JPH09138250A - 四端子測定用プローブ - Google Patents

四端子測定用プローブ

Info

Publication number
JPH09138250A
JPH09138250A JP31973895A JP31973895A JPH09138250A JP H09138250 A JPH09138250 A JP H09138250A JP 31973895 A JP31973895 A JP 31973895A JP 31973895 A JP31973895 A JP 31973895A JP H09138250 A JPH09138250 A JP H09138250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
sense
contact
terminal
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31973895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumi Nakajima
康海 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP31973895A priority Critical patent/JPH09138250A/ja
Publication of JPH09138250A publication Critical patent/JPH09138250A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 細径化を図った四端子測定用プローブは、耐
久性に劣り、コスト高を招いていた。 【解決手段】 四端子測定用プローブ11を検査用ロー
ブ部12とに分割構成し、検査用プローブ部12は、突
出方向に押圧して後端部14bを突出させたピン状接触
子14を備えるセンス側端子部13と、該センス側端子
部13を先端接触部14aを突出させつつ固定保持し、
先端部を先細接触部16aとしたソース側端子部16
と、該ソース側端子部16を摺動自在に保持するバレル
部18とで形成し、補佐用プローブ部22は、センス側
端子部13と接触するセンス側補助プローブ部23と、
該センス側補助プローブ部23を保持して先端部を先尖
接触部25aとしたソース側補助プローブ部25と、該
ソース側補助プローブ部25を押出し方向へと付勢しな
がら摺動自在に保持するバレル部27とで形成すること
により、検査用プローブ部13の側を交換できるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は四端子測定用プロー
ブに係り、さらに詳しくは、インサーキットテスタ等の
基板検査機に用いられるプローブを被測定部位が狭隘で
あっても接触させることができるほか、その全体を二分
割することでそのいずれかを部分的に交換することもき
るようにした四端子測定用プローブに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】四端子測定法とは、抵抗体である被測定
物に対し電流を流すための電流測定用プローブと、電流
を流した際に生ずる電圧降下の状態を測定するための電
圧測定用プローブとをそれぞれ別個に用いて行う測定手
法をいう。
【0003】この四端子測定法は、定電流計や電圧計へ
と接続しているリード線の抵抗値を測定値に加えてしま
うという従来の二端子測定法の問題点を解消して、正確
な測定値を測定することができることから、高精度の抵
抗測定器であるディジタルマルチメーターなどに多く採
用されている。
【0004】図4は、上記四端子測定法に適用させるた
め従来から使用されてきている四端子測定用プローブの
うち、いわゆる同軸型タイプと称されるものの構造例を
示すものである。この場合、その全体は、被検査部位に
接触する先端接触部2aを備えた接触端子2をその突出
方向へと付勢させ、かつ、軸方向への摺動を自在にバレ
ル部3に保持させてなる電圧測定用プローブ1と、この
電圧測定用プローブ1を軸の中心に位置させてその周囲
を絶縁体4を介して囲繞するようにして配置し、先端接
触部6aを備えた接触端子6を備えて形成される電流測
定用プローブ5と、この電流測定用プローブ5をその進
退方向での摺動を自在に保持するスリーブ部7と、この
スリーブ部7と前記電流測定用プローブ5との間に介装
配置されて前記電流測定用プローブ5をその先端方向へ
と常時付勢するスプリング材8とで構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
四端子測定用プローブによっても四端子測定法により被
測定物の電気的特性を検査することはできる。
【0006】しかし、前記四端子測定用プローブは、前
記電流測定用プローブ5の外側に前記スプリング材8を
介装配置する構造となっているので、前記電圧測定用プ
ローブ1と前記電流測定用プローブ5との各先端接触部
