JPH09140632A - 便座用ヒーター - Google Patents

便座用ヒーター

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JPH09140632A
JPH09140632A JP30163495A JP30163495A JPH09140632A JP H09140632 A JPH09140632 A JP H09140632A JP 30163495 A JP30163495 A JP 30163495A JP 30163495 A JP30163495 A JP 30163495A JP H09140632 A JPH09140632 A JP H09140632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
toilet seat
heat transfer
transfer sheet
cord
Prior art date
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Pending
Application number
JP30163495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomikazu Kato
富和 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP30163495A priority Critical patent/JPH09140632A/ja
Publication of JPH09140632A publication Critical patent/JPH09140632A/ja
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  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安全性が高く熱伝達効率の良い便座用ヒーター
を得る。 【解決手段】便座用ヒーター11は発熱用のコードヒー
ター13を内蔵し、このコードヒータ13を配置するた
めに発熱拡散用の熱伝達用シート14が設けられる。発
熱部15はこの熱伝達用シート14とコードヒーター1
3とで構成される。この発熱部15は一対のビニールカ
バー16により覆われ、これらビニールカバー16の周
縁部が熱溶着により封着される。また、ビニールカバー
16の下面には両面テープ17が貼着されており、便座
用ヒーター11はこの両面テープ17により便座4の裏
面に取り付けることができる。コードヒーター13が直
接熱伝達効率の良い熱伝達用シート14に溶着固定され
ているため、効率良く短時間で便座4を暖めることがで
きる。また、一対のビニールカバー16により封着され
ているため防水性と安全性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洋式便器に装着する
便座用ヒーターに関する。詳しくは、熱伝達用シートと
コードヒーターとで発熱部を構成し、この発熱部を覆う
一対のビニールカバーの周縁部を封着して安全性が高く
熱伝達効率を改善した便座用ヒーターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から冬場等の寒冷期に洋式便器の便
座を暖めるための便座用ヒーターが知られている。
【0003】図7は洋式便器2に装着した従来の便座用
ヒーター1を示している。洋式便器2の本体3の上端開
口部には、中央部が開口した便座4と便蓋20が開閉自
在に取り付けられている。この便座4の上面に便座用ヒ
ーター1が載置される。
【0004】便座用ヒーター1は図8及び図9に示すよ
うに上下一対(2枚)のビニールカバー8の間に薄膜で
板状のカーボンヒーター9を内蔵している。絶縁性を有
した各ビニールカバー8の周縁部は熱溶着などによって
封着される。周縁部を封着するのは、防水性並びに安全
性を確保するためである。
【0005】カーボンヒーター9に電流を流すと、これ
が発熱し、この熱がビニールカバー8に伝達されて便座
用ヒーター1全体が暖められる。これによって、寒冷時
にも快適に使用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した従来の所
謂上乗せタイプの便座用ヒーター1の場合、薄膜で板状
のカーボンヒーター9を使用しているため柔軟性に乏し
く、着座時にカーボンヒーター9が傷んだり断線する可
能性がある。また、便座4と便座用ヒーター1との間に
段差が生じてしまうため着座時に違和感がある。
【0007】更に、便座用ヒーター1は便座4の上面に
載置するだけなので、通常は着座時に便座用ヒーター1
がずれ落ちないように布製等の便座カバー(図示せず)
を被せて使用する必要がある。
【0008】そこで本発明は、上述のような課題を解決
したものであって、各種便座に取り付けられ、安全性が
高く熱伝達効率の優れた便座用ヒーターを提案するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、洋式便器の便座の裏側に取り付
けられる便座用ヒーターであって、便器の便座を暖める
