっ
てヒトB型肝炎ウイルスの分泌を抑制した例が報告され
ている〔プロシーディングズ オブ ザ ナショナル
アカデミー オブ サイエンシーズ オブ ザ USA
(Proceedings of the National Academy of Sciences
of the USA)、第91巻、第2235〜2239頁(1
994)〕。しかしながら、このような糖鎖プロセッシ
ング阻害剤による処理は宿主細胞の糖鎖合成をかく乱さ
せるため、当然宿主細胞の糖タンパク質の糖鎖構造も多
大な影響を受けることになり、安全性の点で決して満足
できるものではない。ところで、本発明者らは細胞表層
糖鎖の構造変化に関する研究過程でこれまでにラット及
びヒトのN−アセチルグルコサミニルトランスフェラー
ゼIII (以下、GnT−III と略す)遺伝子を獲得する
ことに成功している(特開平6−38767号、同6−
62865号各公報)。この酵素はアスパラギン結合型
糖鎖のGlcNAcβ1-4Manβ1 構造、いわゆるバイセクティ
ングGlcNAcを生成する。既に本発明者らは、肝炎及び肝
癌を自然発症するLECラットを用いた実験系におい
て、肝炎発症時期である第3ステージでN−アセチルグ
ルコサミニルトランスフェラーゼV(以下、GnT−V
と略す)の活性が、また肝臓に癌組織がマクロ的に観察
される第4ステージでGnT−III 活性が、コントロー
ルラットであるLFAに比べて著しく上昇することを見
出している。また、このGnT−III は正常な肝臓には
ほとんど発現していないが、ラット化学発癌過程の癌部
位や前癌病変部位、腹水肝癌由来細胞、胎児肝、再生肝
等において活性が上昇することを見出している。また、
ヒトの肝炎、肝硬変、肝癌組織、あるいはこれら肝疾患
患者の血清中の酵素発現量が上昇することが本発明者ら
によって報告されている〔バイオケミカル アンド バ
イオフィジカル リサーチ コミュニケイションズ(Bi
ochemical Biophysical Reseach Communications)、第
152巻、第107〜112頁(1988);クリニカ
キミカ アクタ(Clinica Chimica Acta)、第185
巻、第325〜332頁(1989)〕。
イルス感染細胞において糖転移酵素の活性が変化するこ
とは知られているが、これらの現象を作用点としてウイ
ルスの複製を抑制し、ウイルス性疾患を治療する方法は
開発されていない。したがって、本発明の目的は、肝臓
又はその周辺組織の特定の酵素活性を増強させることに
よって、ウイルスの複製を抑制する薬剤を提供すること
にある。
発明はウイルス複製抑制剤に関する発明であって、Gn
T−III 又はその遺伝子を有効成分とすることを特徴と
する。
活性との関係について鋭意研究を重ねた結果、従来、肝
疾患のステージの進行度と酵素活性が正の相関を持つと
報告されていたGnT−III をB型肝炎ウイルス感染細
胞に導入すると、意外なことにその細胞におけるB型肝
炎ウイルス遺伝子の発現を抑制することができるという
驚くべき事実を発見し、本発明を完成するに至ったもの
である。
活性を有するポリペプチドとは、天然型のGnT−III
のみならず、GnT−III 活性を有する限り天然型のア
ミノ酸配列において、アミノ酸残基の欠失、付加、挿
入、置換等によりアミノ酸配列が改変されたポリペプチ
ドをも本発明に含む意味である。また、ここで言う天然
型GnT−III としては、例えばヒト又はラット由来の
ものが挙げられるが、本発明においてはこれに限定され
るものではなく、他の動物、植物等の生物体由来のも
の、あるいは細菌類、酵母類、放線菌類、糸状菌類、子
嚢菌類、担子菌類等の微生物由来のものも含まれる。
活性を有するポリペプチドとは、以下のようなものをい
う。天然に存在するタンパク質にはそれをコードする遺
伝子の多形や変異のほかに、生成後のタンパク質の生体
