JPH0914005A - 内燃機関の吸入空気量制御装置及び燃料噴射量制御装置における故障診断装置 - Google Patents
内燃機関の吸入空気量制御装置及び燃料噴射量制御装置における故障診断装置Info
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- JPH0914005A JPH0914005A JP7163836A JP16383695A JPH0914005A JP H0914005 A JPH0914005 A JP H0914005A JP 7163836 A JP7163836 A JP 7163836A JP 16383695 A JP16383695 A JP 16383695A JP H0914005 A JPH0914005 A JP H0914005A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D11/00—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
- F02D11/06—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
- F02D11/10—Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
- F02D11/107—Safety-related aspects
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アクセル全閉スイッチの故障診断をスロット
ル開度センサ（スロットルレバー開度センサ）及びスロ
ットル全閉スイッチ（スロットルレバー全閉スイッチ）
を用いて行い、アクセル全閉スイッチの故障を未然に知
見して、スロットル弁（スロットルレバー）の異常判定
を行う場合に支障を来さないようにし、フェイルセーフ
性能の向上を図ることを目的とする。 【構成】 スロットル開度が所定開度θ以下となってか
ら所定時間Ｔ1 以上経過した条件が成立しているか否か
を判定し（Ｓ８）、かつスロットル全閉スイッチがＯＮ
になってから所定時間Ｔ1 以上経過した条件が成立して
いるか否かを判定し（Ｓ１０）、アクセル全閉スイッチ
がＯＮ（全閉状態）となっているかＯＦＦとなっている
かを判定し（Ｓ１１）、アクセル全閉スイッチがＯＮと
なっている場合には、正常と判定し、ＯＦＦとなってい
る場合は、これが所定時間継続したか否かが判定され
（Ｓ１２）、継続した場合に、異常と判定して、警告灯
を点灯する（Ｓ１３）。
ル開度センサ（スロットルレバー開度センサ）及びスロ
ットル全閉スイッチ（スロットルレバー全閉スイッチ）
を用いて行い、アクセル全閉スイッチの故障を未然に知
見して、スロットル弁（スロットルレバー）の異常判定
を行う場合に支障を来さないようにし、フェイルセーフ
性能の向上を図ることを目的とする。 【構成】 スロットル開度が所定開度θ以下となってか
ら所定時間Ｔ1 以上経過した条件が成立しているか否か
を判定し（Ｓ８）、かつスロットル全閉スイッチがＯＮ
になってから所定時間Ｔ1 以上経過した条件が成立して
いるか否かを判定し（Ｓ１０）、アクセル全閉スイッチ
がＯＮ（全閉状態）となっているかＯＦＦとなっている
かを判定し（Ｓ１１）、アクセル全閉スイッチがＯＮと
なっている場合には、正常と判定し、ＯＦＦとなってい
る場合は、これが所定時間継続したか否かが判定され
（Ｓ１２）、継続した場合に、異常と判定して、警告灯
を点灯する（Ｓ１３）。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸入空気量
を調整するスロットル弁を制御する吸入空気量制御装置
及び燃料噴射量を調整する燃料噴射ポンプのスロットル
レバーを制御する燃料噴射量制御装置に関し、特に、吸
入空気量制御装置及び燃料噴射量制御装置におけるアク
セル全閉スイッチの故障診断装置に関する。
を調整するスロットル弁を制御する吸入空気量制御装置
及び燃料噴射量を調整する燃料噴射ポンプのスロットル
レバーを制御する燃料噴射量制御装置に関し、特に、吸
入空気量制御装置及び燃料噴射量制御装置におけるアク
セル全閉スイッチの故障診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ガソリン内燃機関（以下、エン
ジン）の吸入空気量はスロットル弁をアクセルペダルと
機械的に連動させて開閉することにより調整されている
が、近年、ドライブフィーリングの向上、車載レイアウ
ト上の問題等から、スロットル弁を電気制御アクチュエ
ータにより開閉制御する方式が実用化されている。
ジン）の吸入空気量はスロットル弁をアクセルペダルと
機械的に連動させて開閉することにより調整されている
が、近年、ドライブフィーリングの向上、車載レイアウ
ト上の問題等から、スロットル弁を電気制御アクチュエ
ータにより開閉制御する方式が実用化されている。
【０００３】図８は従来装置の構成を示しており、エン
ジン１の吸入空気量を調節するスロットル弁２を駆動す
るスロットルアクチュエータ３が設けられており、該ス
ロットルアクチュエータ３は、直流モータ、ステッピン
グモータ等により構成される。又、前記スロットル弁２
の開度を検出するスロットル開度センサ４と、アクセル
ペダル５の開度を検出するアクセル開度センサ６と、エ
ンジン１の回転数を検出する回転数センサ７とが設けら
れている。
ジン１の吸入空気量を調節するスロットル弁２を駆動す
るスロットルアクチュエータ３が設けられており、該ス
ロットルアクチュエータ３は、直流モータ、ステッピン
グモータ等により構成される。又、前記スロットル弁２
の開度を検出するスロットル開度センサ４と、アクセル
ペダル５の開度を検出するアクセル開度センサ６と、エ
ンジン１の回転数を検出する回転数センサ７とが設けら
れている。
【０００４】そして、前記各センサ４，６，７からの各
種入力情報に基づいて前記スロットルアクチュエータ３
を駆動制御するコントロールユニット８が設けられてお
り、このコントロールユニット８は、入力インターフェ
ース９，１０、マイクロコンピュータ１１及び出力イン
ターフェース１２等から構成される。ところで、このよ
うにスロットル弁２を電気的に制御する構成において
は、スロットルアクチュエータ３やコントロールユニッ
ト８等の故障により、スロットル弁２の作動が不可能に
なる虞があり、フェイルセーフが極めて重要となる。
種入力情報に基づいて前記スロットルアクチュエータ３
を駆動制御するコントロールユニット８が設けられてお
り、このコントロールユニット８は、入力インターフェ
ース９，１０、マイクロコンピュータ１１及び出力イン
ターフェース１２等から構成される。ところで、このよ
