JPH09141952A - オートカッタを備えた印刷装置 - Google Patents

オートカッタを備えた印刷装置

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JPH09141952A
JPH09141952A JP8248085A JP24808596A JPH09141952A JP H09141952 A JPH09141952 A JP H09141952A JP 8248085 A JP8248085 A JP 8248085A JP 24808596 A JP24808596 A JP 24808596A JP H09141952 A JPH09141952 A JP H09141952A
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光彦 根橋
Akihiro Gotou
晶宏 後藤
Keiji Murakoshi
啓二 村越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートカッタを備えたプリンタにおいて、オ
ートカッタ位置の最適化により印刷結果の視認性を改善
し、あわせて印刷ヘッドの冷却特性の向上により印刷速
度及び印刷品質を改善すること。 【解決手段】 本発明の印刷装置は、装置本体に設けら
れ印刷手段を覆う第1のカバーと搬送経路を介して対向
して設けられ、オートカッタ36を載置してなる第2の
カバー39を有し、このオートカッタ36は、カッタフ
レーム43と、カッタフレーム43に移動可能に支持さ
れ、記録媒体を切断するための可動刃26と、カッタフ
レーム43に固定され可動刃26を駆動するためのオー
トカッタ駆動源37とから構成されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュレジス
タ等に搭載される、オートカッタを備えたプリンタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】オートカッタユニットを備えたプリンタ
としては、日本国実用新案公報、実開昭57−1188
52号に開示されているようなものが知られている。こ
のプリンタにおいては、印字部近傍で紙詰まりが発生し
た場合に、詰まった紙を容易に取り除けるように、印字
ヘッドを保護するヘッドカバーが回動開放可能にベース
フレームに取り付けられており、駆動源を含むオートカ
ッタユニットが、この印字ヘッドを保護するヘッドカバ
ーに搭載されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような駆
動源を含むオートカッタユニットをヘッドカバーの上に
設ける従来例においては、プリンタの操作者から見てレ
シート紙の排出口の手前にオートカッタ装置が配置され
ることから、レシートの印字状態の視認や取り出しが困
難であるという課題を有していた。
【0004】更には、オートカッタ装置の位置に合わせ
てレシート排出口を高い位置に配置した場合には、装置
全体の高さが高くなることにより、印字されたレシート
紙を排出するための搬送量が多くなり、レシートの発行
に要する時間及び無駄な記録紙が増大するという問題を
も有していた。また、レシート印字部と隣り合ってジャ
ーナル印字部が設けられている場合には、レシート排出
口がジャーナルの印字結果に修正を加えるのに用いる書
き込み台の横に突出してしまい、修正作業の障害となっ
ていた。
【0005】また、更に、オートカッタ装置は熱源とな
るので、これが印字ヘッドの上側に置かれることで印字
ヘッドの冷却が妨げられ、印字速度の低下や、印字品質
の劣化を招いていた。
【0006】本発明の目的は上記課題を解決することに
あり、レシートの印字結果の視認性に優れ、印字終了後
直ちにレシートを発行でき、同時にレシート記録紙の無
駄の少ないプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るため本発明の印刷装置は、記録媒体に印刷を行う印刷
手段と、この印刷手段を経由して記録媒体を搬送するた
めの搬送経路とを少なくとも含んでなる装置本体と、印
刷手段と対向して配置されたプラテンと、印刷手段によ
って印刷された記録媒体を切断するオートカッタと、装
置本体に設けられ印刷手段を覆う第1のカバーとを備え
た印刷装置に於いて、第1のカバーと搬送経路を介して
対向して設けられ、オートカッタを載置してなる第2の
カバーを有し、このオートカッタは、カッタフレーム
と、カッタフレームに移動可能に支持され、記録媒体を