内及び精製中の修飾反応などによって、そのアミノ酸配
列中にアミノ酸の欠失、挿入、付加、置換等の変異が起
こりうるが、それにも関わらず変異を有しないタンパク
質と実質的に同等の生理、生物学的活性を示すものがあ
ることが知られている。このように構造的に差異があっ
ても、その機能については大きな違いが認められないも
のを機能的に同等の活性を有するポリペプチドと呼ぶ。
人為的にタンパク質のアミノ酸配列に上記のような変異
を導入した場合でも同様であり、この場合は更に多種多
様の変異体を作製することが可能であるが、変異を有し
ないものと実質的に同等の生理活性を示す限り、これら
の変異体は機能的に同等の活性を有するポリペプチドと
解釈される。例えば、大腸菌で発現されたタンパク質の
N末端に存在するメチオニン残基は、多くの場合、メチ
オニンアミノペプチダーゼの作用により除去されるとさ
れているが、タンパク質の種類によってはメチオニン残
基を持つもの、持たないものの両方が生成される。しか
しながら、このメチオニン残基の有無はタンパク質の活
性に影響を与えない場合が多い。また、ヒトインターロ
イキン2(IL−2)のアミノ酸配列中の、あるシステ
イン残基をセリンに置換したポリペプチドがインターロ
イキン2活性を保持することが知られている〔サイエン
ス(Science)、第224巻、第1431頁(198
4)〕。更に、遺伝子工学的にタンパク質の生産を行う
際には、融合タンパク質として発現させることがしばし
ば行われる。例えば、目的のタンパク質の発現量を増加
させるために、目的のタンパク質のN末端に他のタンパ
ク質由来のN末端ペプチド鎖を付加したり、目的のタン
パク質のN末端、あるいはC末端に適当なペプチド鎖を
付加して発現させ、この付加したペプチド鎖に親和性を
持つ担体を使用することにより、目的のタンパク質の精
製を容易にすることなどが行われている。また、遺伝子
上でアミノ酸を指定するコドン(3つの塩基の組合せ)
は、アミノ酸の種類ごとに1〜6種類ずつが存在するこ
とが知られている。したがって、アミノ酸配列をコード
する遺伝子はそのアミノ酸配列にもよるが、多数存在す
ることができる。遺伝子は自然界において決して安定に
存在しているものではなく、その核酸に変異が起こるこ
とはまれではない。遺伝子上に起こった変異がコードさ
れるアミノ酸配列には変化を与えない場合(サイレント
変異と呼ばれる)もあり、この場合には同じアミノ酸配
列をコードする異なる遺伝子が生じたといえる。したが
って、ある特定のアミノ酸配列をコードする遺伝子が単
離されても、それを含有する生物が継代されていくうち
に同じアミノ酸配列をコードする多種類の遺伝子ができ
ていく可能性は否定できない。
類の遺伝子を人為的に作製することは、種々の遺伝子工
学的手法を用いれば困難なことではない。例えば、遺伝
子工学的なタンパク質生産において、目的のタンパク質
をコードする本来の遺伝子上で使用されているコドン
が、使用している宿主中では使用頻度の低いものであっ
た場合、タンパク質の発現量が低いことがある。このよ
うな場合には、コードされているアミノ酸配列に変化を
与えることなく、コドンを宿主で繁用されているものに
人為的に変換することにより、目的のタンパク質の高発
現を図ることが行われている。このように特定のアミノ
酸配列をコードする遺伝子を、人為的に多種類作製する
ことが可能なことは言うまでもない。したがって、これ
らの人為的に作製された異なるポリペプチドであって
も、本発明に開示されたアミノ酸配列がコードされてい
る限り、本発明に包含されるものである。更に、目的の
タンパク質のアミノ酸配列に1個若しくは複数個のアミ
ノ酸残基を欠失、付加、挿入、若しくは置換の少なくと
も1つを行ったポリペプチドも目的のタンパク質と機能
的に同等の活性を有する場合が少なくないが、このよう
