JPH09142425A - ラベル貼り装置 - Google Patents

ラベル貼り装置

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JPH09142425A
JPH09142425A JP30144495A JP30144495A JPH09142425A JP H09142425 A JPH09142425 A JP H09142425A JP 30144495 A JP30144495 A JP 30144495A JP 30144495 A JP30144495 A JP 30144495A JP H09142425 A JPH09142425 A JP H09142425A
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JP
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label
flat article
floppy disk
pressing member
mount
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Withdrawn
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JP30144495A
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Masanori Yaguchi
正典 矢口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ラベル貼り装置に関し、表面貼りとくるみ貼
りの両方を行うようにする。 【解決手段】 表面貼りを行うときには、押さえローラ
93をフロッピィディスク10の表面に押しつけるよう
に動作し、押さえローラ93が、台紙より剥離されたラ
ベルを搬送されてくるフロッピィディスクの表面に押し
つける。くるみ貼りを行うときには、押さえローラがフ
ロッピィディスクの搬送方向先頭端面に当たるように動
作し、押さえローラが押し戻され、フロッピィディスク
の搬送方向先頭端面より、表面に移り、台紙より剥離さ
れたラベルを最初にフロッピィディスクの搬送方向先頭
端面に押しつけ、続いて、表面に押しつけ、且つ、支持
ローラ110が、台紙より剥離されたラベルの先端部分
を搬送されるフロッピィディスクの裏面に押しつけるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラベル貼り装置に係
り、特に、フロッピィディスク又はMOディスクのよう
な平板状物品にラベルを自動的に貼る装置に関する。現
在、ラベルが多種存在しており、フロッピィディスクへ
のラベルの貼り態様には、図18(A)に示すように、
ラベル20をフロッピィディスク10の表面11に貼
る、所謂、表面貼りと、同図(B)に示すように、ラベ
ル21をフロピィディスク10の裏面12から端面13
を経て表面11にまたがってくるむように貼る、所謂、
くるみ貼りとがある。図18(A)は、表面貼りされた
フロッピィディスク15を示し、図18(B)は、くる
み貼りされたフロッピィディスク16を示す。
【0002】次々に搬送されてくるフロッピィディスク
へラベルを自動的に貼る装置は、切り換えることによっ
て、上記の表面貼りとくるみ貼りとの両方が出来るこ
と、しかも、信頼性良く出来ることが望ましい。
【0003】
【従来の技術】従来のフロッピィディスクへのラベル貼
り装置は、表面貼り専用の装置、又は、くるみ貼り専用
の装置であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来は、
フロッピィディスクへのラベル貼り装置では、表面貼り
又はくるみ貼りの一方しか出来ず、表面貼りの他にくる
み貼りを行おうとする場合には、ラベル貼り装置を二台
備えなければならず、設備費用がかさむという問題があ
った。
【0005】そこで、本発明は、上記課題を解決したラ
ベル貼り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、台紙
を送ると共に、平板状物品搬送手段により平板状物品を
搬送し、該台紙より剥離されたラベルを該平板状物品の
所定部位に貼るラベル貼り装置において、該台紙より剥
離されたラベルを該平板状物品に押し付ける押さえ部材
