JPH09133111A - ダクト等の吊具 - Google Patents

ダクト等の吊具

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JPH09133111A
JPH09133111A JP28880395A JP28880395A JPH09133111A JP H09133111 A JPH09133111 A JP H09133111A JP 28880395 A JP28880395 A JP 28880395A JP 28880395 A JP28880395 A JP 28880395A JP H09133111 A JPH09133111 A JP H09133111A
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jaw
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jaw frame
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JP28880395A
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Kazuo Suzuki
千雄 鈴木
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Suzuki Kogyo KK
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Suzuki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 震度の高い地震が発生してダクトあるいは配
管類に大きく振りが与えられても構造材より外れを生ず
ることのない吊具を提供する。 【解決手段】 ダクト19、配管20等を建造物の構造材17
を介して配設するための吊具21であって、該吊具は固定
部材22と同固定部材より垂設されてダクト、配管等を吊
持する吊り杆14とからなり、該固定部材の主顎枠体23を
構造材の片の一方に掛合状に取付け、他方の片には補助
顎枠体35が掛合状に取付けられるとともに、この両顎枠
体を連結ねじ杆40により螺合連結することで構造材の片
の両側に引込み状に掛合挾持し、さらに、両顎枠体は押
えボルト32,38 により構造材の片の上部側より締付け固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、建造物の構造材
を利用して空調用ダクトあるいは各種配管類を配設する
ための吊具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の建造物の構造材を利用し
て空調用ダクトあるいは各種配管類を配設するための吊
具1としては図5に示すものがある。この吊具1は顎枠
体2と吊り杆14とからなり、この顎枠体2は鋼板材を
折曲成形してなるもので、左右対をなす略コ字形状の側
片部材3が所定の間隔で対設され、上下の接続片4,5
により一体に接続されて上顎6と下顎7と支持枠8とか
らなる呑込み部9を有する顎枠体2に形成されるととも
に、上顎6の呑込み部9側には左右に張り出す支持片1
0が形成され、また、下顎7の接続片5の所定の位置に
はねじ5aが螺設されて所定の長さを有する押しねじ1
1が螺着されている。また、支持枠8の上下の接続片
4,5側の所定の位置には対応して挿通孔12,13が
貫設され、同挿通孔12,13には,ねじ部15を有す
る所定長さの吊り杆14が挿通されてナット16により
位置決め固定されている。このように形成された吊具1
は図示のようにH型鋼等の構造材17の一方の片17a
に呑込み部9が嵌込まれて、上顎6に形成した支持片1
0が重合状に当接され、押しねじ11を螺進して片17
aに当接し、さらに、増締めすることで吊具1は構造材
17に強固に締結固定される。この状態で吊り杆14の
下端部側には図3および図4に示すように吊持部材18
あるいは配管部材18aを介してダクト19あるいは配
管類20が吊持状に配設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の構成では、例えば震度の大きい地震が発生した場
合、吊り杆14に吊持されたダクト19あるいは配管類
20に大きく振りが生じると、顎枠体2側においては1
本の押しねじ11による締付け固定したものであるか
ら、この振れが押しねじ11に繰返し作用してねじ5a
の位置より屈曲され、この屈曲のため締結力が弛緩して
顎枠体2が構造材17より外れダクトあるいは配管類が
落下する恐れのある問題があった。本発明は、上記従来
の問題点を解決するためになされたもので、例えば震度
の高い地震が発生してダクトあるいは配管類に大きく振
りが与えられても構造材より外れを生ずることのない吊
具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、ダクト、配管等を建造物の構造材を介
して配設するための吊具であって、該吊具は固定部材と
同固定部材より垂設されてダクト、配管等を吊持する吊
り杆とからなり、該固定部材の主顎枠体を構造材の片の
一方に掛合状に取付け、他方の片には補助顎枠体が掛合
状に取付けられるとともに、この両顎枠体を連結ねじ杆
により螺合連結することで構造材の片の両側に引込み状
に掛合挾持し、さらに、両顎枠体は押えボルトにより構
造材の片の上部側より締付け固定する構成としたことに
より、震度の大きな地震が発生して吊り杆に吊持された
ダクトあるいは配管に大きく振りが生じたとしても、こ
の吊り杆を固定した固定部材の構造物に対する移動、浮
上がりが防止されてダクト、配管の吊持状態を維持する
ことができる。
【0005】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は固定部材22を構造材17に取付け
た状態図、図2は吊具21の固定部材22の分解斜視図
であって、同吊具21は構造物の構造材17に締結固定
する固定部材22と吊り杆14とより構成されている。
【0006】この固定部材22は従来の顎枠体2と同種
の構造材17の一方の片17aに固定される主顎枠体2
3と他方の片17bに係合される補助顎枠体35と連結
ねじ杆40とより構成されており、この主顎枠体23は
鋼板材を折曲成形してなるもので、左右対をなす略コ字
形状の側片部材24が所定の間隔で対設され、上下の接
続片25,26により一体状に接続されて上顎部27と
下顎部28と支持枠29とからなる呑込み部30を有す
る略コ字枠体に形成されるとともに、上顎部27の接続
片25のコ字形状の先端側の所定の位置にはねじ31が
螺設されて所定の長さの押えボルト32が螺着されてい
る。また、支持枠29部分の接続片25,26には対応
して吊り杆14を挿通する孔25a,26aが貫設され
ている。また、下顎部28の先端側には断面略L形状で
所定の長さの支持部材33が溶着手段により左右振り分
けに取付けられ、この垂直片33aの中央部には連結ね
じ杆40を取付調節可能に取付けるナット34が溶着手
段により止着されている。
【0007】また、この支持部材33と対設状に設けら
れる補助顎枠体35は構造材17の他方の片17bに係
合するため鋼板材を折曲成形してなるもので、この補助
顎枠体35は支持枠体33と対応する取付幅に形成され
ており、水平状の支持片36の一方の縁には断面略L形
状の係合片37が形成され、この係合片37の水平片3
7aの例えば中央部にはねじ孔37bが螺設されて押え
ボルト38が螺着され、また、支持片36の他方の縁に
は支持部材33の垂直片33aと対設する垂直片39が
形成され、この垂直片39の中央部には連結ねじ杆40
を挿通する挿通孔39aが貫設されている。また、連結
ねじ杆40は所定の長さで例えば全ねじあるいは両ねじ
に形成されている。
【0008】このように形成された主顎枠体23はその
呑込み部30を例えば構造材17の一方の片17aに嵌
込み、押えボルト32を螺進して同主顎枠体23は支持
部材33と押えボルト32とにより片17aに仮止め固
定される。そして、この片17aに仮止め固定された主
顎枠体23の支持部材33のナット34には連結ねじ杆
40の一端側が螺合され、この状態で補助顎枠体35の
係合片37を構造材17の他方の片17bに掛合すると
ともに、その垂直片39の挿通孔39aに連結ねじ杆4
0の他端部を挿入した状態で同補助顎枠体35の押えボ
ルト38を螺進して仮止め状態にして、連結ねじ杆40
に螺合した垂直片39の両側に位置したナット41a,
41bを螺進退して主顎枠体23と補助顎枠体35との
構造材17の片17a,17bに対する固定間隔に調整
され、しかる後ち、主顎枠体23および補助顎枠体35
の押えボルト32,38の本締めがなされる。
【0009】このようにして取付けられる固定部材21
は例えばダクト19においては図3(a)(b)に示すように
構造材17に対し所定の間隔で取付けられるとともに、
主顎枠体23の支持枠29の上下の接続片25,26に
対応して貫設された挿通孔25a,26aに吊り杆14
が挿通されてナット16により長さ調整がされ、その下
端部間にはバー状の吊持部材18が横架されてダクト1
9が配設される。また、配管20の場合には図4(a)(b)
に示すように構造材17に上記と同様に固定部材22が
取付けられ、この固定部材22の主顎枠23には吊り杆
14が垂設され、同下端部には配管部材18aが取付け
られて配管20は配管されている。
