JP3405063B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP3405063B2
JP3405063B2 JP13042996A JP13042996A JP3405063B2 JP 3405063 B2 JP3405063 B2 JP 3405063B2 JP 13042996 A JP13042996 A JP 13042996A JP 13042996 A JP13042996 A JP 13042996A JP 3405063 B2 JP3405063 B2 JP 3405063B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュレジス
タ等に組み込まれるプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7乃至図12は、キャッシュレジスタ
等に組み込まれるプリンタの従来例を示したものであ
る。
【0003】この種のプリンタ1は、いわゆるドットイ
ンパクトプリンタで、図7に示す如く、リボンカセット
2が着脱可能なプリンタ本体3と、プリンタ本体3の上
部の後方寄りの位置に回動可能に装備されるクラムシェ
ル可動部4とからなる構成である。
【0004】プリンタ本体3には、図11に示すよう
に、印字ヘッド5を支持するキャリッジ6を記録紙7,
8の幅方向に往復作動させる印字機構9と、印字ヘッド
5による印字位置に記録紙7,8を送るための紙送り機
構10と、これらの印字機構9や紙送り機構10に共通
の駆動源である駆動モータ11とが装備されている。
【0005】一方、クラムシェル可動部4は、紙詰まり
故障などが生じたときその紙を除去するために設けられ
たもので、図9および図10に示す如く、プリンタの後
方に配置された給紙口13,14から印字位置に至る上
部紙ガイドと下部紙ガイドで形成される紙経路を露呈さ
せるべくプリンタ本体3の上部後方の位置に回動可能に
装備されたものである。
【0006】前述の記録紙7は売上や在庫を管理するた
めに店舗側で記録を保存するためのジャーナル紙で、印
字されたジャーナル紙7は、図7および図8に示すよう
に、順次、クラムシェル可動部4の上方を通って、プリ
ンタ本体3の後部に取り付けられている巻取りリール1
6に巻取られる。この巻取りリール16は、紙送り機構
10に連動する巻取りベルト17によって回転駆動され
るようになっている。
【0007】また、記録紙8は、顧客に渡すレシート紙
8で、印字されたレシート紙8は、図7に示す如く、ク
ラムシェル可動部4の上面に設けたレシート排出口18
に送り出され、その後店員等がレシート排出口18に設
けられた鋸歯を利用して記録紙を切断しレシート紙を顧
客に渡す処理をする。
【0008】図12にプリンタ内部の紙経路断面図を示
す。
【0009】プリンタの入口付近に取り付けられている
のは、繰り出しローラ71である。24は、上部紙案内
62と下部紙ガイド64によってまたは下部紙ガイド6
4に取り付けられたカードストッパー74と上部紙案内
62によって構成された紙経路である。カードストッパ
ー74は、カードストッパー当接部74aとカードスト
ッパー先端部74bが有り薄板によって構成されてい
る。上部紙案内62内部に固定されたプラテン75は印
字ヘッド76の印字圧を受ける。印字ヘッド76はキャ
リッジ77に搭載されている。キャリッジ77はキャリ
ッジガイド軸78に支持されている。
【0010】キャリッジ駆動系92はキャリッジ77を
記録紙7,8の紙幅方向に往復運動させている。上部紙
案内62を軸受けとする紙送り軸79に支持された紙送
りローラ80に紙押え軸81に支持された紙押えローラ
82が押圧されている。また紙押え軸81は、ロール紙
84を紙送りローラ80と紙押さえローラ82の接点部
まで案内する紙案内補助部材90を支持している。また
リボン87は印字ヘッド76とプラテン75との間に配
置されている。90はカード紙である。印字ヘッドカバ
ー88と紙送りカバー89によって領収書等のカードを
印字するためのプリンタ内部にカードを迎え入れる為の
開口部が設けられている。
【0011】前述のプリンタ1の記録紙7,8は、繰り
出しローラ71より入り上部紙案内62と下部紙ガイド
64より構成する及び上部紙案内62とカードストッパ
ー74に構成された紙経路24によりプラテン75に案
内される。記録紙7,8はプラテン75に接しながら紙
案内補助部材90によって、紙送りローラ80及び紙押
