JP2003248030A - 検査装置 - Google Patents
検査装置Info
- Publication number
- JP2003248030A JP2003248030A JP2002047883A JP2002047883A JP2003248030A JP 2003248030 A JP2003248030 A JP 2003248030A JP 2002047883 A JP2002047883 A JP 2002047883A JP 2002047883 A JP2002047883 A JP 2002047883A JP 2003248030 A JP2003248030 A JP 2003248030A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- probe
- holding plate
- metal block
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
と同軸構造を構成して、被検体との電極に測定用プロー
ブが接触できるようにした検査装置において、被検体の
電極と接触させる箇所での特性低下を極力抑制できるよ
うにする。 【解決手段】外部導体とする金属ブロック1と、該金属
ブロック1の貫通孔3に挿入された少なくとも一つの測
定用プローブ2とによって同軸構造を構成し、前記測定
用プローブ2の一方端に被検体7に対する接触部を設
け、他方端側に測定系の信号線8と接続する接続部を設
けるとともに、金属ブロック1の被検体7側に臨む面M
と被検体7の電極の被接触面とがほぼ面一となる位置
で、前記測定用プローブ2の接触部と被検体7の電極と
を接触させて測定する。
Description
扱う電子部品や回路の特性検査や測定などに供される検
査装置に関する。
検体を測定器の信号線に接続させる端子ブロックとし
て、例えば特開2001−99889号公報に開示され
ているように、金属ブロックの一面側で、被検体の各電
極端子とそれぞれに対応する部分に可動ピンの先端部が
突出可能に、RF信号用プローブ、電源用プローブ、お
よびGND(接地)用プローブが金属ブロックの穿設孔
に挿入されて設けられたものが知られている。
テフロン(登録商標)製チューブなどの絶縁物が被覆さ
れている。そして、RF信号用プローブ、および金属ブ
ロックは、それぞれ、内部導体、および外部導体とする
同軸構造となっている。
様に絶縁物が被覆された状態で金属ブロックに設置され
ている。
ブ、および接地用プローブは取り替え交換可能なように
金属ブロックの孔に挿入されたものであるから、例えば
図6に示すように、その孔から抜け出ないよう絶縁板か
らなる押え板Cによって規制している。なお、その押え
板Cから被検体7の電極に対する可動ピンが突出可能
に、各プローブの位置に対応して押え板Cにプローブ
2,4の可動ピン径よりも大きくスリーブ径よりも小さ
い貫通孔が穿設されている。
装置においては、各プローブの抜け出しや脱落を防止す
るため、押え板Cを配置していた。これにより、押え板
Cの厚み分各プローブピンの先端部が金属ブロック1の
被検体7側に臨む面Mから突出してしまう。この突出部
分があるため、この押え板Cを誘電体としてプローブピ
ン同士の間で結合容量が生じ、ポート間の隔離性(isol
ation)を劣化させていた。
を用いる構造上、金属ブロックの被検体側に臨む面から
突出している部分で生じていた寄生成分(ポート間の結
合容量以外にGNDプローブとの間のshunt-C、RF/
GNDプローブ先端部に生じるseries-L)による信号ロ
スが生じ、インピーダンス整合などにおいて特性低下を
招いていた。
であって、金属ブロックを外部導体として測定用プロー
ブと同軸構造を構成して、被検体との電極に測定用プロ
ーブが接触できるようにした検査装置において、被検体
の電極と接触させる箇所での特性低下を極力抑制できる
ようにすることを解決課題としている。さらに、そのよ
うな課題に加えて、測定用プローブの金属ブロックから
の抜け出しの阻止も図れるようにする。
検査装置は、外部導体とする金属ブロックと、該金属ブ
ロックの貫通孔に挿入された少なくとも一つの測定用プ
ローブとによって同軸構造を構成し、前記測定用プロー
ブの一方端に被検体に対する接触部を設け、他方端側に
測定系の信号線と接続する接続部を設けるとともに、前
記金属ブロックの前記被検体側に臨む面と前記被検体の
電極の被接触面とがほぼ面一となる位置で、前記測定用
プローブの接触部と前記被検体の電極とを接触させて測
定することを特徴とする。
ば、従来押え板の厚み分だけ金属ブロックの被検体側の
面から突出していた測定用プローブがその面とほぼ面一
となる位置において接触させているから、従来その突出
部のため生じていた寄生成分(容量結合や、突出部のイ
ンダクタンス成分)が無くなり、その寄生成分による信
号の損失を抑制できる。よって、測定精度を高めること
ができる。
項1に記載の検査装置において、前記測定用プローブ
は、前記貫通孔に挿入された状態で該貫通孔または該貫
通孔近傍部位との互いの嵌め合い構造により前記貫通孔
から抜け止めされていることを特徴とする。
ば、測定プローブを貫通孔または該貫通孔近傍部位と嵌
め合うことで貫通孔から抜け止めされているから、抜け
止めを行う特別な部材、たとえば押え板が不要となっ
て、部品点数を低減できるとともに、押え板を設けてい
た従来のように測定用プローブがその押え板の厚み分金
属ブロックより突出してしまうことも解消でき、その突
出部分による信号損失も回避できる。
項1または2に記載の検査装置において、前記同軸構造
を構成する測定用プローブは、絶縁チューブに抜け止め
状態で挿入されて組み付けられるとともに、該測定用プ
ローブと該絶縁チューブとを組み付けたものは、前記貫
通孔または該貫通孔近傍部位との互いの嵌め合い構造に
より前記貫通孔から抜け止めされていることを特徴とす
る。
ば、測定用プローブと絶縁チューブとを組み付けた状態
にして貫通孔に装着できるとともに、その装着した状態
でその組み付けたものは貫通孔または該貫通孔近傍部位