なポリペプチドをコードする遺伝子も、天然のものであ
れ人為的に作製されたものであれ、本発明に包含され
る。一般に、機能的に同等の活性を有するポリペプチド
は、それをコードする遺伝子が相同性を有することが多
い。したがって、本発明に用いる遺伝子とハイブリダイ
ズすることができ、GnT−III 活性を有するポリペプ
チドをコードする遺伝子も本発明に含まれる。
おいては、B型肝炎ウイルス感染細胞にGnT−III を
導入することによってその目的を達成することができ
る。GnT−III を導入するには、例えばマイクロイン
ジェクション法などによってGnT−III を活性を保持
したままでB型肝炎ウイルス感染細胞に直接導入しても
よいし、また例えばウイルス等を使ってGnT−III 遺
伝子をB型肝炎ウイルス感染細胞へ導入し、GnT−II
Iを発現させることによって本発明の目的を達成するこ
とができる。すなわち、本発明の薬剤を用いればGnT
−III 又はGnT−III をコードする遺伝子をウイルス
感染細胞又はその周辺組織に導入することができ、ウイ
ルスの複製を抑制することができる。GnT−III 又は
GnT−III をコードする遺伝子は組織表面の患部には
直接注入すればよい。また組織内部の患部にも直接注入
することもできるがドラッグデリバリーシステムを応用
してもよい。ドラッグデリバリーシステム(DDS)と
しては、ウイルス感染細胞に特異的なシステムであれば
良い。
効成分とする薬剤をウイルス感染細胞又はその周辺組織
に使用する場合、上記薬剤が最も効率よく効果を発揮す
るようにするのは当然のことである。本発明のウイルス
複製抑制剤はGnT−III 、又はその遺伝子を医薬とし
て許容される範囲で含有していれば良く、通常の遺伝子
治療剤、タンパク質含有剤と同様に製剤化することがで
き、製剤中には担体、賦形剤、安定化剤等が含まれてい
ても良い。本発明のウイルス複製抑制剤として用いられ
るGnT−III 、又はその遺伝子の用量は年齢、体重等
の患者の状態、患部の程度などを考慮した上で調整すれ
ば良い。本発明のウイルス複製抑制剤に含有されるGn
T−III 、又はその遺伝子は生体内物質であり、毒性は
ない。
は、既にその詳細な酵素化学的性質が明らかにされてお
り、例えばラット腎臓から表1に示す工程により調製す
ることができる。
NAcβ1−2Manα1−6(GlcNAcβ1−2
Manα1−3)Manβ1−4GlcNAcβ1−4
GlcNAc−Asnの略である。GnT−III 活性は
バイオキミカ エ バイオフィジカ アクタ(Biochimi
ca et Biophysica Acta )、第1035巻、第3号、第
313〜318頁(1990)に記載の方法に準じ、8
0μMの蛍光基質を用いて測定し、酵素の比活性は、転
移されたGlcNAc(mol)/タンパク質(mg)
/時間(h)で表し、ピリジル(−2−)アミノ化Gl
cNAcを標準物質として使用した。タンパク質は血清
アルブミンを標準物質として、BCAキット(ピアス社
製)を用いて測定した〕
DNAライブラリーから井原らの方法〔ジャーナル オ
ブ バイオケミストリー(Journal of Biochemistry
)、第113巻、第692〜698頁(1993)〕
によって得ることができる。また、例えばラット腎臓の
cDNAライブラリーから西河らの方法〔ジャーナル
オブ バイオロジカル ケミストリー(Journal of Bio
logical Chemistry )、第267巻、第18199〜1
8204頁(1992)〕によって得られる遺伝子は、
B型肝炎ウイルス複製抑制の研究における適切な実験材
料となりうる。また、例えば、ラットGnT−III につ
いては、特開平6−38767号公報に記載の方法で通
商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託され