えローラ81の接点部に案内される。記録紙7,8は紙
送りローラ80を任意のタイミングで回転することによ
り送られる。印字ヘッド76はキャリッジガイド軸78
に沿っ移動して所定のタイミングで印字ヘッド76に通
電することにより記録紙7,8に文字及び図形を印字す
る。
【0012】又カード紙91に印字する場合は、カード
紙91は印字ヘッドカバー88と紙送りカバー89によ
って構成された開口部より入り、記録紙7,8とリボン
87の間を通り、カードストッパー当接部74aまで挿
入される。その後、印字ヘッド76をキャリッジガイド
軸78に沿って移動して所定のタイミングで印字ヘッド
76に通電することにより文字を印字する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造のプ
リンタにおいては、紙送り時には記録紙7,8と上部紙
案内62更には記録紙7,8とプラテン75とが接触し
記録紙7,8が摩耗して紙粉を発生する。紙経路24内
に発生した紙粉は記録紙7,8によりプラテン75まで
搬送され、プラテン75の印字部より、プリンタ内部へ
落下及び飛散する。飛散した紙粉はキャリッジガイド軸
78に付着し、キャリッジ77とキャリッジガイド軸7
8との摺動性を悪くしていた。また飛散した紙粉はキャ
リッジ77を往復運動させるキャリッジ駆動系92にも
付着し規則的な回転を出来なくなり、印字スピードの低
下や印字品質の低下するという問題を有していた。
【0014】又、キャッシュレジスターを操作するオペ
レターが誤って、クリップや針等の異物をプリンタに落
下させた場合、印字ヘッドカバー88と紙送りカバー8
9によって構成された開口部より、プリンタ内部に入っ
てしまい、キャリッジ駆動系92の落下する。キャリッ
ジ駆動系92に異物がはさまり、歯車の破損や停止状態
となり、プリンタが起動できない状態となる場合があっ
た。プリンタが停止した場合オペレータ自身ではプリン
タを復旧する事が出来ず、サービスマンを呼びプリンタ
を修理又は交換するという作業をしいられていた。これ
は、顧客を待たせるばかりでなくサービスコスト等の費
用が発生するという問題も有していた。
【0015】また、カード印字時に、折れたカードや曲
がったカード等を挿入した場合、カードストッパー74
のカードストッパー先端部74bに引っ掛かり、カード
ストッパー当接部74aまでカードが挿入できないとい
う問題の有していた。
【0016】そこで、本発明はこのような問題を解決す
るものでその目的とするところは、、紙粉が発生し飛散
しても、キャリッジガイド軸やキャリッジの駆動系に紙
粉の付着を防止し、耐久上の印字スピードの低下や、印
字品質の低下がない信頼性の高いプリンタを提供するこ
とである。
【0017】又、他の目的は、プリンタ内部に異物が進
入してもキャリッジ駆動系が破損しプリンタが停止する
事がなく、サービスコールの必要のないプリンタを提供
することである。
【0018】又、他の目的は、カード紙の挿入性を向上
したプリンタを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、印字ヘッドを搭載したキャリッジを記録紙
の幅方向に往復作動させるためのキャリッジガイド軸
と、印字ヘッドと対向する位置に取り付けられたプラテ
ンと、記録紙を印字ヘッドとプラテンとの間隙に案内す
るための紙経路を有したプリンタにおいて、印字ヘッド
の下方であって、少なくとも上端が印字ヘッドの印字部
よりキャリッジガイド軸側に位置し、キャリッジガイド
軸と紙経路との間に記録紙の幅と同等以上の幅の遮蔽板
を有していることを特徴とする。
【0020】又、遮蔽板は、その下端がプリンタの底面
部近傍に位置することを特徴とする。
【0021】更に、遮蔽板は、印字ヘッドの上方から挿
入されるカード紙を案内するリブ状の案内部を有してい
ることを特徴とする。
【0022】又更に、紙経路は、上部紙案内と下部紙案
内とによって構成され、遮蔽板は、下部紙案内と一体に
形成されていることを特徴とする。
【0023】本発明の上記構成によれば、ロ−ル紙が紙
経路内部において紙案内等に接触することにより発生し
た紙粉がプラテン付近から落下及び飛散しても、遮蔽板
の上端が、印字ヘッドの下方で印字部よりキャリッジガ
イド軸側に位置しているので、キャリッジガイド軸に付
着することはない。よって、キャリッジとキャリッジガ
イド軸との摺動性を悪くしたり、また飛散した紙粉がキ