と嵌め合う構造によって、その組み付けたものが貫通孔
から抜け出ないよう阻止されることになり、ひいては測
定用プローブそのものの貫通孔からの抜け出しが阻止さ
れる。
項1から3のいずれかに記載の検査装置において、前記
被検体のGND用電極と接触するGND用プローブを前
記金属ブロックの貫通孔に挿入して備えるとともに、該
GND用プローブは、前記金属ブロックに押し付ける押
し付け手段により抜け止めしていることを特徴とする。
ば、金属ブロックを外部導体として、同軸構造を成す測
定用プローブとは別に、GND用プローブが押し付け手
段による押し付けにより金属ブロックに抜け止めされて
設けられているから、従来のようにこのGND用プロー
ブを抜け止めする押え板を設けなくても良い。したがっ
て、押え板を設けなくて良い分、GND用プローブも測
定時には被検体のGND用電極と接触させるときに金属
ブロックの被検体側に臨む面と面一となる位置までもっ
てくることができる。
項1に記載の検査装置において、前記同軸構造を構成す
る測定用プローブの一方端部に形成された孔に前記信号
線の芯線が圧入された状態で、前記測定用プローブを前
記信号線に保持することで、前記測定プローブの前記貫
通孔からの抜け止め構造とするとともに、該測定用プロ
ーブと前記貫通孔の内周面との間を、空気絶縁層として
いることを特徴とする。
ば、測定用プローブは貫通孔に挿入された状態で信号線
の芯線に圧入することで保持された状態となっており、
押え板のような抜け止め手段を設けなくて済む。その保
持状態で測定用プローブと貫通孔の内周面との間に空気
絶縁層を設けることで、その測定用プローブと金属ブロ
ックとの間の寄生容量の発生を抑制できる。また、空気
絶縁層は絶縁チューブより誘電が小さいため、上記寄生
容量の発生を抑制するために必要な空気絶縁層の厚みが
絶縁チューブの厚みより小さい。したがって、空気絶縁
層を用いて同軸構造を構成する場合には、貫通孔の径に
対して、より大きい径のプローブを用いることができ
る。一方、プローブの径に対して、より小さい径の貫通
孔を採用することができる。すなわち、プローブ間隔を
小さくすることができる。
項5に記載の検査装置において、前記測定用プローブに
絶縁材からなる保持板を圧入外嵌するとともに、該保持
板、前記測定用プローブおよび前記金属ブロックとによ
り所望の線路インピーダンスを得るように前記保持板の
外形寸法が設定され、前記金属ブロックには、前記保持
板を埋設するための掘り込みを形成していることを特徴
とする。
ば、保持板を利用して測定用プローブの姿勢を金属ブロ
ックとの間で絶縁状態となる一定姿勢に安定的に保持で
きるとともに、保持板は金属ブロックに形成された掘り
込みに埋設されるから、その保持状態で保持板が金属ブ
ロックより突出しないようにできる。
項6に記載の検査装置において、前記保持板の形状と、
該保持板を埋設する埋設部の孔の形状とをほぼ同じにし
ていることを特徴とする。
ば、保持板の形状と、該保持板を埋設する埋設部の孔の
形状とをほぼ同じにしていることで、横方向での測定用
プローブの位置ずれが規制され、測定用プローブを常に
一定姿勢に安定的に保持できる。
項5に記載の検査装置において、前記測定用プローブに
絶縁材からなる保持板を圧入外嵌するとともに、該保持
板、前記測定用プローブおよび前記金属ブロックにより
所望の線路インピーダンスを得るように前記保持板の外
形寸法が設定され、前記保持板を前記金属ブロックの貫
通孔に内接させていることを特徴とする。
ば、保持板を利用して測定用プローブの姿勢を金属ブロ
ックとの間で絶縁状態となる一定姿勢に安定的に保持で
きるとともに、保持板は貫通孔に内接させているから、
その保持状態で保持板が金属ブロックより突出しないよ
うにできる。
項6から8のいずれかに記載の検査装置において、前記
保持板には少なくとも1つ以上の切欠き孔を有すること
を特徴とする。
ば、保持板に有する切欠き孔によって、保持板の誘電率
を極力小さくできる。
求項7または8に記載の検査装置において、円板状に構
成した前記保持板の外周部を周方向複数箇所で扇状に切
り欠いている切欠き部を有することを特徴とする。
ば、扇状に切り欠いている切欠き部を有することによっ
て、保持板の誘電率を極力小さくできる。
求項6から10のいずれかに記載の検査装置において、
前記保持板の表面に前記切欠き孔または前記切欠き部を
覆うように薄膜フィルムを貼着していることを特徴とす
る。
ば、この薄膜フィルムの貼着によって、薄膜フィルムは
貫通孔内への塵埃などの異物侵入を阻止するものとなっ
ている。また、薄膜フィルムであるから、それを設けた
ことによる誘電率の変化もきわめて小さいものとなって
いて、測定への影響はほとんどない。
実施形態に基づいて説明する。
1を示すものであって、図1は、本発明に係る検査装置
の端子ブロックの要部を示し、その(a)は、平面図、
その(b)は、側面図、その(c)は、(a)における
A−A線縦断面図(被検体を各プローブに接触させる前
の状態を示している)、図2は、図1(a)における要
部拡大図、図3は、検査装置の測定系の接続状態を示す
概略説明図、図4は、図1(c)のものにおいて、被検
体を各プローブに接触させた状態を示す縦断面図であ
る。
査装置では、測定器の測定信号ポートからのRF信号が
同軸ケーブルおよび測定治具である端子ブロックTを介
して被検体7に入力されるとともに、被検体7からの出
力信号が端子ブロックTおよび別の同軸ケーブルを介し
て測定器の入力ポートに入力されるようになっている。
そして、端子ブロックTでは、後述するように同軸構造
を成す一対のRF信号用プローブ2,2が被検体7の信
号用端子に接触できるように構成している。なお、図3
では、後述するGND用プローブの図示を省略してい
る。
図4に、その端子ブロックTを示している。この端子ブ
ロックTは、導電性材料(例えば真鍮)で構成された金
属ブロック1に、測定用プローブの一種をなす一対のR
F信号用プローブ2をそれぞれ埋設する貫通孔3、およ
び、測定用プローブの一種をなす4つのGND用プロー
ブ4をそれぞれ埋設する有底孔5を形成している。そし
て、RF信号用プローブ2を中心導体とし、金属ブロッ