うにスロットル弁２を電気的に制御する構成において
は、スロットルアクチュエータ３やコントロールユニッ
ト８等の故障により、スロットル弁２の作動が不可能に
なる虞があり、フェイルセーフが極めて重要となる。
【０００５】このため、従来、特開平５−２９６０９７
号公報に示されているように、アクセルペダルの全閉状
態を検出するアクセル全閉スイッチと、スロットル弁の
全閉状態を検出するスロットル全閉スイッチとを備え、
アクセルペダルが全閉状態のときにスロットル弁が全閉
状態でないときに異常と判定するようにした技術が提案
されている。
号公報に示されているように、アクセルペダルの全閉状
態を検出するアクセル全閉スイッチと、スロットル弁の
全閉状態を検出するスロットル全閉スイッチとを備え、
アクセルペダルが全閉状態のときにスロットル弁が全閉
状態でないときに異常と判定するようにした技術が提案
されている。
【０００６】このものでは、アクセルペダルの不踏時に
スロットル弁が全閉にならない場合は異常と判定され、
スロットル弁の異常な開側動作を防止できる。
スロットル弁が全閉にならない場合は異常と判定され、
スロットル弁の異常な開側動作を防止できる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術にあっては、アクセル全閉スイッチが故
障して、常にアクセルペダルが全開状態である信号を発
信する状態となった場合には、スロットル弁の異常を判
定できなくなり、異常判定性に劣り、確実なフェイルセ
ーフ技術とはならない。
ような従来技術にあっては、アクセル全閉スイッチが故
障して、常にアクセルペダルが全開状態である信号を発
信する状態となった場合には、スロットル弁の異常を判
定できなくなり、異常判定性に劣り、確実なフェイルセ
ーフ技術とはならない。
【０００８】一方、ディーゼル機関の燃料噴射量を調整
する燃料噴射ポンプのスロットルレバーを電気制御アク
チュエータにより開閉制御する方式も実用化されてお
り、この場合においても、アクセル全閉スイッチが故障
して、常にアクセルペダルが全開状態である信号を発信
する状態となった場合には、スロットルレバーの異常を
判定できなくなり、異常判定性に劣り、確実なフェイル
セーフ技術とはならない。
する燃料噴射ポンプのスロットルレバーを電気制御アク
チュエータにより開閉制御する方式も実用化されてお
り、この場合においても、アクセル全閉スイッチが故障
して、常にアクセルペダルが全開状態である信号を発信
する状態となった場合には、スロットルレバーの異常を
判定できなくなり、異常判定性に劣り、確実なフェイル
セーフ技術とはならない。
【０００９】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、アクセル全閉スイッチの故障診断を、ガソリ
ン機関においては、スロットル開度センサ及びスロット
ル全閉スイッチを、ディーゼル機関においては、スロッ
トルレバー開度センサ及びスロットルレバー全閉スイッ
チを用いて行い、アクセル全閉スイッチの故障を未然に
知見して、スロットル弁或いはスロットルレバーの異常
判定を行う場合に支障を来さないようにし、フェイルセ
ーフ性能の向上を図ることを目的とする。
点に鑑み、アクセル全閉スイッチの故障診断を、ガソリ
ン機関においては、スロットル開度センサ及びスロット
ル全閉スイッチを、ディーゼル機関においては、スロッ
トルレバー開度センサ及びスロットルレバー全閉スイッ
チを用いて行い、アクセル全閉スイッチの故障を未然に
知見して、スロットル弁或いはスロットルレバーの異常
判定を行う場合に支障を来さないようにし、フェイルセ
ーフ性能の向上を図ることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】このため、請求項１に係
る発明は、図１に示すように、アクセルペダルの開度を
検出するアクセル開度センサと、スロットル弁の開度を
検出するスロットル開度センサと、両開度センサの出力
に応じてスロットル弁の開度を制御するスロットルアク
チュエータと、を含んで構成される内燃機関の吸入空気
量制御装置において、アクセルペダルの全閉状態を検出
するアクセル全閉スイッチと、スロットル弁の全閉状態
を検出するスロットル全閉スイッチと、前記スロットル
開度センサにより検出されたスロットル開度が所定開度
以下の条件の成立・不成立を判定する第１の条件判定手
段と、前記スロットル全閉スイッチによるスロットル弁
全閉状態検出の条件の成立・不成立を判定する第２の条
件判定手段と、前記アクセル全閉スイッチによるアクセ
ルペダルの全閉状態検出の有無を判定するアクセルペダ
ル全閉状態検出判定手段と、前記第１及び第２の条件判
定手段により全ての条件成立が判定された際に、前記ア
クセルペダル全閉状態検出判定手段によりアクセルペダ
ルの全閉状態検出無しが判定された場合に、アクセル全
閉スイッチが異常であると判定する異常判定手段と、を
含んで構成した。
る発明は、図１に示すように、アクセルペダルの開度を
検出するアクセル開度センサと、スロットル弁の開度を
検出するスロットル開度センサと、両開度センサの出力
に応じてスロットル弁の開度を制御するスロットルアク
チュエータと、を含んで構成される内燃機関の吸入空気
量制御装置において、アクセルペダルの全閉状態を検出
するアクセル全閉スイッチと、スロットル弁の全閉状態
を検出するスロットル全閉スイッチと、前記スロットル
開度センサにより検出されたスロットル開度が所定開度
以下の条件の成立・不成立を判定する第１の条件判定手
段と、前記スロットル全閉スイッチによるスロットル弁
全閉状態検出の条件の成立・不成立を判定する第２の条
件判定手段と、前記アクセル全閉スイッチによるアクセ
ルペダルの全閉状態検出の有無を判定するアクセルペダ
ル全閉状態検出判定手段と、前記第１及び第２の条件判
定手段により全ての条件成立が判定された際に、前記ア
クセルペダル全閉状態検出判定手段によりアクセルペダ
ルの全閉状態検出無しが判定された場合に、アクセル全
閉スイッチが異常であると判定する異常判定手段と、を
含んで構成した。
【００１１】請求項２に係る発明は、第１の条件判定手
段を、前記スロットル開度が所定開度以下の条件判定に
加え、当該条件が成立後所定時間経過している条件の成
立・不成立を判定する構成とする。請求項３に係る発明
は、第２の条件判定手段を、前記スロットル弁全閉状態
検出の条件判定に加え、当該条件が成立後所定時間経過
している条件の成立・不成立を判定する構成とする。
段を、前記スロットル開度が所定開度以下の条件判定に
加え、当該条件が成立後所定時間経過している条件の成
立・不成立を判定する構成とする。請求項３に係る発明
は、第２の条件判定手段を、前記スロットル弁全閉状態
検出の条件判定に加え、当該条件が成立後所定時間経過
