JPH09136768A - 糸処理部材を引戻しかつ推進する装置 - Google Patents

糸処理部材を引戻しかつ推進する装置

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JPH09136768A
JPH09136768A JP8191077A JP19107796A JPH09136768A JP H09136768 A JPH09136768 A JP H09136768A JP 8191077 A JP8191077 A JP 8191077A JP 19107796 A JP19107796 A JP 19107796A JP H09136768 A JPH09136768 A JP H09136768A
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    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸処理部材を駆動モータと連結する駆動機構
を備えた形式の、繊維機械の糸走行経路に対して前記糸
処理部材を相対的に引戻しかつ推進する装置を改良し
て、手頃な経費で製作できると共に制御が単純で、開放
時間及び閉鎖時間をフレキシブルに調整できるようにす
る。 【解決手段】 駆動機構が、駆動モータの逆転によって
順回転方向とは逆方向に互いに相対的に回動可能な2つ
のエレメントを有し、両エレメントのうちの一方のエレ
メントが逆回転方向で駆動モータと連結されており、か
つ他方のエレメントが逆回転方向では回動不能に係止さ
れており、かつ、前記エレメントの相対的な回動が、糸
処理部材に伝達される軸方向運動に変換する点にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸処理部材を駆動
モータと連結する駆動機構を備えた形式の、繊維機械の
糸走行経路に対して前記糸処理部材を相対的に引戻しか
つ推進する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】繊維機械、特に自動糸巻返し機では、糸
緊張器及び/又はパラフィン処理装置が、糸に影響を及
ぼすため又は糸を処理するために使用される。該糸緊張
器又はパラフィン処理装置は、糸欠陥を排除した後、次
いで糸結合部を形成する際に、上糸と下糸を確実に糸走
行経路内へ挿入できるようにするために開放されねばな
らない。公知の自動糸巻返し機では、糸欠陥の除去、糸
結合部の形成並びに糸緊張器及びパラフィン処理装置の
開閉は自動的に行われる。糸緊張器を開放するためには
例えば一方の緊張皿は、対面している他方の緊張皿から
引戻され、次いで再び推進されねばならない。パラフィ
ン処理装置を開くためにはパラフィン処理ローラが糸走
行経路から引戻され、次いで再び糸走行経路内へ推進さ
れる。このために必要な運動は、カムディスク、変向ガ
イドレバー及びリンクを介して糸巻返し機の駆動装置か
ら取り出される場合が多い。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4130
301号明細書に基づいて公知になっているような糸緊
張器では、連続的に一貫した軸を設けなくても両方の緊
張皿を駆動するためには1つの駆動装置で充分である。
互いに向き合っていて、リング状に配列された複数の永
久磁石は、異名磁極同士が対面するように自動的に整合
されるので、対面し合う永久磁石は、直接駆動される緊
張皿からトルクを、このようにして間接駆動される緊張
皿に伝達する。複数の永久磁石を有する一方の緊張皿
と、他方の緊張皿に配設された複数の永久磁石のための
ホルダーとは、両方の緊張皿を圧着させる力に関与する
ことなしに、互いに対面し合う異名磁極の永久磁石の磁
気的な吸着力を吸収するように軸方向で位置決めされて
いる。従って、両方の緊張皿を互いに圧着させる力は、
専ら負荷装置によって決定される訳である。
【0004】糸を挿入するためには、糸緊張器を開放す
ること、つまり両緊張皿間に糸を通すことのできるギャ
ップが生じるように両緊張皿を相互離間運動させること
が有利である。前掲のドイツ連邦共和国特許出願公開第
4130301号明細書は、このような開放をどのよう
にして行うことができるかを全く開示していない。この
ために公知の構造型式では2つの可能性が提供されてい
る。すなわち第1の可能性は、緊張皿を相互解離運動さ
せ得る機械的な装置を付加的に設けることであり、また
第2の可能性は、負荷装置が磁気的なプランジャコイル
として構成されている場合にはプランジャコイルが所属
の緊張皿を引戻すように、該プランジャコイルを電気的
に制御することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の装置を改良して、手頃な経費で製作でき
ると共に制御が単純で、開放時間及び閉鎖時間をフレキ
シブルに調整できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、駆動機構が、駆動モータの逆転
によって順回転方向とは逆方向に互いに相対的に回動可
能な2つのエレメントを有し、両エレメントのうちの一
方のエレメントが逆回転方向で駆動モータと連結されて
おり、かつ他方のエレメントが逆回転方向では回動不能
に係止されており、かつ、前記エレメントの相対的な回
動が、糸処理部材に伝達される軸方向運動に変換する点
にある。
【0007】
【作用】本発明の構成では駆動モータは、糸処理部材を