ク1を外部導体とする同軸構造が形成され、かつ任意の
特性インピーダンスを形成するように絶縁チューブ6の
誘電率およびその径が選択されている。
貫通孔3に対して装着されたテフロン(登録商標)製チ
ューブなどの樹脂材からなる絶縁チューブ6内に挿入さ
れた状態で設けられている。そして、RF信号用プロー
ブ2は、スリーブ2aと、このスリーブ2aに出退自在
に、かつ抜け止め状態で外方へ突出する側に内部のばね
で弾性付勢された一対の可動ピン2b,2cとで構成さ
れている。
の可動ピン2bは金属ブロック1から突出し、例えばD
UT(device under test)などの被検体7の電極7a
を接触させることができるようになっている。RF信号
用プローブ2の他端の可動ピン2cは測定機器に接続さ
れる信号線8の芯線8aに接続(この実施形態1では同
軸線の芯線にピンが接触するようになっている(図1
(c)参照))する構成となっている。
プローブ4がそのRF信号用プローブ2の両脇にそれぞ
れ配置されている。すなわち、図1(a)に示すよう
に、左右にそれぞれ配置されたRF信号用プローブ2の
前後両側にそれぞれGND用プローブ4が配置されてい
る。各GND用プローブ4は、スリーブ4aと、該スリ
ーブ4aに抜け止め状態で上方へ突出するように、かつ
内部のばねで弾性付勢されるように装着された可動ピン
4bとで構成している。そして、有底孔5の上端部に開
口する状態で平面視矩形状の比較的浅い掘り込み10を
金属ブロック1に形成している。この掘り込み10は、
各有底孔5においてRF信号用プローブ2が有る側とは
反対側に形成されているのであって、各掘り込み10に
は、弾性付勢手段としてのU字状バネ11が装着され、
このU字状バネ11が掘り込み10から飛び出さないよ
うネジ30によって止め付けられている。このU字状バ
ネ11は、その装着された状態において、GND用プロ
ーブ4をRF信号用プローブ2に向かって弾性付勢して
有底孔5の内壁に押し付けるものである。この押し付け
によって、GND用プローブ4は金属ブロック1と確実
に接触している。特に、U字状バネ11はGND用プロ
ーブ4の被検体7側に臨む金属ブロック1における面M
近くに位置しているから、GND用プローブ4がU字状
バネ11に押圧されたとき、GND用プローブ4は、そ
の上端部で有底孔5に特に強く押圧されることになる。
したがって、GND用プローブ4を金属ブロック1の被
検体7に臨む面近くに位置する箇所で、このU字バネ1
1を用いてGND用プローブ4と金属ブロック1とをR
F信号用プローブ2の横側において接続する接続構造が
構成されている。これにより、検査時に被検体7のGN
D用電極を通してGND用プローブ4に流れた帰還電流
は、その金属ブロック1の被検体7に臨む上面M近くか
らRF信号用プローブ2の横側に沿って流れていくこと
になる。また、U字状バネ11による押圧によって各G
ND用プローブ4は、金属ブロック1に強く接触した状
態が維持されるから、そのGND用プローブ4が金属ブ
ロック1から抜け出したりすることはなく、このU字状
バネ11が抜け出し防止を行う手段にも兼用されてい
る。
案内していく透明樹脂製の案内体である。この案内体1
2は、検査時において、被検体7の外部電極位置が各プ
ローブに接触できるように案内していくものである。さ
らに、図中、Kは、測定器のポートからの同軸ケーブル
(図1及び図2においては図示せず)を接続するための
コネクタ部であって、この各コネクタ部Kに接続された
同軸線が前記信号線8を構成するものである。なお、R
F信号用プローブ2のスリーブ2aの上部と、被検体7
の電極との干渉を避けるため、図5に示すように、金属
ブロック1にスリーブ2aの上部の大きさに準じた比較
的浅い平面視矩形状の切欠き溝20を形成しても良い。
よって保持されている。そしてその保持部材13は金属
ブロック1にネジ14により取り付けられている。詳述
すると、保持部材13は、金属板で構成されているので
あって、その中央部に信号線8が挿通嵌合される貫通孔
が形成されている。その信号線8の先端部は、保持部材
13の貫通孔に挿通した状態で所定長さ分突出させ、そ
の状態での半田付けにより保持部材13と一体化してい
る。一方、RF信号用プローブ2を装着している金属ブ
ロック1の貫通孔3は、RF信号用プローブ2を装着し
ている箇所より下方の部分の内径を前記絶縁チューブ6
の外径よりも大に設定しているとともに、信号線8の外
径よりも小に設定していて、その貫通孔3において内径
が変わる箇所に段差部Dが形成されている。さらに、信
号線8の芯線を成す内部導体8aと外部導体8bとの間
の絶縁体8cと、前記絶縁チューブ6とによって、信号
線8の内部導体8aは、金属ブロック1に接触しないよ
う絶縁状態になっている。
は、信号線8の先端部を貫通孔3に下方側から圧入しな
がら、金属ブロック1に保持部材13をネジ14で締結
することによって行われる。このとき、保持部材13か
らの信号線8の突出量を、貫通孔3の下端から前記段差
部D位置までの長さよりも幾分大に設定していること
で、信号線8の先端の外部導体8bは、貫通孔3の段差
部Dに強く接触することになる。もちろん、このとき信
号線8の内部導体8aは、RF信号用プローブ4の下側
の可動ピンと接触することになる。
D用プローブ4と同様、貫通孔3からの抜け出しが阻止
されるように抜け出し防止構造となっている。詳述する
と、図2に示すように、貫通孔3は被検体7側に臨む面
M側の先端部分において、貫通孔3の内径が先端側ほど
小さくなるようにすぼまっている。これは、例えばドリ
ルで貫通孔3を穿設する際に、金属ブロック1の下方側
から穿設していき、ドリルの先端部のテーパ部分が貫通
する手前までの穿設で止めておくことで形成できる。
ブ2のスリーブ2aの嵌合は、圧入によってなされてい
る。スリーブ2aの下端部には外径側に突出するフラン
ジ2dを設けている。そして、絶縁チューブ6における
RF信号用プローブ2を挿入する貫通孔の下端部には、
フランジ2dを嵌合させる段部を形成している。
プローブ2を挿入することで組み付けたものを金属ブロ
ック1の下方から貫通孔3に挿入していき、貫通孔3の