と、該押さえ部材を所定の軸を中心に旋回させる押さえ
部材旋回機構と、搬送される平板状物品の裏面を支持す
る支持部材とよりなり、ラベルを平板状物品の表面に貼
るときには、該押さえ部材旋回機構が、押さえ部材を平
板状物品の表面に押しつけるように動作し、該押さえ部
材が、台紙より剥離されたラベルを搬送されてくる平板
状物品の表面に押しつけ、ラベルを平板状物品の裏面か
ら平板状物品の搬送方向先頭の端面を経て表面にまたが
って貼るときには、該押さえ部材旋回機構が、押さえ部
材が平板状物品の搬送方向先頭端面に当たるように動作
し、平板状物品の搬送に応じて、押さえ部材が押し戻さ
れ、平板状物品の搬送方向先頭端面より、平板状物品の
表面に移り、台紙より剥離されたラベルを最初に平板状
物品の搬送方向先頭端面に押しつけ、続いて、平板状物
品の表面に押しつけ、且つ、上記支持部材が、上記押さ
え部材の押しつけ力によって、台紙より剥離されたラベ
ルの先端部分を搬送される平板状物品の裏面に押しつけ
るように構成したものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の押さえ部材
を、上記の軸と交差する軸に関して揺動可能に支持する
揺動支持機構を更に有する構成としたものである。請求
項3の発明は、請求項1の平板状物品搬送手段は、平板
状物品の後端を押して搬送する構成としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例になるラ
ベル貼り装置30を示す。ラベル貼り装置30は、大
略、台紙収容ケース31と、ラベル未貼りフロッピィデ
ィスクストッカ32と、ラベル貼り済みフロピィディス
クストッカ33と、台紙給送機構34と、ラベル剥離機
構35と、ラベル未貼りフロッピィディスク搬送機構3
6と、本発明の要部をなす押さえローラ機構37と、支
持ローラ38と、ラベル貼り済みフロピィディスク搬送
機構39等を有する。
【0009】台紙収容ケース31は、ラベルが整列して
容易に剥離される状態で貼ってあり、つづら折り状に折
ってある台紙50を収容する。ラベル未貼りフロッピィ
ディスクストッカ32は、ラベルが貼られていないフロ
ッピィディスク10を重ねて収容する。フロッピィディ
スク10は最下位置のものから順次送り出される。
【0010】ラベル貼り済みフロピィディスクストッカ
33は、ラベルが貼られたフロッピィディスク15(1
6)を重ねて収容する。フロッピィディスク15(1
6)は、昇降機構(図示せず)により下側から順次送り
込まれ、支持部材53により支えられている。
【0011】台紙給送機構34は、繰り出しローラ54
〜57等よりなる。繰り出しローラ54〜57が回転す
ることによって、台紙50は台紙収容ケース31より引
き出されてラベル剥離機構35へ給送される。ラベル剥
離機構35は、図2に併せて示すように、剥離板60
と、ローラ61と、キャプスタン62と、ピンチローラ
63等よりなる。
【0012】剥離板60は、その先端60aの箇所で、
台紙50を小さい半径で屈曲させる。台紙50が急に小
さい半径で屈曲することにより、図6に示すように、ラ
ベルは、その端から、台紙50より剥離し、続いて台紙
50が更に送られることにより、ラベルは更に剥離され
て、直線状に送り出される。剥離板60は、フロッピィ
ディスク51が送られる方向X1に対して角度θ(約1
5度)傾斜して設けてある。
【0013】ローラ61は、台紙50を、剥離板60の
先端60aに到る直前の位置で案内し、剥離板60の表
面に近接させる。キャプスタン62及びピンチローラ6
3は、剥離板60の先端60aを通過してラベル20が
剥離された台紙50を引っ張ってA方向に送る。キャプ
スタン62及びピンチローラ63の箇所より送り出され
た台紙50は、ローラ65に巻き取られる。
【0014】ラベル未貼りフロッピィディスク搬送機構
36は、タイミングギア70、71と、両プーリ70、
71間に張られたタイミングベルト72と、タイミング
ギア70を駆動するパルスモータ73と、タイミングベ
ルト72に固定してある押し片74、75とよりなる。
パルスモータ73の駆動により、タイミングベルト72
はB方向に制御されつつ走行する。
【0015】フロッピィディスク10は、後端14を押
し片74又は75により押されて、ストッカ32よりラ
ベル剥離機構35に向かってX1方向に搬送される。ラ
ベル貼り済みフロピィディスク搬送機構39は、プーリ
80、81と、両プーリ80、81間に張られたベルト
82と、プーリ80を駆動するDCモータ83と、ロー
ラ84等よりなる。DCモータ83の駆動により、ベル
ト82はC方向の走行する。
【0016】押さえローラ機構37は、図3及び図4に
示すように、ブラケット90、91に回転可能に支持し
てあり、Y1,Y2方向に延在してある軸92と、押さ
え部材としての押さえローラ93と、押さえローラ支持
部材94と、捩じりコイルばね95と、パルスモータ9
6等よりなる。
【0017】軸92は、ブラケット90、91間に、角
柱部92aを有する。また、軸92は、ブラケット90
よりY1方向に突き出ている突き出し部分92bを有す
る。突き出し部分92bについてみるに、この略中央部
に、タイミングギア97が突き出し部分92bに対して
回転可能に支持してある。タイミングギア97よりブラ
ケット90側に、ストッパ98が固定してある。先端
に、円板99が固定してある。円板99とタイミングギ
ア97との間に、捩じりコイルばね95が設けてある。
【0018】タイミングギア97には、ピン100が貫
通して固定してある。捩じりコイルばね95は、一端を
ピン100に係止され、他端を円板99上のピン101
に係止されて、少し捩じられた状態にある。また、ピン
100は、ストッパ98の係止面98aに押し当たって
いる。パルスモータ96のタイミングギア102と上記
のタイミングギア96との間にタイミングベルト103
が掛けてある。ストッパ98は、組み立てた状態で、捩
じりコイルばね95を少し捩じった状態に保持するため
に必要とされる。パルスモータ96、タイミングベルト
103等が押さえ部材旋回機構を構成する。
【0019】押さえローラ支持部材94は、両側のアー
ム部94a,94bと、逆U字状の中央部94cとより
なる。逆U字状の中央部94cは、図4に示すように、
角柱部92aを図3中Y1,Y2方向に貫通しているピ
ン104にE1,E2方向に揺動可能に支持してある。
揺動可能としたのは、押さえローラ93が、搬送されて
くるフロッピィディスク51に倣うようにするためであ
る。アーム部94a,94b間に、ゴム製の押さえロー
ラ93が回転可能に支持してある。
【0020】押さえローラ93は、少し捩じられている
捩じりコイルばね95により、軸92に関して、D1方
向に付勢されている。また、押さえローラ93は、通常
は、図2に示す位置P1に位置しており、パルスモータ
96の正転駆動により、軸92を中心に、D1方向に、
位置P2まで旋回して、図5に示すようになる。パルス
モータ96が逆転駆動されると、押さえローラ93は、
D2方向に旋回して、元の位置P1に戻る。
【0021】また、押さえローラ支持部材94がピン1
04に関して揺動する範囲内で、押さえローラ93は、
ピン104に関して、E1,E2方向に揺動可能であ
る。ピン104の方向は、押さえローラ93の位置によ
り変わり、押さえローラ93がP1に位置するときに
は、X1,X2方向(水平)を向いており、押さえロー
ラ93がP2に位置するときには、Y1,Y2方向(垂
直)を向き、その間では、斜めを向いている。
【0022】110は支持部材としての支持ローラであ
り、押さえローラ93のD1,D2方向の旋回を妨害し
ない位置であって、且つ、押さえローラ93に近い位置
位置であって、搬送されてくるフロッピィディスク10
の裏面12を支持する高さ位置に配してある。
【0023】S1〜S8は、センサである。次に、上記
構成になるラベル貼り装置30の動作について説明す
る。 〔表面貼り〕先ず、表面貼りの動作について説明する。
【0024】装置30を表面貼り動作モードに設定する
と共に表面貼り用のラベルが貼られた台紙を、台紙収容
ケース31内にセットする。表面貼りの動作は、図6、
図7、図8に示す順で行われる。台紙50は、台紙給送
機構34により送られて停止しており、図6に示すよう
に、剥離板60の先端60aの箇所で、今から貼ろうと
するのり付きのラベル20は、その先端20aが台紙5
0より剥離した状態で待機している。
【0025】フロッピィディスク10は、搬送機構36
によりX1方向に速度V1で搬送される。フロッピィデ
ィスク10が、センサS7に検知されると、キャプスタ
ン62が回転を開始し、台紙50はA方向に引っ張られ
てA方向に送られ始め、ラベル20は、台紙50より更
に剥離してG方向に送り出される。
【0026】続いて、パルスモータ96が所定のステッ
