JP2015189218A - プリンタ - Google Patents

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卓郎 神山
Takuro Kamiyama
卓郎 神山
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Abstract

【課題】プリントヘッドによる良好な記録品質を確保するとともに、紙粉などの異物の除去作業の頻度を減らして当該作業にかかる作業者の負担軽減を図り、かつプリンタの長寿命化を図ること。
【解決手段】用紙経路301を案内される用紙Sを所定方向に搬送する紙送りローラ302による用紙Sの搬送方向に直交する軸心周りに回転可能な駆動軸を実現するリードスクリュー105と、リードスクリュー105の回転にともなって当該リードスクリュー105の軸心方向に沿って往復動可能なキャリッジ107と、を備えたプリンタにおいて、キャリッジ107の往復動にともなうプリントヘッド106の移動範囲全域にわたり、鉛直方向においてリードスクリュー105の上側、および、プリントヘッド106とプラテン104との対向方向においてリードスクリュー105のプラテン104側を、キャリッジ107の往復動範囲全域にわたって覆う防塵カバー108を設けた。
【選択図】図3

Description

この発明は、用紙の幅方向に沿って摺動するプリントヘッドを備えたプリンタに関する。
従来、記録対象とする用紙の搬送方向に直交する方向を軸心方向として設けられた駆動軸に沿って、キャリッジに搭載されたプリントヘッドを往復動させながら、当該用紙に対する記録動作をおこなうプリンタがあった。このようなプリンタにおいて、用紙の搬送中に当該用紙から生じる紙粉が駆動軸に付着すると、キャリッジの往復動に過剰な負荷がかかったり、キャリッジが摩耗したりする。
キャリッジの往復動に過剰な負荷がかかったり、キャリッジが摩耗したりすると、キャリッジの往復動に支障を生じさせ、記録品質が低下してしまう。このため、従来、紙粉が駆動軸に付着することに起因してキャリッジに過剰な負荷がかかったりキャリッジが摩耗したりすることを抑制するための各種の技術があった。
具体的には、従来、たとえば、シリアル型インパクトプリンタにおいて、プラテンの印字位置に記録紙を導く記録紙押さえ板とキャリッジガイド軸との間に、インクリボンに直交する方向(鉛直方向)から見た場合に、インクリボンの下半部分および記録紙押さえ板の上端縁を覆う大きさの仕切り板を配置するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。また、具体的には、従来、たとえば、カバー部材を設けて駆動軸の周面や駆動軸の軸受部を覆うようにした技術があった(たとえば、下記特許文献2、3を参照。)。
特許第4992559号公報 特開2005−212239号公報 特開2008−238786号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載された上述した従来の技術は、紙粉が駆動軸に付着することを抑制する効果が不十分であり、依然、紙粉などの異物が駆動軸に付着し、付着した紙粉などの異物に起因してキャリッジの往復動に支障が生じたり、記録品質が低下したりしてしまうという問題があった。
また、上述した従来の技術は、紙粉などの異物が駆動軸に付着することを十分に抑制することができないため、付着した紙粉などの異物に起因してキャリッジの往復動に支障が生じたり、記録品質が低下したりしてしまうことを抑制するために、紙粉などの異物の除去作業を頻繁におこなわなくてはならず、煩わしいという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、プリントヘッドによる良好な記録品質を確保するとともに、紙粉などの異物の除去作業の頻度を減らして当該作業にかかる作業者の負担軽減を図り、かつプリンタの長寿命化を図ることができるプリンタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるプリンタは、記録対象とする用紙を所定経路に案内する用紙経路と、前記用紙経路を案内される前記用紙を所定方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構による前記用紙の搬送方向に直交する軸心周りに回転可能な駆動軸と、前記駆動軸の回転にともなって当該駆動軸の軸心方向に沿って往復動可能なキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、鉛直方向において前記駆動軸よりも上側において、前記搬送機構によって前記用紙経路を搬送される前記用紙に対して記録動作をおこなうプリントヘッドと、前記キャリッジの往復動にともなう前記プリントヘッドの移動範囲全域にわたり前記用紙経路を間にして当該プリントヘッドの移動軌跡に沿って対向配置されたプラテンと、鉛直方向において前記駆動軸の上側、および、前記プリントヘッドと前記プラテンとの対向方向において前記駆動軸の前記プラテン側を、前記キャリッジの往復動範囲全域にわたって覆う防塵カバーと、を備えたことを特徴とする。
