JPH09139128A - ポリマー支持碍子 - Google Patents

ポリマー支持碍子

Info

Publication number
JPH09139128A
JPH09139128A JP29517695A JP29517695A JPH09139128A JP H09139128 A JPH09139128 A JP H09139128A JP 29517695 A JP29517695 A JP 29517695A JP 29517695 A JP29517695 A JP 29517695A JP H09139128 A JPH09139128 A JP H09139128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frp
frp cylinder
sealing member
cylinder
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29517695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakayama
哲也 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP29517695A priority Critical patent/JPH09139128A/ja
Publication of JPH09139128A publication Critical patent/JPH09139128A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外気に対するシール性を確保できるとともに、
フランジ金具への電位集中を緩和することができるポリ
マー支持碍子を提供する。 【解決手段】FRP筒2と、このFRP筒2の外周面に
設けた、外被胴3と外被胴3から突出する笠部4とから
なる外被部5と、FRP筒2の両端部における外周面お
よび端部に設けた封止形状のフランジ金具6とから構成
されるポリマー支持碍子1において、FRP筒2の両端
内径側に気密に接合された封止部材11と、この封止部
材11からFRP筒2の内部に向かって突出して設けら
れ、その先端部12aがフランジ金具6のFRP筒2の
外周面上の端部6aより突出した形状の曲率部12とか
ら構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRP筒と、この
FRP筒の外周面に設けた、外被胴と外被胴から突出す
る笠部とからなる外被部と、前記FRP筒の両端部にお
ける外周面および端部に設けた封止形状のフランジ金具
とから構成されるポリマー支持碍子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリマー支持碍子は、引き抜きF
RP中実棒の両端に封止形状のフランジ金具を接合し、
FRP中実棒の外周面に、外被胴と外被胴から突出する
笠部とからなる外被部を設け、さらにFRP中実棒の両
端部における外周面と端部に封止形状のフランジ金具を
設けて構成されている。このように、FRP中実棒を使
用した場合は、FRP中実棒の製造技術面の制約から直
径75mm程度のFRP中実棒しか利用することができ
なかった。
【0003】このように直径が小さいFRP中実棒を使
用したポリマー支持碍子は、用途によっては曲げ強度が
不足するとともに、強度は十分でも曲げ荷重が加わった
時のたわみを問題視する用途では、これを抑制できない
問題があった。これらの問題を解決するための一手段と
して、従来、磁器碍子で行われていたように、中空のF
RP筒を使用し、このFRP筒の両端部を封止形状のフ
ランジ金具で封止する構成のポリマー支持碍子が考えら
れている。
【0004】図3は従来のポリマー支持碍子の一例の構
成を示す図である。図3に示す例において、ポリマー支
持碍子51は、FRP筒52と、このFRP筒52の外
周面に設けた、外被胴53と外被胴53から突出する笠
部54とからなる外被部55と、FRP筒52の両端部
における外周面および端部に設けた封止形状のフランジ
金具56とから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した図3に示す構
成のポリマー支持碍子では、まず外気と内部とのシール
部がFRP筒52の外周面端部とフランジ金具56との
接着部のみであるため、機械荷重や温度変化が繰り返し
加わるなどの条件が重なると外気に対するシール性の確
保が難しい問題があった。また、ポリマー支持碍子51
は両端部に高電圧がかかるが、フランジ金具56の部分
に電位集中が起こり、極端な場合はこの部分からコロナ
放電が生じ、FRP筒52の絶縁性能低下を引起す問題
もあった。
【0006】本発明の目的は上述した課題を解消して、
外気に対するシール性を確保できるとともに、フランジ
金具への電位集中を緩和することができるポリマー支持
碍子を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のポリマー支持碍
子は、FRP筒と、このFRP筒の外周面に設けた、外
被胴と外被胴から突出する笠部とからなる外被部と、前
記FRP筒の両端部における外周面および端部に設けた
封止形状のフランジ金具とから構成されるポリマー支持
碍子において、前記FRP筒の両端内径側に気密に接合
された封止部材と、この封止部材から前記FRP筒の内
部に向かって突出して設けられ、その先端部が前記フラ
ンジ金具のFRP筒外周面上の端部より突出した電界緩
和部とからなることを特徴とするものである。
【0008】本発明では、FRP筒の両端部内径側に封
止部材を設け、FRP筒の外周面端部とフランジ金具と
の接着部だけでなく、外部からの機械荷重を直接支えな
いFRP筒の内周面と封止部材との間でもシールできる
構成とすることで、外気に対するシール性をより向上さ
せることができる。また、封止部材に曲率部を設け、曲
率部の先端部をフランジ金具のFRP筒外周面上の端部
より突出させた形状とすることで、フランジ金具への電
位集中を防止することができる。
【0009】さらに、好ましい例として、封止部材の内
部に吸湿材を収納し、曲率部に通気孔を設けることで、
FRP筒内部を乾燥状態に保つことができる。さらにま
た、好ましい例として、FRP筒と封止部材との間に、
FRP筒とその端部のみで接着した内側FRP筒を追加
して設けることで、FRP筒に加わる曲げ荷重に対する
強度を向上させ、さらにこの荷重によって発生するたわ
みを低減出来る。地震のような振動が加わった場合、F
RP筒と内側FRP筒との2層構造による振動に対する
自己減衰性を利用し共振への振動の拡大や単に振動の継
続を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の態様】図1は本発明のポリマー支持碍子
の一例の構成を示す図である。図1に示す例において、
ポリマー支持碍子1は、FRP筒2と、このFRP筒2
の外周面に設けた、外被胴3と外被胴3から突出する笠
部4とからなる外被部5と、FRP筒2の両端部におけ
る外周面および端部に設けた封止形状のフランジ金具6
とから構成されている。上述したこれらの構成は従来の
ポリマー支持碍子と同じである。
【0011】本発明において重要なのは、円筒状のFR
P筒2の上端および下端の両端部において、FRP筒2