ャリッジを往復運動させる駆動系や輪列に付着し回転を
不規則にすることがなく、印字スピードの低下や印字品
質の低下を激減することができる。更に、プリンタ内部
に異物が進入しても遮蔽板があるために異物はプリンタ
底面に落ちるためにキャリッジを駆動系にはいることは
ない。よってキャリッジ駆動系が破損し、プリンタが停
止することはない。
【0024】又、遮蔽板の下端をプリンタの底面近傍ま
で配置すると更に効果が上がる。
【0025】更に、遮蔽板は、印字ヘッドの上方から挿
入されるカード紙を案内するリブ状の案内部を有してい
るので、カード挿入時においても所定の位置に案内され
操作性が向上する又更に、遮蔽板は、紙経路を構成する
紙案内下と一体になっているので、部品数の削減が図れ
コストダウンに貢献する
【0026】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明に係るプリ
ンタの一実施例を示したもので、図1は一実施例のプリ
ンタ35の平面図、図2は図1のB矢視図(側面図)、
図3は図1のC−C断面図、図4はプリンタ35の後部
斜視図、図5はプリンタ35内部の紙経路断面図、図6
は他の実施例を示すプリンタ35内部の紙経路断面図で
ある。
【0027】この一実施例のプリンタ35は、キャッシ
ュレジスタ等に組み込まれるドットインパクトプリンタ
で、図1、図2及び図4に示すように、リボンカセット
2が着脱可能なプリンタ本体38と、プリンタ本体38
の上部の後部寄りの位置に回動可能に装備されるクラム
シェル可動部39とからなる構成である。
【0028】プリンタ本体38には、前述の従来の機構
と同様に、印字ヘッド5を支持するキャリッジを記録紙
7,8の幅方向に往復作動させる図示略の印字機構と、
印字ヘッド5による印字位置に記録紙7,8を送るため
の図示略の紙送り機構と、これらの印字機構や紙送り機
構に共通の駆動源である駆動モータ11aとが装備され
ている。
【0029】一方、クラムシェル可動部39は、プラテ
ン65、紙送りローラ66及びこれに圧接する紙押えロ
ーラ67の紙送り機構、オプションで取り付けられるも
ので紙送り機構の上部に配設されたレシート紙8を切断
するオートカッタ機構36、樹脂で形成された上部紙ガ
イド62から構成され、ベースの上部紙ガイドに他の構
成要素が装備されている。
【0030】上部紙ガイド62にはプリンタ本体38の
フレームに配置された孔と係合する突起が形成されてお
りこの突起を孔に係合させてクラムシェル可動部の回動
中心軸23を構成する。また上部紙ガイド62には、プ
リンタ本体に回動可能に装備された図示略の爪部と係合
する図示略の係止部をも形成されている。上記構成によ
り、上部紙ガイド62はプリンタ本体38に回動可能で
あって、通常は爪部によって定位置に位置され、爪部と
係止部の係合を解除することによって回動される。
【0031】クラムシェル可動部39は、図3に示す如
く、プリンタ後部の給紙口40,41から印字位置に至
る上部紙ガイド62と下部紙ガイド64で形成される紙
経路24を露呈させるべくプリンタ本体38の後方上部
の位置に回動可能に装備されたものである。図3におい
て、実線で示したクラムシェル可動部39は閉じた状態
を示し、仮想線で示したクラムシェル可動部39は開い
た状態を示している。
【0032】給紙口40に給紙される記録紙7は売上や
在庫を管理するために店舗側で記録を保存するためのジ
ャーナル紙で、印字されたジャーナル紙7は、図1およ
び図2に示すように、順次、クラムシェル可動部39の
上方を通って、プリンタ本体38の後部に取り付けられ
ている巻取りリール16に巻取られる。この巻取りリー
ル16は、プリンタ本体38内の紙送り機構に連動する
巻取りベルト17によって回転駆動されるようになって
いる。
【0033】また、給紙口41に給紙される記録紙8
は、顧客に渡すレシート紙8で、印字されたレシート紙
8は、従来のものと同様に、クラムシェル可動部39の
上面に設けたレシート排出口18に送り出される。
【0034】図4に示すように、このレシート紙8が給
紙される給紙口41の下方には、店舗名等を押印するた
めのスタンプセット20が着脱可能に装着される。な
お、図3は図1におけるC−C断面図を示すので、スタ
ンプセット20を見ることはできないが、スタンプセッ
ト20の挿入方向やプリンタ本体内での配置関係が理解
し易いように、図1におけるB方向から見たスタンプセ
ット20の位置を2点鎖線を用いて図3中に図示した。