プリンタ。
また、この発明にかかるプリンタは、上記の発明において、前記防塵カバーが、前記駆動軸の上側を覆う第1のカバー部と前記駆動軸の前記プラテン側を覆う第2のカバー部とを備え、前記第1のカバー部および第2のカバー部は板状部材によって一体に形成されていることを特徴とする。
また、この発明にかかるプリンタは、上記の発明において、前記キャリッジが、前記プリントヘッドと前記プラテンとの対向方向における前記プラテン側および前記往復動の方向における両端が開放された溝を備え、前記防塵カバーが、前記溝に前記第1のカバー部を嵌め合わせることにより、前記駆動軸および当該駆動軸と前記キャリッジとの係合部を覆うように設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかるプリンタは、上記の発明において、前記キャリッジの往復動にともなう前記プリントヘッドの移動範囲全域にわたって当該プリントヘッドと前記プラテンとの間にインクリボンを位置付けるリボン保持部を備えたことを特徴とする。
この発明にかかるプリンタによれば、プリントヘッドによる良好な記録品質を確保するとともに、紙粉などの異物の除去作業の頻度を減らして当該作業にかかる作業者の負担軽減を図り、かつプリンタの長寿命化を図ることができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態のプリンタの外観を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態のプリンタを上方から見た状態を示す説明図である。 図1および図2におけるB−B断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプリンタの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(プリンタの外観)
まず、この発明にかかる実施の形態のプリンタの外観について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態のプリンタの外観を示す説明図である。図1においては、この発明にかかる実施の形態のプリンタを、設置した状態において斜め上方から見た外観を示している。図2は、この発明にかかる実施の形態のプリンタを上方から見た状態を示す説明図である。図2においては、図1に示したプリンタの、図1における矢印A方向に沿って見た状態を示している。図3は、図1および図2におけるB−B断面図である。
図1、図2および図3において、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、プリンタ本体101を構成する一対のサイドフレーム102(102a、102b)を備えている。一対のサイドフレーム102(102a、102b)は、用紙(記録媒体、図3における符号Sを参照)の搬送方向に直交する方向である、用紙の幅方向(図1における矢印X方向、以下適宜「プリンタ100の幅方向」という)に沿って対向配置されている。
一対のサイドフレーム102(102a、102b)の間には、用紙経路301が形成されている。用紙経路301は、プリンタ本体101内に挿入された用紙を、所定の経路に案内する。図3に示した用紙経路301は、プリンタ本体101の上方からプリンタ本体101内に挿入された用紙Sを、途中で屈曲させて再びプリンタ本体101の上方から排出する、略U字形状をなす。
用紙経路301における屈曲部分には、紙送りローラ302が設けられている。紙送りローラ302は、円筒(丸棒)形状をなし、外周面の一部が用紙経路301に臨むように設けられている。紙送りローラ302は、軸心方向における両端において、一対のサイドフレーム102(102a、102b)にそれぞれ支持されている。紙送りローラ302は、一対のサイドフレーム102の間において、軸心周りに回転可能な状態で支持されている。
紙送りローラ302には、一方のサイドフレーム102(102b)に設けられたギア列109を介して、紙送りモータ(図示を省略する)が連結されている。ギア列109は、紙送りモータの回転力を紙送りローラ302に伝達する。
紙送りモータは、プリンタ本体101内に挿入された用紙Sに外周面を当接させた状態で回転することにより、当該用紙Sを所定方向に搬送する。紙送りローラ302は、プリンタ本体101内に挿入された用紙Sを、上流側から下流側へ搬送する(図3における矢印IN、OUTを参照)。この実施の形態においては、紙送りローラ302、ギア列109および紙送りモータによって搬送機構を実現することができる。