切断するための可動カッター刃と、カッタフレームに固
定され可動カッター刃を駆動するためのオートカッタ駆
動源とから構成されて成る。
【0008】上記構成によれば、プラテンを覆う第2の
カバーにオートカッタ機構、及びその駆動源を配したの
で、印刷結果の視認性が良好となる。また、印刷手段の
上側に熱源となるオートカッタ機構を置かない構成とし
たので、印刷手段の冷却効率を向上させることができ
る。
【0009】また、第2のカバーを印刷装置本体に移動
可能に取り付けることが望ましい。例えば、第2のカバ
ーが印刷手段から離れた側の端部に設けられた回動支点
によって装置本体に取り付けられ、第2のカバーは記録
媒体の一方の面を案内する第1の記録媒体案内を、装置
本体は第1の記録媒体案内と対向し記録媒体の他の面を
案内する第2の記録媒体案内をそれぞれ有し、第1及び
第2の記録媒体案内は、互いに共働して記録媒体を搬送
するための搬送経路を構成する。
【0010】これにより、印字ヘッドの周辺で紙詰まり
が発生した場合でも、蓋体を移動させることにより、容
易にその詰まった紙を取り除くことができる。
【0011】この場合において、第1の記録媒体と並列
に配置された第2の記録媒体に印刷を施す印刷機構を有
し、第2のカバーは、印刷の施された第2の記録媒体の
非記録面を所定の角度を有して平坦に支持する支持手段
を更に有し、オートカッタ駆動源を、支持手段により形
成される空間に配置してもよい。
【0012】上記の構成にすることにより、支持手段で
ある書き込み台の空間部を利用して駆動源であるモータ
を配置するので、モータが突出することがなくなり、印
刷装置の小型化が可能となる。
【0013】また更に、記録媒体の張力によって記録媒
体と接触可能に配置され、記録媒体を搬送経路へ搬送す
るための繰り出しローラを更に有し、第2のカバーの回
動支点は、繰り出しローラよりも低い位置に配置される
ことが望ましい。そして、この構成を実現するために、
第1の紙案内は搬送経路の入り口を構成する部分が分割
されてなり、第2のカバーの回動軌跡と干渉しないよう
に、第2のカバーに設けられてなることが更に望まし
い。
【0014】上記構成によれば、搬送経路への挿入口で
ある給紙口を上側、すなわち操作者により近い位置に配
置することができるから、給紙操作を視認しながら行え
るので操作性が大幅に向上する。
【0015】また更に、繰り出しローラは、第2のカバ
ーの回動支点と略同軸に回転中心を有する伝達歯車を介
して回転駆動されることが望ましい。
【0016】上記構成によれば、伝達歯車が略回動支点
に位置しているので、第2のカバーを回動しても、繰り
出しローラと伝達歯車の距離が変化せず、その噛合関係
はほぼ一定に保たれ、外れることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明に係るプリ
ンタの一実施例を示したもので、図1は一実施例のプリ
ンタ35の平面図、図2は図1のB矢視図(側面図)、
図3は図1のC−C断面図、図4はプリンタ35の後部
斜視図、図5はプリンタ35に備えられたオートカッタ
機構36の分解斜視図、図6はオートカッタ機構36を
駆動するカッタ駆動源37の拡大図である。
【0018】この一実施例のプリンタ35は、キャッシ
ュレジスタ等に組み込まれるドットインパクトプリンタ
で、図1、図2及び図4に示すように、リボンカセット
2が着脱可能なプリンタ本体38と、プリンタ本体38
の上部の後部寄りの位置に回動可能に支持されるクラム
シェル可動部39とからなる構成である。
【0019】プリンタ本体38には、印字ヘッド5を搭
載するキャリッジを記録紙7、8の幅方向に往復移動さ
せる図示しない印字機構と、印字ヘッド5による印字位
置に記録紙7、8を送るための図示しない紙送り機構
と、これらの印字機構や紙送り機構に共通の駆動源であ
る駆動モータ11aとが装備されている。
【0020】一方、クラムシェル可動部39は、プラテ
ン65、紙送りローラ66及びこれに記録紙を圧接する
紙押えローラ67からなる紙送り機構、紙送り機構の上
部に配設されレシート紙8を切断するためのオートカッ
タ機構36、樹脂で形成された上側紙ガイド62から構
成され、上側紙ガイド62をベースに他の構成要素が取
り付けられている。なお、オートカッタ機構36はオプ
ション装備とするために、ユニット化され、取り外しが
可能となっている。
【0021】上側紙ガイド62にはプリンタ本体38の
フレームに配置された孔23aと係合する突起(不図
示)が形成されておりこの突起を孔に係合させてクラム
シェル可動部の回動中心軸23を構成する。また上側紙