【0035】また、給紙口40,41は、図1および図
3に示すように、クラムシェル可動部39の後部に左右
に並んで配備されていて、これらの給紙口40,41に
は、ジャーナル紙7およびレシート紙8を繰り出すため
の繰り出しローラ軸22が装備されている。この繰り出
しローラ軸22は、図3に示すように、クラムシェル可
動部39の回動中心軸23よりも所定量だけ上昇した位
置、即ち、クラムシェル可動部39の後部の上端寄りの
位置に配備されている。
【0036】更に詳述すると、繰り出しローラ軸22
は、クラムシェル可動部39側にローラ軸駆動ギヤ59
が配置されており、給紙口40,41を形成する上部紙
ガイド62の一部63等に回動可能に取り付けられてい
る。本実施例では上部紙ガイドが弾性変形して着脱でき
るようにしている。又、ローラ軸駆動ギヤ59と噛合し
繰り出しローラ軸22を回転させる伝達ギヤ60が、プ
リンタ本体38側であって、クラムシェル可動部39の
回動中心軸23上に装備されている。この構成により、
繰り出しローラ軸22は、プリンタ本体38側に装備さ
れた駆動モータ11aの回転力が伝達ギヤ60を介して
ローラ軸駆動ギヤ59に伝達されることによって、回転
駆動されるようになっており、クラムシェル可動部39
側のローラ軸駆動ギヤ59とプリンタ本体38側の伝達
ギヤ60とは、クラムシェル可動部39が開いたときで
も、その噛み合い状態が外れることがないように配設さ
れている。
【0037】この伝達ギヤ60は、クラムシェル可動部
39の回動中心軸そのものの軸上出合っても良いし、回
動中心軸の延長線上にある他の部品であってもよいもの
であり、更には、クラムシェル可動部39が開かれる場
合、ローラ軸駆動ギヤ59の中心軸と伝達ギヤ60の中
心軸との距離が、両ギアの噛み合いが外れない範囲で、
大きくなるように構成することも可能である。
【0038】そして、スタンプセット20は、繰り出し
ローラ軸22によって送り出される紙経路24の直下に
位置している。
【0039】図5は本発明の1実施例のプリンタ35内
部の紙経路断面図である。
【0040】プリンタの入口付近に取り付けられている
のは、繰り出しローラ71である。84はロール紙であ
る。24は、上部紙案内62と下部紙ガイド64によっ
てまたは下部紙ガイド64に取り付けられたカードスト
ッパー74と上部紙案内62によって構成された紙経路
である。上部紙案内62内部に固定されたプラテン75
はその前面が印字ヘッド76の印字圧を受ける。印字ヘ
ッド76はキャリッジ77に搭載されている。キャリッ
ジ77はキャリッジガイド軸78に支持されている。キ
ャリッジ駆動系92は、キャリッジ77をロール紙84
の紙幅方向に往復運動させている。
【0041】上部紙案内62を軸受けとする紙送り軸7
9に支持された紙送りローラ80に紙押え軸81に支持
された紙押えローラ82が押圧している。また紙押え軸
81は、ロール紙84を紙送りローラ80と紙押さえロ
ーラ82の接点部まで案内する紙案内補助部材90を回
動可能に支持している。カード印字時のカードの度当り
をカードストッパー74と構成するバリデーションガイ
ド83は下部紙ガイド64に取り付けられている。
【0042】図に示すようにバリデーションガイド83
は、紙経路24とキャリッジガイド軸78の間に配置さ
れている。バリデーションガイド83は紙経路24と対
向するように配置され、キャリッジガイド軸78と平行
に配置されている。またバリデーションガイド83aは
プリンタ底面部まで延長されている。またバリデーショ
ンガイド83は、印字ヘッド76側の先端83bとリブ
状に形成された案内部である斜辺83dによって構成さ
れている。またリボン87は印字ヘッド76とプラテン
75との間に配置されている。91はカード紙である。
印字ヘッドカバー88と紙送りカバー89によって領収
書等のカードを印字するためのプリンタ内部にカードを
迎え入れる為の開口部が設けられている。
【0043】記録紙7,8は、プリンタ挿入口より入り
上部紙案内62と下部紙ガイド64及び上部紙案内62
とカードストッパー74に形成された紙経路24により
プラテン75に案内される。記録紙7,8はプラテン7
5に接しながら紙案内補助部材90によって、紙送りロ
ーラ80及び紙押えローラ82の接点部に案内される。
記録紙7,8は紙送りローラ80を任意のタイミングで
回転することによりロール紙84が送られる。印字ヘッ
ド76はキャリッジガイド軸78に沿っ移動して所定の
タイミングで印字ヘッド76に通電することにより記録
