JPH09140795A - 投薬器 - Google Patents

投薬器

Info

Publication number
JPH09140795A
JPH09140795A JP33112695A JP33112695A JPH09140795A JP H09140795 A JPH09140795 A JP H09140795A JP 33112695 A JP33112695 A JP 33112695A JP 33112695 A JP33112695 A JP 33112695A JP H09140795 A JPH09140795 A JP H09140795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
piece
chamber
holder
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33112695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Akira Yanagawa
明 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DOT KK
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
DOT KK
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DOT KK, Unisia Jecs Corp filed Critical DOT KK
Priority to JP33112695A priority Critical patent/JPH09140795A/ja
Publication of JPH09140795A publication Critical patent/JPH09140795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入口に触れることなく、カプセル収容室に
収容したカプセルを簡単な操作で取出す。 【解決手段】 カプセル取出し具20を、カプセル収容
室11内に移動可能に挿嵌された円板部21と、円板部
21からスリット3,15内を径方向に伸長した一対の
アーム22,22と、各アーム22の先端に位置してホ
ルダ収容部2の外部に突出した操作片23とから構成し
た。従って、各操作片23をカプセルの反挿入方向とな
る矢示B方向に移動することにより、吸入口4に触れる
ことなく円板部21によってカプセル収容室11内から
カプセルを容易に取出すことができる。また、口にくわ
える吸入口4に触れずに済むから、吸入口4への雑菌等
の付着を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、患者の息
の吸込みによって粉体状の薬品(薬粉)を肺内に投与す
るのに用いて好適な投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息患者等の肺に薬品を投与す
る方法には、薬液を注射する方法、液体エアゾール噴霧
器で吸引させる方法、薬粉収容室やカプセル内に充填さ
れた粉体状の薬品(以下、薬粉という)を吸入する方法
等が用いられている。
【0003】これら喘息患者用の薬品投与方法のうち、
カプセルに充填された薬粉を吸引する方法は、喘息患者
が薬粉を吸引する吸入器にカプセルを装着し、穴あけ針
を用いて該カプセルを破断することにより、吸入口から
カプセル内の薬粉を空気と共に吸入するというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
よるカプセル方式を用いた吸入器では、投薬後に空にな
ったカプセルを吸入器から取出すのに吸入器の一部、例
えば吸入口を外してカプセルを取出すようになっている
から、カプセルの取出し作業に時間を要してしまうとい
う問題がある。しかも、吸入口を外してカプセルを取出
す場合には、口でくわえる吸入口に触れなくてはならな
いから、衛生上好ましくない。
【0005】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、吸入口に触れることなく、カプセル収容
室に収容したカプセルを簡単な操作で取出せるようにし
た投薬器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する投薬器は、患者に投
薬する吸入口を有すると共に該吸入口と反対側がカプセ
ル挿入口となった投薬器本体と、該投薬器本体内に位置
してカプセル挿入口から薬粉が充填されたカプセルが挿
入されるカプセル収容室と、該カプセル収容室と大気側
とを連通する流入側通気路と、前記カプセル収容室と前
記吸入口とを連通する流出側通気路と、前記カプセル収
容室内のカプセルに前記流入側通気路、流出側通気路と
連通する穴をあけるピンからなる穴あけ具と、前記投薬
器本体の周方向外側から軸方向に操作することにより前
記カプセル収容室内のカプセルを前記投薬器本体外に取
出すカプセル取出し具とから構成してなる。
