JPH09141318A - 圧延用入口ローラガイドの間隔調整装置 - Google Patents

圧延用入口ローラガイドの間隔調整装置

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JPH09141318A
JPH09141318A JP32808495A JP32808495A JPH09141318A JP H09141318 A JPH09141318 A JP H09141318A JP 32808495 A JP32808495 A JP 32808495A JP 32808495 A JP32808495 A JP 32808495A JP H09141318 A JPH09141318 A JP H09141318A
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JP
Japan
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pass line
roller
plate
rollers
rolled
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JP32808495A
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Inventor
Takeo Kobayashi
威夫 小林
Yuji Fujiwara
勇次 藤原
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラの間隔調整を正確に行なうと共に小型
化を達成する。 【解決手段】 装置本体12のパスラインPLを挟む左
右に離間する位置に、ローラホルダ14,14が水平回
動自在に枢支される。各ローラホルダ14の後端に、ロ
ーラ16が回転自在に配設される。各ローラホルダ14
の先端上面に、係止ピン18が回動自在に突設される。
装置本体12の上部に、プレート20が前後方向に移動
自在に配設されると共に、装置本体12に回転自在に支
持されて前後方向に延在するねじ軸56に螺合してい
る。プレート20に、パスラインPLに対して所要角度
で対称的に傾斜する一対の案内溝54,54が形成さ
れ、各案内溝54に対応する係止ピン18が摺動自在に
嵌挿される。ねじ軸56を正逆方向に回動することによ
り、プレート20の移動に伴ってローラホルダ14,1
4が相互に反対方向に回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延用入口ロー
ラガイドの間隔調整装置に関し、更に詳しくは、圧延ロ
ールの入口側に位置して被圧延材料を円滑に該圧延ロー
ルへ誘導案内するための一対のローラの間隔を、被圧延
材料の寸法に合わせて調整するための間隔調整装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延加工は、常温または高温において、
所要の孔形を成形した2つの回転する圧延ロールの間に
被圧延材料を数回乃至十数回パスさせて、所要寸法の板
材,形材,管材等を成形する方法である。この圧延加工に
おいては、前記2つの圧延ロールに成形した孔形に対し
て被圧延材料の進入位置および方向を正確に誘導案内す
る必要があるため、該圧延ロールの入口側に一対のロー
ラを具備する入口ローラガイドが設けられる。両ローラ
は、被圧延材料のパスラインを挟んで対向的に配設さ
れ、被圧延材料は両ローラ間を通過することで圧延ロー
ルに誘導案内されるよう構成されている。被圧延材料を
正確に案内するためには、両ローラの間隔を被圧延材料
の寸法に合わせて調整する必要があり、入口ローラガイ
ドには、両ローラの間隔を調整する間隔調整装置が不可
欠となっている。
【0003】図7は、従来の入口ローラガイドに実施さ
れている間隔調整装置の一例を示すものであって、被圧
延材料のパスラインPLを挟んで対向する装置本体62
の両側部に、パスラインPLと交差する方向に突出する
一対のガイドバー63,63が、被圧延材料の供給方向
に所定間隔離間して平行に夫々配設されている。各側の
ガイドバー63,63には、材料供給方向下流端にロー
ラ64を回動自在に枢支したローラホルダ65が、該ガ
イドバー63,63に沿って移動自在に配設されてい
る。また、各ローラホルダ65に固定した第1ボルト6
6が、装置本体62の対応する側部に挿通され、該ボル
ト66に螺合されたナット68を締付ける方向に回動さ
せることにより、ローラホルダ65をパスラインPLか
ら離間移動するよう構成されている。更に、装置本体6
2の側部に、端部を対応するローラホルダ65の側面に
当接した第2ボルト67が螺挿され、該ボルト67を本