2a,6a相互間の離間距離を比較的長く確保しておく
必要が生じ、被検査部位の面積が比較的広い場合には対
応し得ても、比較的狭隘な場合には使用できなくなる不
具合があった。
【0007】そこで、狭隘な面積にも対応させようとす
る場合には、四端子測定用プローブ自体の細径化を図る
ことで先端接触部2a,6a相互間の離間距離を短縮す
ることはできるものの、耐久性に欠けることから前記各
先端接触部2a,6aが摩耗したり折損しやすくなって
しまうという新たな問題が生ずる不都合があった。
【0008】一方、前記四端子測定用プローブは、構成
部品の全体が一体的に構成されているため、前記先端接
触部2aのみが損傷を受けた場合であっても、当該部分
を部分的に交換することができず、その全体を一括して
取り替える必要があり、そのための保守コストを引き上
げてしまうという問題もあった。
【0009】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
み、細径化を図った四端子測定用プローブの全体をさら
に二分割して損耗を受けた側のみを部分的に交換できる
ようにすることで保守コストの低減化に寄与させること
ができるようにした四端子測定用プローブを提供するこ
とにその目的がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
しようとするものであり、そのうち請求項1記載の発明
の構成上の特徴は、被検査部位に接触させて電気的特性
を検査する検査用プローブ部と、この検査用プローブ部
に対し押圧付勢状態のもとで電気的に直列接続される補
佐用プローブ部とに分割して四端子測定用プローブを構
成し、前記検査用プローブ部は、先鋭化された先端接触
部の側に突出方向での押圧力を保持させながらその後端
部を突出させてなるピン状接触子を備えるセンス側端子
部と、このセンス側端子部を前記先端接触部を突出させ
つつ絶縁して固定保持し、先端部に細径化された先細接
触部を備えてなる筒状のソース側端子部と、このソース
側端子部を抜脱を阻止しながら摺動自在に絶縁保持する
バレル部とで形成し、前記補佐用プローブ部は、センス
側端子部の後端部と接触して電気的に導通するセンス側
補助プローブ部と、このセンス側補助プローブ部を先端
面は凹陥させ後端部は突出させた固定状態のもとで絶縁
保持し、その先端部に前記ソース側端子部の後端面と接
触して電気的に導通する先尖接触部を備えてなる筒状の
ソース側補助プローブ部と、このソース側補助プローブ
部を押出し方向へと常時付勢しながら摺動自在に絶縁保
持するバレル部とで形成したことにある。
【0011】この場合、前記センス側端子部と前記セン
ス側補助プローブ部とは、請求項2記載のごとく、セン
ス側補助プローブ部の先端面に凹部を設け、ピン状接触
子の後端部に設けた先鋭部を前記凹部に導入接触させて
相互間の電気的導通を自在とするのが望ましい。さら
に、前記ソース側補助プローブ部と前記センス側補助プ
ローブ部とは、請求項3記載のごとく、前記先尖接触部
と略同長に垂下させた裾部を有する絶縁性チューブ材を
介在させてなる絶縁状態のもとで固定保持させるのが好
ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を具現
化して例示する説明図であり、四端子測定用プローブ1
1の全体は、被検査部位に接触させてその電気的特性を
検査する検査用プローブ部12と、この検査用プローブ
部12に直列接続して電気信号を送出する補佐用プロー
ブ部22とに二分割することにより構成されている。な
お、本発明に係る基板検査用プローブ11は、例えば図
2に示すように基板検査機にX−Y方向への移動を自在
に配設される可動アーム部31が備える昇降部32に対
し介装部材33を介して固定される。この場合、前記基
板検査用プローブ11は、モータ31aの回転運動によ
り従動するベルト31bに直結された昇降部32を介し
てZ軸方向での昇降が制御されている。また、前記介装
部材33は、基板検査用プローブ11が二分割して構成
されていることに伴い、検査用プローブ部12を保持す
る第1介装部材33aと補佐用プローブ部22を保持す
る第2介装部材33bとに分けて昇降部32に配設され
ている。
【0013】基板検査用プローブ11を構成している前
記検査用プローブ部12は、センス側端子部13と、こ
のセンス側端子部13を絶縁状態のもとで抱持するソー
ス側端子部16と、このソース側端子部16を摺動自在
に保持するバレル部18とで構成されている。
【0014】このうち、センス側端子部13は、先端部
に先鋭化された先端接触部14aを備えるピン状接触子
14と、このピン状接触子14の前記先端接触部14a
の側に突出方向での押圧力を付勢しながらその後端部1
4bを突出させて摺動自在に保持する内ばね式の小バレ
ル部15とで構成されている。なお、ピン状接触子14
は、タングステンカーボンなどの導電性超硬合金などを
用いて、例えば、外径が0.1〜0.2mm前後である
適宜長さの棒状となって形成されている。