【0007】このように構成したことにより、カプセル
収容室内にカプセル挿入口からカプセルを挿入し、この
状態で穴あけ具のピンによって流入側通気路、流出側通
気路に連通する穴をカプセルにあけた後に吸入口から空
気を吸引すると、前記流入側通気路を介してカプセル内
に空気が流入し、この空気と共に該カプセル内の薬粉が
流出側通気路から噴出し、前記吸入口から吸入される。
そして、薬粉の吸入後には、カプセル取出し具を投薬器
本体の周方向外側から軸方向に操作し、カプセルを反挿
入方向に移動させることにより、吸入口に触れることな
く空になったカプセルをカプセル収容室から取出すこと
ができる。
【0008】請求項2の発明は、前記カプセル取出し具
は、前記カプセル収容室内に軸方向に可動に設けられ前
記カプセル収容室に挿入されたカプセルを支持するカプ
セル支持体と、該カプセル支持体を軸方向に移動するた
めに前記投薬器本体の外周面から操作される操作片とか
ら構成したことにある。
【0009】このように構成したことにより、カプセル
収容室にカプセル挿入口からカプセルを挿入すると、カ
プセルはカプセル収容室内でカプセル支持体に支持され
る。そして、薬粉の吸入後には、操作片を投薬器本体の
外周面から軸方向に操作し、前記カプセル支持体によっ
てカプセルを反挿入方向に移動させることにより、吸入
口に触れることなく空になったカプセルをカプセル収容
室から取出すことができる。
【0010】請求項3の発明は、前記カプセル支持体と
操作片との間には該操作片を径方向外向きに開くように
付勢するばね部を設け、前記操作片には該ばね部の付勢
力に抗して当該操作片を径方向内向きに押込んだときに
前記カプセル収容室に収容されたカプセルを挟持するカ
プセル挟持片を設け、前記投薬器本体とカプセル取出し
具との間には該カプセル挟持片によってカプセルを挟持
した位置で該カプセル取出し具を固定する固定部を設け
たことにある。
【0011】このように構成したことにより、カプセル
収容室内にカプセルを収容するときには、該カプセルを
カプセル挿入口から挿入しつつ、操作片をばね部の付勢
力に抗して径方向内向きに押込んだ状態で当該操作片を
カプセルと共に挿入方向に移動させてカプセル収容室内
に挿入する。このときには、カプセルがカプセル挟持片
によってカプセル収容室内で挟持されるから、カプセル
がカプセル収容室から脱落するのを防止できる。一方、
薬粉の吸入後に前記操作片を投薬器本体の外部から操作
してカプセル支持体をカプセルの反挿入方向に移動する
と、前記カプセル挟持片がばね部の付勢力によって開か
れるから、該カプセル支持体によって空になったカプセ
ルをカプセル収容室から取出すことができる。また、前
記カプセル挟持片でカプセル収容室内にカプセルを挟持
した位置では、カプセル取出し具が固定部によって固定
されているから、誤ってカプセル取出し具によってカプ
セルが取出されるのを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
添付図面に従って詳細に説明する。
【0013】まず、図1ないし図6に本発明の第1の実
施例を示す。
【0014】図中、1は投薬器の外殻をなし、後述する
カプセルホルダ8と共に投薬器本体をなす吸引ピースを
示し、該吸引ピース1は、後述するホルダ収容部2と吸
入口4とから構成されている。
【0015】2は吸引ピース1の軸方向一側(流入側)
に設けられた略円筒状のホルダ収容部を示し、該ホルダ
収容部2の外周側には、後述する穴あけ具16の支持部
17をガイドするガイド筒部2Aが径方向外向きに突設
されている。また、ホルダ収容部2には軸方向に伸長す
るように一対のスリット3,3が形成され、該各スリッ
ト3は、図2、図3に示すように前記ガイド筒部2Aか
ら約45度ずらした位置で互いに対向して形成されてい
る。そして、各スリット3は後述する各スリット15と
共にカプセル取出し具20の各アーム22が軸方向移動
するのを許すものである。さらに、ホルダ収容部2の他
端側(流出側)には吸入口4が取付けられ、該吸入口4
の内周側は空気中に混入した薬粉を肺内に吸込むための
吸込通路5となっている。
【0016】また、前記ホルダ収容部2のガイド筒部2
A内にはピン穴6,7がそれぞれ径方向に形成され、該
ピン穴6は後述する各流入側通気路12のピン挿通穴1
2Bに対応し、ピン穴7は後述する各流出側通気路13
のピン挿通穴13Bに対応している。
【0017】8はホルダ収容部2内に挿嵌され、吸引ピ
ース1と共に投薬器本体を構成するカプセルホルダを示
し、該カプセルホルダ8は円柱状に形成され、その一端
側外周にはホルダ収容部2の一端側に嵌合する環状のス
トッパ部8Aが形成され、該ストッパ部8Aによって当
該カプセルホルダ8は前記ホルダ収容部2内に位置決め
されている。また、カプセルホルダ8の一端側には、一
端外周から中央に向けて縮径され、カプセルKを後述す
るカプセル収容室11内に向けてガイドするカプセル挿
入口をなすカプセル挿入ガイド9が形成されると共に、
他端側には外周面を他側に向けて漸次縮径してなる流出
側テーパ面部10が形成されている。
【0018】さらに、カプセルホルダ8の中央部には、
軸方向に伸長してカプセル挿入ガイド9に開口する有底