用紙経路301において、紙送りローラ302が設けられている位置から下流側は、略鉛直方向に沿って設けられている。これにより、用紙経路301において、紙送りローラ302の位置を通過した用紙Sは、鉛直方向における下側から上側に向かって搬送される。
一対のサイドフレーム102(102a、102b)の間には、プラテン104が設けられている。プラテン104は、プリンタ100の幅方向を長手方向とする長手形状をなす。プラテン104の長手方向における両端は、一対のサイドフレーム102(102a、102b)にそれぞれ支持されている。
一対のサイドフレーム102(102a、102b)の間には、駆動軸としてのリードスクリュー105が設けられている。リードスクリュー105は、円筒(丸棒)形状をなし、外周面に、リードスクリュー105の軸心を中心とする螺旋状の溝105aが設けられている。リードスクリュー105の両端は、一対のサイドフレーム102(102a、102b)にそれぞれ支持されている。リードスクリュー105は一対のサイドフレーム102の間において、軸心周りに回転可能な状態で支持されている。
一対のサイドフレーム102(102a、102b)の間には、キャリッジモータ303が設けられている。キャリッジモータ303は、一方のサイドフレーム102(102a)に設けられたギア列103を介してリードスクリュー105に連結されている。これにより、キャリッジモータ303の回転力は、一方のサイドフレーム102(102a)に設けられたギア列103を介してリードスクリュー105に伝達される。
リードスクリュー105は、キャリッジモータ303の回転力が伝達されることによって回転する。リードスクリュー105の回転方向は、キャリッジモータ303の回転方向を、正回転から反対回転に、あるいは、反対回転から正回転に切り替えることによって切り替えることができる。
リードスクリュー105には、プリントヘッド106を搭載するキャリッジ107が連結されている。キャリッジ107は、螺旋状の溝105aに嵌め合わされるキャリッジピン305を備えている。キャリッジ107は、螺旋状の溝105aに嵌め合わされるキャリッジピン305を介して、リードスクリュー105に連結されている。
キャリッジ107は、キャリッジモータ303の回転方向すなわちリードスクリュー105の回転方向に応じて、溝105aに嵌め合わされるキャリッジピン305の、当該溝105aにおける位置を変化させることにより、リードスクリュー105の軸心方向に沿って、プリンタ100の幅方向に往復動する。プリントヘッド106は、キャリッジ107の往復動にともなってプリンタ100の幅方向に沿って往復動する。
プリントヘッド106は、インパクト方式による記録処理をおこなうプリントヘッド(インパクトプリントヘッド)によって実現することができる。このプリントヘッド106は、束ねられた複数のピン(ワイヤー)を備えている。プリントヘッド106における複数のピン(ワイヤー)の先端は、マトリクス状に配列されている。複数のピン(ワイヤー)は、それぞれ独立してプラテン104側に突出可能とされている。
キャリッジモータ303の回転力が伝達されることによってリードスクリュー105が軸回りに回転すると、キャリッジ107に対して、当該キャリッジ107をリードスクリュー105の回転にともなって回転させようとする力が作用する。この力によるキャリッジ107の回転は、一対のサイドフレーム102(102a、102b)の間に固定されたガイド板306にキャリッジ107の後端に形成したガイド溝307を係合させることにより規制される。
これにより、キャリッジ107は、当該キャリッジ107に対して外力(リードスクリュー105の回転方向へ当該キャリッジ107を回転させようとする力)が加えられた場合にも、リードスクリュー105の回転にともなって回転することなく、プリンタ100の幅方向に沿って往復動することができる。
キャリッジピン305は、リードスクリュー105が回転することによる外力がキャリッジ107に加えられた場合、螺旋状の溝105aにおける相対的な位置を変化させるように、当該螺旋状の溝105aに沿って移動する。これにより、リードスクリュー105に対するキャリッジ107の相対的な位置が変化し、キャリッジ107は、プリンタ100の幅方向に平行な一方向(たとえば、サイドフレーム102a側からサイドフレーム102b側)に向かって直線的に移動する。
リードスクリュー105の回転方向を反対にすると、キャリッジピン305は、螺旋状の溝105aにおける相対的な位置を変化させるようにして、当該螺旋状の溝105aに沿って上記の場合とは反対方向に移動する。キャリッジ107は、プリンタ100の幅方向に平行な一方向とは反対方向(たとえば、サイドフレーム102b側からサイドフレーム102a側)に向かって直線的に移動する。
