JPH0913822A - 引き戸構造 - Google Patents

引き戸構造

Info

Publication number
JPH0913822A
JPH0913822A JP18867995A JP18867995A JPH0913822A JP H0913822 A JPH0913822 A JP H0913822A JP 18867995 A JP18867995 A JP 18867995A JP 18867995 A JP18867995 A JP 18867995A JP H0913822 A JPH0913822 A JP H0913822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sill
groove
sliding door
kamoi
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18867995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2900237B2 (ja
Inventor
Hitoshi Sakakibara
均 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Corp
Original Assignee
Noda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16227951&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0913822(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Noda Corp filed Critical Noda Corp
Priority to JP18867995A priority Critical patent/JP2900237B2/ja
Publication of JPH0913822A publication Critical patent/JPH0913822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900237B2 publication Critical patent/JP2900237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でありながら、家屋に変形が生じ
た場合であっても縦枠と引き戸木口部との間に隙間を露
呈させることのない新規な引き戸構造を提供する。 【構成】 開口部に敷居1、鴨居2および左右一対の縦
枠3a、3bによる四方枠体4が設けられ、敷居上面お
よび鴨居下面にはそれぞれその長さ方向にわたって敷居
溝11、12および鴨居溝21、22が設けられ、引き
戸5a、5bがその下端部および上端部を敷居溝および
鴨居溝にそれぞれ嵌合された状態で該枠体内に開閉自在
に設けられてなる引き戸構造において、縦枠の内面には
その長さ方向にわたって戸决り溝31、32が形成さ
れ、戸决り溝は敷居溝および鴨居溝がそれぞれ敷居およ
び鴨居の木口端において開口する木口開口部に対応する
位置に形成されており、かつ、敷居および鴨居のエンド
木口端にはそれぞれ戸决り溝内に嵌合される凸部6a〜
6dが設けられ、凸部には敷居溝および鴨居溝と連通す
る同形状の凹溝7a〜7dがそれぞれ形成され、引き戸
の木口縁部がその上下端部をそれぞれ凸部の凹溝に嵌入
された状態にて戸决り溝に収納可能に構成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の開口部に設けら
れる引き戸構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記引き戸構造は、開口部に敷居、鴨居
および左右一対の縦枠による四方枠体が設けられ、該枠
体内に開閉自在に引き戸が設けられてなる。引き戸は必
要に応じて戸車を有し、レールや溝に沿って水平方向に
移動可能とされる。引き戸の閉塞時には、引き戸の木口
部が枠体の縦枠に接するように構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、家屋におい
て建築後に躯体の沈み込みや馴染み等により変形が生ず
ると、縦枠と引き戸木口縁部との間に隙間が発生し、気
密性の低下、あるいは室内の明かりや音の室外への漏洩
等の問題が生ずる。
【0004】このような問題を回避するためには、引き
戸の上端部や下端部を削り調整したり、戸車に高さ調整
機能を持たせて、縦枠と引き戸木口部との間の隙間を隠
蔽しなければならないが、引き戸の削り調整には熟練技
術を要し、また、高さ調整機能を有する戸車は高価なた
め引き戸構造全体のコストアップとなっていた。さら
に、いずれにしても調整代が小さいため、変形の程度が
大きくなると隙間を完全に隠蔽することができないとい
う問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
従来技術の問題点を解消し、簡単な構成でありながら、
家屋に変形が生じた場合であっても縦枠と引き戸木口部
との間に隙間を露呈させることのない新規な引き戸構造
を提供することを目的とする。
【0006】かかる目的を達成するため、本発明による
引き戸構造は、開口部に敷居、鴨居および左右一対の縦
枠による四方枠体が設けられ、敷居上面および鴨居下面
にはそれぞれその長さ方向にわたって敷居溝および鴨居
溝が設けられ、引き戸がその下端部および上端部を敷居
溝および鴨居溝にそれぞれ嵌合された状態で該枠体内に
開閉自在に設けられてなる引き戸構造において、縦枠の
内面にはその長さ方向にわたって戸决り溝が形成され、
戸决り溝は敷居溝および鴨居溝がそれぞれ敷居および鴨
居の木口端において開口する木口開口部に対応する位置
に形成されており、かつ、敷居および鴨居のエンド木口
端にはそれぞれ戸决り溝内に嵌合される凸部が設けら