【0015】また、筒状の導電性金属材からなる前記ソ
ース側端子部16は、その先端側に細径接触部16aを
有し、かつ、内周面に例えばポリイミドチューブなどの
絶縁材を介在させるなどして形成される絶縁層17を備
え、前記センス側端子部13をその先端接触部14aと
後端部14bとをそれぞれ突出させた状態のもとで固定
保持している。
【0016】さらに、前記バレル部18は、センス側端
子部13を固定保持しているソース側端子部16をその
抜け落ち(抜脱)を阻止しながら摺動自在に絶縁保持す
るものであり、筒状ガイド部19と、この筒状ガイド部
19を不離一体に抱持するスリーブ部20とで全体が形
成されている。
【0017】このうち、筒状ガイド部19は、前記ソー
ス側端子16をその先細接触部16aと後端部16bと
のそれぞれを適宜長さ突出させた状態のもとで摺動自在
に保持するものであり、例えば、筒状ガイド部19の内
径より大径に形成されたソース側端子16の前記後端部
16bが備える突合せ端面16dを筒状ガイド部19の
後端面19aに係止させることにより、前記ソース側端
子16の側が筒状ガイド部19から下方に抜け落ちるの
を阻止できるようになっている。なお、上記抜け落ち阻
止構造は、図示例以外にもソース側端子16の前記後端
部16bを筒状ガイド部19の内径より大径に形成する
ことなく、リング状のストッパーを固着するなど、適宜
構造のものを採用して形成することができる。
【0018】また、前記スリーブ部20は、図2に示す
第1介装部材33aに装着する際に使用されるものであ
り、具体的には、第1介装部材33aの内周面に刻設さ
れている雌ねじ部との螺合を自在とした雄ねじ部20a
をその後端部に設けたり、相互に嵌合構造を付与するな
ど、第1介装部材33aに対し確実に取り付けることが
できる適宜の構造を備えた例えば絶縁性合成樹脂材など
により絶縁性を付与して形成されている。
【0019】一方、前記補佐用プローブ部22は、セン
ス側端子部13と接触して電気的に導通する棒状のセン
ス側補助プローブ部23と、ソース側端子部16と接触
して電気的に導通する筒状のソース側補助プローブ部2
5と、このソース側補助プローブ部25を押出し方向へ
と常時付勢しながら摺動自在に絶縁保持するバレル部2
7とで構成されている。
【0020】このうち、前記センス側補助プローブ部2
3は、前記ピン状接触子14の後端部14bの側との接
触が自在な先端面23aを有して形成されており、これ
によりセンス側の電気的導通経路が確保できるようにな
っている。
【0021】また、ソース側補助プローブ部25は、前
記センス側補助プローブ部23を前記先端面23aは凹
陥させ、後端部23bは突出させた固定状態のもとで絶
縁層26を介して絶縁保持しており、前記ソース側端子
16と接触してソース側の電気的導通経路を確保できる
ようになっている。
【0022】このうち、前記センス側補助プローブ部2
3は、例えば導電性金属材などの導電素材を用いて適宜
長さの棒状となって形成され、前記ピン状接触端子14
のみと接触する配置関係のもとでその後端部24aがソ
ース側補助プローブ部25から突出した状態となって配
設されている。
【0023】また、前記絶縁層26は、前記ソース側補
助プローブ部25の内周面に例えばポリイミドチューブ
などの絶縁チューブ材を固着するなど、適宜の絶縁部材
を介在させることにより形成されている。
【0024】しかも、図1の一点鎖線による囲繞部分を
拡大した図3に示すように、前記補佐用プローブ部22
を構成しているセンス側補助プローブ部23は、その軸
方向に通孔や穴部を設けるなどして先端面23aに凹部
23cを形成し、前記ピン状接触端子14の後端部14
bを先鋭部14cとすることにより、確実に当接できる
ようにしておくのが望ましい。また、前記補佐用プロー
ブ部22を構成しているソース側補助プローブ部25
は、その先端縁が刃先状を呈するように勾配やテーパー
を付すなどしてして先尖接触部25aを形成し、ソース
側端子部16の後端面16cにのみ線接触できるように
して形成するのが望ましい。
【0025】なお、センス側補助プローブ部23とソー
ス側補助プローブ部25との間に形成される前記絶縁層
26は、請求項3記載のように絶縁性チューブ材により
先尖接触部25aと略同長となるように垂下させた裾部
26aを設けて形成するのが望ましい。
【0026】また、前記バレル部27は、前記補佐用プ
ローブ部22におけるソース側補助プローブ部25の先
尖接触部25aと後端部25bとをそれぞれ突出させた
状態のもとで摺動自在に保持する絶縁性のガイド筒とし
て形成されている。しかも、これら補佐用プローブ部2
2の側は、図1に示すように前記バレル部27の側にそ
の一端部28aを、前記補佐用プローブ部22における
ソース側補助プローブ部25の後端部25bの側に他端
部28bをそれぞれ固着させた引張コイルスプリング材
28を介装配置することにより、ソース側補助プローブ
部25の側がセンス側補助プローブ部23共々押し上げ
られた際に元の位置へと自動復帰できるように付勢され