している条件の成立・不成立を判定する構成とする。
【００１２】請求項４に係る発明は、アクセルペダル全
閉状態検出判定手段を、前記アクセルペダルの全閉状態
検出の有無の判定に加え、スロットル弁全閉状態検出無
しが成立している状態が所定時間継続している条件の成
立・不成立を判定する構成とする。一方、請求項５に係
る発明は、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開
度センサと、燃料噴射ポンプのスロットルレバーの開度
を検出するスロットルレバー開度センサと、両開度セン
サの出力に応じてスロットルレバーの開度を制御するス
ロットルアクチュエータと、を含んで構成される内燃機
関の燃料噴射量制御装置において、アクセルペダルの全
閉状態を検出するアクセル全閉スイッチと、スロットル
レバーの全閉状態を検出するスロットルレバー全閉スイ
ッチと、前記スロットルレバー開度センサにより検出さ
れたスロットルレバー開度が所定開度以下の条件の成立
・不成立を判定する第１の条件判定手段と、前記スロッ
トルレバー全閉スイッチによるスロットルレバー全閉状
態検出の条件の成立・不成立を判定する第２の条件判定
手段と、前記アクセル全閉スイッチによるアクセルペダ
ルの全閉状態検出の有無を判定するアクセルペダル全閉
状態検出判定手段と、前記第１及び第２の条件判定手段
により全ての条件成立が判定された際に、前記アクセル
ペダル全閉状態検出判定手段によりアクセルペダルの全
閉状態検出無しが判定された場合に、アクセル全閉スイ
ッチが異常であると判定する異常判定手段と、を含んで
構成した。
閉状態検出判定手段を、前記アクセルペダルの全閉状態
検出の有無の判定に加え、スロットル弁全閉状態検出無
しが成立している状態が所定時間継続している条件の成
立・不成立を判定する構成とする。一方、請求項５に係
る発明は、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開
度センサと、燃料噴射ポンプのスロットルレバーの開度
を検出するスロットルレバー開度センサと、両開度セン
サの出力に応じてスロットルレバーの開度を制御するス
ロットルアクチュエータと、を含んで構成される内燃機
関の燃料噴射量制御装置において、アクセルペダルの全
閉状態を検出するアクセル全閉スイッチと、スロットル
レバーの全閉状態を検出するスロットルレバー全閉スイ
ッチと、前記スロットルレバー開度センサにより検出さ
れたスロットルレバー開度が所定開度以下の条件の成立
・不成立を判定する第１の条件判定手段と、前記スロッ
トルレバー全閉スイッチによるスロットルレバー全閉状
態検出の条件の成立・不成立を判定する第２の条件判定
手段と、前記アクセル全閉スイッチによるアクセルペダ
ルの全閉状態検出の有無を判定するアクセルペダル全閉
状態検出判定手段と、前記第１及び第２の条件判定手段
により全ての条件成立が判定された際に、前記アクセル
ペダル全閉状態検出判定手段によりアクセルペダルの全
閉状態検出無しが判定された場合に、アクセル全閉スイ
ッチが異常であると判定する異常判定手段と、を含んで
構成した。
【００１３】請求項６に係る発明は、第１の条件判定手
段を、前記スロットルレバー開度が所定開度以下の条件
判定に加え、当該条件が成立後所定時間経過している条
件の成立・不成立を判定する構成とした。請求項７に係
る発明は、第２の条件判定手段を、前記スロットルレバ
ー全閉状態検出の条件判定に加え、当該条件が成立後所
定時間経過している条件の成立・不成立を判定する構成
とした。
段を、前記スロットルレバー開度が所定開度以下の条件
判定に加え、当該条件が成立後所定時間経過している条
件の成立・不成立を判定する構成とした。請求項７に係
る発明は、第２の条件判定手段を、前記スロットルレバ
ー全閉状態検出の条件判定に加え、当該条件が成立後所
定時間経過している条件の成立・不成立を判定する構成
とした。
【００１４】請求項８に係る発明は、アクセルペダル全
閉状態検出判定手段を、前記アクセルペダルの全閉状態
検出の有無の判定に加え、スロットルレバー全閉状態検
出無しが成立している状態が所定時間継続している条件
の成立・不成立を判定する構成とした。
閉状態検出判定手段を、前記アクセルペダルの全閉状態
検出の有無の判定に加え、スロットルレバー全閉状態検
出無しが成立している状態が所定時間継続している条件
の成立・不成立を判定する構成とした。
【００１５】
【作用】請求項１（請求項５）に係る発明において、ス
ロットル開度（スロットルレバー開度）が所定開度以下
となってから所定時間以上経過し、かつスロットル全閉
スイッチ（スロットルレバー全閉スイッチ）がＯＮにな
ってから所定時間以上経過した条件が成立した状態で、
アクセル全閉スイッチがＯＮ（全閉状態）となっている
かＯＦＦとなっているかを判定し、アクセル全閉スイッ
チがＯＮとなっている場合には、正常と判定し、ＯＦＦ
となっている場合はこれが所定時間継続した場合に、異
常と判定される。
ロットル開度（スロットルレバー開度）が所定開度以下
となってから所定時間以上経過し、かつスロットル全閉
スイッチ（スロットルレバー全閉スイッチ）がＯＮにな
ってから所定時間以上経過した条件が成立した状態で、
アクセル全閉スイッチがＯＮ（全閉状態）となっている
かＯＦＦとなっているかを判定し、アクセル全閉スイッ
チがＯＮとなっている場合には、正常と判定し、ＯＦＦ
となっている場合はこれが所定時間継続した場合に、異
常と判定される。
【００１６】請求項２〜４（請求項６〜８）に係る発明
においては、スロットル開度センサ（スロットルレバー
開度センサ）によるスロットル開度（スロットルレバー
開度）及びスロットル全閉スイッチ（スロットルレバー
全閉スイッチ）からの信号に基づく各条件成立の決定並
びにアクセル全閉スイッチ信号に基づく異常判定の決定
に際して、所定のディレイ時間が設定され、スロットル
開度センサ（スロットルレバー開度センサ）やアクセル
全閉スイッチの作動点のばらつきによる誤判定が防止さ
れる。
においては、スロットル開度センサ（スロットルレバー
開度センサ）によるスロットル開度（スロットルレバー
開度）及びスロットル全閉スイッチ（スロットルレバー
全閉スイッチ）からの信号に基づく各条件成立の決定並
びにアクセル全閉スイッチ信号に基づく異常判定の決定
に際して、所定のディレイ時間が設定され、スロットル
開度センサ（スロットルレバー開度センサ）やアクセル
全閉スイッチの作動点のばらつきによる誤判定が防止さ
れる。
【００１７】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。図２は請求項１〜４記載の内燃機関の吸入空気
量制御装置における故障診断装置の一実施例を示すシス
テム図であり、図８と同一要素のものには同一符号を付
して説明を簡単にする。
述する。図２は請求項１〜４記載の内燃機関の吸入空気
量制御装置における故障診断装置の一実施例を示すシス
テム図であり、図８と同一要素のものには同一符号を付
して説明を簡単にする。
【００１８】図において、スロットル弁２を駆動するス
ロットルアクチュエータ３が設けられ、スロットル開度
センサ４と、アクセル開度センサ６と、回転数センサ７
とが設けられているていると共に、各センサ４，６，７
からの各種入力情報に基づいて前記スロットルアクチュ
エータ３を駆動制御するコントロールユニット８が設け
られた構成は従来と同様である。
ロットルアクチュエータ３が設けられ、スロットル開度
センサ４と、アクセル開度センサ６と、回転数センサ７
とが設けられているていると共に、各センサ４，６，７
からの各種入力情報に基づいて前記スロットルアクチュ
エータ３を駆動制御するコントロールユニット８が設け
られた構成は従来と同様である。
【００１９】ここで、アクセルペダル５の全閉状態を検
出するアクセル全閉スイッチ１３と、スロットル弁２の
全閉状態を検出するスロットル全閉スイッチ１４とが設
けられている。ここで、かかる構成に基づくアクセル全
閉スイッチ１３の故障診断は、前記コントロールユニッ
ト８にて行われ、以下のように実行される。
出するアクセル全閉スイッチ１３と、スロットル弁２の
全閉状態を検出するスロットル全閉スイッチ１４とが設
けられている。ここで、かかる構成に基づくアクセル全
閉スイッチ１３の故障診断は、前記コントロールユニッ
ト８にて行われ、以下のように実行される。
【００２０】図３を参照して説明すると、スロットル開
度が所定開度θ（例えば、１．４度）以上から以下とな
ってから所定時間Ｔ1 （例えば、３秒）以上経過し、か
つスロットル開度が所定開度（例えば、１度）以下にな
ってスロットル全閉スイッチ１４がＯＮ（全閉検出状
態）から所定時間Ｔ1 以上経過した状態で、アクセル全
閉スイッチ１３がＯＮ（全閉状態検出）となっている
か、ＯＦＦとなっているかを判定し、アクセル全閉スイ
ッチ１３がＯＮとなっている場合に、正常と判定し、Ｏ
ＦＦとなってこれが所定時間Ｔ2 （例えば、１０秒）以
上継続している場合に、異常と判定する。
度が所定開度θ（例えば、１．４度）以上から以下とな
ってから所定時間Ｔ1 （例えば、３秒）以上経過し、か
つスロットル開度が所定開度（例えば、１度）以下にな
ってスロットル全閉スイッチ１４がＯＮ（全閉検出状
態）から所定時間Ｔ1 以上経過した状態で、アクセル全
閉スイッチ１３がＯＮ（全閉状態検出）となっている
か、ＯＦＦとなっているかを判定し、アクセル全閉スイ
ッチ１３がＯＮとなっている場合に、正常と判定し、Ｏ
ＦＦとなってこれが所定時間Ｔ2 （例えば、１０秒）以
上継続している場合に、異常と判定する。
【００２１】かかるコントロールユニット８による故障
判定内容を図４及び図５のフローチャートに基づいて詳
述する。先ず、ステップ１（図では、Ｓ１と略記する。
以下同様）においては、スロットル開度が所定開度θ
（例えば、１．４度）以下であるか否かを判定し、以下
であれば、ステップ２に進む。このステップ２では、ス
ロットル開度が所定開度θ以下となってから所定時間Ｔ
1 （例えば、３秒）以上経過しているか否かを判定し、
経過していれば、ステップ３に進んで「条件１」成立の
フラグを立ててステップに進む。
判定内容を図４及び図５のフローチャートに基づいて詳
述する。先ず、ステップ１（図では、Ｓ１と略記する。
以下同様）においては、スロットル開度が所定開度θ
（例えば、１．４度）以下であるか否かを判定し、以下
であれば、ステップ２に進む。このステップ２では、ス
ロットル開度が所定開度θ以下となってから所定時間Ｔ
1 （例えば、３秒）以上経過しているか否かを判定し、
経過していれば、ステップ３に進んで「条件１」成立の
フラグを立ててステップに進む。
【００２２】ステップ１にて、スロットル開度が所定開
度θ以下でない場合並びにステップ２にて所定時間Ｔ1
以上経過していない場合には、夫々ステップ４に進ん
で、「条件１」不成立のフラグを立ててステップ５に進
む。ステップ５においては、スロットル全閉スイッチ１
４がＯＮ（全閉検出）であるか否かを判定し、ＯＮであ
れば、ステップ６に進む。このステップ６では、スロッ
トル開度が所定角度θ2 以下となってから所定時間Ｔ1
以上経過しているか否かを判定し、経過していれば、ス
テップ７に進んで「条件２」成立のフラグを立ててステ
ップ８に進む。
度θ以下でない場合並びにステップ２にて所定時間Ｔ1
以上経過していない場合には、夫々ステップ４に進ん
で、「条件１」不成立のフラグを立ててステップ５に進
む。ステップ５においては、スロットル全閉スイッチ１
４がＯＮ（全閉検出）であるか否かを判定し、ＯＮであ
れば、ステップ６に進む。このステップ６では、スロッ
トル開度が所定角度θ2 以下となってから所定時間Ｔ1
以上経過しているか否かを判定し、経過していれば、ス
テップ７に進んで「条件２」成立のフラグを立ててステ
ップ８に進む。
【００２３】ステップ５にて、スロットル開度が所定開
度θ2 以下でない場合並びにステップ６にて所定時間Ｔ
1 以上経過していない場合には、夫々ステップ９に進ん
で、「条件２」不成立のフラグを立ててステップ８に進
む。ステップ８では、前記フラグに基づいて「条件１」
成立であるか否かを判定し、成立していれば、ステップ
１０に進んで、今度は「条件２」成立であるか否かを判
定し、成立していれば、ステップ１１に進む。
度θ2 以下でない場合並びにステップ６にて所定時間Ｔ
1 以上経過していない場合には、夫々ステップ９に進ん
で、「条件２」不成立のフラグを立ててステップ８に進
む。ステップ８では、前記フラグに基づいて「条件１」
成立であるか否かを判定し、成立していれば、ステップ
１０に進んで、今度は「条件２」成立であるか否かを判
定し、成立していれば、ステップ１１に進む。
【００２４】ステップ８及びステップ１０にて、「条件
１」及び「条件２」が成立していないと判定されると、
正常と判定して、再度ステップ１から判定を開始する。
一方、ステップ１１においては、アクセル全閉スイッチ
１３が一度はＯＮ（全閉検出）したか否かを判定し、Ｏ
Ｎしていれば、正常と判定して、再度ステップ１から判
定を開始する。
１」及び「条件２」が成立していないと判定されると、
正常と判定して、再度ステップ１から判定を開始する。
一方、ステップ１１においては、アクセル全閉スイッチ
１３が一度はＯＮ（全閉検出）したか否かを判定し、Ｏ
Ｎしていれば、正常と判定して、再度ステップ１から判
定を開始する。
【００２５】又、ＯＦＦであれば、ステップ１２に進ん
で、アクセル全閉スイッチ１３のＯＦＦ状態が所定時間
Ｔ2 （＞Ｔ1 ：例えば、１０秒）以上継続しているか否
かを判定し、所定時間Ｔ2 以上継続した場合には、異常
と判定して、ステップ１３に進み、異常を報知する警告
灯を点灯する。所定時間Ｔ2 以上継続しない場合には、
再度ステップ１から判定を開始する。
で、アクセル全閉スイッチ１３のＯＦＦ状態が所定時間
Ｔ2 （＞Ｔ1 ：例えば、１０秒）以上継続しているか否
かを判定し、所定時間Ｔ2 以上継続した場合には、異常
と判定して、ステップ１３に進み、異常を報知する警告
灯を点灯する。所定時間Ｔ2 以上継続しない場合には、
再度ステップ１から判定を開始する。
【００２６】かかる構成によると、スロットル開度が所
定開度θ以下となってから所定時間Ｔ1 以上経過し、か
つスロットル全閉スイッチ１４がＯＮになってから所定
時間以上経過した条件が成立した状態で、アクセル全閉
スイッチ１３がＯＮ（全閉状態）となっているかＯＦＦ
となっているかを判定し、アクセル全閉スイッチ１３が
ＯＮとなっている場合には、正常と判定し、ＯＦＦとな
っている場合はこれが所定時間継続した場合に、異常と
判定するようにしたから、アクセル全閉スイッチ１３の
故障診断が容易にかつ確実に行え、例えば、アクセルペ
ダル５が全閉状態のときにスロットル弁２が全閉状態で
ないときに異常と判定するようにした技術において、ア
クセル全閉スイッチ１３の故障を未然に知見できる結
果、スロットル弁２の異常判定に支障を来すことがな
く、フェイルセーフ性能の向上を図ることができる。
定開度θ以下となってから所定時間Ｔ1 以上経過し、か
つスロットル全閉スイッチ１４がＯＮになってから所定
時間以上経過した条件が成立した状態で、アクセル全閉
スイッチ１３がＯＮ（全閉状態）となっているかＯＦＦ
となっているかを判定し、アクセル全閉スイッチ１３が
ＯＮとなっている場合には、正常と判定し、ＯＦＦとな
っている場合はこれが所定時間継続した場合に、異常と
判定するようにしたから、アクセル全閉スイッチ１３の
故障診断が容易にかつ確実に行え、例えば、アクセルペ
ダル５が全閉状態のときにスロットル弁２が全閉状態で
ないときに異常と判定するようにした技術において、ア
クセル全閉スイッチ１３の故障を未然に知見できる結
果、スロットル弁２の異常判定に支障を来すことがな
く、フェイルセーフ性能の向上を図ることができる。
【００２７】特に、スロットル開度センサ４によるスロ
ットル開度及びスロットル全閉スイッチ１４からの信号
に基づく各条件成立の決定並びにアクセル全閉スイッチ
１３からの信号に基づく異常判定の決定に際して、所定
のディレイ時間（Ｔ1 ，Ｔ2）を設定するようにしたか
ら、スロットル開度センサ４、スロットル全閉スイッチ
１４及びアクセル全閉スイッチ１３の作動点のばらつき
による誤判定を防止することができる。
ットル開度及びスロットル全閉スイッチ１４からの信号
に基づく各条件成立の決定並びにアクセル全閉スイッチ
１３からの信号に基づく異常判定の決定に際して、所定
のディレイ時間（Ｔ1 ，Ｔ2）を設定するようにしたか
ら、スロットル開度センサ４、スロットル全閉スイッチ
１４及びアクセル全閉スイッチ１３の作動点のばらつき
による誤判定を防止することができる。
【００２８】尚、１度でも正常判定がなされた場合に
は、次回の条件成立後の異常判定はキャンセルして、正
常判定を出力するようにする。又、図３の斜線で示す領
域のように、スロットル全閉スイッチ１４ＯＮでアクセ
ル全閉スイッチ１３ＯＦＦの状態となる領域が正常状態
で存在するが、これを回避するには、連続的に故障判定
すれば良い。
は、次回の条件成立後の異常判定はキャンセルして、正
常判定を出力するようにする。又、図３の斜線で示す領
域のように、スロットル全閉スイッチ１４ＯＮでアクセ
ル全閉スイッチ１３ＯＦＦの状態となる領域が正常状態
で存在するが、これを回避するには、連続的に故障判定
すれば良い。
【００２９】例えば、１回目が異常判定、２回目が正常
判定ならば、正常、１回目が異常判定、２回目も異常判
定ならば、異常とする。更に、上記実施例におけるＴ1
を、例えば３秒とし、Ｔ2 を、例えば１０秒としたが、
これに限らず、Ｔ1 を短めに設定し、Ｔ2 を長めに設定
すれば良い。又、アクセルペダル５の戻り速度（角速
度）をスロットル開度センサ４にて判定し、踏み外しを
想定した一定速度以上で戻った時に判定を開始するよう
にすると良い。
判定ならば、正常、１回目が異常判定、２回目も異常判
定ならば、異常とする。更に、上記実施例におけるＴ1
を、例えば３秒とし、Ｔ2 を、例えば１０秒としたが、
これに限らず、Ｔ1 を短めに設定し、Ｔ2 を長めに設定
すれば良い。又、アクセルペダル５の戻り速度（角速
度）をスロットル開度センサ４にて判定し、踏み外しを
想定した一定速度以上で戻った時に判定を開始するよう
にすると良い。
【００３０】一方、図６は請求項５〜８記載の内燃機関
の燃料噴射量制御装置における故障診断装置の一実施例
を示すシステム図、図７は、燃料噴射量制御装置におけ
る燃料噴射ポンプの要部断面図である。図６において、
ディーゼル機関の燃焼室に装着された燃料噴射ノズルに
は、燃料噴射ポンプ２１から各気筒に分配して燃料が圧
送供給され、該燃料噴射ノズルから燃焼室に向けて燃料
が噴射され、噴射された燃料は圧縮行程末期に着火して
燃焼される。
の燃料噴射量制御装置における故障診断装置の一実施例
を示すシステム図、図７は、燃料噴射量制御装置におけ
る燃料噴射ポンプの要部断面図である。図６において、
ディーゼル機関の燃焼室に装着された燃料噴射ノズルに
は、燃料噴射ポンプ２１から各気筒に分配して燃料が圧
送供給され、該燃料噴射ノズルから燃焼室に向けて燃料
が噴射され、噴射された燃料は圧縮行程末期に着火して
燃焼される。
【００３１】前記燃料噴射ポンプ２１の燃料噴射量を調
節する後述のスピルリングの位置を変更する駆動手段
（スロットルレバー２２、回転レバー、スロットルレバ
ー２２の開度を制御するスロットルアクチュエータとし
てのステップモータ２３）が設けられており、かかる駆
動手段を作動させる制御部がコントロールユニット２４
に設けられている。
節する後述のスピルリングの位置を変更する駆動手段
（スロットルレバー２２、回転レバー、スロットルレバ
ー２２の開度を制御するスロットルアクチュエータとし
てのステップモータ２３）が設けられており、かかる駆
動手段を作動させる制御部がコントロールユニット２４
に設けられている。
【００３２】前記コントロールユニット２４には、スロ
ットルレバー開度センサ２５と、アクセル開度センサ２
６と、回転数センサ２７からの検出信号が入力され、こ
れらセンサ等の出力に応じて前記ステップモータ２３の
駆動が制御される。一方、図７において、燃料噴射ポン
プ２１の内部には、燃料を圧送するプランジャ３０に軸
方向に移動自在に嵌合されたスピルリング３１が設けら
れており、該スピルリング３１の位置が変わるとプラン
ジャ３０の圧送ストロークが変わることにより燃料噴射
量が制御される。
ットルレバー開度センサ２５と、アクセル開度センサ２
６と、回転数センサ２７からの検出信号が入力され、こ
れらセンサ等の出力に応じて前記ステップモータ２３の
駆動が制御される。一方、図７において、燃料噴射ポン
プ２１の内部には、燃料を圧送するプランジャ３０に軸
方向に移動自在に嵌合されたスピルリング３１が設けら
れており、該スピルリング３１の位置が変わるとプラン
ジャ３０の圧送ストロークが変わることにより燃料噴射
量が制御される。
【００３３】前記スピルリング３１は、エンジンの運転
状況に対応して回転する図示しないフライウエイトの遠
心力により作動する制御レバー３６と、各スプリング３
３ａ〜３３ｃを介してアクセルレバー３４と連動するテ
ンションレバー３５とに連係されており、フライウエイ
トの遠心力と各スプリング３３ａ〜３３ｃの付勢力とが
釣り合う位置で停止している。
状況に対応して回転する図示しないフライウエイトの遠
心力により作動する制御レバー３６と、各スプリング３
３ａ〜３３ｃを介してアクセルレバー３４と連動するテ
ンションレバー３５とに連係されており、フライウエイ
トの遠心力と各スプリング３３ａ〜３３ｃの付勢力とが
釣り合う位置で停止している。
【００３４】尚、燃料噴射ポンプ２１の噴射量は、エン
ジン燃焼室に吸入される空気量と対応して適正な空燃比
となるように設定されている。そして、ステップモータ
２３は、燃料噴射ポンプ２１の外壁に取り付けられてお
り、そのロータの回転角に対応して段階的に伸縮するロ
ッド２３ａが燃料噴射ポンプ２１の外壁より突出するス
ロットルレバー２２の上端に係合されている。スロット
ルレバー２２の下端は軸部に回動自在に支持されている
と共に、軸部にはスロットルレバー２２と共動する回転
レバー３７が枢着されている。回転レバー３７は、その
軸部に嵌合されたボス部に外周半径が段階的に増減する
カム部を有し、該カム部はテンションレバー３５の上端
に当接している。これにより、ステップモータ２３を駆
動させるとロッドの伸縮に伴って回転する回転レバー３
７のカム部によりテンションレバー３５が変位して、ス
ピルリング３１の位置がロッドの伸縮量に応じて移動可
能となる。
ジン燃焼室に吸入される空気量と対応して適正な空燃比
となるように設定されている。そして、ステップモータ
２３は、燃料噴射ポンプ２１の外壁に取り付けられてお
り、そのロータの回転角に対応して段階的に伸縮するロ
ッド２３ａが燃料噴射ポンプ２１の外壁より突出するス
ロットルレバー２２の上端に係合されている。スロット
ルレバー２２の下端は軸部に回動自在に支持されている
と共に、軸部にはスロットルレバー２２と共動する回転
レバー３７が枢着されている。回転レバー３７は、その
軸部に嵌合されたボス部に外周半径が段階的に増減する
カム部を有し、該カム部はテンションレバー３５の上端
に当接している。これにより、ステップモータ２３を駆
動させるとロッドの伸縮に伴って回転する回転レバー３
７のカム部によりテンションレバー３５が変位して、ス
ピルリング３１の位置がロッドの伸縮量に応じて移動可
能となる。
【００３５】ここで、アクセルペダルの全閉状態を検出
するアクセル全閉スイッチ２８と、スロットルレバー２
２の全閉状態を検出するスロットルレバー全閉スイッチ
２９とが設けられている。ここで、かかる構成に基づく
アクセル全閉スイッチ２８の故障診断は、前記コントロ
ールユニット２４にて行われ、図４及び図５において説
明したフローチャートと同様に行われるから説明は省略
する。
するアクセル全閉スイッチ２８と、スロットルレバー２
２の全閉状態を検出するスロットルレバー全閉スイッチ
２９とが設けられている。ここで、かかる構成に基づく
アクセル全閉スイッチ２８の故障診断は、前記コントロ
ールユニット２４にて行われ、図４及び図５において説
明したフローチャートと同様に行われるから説明は省略
する。
【００３６】この場合、図２の実施例のスロットル弁
を、スロットルレバーに、スロットル開度センサを、ス
ロットルレバー開度センサに、スロットル全閉スイッチ
を、スロットルレバー全閉スイッチに置き換えれば良
い。以上のディーゼル機関の燃料噴射量制御装置におい
ても、フェイルセーフ性能の向上を図ることができると
共に、スロットルレバー開度センサ、スロットルレバー
全閉スイッチ及びアクセル全閉スイッチの作動点のばら
つきによる誤判定を防止することができ、特に、アイド
ル運転時等の低負荷領域において、主として燃料噴射量
制御の改善、例えばハイアイドル回転の解消、頻度の抑
制等に寄与する。
を、スロットルレバーに、スロットル開度センサを、ス
ロットルレバー開度センサに、スロットル全閉スイッチ
を、スロットルレバー全閉スイッチに置き換えれば良
い。以上のディーゼル機関の燃料噴射量制御装置におい
ても、フェイルセーフ性能の向上を図ることができると
共に、スロットルレバー開度センサ、スロットルレバー
全閉スイッチ及びアクセル全閉スイッチの作動点のばら
つきによる誤判定を防止することができ、特に、アイド
ル運転時等の低負荷領域において、主として燃料噴射量
制御の改善、例えばハイアイドル回転の解消、頻度の抑
制等に寄与する。
【００３７】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１（請求項
５）に係る発明によれば、アクセル全閉スイッチの故障
診断が容易にかつ確実に行え、例えば、アクセルペダル
が全閉状態のときにスロットル弁（スロットルレバー）
が全閉状態でないときに異常と判定するようにした技術
において、アクセル全閉スイッチの故障を未然に知見で
きる結果、スロットル弁（スロットルレバー）の異常判
定に支障を来すことがなく、フェイルセーフ性能の向上
を図ることができる。
５）に係る発明によれば、アクセル全閉スイッチの故障
診断が容易にかつ確実に行え、例えば、アクセルペダル
が全閉状態のときにスロットル弁（スロットルレバー）
が全閉状態でないときに異常と判定するようにした技術
において、アクセル全閉スイッチの故障を未然に知見で
きる結果、スロットル弁（スロットルレバー）の異常判
定に支障を来すことがなく、フェイルセーフ性能の向上
を図ることができる。
【００３８】請求項２〜４（請求項６〜８）に係る発明
によると、スロットル開度センサ（スロットルレバー開
度センサ）によるスロットル開度（スロットルレバー開
度）及びスロットル全閉スイッチ（スロットルレバー全
閉スイッチ）からの信号に基づく各条件成立の決定並び
にアクセル全閉スイッチ信号に基づく異常判定の決定に
際して、所定のディレイ時間を設定するようにしたか
ら、スロットル開度センサ（スロットルレバー開度セン