先すぼまり部分で絶縁チューブ6が位置規制されて抜け
止めされる。RF信号用プローブ2もフランジ2dが絶
縁チューブ6に接当規制され抜け止めされる。その状態
で信号線8の先端部が貫通孔3に圧入され、前記段部D
で位置規制される。その状態で、信号線8の内部導体8
aとRF信号用プローブ2の可動ピンとは、信号伝達が
なされるように接触することになる。信号線8の外部導
体8bは、前記段部Dに強く接触することで金属ブロッ
ク1からの帰還電流が伝わるようになっている。
の端子ブロックTのRF信号用プローブ2およびGND
用プローブ4により測定検査する場合には、前記案内体
12で被検体7が案内されるように金属ブロック1の測
定を行う面M側に治具などを用いて近接させていく。そ
のとき、被検体7の各端子と対応する各プローブ2,4
の可動ピン2b,4bとが接触し、さらに可動ピン2
b,4bを押し下げることになる。被検体7が金属ブロ
ック1の面Mに当接して位置規制されたところで測定を
行う。そのとき、図4に示すように、金属ブロック1の
被検体7側に臨む面と被検体7の端子のRF信号用プロ
ーブ2およびGND用プローブ4との接触面とがほぼ面
一となる位置でRF信号用プローブ2、GND用プロー
ブ4の可動ピン2b,4bに被検体7の対応する各端子
を接触させることになるから、可動ピン2b,4bが金
属ブロックの1の被検体7側に臨む面Mより突出しない
状態で測定することになる。したがって、その突出があ
る場合に可動ピン2b,4bのその突出部分同士間に生
じる結合容量などが解消でき、測定用のRF信号で損失
が生じたりするのを抑制できる。
うに抜け止め構造によって金属ブロック1の貫通孔3か
ら抜け止めされているが、その交換を行う場合は、信号
線8を金属ブロック1から取り外して、金属ブロック1
の下方側からのRF信号用プローブ2および絶縁チュー
ブ6の脱着を行う。したがって、このような嵌め合わせ
構造となっていることからその交換作業も簡易な作業と
なっている。
図7に基づいて説明する。上記実施形態1と同様の構造
については説明を省略するとともに、同一符号を付す。
図7(a)は、端子ブロックを示す平面図、図7(b)
は、図7(a)のB−B線縦断面図、図7(c)は、図
7(a)のA−A線縦断面図である。
のGND用プローブ4を埋設する貫通孔16は、被検体
7と接する面の反対側から該GND用プローブ4のスリ
ーブ外径と同じか若干大きな径で上下に貫通する孔とし
て形成されており、被検体7と接する面の近傍で、GN
D用プローブ4の先端の可動ピンの径と同じか若干大き
な径で形成されている。この場合、GND用プローブ4
のスリーブ4aの外径の方が先端の可動ピン4bの外径
よりも大きく設定している。
らドリルにより穿設したものであって、ドリルが完全に
貫通するように孔形成するのでなく、ドリル先端の先す
ぼまり部の途中まで貫通させたものに加工してあり、こ
れにより、孔16の上端近くではその内周面が少し先す
ぼまりのテーパ面を構成している。
ピン4bが孔16より突出する状態で、かつスリーブ4
aが前記テーパ面に当たるように当該孔16に挿入され
る。そして、GND用プローブ4は、被検体7と接触す
る面の反対側からコイルバネ17により被検体7側に向
かって押え付けられる。これにより、前記孔16のテー
パ部分にGND用プローブ4のスリーブ4aが規制され
るとともに、その箇所に強く接触することになる。よっ
て、その接触箇所において、当該GND用プローブが金
属ブロック1に対し被検体側と接触する面Mの近傍で確
実に接触を得ることができるとともに、GND用プロー
ブ4が貫通孔16から抜けでない抜け止め構造となって
いる。コイルバネ17は、信号線8を金属ブロック1に
取り付けるための保持部材13によって下側への抜け出
しおよび位置規制がなされている。なお、このコイルバ
ネ17はGND用プローブ4の可動ピンを弾性付勢する
バネ力よりも十分に強く設定しておき、被検体を押し当
てたときにおいてもプローブを金属ブロックに押え付け
るようになっている。さらに、図7に示すように、各G
ND用プローブ4を挿入する貫通孔16に一部つながる
状態で水平方向に沿って帰還電流制御穴21を穿設して
いる。この帰還電流制御穴21は、RF信号用プローブ
2とGND用プローブ4の間に設けられているものであ
って、測定時のGND用プローブ4を通って流れる帰還
電流がRF信号用プローブ2の外周近傍に沿って流れて
いき易くするために形成されている。
造について説明する。図8に示すように、信号線8にお
いて芯線となる内部導体8aを外部導体8bおよび絶縁
層8cの先端より予め所定長さ分突出させておき、その
突出部分にRF信号用プローブ2のスリーブ2aの下部
を圧入外嵌する。すなわち、RF信号用プローブ2のス
リーブ2aの下端部内径は、内部導体8aの外径よりも
幾分小さく設定されているので、これによりスリーブ2
aの下部を内部導体8aに外嵌するときには圧入状態と
なる。なお、圧入し易くするため、そのスリーブ2aの
下端部にはスリットSを形成している。さらに、絶縁チ
ューブ6がスリーブ2aに圧入されて金属ブロック1の
貫通孔3に絶縁チューブ6およびRF信号用プローブ2
が内嵌されて装着される。
用プローブ2は信号線8の内部導体8aに圧入されてい
ることで貫通孔3から抜け出ないようになっているとと
もに、GND用プローブ4は先すぼまりの貫通孔16に
よって同じく抜け出ないようになっている。
の端子ブロックTのRF信号用プローブ2およびGND
用プローブ4により測定検査する場合には、前記案内体
12で被検体7が案内されるように金属ブロック1の測
定を行う面M側に治具などを用いて近接させていく。そ
のとき、被検体7の各端子と対応する各プローブ2,4
の可動ピン2b,4bとが接触し、さらに可動ピン2
b,4bを押し下げることになる。被検体7が金属ブロ
ック1の面Mに当接して位置規制されたところで測定を
行う。そのとき、金属ブロック1の被検体7側に臨む面
と被検体7の端子のRF信号用プローブ2およびGND
用プローブ4との接触面とがほぼ面一となる位置でRF
信号用プローブ2、GND用プローブ4の可動ピン2