た状態のもとで配設されている。
【0027】本発明はこのようにして構成されているの
で、前記検査用プローブ部12は、例えば2に示すよ
うに介装部材33を構成している前記第1介装部材33
aの側に刻設されている雌ねじ部(図示せず)に対しス
リーブ部20の側に設けてある雄ねじ部20aを螺合さ
せて前記第1介装部材33aに止着して固定することが
できる。
【0028】また、補佐用プローブ部22は、上述した
前記検査用プローブ部12の前記第1介装部材33aへ
の止着方法と同様に、前記第2介装部材33bに刻設さ
れている雌ネジ部(図示せず)に対しバレル部27の側
に設けてある雄ねじ部(図示せず)を螺合させたり、適
宜の嵌合構造のもとで相互に嵌め合わせるなどして前記
第2介装部材33bに止着して固定することができる。
【0029】しかも、この場合、補佐用プローブ部22
の側は、検査用プローブ部12に対し押圧付勢状態のも
とで電気的に直列接続される配置関係のもとで前記第2
介装部材33bに固定されることになる。
【0030】このため、検査用プローブ部12における
ソース側端子部16の後端面16cには、補佐用プロー
ブ部22におけるソース側補助プローブ部25の先尖接
触部25aが押圧力を伴って接触することになる。
【0031】また、検査用プローブ部12におけるピン
状接触子14の後端部14bには、補佐用プローブ部2
2におけるセンス側補助プローブ部23の先端面23a
が同じく押圧力を伴って接触することになる。
【0032】したがって、検査用プローブ部12におけ
るソース側端子部16とセンス側端子部13とは、共に
被測定部位方向へと向かう押圧力が付勢された状態のも
とで前記第1介装部材33aに固定されることになる。
【0033】その結果、昇降部32が降下して検査用プ
ローブ部12のソース側端子部16におけるピン状接触
子14の先端接触部14aが被測定部位に当接した際に
は、センス側補助プローブ部23を介して付与される押
圧力に抗しながら先端接触部14aが後退することにな
る。
【0034】このようにしてピン状接触子14の先端接
触部14aが後退することにより、やがてはソース側端
子部16の先細接触部16aも対応する被測定部位に当
接するに至る。この場合、昇降部32をさらに降下させ
ることにより、ソース側端子部16もソース側補助プロ
ーブ部25を介して付与される押圧力に抗しながら先尖
接触部25aが後退することになる。
【0035】このため、検査用プローブ部12における
センス側端子部13とソース側端子部16とは、それぞ
れ対応する被測定部位に加圧された状態のもとで接触す
る結果、センス側の電気的導通経路とソース側の電気的
導通経路とを確実に形成することができることになる。
【0036】しかも、被測定部位に対する当接を繰り返
すピン状接触端子13を備える検査用プローブ部12の
側は、ピン状接触端子13が摩耗したり破損した際、補
佐用プローブ22の側をそのまま残置させた上で、昇降
部32の側から部分的に取り外して単独交換すことがで
きるので、それだけ保守コストを低く抑えることができ
る。また、センス側リード線L1 とソース側リード線L
2 とを図2に示すように補佐用プローブ22の側に接続
しておくことにより、検査用プローブ部12を交換して
もリード線を付け替えるための作業をなくすことができ
る。
【0037】さらに、検査用プローブ部12を構成して
いるソース側端子部16は、前記補佐用プローブ部22
を構成しているソース側補助プローブ部25を介して後
端面16cの側から押圧付勢される構造が採用されてお
り、前記ソース側端子部16の側から押圧力を付勢する
ためのバネ材を一掃することができるので、構造を簡素
化して細径接触部16aをピン状接触子14の先端接触
部14aに近接させて配置でき、狭隘な被検査部位に対
しても確実に接触させることができることになる。
【0038】なお、請求項2に記載のごとく、前記ピン
状接触端子14の後端部14bに先鋭部14cを設け、
前記センス側補助プローブ部23の先端面23aに凹部
23cを形成してある場合には、図2に示すように前記
後端部14bと前記先端面23aとの間の接触関係をよ
り確実なものとすることができる。
【0039】さらに、請求項3に記載のごとく、補佐用
プローブ部22の側の絶縁層26が前記裾部26aを備
えるものである場合には、検査用プローブ12と補佐用
プローブ部22とを相互に接触させた際に、より確実な
絶縁状態のもとでセンス側の電気的導通経路とソース側
の電気的導通経路とを形成することができる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、四端
子測定用プローブを検査用プローブ部と補佐用プローブ
部とに二分割して形成してあるので、仮に検査用プロー
ブ部の側に損耗が生ずるようなことがあっても、補佐用
プローブ部の側を残置させて検査用プローブ部の側のみ
を部分交換して使用でき、それだけ保守コストを抑制す
ることができる。しかも、センス側リード線とソース側