引戻しかつ推進させるために活用される。この駆動モー
タは、テクノロジー上の理由から標準稼働のためには1
つの規定の回転方向を有している。糸処理部材を引戻す
場合には駆動モータの回転方向は簡単に逆転される。糸
処理部材の推進は、駆動モータが再び標準稼働のために
規定方向で接続される場合に生じる。このような構成の
場合には、テクノロジー上の要求に応じて、糸処理部材
の引戻しと推進又は糸処理ユニットの開閉を、駆動モー
タの切換え時点の変更によって変化させることが可能で
あり、その場合はソフトウェアの変更だけを必要とする
にすぎない。機械的な構成部品を互換する必要は全くな
い。
【0008】本発明の構成では、支持手段として螺旋面
が設けられている。このような螺旋面は製作が簡単であ
りかつ確実な機能が得られる。
【0009】本発明の有利な構成では両エレメントは軸
方向で支持手段によって互いに支持されておりかつ相互
に対してばね部材によって負荷されている。該ばね部材
は、標準的な順回転方向で駆動される駆動モータと相俟
って、両エレメントに再びその操業位置を占めさせ、つ
まり糸処理部材を再び糸走行経路内へ推進させることを
保証する。
【0010】糸緊張器の場合では前記課題を解決するた
めに、間接駆動可能な緊張皿の回転を阻止するための手
段が設けられており、直接駆動可能な緊張皿は、リング
状に配列された永久磁石のピッチ分だけ、前記間接駆動
可能な緊張皿に対して相対回動可能であり、かつ、両緊
張皿の少なくとも一方が所属の永久磁石と一緒に、永久
磁石の反揆力の方向にフレキシブルに保持されている。
【0011】本発明の解決手段によって、既存の磁気力
を糸緊張器の開放のために利用することが可能であり、
しかもこの場合、高価な制御の必要もなく、かつこの開
放目的のために負荷装置に干渉する必要もない。
【0012】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0013】図1に示した実施例では、パラフィン処理
ローラ10が四角形マンドレル11に装嵌されており、
該四角形マンドレルは四角形付設部12でもって駆動軸
13内に差し込まれている。駆動軸13は2つの滑り軸
受14,15を介してケーシング16内に軸支されてい
る。滑り軸受15を介して軸方向に支持されている駆動
軸13には歯車17が、相対回動不能に固着配置されて
おり、該歯車は、駆動モータ19、特にステップモータ
のピニオン18と噛合っている。駆動モータ19は標準
運転時には規定の順回転方向で駆動軸13、ひいてはパ
ラフィン処理ローラ10を駆動し、しかも前記の順回転
方向は、パラフィン処理ローラ10が、その内側端面に
沿って走行する糸(図示せず)に対して逆方向に運動す
るように規定されている。
【0014】駆動軸13には、駆動側エレメント20が
フリーホイール装置21を介して支承されており、該フ
リーホイール装置は、駆動モータ19の操業時の順回転
方向では駆動軸13が前記駆動側エレメント20を連動
しないが、回転方向の反転時には、つまり逆回転方向で
は該駆動側エレメント20を駆動軸13と連結するよう
に構成されている。
【0015】駆動側エレメント20は、軸方向で見てパ
ラフィン処理ローラ10から離反した方の側面で、駆動
軸13に固着された歯車17に支持されている。駆動側
エレメント20は反対側では、やはり駆動軸13の周面
に配置された従動側エレメント22に支持されており、
該従動側エレメント22は、ケーシング16に支持され
ている押圧ばね23によって駆動側エレメント20に圧
着されている。
【0016】従動側エレメント22は、駆動軸13に対
して平行に延在する複数本のプッシュロッド24を装備
しており、該プッシュロッドはケーシング16の開口内
をガイドされ、かつパラフィン処理ローラ10の内側端
面に向かって対設されている。該プッシュロッド24は
従動側エレメント22の回動を防止する。該従動側エレ
メント22が、駆動軸13の軸方向でシフトされると、
プッシュロッド24はパラフィン処理ローラ10を、ケ
ーシング16から離間させる方向に、ひいては、パラフ
ィン処理ローラ10の内側端面に沿って走行する糸から
離隔させる方向に押圧する。
【0017】糸走行経路域では負荷装置(図示せず)に
よって複数のストッパ25に保持されるパラフィン処理
ローラ10を、糸結合部の形成時に糸走行経路域外へ引
き戻そうとする場合には、駆動モータ19は停止され、
かつ、所定の回転角だけ逆転させるように切換えられ
る。駆動側エレメント20は、順回転方向とは逆向きの
回転方向では駆動軸13によって連動される。それとい
うのは該回転方向ではフリーホイール装置21が係止し
て一方向クラッチとして作用するからである。従って駆
動側エレメント20は従動側エレメント22に対して相
対的に回動する。駆動側エレメント20と従動側エレメ
ント22との相対回動を軸方向運動に変換させ次いで該
軸方向運動をパラフィン処理ローラ10に伝達する軸方
向支持手段が駆動側エレメント20と従動側エレメント
22との間に設けられている。
【0018】駆動側エレメント20と従動側エレメント
22との間の相対的な回動を相対的な軸方向運動に変換
させるために駆動側エレメント20は、螺旋面として構
成された螺旋状支持面26を有し、該螺旋状支持面に従
動側エレメント22が支持されている。駆動側エレメン
ト20の螺旋状支持面26及び従動側エレメント22の
対向するカム状支持面27は図2では展開して図示され
ている。
【0019】パラフィン処理ローラ10は、糸が糸走行
経路内に再セットされるまで、押出されたプッシュロッ
ド24によってストッパ25から離間された位置を占め
ている。再セットの後に糸繰出しが再開され、かつ駆動
モータ19もやはり再び順回転方向でスイッチ・オンさ
れる。その場合、駆動側エレメント20は、短い回転角
にわたって駆動軸13によって連動され、しかも該連動
は押圧ばね23の作用によって助成される。次いで従動
側エレメント22及び所属のプッシュロッド24は再び
図示位置を占める。パラフィン処理ローラ10は従動側
エレメント22及びプッシュロッド24の運動に追従さ
せられて、再び糸に接触しかつストッパ25に当接す
る。次いでフリーホイール装置21は、螺旋状支持面2
6及びカム状支持面27並びに押圧ばね23と相俟っ
て、駆動側エレメント20を順回転方向でそれ以上連動
させないようにする。
【0020】図3に示した実施例は原理的には、図1及
び図2に示した実施例に等しい。駆動モータ19はピニ
オン18と中間歯車28とを介して歯車17を駆動し、
該歯車はパラフィン処理ローラ10用の駆動軸13に相
対回動不能に固着されている。該駆動軸13の周面には
駆動側エレメント29が配置されており、該駆動側エレ
メントは、フリーホイール装置30によって歯車17と
連結されている。フリーホイール装置30は、駆動側エ
レメント29と歯車17とを順回転方向とは逆方向で連
結させるように構成されているので、駆動モータ19が
逆回転方向に切換えてスイッチ・オンされると、該駆動
モータ19は駆動軸13の順回転方向とは逆方向で駆動
側エレメント29を連動する。
【0021】駆動側エレメント29には、駆動軸13に
配置された別のエレメント、つまり従動側エレメント3
1が配設されており、該従動側エレメントのカム状支持
面33は、軸方向で駆動側エレメント29の螺旋状支持
面34に対面している。従動側エレメント31は複数本
のプッシュロッド35を装備し、該プッシュロッドは、
従動側エレメント31の回動を防止するようにケーシン
グ壁の開口を貫通して延在している。
【0022】駆動モータ19が、相応の切換えによって
規定の回転角にわたって標準運転時の順回転方向とは逆
方向に逆回転されると、歯車17とフリーホイール装置
30とを介して駆動側エレメント29も同じく逆回転さ
れる。その場合、従動側エレメント31のカム状支持面
33は駆動側エレメント29の螺旋状支持面34に沿っ
て滑動し、これによって従動側エレメント31は駆動側
エレメント29に対して相対的に、ひいては又、駆動軸
13に対して相対的に軸方向にシフトされることにな
る。このシフト運動は、図1及び図2に示した実施態様
に関する説明に相応してパラフィン処理ローラ(図示せ
ず)に伝達される。
【0023】駆動側エレメント29と従動側エレメント
30との間には捩り引張りばね36が配置されており、
該捩り引張りばねは、従動側エレメント31を駆動側エ
レメント29の方に向かって引張る力を発生する。駆動
側エレメント29と従動側エレメント30との相対的な
回動に応じて捩り引張りばね36の引張り力は増大す
る。
【0024】駆動モータ19が再び順回転方向でスイッ
チ・オンされると、歯車17は駆動側エレメント29
を、先に偏れた角度分に相当する回転角にわたって順回
転方向に連動する。従動側エレメント31はその場合、
捩り引張りばね36のばね力の助成を受けて再び駆動側
エレメント29の方に向かって移動する。
【0025】図3に示した実施例では、パラフィン処理
ローラの駆動力から、別の補助装置のための調整駆動力
が派生される。自動糸巻返し機の巻成部においてパラフ
ィン処理装置の上位に、図3に破線で略示したようなサ
クションノズル37を配置することは公知である。該サ
クションノズル37は通常、糸切れ発生後の糸結合部形
成中には、つまりパラフィン処理ローラを糸走行経路域
外へ移動させた場合には、遮断フラップ弁38によって
閉塞される。遮断フラップ弁38は、ケーシング内に軸
支された軸39に配置されている。該軸39は、駆動モ
ータ19が順回転方向とは逆向きに規定の回転角分だけ
逆回転される場合に駆動されて前記遮断フラップ弁38
が閉鎖位置へ動かされる。このために軸39にはマルタ
クロスセグメント40が固着されており、該マルタクロ
スセグメント40のガイドスロット内には、駆動側エレ
メント29の半径方向付設部42に配置されたピン41
が係合するようになっている。パラフィン処理装置を開
放するために駆動側エレメント29が逆回転されると、
該駆動側エレメントは前記ピン41を介して軸39のマ
ルタクロスセグメント40を連動するので、遮断フラッ
プ弁38は閉鎖位置へもたらされる。パラフィン処理ロ
ーラを駆動するために駆動モータ19のスイッチ・オン
によって駆動側エレメント29が再びその動作位置へ戻
されると、遮断フラップ弁38は再び開放される。
【0026】図4には、図1乃至図3に基づいて説明し
た機能原理を糸緊張器の駆動ユニットに採用した実施例
が図示されている。該駆動ユニットは緊張皿43を有
し、該緊張皿には、共軸に第2の緊張皿(図示せず)が
対置されている。この第2の緊張皿は、図示の緊張皿4
3に対して、設定可能な規定の力で圧着され、このため
に、図示を省いた第2の緊張皿は、ばね負荷装置又は可
動コイルを装備している。この図示を省いた第2の緊張
皿は独自の駆動装置を有してはいず、むしろ緊張皿43
の駆動装置によって一緒に駆動され、このために緊張皿
43は永久磁石44を有しており、該永久磁石には、図
示を省いた第2の緊張皿に配置された逆極性の永久磁石
が対設されている。
【0027】緊張皿43は挿嵌シャフト45と相対回動
不能に結合されており、該挿嵌シャフトは、ゴム弾性質
のカップリング部材46,47によって駆動軸48の軸
方向孔内に回動不能に配置されている。駆動軸48は滑
り軸受49,50を介してケーシング51内を軸方向に
摺動可能に支承されている。
【0028】駆動軸48には、相対回動不能に歯車52
が固着されており、該歯車は軸方向で、緊張皿43から
離反した方の側においてディスク53と止めリング54
とによって位置決めされている。前記歯車52には駆動
モータ56のピニオン55が噛合っている。駆動軸48
の周面には、駆動側エレメント57がフライホイール装
置58を介して支承されており、該フライホイール装置
は順回転方向とは逆方向で係止し、つまり、駆動軸48
が駆動モータ56によって順回転方向とは逆方向に回転
される場合に駆動側エレメント57を駆動軸48と連結
する。駆動側エレメント57は、歯車52とは反対の軸
方向で従動側エレメント59に対面して支持されてい
る。該従動側エレメント59は周方向及び軸方向で例え
ば複数本のねじによってケーシング51に位置固定され
ている。駆動側エレメント57と従動側エレメント59
は、相対的な回動を軸方向運動に変換する支持手段によ
って相互に支持されている。例えば図2に相応して駆動
側エレメント57は螺旋状支持面を備え、また従動側エ
レメント59はカム状支持面を備えている。押圧ばね6
0が駆動軸48を負荷して、駆動側エレメント57と従
動側エレメント59は互いに圧着される。押圧ばね60
はディスク53とケーシング51との間に配置されかつ
コイルばねとして構成されている。
【0029】図4では、駆動モータ56がピニオン55
と歯車52とを介して駆動軸48、ひいては緊張皿43
を規定の回転方向に駆動する、標準的な操業位置が図示
されている。操業のために規定された順回転方向での駆
動中には、フリーホイール装置58は駆動側エレメント
57との係合を解除しているので、該駆動側エレメント
は駆動軸48と一緒に回転せず、むしろ従動側エレメン
ト59によって定位置に確保される。駆動モータ56が
停止され、次いで順回転方向とは逆方向に規定の回転角
だけ逆回転されると、フリーホイール装置58は駆動側
エレメント57を駆動軸48と連結するので、該駆動側
エレメントは、回動不能に保持された従動側エレメント
59に対して相対的に回動する。駆動側エレメント57
と従動側エレメント59と間の前記支持面に基づいて、
この相対的な回動は駆動側エレメント57と従動側エレ
メント59と間で軸方向運動に変換させられる。この軸
方向運動は駆動軸48に伝達されるので、駆動軸48は
緊張皿43と共に操業位置から引戻される。
【0030】駆動モータ56が再び順回転方向で運転さ
れると、駆動軸48は駆動側エレメント57を再び標準
操業位置へ戻す。駆動側エレメント57は、フリーホイ
ール装置58の存在にも拘らず、図4に示した操業位置
に達するまで、押圧ばね60の作用に基づいて相応の回
転角だけ連動される。
【0031】図5及び図6に示した実施態様では、糸処
理エレメント(図示の実施例では糸緊張装置の緊張皿6
1)の引戻し時及び再送り込み時に、該糸処理エレメン
トを回転させる必要がないという利点が得られる。
【0032】背面側に永久磁石62を装備した緊張皿6
1は、ケーシング64内に軸支された駆動軸63に相対
回動不能に固着されている。該駆動軸63は、図示を省
いた駆動モータ(特にステップモータ又は単純化された
ウォーム歯車伝動装置)のピニオン65を介して駆動さ
れる。該ピニオン65は、中空歯車として構成されてい
て駆動軸63に支承された歯車66と噛合っている。該
歯車66の内部では、駆動軸63に相対回動不能に固着
結合された駆動車67が滑り軸受68を介して支承され
ている。該駆動車67はその外周面に螺旋状溝69を有
し、該螺旋状溝には、歯車66内に植設されたピン70
が係合している。
【0033】駆動軸63は、ケーシング64に設けた軸
受内で軸方向に摺動可能である。図示を省いた対向する
緊張皿の方へ向かっての駆動軸63の軸方向位置は、フ
リーホイール装置72の構成部分であるディスク71に
よって固定されている。該ディスク71は、螺旋形に成
形された周面を有し、該周面は、歯状突起73で終わっ
ている。前記ディスク71は、駆動軸63に対して平行
に配置された軸75を中心として旋回可能にケーシング
64に支承された揺動体74の内部に配置されている。
該揺動体74は、ディスク71の周面に対して逆向きの
螺旋状内輪郭を有し、該螺旋状内輪郭も同じく歯状突起
76で終わっている。ディスク71は揺動体74の内部
で一方の回転方向(図6で見て逆時計回り方向)では自
由に回転することができる。回転方向の反転時にディス
ク71の歯状突起73は揺動体74の歯状突起76に当
接するので、この回転方向では駆動軸63のそれ以上の
回転は阻止されている。歯車66が、順回転方向とは逆
向きの該回転方向に更に駆動されると、ピン70が、非
回転式の駆動車67の螺旋状溝69に沿って移動するの
で、これによって該駆動車67は駆動軸63及び緊張皿
61と一緒に軸方向にシフトする。駆動モータの回転方
向が逆転され、ひいては歯車66の回転方向が逆転され
ると、ピン70は先ず螺旋状溝69内をその終端位置又
はストッパ位置に達するまで逆行するので、駆動車6
7、これに伴って駆動軸63と緊張皿61は、差し当た
っては回転することなく軸方向にシフトして操業位置へ