体内部側に進入させる方向に回動させることにより、ロ
ーラホルダ65をパスラインPLに近接移動するよう構
成されている。すなわち、両ボルト66,67で各ロー
ラホルダ65を移動させて所望位置に位置決めすること
により、両ローラ64,64の間隔を調整するようにな
っている。
【0004】図8は、従来の入口ローラガイドに実施さ
れている別の間隔調整装置を示すものであって、装置本
体62の内部におけるパスラインPLを挟む両側に、材
料供給方向下流端にローラ64を夫々回動自在に枢支し
た一対のローラホルダ71,71が、その長手方向の略
中央部で支軸70,70を介して回動自在に枢支されて
いる。またローラホルダ71,71の材料供給方向上流
端間には、ターンバックル72が配設されている。すな
わち、両端のボルト72a,72aを相互に延出する方
向にターンバックル72を回転させると、ローラホルダ
71,71は前記支軸70,70を中心として両ローラ6
4,64が相互に近接する方向に回動する。また、ター
ンバックル72を逆方向に回転させると、ローラホルダ
71,71は両ローラ64,64が相互に離間する方向に
回動し、これにより両ローラ64,64の間隔を被圧延
材料の寸法に合わせて調整し得るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す間隔調整装
置では、両ローラ64,64の間隔調整のために複数の
ボルト66,67を調整しなければならず、調整に時間
が掛かると共に面倒で煩わしい作業となっていた。ま
た、被圧延材料のパスラインPLを挟む両側のローラホ
ルダ65,65を別々に調整するため、両ローラ64,6
4の間隔中心がパスラインPLに対して左右にずれてし
まうことがあり、被圧延材料の正確な案内をなし得なく
なることもある。
【0006】図8に示す間隔調整装置では、両ローラ6
4,64の間隔は、ターンバックル72によってのみ保
持されており、被圧延材料が両ローラ64,64の間を
通過する際に該ローラ64に衝突したときの衝撃はター
ンバックル72で支えることとなっていた。すなわち、
前記衝撃によりターンバックル72のねじ部が変形した
りガタを生じて正確な調整ができなくなるおそれがある
ため、ターンバックル72は大きな衝撃に耐えるように
大型となり、これによって装置自体が大型化すると共に
コストが嵩む問題があった。また入口ローラガイドは、
圧延ロールの入口側の限られたスペースに配設されるの
で、狭いスペースへ手を入れて調整作業をしなければな
らず、危険を伴うと共に正確な調整が困難となる難点も
指摘される。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案され
たものであって、ローラの間隔調整を正確に行ない得る
と共に小型化を達成し得る圧延用入口ローラガイドの間
隔調整装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係る圧延用入
口ローラガイドの間隔調整装置は、被圧延材料のパスラ
インを挟んで対向する圧延ロールより材料供給方向上流
側に配設され、前記パスラインを挟んで所定間隔離間し
て対向すると共に回動自在に枢支された一対のローラを
備え、両ローラにより被圧延材料を圧延ロールの間に案
内する圧延用入口ローラガイドにおいて、前記被圧延材
料のパスラインを挟んで所定間隔離間する位置の装置本
体に、パスラインと交差する方向に回動自在に枢支さ
れ、その枢支部より被圧延材料の供給方向下流側の端部
に前記ローラを夫々回動自在に枢支した一対のローラホ
ルダと、前記各ローラホルダにおける枢支部を挟んでロ
ーラが枢支される端部とは反対側に位置し、該ホルダの
回動軸線と平行に突設された係止ピンと、前記装置本体
にパスラインに沿って移動自在に配設されると共に、該
本体に回動自在に配設したねじ軸が螺合され、該ねじ軸
を回動することによりパスラインに沿って移動調整され
るプレートと、前記プレートのパスラインを挟む両側に
パスラインに対して所要角度で対称的に傾斜するよう形
成され、前記各ローラホルダに突設した係止ピンが対応
的に摺動自在に嵌挿される一対の案内溝とからなり、前
記プレートをパスラインに沿って移動することに伴って
前記案内溝に沿って係止ピンが移動することにより、前
記ローラホルダが相互に反対方向に回動することで前記
ローラの間隔を調整するよう構成したことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る圧延用入口ロ
ーラガイドの間隔調整装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は、実
施例に係る間隔調整装置を採用した入口ローラガイドの
