JPH09133737A - 荷電粒子線試験装置及びその観測方法 - Google Patents

荷電粒子線試験装置及びその観測方法

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JPH09133737A
JPH09133737A JP7317146A JP31714695A JPH09133737A JP H09133737 A JPH09133737 A JP H09133737A JP 7317146 A JP7317146 A JP 7317146A JP 31714695 A JP31714695 A JP 31714695A JP H09133737 A JPH09133737 A JP H09133737A
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JP
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charged particle
particle beam
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real
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JP7317146A
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Kazuhiro Arakawa
和広 荒川
Katsumi Kaneko
勝美 金子
Masahiro Seyama
雅裕 瀬山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電位コントラスト画像において、荷電粒子線
プロービングなどを行なうときのS(信号)ラインの位
置ズレを無くし、0.3ミクロン以下のSラインでも正
確な位置を高速に表示して観測する荷電粒子線試験装置
を提供する。 【解決手段】 全体の電位コントラスト画像は高速のリ
アルタイム画像取得部取得部311で処理しモニタ30
6に表示し、正確な位置が必要な場所をボックス・カー
ソルで指定して指定したボックス領域をストロボ画像取
得部312で処理し、画像合成部313でリアルタイム
画像データ上にストロボ画像データを重畳して置き換
え、そのハイブリッド画像をモニタ306に表示して観
測を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は被試験素子である
ICチップの表面に荷電粒子線を照射し、その照射点か
ら発生する2次電子の量を計測してIC表面の電位分布
を電位コントラスト像として表示し、欠陥部分を特定や
被観測信号の測定等に用いる荷電粒子線試験装置に関す
るもので、この試験装置でも特に画像データ取得装置に
関する。ここで、荷電粒子線とは電子ビームやイオンビ
ームのように荷電した粒子線をいう。
【0002】
【従来の技術】被試験素子(以下「DUT」という)で
ある半導体集積回路(以下「IC」という)のチップ表
面に荷電粒子線を走査しながら照射するいわゆる掃引照
射をし、各照射点から発生する2次電子の量を各照射点
ごとに計測し、この計測量を電気信号として取り込むこ
とによりIC表面の電位分布を電位コントラスト像とし
て表示し、不良箇所の解析等に利用するICテストシス
テムが実用されている。
【0003】図5に、従来のこの種のICテストシステ
ム例の概略構成図を示す。図中100はICテストシス
テムの全体構成を指す。ICテストシステム100は大
きく分けて試験パターン発生器200と、荷電粒子線装
置300とによって構成されている。試験パターン発生
器200は荷電粒子線試験装置300のステージ303
に装着したDUT110に連続して試験パターン信号を
供給する。また、試験パターンに同期した同期信号を荷
電粒子線試験装置300に供給する。
【0004】試験パターン発生器200は荷電粒子線装
置300のステージ303に装着したDUT110に試
験パターン信号を与える。試験パターン発生器200は
試験パターンの発生を開始させるスタートスイッチ20
1と、任意の時点で試験パターンの発生を停止させるこ
とに用いるストップスイッチ202と、特定した試験パ
ターンが発生したとき試験パターンの更新を停止させる
ための停止パターン設定手段203と、停止パターン設
定手段203に設定した試験パターンが発生したことを
検出して試験パターンの更新を停止させるパターン保持
手段204と、試験パターンの更新が停止したことを表
す信号を発信する停止信号発生手段205とを具備し、
試験パターン信号の発生開始制御と、停止制御及び特定
の試験パターンにおいて試験パターンの更新動作を停止
させる制御とを行うことができるように構成されてい
る。
【0005】一方、荷電粒子線装置300はDUT11
0に荷電粒子線を照射する鏡筒部301と、この鏡筒部
301の下部に設けられ、DUT110を真空中に配置
するチャンバ302と、このチャンバ302の内部に設
けられ、DUT110の位置をX−Y方向に移動させる
ステージ303と、DUT110から発生する2次電子
の量を計測するためのセンサ304と、センサ304に
よって検出した電気信号である2次電子検出信号を画像
データとして取り込み一定の処理をする画像データ取得
装置305と、画像データ取得装置305で処理した画
像データを電位コントラスト像として表示するモニタ3
06と、荷電粒子線の出射及びその出射量(電流値)、
加速電圧、走査速度、走査面積等を制御する鏡筒制御器
307とによって構成されている。
【0006】パターン保持手段204は試験パターン発
生器200が停止パターン設定手段203に設定された
試験パターンを発生したことを検出すると、試験パター
ンの更新動作を一時停止し、停止パターン設定手段20
3に設定した試験パターンを出し続ける。これと共に画
像データ取得装置305及び鏡筒制御器307に停止信
号発生手段205から試験パターンの更新動作が停止し
たことを表す停止信号が与えられる。鏡筒制御器307
は停止信号の供給を受けて荷電粒子線を発射させる制御
を行う。これと共に画像データ取得装置305は画像デ
ータの取込みを開始する。
【0007】この画像データを取り込み画像を生成する
手法の一つとして、DUT110内部のパターン印加信
号の変化に無関係に非同期で荷電粒子線309を順次位
置をシフトしながら照射し、2次元的に画像データを取
り込み表示するいわゆるリアルタイム画像が有る。この
リアルタイム画像は被観測信号(パターン印加信号)と
非同期で荷電粒子線309を照射するので、2次電子検
出信号の取得が非常に速くできる。
【0008】例えば、1画面の大きさを512x512
ピクセルとする。リアルタイム画像では1ピクセルの取
得時間は1マイクロ秒(10−6秒)ですむので、1画
面を得るための取得時間は、10−6x512x512
=0.262秒ですむ。ただし、1画面のみでは被観測
信号がオンの場合とオフの場合が有り、正しい電位コン
トラスト画像が得られないので、同一面を複数回照射
し、その画像データを平均化して表示することが行われ
ている。しかし、このときでも数秒で画像データを得る
ことができる。
【0009】他の手法として、荷電粒子の照射を信号の
変化に同期させて画像を得る、いわゆるストロボ画像も
有る。ストロボ画像では、被観測信号が高電位時にはS
(信号)ラインが黒くなり、観測信号が低電位時には白
くなる。通常、高電位はP(電源)ラインと同電位であ
り、低電位はG(接地)ラインと同電位であるからであ
る。このストロボ画像は、時間情報と関連したサンプリ
ングデータが得られるので有効で有るが、サンプリング
の度毎に被観測信号と同期を取るので時間がかかり過ぎ
る。
【0010】例えば、被観測信号の信号の長さが100
ミリ秒、つまり10−1秒のとき、この信号に同期を掛
けて荷電粒子線309を照射するのであるから、1ピク
セルの情報を得るのに、10−1秒の時間を要する。従
って、512x512ピクセルの1画面の情報を取るの
に約7.3時間の時間を要する。
【0011】荷電粒子線試験装置300の使用法に、初
めに電位コントラスト画像を求め、その画像を用いてS
(信号)ラインの中央に荷電粒子線309を照射し、デ
ータを取得する、いわゆる荷電粒子プロービング法で被
観測信号の波形観測を行う場合が有る。このときにスト
ロボ画像で行うとすると数時間、前述の例では約7時間
も待つ必要が有り、一般に数秒で生成できるリアルタイ
ム画像を用いて荷電粒子プロービングを行なっている。
【0012】図6にリアルタイム画像やストロボ画像で
得られる電位コントラスト画像を示す。簡単のために、
PラインやGラインは省略し、Sラインのみを示す。S
ラインの幅は、0.5ミクロンから4ミクロン程度であ
る。Sラインのみ他の領域に比べて黒く示している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、荷電
粒子試験装置でのいわゆる電位コントラスト画像は、リ
アルタイム画像かストロボ画像で処理し表示する。そし
て必要に応じてその画像を用いて荷電粒子線プロービン
グで被観測信号を観測する。
【0014】荷電粒子線プロービングを行なう場合、従
来はSラインの幅が5ミクロン以上もあったので、リア
ルタイム画像を用いて、比較的短い時間で被観測信号を
正しく観測することができた。ところが最近の1ミクロ
ン以下のSラインでは、リアルタイム画像を用いてはS
ラインにプロービングすることができない場合が生じて
きた。
【0015】これは、被観測信号と非同期で荷電粒子線
を照射するリアルタイム画像では、被観測信号のオン・