ガイド62には、プリンタ本体に回動可能に装備された
不図示の爪部と係合する不図示の係止部も形成されてい
る。上記構成により、上側紙ガイド62は通常は爪部に
よって定位置に固定されており、爪部と係止部との係合
を解除することによってプリンタ本体38による支持部
である回動中心軸23の回りに回動される。
【0022】クラムシェル可動部39は、図3に示す如
く、プリンタ後部の給紙口40、41から印字位置に至
る上側紙ガイド62と下側紙ガイド64で形成される紙
経路24を露呈させるべくプリンタ本体38の後方上部
の位置に回動可能に装備されたものである。図3におい
て、実線はクラムシェル可動部39の閉じた状態を示
し、仮想線(二点鎖線)はクラムシェル可動部39の開
放状態を示している。
【0023】給紙口40に給紙される記録紙7は売上や
在庫を管理するために店舗側に保存されるジャーナル紙
である。印字されたジャーナル紙7は、図1および図2
に示すように、順次、クラムシェル可動部39の上方を
通って、プリンタ本体38の後部に取り付けられている
巻取りリール16に巻取られる。この巻取りリール16
は、プリンタ本体38内の紙送り機構に連動する巻取り
ベルト17によって回転駆動されるようになっている。
【0024】また、給紙口41に給紙される記録紙は、
顧客に渡すレシート紙8で、印字された後は、クラムシ
ェル可動部39の上面に設けたレシート排出口18に送
り出される。
【0025】図4に示すように、このレシート紙8が給
紙される給紙口41の下方には、店舗名等を押印するた
めのスタンプセット20が着脱可能に装着される。な
お、図3は図1におけるC−C断面図を示すので、スタ
ンプセット20は示されていないが、スタンプセット2
0の挿入方向やプリンタ本体内での配置関係を示すため
に、図1の矢印B方向から見たスタンプセット20の位
置を二点鎖線を用いて図3中に図示した。
【0026】また、給紙口40、41は、図1および図
3に示すように、クラムシェル可動部39の後部に左右
に並んで配置されていて、これらの給紙口40、41に
は、ジャーナル紙7およびレシート紙8を繰り出すため
の繰り出しローラ22が装備されている。この繰り出し
ローラ22は、図3に示すように、クラムシェル可動部
39の回動中心軸23よりも所定量だけ上昇した位置、
即ち、クラムシェル可動部39の後部の上端寄りの位置
に配備されている。
【0027】この繰り出しローラ22は、プリンタの作
動中には常時回転しており、ジャーナル紙7およびレシ
ート紙8の紙送りの際に、紙送りローラが発生する駆動
力によって紙が緊張すると、繰り出しローラ22と紙と
の間に摩擦力が発生して、紙を搬送方向へ繰り出す。こ
れにより、ロ−ル紙の慣性質量等に起因する紙送りの負
荷を軽減することができるのである。
【0028】更に詳述すると、繰り出しローラ22は、
クラムシェル可動部39側にローラ軸駆動ギヤ59が配
置されており、給紙口40、41を形成する上側紙ガイ
ド62の一部63に回転可能に取り付けられている。本
実施例においては上側紙ガイドを弾性変形させて取り外
すことができるようになっている。又、ローラ軸駆動ギ
ヤ59と噛合して繰り出しローラ22を回転させるため
の伝達ギヤ60が、プリンタ本体38側に、クラムシェ
ル可動部39の回動中心軸23と同軸に支持されてい
る。この構成により、クラムシェル可動部39側のロー
ラ軸駆動ギヤ59とプリンタ本体38側の伝達ギヤ60
とは、クラムシェル可動部39が開いたときでも、その
噛み合い状態が外れることがない。
【0029】この伝達ギヤ60の回転軸は、本例のよう
にクラムシェル可動部39の回動中心軸を利用しても良
いし、回動中心軸の延長線上にある他の部品であっても
よい。更には、伝達ギア60の回転軸とクラムシェル可
動部の回動中心軸とを若干異ならせ、クラムシェル可動
部39が開かれるに連れて、ローラ軸駆動ギヤ59の中
心軸と伝達ギヤ60の中心軸との距離が、両ギアの噛み
合いが外れない範囲で、大きくなるように配置すること
も可能である。
【0030】なお、スタンプセット20は、繰り出しロ
ーラ22によって送り出される記録紙を案内する紙経路
24の直下に位置している。
【0031】また、クラムシェル可動部39内には、図
5乃至図6に示すように、連続したレシート紙8を切断
するオートカッタ機構36と、オートカッタ機構36を
駆動するカッタ駆動源37とが装備されている。
【0032】ここに、オートカッタ機構36は、図4お
よび図6に示すように、レシート紙8を切断する可動刃
26を、クランク形の揺動レバー27によってレシート
紙8の紙面と直交方向(図5では、矢印A方向)に進退
させ、クラムシェル可動部39のカッターフレーム43
の開口部に設けられた固定刃28との間にレシート紙8
を挟んで切断するものである。 オートカッタ機構36
を駆動するカッタ駆動源37は、高トルク型のモータ
で、図4に示すように、クラムシェル可動部39のカッ
ターフレーム43に装備されるジャーナル印字修正用の
書き込み台44aの下に配置され、操作安全性を考慮し
てモータカバー44bで覆われている。
【0033】プリンタを水平に配置した場合に店員等の
オペレータがレシート等の印字結果を視認しやすいよう
に、視線と直行するようにジャーナル紙を搬送すること
が好ましいので、書き込み台44aはその状態に近づけ
るために金属板をプレス加工して形成されており、その
下側には空間が形成されている。本例においてはカッタ
駆動源37であるDCモータをその下側の空間を利用し
て配置したものである。また、書き込み台44aはカッ
ターフレーム43の一部を斜め加工して形成してもよ
い。
【0034】このカッタ駆動源37の出力軸は、歯車列
45を介して、カム板46と一体に構成されたギヤ47
を回転駆動する。このギヤ47には駆動ピン48が植設
されていて、駆動ピン48は、揺動レバー27に形成さ
れているガイド穴49に係合していて、ギヤ47の回転
に応じて、揺動レバー27を揺動中心軸50回りに揺動
させる。
【0035】揺動レバー27の先端部に突設されたピン
51は、カッターフレーム43に開設されたガイド穴5
2を挿通して、カッターフレーム43上に摺動可能に重
ねられている可動刃26の係合溝53に嵌合していて、
揺動レバー27の揺動動作はピン51を介して、可動刃
26に往復動作をさせる。
【0036】また、カッターフレーム43の上には、可
動刃26を覆う如く、板状の上側カバー54が装備され
る。従って、可動刃26は、カッターフレーム43と上
側カバー54との間の隙間を、揺動レバー27に応じて
摺動することになる。
【0037】揺動レバー27の揺動中心軸50を回転自
在に支持している支持フレーム56は、両端部に立設さ
れた側壁部の上端56a、56bがカッターフレーム4
3に固定されることで、歯車列45や揺動レバー27の
作動空間を形成している。
【0038】また、揺動レバー27を駆動するギヤ47
と一体のカム板46は、カム板46の周縁を挟むように
配置された横断面形状が略コ字状の回転検出センサ57
によって所定の回転位置が検出され、回転検出センサ5
7からの出力によって、カッタ駆動源37であるDCモ
ータの動作が制御される。すなわち、カム板46は、よ
り大きい半径を有する第1の部分46aとより小さい半
径を有する第2の部分46bとからなっており、カム板
46が所定の方向に回転した場合に、回転検出センサ5
7によって第1の部分46aの始端部が検出された位置
を基準位置、更に回転検出センサ57によって第1の部
分46aの終端部が検出された位置をパーシャルカット
位置とそれぞれ定義してある。電源投入と同時、あるい
はリセット動作時に、DCモータ37が制御されてカム
板46は基準位置に位置づけられる。これにより、カッ
タ可動刃26は所定の待機位置に設定される。パーシャ
ルカット時には、DCモータ37によってカム板46が
基準位置からパーシャルカット位置まで移動されると、
DCモータ37の回転は反転され、カム板46は再び基
準位置まで戻される。これにより、レシート紙のパーシ
ャルカットが行われる。そして、フルカットは、DCモ
ータ37が基準位置から基準位置まで所定の方向に回転
することにより行われる。
【0039】次に、上側紙ガイド62について詳述する
と、図3に示すように、プリンタ後部の給紙口40、4
1付近に位置する上側紙ガイド62の一部63は、記録
紙の下面を案内する下側紙ガイドの機能を有しており、
このように構成することにより、クラムシェル可動部3
9がその回動中心軸23を中心に回動する場合に、上側
紙ガイド62の給紙口形成部68が下側紙ガイドと干渉
することがない。すなわち、給紙口形成部68の回転軌
跡内にある下側紙ガイドの一部分が本例の上側紙ガイド
の一部63に相当するので、この部分を下側紙ガイドか
ら切り離して、上側紙ガイドとともに回動するようにし
たのである。これにより、クラムシェル可動部39の所
望の角度の回動を確保することができた。
【0040】以上のプリンタ35では、大きな駆動トル
クが要求されるオートカッタ機構36の駆動は、クラム
シェル可動部39に装備した専用のカッタ駆動源37に
よって行うため、プリンタ本体38側に装備される駆動
モータには、駆動対象を比較的に駆動トルクが小さくて
済む印字機構や紙送り機構等に限定した小型の低トルク
モータを使用することが可能になり、プリンタ本体38
側に装備される駆動モータの仕様を適正化して、生産コ
ストの低減と装置の小型化とを達成することができる。
【0041】また、クラムシェル可動部39のオートカ
ッタ機構36内に紙を噛み込む障害が発生しても、オー
トカッタ機構36専用のカッタ駆動源37がクラムシェ
ル可動部39内に装備されているため、クラムシェル可
動部39を開いて噛み込んだ状態を視認しながら、カッ
タの可動刃を移動させて、噛み込んでいる紙の除去作業
を行うことができる。これにより、障害の除去が容易と
なり、優れた保守性を得ることができる。
【0042】さらに、ジャーナル印字修正用の書き込み
台44aの下の空間は、従来は全く利用されていなかっ
たが、カッタ駆動源37が書き込み台44aの下に配置
されたことで、書き込み台44aの下のスペースが有効
に活用されることになり、また、カッタ駆動源37の装
備に起因したクラムシェル可動部39の大型化を防止す
ることが可能になる。
【0043】上記の実施例に於いて、オートカッタ機構
36は可動刃26及び固定刃28を備えているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、固定刃28はオー
トカッタ機構36から分離され、プリンタ本体38に固
定されていてもよい。これにより、クラムシェル可動部
39を開放してレシート紙の装填を行う場合に、オート
カッタ機構36の開口部にレシート紙を通す操作が不要
となるので、レシート紙の装填を容易に行うことができ
る。
【0044】また、繰り出しローラ22及びその軸を、
クラムシェル可動部が開いた場合にもそれと干渉しない
ように、クラムシェル可動部の回動中心軸23よりも下
側の位置に配置し、レシートに店の名称等を刻印するた
めのスタンプセット20を、繰り出しローラ22によっ
て繰り出される紙が通る通路24の直下に配置する構成
とすることも可能である。しかし、このような構成にお
いては、プリンタ後部に配置される給紙口や、スタンプ
セット20の挿入位置が、クラムシェル可動部よりもか
なり下方の位置に設定されており、各給紙口への紙の挿
入やスタンプセット20へのインクの供給の際に、視認
することが困難となり、取り扱い性が悪いという問題が
考えられる。
【0045】本実施例においては、プリンタ後部の給紙
口40、41がクラムシェル可動部39の後部に設定さ
れ、かつ、給紙口40、41に差し込まれた記録紙ジャ
ーナル紙7、8を印字ヘッド5側に繰り出す繰り出しロ
ーラ22が、クラムシェル可動部39の回動中心軸23
よりも上方位置に配置されて、給紙口40、41の位置
やスタンプセット20の装着位置を、プリンタ後部の比
較的に高い位置へ設定することができる。これにより、
プリンタ後部の給紙口40、41への紙の挿入操作やス
タンプセット20へのインクの供給操作を、プリンタ正
面から視認しながら行うことが容易になり、取り扱い性
も向上することになる。
【0046】さらに、繰り出しローラ軸22の位置が、
上方に改善されたことによって、繰り出しローラ軸22
への紙の巻き付き範囲が増大し、繰り出しローラ軸22
に伝達された回転トルクを、より少ないロスで各記録紙
7、8に伝達可能になる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳述したとおり、本発明のプリン
タによれば、クラムシェル可動部のオートカッタ機構内
に紙を噛み込む障害が発生しても、オートカッタ機構専
用のカッタ駆動源がクラムシェル可動部内に装備されて
いるため、クラムシェル可動部を開いて噛み込んだ状態
を視認しながら、カッタの可動刃を移動させて、噛み込
んでいる紙の除去作業を容易に行うことができ、優れた
保守性を得ることができる。
【0048】さらに、ジャーナル印字修正用の書き込み
台の下の空間は、従来は全く利用されていなかったが、
カッタ駆動源が書き込み台の下に配置されたことで、書
き込み台の下のスペースが有効に活用されることにな
り、また、カッタ駆動源の装備に起因したクラムシェル
可動部の大型化を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施例の平面図であ
る。
【図2】図1のB矢視図(側面図)である。
【図3】図1のC−C断面図である。
【図4】本発明の一実施例の後部側から見たの斜視図で
ある。
【図5】本発明の一実施例のプリンタに装備されたオー
トカッタ機構の分解斜視図である。