ギア列103は、キャリッジモータ303からリードスクリュー105までの輪列に続く輪列を備えている。ギア列103には、リボン駆動軸110が連結されている。リボン駆動軸110は、プリンタ本体101に対して取り外し可能に取り付けられるリボンカセット(図示を省略する)が備えるボスに嵌合する。
上記のプラテン104は、プリントヘッド106の移動範囲全体にわたって、用紙経路301を間にしてプリントヘッド106に対向するように設けられている。プラテン104は、用紙経路301中を搬送される用紙Sを間にしてプリントヘッド106に対向した状態において、記録動作の実行に際してプリントヘッド106によって印字圧が加えられる用紙Sを、プリント面の裏面側から支持する。
また、一対のサイドフレーム102(102a、102b)の間には、図示を省略するリボンカセットが設けられる。リボンカセットは、インクが浸漬されたインクリボンを収容する。リボンカセットには、リボンカセットからインクリボンを繰り出すとともにリボンカセット内にインクリボンを巻き取る巻き取り機構(図示を省略する)が設けられている。
巻き取り機構は、プリンタ本体101に設けられたリボン巻き取り軸が嵌合するボスを備え、リボン巻き取り軸を介してモータの駆動力が伝達されることによってインクリボンを繰り出すとともにリボンカセット内にインクリボンを巻き取るように動作する。リボンカセットは、プリンタ本体101に取り付けられた状態において、プリントヘッド106とプラテン104との間にインクリボンを位置付けるように当該インクリボンを保持する。
インクリボンは、無端帯形状をなし、リボンカセットがプリンタ本体101に装着された状態において、プリンタ100の幅方向全域にわたって、プラテン104に対向するように位置付けられる。これにより、プリントヘッド106は、用紙の幅方向における位置にかかわらず、インクリボンを介してプラテン104に対向している。記録動作の実行に際して、用紙Sは、インクリボンとプラテン104との間を搬送される。
鉛直方向においてプリントヘッドの下方には、防塵カバー108が設けられている。防塵カバー108は、鉛直方向においてリードスクリュー105の上側を覆う第1のカバー部108aと、プリントヘッド106とプラテン104との対向方向においてリードスクリュー105のプラテン104側を覆う第2のカバー部108bと、を備えている。また、防塵カバー108は、鉛直方向においてリードスクリュー105の下側を覆う第3のカバー部108cを備えている。
第1のカバー部108aは、鉛直方向においてリードスクリュー105の上側を、キャリッジ107の往復動範囲全域にわたって覆う。第2のカバー部108bは、プリントヘッド106とプラテン104との対向方向においてリードスクリュー105のプラテン104側をキャリッジ107の往復動範囲全域にわたって覆う。第3のカバー部108cは、鉛直方向においてリードスクリュー105の下側を、キャリッジ107の往復動範囲全域にわたって覆う。
第1のカバー部108a、第2のカバー部108bおよび第3のカバー部108cは、金属製の板状部材を板金加工することによって一体に形成されている。防塵カバー108は、リードスクリュー105の軸心方向と平行な方向に沿って当該防塵カバー108を見た場合に、矩形状(略コの字形状)をなす。第1のカバー部108aおよび第2のカバー部108bを一体に形成することにより、プリンタ100の製造に際して、防塵カバー108の組み付けにかかる作業者の負担軽減を図ることができる。
防塵カバー108において、少なくとも第1のカバー部108aおよび第2のカバー部108bは一体に形成されていることが好ましい。これにより、第1のカバー部108aと第2のカバー部108bとの境目が連続し、第1のカバー部108aと第2のカバー部108bとの間に隙間が形成されない。
このように、防塵カバー108は、第1のカバー部108aと第2のカバー部108bとの境目が連続しているため、たとえば、第1のカバー部108aおよび第2のカバー部108bを別の部材によって構成し、リードスクリュー105の上側およびリードスクリュー105のプラテン104側をそれぞれを独立して覆う場合と比較して、紙粉などの異物がリードスクリュー105に付着することを効果的に抑制することができる。
防塵カバー108においては、第1のカバー部108a、第2のカバー部108bおよび第3のカバー部108cを一体に形成してもよい。防塵カバー108において、第1のカバー部108a、第2のカバー部108bおよび第3のカバー部108cを一体に形成することにより、第1のカバー部108aと第2のカバー部108bとの境目、第2のカバー部108bと第3のカバー部108cとの境目に隙間が形成されることがない。これにより、これらの各カバー部をそれぞれ独立して覆う場合と比較して、紙粉などの異物がリードスクリュー105に付着することをより効果的に抑制することができる。
