JP3044096U - 引戸用戸枠 - Google Patents

引戸用戸枠

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JP3044096U
JP3044096U JP1997004803U JP480397U JP3044096U JP 3044096 U JP3044096 U JP 3044096U JP 1997004803 U JP1997004803 U JP 1997004803U JP 480397 U JP480397 U JP 480397U JP 3044096 U JP3044096 U JP 3044096U
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frame
decorative edge
decorative
vertical
door frame
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JP1997004803U
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Inventor
幸生 湯浅
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阿部興業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】化粧縁を取付ける際に、各化粧縁に突合わせ面
を形成する加工を施すだけで、各化粧縁を隙間なく突合
わせて外観の良い化粧縁枠を構成できる引戸用戸枠を提
供する。 【解決手段】縦枠2の上端部15に切欠部16が設けら
れ、この縦枠2の両側面に設けられた化粧縁嵌込み溝1
1の上端部が前記切欠部16に開放している。鴨居枠3
の両端部は縦枠2の切欠部16に嵌合して縦枠2に接合
され、それにより鴨居枠3の両側面の化粧縁嵌込み溝1
9が縦枠2の化粧縁嵌込み溝11に連通する。化粧縁嵌
込み溝11,19に、端部を斜めに切落として突合わせ
面を形成した化粧縁27が嵌込まれ、各化粧縁27,2
7の端部同士が隙間なく突き合わされた外観の良い化粧
縁枠が構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、建屋内の居室の出入口や押入れの開口部に設けられる内装用引戸 または玄関や勝手口に設けられる外装用引戸の戸枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内装用または外装用の引戸50は、図8に示すように、左右一対の縦 枠51と、この両縦枠51,51の上端を互いに連結する鴨居枠52と、前記両 縦枠51,51の下端を互いに連結する敷居枠53と、を備えた戸枠54に嵌込 まれ、前記鴨居枠52と敷居枠53に案内されて図示中の矢印Kに沿って開閉さ れる。
【0003】 この引戸用戸枠54は、従来、図9に示すように、前記縦枠51,51の上下 端55,55の内面に鴨居枠52及び敷居枠53の端面を当接させ、その枠51 ,52,53を相互に木ねじ56や釘により接合して組み立てられる。
【0004】 ところで、この種の引戸用戸枠54の両方の縦枠51,51及び鴨居枠52に は、一般に、それぞれの両側面にそれぞれの全長にわたって、化粧縁59,59 を嵌込むための化粧縁嵌込み溝57,58が設けられている。
【0005】 前記化粧縁59は、木材を加工したものであり、その全長にわたって前記化粧 縁嵌込み溝57,58に嵌合する突出部60を有し、かつこの突出部60から戸 枠54に嵌込まれた際に戸枠54の外周方向に延びる化粧部61を一体に備えて いる。