【図6】本発明の一実施例のオートカッタ機構を駆動す
るカッタ駆動源の拡大図である。
【符号の説明】
5 印字ヘッド 7、8 記録紙 17 巻取りベルト 20 スタンプセット 22 繰り出しローラ軸 24 通路 26 可動刃 27 揺動レバー 28 固定刃 36 オートカッタ機構 37 カッタ駆動源 38 プリンタ本体 39 クラムシェル可動部 40、41 給紙口 43 カッターフレーム 44 書き込み台 45 歯車列 46 カム板 54 上側カバー 59 ローラ軸駆動ギヤ 60 伝達ギヤ 62 上側紙ガイド 64 下側紙ガイド
フロントページの続き (72)発明者 岩谷 聡 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に印刷を行う印刷手段と、前記
    印刷手段を経由して前記記録媒体を搬送するための搬送
    経路とを少なくとも含んでなる装置本体と、該印刷手段
    と対向して配置されたプラテンと、前記印刷手段によっ
    て印刷された前記記録媒体を切断するオートカッタと、
    前記装置本体に設けられ、前記印刷手段を覆う第1のカ
    バーとを備えた印刷装置に於いて、 前記第1のカバーと前記搬送経路を介して対向して設け
    られ、前記オートカッタを載置してなる第2のカバーを
    有し、 前記オートカッタは、 カッタフレームと、 前記カッタフレームに移動可能に支持され、前記記録媒
    体を切断するための可動カッター刃と、 前記カッタフレームに固定され、前記可動カッター刃を
    駆動するためのオートカッタ駆動源とから構成されて成
    ることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    第2のカバーは前記装置本体に移動可能に取り付けられ
    たことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置において、前記
    第2のカバーは前記印刷手段から離れた側の端部に設け
    られた回動支点によって前記装置本体に取り付けられ、 前記第2のカバーは記録媒体の一方の面を案内する第1
    の記録媒体案内を、前記装置本体は前記第1の記録媒体
    案内と対向し前記記録媒体の他の面を案内する第2の記
    録媒体案内をそれぞれ有し、 前記第1及び第2の記録媒体案内は、互いに共同して前
    記記録媒体を搬送するための前記搬送経路を構成するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の印刷装置におい
    て、 前記印刷装置は前記記録媒体(以下、第1の記録媒体と
    いう。)と並列に配置された第2の記録媒体に印刷を施
    す印刷機構を有し、 前記第2のカバーは、印刷の施された前記第2の記録媒
    体の非記録面を所定の角度を有して平坦に支持する支持
    手段を更に有し、 前記オートカッタ駆動源は、前記支持手段により形成さ
    れる空間に配置されたことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の印刷装置におい
    て、前記記録媒体の張力によって前記記録媒体と接触可
    能に配置され、前記記録媒体を前記搬送経路へ搬送する
    ための繰り出しローラを更に有し、 前記第2のカバーの回動支点は、前記繰り出しローラよ
    りも低い位置に配置されたことを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の印刷装置において、前記
    第1の紙案内は、前記搬送経路の入り口を構成する部分
    が分割されてなり、前記第2のカバーの回動軌跡と干渉
    しないように、前記第2のカバーに設けられてなること
    を特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の印刷装置におい
    て、前記繰り出しローラは、前記第2のカバーの回動支
    点と略同軸に回転中心を有する伝達歯車を介して回転駆
    動されることを特徴とする印刷装置。
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CN103632438A (zh) * 2013-12-18 2014-03-12 广州市光机电技术研究院 一种用于智能自助发票销售税务终端机张式发票传票机芯

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