b,4bに被検体7の対応する各端子を接触させること
になるから、可動ピン2b,4bが金属ブロックの1の
被検体7側に臨む面Mより突出しない状態で測定するこ
とになる。
基づいて説明する。上記実施形態1と同様の構造につい
ては説明を省略するとともに、同一符号を付す。図9
(a)は、端子ブロックを示す平面図、図9(b)は、
図9(a)のA−A線縦断面図である。
け止め構造は実施形態2と同様の構造である。
造について説明する。図8に示すように、信号線8にお
いて芯線となる内部導体8aを外部導体8bおよび絶縁
層8cの先端より予め所定長さ分突出させておき、その
突出部分にRF信号用プローブ2のスリーブ2aの下部
を圧入外嵌する。すなわち、RF信号用プローブ2のス
リーブ2aの下端部内径は、内部導体8aの外径よりも
幾分小さく設定されているので、これによりスリーブ2
aの下部を内部導体8aに外嵌するときには圧入状態と
なる。なお、圧入し易くするため、そのスリーブ2aの
下端部にはスリットSを形成している。このRF信号用
プローブ2とRF信号用プローブ2が挿入されている貫
通孔3と間には実施形態1,2のような絶縁チューブを
介在させず、単に空気層の絶縁層、すなわち空気絶縁層
22を設けている。
号線8の内部導体8aによって保持されるとともに、こ
のRF信号用接触子2と貫通孔3との間には空気絶縁層
22が設けられているから、絶縁チューブが不要となっ
ている。
(εr≒1)から、これに伴い同軸部の外部導体の内径
を細くすることも可能となり、よって、被検体7の端子
ピッチの狭ピッチ化にも対応できる。
明する。まず、同軸線の線路インピーダンスZ0の算出
は下記式で与えられる。
線部の外径、bは、外部導体の内径である。この線路イ
ンピーダンスZ0、RF信号用プローブの外径aを同じ
として、絶縁体としてテフロン(登録商標)製チューブ
(εr≒2.1)から空気層とすると、外部導体の外径
はその比率として1/√2.1=0.69と小さくする
ことができる。また、絶縁チューブを用いている場合に
は、その絶縁チューブの誘電正接による損失なども生じ
ていたが、空気層を絶縁層とすることで、その誘電正接
を小さくできる。
0、図11に基づいて説明する。上記実施形態1と同様
の構造については説明を省略するとともに、同一符号を
付す。図10(a)は、端子ブロックを示す平面図、図
10(b)は、図10(a)のA−A線縦断面図、図9
(c)は、GND用プローブなどを示す拡大縦断面図、
図11は、要部の拡大縦断面図である。なお、RF信号
用プローブ2の同軸構造については実施形態3と同様で
ある。
によってRF信号用接触子2は貫通孔3に挿入された状
態で保持固定され、そのRF信号用接触子2と貫通孔3
との間には空気絶縁層22が設けられている。さらに、
RF信号用接触子2を保持するために、円板状の絶縁材
からなる保持板23をRF信号用プローブ2のスリーブ
5a上端部に外嵌圧入している。また、図11に示すよ
うに、この保持板23とほぼ同径寸法で該保持板23を
載置できる平面視円形の浅い掘り込み24を金属ブロッ
ク1の貫通孔3の上端部に形成している。
の内部導体8aに圧入されて保持されるとともに、保持
板23によってRF信号用プローブ2の上部が横振れし
ないよう貫通孔3に対して安定的に保持される。また、
この保持部材23で貫通孔3が覆われているので、異物
が貫通孔3に侵入するのがこの保持部材23で防止され
る。
0、図12乃至図15に基づいて説明する。上記実施形
態4と同様の構造については説明を省略するとともに、
同一符号を付す。図10(a)は、端子ブロックを示す
平面図、図10(b)は、図10(a)のA−A線縦断
面図、図12は、保持部材の平面図、図13は、保持部
材の別の設置構造を示す要部の拡大縦断面図、図14
は、保持部材の別の形態を示す平面図、図15は、保持
板に薄膜フィルムを貼着する様子を示す側面図である。
aにRF信号用プローブ2のスリーブ2aの下端部が圧
入外嵌されている。図13に示すように、このRF信号
用プローブ2の高さ方向中間部、円板状の絶縁材からな
る保持板25を外嵌している。この保持板25は、貫通
孔3の上端縁よりも幾分下方の位置に内嵌される状態で
RF信号用プローブ2を保持している。そして、その保
持板25の外径と貫通孔3の内径とをほぼ同じに設定し
ているので、保持板25はその外縁が貫通孔3の内周面
に内嵌された、すなわち内接された状態となっている。
これにより、RF信号用接触子2はその保持板25によ
って横振れなく貫通孔3に保持される。したがって、そ
の保持された状態で、RF信号用プローブ2と貫通孔3
との間に空気絶縁層22が設けられることになる。
うに、RF信号用プローブ2へ外嵌するための嵌合孔2
6とは別に複数個の切欠き孔27を穿設している。各切
欠き孔27は、図12に示すものの場合、保持板25の
中心点に対して点対称位置に配置されている。なお、こ
の切欠き孔27は少なくとも1個以上形成されていれば
良いのであって、その個数は限定されるものではない。
また、このような切欠き孔27のない構成の保持板25
でも良い。
とにより、この保持板25の見かけの誘電率は小さく抑
えられることになるので、空気絶縁層22のみの場合と
ほぼ同様の効果が得られる。
に、その外周部に扇状の切欠き部28を複数箇所形成
し、残った放射状のスポーク状部分SPの先端が貫通孔
3の内周面に当接されて横振れの規制ができるようにし
ても良い。
切欠き部28を形成することで、保持板25の見かけの
誘電率が小さく抑えられるとともに、所望のインピーダ
ンスになるように保持板25の外径を調整する必要がな
くなる。したがって、このように切欠き孔27や切欠き
部28を設けた場合、保持板25の外径を貫通孔3の内
径に合わせ、保持板25を貫通孔3の内周面に当接させ
る形で設けることができる。この場合、金属ブロック1
に掘り込み24を形成しなくてよい分、金属ブロック1
の加工が容易になる。
つ極力薄くすることにより、RF信号用プローブ2と貫
通孔3との間のみかけの誘電率を小さくすることが図れ
る。
7や切欠き部28を形成した保持板25の上面に薄膜フ
ィルム29を貼着して、その切欠き孔27や切欠き部2