プ数だけ正転駆動して、押さえローラ93がD1方向に
旋回し、図7に示すように、押さえローラ93がラベル
20の先端20aをフロッピィディスク10の表面11
に適当な力Fで押しつける。フロッピィディスク10
は、押さえローラ93が当たる直前に、裏面12を支持
ローラ110により支持された状態となる。押さえロー
ラ93がフロッピィディスク10の表面11に当接した
後、パルスモータ96は更に数ステップ正転駆動する。
このときに捩じりコイルばね95が捩じられる。パルス
モータ96はその後に停止する。上記の押しつけ力F
は、捩じりコイルばね95の上記の捩じりによって得ら
れる。
【0027】以後、台紙50より更に剥離してG方向に
送り出されたラベル20が、押さえローラ93により押
しつけられ続け、先端20a側からフロッピィディスク
10の表面11に貼られる。押さえローラ93がラベル
20の後端20bまで押さえ付けた後、パルスモータ9
6が所定のステップ数だけ逆転駆動する。これにより、
押さえローラ93がD2方向に旋回し、フロッピィディ
スク10の表面11から離れ、図8に示すように、元の
位置P1に戻る。
【0028】上記のように、押さえローラ93がラベル
20の先端20aから後端20bまで押さえることによ
り、ラベル20は、フロッピィディスク10の表面11
に貼られ、表面貼りが完成する。ラベル20が表面貼り
されたフロッピィディスク15は、その後、搬送機構3
9により、X1方向に、それまでの速度V1より少し速
い速度V2で搬送される。
【0029】次に、上記の表面貼り動作の詳細について
説明する。 (1)搬送されてきたフロッピィディスク10の姿勢に
乱れがあって、X−Y面に対して多少傾斜している場合
であっても、押さえローラ支持部材94がピン104に
関して揺動可能であるため、押さえローラ93は、フロ
ッピィディスク10の表面11に倣い、ラベル20の全
幅を一様に押圧する。よって、搬送されてきたフロッピ
ィディスク10の姿勢が乱れている場合であっても、ラ
ベル20は正常に貼られる。
【0030】(2)パルスモータ96の正転駆動は、高
速で行われ、押さえローラ93のD1方向旋回の速度、
即ち、押さえローラ93の円弧に沿う移動速度V3は、
フロッピィディスク10の搬送速度V1の5から10倍
と速い。よって、フロッピィディスク10の表面11に
対するラベル20の先端20aの貼り付け位置Q1(図
17(A)参照)は、各フロッピィディスク10間でば
らつくことなく、精度良く決まる。
【0031】(3)剥離板60のフロッピィディスク5
1が送られる方向X1に対する傾斜角度θが、約15度
と小さい。この構成は、一度は貼りつけたラベル20の
先端20aが一旦剥離し、ラベル20の先端20aが少
し前に進み、再度貼りつけられたた場合のラベル20の
先端20aの位置Q1a,Q1bの、最初に貼りつけた
状態を維持している場合のラベル20の先端20aの位
置Q1に対するずれを小さくする。
【0032】図9(A),(B)は、本実施例の構成を
示し、図9(C),(D)は、剥離板60の傾斜角度を
60度と大きく定めた場合を示す。図9(A),(C)
は、ラベル20の先端20aが、フロッピィディスク1
0の表面11に接触して、貼られ始めるときの状態を示
す。図9(B),(D)は、フロッピィディスク10が
距離L進み、ラベル20が先端20aより貼られ始めた
ときの状態を示す。
【0033】貼られ始め部分が剥離しない場合には、ラ
ベル20の先端20aは、共に位置Q1に位置する。貼
られ始め部分が接着力が弱いことによって剥離すると、
強制的に曲げられているラベル20は、図9(B),
(D)中、二点鎖線で示すように、平面方向に復元し、
その後、再度貼られる。このときのラベル20の先端2
0aは、夫々Q1a,Q1bとなる。図9(B)のずれ
δ1は、図9(B)のずれδ2より小さい。よって、本
実施例の構成によれば、ラベル20の先端20aの挙動
による貼り付け位置のばらつきが小さい。
【0034】(4)フロッピィディスク51は、後端を
押し片74又は75により押されて、ストッカ32より
ラベル剥離機構35に向かってX1方向に搬送される。
このため、タイミングベルト72とフロッピィディスク
51との間に滑りが生ぜず、フロッピィディスク51の
タイミングベルト72に対する位置ずれが生じない。よ
って、フロッピィディスク51上における、ラベル20
の先端20aの貼り始めの位置がばらつくことなく位置
Q1に決まる。
【0035】〔くるみ貼り〕次に、くるみ貼りの動作に
ついて説明する。装置30をくるみ貼り動作モードに切
換えると共にくるみ貼り用のラベルが貼られた台紙を、
台紙収容ケース31内にセットする。
【0036】くるみ貼りの動作は、図10、図11、図
12、図13、図14に示す順で行われる。先ずは、図
10の状態を経て図11に示すくるみ貼り準備完了状態
とされる。台紙50は、台紙給送機構34により送られ
て所定位置で停止する。この所定位置は、図10に示す
ように、剥離板60の先端60aの箇所で、今から貼ろ
うとするのり付きのラベル21の先端21a側が台紙5
0より剥離して、フロッピィディスク10の裏面に貼り
つけるだけの長さL1だけ突き出した状態である。
【0037】次いで、パルスモータ96が所定のステッ
プ数だけ正転駆動して、その位置に保持される。これに
より、押さえローラ93が軸92を中心に空を切ってD
1方向に90度旋回し、図5に示すようになり、図11
に示すように、押さえローラ93がラベル21の先端2
1a側を下向きに湾曲させる。
【0038】これにより、ラベル21のうち先端21a
側のフロッピィディスク10の裏面に貼りつけるだけの
長さL1の部分が、押さえローラ93により押さえられ
て下向きに湾曲した状態となる。ラベル21はこの状態
で待機している。押さえローラ93の中心は、搬送機構
36により搬送されてくるフロッピィディスク10の端
面13のうち下寄りの部位に対応する高さH1に位置し
ている。
【0039】ラベル21が上記の待機状態とされる間
に、フロッピィディスク10は、搬送機構36により搬
送を開始され、X1方向に速度V1で搬送される。フロ
ッピィディスク10が搬送されて、センサS7に検知さ
れる位置に到ると、キャプスタン62が回転を開始し、
台紙50はA方向に引っ張られてA方向に送られ始め、
ラベル21は、台紙50より更に剥離してG方向に送り
出される。
【0040】フロッピィディスク10が更に搬送される
と、図12に示すように、端面13が下向きに湾曲して
いるラベル21に当たり、押さえローラ93を押す。押
さえローラ93が押されると、捩じりコイルばね95が
更に捩じられ、押さえローラ93は軸92に関してD2
方向に旋回され、端面13を押している状態から、図1
3に示すように、表面11を押す状態となる。これによ
り、ラベル21が、フロッピィディスク10の端面13
から表面11にかけて貼られる。
【0041】また、フロッピィディスク10の裏面12
は、図13に示すように、支持ローラ110に支持さ
れ、押さえローラ93の押さえ力Fにより支持ローラ1
10がフロッピィディスク10の裏面12を押しつけた
状態となる。ラベル21のうち端面13より下方に突き
出ている部分は、フロッピィディスク10が搬送された
ときに、支持ローラ110に当たって曲げられ、裏面1
2に押しつけられ裏面12に貼られる。
【0042】押さえローラ93がラベル20の後端20
bまで押さえ付けた後、パルスモータ96が所定のステ
ップ数だけ逆転駆動する。これにより、押さえローラ9
3がD2方向に旋回し、フロッピィディスク10の表面
11から離れ、図14に示すように、元の位置P1に戻
る。
【0043】上記のように、押さえローラ93がラベル
21をフロッピィディスク10の端面13から表面11
にわたって押さえ、支持ローラ110がラベル21をフ
ロッピィディスク10の裏面12に押さえることによ
り、ラベル21は、フロッピィディスク10の裏面12
から表面11にまたがって貼られ、くるみ貼りが完成す
る。
【0044】ラベル21がくるみ貼りされたフロッピィ
ディスク16は、その後、搬送機構39により、X1方
向に、それまでの速度V1より少し速い速度V2で搬送
される。上記のように、押さえローラ93がラベル21
をフロッピィディスク10の端面13から表面11にわ
たって押さえ、支持ローラ110がラベル21をフロッ
ィディスク10の裏面12に押さえることにより、ラベ
ル21は、フロッピィディスク10の裏面12から表面
11にまたがって貼られ、くるみ貼りが完成する。
【0045】次に、上記のくるみ貼り動作の詳細につい
て説明する。 (1)押さえローラ93は、図15に示すように、捩じ
りコイルばね95のばね力Fでラベル21を端面13に
押しつけながら、転動しつつ、端面13に沿ってZ1方
向に移動し、端面13と表面11との角17を押し、角
17を越え、表面11に到り、以後は、表面11を押し