【0010】このように形成された吊具21においては
その固定部材22の主顎枠体23を構造材17の一方の
片17aに掛合状に取付け、他方の片17bには補助顎
枠体35が掛合状に取付けられるとともに、この両顎枠
体23,35を連結ねじ杆40により螺合連結すること
で構造材17の片17a,17bの両側に引込み状に掛
合挾持され、さらに、押えボルト32,38を螺進する
ことで片17a,17bの上部側より締付け固定するこ
とで固定部材22は構造材17に強固に固定される。し
たがって、例えば震度の大きな地震が発生して吊り杆1
4に吊持されたダクト19あるいは配管20に大きく振
りが生じたとしても、この吊り杆14を固定した固定部
材22はその主顎枠体23と補助顎枠体35とが連結ね
じ杆40により連結していることから、例えば吊り杆1
4がこの連結ねじ杆40の軸線方向(構造材17の断面
方向)に振れを生じても、この連結ねじ杆40により主
顎枠体23と補助顎枠体35は移動を生ずることがな
く、また、上下方向への浮上がりは押えボルト32,3
8により防止されるとともに、押えボルト32,38が
屈曲することがないのでダクト19あるいは配管20の
落下を防止することができ、下方に配設された諸設備に
対する損傷を防止できる。また、複数の吊り具21の固
定部材22を構造材17に対しその連結ねじ杆40およ
び押えボルト32,38を弛めた状態で取付けておくこ
とで、これをスライドして所定の位置に固定することで
ダクト19および配管20の施工を省力的に行うことが
できる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、例えば震度の大きな地震が発生して吊り杆に吊持
されたダクトあるいは配管に大きく振りが生じたとして
も、この吊り杆を固定した固定部材はその主顎枠体と補
助顎枠体とが連結ねじ杆により連結していることから、
例えば吊り杆がこの連結ねじ杆の軸線方向に振れを生じ
ても、この連結ねじ杆により主顎枠体と補助顎枠体は移
動を生ずることがなく、また、上下方向への浮上がりは
押えボルトにより防止されるとともに、押えボルトが屈
曲することがないのでダクトあるいは配管の落下を防止
することができ、下方に配設された諸設備に対する損傷
を防止できる。また、複数の吊り具の固定部材を構造材
に対しその連結ねじ杆および押えボルトを弛めた状態で
取付けておくことで、これをスライドして所定の位置に
固定することでダクトおよび配管の施工を省力的に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊具の固定部材を構造材に取付けた状態を示す
図である。
【図2】吊具の固定部材の分解斜視図である。
【図3】(a) ダクトを吊持した斜視図である。 (b) 図3(a) の平面図である。
【図4】(a) 配管を吊持した斜視図である。 (b) 図4(a) の平面図である。
【図5】従来の吊具である。
【符号の説明】
17 構造材 21 吊具 22 固定部材 23 主顎枠体 32,38 押えボルト 35 補助顎枠体 40 連結ねじ杆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト、配管等を建造物の構造材を介し
    て配設するための吊具であって、該吊具は固定部材と同
    固定部材より垂設されてダクト、配管等を吊持する吊り
    杆とからなり、該固定部材の主顎枠体を構造材の片の一
    方に掛合状に取付け、他方の片には補助顎枠体が掛合状
    に取付けられるとともに、この両顎枠体を連結ねじ杆に
    より螺合連結することで構造材の片の両側に引込み状に
    掛合挾持し、さらに、両顎枠体は押えボルトにより構造
    材の片の上部側より締付け固定する構成としたダクト等
    の吊具。
JP28880395A 1995-11-07 1995-11-07 ダクト等の吊具 Expired - Lifetime JP2716686B2 (ja)

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JP2011196391A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Mirai Ind Co Ltd 配設体支持具
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JP2021025399A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 丸井産業株式会社 コンクリート打設用圧送管固定金具

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