ているFERM BP−4352を用いて調製すること
ができる。また、例えばヒトGnT−III については、
特開平6−62865号公報に記載の方法によって調製
することができる。
をコードする遺伝子のDNA配列、及びそのアミノ酸配
列を示す。また配列表の配列番号2にヒトGnT−III
をコードする遺伝子のDNA配列及びそのアミノ酸配列
を示す。これらの遺伝子をプローブとして用いることに
より、該遺伝子にハイブリダイズし、GnT−III 活性
を示すタンパク質をコードする遺伝子を調製することが
できる。また配列表の配列番号1又は2で表される遺伝
子を遺伝子工学的な置換、変異、切断処理等を行うこと
によっても、更には配列表の配列番号1又は2で表され
る遺伝子にハイブリダイズし、かつ、GnT−III 活性
を示すタンパク質をコードする遺伝子を調製することが
できる。これらの遺伝子、及び該遺伝子の発現タンパク
質も本発明の薬剤として使用することができる。
nT−III を細胞に導入する場合、例えばGnT−III
遺伝子とこれに関係する調節遺伝子を持つ組換えベクタ
ーを使用することで簡単にGnT−III 遺伝子を導入す
ることができる。このようにGnT−III そのもののプ
ロモーター以外にも、もちろん他の有効なプロモータ
ー、例えばSV40プロモーター、レトロウイルス由来
LTRプロモーター、ヒートショックプロモーター、メ
タロチオネインプロモーター、アクチンプロモーター等
を使用することができる。GnT−III 遺伝子の導入に
際しては、ウイルスベクターを使って当該遺伝子を含む
ベクターを効率よくB型肝炎ウイルス未感染細胞あるい
は感染細胞に導入させることによって本発明の目的を達
成することができる。これらのベクターとしては、従来
から目的のDNAを細胞に輸送することが知られており
かつ感染効率の高いレトロウイルスやワクシニアウイル
ス、更には非増殖性組換えウイルス等を用いることがで
きる。特に、非増殖性組換えウイルスは、目的の細胞等
に導入後、この組換えウイルスは増殖しないため2週間
から2カ月ごとに毎回用いる必要はあるが、その際に量
の調節を行えるという利点もある。また、人工の脂質カ
プセルであるリポソームを用いることができる。
築方法としては次に示すような方法が挙げられる。ヒト
GnT−III のcDNAを熊本大学の山村研一博士から
供与されたpCAGGSベクターのEcoRIサイトに
導入し、アクチンプロモーターで制御されるGnT−II
I の発現ベクターを作製することができる。図1にpC
AGGSベクターの制限酵素地図を示す。
れた細胞が培地中に産生するウイルス関連抗原であるH
Bs抗原、あるいはHBe抗原の量を測定することによ
って、その複製の程度を知ることができる。すなわ
ち、、先に述べたGnT−III の発現ベクターをSal
Iで直線化したDNAとpMEP〔インビトロジェン
(Invitrogen)社製、ハイグロマイシン耐性遺伝子を持
つベクター〕をBamHIで直線化したDNAを混合
し、前述のHuh−6細胞にHBVゲノム遺伝子をタン
デムに組込んだ細胞であるHB611細胞〔プロシーデ
ィングズ オブ ザ ナショナル アカデミー オブ
サイエンシーズ オブ ザ USA、第84巻、第44
4〜448頁(1987)〕にエレクトロポレーション
法にて導入する。その後、ハイグロマイシンを含む培地
で培養し耐性細胞株をスクリーニングする。こうして得
られるGnT−III 活性を発現している細胞株数株を選
び、HBs抗原あるいはHBe抗原の量を測定する。H
Bs抗原、HBe抗原の量の測定は、例えばラジオイム
ノアッセイ法で本発明者らが報告している方法〔インタ
ーナショナル ジャーナル オブ キャンサー(Intern
ational Journal of Cancer )、第52巻、第137〜
140頁(1992)〕に従って測定することができ