穴状のカプセル収容室11が形成され、該カプセル収容
室11内には粉体状の薬品(以下、薬粉という)が充填
されたカプセルK(図5に図示)が一側から挿入される
ようになっている。
【0019】12,12はカプセルホルダ8の一側に設
けられた2本の流入側通気路を示し、該各流入側通気路
12は、カプセルホルダ8の外周側に位置してカプセル
挿入ガイド9に開口するように軸方向に形成された流入
通路12Aと、該流入通路12Aと連通しカプセル収容
室11の内周に開口するように径方向に形成されたピン
挿通穴12Bとから構成され、該ピン挿通穴12B,1
2Bはピン穴6と同軸に配置される。
【0020】また、13,13はカプセルホルダ8の他
側に設けられた2本の流出側通気路で、該各流出側通気
路13は、カプセルホルダ8の外周側に位置して流出側
テーパ面部10を軸方向に切欠くように凹溝状に形成さ
れた流出溝13Aと、該流出溝13Aと連通しカプセル
収容室11の内周に開口するように径方向に形成された
ピン挿通穴13Bとから構成され、該ピン挿通穴13
B,13Bはピン穴7と同軸に配置される。
【0021】14,14は各流入側通気路12、流出側
通気路13と約90度ずらした位置でカプセルホルダ8
を軸方向に貫通するように形成された2本の補助通気路
を示し、該各補助通気路14は、吸入時に流通する空気
量を増やして息苦しさを解消している。
【0022】15,15はカプセルホルダ8をカプセル
収容室11の底部側から一端まで径方向に貫くように形
成された一対のスリットを示し、該各スリット15は、
各流入側通気路12、流出側通気路13と約45度ずら
した位置に配設され、これにより、前記各流入側通気路
12、流出側通気路13および各補助通気路14と周方
向の位置を異にしている。そして、各スリット15は、
前述した各スリット3と共にカプセル取出し具20の各
操作片23をホルダ収容部2の外側に突出させると共に
各アーム22が軸方向に移動するのを許すものである。
【0023】一方、16はカプセルKの軸方向両端側に
位置して径方向に貫通する合計4個の穴H,H,…をあ
けるためにホルダ収容部2に設けられた穴あけ具で、該
穴あけ具16は、ガイド筒部2A内に可動に設けられた
支持部17と、基端側が該支持部17に固着され、先端
側がピン穴6,7を介して通気路12,13のピン挿通
穴12B,13Bに挿入されたピン18,18とから大
略構成され、該各ピン18先端はカプセルKに各穴Hを
あけるための鋭利な針先18Aとなっている。また、前
記支持部17とホルダ収容部2との間には、該支持部1
7を介して各ピン18を初期位置に戻すように付勢する
スプリング19が配設されている。そして、穴開け具1
6は、支持部17がホルダ収容部2に向けて押込まれる
ことにより、各ピン18の針先18Aをピン穴6,7か
らピン挿通穴12B,13Bを介してカプセル収容室1
1内のカプセルKに突き刺し、該カプセルKに4個の穴
Hを形成するものである。
【0024】20はホルダ収容部2とカプセルホルダ8
に亘って軸方向に移動可能に設けられたカプセル取出し
具を示し、該カプセル取出し具20は、図4に示す如
く、カプセル収容室11内に軸方向に移動可能に挿嵌さ
れた円板部21と、該円板部21と共にカプセル支持体
をなし、基端側が該円板部21に固着され先端側が各ス
リット3,15内を一側に傾いた状態で径方向に伸長し
た一対のアーム22,22と、該各アーム22の先端に
設けられ、ホルダ収容部2の周面から外部に突出した操
作片23,23とから構成されている。
【0025】そして、カプセル取出し具20は、投薬を
行なうべくカプセル収容室11内にカプセルKを挿入す
るときには、各操作片23を矢示A方向に移動して円板
部21をカプセル収容室11の底部に当接させる(図4
に示す状態)。一方、投薬終了後には、ホルダ収容部2
の外部から各操作片23を指先で反挿入方向となる矢示
B方向に移動することにより、円板部21でカプセルK
を矢示B方向に移動し、空になったカプセルKをカプセ
ル収容室11から取出すようになっている(図6に示す
状態)。
【0026】本実施例による投薬器は上述の如き構成を
有するもので、次に、患者が薬粉を吸入するための動作
について図4ないし図6に基づき説明する。
【0027】まず、カプセル収容室11内にカプセルK
を挿入するにあたり、図4に示すように、カプセル取出
し具20の各操作片23を矢示A方向に移動して円板部
21をカプセル収容室11の底部に当接させる。この状
態でカプセル収容室11内に一側からカプセルKを挿入
する。なお、カプセルホルダ8の一端面はカプセル挿入
ガイド9となっているから、容易にカプセルKをカプセ
ル収容室11内に誘導できる。
【0028】そして、カプセルKに穴H,H,…をあけ
るには、穴あけ具16の支持部17をホルダ収容部2に
向けて押込み、各ピン18の針先18Aを各通気路1
2,13のピン挿通穴12B,13Bからカプセル収容
室11に向けて移動させ、該カプセル収容室11内のカ
プセルKを貫通して反対側のピン挿通穴12B,13B
まで突き刺すことにより、該カプセルKに4個の穴Hを
形成できる。また、カプセルKに各穴Hを形成した後に