8を覆った状態に構成しても良い。このように薄膜フィ
ルム29を貼着することで、RF信号用プローブ2を保
持する状態で貫通孔3に保持板25を装着したときに、
例えば測定時に各プローブ2,4と被検体7の端子との
接触で生じる摩耗粉が貫通孔3内に侵入するのを防止す
ることができる。
あって、これらの具体的構造に限定されるものでなく、
各種別実施例や変形例が考えられる。
6(a),(b)に示している。これは、RF信号用プ
ローブ2を絶縁チューブ6に挿入して組み付けたもの
を、金属ブロック1の貫通孔3に挿入して装着したもの
であって、貫通孔3の信号線8が圧入されてその外部導
体8cが当接して規制される段部Dと、この段部Dより
も小径で絶縁チューブ6が装着される箇所の孔内径より
も大となる第2段部D2を形成している。この第2段部
D2の内周径と同じ外径のフランジ6aを絶縁チューブ
6に形成している。また、実施形態1と同様、RF信号
用プローブ2のスリーブ2aの下端に径方向に突出する
フランジ2fを設けているとともに、このフランジ2f
が嵌合する凹入部6bを絶縁チューブ6の下端部に形成
している。これにより、RF信号用プローブ2が絶縁チ
ューブ6に挿入された状態では、フランジ2fが凹入部
6bに嵌め込まれる。また、絶縁チューブ6のフランジ
6aが第2段部D2に嵌め込まれる。したがって、絶縁
チューブ6は第2段部D2によって規制されて貫通孔3
からの飛び出しや抜け出しは無いと共に、フランジ2f
が凹入部6bに嵌め込まれていることで、RF信号用プ
ローブ2の絶縁チューブ6からの抜け出し、ひいては貫
通孔3からの抜け出しが阻止されている。
おける貫通孔3の先端部3aが先すぼまりのテーパとな
り、さらに絶縁チューブ6とRF信号用プローブ2とが
互いに嵌め合う形態のものを示したが、図17(a),
(b)に示すように、絶縁チューブ6とRF信号用プロ
ーブとが互いに噛み合う構造がなく、絶縁チューブ6中
に単にRF信号用プローブ2を挿入した構成でも良い。
この場合、絶縁チューブ6の上端側がさきすぼまり形状
となっていて、貫通孔3からの抜け出しが阻止された絶
縁チューブ6によってRF信号用プローブ2のスリーブ
2aの抜け出しは阻止されるが、可動ピン2bの上方へ
の突出は許されている。また、貫通孔3に圧入される信
号線8により下方からRF信号用プローブ2が押圧され
ることになる。
している。金属ブロック1を、下部側金属ブロック1a
に、上部側金属ブロック1bを重ねて互いに固定したも
のとし、両金属ブロック1aに連通する貫通孔3を形成
している。下部側金属ブロック1aの貫通孔3上端部
に、円板状の保持部材25を載置可能な大径凹部31を
形成している。図示しない信号線の芯線に圧入嵌合され
たRF信号用プローブ2のスリーブ2aに保持部材25
を圧入外嵌した状態で前記大径凹部31に載置する。そ
の大径凹部31に載置された保持部材25を下部側金属
ブロック1aとともに上下に挟むように上部側金属ブロ
ック1bを積載し、ボルトなどにより、上部側金属ブロ
ック1bと下部側金属ブロック1aとを固定する。これ
により、保持部材25は貫通孔3から抜け出ないように
なっているとともに、RF信号用プローブ2を一定姿勢
に保持することになる。
板を示したが、特に円板状に限定されるものでなく、例
えば平面視矩形状の保持板などその形状は適宜設定でき
る。また、保持板を埋設する掘り込みの形状も平面視で
保持板と同じ形状に設定していることにより、保持板の
横方向、つまり板面に沿う方向での位置規制がなされ、
プローブの適正姿勢での保持がなされることになる。
従来押え板の厚み分だけ金属ブロックの被検体側の面か
ら突出していた測定用プローブがその面とほぼ面一とな
る位置において接触させているから、従来その突出部の
ため生じていた寄生成分(容量結合や、突出部のインダ
クタンス成分)が無くなり、その寄生成分による信号の
損失を抑制できる。よって、測定精度を高めることがで
きる。
定プローブを貫通孔または該貫通孔近傍部位と嵌め合う
ことで貫通孔から抜け止めされているから、抜け止めを
行う特別な部材、たとえば押え板が不要となって、部品
点数を低減できるとともに、押え板を設けていた従来の
ように測定用プローブがその押え板の厚み分金属ブロッ
クより突出してしまうことも解消でき、その突出部分に
よる信号損失も回避できる。
定用プローブと絶縁チューブとを組み付けた状態にして
貫通孔に装着できるとともに、その装着した状態でその
組み付けたものは貫通孔または該貫通孔近傍部位と嵌め
合う構造によって、その組み付けたものが貫通孔から抜
け出ないよう阻止されることになり、ひいては測定用プ
ローブそのものの貫通孔からの抜け出しが阻止されるか
ら、その抜け出し防止の構造を簡単なものにできるとと
もに、組み付け作業も簡易になる。
属ブロックを外部導体として、同軸構造を成す測定用プ
ローブとは別に、GND用プローブが押し付け手段によ
る押し付けにより金属ブロックに抜け止めされて設けら
れているから、従来のようにこのGND用プローブを抜
け止めする押え板を設けなくても良い。
定用プローブは貫通孔に挿入された状態で信号線の芯線
に圧入することで保持された状態となっており、押え板
のような抜け止め手段を設けなくて済む。その保持状態
で測定用プローブと貫通孔の内周面との間に空気絶縁層
を設けることで、その測定用プローブと金属ブロックと
の間の寄生容量の発生を抑制できる。また、空気絶縁層
は絶縁チューブより誘電が小さいため、上記寄生容量の
発生を抑制するために必要な空気絶縁層の厚みが絶縁チ
ューブの厚みより小さい。したがって、空気絶縁層を用
いて同軸構造を構成する場合には、貫通孔の径に対し
て、より大きい径のプローブを用いることができる。一
方、プローブの径に対して、より小さい径の貫通孔を採
用することができる。すなわち、プローブ間隔を小さく
でき、狭ピッチ化への対応を図れる。
持板を利用して測定用プローブの姿勢を金属ブロックと
の間で絶縁状態となる一定姿勢に安定的に保持できると
ともに、保持板は金属ブロックに形成された掘り込みに
埋設されるから、その保持状態で保持板が金属ブロック
より突出しないようにでき、測定用プローブを安定的に