【0006】 この化粧縁59は、前記突出部60を前記化粧縁嵌込み溝57,58に嵌合す ることによって、両縦枠51,51と鴨居枠52に取付けられるものであり、こ の化粧縁59により建屋の戸枠据付け部の内周面と、その据付け部に嵌込まれた 戸枠54との隙間が覆いかくされる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の引戸用戸枠54は、図10に示すように、縦枠51と鴨居枠5 2との接合部62が、鴨居枠52の両端を縦枠51の内面(戸枠54の内周面を 構成する面)に当接させた構造であるため、縦枠51と鴨居枠52の化粧縁嵌込 み溝57,58が縦枠51の化粧縁嵌込み溝57から縦枠51の内面までの間で 途切れている。
【0008】 このため、各化粧縁59,59の端部同士を隙間なく突合わせて外観の良い化 粧縁枠を構成するためには、図11または図12に示すように、前記縦枠51ま たは化粧縁59に加工を施す必要があった。
【0009】 図11は、縦枠51と化粧縁59に加工を施す場合を示しており、この場合は 、縦枠51に、この縦枠51の化粧縁嵌込み溝57と鴨居枠52の化粧縁嵌込み 溝58とを連通させる新たな溝63を切り取り加工し、縦枠51及び鴨居枠52 に取付ける各化粧縁59,59のそれぞれの接合端を図のように同じ角度で斜め に切落とす。そして、鴨居枠52に取付ける化粧縁59の突出部60を鴨居枠5 2の化粧縁嵌込み溝58から前記新たな溝63にわたって嵌込むことにより、こ の化粧縁59の端部と縦枠51の化粧縁嵌込み溝57に突出部60を嵌込んだ縦 枠側化粧縁59の端部とを、隙間なく突合わせる。
【0010】 図12は、化粧縁59に加工を施す場合を示しており、この場合は、化粧縁5 9,59のそれぞれの接合端を図のように同じ角度で斜めに切り落とすとともに 、鴨居枠52に取付ける化粧縁59の突出部60の端部を、縦枠51の化粧縁嵌 込み溝57から鴨居枠52までの距離分切り落として、縦枠51に対する逃げ部 60aを形成する。そして、この鴨居枠側化粧縁59を、その突出部60を鴨居 枠52の化粧縁嵌込み溝58に嵌込んで、前記逃げ部60aが縦枠51の側面に 重なるように取付けることにより、この化粧縁59の端部と縦枠51の化粧縁嵌 込み溝57に突出部60を嵌込んだ縦枠側化粧縁59の端部とを、隙間なく突合 わせる。
【0011】 前述したいずれの場合においても、縦枠側と鴨居枠側の化粧縁59,59の端 部を隙間なく突合わせて、外観の良い化粧縁枠を構成することができるが、各化 粧縁59,59にそれぞれの突合わせ面(斜めの切落とし面)を形成する加工の ほかに、図11の場合は縦枠51に新たな溝63を加工しなければならず、また 、図12の場合は鴨居枠52に取付ける化粧縁59に縦枠51に対する逃げ部6 0aを加工しなければならない。そして、これらの加工は戸枠据付け現場で行わ なければならないため、施工に手間がかかるというデメリットがあった。
【0012】 この考案は、化粧縁を取付ける際に、各化粧縁にそれぞれの突合わせ面を形成 する加工を施すだけで、各化粧縁をその端部同士を隙間なく突合わせて取付ける ことができるようにし、かつ少ない手間で外観の良い化粧縁枠を構成することが できる引戸用戸枠を提供することを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この考案の引戸用戸枠は、左右一対の縦枠と鴨居枠と敷居枠とからなり、前記 縦枠および鴨居枠の両側面に、それぞれの枠の全長にわたって、建屋の戸枠据付 け部の内周面と戸枠の外周面との隙間を覆いかくす化粧縁の嵌込み溝が形成され た引戸用戸枠において、前記一対の縦枠の上端部の内面にそれぞれ、前記鴨居枠 の両端部が嵌合する切欠部が、この縦枠の化粧縁嵌込み溝に達する深さに設けら れ、その切欠部に前記縦枠の化粧縁嵌込み溝の上端部が開放しており、前記縦枠 の切欠部に端部が嵌合した前記鴨居枠の化粧縁嵌込み溝が前記縦枠の化粧縁嵌込 み溝に連通していることを特徴とするものである。
【0014】 この考案の引戸用戸枠は、鴨居枠に設けられた化粧縁嵌込み溝が縦枠に設けら れた化粧縁嵌込み溝に連通している。このため、化粧縁を前記化粧縁嵌込み溝に 嵌込んで取付ける際に、各化粧縁にそれぞれの突合わせ面を形成する加工を施す だけで、各化粧縁をその端部同士を隙間なく突合わせて取付けることができる。 したがって、少ない手間で外観の良い化粧縁枠を構成することができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