サ）やアクセル全閉スイッチの作動点のばらつきによる
誤判定を防止することができる。
によると、スロットル開度センサ（スロットルレバー開
度センサ）によるスロットル開度（スロットルレバー開
度）及びスロットル全閉スイッチ（スロットルレバー全
閉スイッチ）からの信号に基づく各条件成立の決定並び
にアクセル全閉スイッチ信号に基づく異常判定の決定に
際して、所定のディレイ時間を設定するようにしたか
ら、スロットル開度センサ（スロットルレバー開度セン
サ）やアクセル全閉スイッチの作動点のばらつきによる
誤判定を防止することができる。
【図１】 請求項１〜４に係る発明の構成図
【図２】 同上の発明の一実施例のシステム図
【図３】 同上の発明の故障診断を概略的に説明する図
【図４】 同上実施例の制御内容を説明するフローチャ
ート
ート
【図５】 同上実施例の制御内容を説明するフローチャ
ート
ート
【図６】 請求項５〜８に係る発明の一実施例のシステ
ム図
ム図
【図７】 同上実施例における燃料噴射ポンプの要部断
面図
面図
【図８】 従来の内燃機関の吸入空気量制御装置のシス
テム図
テム図
１ 内燃機関 ２ スロットル弁 ３ スロットルアクチュエータ ４ スロットル開度センサ ６ アクセル開度センサ ８ コントロールユニット １３ アクセル全閉スイッチ １４ スロットル全閉スイッチ ２１ 燃料噴射ポンプ ２２ スロットルレバー ２３ ステップモータ２３ ２４ コントロールユニット ２５ スロットルレバー開度センサ ２６ アクセル開度センサ ２８ アクセル全閉スイッチ ２９ スロットルレバー全閉スイッチ
Claims (8)
- 【請求項１】アクセルペダルの開度を検出するアクセル
開度センサと、スロットル弁の開度を検出するスロット
ル開度センサと、両開度センサの出力に応じてスロット
ル弁の開度を制御するスロットルアクチュエータと、を
含んで構成される内燃機関の吸入空気量制御装置におい
て、 アクセルペダルの全閉状態を検出するアクセル全閉スイ
ッチと、 スロットル弁の全閉状態を検出するスロットル全閉スイ
ッチと、 前記スロットル開度センサにより検出されたスロットル
開度が所定開度以下の条件の成立・不成立を判定する第
１の条件判定手段と、 前記スロットル全閉スイッチによるスロットル弁全閉状
態検出の条件の成立・不成立を判定する第２の条件判定
手段と、 前記アクセル全閉スイッチによるアクセルペダルの全閉
状態検出の有無を判定するアクセルペダル全閉状態検出
判定手段と、 前記第１及び第２の条件判定手段により全ての条件成立
が判定された際に、前記アクセルペダル全閉状態検出判
定手段によりアクセルペダルの全閉状態検出無しが判定
された場合に、アクセル全閉スイッチが異常であると判
定する異常判定手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の吸入空
気量制御装置における故障診断装置。 - 【請求項２】第１の条件判定手段は、前記スロットル開
度が所定開度以下の条件判定に加え、当該条件が成立後
所定時間経過している条件の成立・不成立を判定するこ
とを特徴とする請求項１記載の内燃機関の吸入空気量制
御装置における故障診断装置。 - 【請求項３】第２の条件判定手段は、前記スロットル弁
全閉状態検出の条件判定に加え、当該条件が成立後所定
時間経過している条件の成立・不成立を判定することを
特徴とする請求項１又は２記載の内燃機関の吸入空気量
制御装置における故障診断装置。 - 【請求項４】アクセルペダル全閉状態検出判定手段は、
前記アクセルペダルの全閉状態検出の有無の判定に加
え、スロットル弁全閉状態検出無しが成立している状態
が所定時間継続している条件の成立・不成立を判定する
ことを特徴とする請求項１〜３のうちいずれか１つに記
載の内燃機関の吸入空気量制御装置における故障診断装
置。 - 【請求項５】アクセルペダルの開度を検出するアクセル
開度センサと、燃料噴射ポンプのスロットルレバーの開
度を検出するスロットルレバー開度センサと、両開度セ
ンサの出力に応じてスロットルレバーの開度を制御する
スロットルアクチュエータと、を含んで構成される内燃
機関の燃料噴射量制御装置において、 アクセルペダルの全閉状態を検出するアクセル全閉スイ
ッチと、 スロットルレバーの全閉状態を検出するスロットルレバ
ー全閉スイッチと、 前記スロットルレバー開度センサにより検出されたスロ
ットルレバー開度が所定開度以下の条件の成立・不成立
を判定する第１の条件判定手段と、 前記スロットルレバー全閉スイッチによるスロットルレ
バー全閉状態検出の条件の成立・不成立を判定する第２
の条件判定手段と、 前記アクセル全閉スイッチによるアクセルペダルの全閉
状態検出の有無を判定するアクセルペダル全閉状態検出
判定手段と、 前記第１及び第２の条件判定手段により全ての条件成立
が判定された際に、前記アクセルペダル全閉状態検出判
定手段によりアクセルペダルの全閉状態検出無しが判定
された場合に、アクセル全閉スイッチが異常であると判
定する異常判定手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の燃料噴
射量制御装置における故障診断装置。 - 【請求項６】第１の条件判定手段は、前記スロットルレ
バー開度が所定開度以下の条件判定に加え、当該条件が
成立後所定時間経過している条件の成立・不成立を判定
することを特徴とする請求項５記載の内燃機関の燃料噴
射量制御装置における故障診断装置。 - 【請求項７】第２の条件判定手段は、前記スロットルレ
バー全閉状態検出の条件判定に加え、当該条件が成立後
所定時間経過している条件の成立・不成立を判定するこ
とを特徴とする請求項５又は６記載の内燃機関の燃料噴
射量制御装置における故障診断装置。 - 【請求項８】アクセルペダル全閉状態検出判定手段は、
前記アクセルペダルの全閉状態検出の有無の判定に加
え、スロットルレバー全閉状態検出無しが成立している
状態が所定時間継続している条件の成立・不成立を判定
することを特徴とする請求項５〜７のうちいずれか１つ
に記載の内燃機関の燃料噴射量制御装置における故障診
断装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7163836A JPH0914005A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 内燃機関の吸入空気量制御装置及び燃料噴射量制御装置における故障診断装置 |
| DE19626090A DE19626090C2 (de) | 1995-06-29 | 1996-06-28 | Versuchsvorrichtung für ein Brennstoffbeschickungs-Einlaßsystem |