つつフロッピィディスク10に対してX2方向に転動す
る。よって、ラベル21は、角14にも確実に押しつけ
られ、角17の箇所で確実に腰を折られる。よって、ラ
ベル21は、一般には、浮き易い角17の箇所でも、図
17(A)に符号130で示す浮きを少しも生ずること
なく、図17(B)に示すように、フロッピィディスク
10に密着して貼られる。
【0046】(2)搬送されてきたフロッピィディスク
10の姿勢に乱れがあって、表面11がX−Y面に対し
て多少傾斜していたり、端面13がZ−Y面に対して多
少傾斜していたりすることがありうる。しかし、このよ
うな場合であっても、押さえローラ支持部材94がピン
104に関して揺動可能であるため、押さえローラ93
は、フロッピィディスク10の端面13に倣い、続いて
表面11に倣い、ラベル20の全幅を一様に押圧する。
よって、搬送されてきたフロッピィディスク10の姿勢
が乱れている場合であっても、ラベル20は正常に貼ら
れる。
【0047】(3)搬送されてきたフロッピィディスク
10がセンサS7に検知されたときのキャプスタン62
の回転始動の立ち上がりの速さは、図16(A)に示
す、ラベル21の先端21a側の湾曲している部分12
0が、図16(B)に示すように、押さえローラ93が
角17を越えるときまでに、符号121で示すように、
直線状となるように定めてある。これにより、押さえロ
ーラ93がフロッピィディスク10の表面11を押しつ
けるときまでには、ラベル21の先端21a側の湾曲し
ている部分120が解消し、よって、ラベル21は、図
17(A)に符号131で示す皺を生ずることなく、図
17(B)に示すように平らに貼られる。
【0048】また、押さえローラ93の代わりに、回転
しない滑り易い押さえ部材を用いてもよい。支持ローラ
110の代わりに、回転しない滑り易い支持部材を用い
てもよい。なお、本発明の装置は、ラベルをフロッピィ
ディスクの他に、MOディスク、プロプティカルディス
クに貼る場合にも使用できる。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
台紙より剥離されたラベルを該平板状物品に押し付ける
押さえ部材と、該押さえ部材を所定の軸を中心に旋回さ
せる押さえ部材旋回機構と、搬送される平板状物品の裏
面を支持する支持部材とよりなり、ラベルを平板状物品
の表面に貼るときには、該押さえ部材旋回機構が、押さ
え部材を平板状物品の表面に押しつけるように動作し、
該押さえ部材が、台紙より剥離されたラベルを搬送され
てくる平板状物品の表面に押しつけ、ラベルを平板状物
品の裏面から平板状物品の搬送方向先頭の端面を経て表
面にまたがって貼るときには、該押さえ部材旋回機構
が、押さえ部材が平板状物品の搬送方向先頭端面に当た
るように動作し、 平板状物品の搬送に応じて、押さえ
部材が押し戻され、平板状物品の搬送方向先頭端面よ
り、平板状物品の表面に移り、台紙より剥離されたラベ
ルを最初に平板状物品の搬送方向先頭端面に押しつけ、
続いて、平板状物品の表面に押しつけ、且つ、上記支持
部材が、上記押さえ部材の押しつけ力によって、台紙よ
り剥離されたラベルの先端部分を搬送される平板状物品
の裏面に押しつけるように構成したものであるため、表
面貼りとくるみ貼りの両方を選択して行うことが出来
る。よって、従来であれば、表面貼り専用のラベル貼り
装置と、くるみ貼り専用のラベル貼り装置との二台の装
置を用意するべきところが、一台のラベル貼り装置で済
み、その分、設備費用を安価と出来る。
【0050】請求項2の発明によれば、押さえ部材を、
旋回する軸と交差する軸に関して揺動可能に支持する揺
動支持機構を更に有する構成としてあるため、押さえ部
材は搬送されてくる平板状物品の姿勢に倣うことが出
来、よって、搬送されてくる平板状物品の姿勢に乱れが
あっても、押さえ部材はラベルの全幅を確実に押すこと
が出来、ラベルを貼る動作を信頼性高く行うことが出来
る。
【0051】請求項2の発明によれば、平板状物品搬送
手段は、平板状物品の後端を押して搬送する構成である
ため、摩擦で支持しつつ搬送する場合に起こりうる滑り
が起きず、よって、各平板状物品について、ラベルが貼
られる位置のバラツキを小さく抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になるラベル貼り装置の概略
構成を示す図である。
【図2】図1中、押さえローラ及びラベル剥離機構等を