オフの変化でDUT上に発生する磁界や電界の変動の影
響により、リアルタイム画像とDUTの実際のポイント
との間に位置ズレが生じる場合があることが判明した。
しかもその位置ズレは、大きい場合では2ミクロンもず
れる場合があった。これでは、0.5ミクロンのSライ
ンに正確なプロービングすることができない。
【0016】一方、ストロボ画像では被観測信号と同期
を取って荷電粒子線を照射しているので、磁界や電界の
影響は波形観測の場合と同一となる。そこで、プロービ
ングする場合にはストロボ画像を用いれば解決するが、
前述したように1枚の画像を取得するのに、被観測信号
の長さに依存するが数時間も要し、前回の例ではプロー
ビングを1回行なうために約7時間も待つ必要がある。
従って、場合によっては実時間でのプロービングが困難
となる。
【0017】この発明は、比較的短時間に荷電粒子線プ
ロービング(以下「プロービング」という)に適する電
位コントラスト画像を得る荷電粒子線試験装置を提供す
るものである。ここでのプロービングとは、DUT表面
の1点に荷電粒子線を照射して、その点の電位の変化を
観測する手法をいう。
【0018】
【課題を解決するための手段】これを解決しる手段とし
て、1画面を512x512ピクセルとすると、その全
画面をリアルタイム画像で処理し、プロービングを行な
う場所にカーソルを合わせてその周辺のみボックス
(箱)状にストロボ画像を求め、その両画面を合成し
て、そのハイブリッド画像を表示させるものである。
【0019】このボックス状のストロボ画像を、例え
ば、6行4列の6x4=24ピクセルとする。この24
ピクセルの全点をストロボ画像で求めてもよい。しか
し、より高速にするには、1行の6ピクセルのみストロ
ボ画像の処理を行い、その値を用いて4列に並列に並べ
て作成すると、その処理時間は約1/4になる。より正
確にするため2行あるいは3行のピクセルのストロボ画
像処理をしてもよい。また6x4ピクセルの行列の大き
さ、つまりボックスの大きさを可変できるようにしても
よい。
【0020】このようにして、全体的にはリアルタイム
画像処理をし、プロービングに必要な部分のみストロボ
画像処理を行い、これらのハイブリッド画像を表示させ
ると時間的に速く、しかも必要な精度を得ることができ
る。
【0021】請求項1の発明は、従来の画像データ取得
装置のリアルタイム取得部及びストロボ画像取得部に付
加して、あるいは置き換え、あるいは一部共用して、セ
ンサで取得した2次電子検出信号をリアルタイム画像に
処理するリアルタイム画像取得部と、ボックス状のスト
ロボ画像に処理するストロボ画像処理部と、上記リアル
タイム画像に上記ボックス状のストロボ画像を重畳させ
たハイブリッド画像データをモニタに送出する画像合成
部から成るハイブリッド画像生成器を有する荷電粒子線
試験装置である。
【0022】請求項2の発明は、ボックス状のストロボ
画像を生成する請求項1のストロボ画像処理部を具現化
した一例の発明である。これは、処理時間を最小にする
ために、1行、つまり一次元のみストロボ画像を2次電
子検出信号で生成し、そのデータを並列に並べてボック
ス状の2次元画像データを生成するものである。
【0023】請求項3の発明は、この発明の荷電粒子線
試験装置における観測方法である。装置の調整や設定が
既に行われているとする。初めにリアルタイム画像デー
タを取得して処理しモニタに表示する。このリアルタイ
ム画像表示上の必要領域にボックス・カーソルでストロ
ボ画像領域を指定する。この指定したボックス領域の少
なくとも1行目を、あるいは数行を被観測信号と同期を
取りつつ荷電粒子線をスキャンさせてストロボ画像デー
タを得る。この取得したデータを並列に並べてボックス
領域内のストロボ画像データを生成し、画像合成部の画
像メモリ上でリアルタイム画像データのボックス・カー
ソル指定領域をこのストロボ画像データにより置き換え
ハイブリッド画像データを生成する。このハイブリッド
画像をモニタに表示してプロービング等を行なう観測方
法である。
【0024】
【実施例】図1にこの発明の一実施例を示す。図5と同
一部分には同一符号を付す。図1はこの発明のハイブリ
ッド画像生成器310を有する荷電粒子線試験装置30
0Bの構成図である。図5の従来の構成図と比べて、画
像データ取得装置305Bにハイブリッド画像生成器3
10を有している。従来の画像データ取得装置305に
は、リアルタイム画像取得部とストロボ画像取得部とを
有しているので、これらに付加して、あるいは置き換え
て、あるいは一部を共用して構成してもよい。従来の装
置と異なる部分について説明する。
【0025】図1において、画像データ取得装置305
Bはハイブリッド画像生成器310を有している。ハイ
ブリッド画像生成器は310は、リアルタイム画像取得
部311とストロボ画像取得部312と画像合成部31
3とから成っている。
【0026】初めにリアルタイム画像データを取得す
る。荷電粒子線309を被観測信号に非同期で掃引照射
する。センサ304で取得した2次電子検出信号をリア
ルタイム画像取得部311で取得して、そのリアルタイ
ム画像データは画像合成部313の画像データメモリに
記憶させ、そのままパス(通過)してモニタ306にリ
アルタイム画像を表示する。
【0027】モニタ306は、図示していないが、丁度
パソコンのカーソルをマウスで動かして位置決めしてい
るように、例えば、マウスでボックス・カーソルを位置
決めできるように構成されている。マウスで無くてキー
ボードでボックス・カーソルを移動させるようにしても
よい。これらは従来技術であるので詳細説明は省略す
る。
【0028】このボックス・カーソルをリアルタイム画
像上の、例えばプロービングを行なう被観測信号ライン
の場所に移動させ表示させる。ボックス・カーソルは箱
状の2次元表示するのが良いが、表示を点表示にして画
像データメモリにボックス領域を指定して実行できるよ
うにしても良い。
【0029】ボックス・カーソル領域が指定されると、
ストロボ画像取得部312においてその領域のストロボ
画像の生成に移る。被観測信号と同期をとりつつ荷電粒
子線を掃引照射して2次電子検出信号を取得する。この
2次電子検出信号の取得は、ボックス領域の全域を取得
しても良いが、取得時間を速めるために1行の1次元デ
ータのみのストロボ画像データを取得し、2行目以降は
そのデータを並列に並べて作成すると良い。数行のスト
ロボ画像データを取得して、そのデータを並べてボック
スのストロボ画像データを作成しても良い。ボックス・
カーソル領域のストロボ画像が生成されると、そのスト
ロボ画像データを画像合成部313に伝送する。
【0030】画像合成部313では、画像データメモリ
上で、リアルタイム画像取得部311からのリアルタイ
ム画像データ上にストロボ画像取得部312からのボッ
クス状のストロボ画像データを重畳して置き換え、ハイ
ブリッド画像データを生成する。このハイブリッド画像
データをモニタ306に伝送してハイブリッド画像をモ
ニタ306に表示させる。
【0031】このハイブリッド画像を生成し表示させる
時間を前述の例の条件でみてみる。リアルタイム画像を
得るのに約0.262秒であった。ボックス状のストロ
ボ画像を6x4=24ピクセルとし、その1行の6ピク
セルのストロボ画像の2次電子検出信号を取得し、2行
目から4行目までをそのデータを並列に並べるとする
と、その時間は、100msx6=600msとなる。
それに画像合成時間が多くて数十秒であるから、1画面
を生成する時間は、たかだか数十秒以内でよい。これは
前例のストロボ画像を生成する時間、約7時間に比し格
段に高速である。
【0032】図2に、このハイブリッド画像の一例を示
す。全体的にはリアルタイム画像であるが、aとbのボ
ックス領域がストロボ画像である。S(信号)ラインの
ボックス領域はリアルタイム画像のSラインに比し若干
ズレている。このボックスのSラインが正しい位置であ
るので、これを用いてプロービングで被観測信号の測定
を行なうと位置ズレは生じない。
【0033】図3は、ボックス領域のストロボ画像デー
タの説明図である。図3(A)は、図2のaの画像デー
タメモリであり横方向に荷電粒子線を掃引照射、つまり
スキャンし、例えば1行のデータD1 からD6 まで
のストロボ画像を2次電子検出信号で生成し、2行目か
ら4行目までのデータは1行目のデータD1 からD6
までのデータを並列に並べて作成する。図3(B)は
図2のbの画像データであり、図面の縦方向が行であ
り、縦方向にスキャンして作成する。
【0034】(他の実施例)図4はこの装置を用いた観
測方法の一例のフロー図である。図4には測定方法の一
例を詳細に示しており、図示の通りの手順で観測すると
良いが、しかしこれらの中で必須要件は左方にaからe
で示している。つまり、パルス幅設定やコントラスト・
グリッド電圧の調整は事前に設定や調整ができるし、ま
た任意時間に行なっても良い。ハイブリッド画像を表示
した後はボックス領域内のストロボ画像を用いて正確な
位置ラインが必要な観測に使用する。例えば荷電粒子線
プロービンング等に用いるものである。必須要件は前述
した通りであり、請求項3に記載の通りである。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、高速に画面
が得られるリアルタイム画像では、磁界や電界の影響で
リアルタイム画像とDUTの実際のポイントとの位置ズ
レが2ミクロンも生じることがあったが、この発明によ
ればボックス・カーソルで指定した必要な位置の位置ズ
レはほとんど無くなった。
【0036】例えば荷電粒子線プロービング手法で被観
測信号の動作状態を観測するとき、Sラインの正確な中
央位置を確認するのに、従来はほとんど位置ズレを起こ
さないストロボ画像で数時間以上待機する必要があった
が、この発明によれば、高速なリアルタイム画像とボッ
クス状のストロボ画像とのハイブリッド画像により数十
秒以下で正確な位置を確認でき、正確な観測が可能にな
った。
【0037】技術革新のテンポの早い現在、Sラインの
ライン幅が0.3ミクロン以下になろうとするとき、こ
の発明の利用価値は大きく、その技術的効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の装置で得られる電位コントラスト画像図
である。
【図3】図2のストロボ画像を生成する説明図である。
【図4】この発明の測定方法の一実施例のフロー図であ
る。
【図5】従来技術の構成図である。
【図6】図5の装置で得られる電位コントラスト画像図
である。
【符号の説明】
100 ICテストシステム 110 DUT(被試験素子) 200 試験パターン発生器 201 スタートスイッチ 202 ストップスイッチ 203 停止パターン設定手段 204 パターン保持手段 205 停止信号発生手段 300 荷電粒子線試験装置 301 鏡筒部 302 チャンバ 303 ステージ 304 センサ 305、305B 画像データ取得装置 306 モニタ 307 鏡筒制御器 309 荷電粒子線 310 ハイブリッド画像生成器 311 リアルタイム画像取得部 312 ストロボ画像取得部 313 画像合成部 Sライン 信号線 Pライン 電源線 Gライン 接地線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験素子(110)の表面に荷電粒子
    線を掃引照射し、各照射点から発生する2次電子の量を
    センサ(304)で取得し、取得した2次電子検出信号
    を画像データ取得装置(305)で処理を施してモニタ
    (306)に上記被試験素子(110)表面の電位分布
    を画像として表示する荷電粒子線試験装置(300)に
    おいて、 センサ(304)で取得した2次電子検出信号をリアル
    タイム画像に処理するリアルタイム画像取得部(31
    1)と、上記センサ(304)で取得した2次電子検出
    信号をボックス状のストロボ画像に処理するストロボ画
    像取得部(312)と、上記リアルタイム画像に上記ボ
    ックス状のストロボ画像を重畳させたハイブリッド画像
    データをモニタ(306)に送出する画像合成部(31
    3)と、から成るハイブリッド画像生成器(310)を
    有する画像データ取得装置(305B)を具備ことを特
    徴とする荷電粒子線試験装置。
  2. 【請求項2】 ストロボ画像取得部(312)は、荷電
    粒子線(309)の一次元スキャンによる2次電子検出
    信号の一次元データのみをセンサ(304)から取得
    し、上記一次元データを並列に並べ合わせて2次元デー
    タをボックス状に生成するストロボ画像取得部(31
    2)であることを特徴とする請求項1項記載の荷電粒子
    線試験装置。
  3. 【請求項3】 被試験素子(110)の表面に荷電粒子
    線を掃引照射し、各照射点から発生する2次電子の量を
    センサ(304)で取得し、取得した2次電子検出信号
    を画像データ取得装置(305B)で処理を施してモニ
    タ(306)に上記被試験素子(110)表面の電位分
    布をリアルタイム画像とストロボ画像のハイブリッド画
    像で表示する荷電粒子線試験装置(300)の観測方法
    において、 初めにリアルタイム画像の画像データを取得し処理して
    モニタ(306)に表示し、 次に、上記モニタ(306)に表示されているリアルタ
    イム画像上でボックス・カーソルによりストロボ画像の
    領域を指定し、 上記ボックス・カーソル範囲におけるストロボ画像の画
    像データを少なくとも1行の一次元データを取得し並列
    に並べてボックス・カーソル範囲内のストロボ画像を生
    成し、 画像メモリ上で上記リアルタイム画像データのボックス
    ・カーソル指定領域部分を上記ストロボ画像データによ
    り置き換え、 上記リアルタイム画像データ上にストロボ画像データを
    置き換えたハイブリッド画像データをモニタ(306)
    に伝送し表示して観測を行なう、 ことを特徴とする荷電粒子線試験装置(300)の観測
    方法。
JP7317146A 1995-11-10 1995-11-10 荷電粒子線試験装置及びその観測方法 Withdrawn JPH09133737A (ja)

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