る。
A(mRNA)の量を測定することによってもウイルス
の複製に関する情報を得ることができる。すなわち、32
PでラベルしたウイルスcDNAをプローブとしてノー
ザンブロットハイブリダイゼーション法によりウイルス
関連のメッセンジャーRNAの量を評価することができ
る。
導入した細胞でのウイルスタンパク質の発現をGnT−
III 遺伝子を導入していない細胞と比較したところ、H
BVを組込んだHB611細胞にGnT−III 遺伝子を
導入した細胞では明らかにそのウイルス関連タンパク質
の発現が低下していることを見出し、本発明を完成し
た。本発明の薬剤は、ウイルス性疾患を治療する分野に
おいて有用である。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
−III のコーディング領域全長を含むcDNAクローン
C4〔ジャーナル オブ バイオロジカル ケミストリ
ー、第267巻、第18199〜18204頁(199
2)〕をEcoRI(宝酒造社製)で消化後、pCAG
GSベクター(熊本大学の山村研一博士から供与され
た)のEcoRIサイトにクローニングした。図1にp
CAGGSベクターの制限酵素地図を示す。このように
して構築した発現プラスミドをGnT−III 発現プラス
ミドAct−5と命名した。このGnT−III 発現プラ
スミドAct−5において、GnT−III の発現はアク
チンプロモーターによる制御を受けることになる。図2
にGnT−III 発現プラスミドAct−5の模式図を示
す。図中、上段の太実線(黒)はラットGnT−III の
cDNAを示し、下段はpCAGGSベクター(図1)
を示す。また、下段の縦縞の入っている箇所はアクチン
プロモーターを、斜線縞の入っている箇所はSV40o
riを示す。このGnT−III 発現プラスミドAct−
5とpMEPベクター(インヴィトロジェン社製、ハイ
グロマイシン耐性遺伝子を持つベクター)をそれぞれS
alI(宝酒造社製)とBamHI(宝酒造社製)で消
化し直線化した後、GnT−III 発現プラスミドAct
−5を20μgとpMEPベクター2μgを混合し、5
×105 個のHB611細胞にジーンパルサー(バイオ
ラッド社製;電圧、250V/0.4cm;静電容量、
960μF)を用いたエレクトロポレーション法によっ
て導入した。なお、HB611細胞はヒト肝芽細胞腫由
来Huh−6細胞にHBVゲノム遺伝子をタンデムに組
込んだ細胞〔プロシーディングズ オブザ ナショナル
アカデミー オブ サイエンシーズ オブ ザ US
A、第84巻、第444〜448頁(1987)〕であ
り、大阪大学、細胞工学センターの松原謙一博士から供
与された物である。遺伝子導入細胞の選抜はハイグロマ
イシン(500μg/ml)を含む培地で行い、耐性細
胞株を希釈法によってクローン化した。その結果GnT
−III 活性を持つ細胞株を3株、GnT−III 活性を持
たない株を3株得た。 GnT−III 活性を持つ細胞
(GnT−III ポジティブ細胞)株をHB611−GN
T−III (1)、HB611−GNT−III (2)、H
B611−GNT−III (3)と命名し、GnT−III
活性を持たない細胞(GnT−III ネガティブ細胞)株
をHB611−hygro(1)、HB611−hyg
ro(2)、HB611−hygro(3)と命名し
た。
素活性〕コンフルエント状態にある細胞約5−10×1
06 個を集め、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)で洗
浄した後、同溶液0.2mlに懸濁し、超音波処理を行
った。各酵素活性はこの超音波破砕液を酵素液と、2−
アミノピリジンで蛍光標識された糖鎖を基質として〔ア
ナリチカル バイオケミストリー(Analytical Biochem
istry )、第170巻、第349〜354頁(198
8)、メソッズ イン エンザイモロジー(Methods in
Enzymology )、第179巻、第397〜408頁(1
985)、ジャーナル オブ バイオロジカル ケミス
トリー、第265巻、第6009〜6018頁(199
0)〕に記載の方法に従って細胞中のGnT−III 、G
nT−IV、GnT−Vの活性を各細胞につき、3回ず
つ測定した。その結果を表2に示す。
t検定(Student's t test)で行った結果を示してお
り、HB611細胞に対してp<0.01である。p<
0.01とは、HB611に対して同じである可能性が
0.01以下であることを示している。表2に示すよう
にGnT−III 活性はGnT−III ポジティブ細胞で親
株の約8〜10倍に迄上昇している。GnT−IV及び
GnT−Vの活性は親株及び形質転換株の間でほとんど
変わらなかった。
A(mRNA)の量をモレキュラークローニング、ア
ラボラトリー マニュアル(Molecular Cloning, A Lab
oratory Manual)、第2版、T.マニアティス(T. Man
iatis )ほか著、第7章、第39〜52頁、コールド
スプリングハーバー ラボラトリー社、1989年発行
に記載の方法を用いて、ノーザンブロットハイブリダイ
ゼーションを行った。その結果を図3に示す。すなわ
ち、図3はHB611細胞及び上記で得た細胞における
GnT−III のmRNAの量を示す図である。図3に示
すように、GnT−III ポジティブ細胞ではGnT−II
I は高発現であった。
けるHBV関連タンパク質発現量の評価を行うため、培
地中のHBs抗原量及びHBe抗原量をラジオイムノア
ッセイキット(大塚アッセイ研究所製)を用いて本発明
者らが既に報告している方法〔インターナショナルジャ
ーナル オブ キャンサー、第52巻、第137〜14
0頁(1992)〕に従って測定した。HB611細胞
及び形質転換細胞を0.5mM EDTAを含むPBS
でプレートからはがし、細胞数を計測した。HBs抗原
量及びHBe抗原量は細胞1個当りの相対単位で表し
た。なお、形質転換細胞は、GnT−III ポジティブ細
胞(HB611−GnT−III )及びGnT−III ネガ
ティブ細胞(HB611−hygro)で行った。その
結果を表3に示す。
t検定で行った結果を示しており、HB611−hyg
ro細胞に対してp<0.02である。表3に示すよう
に、GnT−III ポジティブ細胞の培地中のHBs抗原
量及びHBe抗原量はGnT−III ネガティブ細胞や親
株に比べて明らかに減少していた。
でラベルしたHBV全cDNAをプローブとして、モレ
キュラー クローニング、ア ラボラトリー マニュア
ル、第2版、T.マニアティスほか著、第7章、第39
〜52頁、コールド スプリングハーバー ラボラトリ
ー社、1989年発行に記載の方法を用いて、ノーザン
ブロットハイブリダイゼーションによって評価した。そ
の結果を図4に示す。すなわち、図4はHBV関連mR
NAの発現量を示す図であり、上段にHBV、中段にβ
−アクチン、下段にリボゾームRNA(rRNA)の量
を示す。図4に示すように、GnT−III ポジティブ細
胞はGnT−III ネガティブ細胞や親株に比べて明らか
にHBV関連mRNAの発現量も抑制されていることが
わかった。
イン(AFP)、アルブミン、プレアルブミンタンパク
質のmRNAの発現量を測定した。その結果を図5に示
す。すなわち、図5はAFP、アルブミン、プレアルブ
ミンタンパク質のmRNAの発現量を示す図であり、上
段にAFP、中段にアルブミン、下段にプレアルブミン
を示す。図5に示すように、どの細胞においてもAF
P、アルブミン、プレアルブミンタンパク質のmRNA
の発現量はGnT−III 活性のレベルとは相関がなかっ
