JP5509722B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
記録媒体は搬送ローラーに保持され、搬送ローラーが回転することで搬送される。また、この搬送と共に記録媒体に対して印刷が行われるため、適正な印刷のためには、記録媒体を高い精度で搬送し且つ位置決めする必要がある。
金属板は打ち抜き加工等を用いて成形されることから、金属板の端面と板面とはほぼ直交し、板面の幅方向での長さは表裏共に略同一となっている。そして、この金属板を曲げ加工して円筒状の搬送ローラーを成形した場合、外周は内周よりも長い周長が必要となることから、金属板の一対の端面が互いに接する接続部においては、一対の端面はその内周面側で互いに接し、外周面側には隙間が形成されていた。
そして、このような搬送ローラーを用いて記録媒体を搬送すると、上記隙間の部分において搬送ローラーの摩擦係数が変化し、高い精度での搬送及び位置決めができない虞があった。
本発明の印刷装置は、金属板の一対の端面を対向させ外周面側を接触させて円筒状に形成された、記録媒体を搬送する搬送ローラーを備えた印刷装置であって、前記搬送ローラーは、前記内周面に設けられ軸方向に延在する溝部を有し、前記溝部は、前記軸と前記一対の端面が互いに接する接続部とを結ぶ仮想平面に対して面対称の位置に設けられているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、一対の端面は外周面側で互いに当接しているため、外周面側に露出している隙間や凹部等は存在せず、搬送ローラーが回転してもその外周面は記録媒体と常に接触している。
このような構成を採用する本発明では、いずれの端面に対しても上記角度を形成するための加工を施す。そして、例えば端面近傍に加工による応力等が生じた場合であっても、その応力はいずれの端面にも生じているため、金属板を曲げ加工して成形された搬送ローラーにおいて、応力の不均一性を原因とする歪みや変形等を抑制することが可能となる。
このような構成を採用する本発明では、金属板の端面が、周方向に関して所定の方向に傾いた形状となる。そして、この傾きに沿う方向で搬送ローラーを回転させて記録媒体を搬送することで、一対の端面が離間しにくい方向で力が加えられるため、搬送に伴って生じる搬送ローラーの歪みや変形等を抑制することが可能となる。
このような構成を採用する本発明では、端面に対して加工を施す範囲が限定されるため、端面近傍に生じる加工による応力等が減少する。そのため、金属板を曲げ加工して成形された搬送ローラーにおいて、応力等を原因とする歪みや変形等を抑制することが可能となる。
金属板から円筒状の搬送ローラーを成形することで、搬送ローラーには振れ(中心軸方向に対する湾曲)が生じる虞がある。さらに、金属板の端面への加工により生じる応力や、一対の端面が少なくとも外周面側で互いに接している形状などを原因として、上記振れがより大きくなる虞もある。そこで、上記構成を採用する本発明では、溝部を搬送ローラーの内周面に設けることで、振れの原因となる応力や復元力等を緩和することができ、振れを抑制することが可能となる。
本発明では、金属板を曲げ加工して円筒状に成形していることから、搬送ローラーにおける振れは、一対の端面が互いに接する接続部と搬送ローラーの中心軸とを共に含む平面内で湾曲して生じる虞がある。そこで、上記構成を採用する本発明では、溝部が中心軸を挟んで接続部とは対称の位置に設けられているため、上記振れを効果的に抑制することが可能となる。
このような構成を採用する本発明では、一対の端面は外周面側で互いに当接しているため、外周面側に露出している隙間や凹部等は存在せず、搬送ローラーが回転してもその外周面は被搬送物と常に接触している。
このような構成を採用する本発明では、一対の端面は外周面側で互いに当接しているため、外周面側に露出している隙間や凹部等は存在せず、搬送ローラーが回転してもその外周面は被搬送物と常に接触している。
以下の説明では、印刷装置として、インクを記録媒体である紙等に噴射し、文字や画像等の情報を記録するインクジェット式のプリンター(以下、単に「プリンター」と称する)の例を示す。
図1は、本実施形態に係るプリンター1の全体構成図である。
プリンター(印刷装置)1は、記録媒体である紙等にインクを噴射し、文字や画像等の情報を記録する印刷装置である。プリンター1は、給紙部2と、搬送部(搬送ユニット)3と、排紙部4と、ヘッド部5と、制御部CONTとを有している。
給紙トレー21は、複数枚の記録紙Pを保持するものであり、水平面との間に所定の角度(45°程度)を形成して設けられている。なお、記録紙Pとしては、インクによる印刷が可能なシート状の記録媒体が用いられ、普通紙、コート紙、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)用シート、光沢紙及び光沢フィルム等が用いられる。