ための発熱部は熱伝達用シートと、この熱伝達用シート
の上面に配設されたコードヒーターとから構成され、発
熱部は便座の一部に対応した形状を有する一対のビニー
ルカバーで封着されると共に、一方のビニールカバーの
下面には接着剤層が設けられていることを特徴とするも
のである。
【0010】便座用ヒーターは熱伝達効率の良いアルミ
箔等の熱伝達用シートを使用しているため、コードヒー
ターから発生した熱は効率良く熱伝達用シートを介して
便座に伝達され、短時間でこの便座を暖めることができ
る。また、発熱部は一対のビニールカバーにより覆われ
ているため防水性と安全性に優れている。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る便座用ヒー
ターの実施の一形態について、図面を参照して詳細に説
明する。
【0012】図1は、本発明による実施の態様である便
座用ヒーター11の構成を示している。この例では便座
4は馬蹄形をなし、その裏面には夫々一対の台座6が形
成され、これら台座6によって本体3の周縁部5にほど
よく当接できるようになっている。そのため便座用ヒー
ター11も便座4の裏面形状に対応するように馬蹄形に
形成されると共に、台座6に当たらないようにするため
の切り欠き12が設けられている。
【0013】本例では便座4裏面の全てを覆うような長
さよりも若干短めに便座用ヒーター11を形成している
ので、台座6に当たらないように切り欠き12が一体形
成される。切り欠き12は台座6の逃げ用であるため、
その形状は特に問わない。本例では台座6の形状に合わ
せて凹部として形成されている。
【0014】図2に示すように、便座用ヒーター11は
発熱用のコードヒーター13を内蔵し、このコードヒー
タ13を配置し易くするために発熱拡散用の熱伝達用シ
ート14が設けられる。発熱部15はこの熱伝達用シー
ト14とコードヒーター13とで構成される。
【0015】上述の熱伝達用シート14は熱伝達効率の
良いアルミ箔等が使用されると共に図3に示すように、
便座に近似した馬蹄形に形成されている。熱伝達用シー
ト14の上面に配されるコードヒーター13は熱伝達用
シート14の全面にわたり効率よく熱が伝達されるよう
に、本例では先端部側は4重に折り曲げられ、その中央
部側は波形に折り曲げられて配列される。
【0016】そして、熱伝達用シート14の上面には、
図示しないが例えばビニール樹脂やエポキシ樹脂等が全
面にわたり塗布されている。これは、この樹脂とコード
ヒーター13の被覆材(樹脂)を溶着することにより、
図3の配置形状に保持した状態で、コードヒーター13
を熱伝達用シート14に対して確実に固定するためであ
る。そして、このように構成される発熱部15に対して
保護カバー、この例では絶縁性と防水性に優れた塩化ビ
ニール等よりなる一対のビニールカバー16が被覆され
る。
【0017】そのため、本例では下側のビニールカバー
16の上面に熱伝達用シート14が貼着され、発熱部1
5の上面に上側のビニールカバー16を被せ、その状態
で一対のビニールカバー16の各周縁部が熱溶着等によ
って封着固定されて全体が一体化される。この例では下
側のビニールカバー16の下面にはそのほぼ全面にわた
り両面テープ17が貼着されている。
【0018】ここで図2の例ではコードヒーター13,
13の間に空間ができるように上側のビニールカバー1
6を架張した状態で熱封着しているが、ビニールカバー
16をさほど緊張させることなく熱封着することもでき
る。この場合には、コードヒーター13,13間はビニ
ールカバー16の下面が垂下した状態になる。
【0019】なお本例では、コードヒーター13の途中
で便座中央部側に位置する箇所には図3に示すように温
度ヒューズ19と温度制御用のサーモスタット21とが
それぞれ直列に接続される。
【0020】サーモスタット21の動作について図4〜
図5により簡単に説明すると、例えば発熱部15の温度
が所定温度以上に上昇した場合には、バイメタル等の温
度検知板22が発熱部15の熱により変形して図4の状
態から図5に示すように内側に湾曲する。温度検知板2
2にはピン23が固設されているため、ピン23も下方
に変位してコードヒーター13の導通を確保していた端
子24の接点が離れる。これによりコードヒーター13
への電流の供給が一時的に断たれ、発熱部15が所定温
度よりも温度上昇することが防止される。
【0021】そして、発熱部15の温度が所定温度以下
に低下したときには、図5の状態から図4に示すように
湾曲した温度検知板22が元に復帰する事により再び端
子24の接点同士が接続されてコードヒーター13への
電流供給が行われ発熱部15が暖められる。
【0022】サーモスタット21の動作不良により発熱
部15が過度に温度上昇した場合には、図3に示す温度
ヒューズ19によりコードヒーター13への電流供給が
遮断される。このようにサーモスタット21と温度ヒュ
ーズ19との併用によって便座用ヒーター11の安全性
をより向上させることができる。
【0023】また、図6に示すようにビニールカバー1
6の周縁部の一部で電源コード10が挟持される保持部
25には便座4と対向する面に特に粘着力の強力な両面
テープ18が貼着されている。これは、不用意に電源コ
ード10が引っぱられて便座用ヒーター11が便座4か