紙7,8に文字及び図形を印字する。
【0044】またカード印字時は、印字ヘッドカバー8
8と紙送りカバー89によってカード挿入口へ矢印a方
向から挿入される。リボン87とロール紙84の隙間を
通って、カードストッパー74とバリデーションガイド
83によって構成されたカード当接部83cまで挿入さ
れる。その後、印字ヘッド76はキャリッジガイド軸7
8に沿っ移動して所定のタイミングで印字ヘッド76に
通電することによりカードに文字及び図形を印字する。
【0045】紙送り時には記録紙7,8と上部紙案内6
2及び記録紙7,8とプラテン75とが接触し記録紙
7,8が摩耗して紙粉を発生する。紙経路24内に発生
した紙粉は記録紙7,8によりプラテン75まで搬送さ
れ、プラテン75の印字部より、プリンタ内部へ落下及
び飛散する。しかし、このプリンタの紙経路84とキャ
リッジガイド軸78の間に配置されたバリデーションガ
イド83により、キャリッジガイド軸78及びキャリッ
ジ駆動系92への紙粉の落下はない。また飛散した紙粉
も紙経路24とキャリッジガイド軸78の空間が遮断さ
れているために紙粉のキャリッジガイド軸78及びキャ
リッジ駆動系92方向への進入を極力防止する事が出来
る。よってキャリッジガイド軸78やキャリッジ駆動系
92への紙粉の付着はなくなる。
【0046】またキャッシュレジスタのオペレータが誤
ってクリップや針等の異物を落下させた場合、印字ヘッ
ドカバー88と紙送りカバー89によって構成された開
口部より、プリンタ内部に入っても、キャリッジ77を
駆動するキャリッジ駆動系92は落ちずにバリデーショ
ンガイド83によって、異物はプリンタ底面にガイドさ
れる。よってキャリッジ駆動系92に異物がはさまり、
歯車が破損したり、輪列が異物を巻き込むことによりロ
ック状態となり、プリンタが停止することはない。
【0047】またカード挿入時、カードが折れ曲がった
りした場合において、バリデーションガイド83の斜辺
83dにより下方に修正されて、確実に当接部まで案内
される。
【0048】図6に本発明の他の実施例のプリンタ内部
の紙経路断面図を示す。
【0049】紙経路24は、上部紙案内62と紙案内下
紙経路部73aによって構成されている。また紙案内下
遮蔽部73bは、紙経路24とキャリッジガイド軸78
の間に置された遮蔽板である。下部紙ガイド64は、紙
案内下紙経路部73aと紙案内下遮蔽部73bを一体に
成形されている。この構成となっても前述同様の効果を
得ることが出来る。
【0050】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、印字ヘッ
ドを搭載したキャリッジを記録紙の幅方向に往復作動さ
せるためのキャリッジガイド軸と、印字ヘッドと対向す
る位置に取り付けられた印字ヘッドの印字圧を受けるプ
ラテンと、紙案内上と紙案内下によって構成された、プ
ラテンまで記録紙を案内する紙経路を有したプリンタに
おいて、印字ヘッドの下方であって、少なくとも上端が
印字ヘッドが印字する印字部よりキャリッジガイド軸側
に位置し、キャリッジガイド軸と紙経路との間に紙幅と
同等以上の幅の遮蔽板を有していることを特徴とする。
【0051】又、遮蔽板は、その下端がプリンタの底面
部近傍に位置することを特徴とする。
【0052】更に、遮蔽板は、印字ヘッドの上方から挿
入されるカード紙を案内するリブ状の案内部を有してい
ることを特徴とする。
【0053】又更に、遮蔽板は、紙経路を構成する紙案
内下と一体になっていることを特徴とする。
【0054】本発明の上記構成によれば、ロ−ル紙が紙
経路内部において紙案内等に接触することにより発生し
た紙粉がプラテン付近から落下及び飛散しても、遮蔽板
の上端が、印字ヘッドの下方で印字部よりキャリッジガ
イド軸側に位置しているので、キャリッジガイド軸に付
着することはない。よって、キャリッジとキャリッジガ
イド軸との摺動性を悪くしたり、また飛散した紙粉がキ
ャリッジを往復運動させる駆動系や輪列に付着し回転を
不規則にすることがなく、印字スピードの低下や印字品
質の低下を激減することができる。更に、プリンタ内部
に異物が進入しても遮蔽板があるために異物はプリンタ
底面に落ちるためにキャリッジを駆動系にはいることは
ない。よってキャリッジ駆動系が破損し、プリンタが停
止することはない。
【0055】又、遮蔽板の下端をプリンタの底面近傍ま
で配置すると更に効果が上がる。
【0056】更に、遮蔽板は、印字ヘッドの上方から挿