は、支持部17への外力を取り除くことにより、スプリ
ング19の付勢力によって各ピン18がピン挿通穴12
B,13B、カプセルKから抜き取られて初期位置に戻
される。
【0029】次に、患者が薬粉を吸込むときの吸入式投
薬器内の空気の流れと薬粉の移動について述べる。
【0030】まず、患者が口で吸入口4をくわえ息を吸
込むと、図5に示すように、空気は各流入側通気路12
から吸入式投薬器内に流れ込み、該各流入側通気路12
から流入する空気は、該各流入側通気路12の流入通路
12Aからピン挿通穴12B、穴Hを介してカプセルK
内に流入し、この空気流によってカプセルK内の薬粉を
攪拌して空気中に混入させる。そして、カプセルK内で
空気中に混入した薬粉は、該カプセルKから穴H、各流
出側通気路13のピン挿通穴13B、流出溝13Aを介
して吸込通路5側に流出する。また、このときには各補
助通気路14でも空気を流通させ、息を吸込むときの息
苦しさを解消している。
【0031】そして、カプセルK内から吸込通路5内に
流出した薬粉は、空気中に拡散した状態で吸入口4から
患者の口内、気管等を介して肺内に到達するようになっ
ている。
【0032】一方、カプセルK内の薬粉を全て吸入し終
えたら、口から吸入口4を外してカプセル取出し具20
によってカプセル収容室11から空になったカプセルK
を取出す。このときには、図6に示すように、ホルダ収
容部2の外部に突出した各操作片23を指先で矢示B方
向に移動することにより、各アーム22を各スリット
3,15内で移動させつつ円板部21によってカプセル
Kを反挿入方向となる矢示B方向に移動し、該カプセル
Kをカプセル収容室11から取出すようになっている。
【0033】かくして、本実施例によれば、カプセル取
出し具20を、カプセル収容室11内に移動可能に挿嵌
された円板部21と、該円板部21からスリット3,1
5内を径方向に伸長した一対のアーム22,22と、該
各アーム22の先端に位置してホルダ収容部2の外部に
突出した操作片23,23とから構成し、該各操作片2
3をカプセルKの反挿入方向となる矢示B方向に移動す
ることにより、前記円板部21によってカプセル収容室
11内からカプセルKを取出すことができるから、従来
技術のようにカプセルKの取出し時に吸入口4を着,脱
するような煩わしさを解消でき、投薬時の作業性を向上
して、当該吸入式投薬器の取扱いを容易にすることがで
きる。
【0034】しかも、カプセルKの取出し時に吸入口4
を着,脱する必要がなく、口にくわえる吸入口4に触れ
ずに済むから、吸入口4への雑菌等の付着を防止でき、
衛生上良好にすることができる。
【0035】また、本実施例では、ホルダ収容部2、カ
プセルホルダ8の各スリット3,15を各流入側通気路
12、流出側通気路13から約45度ずらした位置に形
成し、該各スリット3,15に合せてカプセル取出し具
20を傾けて配設することにより、カプセル取出し具2
0が各通気路12,13,14と干渉するのを防止でき
るから、該カプセル取出し具20を設けることで投薬器
が大型化するのを防止でき、全体をコンパクトにまとめ
ることができる。
【0036】次に、図7および図8は本発明の第2の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、カプセル取出し具に
カプセル収容室内に収容したカプセルを挟持するカプセ
ル挟持片を設け、かつホルダ収容部とカプセル取出し具
との間に該カプセル取出し具をカプセル挟持位置で固定
する固定部を設けたことにある。なお、本実施例では、
前述した第1の実施例と同一の構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0037】図中、31は前記第1の実施例のホルダ収
容部2に代えて用いられた本実施例によるホルダ収容部
を示し、該ホルダ収容部31は、第1の実施例のホルダ
収容部2とほぼ同様に略円筒状に形成され、その外周側
にガイド筒部(図示せず)が突設されている。また、ホ
ルダ収容部31には前記ガイド筒部から約45度ずらし
た位置で互いに対向し、軸方向に伸長した一対のスリッ
ト32,32が形成されている。しかし、本実施例のホ
ルダ収容部31は、その内周側に後述する各係合突起3
3が形成されている点で、第1の実施例のホルダ収容部
2と相違している。
【0038】ここで、33,33は各スリット32の他
端側に位置してホルダ収容部31の内周面に突設され、
後述するカプセル取出し具34の係合凹部39と共に固
定部を構成する2個の係合突起で、該各係合突起33
は、カプセル取出し具34の各係合凹部39と係合する
ことにより、該カプセル取出し具34の誤動作を防止す
るものである。
【0039】34はホルダ収容部31とカプセルホルダ
8に亘って軸方向に移動可能に設けられた本実施例によ
るカプセル取出し具を示し、該カプセル取出し具34
は、カプセル収容室11内に軸方向に移動可能に挿嵌さ
れた円板部35と、基端側が該円板部35に固着され、
先端側が各スリット15内を一側に傾いた状態で径方向
に伸長したアームをなす一対のばね部36,36と、該
ばね部36,36から各スリット32を介してホルダ収