保持できる。
持板の形状と、該保持板を埋設する埋設部の孔の形状と
をほぼ同じにしていることいることで、横方向での測定
用プローブの位置ずれが規制され、測定用プローブを常
に一定姿勢に安定的に保持でき、安定した測定ができ
る。
持板を利用して測定用プローブの姿勢を金属ブロックと
の間で絶縁状態となる一定姿勢に安定的に保持できると
ともに、保持板は貫通孔に内接させているから、その保
持状態で保持板が金属ブロックより突出しないようにで
きる。
持板に有する切欠き孔によって、保持板の誘電率を極力
小さくできるので、測定精度を向上できる。
扇状に切り欠いている切欠き部を有することによって、
保持板の誘電率を極力小さくできるので、測定精度を向
上できる。
この薄膜フィルムの貼着によって、薄膜フィルムは貫通
孔内への塵埃などの異物侵入を阻止するものとなってい
るから、異物侵入による測定精度の低下を抑制できる。
(a)、側面図(b)、(a)のA−A線断面図(c)
ブなどを示す縦断面図
電極と各プローブとが接触している状態を示す縦断面図
のを示す平面図
図
(a)、側面図(b)、(a)のA−A線断面図(c)
線の芯線に圧入する様子を示す側面図
(a)、(a)のA−A線断面図(b)
(a)、(a)のA−A線断面図(b)
面図
す側面図
ーブなどの縦断面図(a)、要部の拡大縦断面図(b)
ーブなどの縦断面図(a)、要部の拡大縦断面図(b)
面図
Claims (11)
- 【請求項1】 外部導体とする金属ブロックと、該金属
ブロックの貫通孔に挿入された少なくとも一つの測定用
プローブとによって同軸構造を構成し、前記測定用プロ
ーブの一方端に被検体に対する接触部を設け、他方端側
に測定系の信号線と接続する接続部を設けるとともに、
前記金属ブロックの前記被検体側に臨む面と前記被検体
の電極の被接触面とがほぼ面一となる位置で、前記測定
用プローブの接触部と前記被検体の電極とを接触させて
測定することを特徴とする検査装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の検査装置において、 前記測定用プローブは、前記貫通孔に挿入された状態で
該貫通孔または該貫通孔近傍部位との互いの嵌め合い構
造により前記貫通孔から抜け止めされていることを特徴
とする検査装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の検査装置にお
いて、 前記同軸構造を構成する測定用プローブは、絶縁チュー
ブに抜け止め状態で挿入されて組み付けられるととも
に、該測定用プローブと該絶縁チューブとを組み付けた
ものは、前記貫通孔または該貫通孔近傍部位との互いの
嵌め合い構造により前記貫通孔から抜け止めされている
ことを特徴とする検査装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の検査
装置において、 前記被検体のGND用電極と接触するGND用プローブ
を前記金属ブロックの貫通孔に挿入して備えるととも
に、該GND用プローブは、前記金属ブロックに押し付
ける押し付け手段により抜け止めしていることをことを
特徴とする検査装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の検査装置において、 前記同軸構造を構成する測定用プローブの一方端部に形
成された孔に前記信号線の芯線が圧入された状態で、前
記測定用プローブを前記信号線に保持することで、前記
測定プローブの前記貫通孔からの抜け止め構造とすると
ともに、該測定用プローブと前記貫通孔の内周面との間
を、空気絶縁層としていることを特徴とする検査装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の検査装置において、 前記測定用プローブに絶縁材からなる保持板を圧入外嵌
するとともに、該保持板、前記測定用プローブおよび前
記金属ブロックとにより所望の線路インピーダンスを得
るように前記保持板の外形寸法が設定され、前記金属ブ
ロックには、前記保持板を埋設するための掘り込みを形
成していることを特徴とする検査装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の検査装置において、 前記保持板の形状と、該保持板を埋設する埋設部の孔の
形状とをほぼ同じにしていることを特徴とする検査装
置。 - 【請求項8】 請求項5に記載の検査装置において、 前記測定用プローブに絶縁材からなる保持板を圧入外嵌
するとともに、該保持板、前記測定用プローブおよび前
記金属ブロックにより所望の線路インピーダンスを得る
ように前記保持板の外形寸法が設定され、前記保持板を
前記金属ブロックの貫通孔に内接させていることを特徴
とする検査装置。 - 【請求項9】 請求項6から8のいずれかに記載の検査
装置において、 前記保持板には少なくとも1つ以上の切欠き孔を有する
ことを特徴とする検査装置。 - 【請求項10】 請求項7または8に記載の検査装置に
おいて、 円板状に構成した前記保持板の外周部を周方向複数箇所
で扇状に切り欠いている切欠き部を有することを特徴す
る検査装置。 - 【請求項11】 請求項6から10のいずれかに記載の
検査装置において、 前記保持板の表面に前記切欠き孔または前記切欠き部を
覆うように薄膜フィルムを貼着していることを特徴とす
る検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002047883A JP2003248030A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002047883A JP2003248030A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003248030A true JP2003248030A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28660831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002047883A Pending JP2003248030A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003248030A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009084173A1 (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-09 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd | プローブピン |