上記のキャリッジ107は、プリントヘッド106とプラテン104との対向方向におけるプラテン104側と、プリンタ100の幅方向(往復動の方向)における両端と、が開放された溝107aを備えている。第1のカバー部108a、第2のカバー部108bおよび第3のカバー部108cを一体に形成することにより矩形(略コの字形状)をなす防塵カバー108は、キャリッジ107に設けられた溝107aに、第1のカバー部108aを嵌め合わせ、略コの字形状の内側にキャリッジ107の一部を噛み込んだ状態で、プリンタ本体101に設けられている。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、記録対象とする用紙Sを所定経路に案内する用紙経路301と、用紙経路301を案内される用紙Sを所定方向に搬送する搬送機構を実現する紙送りローラ302、ギア列109および紙送りモータと、を備える。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、紙送りローラ302による用紙Sの搬送方向に直交する軸心周りに回転可能な駆動軸を実現するリードスクリュー105と、リードスクリュー105の回転にともなって当該リードスクリュー105の軸心方向に沿って往復動可能なキャリッジ107と、を備える。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、キャリッジ107に搭載され、鉛直方向においてリードスクリュー105よりも上側において、紙送りローラ302によって用紙経路301を搬送される用紙Sに対して記録動作をおこなうプリントヘッド106を備える。
さらに、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、キャリッジ107の往復動にともなうプリントヘッド106の移動範囲全域にわたり用紙経路301を間にして当該プリントヘッド106の移動軌跡に沿って対向配置されたプラテン104と、鉛直方向においてリードスクリュー105の上側、および、プリントヘッド106とプラテン104との対向方向においてリードスクリュー105のプラテン104側を、キャリッジ107の往復動範囲全域にわたって覆う防塵カバー108と、を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、リードスクリュー105の上側およびリードスクリュー105のプラテン104側を、キャリッジ107の往復動範囲全域にわたって防塵カバー108によって覆うことにより、用紙Sの搬送に起因して用紙経路301中に発生し重力によって落下する紙粉などの異物がリードスクリュー105に堆積することを抑制するとともに、当該紙粉などの異物が重力によって落下する際にリードスクリュー105に付着することを抑制することができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、リードスクリュー105の上側およびリードスクリュー105のプラテン104側を、キャリッジ107の往復動範囲全域にわたって防塵カバー108によって覆うことにより、用紙Sの搬送に起因して用紙経路301中に発生しキャリッジ107の往復動により拡散された紙粉などの異物が、リードスクリュー105に付着することを抑制することができる。
これにより、紙粉などの異物がリードスクリュー105に付着することによってキャリッジ107の往復動に過剰な負荷がかかるなどしてキャリッジ107の往復動に支障を生じさせたり、リードスクリュー105とキャリッジ107との間に詰まった紙粉などの異物と擦れあってリードスクリュー105やキャリッジ107が摩耗したりすることを抑制することができる。そして、これにより、プリントヘッド106による良好な記録品質を確保するとともに、紙粉などの異物の除去作業の頻度を減らして当該作業にかかる作業者の負担軽減を図り、かつプリンタ100の長寿命化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、防塵カバー108が、リードスクリュー105の上側を覆う第1のカバー部108aと、リードスクリュー105のプラテン104側を覆う第2のカバー部108bとを備えている。そして、第1のカバー部108aおよび第2のカバー部108bは板状部材によって一体に形成されていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、一体に形成された第1のカバー部108aおよび第2のカバー部108bによってリードスクリュー105の上側およびプラテン104側を覆うことにより、防塵カバー108の組み付けにかかる作業者の負担軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、キャリッジ107は、プリントヘッド106とプラテン104との対向方向におけるプラテン104側および往復動の方向における両端が開放された溝107aを備えている。