容部31の外部に突出した操作片37,37と、基端側
が該各操作片37に固着され、先端側がカプセル収容室
11側に向け伸長して自由端となったカプセル挟持片を
なす挟持アーム38,38とから大略構成され、該各挟
持アーム38の先端部はカプセル収容室11内に収容さ
れたカプセルKの一端部を挟持する挟持片38Aとなっ
ている。ここで、前記各ばね部36は弾性変形するよう
になっており、自由状態では図8に示すように、互いに
離間する方向に湾曲している。
【0040】また、前記操作片37,37には各係合突
起33に係,脱可能に係合する係合部としての係合凹部
39,39が形成され、該各係合凹部39は、カプセル
取出し具34が矢示A方向に移動されてその円板部35
がカプセル収容室11の底部に当接した状態では各係合
突起33と係合し、この係合がばね部36の付勢力によ
って維持されることで、カプセル取出し具34の誤動作
を防止している。
【0041】そして、このように構成されたカプセル取
出し具34は、投薬を行なうべくカプセル収容室11内
にカプセルKを挿入するときには、カプセル取出し具3
4が図8に示す状態にあるから、カプセルKを円板部3
5に当接するまでカプセル収容室11内に一側から挿入
した後、各操作片37を各ばね部36に抗して矢示C,
C方向に押込んだ状態で、該各操作片37を矢示A方向
に移動する。これにより、カプセルKは各挟持アーム3
8の挟持片38Aに一端部が挟持された状態で、カプセ
ル収容室11内に収容される。
【0042】そして、このようにカプセルKがカプセル
収容室11内に収容された状態では、図7に示す如く、
該カプセルKが各挟持アーム38によって挟持されてい
るから、投薬器を傾けた場合でも、カプセルKが落下す
るのを防止できる。しかも、各係合凹部39がホルダ収
容部31の各係合突起33と係合し、この係合がばね部
36の付勢力によって維持されているから、誤って各操
作片37に触れた場合でも、該各操作片37が矢示B方
向に移動されるのを防止できる。
【0043】一方、投薬終了後には、ホルダ収容部31
の外部から各操作片37を指先で矢示B方向に押圧し、
各係合突起33、係合凹部39の係合を解除した後にさ
らに矢示B方向に移動することにより、円板部35でカ
プセルKを矢示B方向に移動し、空になったカプセルK
をカプセル収容室11から取出すことができる(図8に
示す状態)。また、このカプセルKの取出し時には、各
挟持アーム38が各ばね部36の戻りによって互いに離
間するように開くから、該各挟持アーム38によるカプ
セルKの挟持を解除でき、該カプセルKを取出すことが
できる。
【0044】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例によるものとほぼ同
様の作用効果を得ることができるものの、特に、本実施
例では、カプセルKがカプセル収容室11内に収容され
た状態において、該カプセルKを各挟持アーム38によ
って挟持できるから、例えば投薬時に投薬器を傾けた場
合でも、カプセルKが落下するのを防止することができ
る。しかも、各係合凹部39とホルダ収容部31の各係
合突起33と係合させ、この係合をばね部36の付勢力
によって維持することができるから、誤って各操作片3
7に触れて該各操作片37が移動するのを防止でき、カ
プセルKの落下を未然に防ぐことができる。
【0045】次に、図9および図10は本発明の第3の
実施例を示すに、本実施例の特徴は、カプセル取出し具
にカプセル収容室内に収容したカプセルを径方向から挟
持する挟持片を設けたことにある。なお、本実施例で
は、前述した第2の実施例と同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0046】図中、41はホルダ収容部31とカプセル
ホルダ8に亘って軸方向に移動可能に設けられた本実施
例によるカプセル取出し具を示し、該カプセル取出し具
41は、カプセル収容室11内に軸方向に移動可能に挿
嵌された円板部42と、基端側が該円板部42に固着さ
れ、先端側が各スリット15内を一側に傾いた状態で径
方向に伸長したアームをなす一対のばね部43,43
と、該ばね部43,43から各スリット32を介してホ
ルダ収容部31の外部に突出した操作片44,44と、
該各操作片44からカプセル収容室11側に向け延設さ
れ、カプセルKを径方向から挟持するカプセル挟持片4
5,45とから大略構成され、前記操作片44,44に
は各係合突起33と共に固定部をなす係合する係合凹部
46,46が形成されている。
【0047】そして、このように構成されたカプセル取
出し具41は、投薬を行なうべくカプセル収容室11内
にカプセルKを挿入するときには、カプセル取出し具4
1が図10に示す状態にあるから、カプセルKを円板部
42に当接するまでカプセル収容室11内に一側から挿
入した後、各操作片44を各ばね部43に抗して矢示
C,C方向に押込み、各カプセル挟持片45によってカ
プセルKを径方向から挟持した状態で、該各操作片44
を矢示A方向に移動する。これにより、カプセルKは各
カプセル挟持片45に挟持された状態で、カプセル収容
室11内に収容される。