搬送ローラー31は、回転することで記録紙Pを所定の印刷位置に正確に搬送するためのローラーであって、水平面内且つ記録紙Pの搬送方向と直交する方向で延在し、円筒状に形成された円筒軸である。搬送ローラー31は、搬送部3に設けられ略U字型の一対の軸受(図示せず)に回転自在に軸支され、駆動部6の駆動により回転する。なお、搬送ローラー31の詳細は後述する。
ダイヤモンドリブ34は、プラテン33の上面から上方に向けて突出する突部であり、搬送ローラー31の軸方向に沿って間隔を空けて複数配置されている。また、ダイヤモンドリブ34の頂面は、水平面と略平行に形成されており、この頂面によって印刷時の記録紙Pが下方から支持される。
噴射ヘッド51は、制御部CONTの指示に従いインクを噴射する機器であって、その不図示の噴射口はダイヤモンドリブ34の頂面に対向して設けられている。キャリッジ52は、その下方に噴射ヘッド51を保持するものであって、搬送ローラー31の軸方向で往復移動自在に設けられている。また、キャリッジ52には、制御部CONTの指示に従い、キャリッジ52を往復移動させる不図示の駆動部が連結されている。
図2は、搬送部3及び排紙部4の構成を示す概略図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA矢視図である。
モーター61は、制御部CONTの指示に従い搬送ローラー31を回転させる電動機である。すなわち、制御部CONTがモーター61を制御して駆動させ、搬送ローラー31の回転及び記録紙Pの正確な搬送を実現している。ピニオンギア62は、モーター61の出力軸に一体的に接続されているギアである。
第1駆動ギア35は、搬送ローラー31を回転させるためのギアであって、搬送ローラー31における駆動部6設置側の端部に、圧入によって一体的に接続されている。また、第1駆動ギア35はピニオンギア62と互いに噛合しており、ピニオンギア62及び第1駆動ギア35を介してモーター61の駆動力が搬送ローラー31に伝達され、搬送ローラー31が回転する構成となっている。
第3駆動ギア37は、搬送ローラー31の回転駆動力を不図示の他の機器に伝達するためのギアであって、搬送ローラー31の第1駆動ギア35と逆側の端部に、圧入によって一体的に接続されている。なお、圧入を用いず、搬送ローラー31及び第3駆動ギア37のそれぞれに回り止め部(ピンや切欠部等)を設けることで、第3駆動ギア37が搬送ローラー31と共に回転する構成としてもよい。
図3は、搬送ローラー31の構成を示す概略図であって、(a)は側面図、(b)は(a)のB−B線視断面図、(c)は(b)における接続部76近傍の拡大図である。
搬送ローラー31は、所定の方向で延在し円筒状に形成された円筒軸であって、ローラー本体71と、高摩擦層72とを有している。
L2<L1−2πt …(1)
ローラー本体71の外径をRとすると、上述したように外周面長L1とローラー本体71の外周とは同一であるため、外周面長L1と外径Rとの関係は下式(2)で示される。
L1=πR …(2)
また、ローラー本体71の内周LCは、外径R及び板厚tを用いて下式(3)で示される。
LC=π×(R−2t)=πR−2πt …(3)
ここで、内周面長L2と内周LCとの関係が下式(4)で表す関係であれば、第1端面74と第2端面75とが外周面71a側で互いに接することになる。
L2<LC …(4)
そして、式(4)に式(3)及び式(2)を代入すると、外周面長L1、内周面長L2及び板厚tの関係は上述した式(1)で示される。
L2<L1−2πt …(1)
したがって、第1端面74と第2端面75とが外周面71a側で互いに接している場合には、外周面長L1、内周面長L2及び板厚tは式(1)で表される関係を満たしている。換言すれば、外周面長L1、内周面長L2及び板厚tの関係が、式(1)を満たしている場合には、第1端面74と第2端面75とは外周面71a側で互いに接することになる。
上述したように、搬送ローラー31はその回転により記録紙Pを搬送するものである。高精度の搬送及び位置決めのためには、搬送ローラー31は記録紙Pを滑ることなく保持する必要があることから、外周面71aにおける、搬送中の記録紙Pが保持される領域である保持領域Fに、高摩擦層72が形成されている。
なお、高摩擦層72の代わりに、外周面71aに微細な凹凸(梨地処理等)を形成することで記録紙Pとの間の摩擦係数を向上させてもよい。
図4は、搬送ローラー31を成形する工程を示すフロー図であって、(a)は全体のフロー図、(b)は(a)における順送プレス加工の詳細なフロー図である。
ステップS1の順送プレス加工の詳細としては、図4(b)に示すように、まず、大型金属板から、打ち抜き加工によって略矩形の金属板を形成する(ステップS11)。次に、金属板の一対の端面である第1端面74及び第2端面75をプレス加工によって調整する、端面調整加工を実施する(ステップS12)。最後に、プレス加工を用いた曲げ加工によって、金属板を円筒状に曲げてローラー本体71を形成する(ステップS13)。