この考案の引戸用戸枠は、上記のようにその縦枠を、上端部の内面に鴨居枠の 端部が嵌合する切欠部を有し、その切欠部にこの縦枠の化粧縁嵌込み溝の上端部 を開放させた構造とし、前記切欠部に端部が嵌合する鴨居枠の化粧縁嵌込み溝が 前記縦枠の化粧縁嵌込み溝に連通するようにして、各化粧縁にそれぞれの突合わ せ面を形成する加工を施すだけで、各化粧縁をその端部同士で隙間なく突合わせ て取付けることができるようにしたものである。
【0016】 この考案の引戸用戸枠において、前記各化粧縁の突合わせ面は、例えば互いに 突合わせる化粧縁のそれぞれの端部を同じ角度で斜めに切落として形成すればよ い。
【0017】
【実施例】
以下に本考案の一実施例について、図1から図7を参照して説明する。なお、 図1は引戸用戸枠1の分解斜視図、図2は前記引戸用戸枠1の据付け状態の断面 図、図3は前記引戸用戸枠1の縦枠2の端面図、図4は前記縦枠2の断面図であ る。
【0018】 図1から図4に示すように、引戸用戸枠1は、左右一対の縦枠2と、この両縦 枠2,2の上端を互いに連結する鴨居枠3と、前記両縦枠2,2の下端を互いに 連結する敷居枠4とを備えている。
【0019】 前記縦枠2は、厚板材からなっており、戸枠1の内周面を構成する内面に、そ の戸枠1の内周側に全長にわたって、引戸5を閉めた際に引戸5の端部が入り込 む凹部6が設けられている。この凹部6は、縦枠2の内面に平行な内奥面8と、 この内奥面8の両側から立上がる側面7,9とで構成されている。
【0020】 前記凹部6は、戸決り(とじゃくり)と呼ばれており、この戸決り6を設けて おけば、引戸5と縦枠2との間からの光漏れを防ぐことが出来るとともに、引戸 5のゆがみなどによって生じる引戸5と縦枠2との間の隙間を目立たなくするこ とができる。
【0021】 さらに、縦枠2の戸枠1の前後面を構成する両側面10,10には、その全長 にわたって、後述する化粧縁27の突出部28が嵌込まれる化粧縁嵌込み溝11 がそれぞれ設けられている。この化粧縁嵌込み溝11は、溝底面13と、縦枠2 の内外面に平行な2つの側面12,14を有する凹状に形成されている。
【0022】 前記化粧縁嵌込み溝11の2つの側面12,14のうち、縦枠2の内面側の側 面12は、縦枠2の内面に設けられた前記戸決り6の内奥面8と面一となる位置 にある。
【0023】 また、前記両縦枠2,2の前記鴨居枠3及び敷居枠4の端部が当接する上端部 及び下端部15,15の内面には、それぞれ、前記鴨居枠3及び敷居枠4の端部 が嵌合する切欠部16,16が設けられている。
【0024】 この切欠部16,16は、縦枠2の両端15a,15aから前記鴨居枠3の下 面レベル及び敷居枠4の上面レベルまでの部分を前記戸決り6の内奥面8と面一 となる深さに切欠して形成されており、前記化粧縁嵌込み溝11は、その両端部 において、前記切欠部16,16に開放している。
【0025】 また、前記縦枠2,2は、その長さを建屋の戸枠据付け部20(図7に示す) の高さにあわせて調整できるように、下端側に切落とし代を確保したある程度余 裕のある長さのものとされている。
【0026】 前記敷居枠4は、厚板材からなっており、その上面に、全長にわたって、前記 引戸5の下端をスライド可能に案内するレール17を有している。このレール1 7は、戸枠1に嵌込む引戸5と同数設けられており、図示例においては、2本設 けられている。
【0027】 前記鴨居枠3は、厚板材からなっており、その下面に、全長にわたって、引戸 5の上端をスライド可能に案内する図示しない案内溝を有している。この案内溝 も前記レール17と同様に、戸枠1に嵌込む引戸5と同数設けられている。
【0028】 また、鴨居枠3の両側面(戸枠1の前後面を構成する面)18,18には、そ の全長にわたって、化粧縁27の突出部28が嵌込まれる化粧縁嵌込み溝19が 設けられている。
【0029】 前記化粧縁27は、木材を切削加工したものであり、その全長にわたって前記 化粧縁嵌込み溝11,19に嵌合する突出部28を有し、かつこの突出部28か ら戸枠1の外周方向にのびた化粧部29を一体に備えている。化粧縁27は、両 縦枠2,2及び鴨居枠3の長さに合わせてその長さを調整できるように、ある程 度余裕のある長さのものとされている。
【0030】 本実施形態において、前記鴨居枠3、敷居枠4、及び両縦枠2,2は、それぞ れ一体の木材などからなり、前述した戸決り6,6、化粧縁嵌込み溝11,19 などを切削加工によって形成しているが、それぞれの枠2,3,4は、複数の板 材などを接着するなどして構成され前記戸決り6,6、化粧縁嵌込み溝11,1 9などを形成してたものでも良い。
【0031】 前述した構成の戸枠1は、次のように組み立てられ、建屋の戸枠据付け部20 に据付けられる。図5は前記縦枠2,2と鴨居枠3との接合部を示している。ま た、図6は戸枠据付け部20に戸枠1を嵌込んだ状態を示し、図7は据付けた戸 枠1に化粧縁27を取付けた状態を示している。
【0032】 まず、前記縦枠2,2の下端部を切り落として、この縦枠2,2の長さを戸枠 据付け部20の高さに応じて調整するとともに、縦枠2,2及び鴨居枠3の長さ に合わせて、これらの枠2,3に取付ける化粧縁27の長さを調整する。
【0033】 そして、図1及び図5に示すように、前記縦枠2,2の上端部及び下端部15 ,15に設けられた切欠部16,16に鴨居枠3及び敷居枠4の両端部をそれぞ れ嵌合させ、これらを両縦枠2,2の外周側から木ねじ21や釘などによって接 合して、前記戸枠1を組み立てる。
【0034】 次に、図6に示すように、前記戸枠1を建屋の戸枠据付け部20に嵌込んで位 置決めする。このとき、戸枠据付け部20は戸枠1の外周より若干大きく形成さ れているため、その内周面20aと戸枠1の外周面1aとの間に隙間22ができ る。
【0035】 そして、前記戸枠据付け部20の内周面20aと戸枠1の外周面1aとの間に 、図2に示すように、複数のテーパー付き木材からなるライナ材23を打ち打込 み、その後、縦枠2と鴨居枠3の内周側から図示しない木ねじまたは釘により、 戸枠1を前記戸枠据付け部20の内周面20aに固定する。
【0036】 なお、図2において、24は仕切り壁、25は柱、26は壁パネルを示してお り、前記戸枠据付け部20は、隣り合う2本の柱25と、その柱間に床面から引 戸5の縦寸法に応じた高さをとって掛け渡した梁材(図示せず)とによって囲ま れている。
【0037】 その後、縦枠2及び鴨居枠3の化粧縁嵌込み溝11,19の内部に接着剤を塗 布し、図6に示すように、化粧縁27の突出部28を前記化粧縁嵌込み溝11, 19に押し込み嵌合して、図2及び図7に示すように前記縦枠2及び鴨居枠3の 両側面10,18の化粧縁嵌込み溝11,19に化粧縁27をそれぞれ接着固定 する。これらの化粧縁27,27は、それぞれの接合端を同じ角度で斜めに切落 とし、その斜めの端部同士を互いに突合わせて取付ける。
【0038】 なお、図では、化粧縁27の突出部28を簡略化して示しているが、この突出 部28の先端縁は、その一面側を斜めに切削することによってナイフエッジ状に 加工されており、したがって、前記化粧縁嵌込み溝11,19への突出部28の 押し込みを容易に行うことができる。
【0039】 前記突出部28を化粧縁嵌込み溝11,19に嵌合して化粧縁27を両縦枠2 ,2及び鴨居枠3に取付けると、この化粧部29により、戸枠据付け部20の内 周面20aと戸枠1の外周面1aとの間の隙間22が覆いかくされる。そして、 前記引戸5は、その下端と上端を、敷居枠4のレール17及び鴨居枠3の案内溝 にスライド可能に係合させて戸枠1に嵌込まれる。
【0040】 本実施例の戸枠1によれば、その両縦枠2,2の上端部15の内面にそれぞれ 、鴨居枠3の両端部が嵌合する切欠部16が、この縦枠2の化粧縁嵌込み溝11 に達する深さ(戸決り6の内奥面8と面一な深さ)に設けられており、その切欠 部16に縦枠2の化粧縁嵌込み溝11の上端部が開放しているので、縦枠2と鴨 居枠3とを接合すると図5に示すように、前記鴨居枠3の化粧縁嵌込み溝19が 縦枠2の化粧縁嵌込み溝11に連通する。
【0041】 このため、化粧縁27を前記化粧縁嵌込み溝11,19に嵌込んで取付ける際 に、図5に示すように、各化粧縁27,27にそれぞれの突合わせ面(斜めの切 落とし面)を形成する加工を施すだけで、各化粧縁27,27をその端部同士を 隙間なく突合わせて取付けることができる。
【0042】 したがって、この戸枠1によれば、少ない手間で外観の良い化粧縁枠を構成し 、施工費用を低減することができる。 また、上記実施例では、縦枠2の上端部と下端部15,15にそれぞれ切欠部 16,16を設けて、これらの切欠部16,16にそれぞれ鴨居枠3と敷居枠4 の両端部を嵌合するとともに、前記切欠部16,16を戸決り6の内奥面8と面 一な深さに形成しているため、鴨居枠3及び敷居枠4の両端部をそれぞれ縦枠2 ,2の戸決り6の内奥面8に密接させることができる。
【0043】 したがって、縦枠2,2の内面の戸決り6と鴨居枠3及び敷居枠4との間に隙 間ができることがないから、戸枠1の内側から見た外観も良好である。 さらに、両縦枠2,2の切欠部16に、鴨居枠3及び敷居枠4の両端部を嵌合 するので、戸枠1を組み立てる際に、容易に、縦枠2、鴨居枠3及び敷居枠4の 相対位置関係をほぼ一定に保つことができる。したがって、建屋内に戸枠1を据 付ける施工時の手間を、より一層減少することができる。
【0044】
【考案の効果】
この考案の引戸用戸枠によれば、縦枠と鴨居枠とを接合すると鴨居枠に設けら れた化粧縁嵌込み溝が縦枠に設けられた化粧縁嵌込み溝に連通するため、化粧縁 を前記化粧縁嵌込み溝に嵌込んで取付ける際に、各化粧縁にそれぞれ突合わせ面 を形成する加工を施すだけで、各化粧縁をその端部同士を隙間なく突合わせて取 付けることができる。 したがって、少ない手間で外観の良い化粧縁枠を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態による戸枠の分解斜視
図。
【図2】図1に示された戸枠の据付け状態の横断面図。
【図3】図1に示された矢印III方向からみた縦枠の
端面図。
【図4】図1に示されたIV−IV線に沿う縦枠の断面
図。
【図5】図1に示された戸枠の縦枠と鴨居枠との接合部
を示す斜視図。
【図6】戸枠据付け部に戸枠を嵌込んだ状態を示す斜視
図。
【図7】据付けた戸枠に化粧縁を取付けた状態を示す斜
視図。
【図8】従来の戸枠を示す正面図。
【図9】従来の戸枠の分解斜視図。
【図10】従来の戸枠の縦枠と鴨居枠との接合部を示す
斜視図。
【図11】従来の化粧縁取付け手段を示す斜視図。
【図12】従来の他の化粧縁取付け手段を示す斜視図。
【符号の説明】
1…引戸用戸枠 2…縦枠 3…鴨居枠 4…敷居枠 11…化粧縁嵌込み溝 16…切欠部 19…化粧縁嵌込み溝 20…戸枠据付け部 27…化粧縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の縦枠と鴨居枠と敷居枠とからな
    り、前記縦枠および鴨居枠の両側面に、それぞれの枠の
    全長にわたって、建屋の戸枠据付け部の内周面と戸枠の
    外周面との隙間を覆いかくす化粧縁の嵌込み溝が形成さ
    れた引戸用戸枠において、 前記一対の縦枠の上端部の内面にそれぞれ、前記鴨居枠
    の両端部が嵌合する切欠部が、この縦枠の化粧縁嵌込み
    溝に達する深さに設けられ、その切欠部に前記縦枠の化
    粧縁嵌込み溝の上端部が開放しており、前記縦枠の切欠
    部に端部が嵌合した前記鴨居枠の化粧縁嵌込み溝が前記
    縦枠の化粧縁嵌込み溝に連通していることを特徴とする
    引戸用戸枠。
JP1997004803U 1997-06-06 1997-06-06 引戸用戸枠 Expired - Lifetime JP3044096U (ja)

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