【0048】そして、このようにカプセルKがカプセル
収容室11内に収容された状態では、図9に示す如く、
該カプセルKが各カプセル挟持片45によって挟持され
ているから、投薬器を傾けた場合でも、カプセルKが落
下するのを防止できる。しかも、各係合凹部46がホル
ダ収容部31の各係合突起33と係合しているから、誤
って各操作片44に触れた場合でも、該各操作片44が
矢示B方向に移動されるのを防止できる。
【0049】一方、投薬終了後には、ホルダ収容部31
の外部から各操作片44を指先で矢示B方向に移動し、
各係合突起33、係合凹部46の係合を解除した後にさ
らに矢示B方向に移動することにより、円板部42でカ
プセルKを矢示B方向に移動し、空になったカプセルK
をカプセル収容室11から取出すことができる(図10
に示す状態)。また、このカプセルKの取出し時には、
各カプセル挟持片45が各ばね部43の戻りによって互
いに離間するように開くから、該各カプセル挟持片45
によるカプセルKの挟持を解除でき、該カプセルKを取
出すことができる。
【0050】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した各実施例によるものとほぼ同様の
作用効果を得ることができるものの、特に、本実施例で
は、カプセル取出し具41の構成を簡略化して剛性を高
めることができ、該カプセル取出し具41の損傷を防止
することができる。
【0051】次に、図11は本発明の第4の実施例を示
すに、本実施例の特徴は、リンク機構を用いてカプセル
収容室内のカプセルを取出す構成としたことにある。な
お、本実施例では、前述した第1の実施例と同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0052】図中、51は投薬器の外殻をなし、後述す
るカプセルホルダ56と共に投薬器本体をなす本実施例
による吸引ピースを示し、該吸引ピース51は略円筒状
に形成され、その一端側がカプセルホルダ56を収容す
るホルダ収容部52となり、他端側が吸入口53となっ
ている。また、ホルダ収容部52の外周側には、穴あけ
具16の支持部17をガイドするガイド筒部52Aが径
方向外向きに突設され、内周側は吸入口53に向けて吸
込通路54となっている。また、ホルダ収容部52と吸
入口53との中間位置にはレバー取付穴55が形成さ
れ、該レバー取付穴55には後述するカプセル取出し具
64の操作レバー66が貫通して取付けられる。
【0053】56はホルダ収容部52内に挿嵌され、吸
引ピース51と共に投薬器本体を構成するカプセルホル
ダを示し、該カプセルホルダ56は円柱状に形成され、
その一端側外周にはホルダ収容部52の一端側に嵌合す
る環状のストッパ部56Aが形成されている。また、カ
プセルホルダ56の一端側には、一端外周から中央に向
けて縮径されたカプセル挿入口をなすカプセル挿入ガイ
ド57が形成されると共に、他端側には外周面を他側に
向けて漸次縮径してなる流出側テーパ面部58が形成さ
れている。さらに、カプセルホルダ56の中央部には、
軸方向に伸長してカプセル挿入ガイド57に開口する有
底穴状のカプセル収容室59が形成されている。
【0054】60,60はカプセルホルダ56の一側に
設けられ、流入通路60Aとピン挿通穴60Bとからな
る2本の流入側通気路、61,61はカプセルホルダ5
6の他側に設けられ、流出溝61Aとピン挿通穴61B
とからなる2本の流出側通気路、62はカプセルホルダ
56を軸方向に貫通する2本の補助通気路(1本のみ図
示)をそれぞれ示している。
【0055】63はカプセルホルダ56の他端中央に位
置し、カプセル収容室59と連通するように軸方向に穿
設された挿通穴で、該挿通穴63には、後述する摺動軸
65Bが挿通されている。
【0056】64は吸引ピース51とカプセルホルダ5
6に亘って設けられた本実施例によるカプセル取出し具
を示し、該カプセル取出し具64は、カプセル収容室5
9内に収容されたカプセルKを移動すべく、該カプセル
収容室59内に可動に挿嵌された円板部65Aおよび該
円板部65Aから挿通穴63を介して吸込通路54側に
突出した摺動軸65Bからなるカプセル支持体をなすカ
プセル移動部材65と、吸引ピース51のレバー取付穴
55に回動可能に取付けられ、吸込通路54内に侵入し
た基端側がカプセル移動部材65の摺動軸65B突出端
に回動可能に取付けられた操作レバー66とから大略構
成され、該操作レバー66の先端側は吸引ピース51の
外部に突出して操作片67となっている。
【0057】そして、このように構成されたカプセル取
出し具64は、投薬を行なうべくカプセル収容室59内
にカプセルKを挿入するときには、操作レバー66の操
作片67を矢示D方向に回動することにより、図11に
示すように、カプセル移動部材65の円板部65Aをカ
プセル収容室59の底部に当接させる。そして、この状
態でカプセル収容室59内にカプセルKを挿入する。
【0058】一方、投薬終了後には、操作片67を矢示
E方向に回動することにより、カプセル移動部材65の
摺動軸65Bを介して円板部65Aを矢示B方向に移動
させ、該円板部65Aによって空になったカプセルKを
カプセル収容室59から取出すようになっている。
【0059】かくして、このように構成された本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができる。
【0060】なお、前記第2、第3の実施例では、ホル
ダ収容部31に2個の係合突起33を設け、カプセル取
出し具34,41に該各係合凹部39に対応する2個の
係合凹部39,46を設けた場合を例示したが、係合突
起および係合凹部を1個ずつ設けるようにしてもよい。
【0061】また、前記各実施例では、1個の穴あけ具
16でカプセルKを径方向に貫通するように4個の穴H
を形成したが、穴あけ具をカプセルの径方向に対向して
2個設け、該各穴あけ具によってカプセルに穴を形成す
るようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、カプセル収容室内にカプセル挿入穴からカプセル
を収容し、この状態で穴あけ具のピンによって流入側通
気路、流出側通気路に連通する穴をカプセルにあけた後
に吸入口から空気を吸引することにより、前記流入側通
気路を介してカプセル内に空気を流入させ、この空気と
共に該カプセル内の薬粉を流出側通気路から噴出し、前
記吸入口から吸入することができる。そして、薬粉の吸
入後には、カプセル取出し具を投薬器本体の周方向外側
から軸方向に操作することにより、吸入口に触れること
なく空になったカプセルをカプセル収容室から取出すこ
とができるから、従来技術のようにカプセルの排出時に
吸入口を着,脱するような煩わしさを解消でき、投薬時
の作業性を向上して当該吸入式投薬器の取扱いを容易に
することができる上に、口にくわえる吸入口に触れずに
済むから、吸入口への雑菌等の付着を防止でき、衛生上
良好にすることができる。
【0063】請求項2の発明によれば、カプセル収容室
にカプセル挿入口からカプセルを挿入することにより、
カプセル支持体によって該カプセルをカプセル収容室内
に支持できる。そして、薬粉の吸入後には、操作片を投
薬器本体の外周面から軸方向に操作し、前記カプセル支
持体によってカプセルを反挿入方向に移動させることに
より、吸入口に触れることなく空になったカプセルをカ
プセル収容室から取出すことができ、吸入式投薬器の取
扱いを容易にできる上に、衛生上良好にすることができ
る。
【0064】請求項3の発明によれば、カプセル収容室
内にカプセルを収容するときに、該カプセルをカプセル
挿入口から挿入しつつ、操作片をばね部の付勢力に抗し
て径方向内向きに押込んだ状態で当該操作片をカプセル
と共に挿入方向に移動させることにより、カプセルをカ
プセル挟持片によって挟持した状態でカプセル収容室内
に挿入でき、カプセルがカプセル収容室から脱落するの
を防止することができる。一方、薬粉の吸入後に前記操
作片を投薬器本体の外部から操作してカプセル支持体を
カプセルの反挿入方向に移動することにより、前記カプ
セル挟持片をばね部の付勢力によって開かせ、該カプセ
ル支持体によって空になったカプセルをカプセル収容室
から取出すことができるから、吸入口に触れることなく
空になったカプセルをカプセル収容室から取出すことが
でき、吸入式投薬器の取扱いを容易にできる上に、衛生
上良好にすることができる。しかも、前記カプセル挟持
片でカプセル収容室内にカプセルを挟持した位置では、
カプセル取出し具を固定部によって固定できるから、誤
ってカプセル取出し具によってカプセルが取出されるの
を防止でき、カプセルの落下を未然に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による吸入式投薬器を示
す断面図である。
【図2】吸入式投薬器の正面図である。
【図3】吸入式投薬器の右側面図である。
【図4】吸引ピース、カプセルホルダ、カプセル取出し
具等を図3中の矢示IV−IV方向から拡大して示す断面図
である。
【図5】カプセル内の薬粉を吸引している状態を示す図
1と同様位置からみた断面図である。
【図6】カプセル取出し具でカプセル収容室からカプセ
ルを取出している状態を示す図4と同様位置からみた断
面図である。
【図7】本発明の第2の実施例による吸引ピース、カプ
セルホルダ、カプセル取出し具等を示す図4と同様位置
からみた断面図である。
【図8】カプセル取出し具でカプセル収容室からカプセ
ルを取出している状態を示す図4と同様位置からみた断
面図である。
【図9】本発明の第3の実施例による吸引ピース、カプ
セルホルダ、カプセル取出し具等を示す図4と同様位置
からみた断面図である。
【図10】カプセル取出し具でカプセル収容室からカプ
セルを取出している状態を示す図4と同様位置からみた
断面図である。
【図11】本発明の第4の実施例による吸入式投薬器を
示す断面図である。
【符号の説明】