JP2009162500A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | プローブピン |
JP2021135214A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 通電コンタクトユニット、及び試験システム |
JP2021189084A (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-13 | 東理システム株式会社 | 電流テストプローブホルダーおよび電流テストプローブ装置 |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002047883A patent/JP2003248030A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009084173A1 (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-09 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd | プローブピン |
JP2009162500A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | プローブピン |
TWI426273B (zh) * | 2007-12-28 | 2014-02-11 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | Probe and probe support construction |
JP2021135214A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 通電コンタクトユニット、及び試験システム |
JP2021189084A (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-13 | 東理システム株式会社 | 電流テストプローブホルダーおよび電流テストプローブ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7772858B2 (en) | Probe card | |
US10649005B2 (en) | Contact terminal, inspection jig, and inspection device | |
JP4535828B2 (ja) | 検査ユニットの製法 | |
US9638714B2 (en) | On-center electrically conductive pins for integrated testing | |
KR100449204B1 (ko) | 고주파용 프로브의 에어 인터페이스 장치 | |
US10401386B2 (en) | On-center electrically conductive pins for integrated testing | |
WO2007125974A1 (ja) | 導電性接触子ホルダ | |
KR20040044377A (ko) | 고주파 소자용 검사 치구 및 이 치구에 채용된 접촉 프로브 | |
KR20000005260A (ko) | 도전성 접촉 유니트 시스템 | |
JP2001099889A (ja) | 高周波回路の検査装置 | |
KR100992522B1 (ko) | 프로브 유닛 및 검사장치 | |
JP2007198835A (ja) | 高周波特性測定治具 | |
KR20200112637A (ko) | 접속기, 소켓, 소켓 조립체 및 배선판 조립체 | |
JPWO2020110960A1 (ja) | プローブ嵌合構造及びプローブ | |
JP2007178163A (ja) | 検査ユニットおよびそれに用いる検査プローブ用外皮チューブ組立体 | |
JP2011247720A (ja) | Trl校正標準器およびそれを備えた校正装置 | |
JP2003248030A (ja) | 検査装置 | |
JP2007192554A (ja) | 四探針測定用同軸プローブ及びこれを備えたプローブ治具 | |
JP3225841U (ja) | プローブをキャリブレーションするためのキャリブレーションアダプタ | |
US9341649B1 (en) | On-center electrically conductive pins for integrated testing | |
JP2014071091A (ja) | プローブユニットおよび検査装置 | |
JP2003270291A (ja) | 高周波製品の検査装置 | |
JPH10213593A (ja) | 接触子及びその接触子を用いた接続治具 | |
JP2002131377A (ja) | 測定装置 | |
JP2003207539A (ja) | 検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20061017 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070508 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |