JP2964210B2 - 筒内圧センサの診断装置 - Google Patents

筒内圧センサの診断装置

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JP2964210B2
JP2964210B2 JP6131660A JP13166094A JP2964210B2 JP 2964210 B2 JP2964210 B2 JP 2964210B2 JP 6131660 A JP6131660 A JP 6131660A JP 13166094 A JP13166094 A JP 13166094A JP 2964210 B2 JP2964210 B2 JP 2964210B2
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    • Y02T10/40Engine management systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筒内圧センサの診断装置
に関し、詳しくは、機関の非燃焼時における検出信号に
基づいて筒内圧センサの故障診断を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃焼状態を把握する方法とし
て、従来から、シリンダ内での燃焼ガスの圧力を検出す
る方法が知られている(特開平4−224275号公報
等参照)。ここで、前記燃焼ガスの圧力を検出するため
に設けられる筒内圧センサに故障が生じると、燃焼状態
の把握に誤りを生じることになり、以て、燃焼状態の把
握に基づく機関制御が不適切となって排気性状の悪化な
どを招く惧れがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前記筒内圧セ
ンサの故障を診断する装置の提供が望まれ、燃焼ばらつ
きに影響されることなくセンサ出力レベルの異常を診断
する方法としては、所謂減速燃料カット中における筒内
圧センサの出力に基づいて診断する方法が考えられる。
【0004】しかしながら、前記減速燃料カット中にお
ける診断では、燃料カット中に回転速度の降下によって
機関のブーストが大きく変動し、これに伴って筒内圧が
大きく変動するために、高い精度で故障診断を行わせる
ことが困難であるという問題があった。本発明は上記問
題点に鑑みなされたものであり、機関の非燃焼状態にお
けるセンサ出力に基づく筒内圧センサの故障診断が、高
精度に行える診断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる筒内圧センサの診断装置は、内燃機関の筒内圧
を検出する筒内圧センサの診断装置であって、図1に示
すように構成される。図1において、イグニッションO
FF検出手段は、イグニッションスイッチのOFF操作
を検出する。
【0006】そして、センサ診断手段は、イグニッショ
ンOFF検出手段によるイグニッションスイッチのOF
F操作検出後の機関の慣性回転中において、前記筒内圧
センサの検出信号をサンプリングし、該サンプリングし
た検出信号に基づいて前記筒内圧センサの故障を判別す
る。請求項2の発明にかかる診断装置では、図1中点線
で示したように、機関におけるスロットル操作の有無を
検出するスロットル操作検出手段を設け、前記センサ診
断手段が、前記スロットル操作検出手段によりスロット
ル操作が行われていないことが検出されているときにの
み検出信号をサンプリングする構成とした。
【0007】請求項3の発明にかかる診断装置では、図
1中点線で示したように、前記イグニッションOFF検
出手段によるイグニッションスイッチのOFF操作検出
後の所定期間において、機関の運転を強制的に継続させ
る機関運転継続手段と、この機関運転継続手段による機
関運転の継続中に、スロットル弁をバイパスして設けら
れる補助空気通路に介装された補助空気量調整弁の開度
を強制的に所定開度に制御する補助空気量強制制御手段
と、を設ける構成とした。
【0008】請求項4の発明にかかる診断装置では、前
記センサ診断手段が、1燃焼サイクル毎の所定積分期間
において前記筒内圧センサの検出信号をサンプリングし
て積分し、該積分値が所定基準値を下回るときに筒内圧
センサの故障を判定する構成とした。
【0009】
【作用】請求項1の発明にかかる診断装置によると、イ
グニッションスイッチがOFF操作されて機関が停止す
るまでの間の慣性回転中において、筒内圧センサの検出
信号が非燃焼状態における検出出力としてサンプリング
され、該サンプリングされた検出信号に基づいてセンサ
の故障診断が行われる。イグニッションスイッチOFF
後の慣性回転時は、一般に回転速度が低いために比較的
ブースト変化が小さく、以て、筒内圧が比較的安定した
状況であるから、筒内圧センサが所期の検出信号を出力
しているか否かを精度良く判定することが可能である。
【0010】また、請求項2の発明にかかる診断装置で
は、上記のようにイグニッションスイッチOFF後の慣
性回転時に筒内圧センサの診断を行う構成において、慣
性回転中にスロットル操作が行われると、ブースト変化
が生じて筒内圧の変動を招く惧れがあるので、スロット
ル操作が行われていないときにのみ診断させる構成とし
て、診断精度が確保できるようにした。
【0011】また、請求項3の発明にかかる診断装置で
は、イグニッションスイッチOFFに同期して機関の運
転を直ちに停止させるのではなく、ある期間は機関の運
転を継続させる構成とし、かつ、かかる継続中において
補助空気量調整弁の開度を所定開度に強制的に制御する
ことで、比較的高い一定の回転速度条件から機関が停止
される構成とし、診断における運転条件を安定化させる
と共に、慣性回転する期間を確保して診断の機会が確実
に得られるようにする。
【0012】更に、請求項4の発明にかかる診断装置で
は、前記慣性回転中に、1燃焼サイクル毎の所定積分区
間において筒内圧センサの検出信号を積分し、該積分値
に基づいて診断させる構成とすることで、ノイズ影響等
を排除して診断を行わせることを可能とした。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。一実施例
を示す図2において、内燃機関1には、エアクリーナ
2,スロットルチャンバ3,吸気マニホールド4を介し
て空気が吸入される。そして、機関1からの燃焼排気
は、排気マニホールド5,排気ダクト6,三元触媒7,
マフラー8を介して大気中に排出される。
【0014】前記スロットルチャンバ3には、図示しな
いアクセルペダルに連動して開閉するスロットル弁9が
設けられており、このスロットル弁9によって機関1の
吸入空気量が調整されるようになっている。また、各気
筒(#1〜#4)毎に筒内圧センサ10a〜10dを設けて
ある。前記筒内圧センサ10a〜10dとしては、実開昭6
3−17432号公報に開示されるような点火栓(図示
省略)の座金として装着されるタイプのものを用いてい
る。即ち、筒内圧センサ10a〜10dは、リング状に形成
された圧電素子及び電極等からなり、点火栓とシリンダ
ヘッド(点火栓取付け座面)との間に挟み込まれ、燃焼
圧による点火栓の変位に応じて変化するセンサ荷重を筒
内圧変動として検出する構成のセンサである。
【0015】但し、筒内圧センサ10a〜10dを、上記の
座金タイプに限定するものではなく、例えば特開平4−
81557号公報に開示されるようなセンサ部を直接燃
焼室内に臨ませて筒内圧を絶対圧として検出するタイプ
のものであっても良い。また、機関1の図示しないカム
軸には、カム軸の回転を介してクランク角を検出するク
ランク角センサ11が設けられている。
【0016】このクランク角センサ11は、本実施例の4
気筒機関1において、気筒間の行程位相差に相当するク
ランク角180 °毎の基準角度信号REFと、単位クラン
ク角(1°或いは2°)毎の単位角度信号POSとをそ
れぞれ出力する。尚、前記基準角度信号REFは、気筒
判別が行なえるように、例えば少なくとも特定1気筒に
対応する検出信号がそのパルス幅等によって他の検出信
号と区別できるようになっている。
【0017】また、スロットル弁9の上流側には、機関
の吸入空気流量Qを検出するエアフローメータ12が設け
られ、スロットル弁9には、その開度TVOを検出する
ポテンショメータ式のスロットルセンサ13が設けられて
いる。更に、前記スロットル弁9をバイパスして補助空
気通路14が設けられ、該補助空気通路14には、機関制御
用に設けられたコントロールユニット17によってその開
閉がデューティ制御される電磁式の補助空気量調整弁15
が介装されている。
【0018】一方、吸気マニホールド4の各ブランチ部
には、各気筒別に電磁式の燃料噴射弁16が設けられてい
る。前記燃料噴射弁16は、前記コントロールユニット17
からの噴射パルス信号に応じて開閉制御され、図示しな
いプレッシャレギュレータにより所定圧力に調整された
燃料を間欠的に噴射供給する。ここで、前記筒内圧セン
サ10a〜10d,クランク角センサ11,エアフローメータ
12,スロットルセンサ13からの検出信号、及び、イグニ
ッションスイッチ18のON・OFF信号が、前記コント
ロールユニット17に入力されるようにしてある。
【0019】そして、マイクロコンピュータを内蔵した
コントロールユニット17は、前記各センサの出力に基づ
いて燃料噴射弁16の噴射量(噴射パルス幅)を制御し
て、所定空燃比の混合気を形成させる。また、前記補助
空気量調整弁15の開度を、機関1の冷却水温度等に基づ
た基本デューティや、アイドル運転時の回転速度を目標
速度に一致させるためのフィードバック補正デューティ
などによって決定されるデューティによって制御して、
補助空気通路14を介して機関に吸入される補助空気量を
調整する。
【0020】更に、コントロールユニット17は、前記筒
内圧センサ10a〜10dによって検出される各気筒別の燃
焼圧に基づいて、各気筒別に失火診断を行う。具体的に
は、各気筒別に1燃焼サイクル毎の所定積分区間(例え
ばBTDC10°〜ATDC100 °或いはTDC〜ATD
C110 °)において、筒内圧センサ10a〜10dの検出信
号を一定角度毎にサンプリングしてこれを積分し、該積
分値IMEPと機関運転条件に応じて設定される基準値
との比較によって、失火による燃焼圧の低下を判別し、
以て、気筒毎に失火発生の有無を検出する。
【0021】ここで、筒内圧センサ10a〜10dに故障
(劣化を含む)が生じると、燃焼圧の検出精度が悪化
し、以て、前記失火診断の精度が悪化することになって
しまう。そこで、コントロールユニット17は、図3のフ
ローチャートに示すようにして、前記筒内圧センサ10a
〜10dの故障診断を行う。尚、本実施例において、イグ
ニッションOFF検出手段及びセンサ診断手段としての
機能は、前記図3のフローチャートに示すようにコント
ロールユニット17が備えており、また、スロットル操作
検出手段は、後述するように前記スロットルセンサ13が
該当する。
【0022】図3のフローチャートは、前記イグニッシ
ョンスイッチ18のON→OFF操作(以下、単にOFF
操作という)に伴って割込み実行されるルーチンを示
し、イグニッションスイッチ18がOFF操作されると、
まず、ステップ1(図中ではS1としてある。以下同
様)において、機関1が慣性による回転中であるか否か
を判別する。
【0023】即ち、イグニッションスイッチ18がOFF
操作されると、燃料噴射弁16による燃料噴射及び点火栓
(図示省略)による点火が停止され、機関1は慣性力に
よってある期間回転して停止することになり、前記ステ
ップ1では、イグニッションスイッチ18がOFF操作さ
れてから機関回転が実際に停止するまでの期間であるか
否かを、クランク角センサ11からの回転信号に基づいて
判別する。
【0024】機関1が慣性回転中であると判別される
と、次にステップ2へ進み、スロットル操作が行われて
いる状態であるか否かを、スロットルセンサ13で検出さ
れるスロットル弁開度TVOに基づいて判別する。本実
施例では、機関1の慣性回転中において、非燃焼状態に
おける実際の筒内圧に対応する出力が、筒内圧センサ10
a〜10dから出力されているか否かによって、筒内圧セ
ンサ10a〜10dの故障診断を行うものであり、実際の筒
内圧が変動すると、故障診断の精度が悪化するので、ブ
ースト変化(筒内圧変化)の原因となるスロットル操作
が行われていないことを診断条件とするものである。
【0025】尚、前記ステップ2では、スロットル弁9
の全閉状態を、スロットル操作が行われていない状態と
見做しても良いし、また、スロットル弁開度TVOの変
化がない状態をスロットル操作が行われていない状態と
見做しても良い。更に、ステップ2の判定を省略して、
診断制御を簡略化することも可能である。ステップ2で
スロットル操作が行われていないことを確認すると、次
のステップ3では、失火診断時と同様にして筒内圧セン
サ10a〜10dの検出信号を所定積分区間でサンプリング
して積分し、筒内圧積分値IMEPを算出する。
【0026】ステップ4では、前記積分値IMEPと、
予め機関停止直前の慣性回転中における実際の筒内圧に
基づいて設定された基準値とを比較する。前記慣性運転
中に算出された積分値IMEPが前記基準値を下回ると
きには、筒内圧センサ10a〜10dに何らかの異常が生
じ、所期の出力を下回る出力特性になっているものと見
做し、この場合にはステップ5へ進んで、当該筒内圧セ
ンサ10a〜10dの故障を判定する。
【0027】一方、ステップ4で、前記慣性運転中に算
出された積分値IMEPが前記基準値以上であると判別
されたときには、少なくとも故障(劣化)による出力低
下は生じていないものと判断し、ステップ6へ進んで、
筒内圧センサ10a〜10dの正常状態を判定する。前記慣
性回転中は、非燃焼状態であって、燃焼ばらつきの影響
を受けずにセンサ出力を判別することができると共に、
イグニッションスイッチ18のOFF操作後の慣性回転時
は、例えば減速燃料カット時に比べて回転速度が充分に
低いため、回転変化によるブースト変化(筒内圧変化)
が充分に小さく、センサによる筒内圧の検出結果を一定
の基準値と比較することで、精度の良い故障診断が行え
る。然も、慣性回転中にスロットル操作が行われていな
いことを診断の条件とすることで、更に筒内圧が安定し
た条件での故障診断が可能となっている。
【0028】尚、上記実施例では、イグニッションスイ
ッチ18OFF後の慣性回転中における筒内圧センサ10a
〜10dの検出値を積分させ、該積分値に基づいて故障診
断を行わせる構成としたが、例えば、筒内圧センサ10a
〜10dで検出される筒内圧のピーク値や、所定クランク
角位置における検出値を用いて診断させる構成としても
良い。但し、上記実施例のように、所定の積分区間で検
出値を積分させる構成とすれば、積分値がノイズ成分で
大幅に変化することがないので、ノイズが診断に与える
悪影響を抑制することができる。
【0029】ところで、上記実施例では、イグニッショ
ンスイッチ18のOFF操作に伴って通常に燃料制御,点
火制御を停止させて、このときの慣性回転状態において
筒内圧センサ10a〜10dの故障診断を行わせる構成とし
たが、図4のフローチャートに示す第2実施例のよう
に、慣性回転に移行させる前に一定の条件を積極的に作
り出して、筒内圧センサ10a〜10dの故障診断が安定し
た条件の下で行われるようにしても良い。
【0030】尚、第2実施例において、イグニッション
OFF検出手段,センサ診断手段,機関運転継続手段及
び補助空気量強制制御手段としての機能は、図4のフロ
ーチャートに示すように、コントロールユニット17が備
えている。図4のフローチャートは、前述と同様に、イ
グニッションスイッチ18のOFF操作に伴って割込み実
行されるルーチンを示し、まず、ステップ11では、イグ
ニッションスイッチ18のOFF操作が行われてから所定
時間が経過したか否かを判別する。
【0031】そして、所定時間が経過するまでは、ステ
ップ12へ進み、前記補助空気量調整弁15の開度を予め設
定された所定開度Xに強制的に制御し、次のステップ13
では、燃料制御,点火制御を継続させて機関が継続的に
運転されるようにする。前記開度Xは、通常制御で設定
される開度よりも大きめの開度に設定され、これによっ
てある程度回転速度を高くして所定時間運転が継続され
るようにしてある。
【0032】イグニッションスイッチ18がOFF操作さ
れた後、前記所定時間だけ回転速度を高めにして運転を
継続すると、今度は、ステップ11からステップ14へ進
み、ここで初めて燃料制御,点火制御を停止させる。そ
して、ステップ15,16で、慣性回転中であって、かつ、
スロットル操作されていないことを確認し、これらの条
件が整っているときには、ステップ17へ進む。ステップ
17では、前述のように筒内圧センサ10a〜10dで検出さ
れた筒内圧を所定の積分区間でサンプリングしてこれを
積分し、積分値IMEPを算出する。
【0033】ステップ18では、前記ステップ17で算出し
た積分値IMEPと基準値とを比較し、基準値を下回る
積分値IMEPが算出された場合には、ステップ19へ進
んで、当該筒内圧センサ10a〜10dの故障を判定する。
一方、ステップ18で、前記積分値IMEPが前記基準値
以上であると判別されたときには、ステップ20へ進んで
当該筒内圧センサ10a〜10dの正常状態を判定する。
【0034】上記のように、イグニッションスイッチ18
がOFF操作されてからも、機関の運転を強制的に継続
させるようにし、かつ、このときの補助空気量調整弁15
の開度を一定開度に制御すれば、慣性回転に移行する前