戻される。操業位置への当該軸方向シフトを助成するた
めに、図示は省かれているが、駆動車67の端面と歯車
66の半径方向壁との間に押圧ばねを配置することも可
能である。従って、駆動モータの逆転時に互いに相対的
に回動して、その際に該回動を軸方向運動に変換するエ
レメントは本実施例では歯車66と駆動車67であり、
つまり操業中にも駆動力を伝達する駆動機構の構成要素
である。
【0034】図1乃至図6に示した実施例の両エレメン
トの回動、つまり駆動側エレメントと従動側エレメント
の回動を軸方向運動に変換するために、別の伝動結合方
式を採用することも可能である。例えば、一方のエレメ
ントによって他方のエレメントをスリーブ状に包囲する
ようにすることも可能であり、この場合一方のエレメン
トはガイドスロットを有し、また他方のエレメントはガ
イドピンを装備している。この場合も図5及び図6に類
似した、単純化されたウォーム歯車伝動装置が設けられ
る。
【0035】図7に示した糸緊張器は、緊張皿111を
備えた駆動ユニット110と、緊張皿113を備えた緊
張ユニット112とから成っている。図7の図示形式と
は異なって両緊張皿111,113は、一点鎖線から容
易に推量できるように、実質的に互いに共軸に配置され
ているので、両者間に走行糸を挟みつける。
【0036】駆動ユニット110はケーシング114を
有し、該ケーシング内に軸115が軸支されている。該
軸115の外周には相対回動不能に歯車116が固着さ
れており、該歯車には、駆動モータ118、特にステッ
プモータの駆動ピニオン117が噛合っている。更に前
記軸115に被さって、緊張皿111のスリーブ119
が配置されており、該スリーブはカップリングエレメン
ト120によって前記歯車116と結合されている。軸
115は、前記緊張皿111から離反した方の端部で、
軸受121を介してケーシング114の軸受収容部内に
軸支されている。また軸115は該軸受121におい
て、軸受円板122と止めリング123とによって、緊
張皿111から離反する方に向って位置決めされてい
る。緊張皿111のスリーブ119は軸受124を介し
て同じくケーシング114の軸受収容部内に軸支されて
いる。該スリーブ119は軸受円板125と止めリング
126とによって、緊張皿111に近接する方に向かっ
て位置決めされている。軸115に装着された別の止め
リング127は、緊張皿111のスリーブ119に対す
る歯車116の位置を確保している。緊張皿111はほ
ぼカップ状の形状を有し、しかも該緊張皿111の端縁
は、緊張皿113に対面した緊張面から離反する方へ向
いている。緊張皿111の端縁とケーシング114のケ
ーシング付設部128との間には、単に矢印で略示した
パッキン部材129が配置されている。
【0037】緊張皿111は、緊張面から離反した方の
背面側に、リング状に配置された複数の永久磁石130
を保持しており、該永久磁石は、周方向で交互にN極と
S極が緊張皿111の緊張面側に向くように磁極化され
ている。複数の永久磁石130は規定のピッチで、例え
ば90°の角度間隔で配置されている。
【0038】緊張ユニット112は、軸受収容部内に軸
受ブシュ135を収容するケーシング134を有してい
る。該軸受ブシュ135内には、前記永久磁石130の
ピッチに相当するピッチで複数の永久磁石131を保持
するホルダー137の円筒形付設部136が支承されて
いる。ホルダー137の前記円筒形付設部136は、緊
張皿113の方に向かって軸受円板138と止めリング
139とによって位置決めされている。
【0039】ホルダー137の円筒形付設部136は、
中間部材140を内設した軸方向孔を有している。前記
中間部材140は、緊張皿113寄りの端部に、緊張皿
113のピンの厚肉部142の周面に係合する複数のフ
ィンガ141を備えている。緊張皿113と前記フィン
ガ141の端部との間にはばね部材143が配置されて
おり、該ばね部材は前記厚肉部142をフィンガ141
のストッパに引寄せ、ひいては中間部材140に対して
緊張皿113を位置決めする。
【0040】中間部材140は緊張皿113と相対回動
不能に固着結合されている。また該中間部材140は、
円筒形付設部136内に相対回動不能に支承されている
が、該円筒形付設部136に対して或る所定の軸方向限
度範囲内で摺動することとができる。このために円筒形
付設部136は単数又は複数のピン144を有し、該ピ
ンは中間部材140の対応した縦溝145内に係合して
いる。
【0041】ホルダー137は円環状のウェブ146を
有し、該ウェブに保護キャップ147が装着されてい
る。該保護キャップ147は、カップ状に成形された緊
張皿113の緊張面から離反した方の端縁部の周面に係
合し、かつケーシング134のリングカラーに達するま
で延びている。ケーシング134のリングカラーと保護
キャップ147との間には、単に矢印で略示したパッキ
ン部材148が配置されている。
【0042】緊張皿113から離反した方の中間部材1
40の端部も同じく複数のフィンガを備えており、該フ
ィンガは、緊張皿113及び中間部材140に対して共
軸に配置された加圧プランジャ150の厚肉部149に
遊びをもって係合している。前記加圧プランジャ150
は軸方向で中間部材140の中心に点状に支持されてい
る。
【0043】更にまた該加圧プランジャ150は軸方向
で係合式にコイル支持体151と結合されており、該コ
イル支持体はプランジャコイル(可動コイル)152を
支持している。該プランジャコイル152は、ケーシン
グ134内に配置されたポット形磁石153内へ侵入し
ている。加圧プランジャ150はポット形磁石153の
軸受154,155内で軸方向摺動可能に支承されてい
る。
【0044】標準稼働時には前記永久磁石130,13
1は、該永久磁石130,131の異名磁極同士が向き
合うように互いに整合されている。これによって、直接
駆動される緊張皿111と、永久磁石130,131を
介して間接的に駆動される(従動側の)緊張皿113と
の間に磁気結合が生じる。緊張皿111は緊張皿113
の方に向かって位置固定されており、かつ永久磁石13
1のホルダー137も緊張皿111の方に向かって位置
固定されているので、永久磁石130,131の吸着力
は両緊張皿111,113間では作用しない。従って緊
張皿113は専ら、プランジャコイル152とポット形
磁石153とによって発生されて加圧プランジャ150
と中間部材140とを介して緊張皿113に伝達される
力によって、緊張皿111の方に向かって負荷され、従
ってプランジャコイル152とポット形磁石153だけ
が糸緊張器の緊張作用を決定するにすぎない。プランジ
ャコイル152とコイル支持体151は回動を防止され
ている。このためにケーシング134はスロット付きピ
ン156を備え、該スロット付きピンに沿ってコイル支
持体151が突起157によってガイドされ、これによ
って回動を防止されいる訳である。
【0045】図7に示した糸緊張器を開放するために
は、緊張皿113は、緊張皿111から離反してケーシ
ング134の方に向かってシフトされる。これは永久磁
石130,131の力を活用して行われる。このため
に、直接駆動される緊張皿111の永久磁石130が、
永久磁石130,131のピッチに相当する距離分だけ
緊張皿113に対して相対的に回動されるので、永久磁
石130と131は同名磁極同士が対面し、これによっ
て磁気的な反揆力が生じる。この反揆力に基づいて永久
磁石131はそのホルダー137と一緒に、緊張ユニッ
ト112のケーシング134の方に向かって緊張皿11
1から離間移動させられる。短い無負荷行程を経た後に
ピン144は、緊張皿113から離反した方の縦溝14
5の端部に当接し、かつ中間部材140を介して磁気的
反揆力の方向に緊張皿113を連動する。該磁気的反揆
力は、この開放運動を行うためにプランジャコイル15
2を制御する必要なしに該プランジャコイル152の力
を造作なく克服するように設計されている。勿論また、
糸緊張器の開放時及び開放位置における糸緊張器の保持
時にプランジャコイル152への給電を断つようにする
ことも可能である。
【0046】緊張皿111と緊張皿113との間で相対
回動を可能にするために、図7に示した実施例では、永
久磁石131のホルダー137はケーシング134又は
軸受ブシュ135に対して付加的にフリーホイール装置
158をもって支承されており、該フリーホイール装置
はホルダー137の回転を操業時の順回転方向でだけ許
容し、逆方向ではその回転を係止するように構成されて
いる。これによって緊張皿111を、永久磁石130,
131の配列ピッチ分だけ逆転させて、永久磁石13
0,131の同名磁極を対面させるように駆動モータ1
18を切換えることが可能になる。緊張皿111の前記
のような逆転を特に簡単に行えるようにするために、駆
動モータ118はステップモータとして構成されてお
り、該ステップモータは、永久磁石130,131の配
列ピッチに相当するステップ数だけ逆転させられる。次
いで駆動モータ118が再び順方向に回転されると、永
久磁石130,131は、異名磁極同士を対面させるよ
うに自動的に再び整合するので、糸緊張器の閉じた操業
位置を自動的に再び占めさせることになる。
【0047】駆動モータの逆回転を避けようとする場合
には、間接駆動可能な緊張皿113は、切換え可能なブ
レーキ機構によって、回動不能に確保することもできる
ので、その場合は、直接駆動可能な緊張皿111は所属
の永久磁石130と共に、緊張皿113及びその永久磁
石131に対して相対的に順回転方向に回動することが
できる。この場合、事情によっては糸緊張器の開放運動
を緊張皿111に伝達すること、すなわち定位置に留ま
っている緊張皿113から緊張皿111を解離運動させ
るのが一層有利である。この場合の解離運動は、図8に
示したように、駆動ユニット110′によって引受けら
れることになる。図7の駆動ユニット110に等しい基
本構造を有する駆動ユニット110′では、軸受円板1
22と止めリング123との間に押圧ばね160が配置
されており、該押圧ばねに基づいて、糸緊張器を開放す
るために、軸115によって支持された全てのエレメン
トを含めて該軸115の軸方向運動が可能になる。緊張
皿111の方に向かっての緊張皿113の運動距離は、
緊張皿113が開放時に、該緊張皿に作用する負荷装置
に基づいて緊張皿111に追従しないようにするため
に、ストッパ等によって制限されている。
【0048】以上説明した図示の実施例に対比して更な
る変化実施態様も勿論可能である。図示の実施例とは異
なって緊張ユニット112を、複合式の緊張・駆動ユニ
ットとして構成することも可能であり、この場合は、電
動モータ式駆動装置が、例えば円筒形付設部136に装
着された歯車を介してホルダー137を直接駆動するよ
うに構成されている。その場合は、開放運動を行わせる
ように、他方のユニットの緊張皿を保持するのが有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を装備したパラフィン処理装置の
軸方向断面図である。
【図2】図1に示した本発明の装置の2つの相対回動可
能なエレメントの螺旋面の展開図である。
【図3】サクションノズルの遮断フラップ弁を開閉する
ために同時に併用されるパラフィン処理装置用の本発明
の装置の軸方向断面図である。
【図4】本発明による緊張皿の引戻し・推進装置を装備
した糸緊張装置の駆動ユニットの軸方向断面図である。
【図5】緊張皿の引戻し・推進中に該緊張皿を回動させ
ないようにした異なった実施態様による糸緊張装置を装
備した駆動ユニットの軸方向断面図である。
【図6】図5に示した実施態様の部分的な斜視図であ
る。
【図7】緊張ユニットの緊張皿に糸緊張器の開放運動を
行わせるようにした、緊張ユニットと駆動ユニットとか
ら成る糸緊張器の軸方向断面図である。
【図8】駆動ユニットの緊張皿に開放運動を行わせるよ
うにした、糸緊張器の駆動ユニットの軸方向断面図であ
る。
【符号の説明】
10 パラフィン処理ローラ、 11 四角形マン
ドレル、 12 四角形付設部、 13 駆動軸、
14,15 滑り軸受、 16 ケーシング、
17 歯車、 18 ピニオン、 19 駆動モ
ータ、 20駆動側エレメント、 21 フリーホイ
ール装置、 22 従動側エレメント、 23 押
圧ばね、 24 プッシュロッド、 25 ストッ
パ、26 螺旋状支持面、 27 カム状支持面、
28 中間歯車、 29 駆動側エレメント、
30 フリーホイール装置、 31 従動側エレメ
ント、 33 カム状支持面、 34 螺旋状支持
面、 35 プッシュロッド、 36 捩り引張り
ばね、 37 サクションノズル、 38遮断フラッ
プ弁、 39 軸、 40 マルタクロスセグメン
ト、 41 ピン、 42 半径方向付設部、 4
3 緊張皿、 44 永久磁石、 45 挿嵌シ
ャフト、 46,47 ゴム弾性質のカップリング部
材、 48 駆動軸、 49,50 滑り軸受、
51 ケーシング、 52 歯車、 53 ディ
スク、 54 止めリング、 55 ピニオン、
56 駆動モータ、 57 駆動側エレメント、
58 フリーホイール装置、 59 従動側エレメ
ント、 60 押圧ばね、 61 緊張皿、 62
永久磁石、 63 駆動軸、 64 ケーシン
グ、 65ピニオン、 66 歯車、 67 駆動
車、 68 滑り軸受、 69螺旋状溝、 70
ピン、 71 ディスク、 72 フリーホイール
装置、 73 歯状突起、 74 揺動体、 75
軸、 76 歯状突起、 110,110′
駆動ユニット、 111 緊張皿、 112緊張ユニ
ット、 113 緊張皿、 114 ケーシング、
115軸、 116 歯車、 117 駆動ピニ
オン、 118 駆動モータ、 119 スリー
ブ、 120 カップリング要素、 121 軸
受、122 軸受円板、 123 止めリング、
124 軸受、 125軸受円板、 126,127
止めリング、 128 ケーシング付設部、 1
29 矢印で略示されたパッキン部材、 130
永久磁石、 131 永久磁石、 134 ケーシ
ング、 135 軸受ブシュ、 136 円筒形付
設部、 137 ホルダー、 138 軸受円板、
139止めリング、 140 中間部材、 141
フィンガ、 142厚肉部、 144 ピン、
145 縦溝、 146 ウェブ、 147保護キ
ャップ、 148 パッキン部材、 149 厚肉
部、 150加圧プランジャ、 151 コイル支持
体、 152 プランジャコイル(可動コイル)、
153 ポット形磁石、 154,155 軸受、
156 スロット付きピン、 157 突起、 1
58 フリーホイール装置、 160 押圧ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨッヘン キュッパース ドイツ連邦共和国 メンヒェングラートバ ッハ タールシュトラーセ 37 (72)発明者 ヨアヒム シュティラー ドイツ連邦共和国 ヴェークベルク アム リング 36 (72)発明者 ラインハルト マルクヴァルト ドイツ連邦共和国 ネッテタール アム ヘクスケン 7

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸処理部材を駆動モータと連結する駆動
    機構を備えた形式の、繊維機械の糸走行経路に対して前
    記糸処理部材を相対的に引戻しかつ推進する装置におい
    て、駆動機構が、駆動モータ(19,56,118)の
    逆転によって順回転方向とは逆方向に互いに相対的に回
    動可能な2つのエレメント(20,22;29,31;
    57,59;66,67)を有し、両エレメントのうち
    の一方のエレメントが逆回転方向で駆動モータと連結さ
    れており、かつ他方のエレメントが逆回転方向では回動
    不能に係止されており、かつ、前記エレメントの相対的
    な回動が、糸処理部材(10,43,61,111,1
    13)に伝達される軸方向運動に変換することを特徴と
    する、糸処理部材を引戻しかつ推進する装置。
  2. 【請求項2】 両エレメント(20,22;29,3
    1;57,59;66,67)が軸方向で支持手段(2
    6,27;33,34;69,70)によって互いに支
    持されておりかつ相互に対してばね部材(23,36,
    60)によって負荷されている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 支持手段として螺旋面(26,27)が