そして、防塵カバー108が、溝107aに第1のカバー部108aを嵌め合わせることにより、リードスクリュー105および当該リードスクリュー105とキャリッジ107との係合部を覆うように設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、防塵カバー108によって、リードスクリュー105および当該リードスクリュー105とキャリッジ107との係合部を覆うことにより、紙粉などの異物がリードスクリュー105に付着することを効果的に抑制することができる。これにより、キャリッジ107の往復動に支障を生じさせたり、リードスクリュー105やキャリッジ107が摩耗したりすることを抑制することができる。
そして、これにより、プリントヘッド106による良好な記録品質を確保するとともに、リードスクリュー105に付着した紙粉などの異物の除去作業の頻度を減らして当該作業にかかる作業者の負担軽減を図り、かつプリンタ100の長寿命化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態のプリンタ100は、キャリッジ107の往復動にともなうプリントヘッド106の移動範囲全域にわたって当該プリントヘッド106とプラテン104との間にインクリボンを位置付けるリボン保持部を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態のプリンタ100によれば、インクリボンを用いた記録動作をおこなう場合に当該インクリボンから飛散するインクがリードスクリュー105に付着することを抑制することができる。これにより、リードスクリュー105にインクが付着することに起因してキャリッジ107の往復動に支障を生じさせたり、リードスクリュー105やキャリッジ107が摩耗したりすることを抑制することができる。
以上のように、この発明にかかるプリンタは、内側に用紙経路が形成されたプリンタに有用であり、特に、用紙の幅方向に摺動するプリントヘッドを備えたプリンタに適している。
100 プリンタ
101 プリンタ本体
102、102a、102b サイドフレーム
104 プラテン
105 リードスクリュー
106 プリントヘッド
107 キャリッジ
107a 溝
108 防塵カバー
108a 第1のカバー部
108b 第2のカバー部
108c 第3のカバー部
301 用紙経路

Claims (4)

  1. 記録対象とする用紙を所定経路に案内する用紙経路と、
    前記用紙経路を案内される前記用紙を所定方向に搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構による前記用紙の搬送方向に直交する軸心周りに回転可能な駆動軸と、
    前記駆動軸の回転にともなって当該駆動軸の軸心方向に沿って往復動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、鉛直方向において前記駆動軸よりも上側において、前記搬送機構によって前記用紙経路を搬送される前記用紙に対して記録動作をおこなうプリントヘッドと、
    前記キャリッジの往復動にともなう前記プリントヘッドの移動範囲全域にわたり前記用紙経路を間にして当該プリントヘッドの移動軌跡に沿って対向配置されたプラテンと、
    鉛直方向において前記駆動軸の上側、および、前記プリントヘッドと前記プラテンとの対向方向において前記駆動軸の前記プラテン側を、前記キャリッジの往復動範囲全域にわたって覆う防塵カバーと、
    を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記防塵カバーは、前記駆動軸の上側を覆う第1のカバー部と前記駆動軸の前記プラテン側を覆う第2のカバー部とを備え、前記第1のカバー部および第2のカバー部は板状部材によって一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記キャリッジは、前記プリントヘッドと前記プラテンとの対向方向における前記プラテン側および前記往復動の方向における両端が開放された溝を備え、
    前記防塵カバーは、前記溝に前記第1のカバー部を嵌め合わせることにより、前記駆動軸および当該駆動軸と前記キャリッジとの係合部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記キャリッジの往復動にともなう前記プリントヘッドの移動範囲全域にわたって当該プリントヘッドと前記プラテンとの間にインクリボンを位置付けるリボン保持部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のプリンタ。
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