リード線とを補佐用プローブの側に接続しておくことに
より、リード線の付け替え作業をなくすことができる。
【0041】また、四端子測定用プローブを構成してい
る検査用プローブにおけるソース側端子部は、付勢用の
バネ材を一掃して構造を簡素化して形成することができ
るので、その先細接触部とピン状接触子の先端接触部と
を近接させて配置することができる結果、狭隘な被検査
部位に対しても確実に接触させることができる。
【0042】さらに、請求項2に記載の発明によれば、
前記ピン状接触端子の後端部に先鋭部を設け、前記セン
ス側補助プローブ部の先端面に凹部を形成してあるの
で、後端部と先端面との間の接触関係をより確実なもの
とすることができる。
【0043】さらにまた、請求項3記載の発明によれ
ば、補佐用プローブ部の側の絶縁層が裾部を備えている
ので、検査用プローブと補佐用プローブ部とを相互に接
触させた際に、より確実な絶縁状態のもとでセンス側の
電気的導通経路とソース側の電気的導通経路とを形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る四端子測定用プローブの一例を示
す説明図である。
【図2】図1に示す四端子測定用プローブを介装部材を
介して可動アーム部の側に取り付けた際の配置関係を示
す説明図である。
【図3】図1における一点鎖線による囲繞部分を拡大し
て示す説明図である。
【図4】従来からある四端子測定用プローブの一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
11 四端子測定用プローブ 12 検査用プローブ部 13 センス側端子部 14 ピン状接触子 14a 先端接触部 14b 後端部 14c 先鋭部 15 小バレル部 16 ソース側端子部 16a 先細接触部 16b 後端部 16c 後端面 16d 突合せ端面 17 絶縁層 18 バレル部 19 筒状ガイド部 19a 後端面 20 スリーブ部 20a 雄ねじ部 22 補佐用プローブ部 23 センス側補助プローブ部 23a 先端面 23b 後端部 23c 凹部 25 ソース側補助プローブ部 25a 先尖接触部 25b 後端部 26 絶縁層 26a 裾部 27 バレル部 28 引張コイルスプリング材 28a 一端部 28b 他端部 31 可動アーム部 31a モータ 31b ベルト 32 昇降部 33 介装部材 33a 第1介装部材 33b 第2介装部材 L1 センス側リード線 L2 ソース側リード線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査部位に接触させて電気的特性を検
    査する検査用プローブ部と、この検査用プローブ部に対
    し押圧付勢状態のもとで電気的に直列接続される補佐用
    プローブ部とに分割して四端子測定用プローブを構成
    し、 前記検査用プローブ部は、先鋭化された先端接触部の側
    に突出方向での押圧力を保持させながらその後端部を突
    出させてなるピン状接触子を備えるセンス側端子部と、
    このセンス側端子部を前記先端接触部を突出させつつ絶
    縁して固定保持し、先端部に細径化された先細接触部を
    備えてなる筒状のソース側端子部と、このソース側端子
    部を抜脱を阻止しながら摺動自在に絶縁保持するバレル
    部とで形成し、 前記補佐用プローブ部は、センス側端子部の後端部と接
    触して電気的に導通するセンス側補助プローブ部と、こ
    のセンス側補助プローブ部を先端面は凹陥させ後端部は
    突出させた固定状態のもとで絶縁保持し、その先端部に
    前記ソース側端子部の後端面と接触して電気的に導通す
    る先尖接触部を備えてなる筒状のソース側補助プローブ
    部と、このソース側補助プローブ部を押出し方向へと常
    時付勢しながら摺動自在に絶縁保持するバレル部とで形
    成したことを特徴とする四端子測定用プローブ。
  2. 【請求項2】 前記センス側端子部と前記センス側補助
    プローブ部とは、センス側補助プローブ部の先端面に凹
    部を設け、ピン状接触子の後端部に設けた先鋭部を前記
    凹部に導入接触させて相互間の電気的導通を自在とした
    ことを特徴とする請求項1記載の四端子測定用プロー
    ブ。
  3. 【請求項3】 前記ソース側補助プローブ部と前記セン
    ス側補助プローブ部とは、前記先尖接触部と略同長に垂
    下させた裾部を有する絶縁性チューブ材を介在させてな
    る絶縁状態のもとで固定保持させたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の四端子測定用プローブ。