の内径側に封止部材11を接合するとともに、この封止
部材11からFRP筒2の内部方向に突出した曲率部1
2を、封止部材11に接合して設けた点である。
【0012】封止部材11の外周部はFRP筒2の内周
部と接着剤等により気密に接合されている。これによ
り、FRP筒2と封止部材11との間のシール性を確保
している。また、封止部材1とフランジ金具6とを中心
軸回りのねじれに対し1体となるよう結合している。こ
れにより、ねじり荷重に対する強度を向上出来る。さら
に、曲率部12の先端部12aは、フランジ金具6のF
RP筒2の外周面上の端部6aより突出した位置となる
ように構成されている。これにより、フランジ金具6の
端部6a付近の電位傾度が小さくなり、この部分に対す
る電位集中を防止することができる。
【0013】また、図1に示す例では、曲率部12に複
数の通気孔13を設け、曲率部12および封止部材11
の内部とFRP筒2の内部とが連通するよう構成すると
ともに、封止部材11の内部に吸湿材14を設けてい
る。これにより、FRP筒2の内部を乾燥状態に保つこ
とができる。吸湿材14としては、従来公知の吸湿材例
えばシリカゲル等のいずれでも使用することができる。
【0014】図2は本発明のポリマー支持碍子の他の例
の構成を示す図である。図2に示す例では、図1に示し
た構成に加えて、FRP筒2の上端部および下端部の内
径側の封止部材11との間に内側FRP筒21を設けて
いる。内側FRP筒21は、その外側のFRP筒2とは
ほとんど隙間なく設けられているとともに、その外側の
FRP筒2および内側の封止部材11とは端部のみすな
わちフランジ金具6から所定の範囲のみ接着するよう構
成されている。そのため、通常の曲げ荷重に対する強度
の向上と共にその荷重によるたわみを抑制することがで
きる。また、地震のような振動にたいしてFRP筒2と
内側FRP筒21との相対変位の発生により減衰性を生
じ、応答の上昇を防止することもできる。
【0015】なお、図2に示す例では、内側FRP筒2
1をFRP筒2の上端部および下端部の両端部に設けた
が、いずれか一方のみに設けた場合でも両方に設けた場
合よりは少ないが同様の効果を得ることができることは
いうまでもない。また、図2に示す例では、内側FRP
筒21全体を円筒形状としたが、その他の形状、例えば
FRP筒2および封止部材11との接着部分のみ円筒形
状とし、開放部分を円筒形状ではなく、くし歯状すなわ
ち円筒部から部分的に曲率を有する板状体を突出させた
形状をとることができることはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、FRP筒の両端部内径側に封止部材を設け、
FRP筒の外周面および端部とフランジ金具との間だけ
でなく、FRP筒の内周面と封止部材との間でもシール
できる構成としているため、外気に対するシール性を確
保することができるとともに、封止部材に曲率部を設
け、曲率部の先端部をフランジ金具のFRP筒外周面上
の端部より突出させた形状としているため、フランジ金
具への電位集中を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリマー支持碍子の一例の構成を示す
図である。
【図2】本発明のポリマー支持碍子の他の例の構成を示
す図である。
【図3】従来のポリマー支持碍子の一例の構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 ポリマー支持碍子、2 FRP筒、3 外被胴、4
笠部、5 外被部、6フランジ金具、6a 端部、1
1 封止部材、12 曲率部、12a 先端部、13
通気孔、14 吸湿材、21 内側FRP筒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FRP筒と、このFRP筒の外周面に設け
    た、外被胴と外被胴から突出する笠部とからなる外被部
    と、前記FRP筒の両端部における外周面および端部に
    設けた封止形状のフランジ金具とから構成されるポリマ
    ー支持碍子において、前記FRP筒の両端内径側に気密
    に接合された封止部材と、この封止部材から前記FRP
    筒の内部に向かって突出して設けられ、その先端部が前
    記フランジ金具のFRP筒外周面上の端部より突出した
    電界緩和部とからなることを特徴とするポリマー支持碍
    子。
  2. 【請求項2】前記電界緩和部が通気孔を有するととも
    に、前記封止部材の内部に吸湿材を収納した請求項1記
    載のポリマー支持碍子。
  3. 【請求項3】前記フランジ金具と前記封止部材とを中心
    軸まわりのねじれに対し1体になるよう結合した請求項
    1または2記載のポリマー支持碍子。
  4. 【請求項4】前記FRP筒の上端部および/または下端
    部の内径側の前記封止部材との間に内側FRP筒を設
    け、この内側FRP筒と前記FRP筒および封止部材と
    を端部のみで接着した請求項1〜3のいずれか1項記載
    のポリマー支持碍子。
JP29517695A 1995-11-14 1995-11-14 ポリマー支持碍子 Withdrawn JPH09139128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29517695A JPH09139128A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ポリマー支持碍子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29517695A JPH09139128A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ポリマー支持碍子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09139128A true JPH09139128A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17817217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29517695A Withdrawn JPH09139128A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ポリマー支持碍子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09139128A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100682449B1 (ko) * 2005-10-11 2007-02-15 주식회사 평일 일체 성형 몸체 구조를 가진 폴리머 라인 포스트애자
EP2637180A1 (en) 2012-03-06 2013-09-11 ABB Technology Ltd A post insulator
CN104034594A (zh) * 2014-06-25 2014-09-10 中发输配电设备(平湖)有限公司 特变绝缘子水压气密实验装置
CN110534267A (zh) * 2019-08-29 2019-12-03 江苏神马电力股份有限公司 一种空心支柱绝缘子

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100682449B1 (ko) * 2005-10-11 2007-02-15 주식회사 평일 일체 성형 몸체 구조를 가진 폴리머 라인 포스트애자
EP2637180A1 (en) 2012-03-06 2013-09-11 ABB Technology Ltd A post insulator
WO2013131790A1 (en) 2012-03-06 2013-09-12 Abb Technology Ltd A method of testing the integrety of a second seal of an electrical insulator
US9322737B2 (en) 2012-03-06 2016-04-26 Abb Technology Ltd Method of testing the integrity of a second seal of an electrical insulator
CN104034594A (zh) * 2014-06-25 2014-09-10 中发输配电设备(平湖)有限公司 特变绝缘子水压气密实验装置
CN110534267A (zh) * 2019-08-29 2019-12-03 江苏神马电力股份有限公司 一种空心支柱绝缘子
CN110534267B (zh) * 2019-08-29 2021-02-26 江苏神马电力股份有限公司 一种空心支柱绝缘子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000055100A (ja) エアサスペンションストラット及びエアサスペンションストラットの製造方法
KR980004327A (ko) 초음파 진동 공진기용 지지유닛
JPH09139128A (ja) ポリマー支持碍子
JP2003120745A (ja) 防振装置
ES2245072T3 (es) Pieza enchufable.
JPS6199731A (ja) 防振装置
JPH02142945A (ja) 防振ゴムブッシュ
JPH09259672A (ja) グロメット
JPS61189341A (ja) 防振装置
JPH10132016A (ja) 液体封入式防振マウント
JPH0189644U (ja)
JP2000006735A (ja) 自動車用グロメット
JPH1047420A (ja) 防振装置
JPS61248931A (ja) 防振ゴム
JP2001349379A (ja) ダイナミックダンパ
JP2000018312A (ja) 防振装置
JP2001275232A (ja) グロメット
JPH0125433Y2 (ja)
JPS63139004A (ja) 小容量形オゾン発生装置
JPH0238115Y2 (ja)
JPH0724673Y2 (ja) 電気粘性流体封入式筒型マウント装置
JPS6439664U (ja)
JPH03121694U (ja)
JPH10149732A (ja) ポリマー碍管
JPH04160245A (ja) 空気減衰付きインシュレーター

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204