    設けられている、請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 両エレメント(20,22;29,3
    1;57,59;66,67)が、糸処理部材(10,
    43,61)を駆動する軸(13,48,63)に互い
    に共軸に配置されている、請求項1から3までのいずれ
    か1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 糸処理部材(10)が軸方向シフト可能
    に軸(13)に配置されておりかつ一方のエレメント
    (22,31)によって軸方向に連動可能である、請求
    項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 糸処理部材(43,61)が軸方向で1本
    の軸(48,63)に位置決めされており、該軸が一方
    のエレメント(57,67)と共に軸方向シフト可能に
    支承されている、請求項1から4までのいずれか1項記
    載の装置。
  7. 【請求項7】 一方のエレメント(22,31,59)
    が回動不能にケーシング(16,51)内に保持されて
    おり、かつ他方のエレメント(20,29,57)が、
    順回転方向とは逆方向では係止するフリーホイール装置
    (21,30,58)によって駆動モータ(19)と連
    結されている、請求項1から6までのいずれか1項記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 両エレメント(66,67)が、駆動機
    構のウォーム伝動装置段として構成されており、該ウォ
    ーム伝動装置段が、駆動モータと、糸処理部材(61)
    に相対回動不能に固着結合された軸(63)との間に配
    置されており、かつ、一方のエレメント(67)と相対
    回動不能に固着結合された前記軸が、フリーホイール装
    置(72)によって逆転不能に係止されている、請求項
    1から6までのいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 順回転方向とは逆方向で駆動モータと連
    結されるエレメント(29)から、補助装置(38)の
    ための駆動力(39,40,41)が派生される、請求
    項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 軸(48,63)が、糸緊張器の緊張
    皿(43,61)を駆動する、請求項1から9までのい
    ずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 軸(13)がパラフィン処理ローラ
    (10)を駆動する、請求項1から9までのいずれか1
    項記載の装置。
  12. 【請求項12】 直接駆動される緊張皿(111)が、
    規定のピッチでリング状に配列された複数の永久磁石
    (130)を備えており、該永久磁石に対向して、等ピ
    ッチでリング状に配列された複数の永久磁石(131)
    が設けられており、該永久磁石(131)は、間接駆動
    可能な他方の緊張皿(113)に相対回動不能に固着結
    合されているホルダー(137)に装着されており、前
    記間接駆動可能な緊張皿(113)の回転を阻止するた
    めの手段(158)が設けられており、前記の直接駆動
    可能な緊張皿(111)が、リング状に配列された永久
    磁石(130,131)のピッチ分だけ、前記間接駆動
    可能な緊張皿(113)に対して相対回動可能であり、
    かつ、両緊張皿(111,113)の少なくとも一方が
    所属の永久磁石(130,131)と一緒に、永久磁石
    の反揆力の方向にフレキシブルに保持されている、請求
    項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】 間接駆動可能な緊張皿(113)が軸
    受装置(135,136)を介して支承されており、該
    軸受装置が、操業時の順回転方向とは逆方向では回転を
    阻止するフリーホイール装置(158)を有している、
    請求項12記載の糸緊張器。
  14. 【請求項14】 間接駆動される緊張皿(113)に相
    対回動不能に固着結合されている、永久磁石(131)
    用のホルダー(137)が、対面している緊張皿(11
    1)から軸方向に離間運動可能に支承されており、かつ
    前記ホルダー(137)と間接駆動可能な緊張皿(11
    3)との間には、無負荷行程を有する軸方向の連動継手
    (144,145)が設けられている、請求項12又は
    13記載の糸緊張器。
  15. 【請求項15】 直接駆動可能な緊張皿(111)が、
    永久磁石(130,131)の反揆力よりも小さな力に
    予荷重のかけられたばね(160)によって、その操業
    位置に保持されている、請求項12又は13記載の糸緊
    張器。
  16. 【請求項16】 電動モータ式の駆動装置がステップモ
    ータ(118)を有している、請求項12から15まで
    のいずれか1項記載の糸緊張器。
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