1,51 吸引ピース 4,53 吸入口 8,56 カプセルホルダ 9,57 カプセル挿入ガイド(カプセル挿入口) 11,59 カプセル収容室(薬粉収容室) 12,60 流入側通気路 13,61 流出側通気路 16 穴あけ具 18 ピン 20,34,41,64 カプセル取出し具 21,35,42,65A 円板部(カプセル支持体) 22 アーム(カプセル支持体) 23,37,44,67 操作片 33 係合突起(固定部) 36,43 ばね部 38 挟持アーム(カプセル挟持片) 39,46 係合凹部(固定部) 45 カプセル挟持片 K カプセル H 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に投薬する吸入口を有すると共に該
    吸入口と反対側がカプセル挿入口となった投薬器本体
    と、該投薬器本体内に位置してカプセル挿入口から薬粉
    が充填されたカプセルが挿入されるカプセル収容室と、
    該カプセル収容室と大気側とを連通する流入側通気路
    と、前記カプセル収容室と前記吸入口とを連通する流出
    側通気路と、前記カプセル収容室内のカプセルに前記流
    入側通気路、流出側通気路と連通する穴をあけるピンか
    らなる穴あけ具と、前記投薬器本体の周方向外側から軸
    方向に操作することにより前記カプセル収容室内のカプ
    セルを前記投薬器本体外に取出すカプセル取出し具とか
    ら構成してなる投薬器。
  2. 【請求項2】 前記カプセル取出し具は、前記カプセル
    収容室内に軸方向に可動に設けられ前記カプセル収容室
    に挿入されたカプセルを支持するカプセル支持体と、該
    カプセル支持体を軸方向に移動するために前記投薬器本
    体の外周面から操作される操作片とから構成してなる請
    求項1に記載の投薬器。
  3. 【請求項3】 前記カプセル支持体と操作片との間には
    該操作片を径方向外向きに開くように付勢するばね部を
    設け、前記操作片には該ばね部の付勢力に抗して当該操
    作片を径方向内向きに押込んだときに前記カプセル収容
    室に収容されたカプセルを挟持するカプセル挟持片を設
    け、前記投薬器本体とカプセル取出し具との間には該カ
    プセル挟持片によってカプセルを挟持した位置で該カプ
    セル取出し具を固定する固定部を設けてなる請求項2に
    記載の投薬器。
JP33112695A 1995-11-27 1995-11-27 投薬器 Pending JPH09140795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33112695A JPH09140795A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 投薬器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33112695A JPH09140795A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 投薬器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09140795A true JPH09140795A (ja) 1997-06-03

Family

ID=18240167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33112695A Pending JPH09140795A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 投薬器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09140795A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3320261B2 (ja) 吸入式投薬器
JP5876522B2 (ja) 吸入器
EP0528764B1 (en) Inhaler for administration of powdery substances
EP0898978B1 (en) Suction type medicator
US8739785B2 (en) Inhaler
US5301666A (en) Powder inhaler
JP4914345B2 (ja) 吸入器
JPH09253210A (ja) 吸入式投薬器
JPH0390160A (ja) 医薬品吸入装置
JPS6155978B2 (ja)
GB2340758A (en) Drug dispensing system
JPH04131250U (ja) 患者に医薬を投与する装置
KR100491814B1 (ko) 흡입기
JPS636024B2 (ja)
JPH09248342A (ja) 吸入式投薬器
JPH09140795A (ja) 投薬器
JPH0947509A (ja) 吸入式投薬器
JP3512971B2 (ja) 吸入式投薬器
JPH09206378A (ja) 吸入式投薬器
JPH09140796A (ja) 投薬器
JPH09206380A (ja) 吸入式投薬器
JPH0871152A (ja) 吸入式投薬器
JP3291215B2 (ja) 吸入式投薬器
JPH09206381A (ja) 吸入式投薬器
JPH09253211A (ja) 吸入式投薬器