示す図である。
【図3】押さえローラ機構を示す図である。
【図4】図3中、IV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】押さえローラがD1方向に旋回された状態を示
す図である。
【図6】表面貼りの開始時の状態を示す図である。
【図7】表面貼り途中の状態を示す図である。
【図8】表面貼り終了時の状態を示す図である。
【図9】ラベル先端の挙動を説明する図である。
【図10】くるみ貼りの準備の最初の段階を示す図であ
る。
【図11】くるみ貼りの準備が完了した段階を示す図で
ある。
【図12】くるみ貼り開始時の状態を示す図である。
【図13】くるみ貼り途中の状態を示す図である。
【図14】くるみ貼り終了時の状態を示す図である。
【図15】押さえローラのフロッピィディスクに対する
移動の軌跡を説明する図である。
【図16】ラベルの湾曲を無くする動作を説明する図で
ある。
【図17】くるみ貼りの状態を示す図である。
【図18】フロッピィディスクへのラベルの貼り態様を
示す図である。
【符号の説明】
10 フロッピィディスク 11 表面 12 裏面 13 端面 14 後端 15 表面貼りされたフロッピィディスク 16 くるみ貼りされたフロッピィディスク 17 角 20、21 ラベル 30 ラベル貼り装置 31 台紙収容ケース 32、33 ストッカ 34 台紙給送機構 35 ラベル剥離機構 36 ラベル未貼りフロッピィディスク搬送機構 37 押さえローラ機構 38 支持ローラ 39 ラベル貼り済みフロピィディスク搬送機構 50 台紙 53 支持部材 54〜57 繰り出しローラ 60 剥離板 61 ローラ 62 キャプスタン 63 ピンチローラ 70、71、97、102 タイミングギア 72、103 タイミングベルト 73 パルスモータ 74、75 押し片 82 ベルト 83 DCモータ 84 ローラ 90、91 ブラケット 92 軸 92a 角柱部 92b 突き出し部分 93 押さえローラ 94 押さえローラ支持部材 95 捩じりコイルばね 96 パルスモータ 98 ストッパ 99 円板 100、101、104 ピン 110 支持ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台紙を送ると共に、平板状物品搬送手段に
    より平板状物品を搬送し、該台紙より剥離されたラベル
    を該平板状物品の所定部位に貼るラベル貼り装置におい
    て、 該台紙より剥離されたラベルを該平板状物品に押し付け
    る押さえ部材と、 該押さえ部材を所定の軸を中心に旋回させる押さえ部材
    旋回機構と、 搬送される平板状物品の裏面を支持する支持部材とより
    なり、 ラベルを平板状物品の表面に貼るときには、該押さえ部
    材旋回機構が、押さえ部材を平板状物品の表面に押しつ
    けるように動作し、該押さえ部材が、台紙より剥離され
    たラベルを搬送されてくる平板状物品の表面に押しつ
    け、 ラベルを平板状物品の裏面から平板状物品の搬送方向先
    頭の端面を経て表面にまたがって貼るときには、 該押さえ部材旋回機構が、押さえ部材が平板状物品の搬
    送方向先頭端面に当たるように動作し、 平板状物品の搬送に応じて、押さえ部材が押し戻され、
    平板状物品の搬送方向先頭端面より、平板状物品の表面
    に移り、台紙より剥離されたラベルを最初に平板状物品
    の搬送方向先頭端面に押しつけ、続いて、平板状物品の
    表面に押しつけ、 且つ、上記支持部材が、上記押さえ部材の押しつけ力に
    よって、台紙より剥離されたラベルの先端部分を搬送さ
    れる平板状物品の裏面に押しつけるように構成したこと
    を特徴とするラベル貼り装置。
  2. 【請求項2】請求項1の押さえ部材を、上記の軸と交差
    する軸に関して揺動可能に支持する揺動支持機構を更に
    有する構成としたことを特徴とするラベル貼り装置。
  3. 【請求項3】請求項1の平板状物品搬送手段は、平板状
    物品の後端を押して搬送する構成としたことを特徴とす
    るラベル貼り装置。
JP30144495A 1995-11-20 1995-11-20 ラベル貼り装置 Withdrawn JPH09142425A (ja)

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