入されるカード紙を案内するリブ状の案内部を有してい
るので、カード挿入時においても所定の位置に案内され
操作性が向上する又更に、遮蔽板は、紙経路を構成する
紙案内下と一体になっているので、部品数の削減が図れ
コストダウンに貢献するこのように、常にプリンタは、
鮮明な印字品質の確保、スムーズなカード紙の挿入性の
確保、保守の向上、顧客への信頼性の向上が可能とな
り、本発明のこのような効果は非常に大きいといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施例の平面図。
【図2】図1のB矢視図(側面図)。
【図3】図1のC−C断面図である。
【図4】本発明の一実施例の後部側から見たの斜視図。
【図5】本発明の一実施例のプリンタ内部の紙経路断面
図。
【図6】本発明の一実施例のプリンタ内部の紙経路断面
図。
【図7】従来のキャッシュレジスタ用プリンタの外観を
示す斜視図。
【図8】図7のキャッシュレジスタ用プリンタのカバー
を外した状態の側面図。
【図9】図7のキャッシュレジスタ用プリンタの後部側
から見た斜視図。
【図10】図7に示したクラムシェル可動部の回動動作
を示す要部側面図。
【図11】図7のキャッシュレジスタ用プリンタの主要
な機構の分解斜視図。
【図12】図7のプリンタ内部の紙経路断面図。
【符号の説明】
5 印字ヘッド 7,8 記録紙 24 紙経路 38 プリンタ本体 39 クラムシェル可動部 40,41 給紙口 62 上部紙ガイド 64 下部紙ガイド 74 カードストッパー 75 プラテン 76 印字ヘッド 77 キャリッジ 80 紙送りローラ 82 紙押さえローラ 83 バリデーションガイド 84 ロール紙 87 リボン 90 紙案内補助部材 91 カード紙

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリッジを記録
    紙の幅方向に往復作動させるためのキャリッジガイド軸
    と、前記印字ヘッドと対向する位置に取り付けられたプ
    ラテンと、前記記録紙を前記印字ヘッドと前記プラテン
    との間隙に案内するための紙経路を有したプリンタにお
    いて、 前記印字ヘッドの下方であって、少なくとも上端が前記
    印字ヘッドの印字部より前記キャリッジガイド軸側に位
    置し、前記キャリッジガイド軸と前記紙経路との間に前
    記記録紙の幅と同等以上の幅の遮蔽板を有し 前記紙経路は、上部紙案内と下部紙案内とによって構成
    され、前記遮蔽板は、前記下部紙案内と一体に形成され
    ていることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドを搭載したキャリッジを記録
    紙の幅方向に往復作動させるためのキャリッジガイド軸
    と、前記印字ヘッドと対向する位置に取り付けられたプ
    ラテンと、前記記録紙を前記印字ヘッドと前記プラテン
    との間隙に案内するための紙経路を有したプリンタにお
    いて、 前記印字ヘッドの下方であって、少なくとも上端が前記
    印字ヘッドの印字部より前記キャリッジガイド軸側に位
    置し、前記キャリッジガイド軸と前記紙経路との間に前
    記記録紙の幅と同等以上の幅の遮蔽板を有し、当該遮蔽
    板は、前記印字ヘッドの上方から挿入されるカード紙を
    案内するリブ状の案内部を有していることを特徴とする
    プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽板は、前記印字ヘッドの上方か
    ら挿入されるカード紙を案内するリブ状の案内部を有し
    ていることを特徴とする請求項記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記紙経路は、上部紙案内と下部紙案内
    とによって構成され、前記遮蔽板は、前記下部紙案内と
    一体に形成されていることを特徴とする請求項記載の
    プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽板は、その下端が前記プリンタ
    の底面部近傍に位置することを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載のプリンタ。
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