ら剥れることを防止するためである。
【0024】上述のように構成された便座用ヒーター1
1を便座4に取り付ける場合には、図1に示すように便
座4の台座6に便座用ヒーター11の切り欠き12を対
向させる。そして、ビニールカバー16の下面に貼着し
た両面テープ17により便座4の裏面部分に便座用ヒー
ター11を貼り付けて固定する。便座用ヒーター11の
貼り付けは、両面テープではなく接着剤を使用してもよ
い。
【0025】本発明の便座用ヒーター11によれば、熱
伝達効率の良いアルミ箔等の熱伝達用シート14を使用
し、この熱伝達用シート14に直接コードヒーター13
を溶着固定している。このため、コードヒーター13か
ら発生した熱は効率良く熱伝達用シート14を介して便
座4に伝達され、短時間でこの便座4を暖めることがで
きる。コードヒーター13の配設方法は図3に示すよう
な螺旋形状に限定されず、便座用ヒーター11の熱が効
率良く伝達されて、温度分布が均一になるような配設方
法であれば良い。
【0026】この発熱用のコードヒーター13はビニー
ルカバー16と共に柔軟性を有するため、湾曲部分が多
い便座4の裏面にも比較的容易に取り付けることができ
る。
【0027】便座4の裏面に取り付けるため特に便座用
カバーを使用しないでも、便座用ヒーター11の位置が
ずれたり、外れることがない。発熱部15は上下一対の
ビニールカバー16により両側から封着されているため
防水性と安全性をより向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、洋式便器の便座の裏側に取り付けられる便座用ヒー
ターであって、便器の便座を暖めるための発熱部は熱伝
達用シートと、この熱伝達用シートの上面に配設された
コードヒーターとから構成され、発熱部は便座の一部に
対応した形状を有する一対のビニールカバーで封着され
ると共に、一方のビニールカバーの下面には接着剤層を
設けるようにしたものである。
【0029】したがって本発明によれば、便座用ヒータ
ーはその全体がビニールカバーにより覆われているため
防水性及び安全性に優れている。また、熱伝達効率の良
い構造のため便座の加温を短時間で行えるので経済的に
も優れている。更に、便座用ヒーターは便座の裏面に取
り付けるため、便座カバーも不要となり着座時に違和感
を感じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である便座用ヒーター11
の構成を示す斜視図である。
【図2】便座用ヒーター11の先端部の拡大断面図であ
る。
【図3】便座用ヒーター11に使用するコードヒーター
13の配設を示す斜視図である。
【図4】サーモスタット21のOFF状態を示す部分断
面図である。
【図5】サーモスタット21のON状態を示す部分断面
図である。
【図6】電源コード10の保持部25の拡大図である。
【図7】従来の便座用ヒーター1を示す斜視図である。
【図8】便座用ヒーター1の部分断面図である。
【図9】便座用ヒーター1の分解図である。
【符号の説明】
1,11 便座用ヒーター 2 便器 3 本体 4 便座 8,16 ビニールカバー 9 カーボンヒーター 13 コードヒーター 14 熱伝達用シート 15 発熱部 17 両面テープ 19 温度ヒューズ 21 サーモスタット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洋式便器の便座の裏側に取り付けられる
    便座用ヒーターであって、 上記便器の便座を暖めるための発熱部は熱伝達用シート
    と、この熱伝達用シートの上面に配設されたコードヒー
    ターとから構成され、 上記発熱部は便座の一部に対応した形状を有する一対の
    ビニールカバーで封着されると共に、 上記一方のビニールカバーの下面には接着剤層が設けら
    れたことを特徴とする便座用ヒーター。
  2. 【請求項2】 上記コードヒーターは上記熱伝達用シー
    ト全面に熱がほぼ均一に伝達されるように配設されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の便座用ヒーター。
  3. 【請求項3】 上記コードヒーターには温度ヒューズと
    温度制御手段とが設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の便座用ヒーター。
JP30163495A 1995-11-20 1995-11-20 便座用ヒーター Pending JPH09140632A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30163495A JPH09140632A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 便座用ヒーター

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038429A1 (fr) * 1998-01-28 1999-08-05 Toto Ltd. Radiateur thermique
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