の運転条件を安定化させ、以て、慣性回転における運転
状態、即ち、診断を行うときの運転状態を安定化させる
ことができると共に、慣性回転に移行する前の回転速度
を高めに制御して、慣性で回転して診断が行える期間を
確保することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にか
かる筒内圧センサの診断装置によると、イグニッション
スイッチがOFF操作されてからの機関の慣性回転中
に、筒内圧センサの出力をサンプリングして故障診断を
行わせる構成としたので、燃焼ばらつきに影響されず
に、然も、実際の筒内圧の比較的安定した状態で診断を
行わせることができ、高い精度で筒内圧センサの故障診
断を行わせることができるという効果がある。
【0036】請求項2の発明にかかる診断装置による
と、スロットル操作に伴って筒内圧変動が生じ得る状況
での診断を回避できるので、一層の診断精度向上を図れ
る。また、請求項3の発明にかかる診断装置によると、
診断における運転条件を安定化させると共に、慣性回転
する期間を確保して診断の機会が確実に得られるように
することができるという効果がある。
【0037】請求項4の発明にかかる診断装置による
と、慣性回転中においてサンプリングされるセンサ出力
にノイズが発生しても、診断精度を維持できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる診断装置の基本構成を示すブロ
ック図。
【図2】本発明の一実施例を示すシステム概略図。
【図3】診断制御の第1実施例を示すフローチャート。
【図4】診断制御の第2実施例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 内燃機関 9 スロットル弁 10a〜10d 筒内圧センサ 11 クランク角センサ 12 エアフローメータ 13 スロットルセンサ 14 補助空気通路 15 補助空気量調整弁 16 燃料噴射弁 17 コントロールユニット 18 イグニッションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 45/00 G01M 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の筒内圧を検出する筒内圧センサ
    の診断装置であって、 イグニッションスイッチのOFF操作を検出するイグニ
    ッションOFF検出手段と、 該イグニッションOFF検出手段によるイグニッション
    スイッチのOFF操作検出後の機関の慣性回転中におい
    て、前記筒内圧センサの検出信号をサンプリングし、該
    サンプリングした検出信号に基づいて前記筒内圧センサ
    の故障を判別するセンサ診断手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする筒内圧センサの診
    断装置。
  2. 【請求項2】機関におけるスロットル操作の有無を検出
    するスロットル操作検出手段を設け、前記センサ診断手
    段が、前記スロットル操作検出手段によりスロットル操
    作が行われていないことが検出されているときにのみ検
    出信号をサンプリングすることを特徴とする請求項1記
    載の筒内圧センサの診断装置。
  3. 【請求項3】前記イグニッションOFF検出手段による
    イグニッションスイッチのOFF操作検出後の所定期間
    において、機関の運転を強制的に継続させる機関運転継
    続手段と、 該機関運転継続手段による機関運転の継続中に、スロッ
    トル弁をバイパスして設けられる補助空気通路に介装さ
    れた補助空気量調整弁の開度を強制的に所定開度に制御
    する補助空気量強制制御手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
    記載の筒内圧センサの診断装置。
  4. 【請求項4】前記センサ診断手段が、1燃焼サイクル毎
    の所定積分期間において前記筒内圧センサの検出信号を
    サンプリングして積分し、該積分値が所定基準値を下回
    るときに筒内圧センサの故障を判定することを特徴とす
    る請求項1,2又は3のいずれかに記載の筒内圧センサ
    の診断装置。
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