概略平面図であり、図2は、入口ローラガイドの概略縦
断側面図である。なお、図2に示すように、被圧延材料
のパスラインPLを挟んで対向する一対の圧延ロール
8,8の材料入口側に配設される入口ローラガイド10
において、説明の便宜上、被圧延材料の供給方向下流側
(圧延ロール8,8に近接する側)を「後」、被圧延材料の
供給方向上流側(圧延ロール8,8から離間する側)を
「前」と指称するものとする。また、パスラインPLと交
差する方向を「左右」と指称するものとする。
【0010】実施例の入口ローラガイド10は、被圧延
材料が通過する空間を画成した四角筒形の装置本体12
と、該本体12の内部における被圧延材料のパスライン
PLを挟む左右に離間する位置に配設した支軸30,3
0に回動可能に枢支された一対のローラホルダ14,1
4と、このローラホルダ14,14の上面に突設した係
止ピン18,18が嵌挿される案内溝54,54が形成さ
れ、装置本体12に前後方向に移動自在に配設されたプ
レート20とから基本的に構成される。
【0011】前記装置本体12は、図1〜図3に示すよ
うに、上下に離間する下板22と上板24、および左右
に離間する側板26,26を相互に接合して四角筒形に
形成され、被圧延材料のパスラインPLを囲繞するよう
位置して被圧延材料が内部を通過するようになってい
る。この装置本体12の前部開口12aには、被圧延材
料を該本体12の内部に円滑に導き入れるように、外方
に向けて拡開するエントリーガイド28が取着されてい
る。また前記上板24の略中央部には、パスラインPL
を挟む左右に離間する位置に、前記各ローラホルダ14
に突設した係止ピン18の上方への突出を許容すると共
に、該ピン18の左右方向への移動を許容する開口24
a,24aが形成されている。更に、上板24および下
板22の後部側には、パスラインPLを挟む左右に離間
して上下に連通する孔31,31および孔32,32が穿
設され、上下に対向する孔31,32にローラホルダ1
4を回動自在に支持する支軸30が夫々取着されるよう
になっている。
【0012】前記ローラホルダ14,14は、前記装置
本体12の内部で被圧延材料のパスラインPLを挟んで
左右に離間して対向的に位置し、その長手方向の略中央
部に穿設した通孔34,34に、図3に示す如く、前記
支軸30,30が挿通されて、該ローラホルダ14,14
はパスラインPLと交差する方向に回動自在に取付けら
れている。各ローラホルダ14は、通孔34が穿設され
た基部14aと、該基部14aの上下端部に内側(パス
ラインPLを指向する側)に水平に延出する水平延出部
14b,14cを一体に形成した縦断面略コ字状を呈
し、両ローラホルダ14,14は、夫々の水平延出部1
4b,14bおよび水平延出部14c,14c同志が対向
している。そして、図3に示すように、基部14a,1
4aおよび上下の水平延出部14b,14b,14c,1
4cにより、被圧延材料が通過する空間36が画成され
るようになっている。
【0013】各ローラホルダ14の支軸30よりも後方
に延出する従動部42の先端には、上下の水平延出部1
4b,14c間に軸38が回動自在に枢支され、この軸
38にローラ16が回転自在に配設されている。また、
各ローラホルダ14の支軸30よりも前方に延出する作
動部40の先端上面には、図4に示す如く、前記係止ピ
ン18を取着するボス部44が上方へ突出しており、こ
のボス部44は上板24の開口24a内に臨んでいる。
そしてこのボス部44に、係止ピン18が回動自在に配
設されて、ローラホルダ14の回動軸線と平行に上方に
突出している。この係止ピン18は、図2および図4に
示すように、プレート20に形成した案内溝54に摺動
自在に嵌挿される角柱状の係止部46と、前記ボス部4
4に嵌合したスリーブ45の孔45aに回動自在に挿入
される円柱状の取着部48とからなり、係止部46が案
内溝54に沿って移動する際の当該係止ピン18のロー
ラホルダ14に対する回動を許容するよう構成されてい
る(図5,図6参照)。
【0014】前記プレート20は、装置本体12におけ
る上板24の上面に形成された枠状の案内体52に、前
後方向(パスラインPLに沿う方向)に移動自在に配設さ
れると共に、該案内体52に回転自在に支持されて前後
方向に延在するねじ軸56に螺合している。そして、こ
のねじ軸56を、レバー60を介して正逆方向に回動す
ることにより、プレート20は案内体52に沿って前後
方向に移動するよう構成されている。またプレート20
には、パスラインPLを挟んで左右に離間する位置に、
図1に示す如く、パスラインPLに対して所要角度で対
称的に傾斜する一対の案内溝54,54が形成され、各
案内溝54に対応する係止ピン18の係止部46が摺動
自在に嵌挿されている。なお、実施例では一対の案内溝