| US08/674,235 US5726356A (en) | 1995-06-29 | 1996-06-28 | Testing apparatus for combustible charge intake system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7163836A JPH0914005A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 内燃機関の吸入空気量制御装置及び燃料噴射量制御装置における故障診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914005A true JPH0914005A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15781676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7163836A Pending JPH0914005A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 内燃機関の吸入空気量制御装置及び燃料噴射量制御装置における故障診断装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5726356A (ja) |
| JP (1) | JPH0914005A (ja) |
| DE (1) | DE19626090C2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4231432A1 (de) * | 1992-09-19 | 1994-03-24 | Vdo Schindling | Verfahren und Einrichtung zur digitalen Steuerung eines Leistungs-Stellgliedes einer Brennkraftmaschine |
| CN101957268B (zh) * | 2010-09-26 | 2012-02-15 | 苏州博泰测控技术有限公司 | 电子油门踏板下线自动检测试验台 |
| JP6442425B2 (ja) * | 2016-03-08 | 2018-12-19 | 豊田鉄工株式会社 | スロットル弁開閉制御装置 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS588262A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-18 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の故障診断装置 |
| JPS59190441A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-29 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用アクセル制御装置 |
| GB8908661D0 (en) * | 1989-04-17 | 1989-06-01 | Lucas Ind Plc | Engine throttle control system |
| US5193506A (en) * | 1989-04-17 | 1993-03-16 | Lucas Industries Public Limited Company | Engine throttle control system |
| US5255653A (en) * | 1989-04-17 | 1993-10-26 | Lucas Industries Public Limited Company | Engine throttle control system |
| JPH0833110B2 (ja) * | 1990-08-08 | 1996-03-29 | 本田技研工業株式会社 | アクセルペダル位置センサ及びスロットル弁位置センサ間の誤差修正装置 |
| US5137004A (en) * | 1990-08-28 | 1992-08-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Trouble diagnosis device for EGR system |
| US5079946A (en) * | 1990-10-25 | 1992-01-14 | Delco Electronics Corp. | Valve position sensor diagnostic |
| US5321980A (en) * | 1991-05-10 | 1994-06-21 | Williams Controls, Inc. | Integrated throttle position sensor with independent position validation sensor |
| JPH05296097A (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-09 | Mitsubishi Electric Corp | エンジンの吸入空気量制御装置 |
| JP3003408B2 (ja) * | 1992-09-09 | 2000-01-31 | 三菱電機株式会社 | エンジンのスロットル弁装置 |
| US5521825A (en) * | 1993-10-06 | 1996-05-28 | General Motors Corporation | Engine inlet air valve positioning |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP7163836A patent/JPH0914005A/ja active Pending
-
1996
- 1996-06-28 US US08/674,235 patent/US5726356A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-28 DE DE19626090A patent/DE19626090C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19626090A1 (de) | 1997-01-02 |
| DE19626090C2 (de) | 1998-08-06 |
| US5726356A (en) | 1998-03-10 |
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