れ、凸部には敷居溝および鴨居溝と連通する同形状の凹
溝がそれぞれ形成され、引き戸の木口縁部がその上下端
部をそれぞれ凸部の凹溝に嵌入された状態にて戸决り溝
に収納可能に構成されてなることを特徴とする。
【0007】本発明の引き戸構造を構成する敷居、鴨
居、縦枠および引き戸はいずれも公知のものを使用する
ことができる。
【0008】たとえば、敷居、鴨居および縦枠の基材に
は、挽材、合板、繊維板、パーティクルボード、集成
材、単板積層材等の基材が単独であるいはそれらを任意
積層した積層材として用いられる。また、それら基材と
単板、合成樹脂シート、金属シート等を任意積層した複
合材を用いることも可能である。敷居、鴨居および縦枠
は、これら基材をそのまま用いて構成することもできる
が、少なくとも施工後において外部に露出される部分に
は、単板や化粧紙、化粧合成樹脂シート等の化粧材を貼
着したり、あるいは模様印刷、着色塗装等による任意化
粧を施してもよい。
【0009】枠体を構成したときに上面側となる敷居の
一面にはその長さ方向にわたって敷居溝が形成され、枠
体を構成したときに下面側となる鴨居の一面にはその長
さ方向にわたって鴨居溝が形成される。
【0010】さらに、本発明においては、枠体を構成し
たときに内面側となる縦枠の一面にはその長さ方向にわ
たって、閉塞時に引き戸の木口縁部を収納するための戸
决り溝が形成される。
【0011】また、敷居および鴨居のエンド木口端には
それぞれ戸决り溝内に嵌合される凸部が設けられ、凸部
には敷居溝および鴨居溝と連通する同形状の凹溝がそれ
ぞれ形成される。該凸部は、敷居および鴨居のエンド木
口端を延長させて一体的に形成してもよく、あるいは別
個の凸部材を敷居および鴨居のエンド木口端に固着して
もよい。
【0012】これら敷居、鴨居および一対の縦枠は、相
互の突き付け部をビス、釘、接着剤等により固定される
ことにより、四方枠体が得られる。
【0013】引き戸としては障子、窓障子、書院障子、
ふすま、よし戸、ガラス戸、格子戸、舞良戸、フラッシ
ュ戸、唐戸等の任意のものを用いることができる。
【0014】なお、本明細書において敷居溝あるいは鴨
居溝とは、必ずしも敷居あるいは鴨居自体に形成された
溝を意味するものではなく、引き戸の上下端部を少なく
とも部分的に収容して開閉に際して案内溝として機能す
るものを広く含む概念である。たとえば、敷居や鴨居自
体に形成された溝内に任意形状のレール部材を嵌合配置
し、あるいは敷居や鴨居自体には溝を形成することなく
任意形状のレール部材を固着した場合をも含むものであ
り、そのような場合には該レール部材における溝が「敷
居溝」あるいは「鴨居溝」を構成するものであって、該
レール部材における溝形状に対応する形状の凹溝を有す
る凸部が敷居および鴨居のエンド木口端から延長するよ
うに設けられ、縦枠の戸决り溝内に嵌合固着される。
【0015】本発明はあらゆるタイプの引き戸構造に適
用可能であり、いわゆる片引きタイプや引き違いタイプ
の引き戸構造として構成することができる。
【0016】
【実施例】図1ないし図4は本発明の一実施例による引
き戸構造を示す。この引き戸構造は、敷居1、鴨居2お
よび左右一対の縦枠3a、3bよりなる枠体4内に開閉
自在に引き戸5a、5bが設けられる引き違いタイプの
ものとして構成されている。
【0017】図2に示されるように、一方の縦枠3aに
はその奥方に長さ方向にわたる戸决り溝31が形成され
ている。この戸决り溝31は、引き戸(5a)の木口縁
部を略気密状態に収納可能とするために該引き戸の木口
縁部の厚さ寸法に対応する幅寸法を有している。また、
戸决り溝31は、敷居1および鴨居2にそれぞれ形成さ
れている敷居溝11、12および鴨居溝21、22のう
ちの奥方の敷居溝11および鴨居溝21が敷居1および
鴨居2の木口端において開口する木口開口部と対応する
位置に形成されている。
【0018】なお、公知のように、敷居溝11、12お
よび鴨居溝21、22はそれぞれ引き戸5a、5bの上
下端部を収納して引き戸の開閉に際して案内溝として働
くものである。
【0019】敷居1および鴨居2のエンド木口端には、
戸决り溝31内に嵌合可能な断面略コ字形状の凸部6
a、6bが一体的に延長形成されている。また、これら
凸部6a、6bには、敷居溝11および鴨居溝21と同
形状の凹溝7a、7bが敷居溝11および鴨居溝21と
連通するように形成されている。
【0020】他方の縦枠3bにおいても同様であり、図
3に示されるように、縦枠3bの前方にはその長さ方向
にわたって戸决り溝32が形成され、引き戸(5b)の
木口縁部が該戸决り溝32内に略気密状態に収納可能と
されている。戸决り溝31は、敷居1および鴨居2にそ
れぞれ形成されている前方の敷居溝12および鴨居溝2
2の木口開口部と対応する位置に形成され、該位置にお
いて、敷居溝12および鴨居溝22と連通する同形状の
凹溝7c、7dを有する凸部6c、6dがそれぞれ戸决
り溝32内に嵌合可能である。
【0021】枠体4は、凸部6a、6bを戸决り溝31
内に嵌合固着し、凸部6c、6dを戸决り溝32内に嵌
合固着して、敷居1、鴨居2および一対の縦枠3a、3
bを枠組みして構成される。
【0022】得られた枠体4においては、後方の敷居溝
11および鴨居溝21は、戸决り溝31内に嵌合固着さ
れた上下の凸部6a、6bの凹溝7a、7bと連続して
縦枠3aの内部にまで延長されており、同様に、前方の
敷居溝12および鴨居溝22は、戸决り溝32内に嵌合
固着された上下の凸部6c、6dの凹溝7c、7dと連
続して縦枠3bの内部にまで延長されている。
【0023】したがって、図4に示されるように、引き
戸5aの(図において左側)木口縁部は閉塞時に縦枠3
aの戸决り溝31内に収納され、同様に、引き戸5bの
(図において右側)木口縁部は閉塞時に縦枠3bの戸决
り溝32内に収納される。
【0024】このため、家屋の変形等により縦枠3a、
3bと敷居1、鴨居2との間の垂直関係が損なわれたと
しても、引き戸5a、5bの閉塞木口縁部と縦枠3a、
3bとの間に生ずる隙間は戸决り溝31、32内に吸収