54,54は、前側から後側に向かうにつれてパスライ
ンPLから相互に離間するハ字状に形成されている。
【0015】すなわち、プレート20を前方に移動させ
ることにより、案内溝54,54に沿って係止ピン18,
18が相互に離間移動することで、図6に示すように、
一対のローラホルダ14,14はローラ16,16が相互
に近接する方向に回動する。またプレート20を後方に
移動させることにより、案内溝54,54に沿って係止
ピン18,18が相互に近接移動することで、図5に示
すように、一対のローラホルダ14,14はローラ16,
16が相互に離間する方向に回動するよう構成されてい
る。なおプレート20は、図2に示すように、案内体5
2の上部に取着した板58により完全に覆蓋されるの
で、上方への浮上がりは防止される。またねじ軸56
は、軸端部近傍に螺合されたナット57を締付けること
により回動不能にロックされて、ローラ16,16の間
隔Wを固定し得るようになっている。
【0016】ここで、前記係止ピン18の係止部46を
角柱状に形成したことにより、該係止部46の外側面4
6aと案内溝54の内側面54aとは面接触し、ローラ
16と被圧延材料との衝突によって発生する衝撃力を面
により受け止めることができ、係止ピン18および案内
溝54の耐久性の向上を図り得るようになっている。ま
た、装置本体12の後端部と各ローラホルダ14の従動
部42との間にコイルばね50が夫々張設され、ローラ
ホルダ14,14を常にはローラ16,16が離間する方
向に回動付勢している。これにより、案内溝54内の係
止部46は、ローラ16に被圧延材料が衝突した際に衝
撃が加わる外側面46aが案内溝54の対応する内側面
54aに常に当接する状態となり、両者の間に隙間が生
ずることにより衝撃が大きくなるのを防止するよう構成
される。
【0017】
【実施例の作用】次に、前述のように構成した実施例に
係る圧延用入口ローラガイドの間隔調整装置の作用につ
き説明する。なお、前記ロール16,16は、図5に示
す如く、その間隔Wが最大となっているものとする。
【0018】この状態で上流側から供給される被圧延材
料は、装置本体12に配設したエントリーガイド28を
介して本体内部に導びかれて、前記パスラインPLを挟
んで左右に対向するローラホルダ14,14の間に画成
された空間36を通過する。この被圧延材料は、ローラ
ホルダ14,14に回動自在に枢支された一対のローラ
16,16の間を通過して、圧延ロール8,8の間に正確
に誘導案内される。
【0019】このとき、被圧延材料がローラ16,16
に衝突することがあるが、ローラホルダ14,14の係
止ピン18,18とプレート29の案内溝54,54とは
面触触しているから、その衝撃は面で受け止めることが
できる。従って、係止ピン18および案内溝54の耐久
性の向上を図り得ると共に小型化することができ、コス
トを低減することが可能となる。またプレート29を移
動させるねじ軸56には衝撃は直接加わらないから、ね
じ部が変形したりガタが生ずることはなく、長期に亘っ
て正確な調整を行ない得る。
【0020】次に、オーダ変更等により被圧延材料の寸
法が例えば小さくなった場合は、前記ねじ軸56に螺合
したナット57を緩めた後に、図6に示すように、前記
ねじ軸56に取付けたレバー60で該ねじ軸56を所要
方向へ回動して、前記プレート20を前方(図の右方)に
移動させる。前記両ローラホルダ14,14の係止ピン
18,18は、プレート20の案内溝54,54に沿って
相互に離間する方向に移動する。これに伴い両ローラホ
ルダ14,14は、前記支軸30,30を中心としてロー
ラ16,16が相互に近接する方向に回動し、両ローラ
16,16の間隔Wが調整される。ローラ間隔の調整を
完了したら、前記ナット57を締付けることによりねじ
軸56を回動不能にロックすることで、該ローラ16,
16を位置決め固定する。なお、ローラ16,16は、
パスラインPLを挟んで相互に近接・離間移動するか
ら、ローラ16,16の間隔Wの中心は常にパスライン
PLと一致し、オーダ変更後の被圧延材料は圧延ロール
8,8の間に正確に誘導案内される。
【0021】実施例の間隔調整装置では、図5および図
6に示すように、ねじ軸56の前端部に取着したレバー
60を手動により回動させてプレート20を前後移動さ
せる例を示したが、該ねじ軸56をモータ等を利用して
回転させる電動式または油圧式としてもよい。また、電
動式または油圧式とした場合は、モータの回転数等から
ローラ16,16の現在位置を検出することで、オーダ
変更に際してのローラ間隔の調整を自動で行なうことが
可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る圧延用