以下の説明では、順送プレス加工によって大型金属板からローラー本体71を形成する工程であるステップS1を、特に詳細に説明する。
図5は、ローラー本体71の材料となる大型金属板9の平面図である。
図6は、矩形板70の平面図である。
図7は、矩形板70の一対の端面を調整した後の、図6におけるC−C線視断面図である。
図8は、矩形板70に対する曲げ加工の前半の工程を示す概略図である。
図9は、矩形板70に対する曲げ加工の後半の工程を示す概略図である。
図10は、ローラー本体71を枠部92から切り離す工程を示す概略図である。
矩形板70は、所定の方向(紙面上下方向)で延在する略帯状の矩形金属板であって、大型金属板9から領域Sの部分が取り除かれることで形成される。なお、矩形板70における表裏の板面は、ローラー本体71の内外周面となるため、以下便宜的に外周面71a及び内周面71bと称する。図6では、矩形板70の紙面表側を内周面71b、紙面裏側を外周面71aとする。
矩形板70と枠部92との間には、それらを互いに連結する連結部93(いわゆるタイバー)が架け渡され、矩形板70は連結部93を介して枠部92に支持されている。
図7に示すように、プレス加工によって第1端面74及び第2端面75の外周面71aに対する傾きを調整する。この調整により、第1端面74と外周面71aとで形成される第1角度α、及び第2端面75と外周面71aとで形成される第2角度βは、いずれも90°より小さくなる。なお、本実施形態では、第1角度α及び第2角度βはいずれも73°となっている。
L4=L3+2×t×tan17° …(5)
ここで、第1上型105、第2上型106及び下型107の、それぞれのプレス面105a、106a及び107aは、いずれも形成されるローラー本体71の外周面に応じた形状で形成されている。また、芯型108の外周面は、形成されるローラー本体71の内周面に応じた形状で形成されている。なお、第1上型105及び第2上型106は、互いに独立して移動可能である。
以上で、順送プレス加工(ステップS1)によるローラー本体71の形成が完了する。
このめっき処理によって、ローラー本体71の内外周面、第1端面74及び第2端面75にめっき層78が形成される。なお、例えSECC等の予めめっき層が形成されている鋼板を用いたとしても、第1端面74及び第2端面75は打ち抜き加工等を用いて形成されており、鋼板の基材が露出し腐食しやすくなっているため、第1端面74及び第2端面75にはこの工程によって十分なめっき層を形成する必要がある。
まず、ローラー本体71の両端部をマスキングし、エポキシ系樹脂やポリエステル系樹脂を溶媒中に分散させ、この溶液をローラー本体71の外周面に塗布し、樹脂層を形成する。次に、粉体塗装法を用いてアルミナ粒子等のセラミックス粒子を、上記樹脂層の表面に付着させる。最後に、加熱処理により樹脂層を硬化させ、セラミックス粒子が表面に配置された高摩擦層72が形成される。
以上の方法によって、搬送ローラー31の成形が完了する。
図1及び図2に示すように、給紙部2における給紙ローラー22の回転により、給紙トレー21に載置された記録紙Pが搬送部3に向けて供給される。
駆動部6の作動により、搬送ローラー31が回転する。また、搬送ローラー31の外周面と接触して設けられる従動ローラー32が、搬送ローラー31と相反する方向で回転する。給紙部2から供給された記録紙Pは、搬送ローラー31と従動ローラー32との間に挟持され、また、搬送ローラー31の保持領域Fには高摩擦層72が形成されているため、記録紙Pは搬送ローラー31に保持される。よって、記録紙Pは搬送ローラー31の回転と共に正確に搬送される。
以上で、本実施形態に係るプリンター1の動作が完了する。
本実施形態によれば、記録紙Pを搬送するために、矩形板70を曲げ加工して円筒状に形成された搬送ローラー31を用いた場合であっても、搬送ローラー31による記録紙Pの保持は常に維持されることから、記録紙Pを高い精度で搬送し且つ位置決めできるという効果がある。
第2の実施形態に係るプリンター1を、図11を参照して説明する。なお、図11において、図3に示す第1実施形態の構成要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係るプリンター1は、第2搬送ローラー31Sを除いて第1の実施形態と同様である。よって、以下、本実施形態に係る第2搬送ローラー31Sについてのみ説明する。
図11は、第2搬送ローラー31Sの構成を示す概略図であって、接続部76近傍の幅方向での断面図である。
第2搬送ローラー31Sは、第1の実施形態における搬送ローラー31の一変形例である。第2搬送ローラー31Sは、円筒軸である第2ローラー本体71Sと、高摩擦層72(図11では図示せず)とを有している。第2ローラー本体71Sは、金属板を曲げ加工して円筒状に形成された円筒軸であって、金属板の一対の端面である第1端面74と第2端面75とが互いに接する接続部76を有している。第1端面74と第2端面75とは、第2ローラー本体71Sの外周面71a側の端部で互いに接している。
そのため、この傾きに沿う方向で第2搬送ローラー31Sを回転させて記録紙Pを搬送すると、接続部76に搬送に伴う付勢力が加えられたとしても、第1端面74と第2端面75との離間は生じにくくなる。よって、搬送に伴って生じる虞のある、第2搬送ローラー31Sの歪みや変形等を抑制することができる。
L2≦L1−2πt …(1)
本実施形態における端面調整加工(ステップS12)では、第1端面74のみにプレス加工を施し、第2端面75にはプレス加工等の調整加工を施していない。
本実施形態によれば、搬送時における第2搬送ローラー31Sによる記録紙Pの保持は常に維持されることから、記録紙Pを高い精度で搬送し且つ位置決めできるという効果がある。さらに、本実施形態によれば、第1端面74及び第2端面75の傾きに沿う方向で第2搬送ローラー31Sを回転させることで、第1端面74と第2端面75との離間が生じにくくなる。したがって、搬送に伴って生じる虞のある、第2搬送ローラー31Sの歪みや変形等を抑制できるという効果がある。
第3の実施形態に係るプリンター1を、図12を参照して説明する。なお、図12において、図3に示す第1実施形態の構成要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係るプリンター1は、第3搬送ローラー31Tを除いて第1の実施形態と同様である。よって、以下、本実施形態に係る第3搬送ローラー31Tについてのみ説明する。
図12は、第3搬送ローラー31Tの正面図である。
第3搬送ローラー31Tは、第1の実施形態における搬送ローラー31の第2の変形例である。第3搬送ローラー31Tは、円筒軸である第3ローラー本体71Tと、高摩擦層72(図12では図示せず)とを有している。第3ローラー本体71Tは、金属板を曲げ加工して円筒状に形成された円筒軸であって、金属板の一対の端面である第1端面74と第2端面75とが互いに接する接続部76を有している。第1端面74と第2端面75とは、第3ローラー本体71Tの外周面71a側の端部で互いに接している。
なお、第3ローラー本体71Tの第1端面74及び第2端面75は、外周面71aとの間の角度がいずれも90°より小さくなるように調整されている。
第3ローラー本体71Tは、一対の端面74、75への加工により生じる応力や、一対の端面74、75が外周面71a側の端部で互いに接している形状などから、第3ローラー本体71Tの振れが生じやすくなる虞がある。ここで、内周面71bに溝部82を設けると、振れの原因となる金属板の応力や復元力等を緩和することができるため、振れの発生や程度を抑制することができる。
金属板を円筒状に形成しているため、第3ローラー本体71Tの振れは、接続部76と中心軸Kとを共に含む平面内で湾曲して生じる虞がある。ここで、溝部82が中心軸Kを挟んで接続部76とは対称の位置に設けられることで、第3ローラー本体71Tにおける上記平面の両側部分に対して、応力や復元力等を同様に緩和することができる。よって、振れの発生や程度を略均一且つ効果的に抑制することができる。
さらに、第3ローラー本体71Tへの影響を、接続部76と中心軸Kとを共に含む平面に関して対称なものとするため、複数の溝部は上記平面を挟んで対称な位置に設けられることが好ましい。
溝部82は、順送プレス加工(ステップS1)の工程において、プレス加工を用いて形成される。また、溝部82を形成するためのプレス加工を、端面調整加工(ステップS12)や曲げ加工(ステップS13)と同時に行ってもよく、また独立して行ってもよい。
さらに、プレス加工だけでなく、切削加工等を用いて溝部82を形成してもよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態によって得られる効果に加え、第3搬送ローラー31Tにおける振れの発生やその程度を略均一且つ効果的に抑制できるという効果がある。
上述したように、保持領域Fは、搬送ローラー31が記録紙Pを従動ローラー32と共に挟持して保持する領域である。そのため、記録紙Pの正確な搬送及び位置決めのためには、保持領域Fの範囲で外周面71a側に露出する隙間や凹部等が存在しなければよい。また、保持領域Fの範囲のみに端面調整加工を施すことから、第1端面74及び第2端面75近傍に生じる加工による応力等が減少し、この応力等を原因とする搬送ローラー31の歪みや変形等を抑制することができる。
Claims (1)
- 金属板の一対の端面を対向させ外周面側を接触させて円筒状に形成された、記録媒体を搬送する搬送ローラーを備えた印刷装置であって、
前記搬送ローラーは、前記内周面に設けられ軸方向に延在する溝部を有し、
前記溝部は、前記軸と前記一対の端面が互いに接する接続部とを結ぶ仮想平面に対して面対称の位置に設けられていることを特徴とする印刷装置。
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