た。
その周囲組織のGnT−III 活性を増強させる、GnT
−III 又はその遺伝子を有効成分とすることを特徴とす
るウイルス複製抑制剤が提供された。該ウイルス複製抑
制剤はウイルス性疾患の治療の分野で有用である。
である。
図を示す図である。
示す図である。
示す図である。
ブミンタンパク質のmRNAの発現量を示す図である。
NA(mRNA)の量をモレキュラー クローニング、
ア ラボラトリー マニュアル(Molecular
Cloning,A Laboratory Manu
al)、第2版、T.マニアティス(T.Maniat
is)ほか著、第7章、第39〜52頁、コールドスプ
リングハーバー ラボラトリー社、1989年発行に記
載の方法を用いて、ノーザンブロットハイブリダイゼー
ションを行った。HB611細胞及び上記で得た6種類
の細胞におけるGnT−IIIのmRNAの量を比較し
た結果、GnT−IIIポジティブ細胞ではGnT−I
IIは高発現であった。
PでラベルしたHBV全cDNAをプローブとして、モ
レキュラー クローニング、ア ラボラトリー マニュ
アル、第2版、T.マニアティスほか著、第7章、第3
9〜52頁、コールド スプリングハーバー ラボラト
リー社、1989年発行に記載の方法を用いて、ノーザ
ンブロットハイブリダイゼーションによって評価した。
HB611細胞及び上記で得た6種類の細胞におけるH
BV関連mRNAの発現量を、HBV)β−アクチン、
リボゾームRNA(rRNA)の量で比較した結果、G
nT−IIIポジティブ細胞はGnT−IIIネガティ
ブ細胞や親株に比べて明らかにHBV関連mRNAの発
現量も抑制されていることがわかった。
記で得た6種類の細胞におけるアルファフェトプロテイ
ン(AFP)、アルブミン、プレアルブミンタンパク質
のmRNAの発現量を測定した。その結果、どの細胞に
おいてもAFP)アルブミン、プレアルブミンタンパク
質のmRNAの発現量はGnT−III活性のレベルと
は相関がなかった。
である。
式図を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 N−アセチルグルコサミニルトランスフ
ェラーゼIII 又はその遺伝子を有効成分とすることを特
徴とするウイルス複製抑制剤。 - 【請求項2】 ウイルスが肝炎ウイルスである請求項1
記載のウイルス複製抑制剤。 - 【請求項3】 ウイルスがヒト免疫不全ウイルスである
請求項1記載のウイルス複製抑制剤。 - 【請求項4】 肝炎ウイルスがB型肝炎ウイルスである
請求項2記載のウイルス複製抑制剤。 - 【請求項5】 肝炎ウイルスがC型肝炎ウイルスである
請求項2記載のウイルス複製抑制剤。 - 【請求項6】 請求項1記載の遺伝子が配列表の配列番
号1又は2で表される配列を含む遺伝子である請求項1
記載のウイルス複製抑制剤。 - 【請求項7】 請求項1記載の遺伝子が配列表の配列番
号1又は2で表される遺伝子にハイブリダイズし、か
つ、N−アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼII
I 活性又はその機能的に同等の活性を有するポリペプチ
ドをコードする遺伝子である請求項1記載のウイルス複
製抑制剤。 - 【請求項8】 請求項6又は7に記載の遺伝子がベクタ
ーに組込まれていることを特徴とする請求項1記載のウ
イルス複製抑制剤。 - 【請求項9】 ベクターがプラスミドベクターである請
求項8記載のウイルス複製抑制剤。 - 【請求項10】 ベクターがウイルスベクターである請
求項8記載のウイルス複製抑制剤。 - 【請求項11】 ウイルスベクターがレトロウイルスベ
クターである請求項10記載のウイルス複製抑制剤。
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