入口ローラガイドの間隔調整装置によれば、被圧延材料
のパスラインを挟んで位置する一対のローラの間隔調整
を、ねじ軸を介してプレートを移動するのみで実現し得
るので、調整作業の時間を短縮し得ると共に安全かつ確
実な調整がなし得る。また、被圧延材料とローラとの衝
突による衝撃は、係止ピンとプレートの案内溝との面接
触により受け止め得るので、耐久性の向上と小型化とを
図り得る効果を奏する。すなわち、圧延ロールの入口側
の限られたスペースに入口ローラガイドを効率的に配設
することができ、スペースの有効利用を図り得ると共に
コストを低廉に抑えることができる。更に、ローラはパ
スラインを挟んで相互に近接・離間移動するから、ロー
ラの間隔の中心は常にパスラインと一致し被圧延材料を
常に圧延ロールの間に正確に誘導案内し得る利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る間隔調整装置を採用した
入口ローラガイドの概略平面図である。
【図2】実施例に係る間隔調整装置を略示する縦断側面
図である。
【図3】実施例に係る間隔整装置を図1のX−X線で縦
断した正面図である。
【図4】実施例に係る間隔整装置を図1のY−Y線で縦
断した正面図である。
【図5】プレートを後方へ移動することにより、ローラ
の間隔が最大となった状態を示すの動作説明図である。
【図6】プレートを前方へ移動することにより、ローラ
の間隔が最小となった状態を示す動作説明図である。
【図7】従来の間隔調整装置の一例を示す概略説明図で
ある。
【図8】従来の間隔調整装置の別例を示す概略説明図で
ある。
【符号の説明】
8 圧延ロール 12 装置本体 14 ローラホルダ 16 ローラ 18 係止ピン 20 プレート 46 係止部 46a 外側面 54 案内溝 54a 内側面 56 ねじ軸 PL パスライン W 間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延材料のパスライン(PL)を挟んで対
    向する圧延ロール(8,8)より材料供給方向上流側に配設
    され、前記パスライン(PL)を挟んで所定間隔離間して対
    向すると共に回動自在に枢支された一対のローラ(16,1
    6)を備え、両ローラ(16,16)により被圧延材料を圧延ロ
    ール(8,8)の間に案内する圧延用入口ローラガイドにお
    いて、 前記被圧延材料のパスライン(PL)を挟んで所定間隔離間
    する位置の装置本体(12)に、パスライン(PL)と交差する
    方向に回動自在に枢支され、その枢支部より被圧延材料
    の供給方向下流側の端部に前記ローラ(16)を夫々回動自
    在に枢支した一対のローラホルダ(14,14)と、 前記各ローラホルダ(14)における枢支部を挟んでローラ
    (16)が枢支される端部とは反対側に位置し、該ホルダ(1
    4)の回動軸線と平行に突設された係止ピン(18)と、 前記装置本体(12)にパスライン(PL)に沿って移動自在に
    配設されると共に、該本体(12)に回動自在に配設したね
    じ軸(56)が螺合され、該ねじ軸(56)を回動することによ
    りパスライン(PL)に沿って移動調整されるプレート(20)
    と、 前記プレート(20)のパスライン(PL)を挟む両側にパスラ
    イン(PL)に対して所要角度で対称的に傾斜するよう形成
    され、前記各ローラホルダ(14)に突設した係止ピン(18)
    が対応的に摺動自在に嵌挿される一対の案内溝(54,54)
    とからなり、 前記プレート(20)をパスライン(PL)に沿って移動するこ
    とに伴って前記案内溝(54,54)に沿って係止ピン(18,18)
    が移動することにより、前記ローラホルダ(14,14)が相
    互に反対方向に回動することで前記ローラ(16,16)の間
    隔(W)を調整するよう構成したことを特徴とする圧延用
    入口ローラガイドの間隔調整機構。
  2. 【請求項2】 前記係止ピン(18)は、前記ローラホルダ
    (14)に回動自在に配設されると共に、前記プレート(20)
    の案内溝(54)に摺動自在に嵌挿される角柱状の係止部(4
    6)を備え、該係止部(46)の外側面(46a)と案内溝(54)の
    内側面(54a)とが面接触するよう構成した請求項1記載
    の圧延用入口ローラガイドの間隔調整機構。
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Cited By (12)

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