JP31973895A 1995-11-14 1995-11-14 四端子測定用プローブ Pending JPH09138250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31973895A JPH09138250A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 四端子測定用プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31973895A JPH09138250A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 四端子測定用プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09138250A true JPH09138250A (ja) 1997-05-27

Family

ID=18113632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31973895A Pending JPH09138250A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 四端子測定用プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09138250A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192554A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Onishi Denshi Kk 四探針測定用同軸プローブ及びこれを備えたプローブ治具
CN104515880A (zh) * 2013-10-08 2015-04-15 日本电产理德股份有限公司 检测用夹具、电极部、探针及检测用夹具的制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192554A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Onishi Denshi Kk 四探針測定用同軸プローブ及びこれを備えたプローブ治具
CN104515880A (zh) * 2013-10-08 2015-04-15 日本电产理德股份有限公司 检测用夹具、电极部、探针及检测用夹具的制造方法
JP2015075370A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 日本電産リード株式会社 検査用治具、電極部、プローブ、及び検査用治具の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10649005B2 (en) Contact terminal, inspection jig, and inspection device
JPS6337261A (ja) 同軸プロ−ブ
US9720014B2 (en) Semiconductor evaluation apparatus and semiconductor evaluation method
JPH09138250A (ja) 四端子測定用プローブ
JPH0346462Y2 (ja)
KR20020056950A (ko) 검사 유닛 및 기판의 제조 방법
JP3943372B2 (ja) インピーダンス測定用の多端子構造
JP2001520751A (ja) 多プローブ形試験用ヘッド
JP2003194849A (ja) コンタクトプローブ
JP2000214181A (ja) コンタクトプロ―ブおよび回路基板検査装置
JPH10319041A (ja) 検査用プローブ
CN110167331A (zh) 接合装置以及接合方法
JP3359416B2 (ja) コンタクトプローブ
JPH02124469A (ja) プローブカード
JP2606819Y2 (ja) 四端子測定用プローブ構造
JPH03205843A (ja) プローブ装置
JPH08160074A (ja) 四端子測定用プローブ
JP3267753B2 (ja) コンタクトプローブ
JPH0850144A (ja) 電極探針
US10845384B2 (en) Surface-mountable apparatus for coupling a test and measurement instrument to a device under test
JP2618926B2 (ja) 電気的特性測定システム
JPH0566732B2 (ja)
KR20150000858U (ko) 테스터기용 미세 탐침
JP2012149962A (ja) コンタクトプローブ及びソケット
JP2003248030A (ja) 検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040617

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040825

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050126