されて、外部に露見することがない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、縦枠の内面側に形成し
た戸决り溝に引き戸の閉塞木口縁部が収納されるため、
家屋の変形等により引き戸の閉塞木口縁部と縦枠との間
に隙間が生じたとしても、該隙間は戸决り溝内に吸収さ
れて、外部に露見されることがない。
【0026】また、戸决り溝の上下端部を敷居および鴨
居のエンド木口端に設けられる凸部で閉塞しているた
め、戸决り溝へのゴミの侵入を防止し、併せて引き戸閉
塞時の気密性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による引き違いタイプの引き
戸構造を示す正面図である。
【図2】図1の引き戸構造における一方の縦枠と敷居お
よび鴨居との組立関係を示す分解斜視図である。
【図3】図1の引き戸構造における他方の縦枠と敷居お
よび鴨居との組立関係を示す分解斜視図である。
【図4】図1の引き戸構造のIV−IV断面図である。
【符号の説明】
1 敷居 2 鴨居 3a、3b 縦枠 4 四方枠体 5a、5b 引き戸 6a〜6d 凸部 7a〜7d 凸部における凹溝 11、12 敷居溝 21、22 鴨居溝 31、32 戸决り溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に敷居、鴨居および左右一対の
    縦枠による四方枠体が設けられ、敷居上面および鴨居下
    面にはそれぞれその長さ方向にわたって敷居溝および鴨
    居溝が設けられ、引き戸がその下端部および上端部を敷
    居溝および鴨居溝にそれぞれ嵌合された状態で前記枠体
    内に開閉自在に設けられてなる引き戸構造において、前
    記縦枠の内面にはその長さ方向にわたって戸决り溝が形
    成され、前記戸决り溝は前記敷居溝および前記鴨居溝が
    それぞれ前記敷居および前記鴨居の木口端において開口
    する木口開口部に対応する位置に形成されており、か
    つ、前記敷居および前記鴨居のエンド木口端にはそれぞ
    れ前記戸决り溝内に嵌合される凸部が設けられ、前記凸
    部には前記敷居溝および前記鴨居溝と連通する同形状の
    凹溝がそれぞれ形成され、前記引き戸の木口縁部がその
    上下端部をそれぞれ前記凸部の凹溝に嵌入された状態に
    て前記戸决り溝に収納可能に構成されてなることを特徴
    とする引き戸構造。
JP18867995A 1995-06-30 1995-06-30 引き戸構造 Expired - Fee Related JP2900237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18867995A JP2900237B2 (ja) 1995-06-30 1995-06-30 引き戸構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18867995A JP2900237B2 (ja) 1995-06-30 1995-06-30 引き戸構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0913822A true JPH0913822A (ja) 1997-01-14
JP2900237B2 JP2900237B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=16227951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18867995A Expired - Fee Related JP2900237B2 (ja) 1995-06-30 1995-06-30 引き戸構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2900237B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2900237B2 (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4068433A (en) Wood-frame glass door unit
JP2900236B2 (ja) 引き戸構造
JPH0913822A (ja) 引き戸構造
JP3106236B2 (ja) 引き戸構造
JP3106235B2 (ja) 引き戸構造
JP4076908B2 (ja) トイレブースの扉装置
KR102086254B1 (ko) 시스템 창호용 여닫이창
JP2002227505A (ja) 上吊り引き戸枠
JP3044095U (ja) 引戸用戸枠
JPH0622077Y2 (ja) 親子ドア
GB2147646A (en) Extruded plastics frame elements with integral seal
JPH1193530A (ja) 折れ戸・間仕切り装置用の構成板
JP3138712B2 (ja) 戸車方式の引き戸構造
GB2322659A (en) Anti-insect screen for casement windows
JP2863906B2 (ja) 出入り口等の枠体
JP2000110448A (ja) クローゼットの前面枠体
JPH09144428A (ja) 開口枠の取付構造
JPH0321422Y2 (ja)
JPH0332236Y2 (ja)
US1164251A (en) Ventilating window-sash.
JP3044096U (ja) 引戸用戸枠
JP2007009677A (ja) 戸枠
JP3438936B2 (ja) ドアストッパー
JPH0860950A (ja) ドア用戸当たり
JPH08326426A (ja) スライディングドア取付枠構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees