JPH09132952A - 組立式化粧柱及び該組立式化粧柱における芯柱への化粧カバー部材の取付工法 - Google Patents

組立式化粧柱及び該組立式化粧柱における芯柱への化粧カバー部材の取付工法

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JPH09132952A
JPH09132952A JP7316124A JP31612495A JPH09132952A JP H09132952 A JPH09132952 A JP H09132952A JP 7316124 A JP7316124 A JP 7316124A JP 31612495 A JP31612495 A JP 31612495A JP H09132952 A JPH09132952 A JP H09132952A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧柱を施工現場で組立施工するに際し、そ
の芯柱に対する化粧カバー部材の固定を、該化粧カバー
部材を破損する恐れのない状態で、ネジ釘を用いて容易
且つ確実に固定する。又化粧カバー部材の分割数を減ら
して組立施工能率の向上を図る。 【解決手段】 施工対象物に立設状態に固定された芯柱
3に対して、半割りに構成された一対の化粧カバー部材
6,6を、前記芯柱3を対向側から被覆するように取り
付ける、芯柱への化粧カバー部材の取付工法である。該
化粧カバー部材6,6は、その両端部分に夫々、嵌合溝
32を有する。芯柱3の長手中央線に沿って取付部材
8,8を仮止めする。該取付部材8の両側部分をなす翼
片17,17を、両化粧カバー部材6,6の対向状態に
ある前記嵌合溝32,32に嵌合させる。その後ネジ釘
9を本締めして、両化粧カバー部材6,6を芯柱3に固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の玄関ポーチ
やベランダ等で用いられる組立式化粧柱に関するもので
あり、又、該組立式化粧柱における芯柱への化粧カバー
部材の取付け工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の玄関ポーチやベランダ等で用いら
れる化粧柱としては、それ自体を1本の完成品として工
場生産する方法とは別に、これを組立式とする方法が考
えられている。
【0003】組立式の最も有利な点は、施工現場への搬
送の容易性にある。即ち、比較的大型で重量のある化粧
柱(GRC等の重量のある構造体が用いられている)を
所要の大きさに分割して、その嵩と一個当たりの重量を
減らし、作業者1人でも運搬できるようにすることは、
工場からの搬出及び施工現場への搬入に際して非常に有
利である。
【0004】又、化粧柱を完成させておいて搬送する場
合は、その表面を傷つけないようにする必要から、大き
な化粧柱の全体を梱包しなければならないが、組立式と
すれば、かかるコストを低減できる利点もある。この様
な利点に鑑み、従来提案されているものは、主に、芯柱
とそれを被覆するカバー部材とを分離して製作し、これ
らを施工現場で組み立てようとする方法であった。
【0005】例えば実開昭61−78924号公報にお
いては、芯柱の4面の夫々に受け板をネジ釘で固定し、
これらの受け板の夫々に、縦方向両側に接合部を有する
4枚の化粧用カバー部材を当てがい、その背面を受け板
に接着させると共にカバー部材の側端部同士を接合す
る、組立式の化粧柱が提案されている。
【0006】又実公平5−27607号公報において
は、縦方向に長い4枚の化粧用カバー部材を、ピース材
を介して芯柱に取り付けるものであり、隣り合うカバー
部材の側端部相互を重ね合わせ、且つ該合わせ部分にネ
ジ釘を貫通させこれを芯柱にねじ込む方式の組立式化粧
柱が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者の組
立式化粧柱においては、芯柱に対する受け板の止め付け
と該受け板へのカバー部材の固定を個別に行なう必要が
あることに加え、4枚のカバー部材を受け板に接着し、
然も、カバー部材の側端部同士を接合する工程を要する
等、作業が煩雑で、全体として施工工数が多くなってコ
スト上昇を招く問題があった。又、接着剤の硬化に時間
を要するという問題があった。
【0008】これに対して後者の組立式化粧柱は、接着
剤を用いることなくネジ釘のみで完成させうる点で前者
の技術より優れているが、前者と同様、4分割されたカ
バー部材を組み合わせるために化粧柱の組立に手間取る
という問題が残っていた。又、カバー部材の側端部相互
の重ね合わせ部分にネジ釘を貫通させて締付けを行なう
ために、この重ね合わせ部分に締付け時の応力が集中し
て、その部分でカバー部材が割れる恐れがあった。
【0009】特に、芯柱やカバー部材、又両者間に介装
されるピース材に製作誤差が生じて、ピース材とカバー
部材との間に僅かでも隙間が生ずると、前記ネジ釘の締
付け時に、カバー部材同士の重ね合わせ部分が芯柱の中
心方向に向けて撓むことになり、締付けによってカバー
部材が一層破損しやすくなる恐れが出て来るのであっ
た。
【0010】本発明は、化粧柱を現場組立可能に構成す
ることの前記利点を生かしつつ、かかる問題点の解決を
課題として開発されたものである。即ち本発明は、芯柱
に対するカバー部材の固定を、ネジ釘を用いるものであ
りながらカバー部材を破損させる恐れのない状態で、簡
易且つ確実に固定できるようにすることを第1の課題と
する。又、従来技術のように、カバー部材を4分割する
ことは、施工工数が増えるという意味において施工能率
に劣るものであることから、できるだけ分割数を少なく
して施工能率の向上を図ることを第2の課題とする。
【0011】本発明は、かかる課題を解決しうる組立式
化粧柱の提供を目的とするものであり、又該組立式化粧
柱における芯柱への化粧カバー部材の取付工法の提供を
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る組立
式化粧柱は、施工現場で組み立てられる組立式化粧柱で
あり、施工対象物に立設状態で固定される芯柱と、該芯
柱の長手方向に沿った接合面を有する半割りに構成され
且つ該芯柱を対向側から被覆する一対の化粧カバー部材
と、両化粧カバー部材を、その両突き合わせ接合部分に
おいて前記芯柱に取り付ける一対の取付部材と、該取付
部材を前記芯柱に止め付けるネジ釘と、該ネジ釘に嵌挿
される圧縮変形可能の筒状のスペーサとを具える。前記
取付部材は、前記芯柱の長手中央線に沿って装着され
る、上下方向に長い板状を呈し、その長手中央線に沿っ
て所要間隔で、前記ネジ釘が挿通しうる透孔が設けら
れ、該長手中央線の両側部分をなす翼片の端縁には、前
記芯柱に向けて突出する係合突条を具え、又前記透孔を
挿通した前記ネジ釘の、芯柱側の突出部分に前記スぺー
サが嵌挿されるものとなされている。又前記取付部材
は、前記スペーサが実質的に圧縮変形しない状態で、且
つその両端が、取付部材の内面と芯柱の外面に当接した
状態となるように、前記透孔を挿通するネジ釘が芯柱に
ねじ込まれて、該芯柱に仮止めされるものとなされてい
る。又前記両化粧カバー部材は、前記芯柱を被覆するよ
うに合わせられたとき、それが芯柱に支承される如くな
され、且つその接合面間に、芯柱の長手方向に連続す
る、ネジ釘操作用の間隙が形成されるものとなされ、対
向する接合面には、前記取付部材の一方の翼片を嵌入さ
せるための嵌合溝が、対向状態で凹設され、且つ該嵌合
溝の先端部分は、芯柱に向けて屈曲する屈曲溝部とさ
れ、該屈曲溝部に、前記取付部材の係合突条が嵌合可能
となされ、前記両化粧カバー部材を、前記芯柱を被覆す
るように合わせるに伴い、前記翼片が前記嵌合溝に嵌入
するようになされている。そして、ネジ釘のねじ込みに
伴い、前記スペーサが圧縮変形して、取付部材の係合突
条が屈曲溝部と嵌合状態となり且つ両翼片が両化粧カバ
ー部材を芯柱に向けて押圧するように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0013】又本発明に係る組立式化粧柱の他の態様
は、施工対象物に立設状態で固定される芯柱と、該芯柱
の長手方向に沿った接合面を有する半割りに構成され且
つ該芯柱を対向側から被覆する一対の化粧カバー部材
と、両化粧カバー部材を、その両突き合わせ接合部分に
おいて前記芯柱に取り付ける取付部材と、該取付部材を
前記芯柱に止め付けるネジ釘とを具えている。前記取付
部材は、前記芯柱の長手中央線に沿って装着される、上
下方向に延びる板状を呈し、その長手中央線に沿って、
芯柱に向けて突出し且つその先端が芯柱に当接しうる脚
片が設けられており、且つその長手中央線上に、前記ネ
ジ釘が挿通しうる透孔が設けられ、該長手中央線の両側
部分をなす翼片の端縁には、前記芯柱に向けて突出する
係合突条を具える。又、前記両化粧カバー部材を、前記
芯柱を被覆するように合わせたとき、それが芯柱に支承
される如くなされ、且つその接合面間に、芯柱の長手方
向に連続する、ネジ釘操作用の間隙が形成されるものと
なされ、対向する接合面には、前記取付部材の一方の翼
片を嵌入させるための嵌合溝が、対向状態で凹設され、
且つ該嵌合溝の先端部分は、芯柱に向けて屈曲する屈曲
溝部とされており、該屈曲溝部に、前記取付部材の係合
突条が嵌合するものとなされている。又前記取付部材
は、対向する嵌合溝の上端より、両翼片を両嵌合溝に挿
入して落とし込み可能とされている。そして、前記透孔
を挿通した前記ネジ釘を芯柱にねじ込むことにより、前
記取付部材の脚片先端が芯柱に当接した状態で、両翼片
が、両化粧カバー部材を芯柱に向けて押圧状態とするこ
とを特徴とするものである。
【0014】前記各組立式化粧柱において、取付部材
を、弾性変形可能な素材で形成するのがよい。
【0015】又本発明に係る、組立式化粧柱における芯
柱への化粧カバー部材の取付工法(以下取付工法とい
う)は、施工対象物に立設状態で固定された芯柱に対し
て化粧カバー部材を取り付ける組立式化粧柱における芯
柱への化粧カバー部材の取付工法であって、芯柱と、該
芯柱の長手方向に沿った接合面を有する半割りに構成さ
れ且つ該芯柱を対向側から被覆する一対の化粧カバー部
材と、両化粧カバー部材を、その両突き合わせ接合部分
において前記芯柱に取り付ける一対の取付部材と、該取
付部材を前記芯柱に止め付けるネジ釘と、該ネジ釘に嵌
挿される圧縮変形可能の筒状のスペーサとを用いる。前
記両化粧カバー部材は、芯柱に支承されて該芯柱を被覆
する如くなされ、この被覆状態で、接合面間に、芯柱の
長手方向に連続する、ネジ釘操作用の間隙が形成される
ものとなされ、又、対向する接合面には、前記取付部材
の一方の翼片を嵌入させるための嵌合溝を、対向状態で
凹設し、且つ該嵌合溝の先端部分は、芯柱に向けて屈曲
する屈曲溝部としてなり、該屈曲溝部に、前記取付部材
の係合突条が嵌合可能としてなる。又前記取付部材は、
前記芯柱の長手中央線に沿って装着される、上下方向に
長い板状を呈し、その長手中央線に沿って所要間隔で、
前記ネジ釘が挿通しうる透孔が設けられ、該長手中央線
の両側部分をなす翼片の端縁に前記芯柱に向けて突出す
る係合突条を具えている。そして、前記透孔を挿通した
前記ネジ釘の芯柱側の突出部分に前記スぺーサを嵌挿す
ると共に、該スペーサが実質的に圧縮変形しない状態
で、且つその両端が、取付部材の内面と芯柱の外面に当
接した状態となるように、前記透孔を挿通するネジ釘を
芯柱にねじ込んで、前記取付部材を該芯柱に仮止めし、
その後、前記両化粧カバー部材を、前記芯柱を被覆する
ように合わせることにより、前記翼片を前記嵌合溝に嵌
入せしめ、然る後、前記スペーサを圧縮変形させつつ前
記ネジ釘を本締めすることにより、取付部材の係合突条
が屈曲溝部と嵌合した状態とし、且つ両翼片が両化粧カ
バー部材を芯柱に向けて押圧する如くなし、以って、化
粧カバー部材を芯柱に固定することを特徴とするもので
ある。
【0016】又本発明に係る取付工法の他は、施工対象
物に立設状態で固定された芯柱に対して化粧カバー部材
を取り付ける組立式化粧柱における芯柱への化粧カバー
部材の取付工法であって、芯柱と、該芯柱の長手方向に
沿った接合面を有する半割りに構成され且つ該芯柱を対
向側から被覆する一対の化粧カバー部材と、両化粧カバ
ー部材を、その両突き合わせ接合部分において前記芯柱
に取り付ける一対の取付部材と、該取付部材を前記芯柱
に止め付けるネジ釘とを用いる。前記両化粧カバー部材
は、芯柱に支承されて該芯柱を被覆する如くなされ、こ
の被覆状態で、接合面間に、芯柱の長手方向に連続す
る、ネジ釘操作用の間隙が形成されるものとなされ、
又、対向する接合面には、前記取付部材の一方の翼片を
嵌入させるための嵌合溝が、対向状態で凹設され、且つ
該嵌合溝の先端部分は、芯柱に向けて屈曲する屈曲溝部
とされており、該屈曲溝部に、前記取付部材の係合突条
が嵌合可能としてなる。又前記取付部材は、前記芯柱の
長手中央線に沿って装着される、上下方向に延びる板状
を呈し、その長手中央線に沿って、芯柱に向けて突出し
且つその先端が芯柱に当接しうる脚片が設けられてお
り、且つその長手中央線上に、前記ネジ釘が挿通しうる
透孔が設けられ、該長手中央線の両側部分をなす翼片の
端縁には、前記芯柱に向けて突出する係合突条を具えて
いる。又、前記両化粧カバー部材を、前記芯柱を被覆す
るように合わせたとき、それが芯柱に支承され、且つそ
の接合面間に、芯柱の長手方向に連続する、ネジ釘操作
用の間隙が形成されるものとなされている。そして、両
化粧カバー部材が芯柱を対向側から被覆して形成され
た、対向状態の嵌合溝の上端より、両翼片を両嵌合溝に
挿入して取付部材を落とし込み、その後、該取付部材を
所要高さに位置させ、前記透孔を挿通した前記ネジ釘を
芯柱にねじ込んで、前記取付部材の脚片の先端が芯柱に
当接した状態で、両翼片が、両化粧カバー部材を芯柱に
向けて押圧する如くなし、以って、化粧カバー部材を芯
柱に固定することを特徴とするものである。
【0017】前記各取付工法において、取付部材とし
て、弾性変形可能な素材で形成されたものを用い、ネジ
釘を芯柱にねじ込むことによって翼片を弾性変形させ、
この翼片で、化粧カバー部材を芯柱に向けて弾性的に押
圧するように構成するのがよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 〔第1の実施形態〕図1〜2に於いて本発明に係る組立
式化粧柱1は、例えば玄関のポーチ2で用いられる化粧
柱であって、芯柱3と、該芯柱3の長手方向に沿った接
合面5,5を有する半割りに構成され且つ該芯柱3を対
向側から被覆する一対の化粧カバー部材6,6と、両化
粧カバー部材6,6を、その両突き合わせ接合部分7,
7において前記芯柱3に取り付ける、一対の取付部材
8,8と、該取付部材8を前記芯柱3に止め付けるネジ
釘9と、該ネジ釘9に嵌挿される圧縮変形可能の筒状の
スペーサ(ネジ釘9の長さの半分程度の長さを有する)
10とを具えるものである。
【0019】前記芯柱3は、図3に示すように、横断面
正方形状の木製角柱を用いており、その上下端に夫々、
キャピタル11と台座12が取付けられる。該キャピタ
ル11及び台座12は、夫々二分割されており、芯柱の
上端部分13及び下端部分15を対向側から覆う状態
で、例えばビス固定等の手段で芯柱3に固定される。
【0020】前記取付部材8は、図4〜6に示す構成を
有し、弾性を有する鋼板を以って形成されており、前記
芯柱3の長手中央線22に沿ってキャピタル11と台座
12との間に装着される、上下方向に長い板状を呈す
る。又、その裏面側の長手中央線に沿って所要間隔で、
前記ネジ釘9が挿通しうる透孔16が設けられている。
そして該長手中央線の両側部分をなす翼片17,17
は、芯柱3から見て凹面を形成するように弓状に湾曲
し、該翼片17,17の端縁には、前記芯柱3に向け
て、連続状態に係合突条19,19が突設されている。
そして前記透孔16を挿通した前記ネジ釘9の、芯柱側
への突出部分20の基端側の略半分に、図2に示すよう
に、合成樹脂製やゴム製の圧縮変形可能の筒状なす前記
スペーサ10が嵌挿せしめられる。
【0021】かかる構成の取付部材8は、芯柱の長手中
央線22に添って配置され(図5)、図2の右側部分に
示すように、スペーサ10が実質的に圧縮変形しない状
態で、且つその両端23,23が、取付部材8の内面2
5と芯柱3の側面27に当接した状態となるように、ネ
ジ釘の先端側の部分を芯柱3にねじ込むことによって、
該芯柱3に仮止めされる。
【0022】前記化粧カバー部材6,6は、共に同一の
構成を有し、例えばGRCや合成樹脂を以って構成され
る。そして図2、図7に示すように、その半割り面側の
長手方向中央部分には、前記芯柱の略半分を収めるため
の嵌合凹所29が、全長に亘って連続して設けられてお
り、凹所底面30が芯柱3の側面(取付部材が取り付け
られない側の面)31と当接しうる。又、化粧カバー部
材6の両端側の部分は、比較的厚肉に形成された接合部
とされ、その前記接合面5,5には、その長手中央線に
沿って、前記仮止め状態にある取付部材8の一方の翼片
17を横方向から嵌入させるための嵌合溝32が凹設さ
れている。この嵌合溝32の先端部分は、芯柱3に向け
て屈曲する屈曲溝部33とされており、該屈曲溝部33
に、前記取付部材の係合突条19が、図2に示すように
嵌合可能となされている。
【0023】かかる構成を有する両化粧カバー部材6,
6は、前記芯柱3を被覆するように合わせられたとき、
図2の右側部分に示すように、前記仮止め状態の取付部
材8の両翼片17,17が、対応の嵌合溝32,32に
嵌入する。そして、前記嵌合凹所29の凹所底面30と
芯柱3の側面31が密接した状態で、化粧カバー部材6
が芯柱3に支承される如くなされている。この支承状態
で、接合面間に、芯柱の長手方向に連続する如く、ネジ
釘操作用の間隙35が形成される。この間隙35の幅
は、芯柱3や化粧カバー部材6の製作誤差を吸収するこ
とも考慮して寸法設定されている。又前記支承状態で、
前記両接合部の内面36,36は、前記芯柱の側面(取
付部材8が取付けられる側面)27から若干離れる構成
とされている。
【0024】かかる構成の組立式化粧柱1を組み立てる
施工要領は次のようである。まず図3に示すように、芯
柱3を、適宜の施工対象物、例えば玄関ポーチに立設状
態に固定する。この芯柱3の、一方の一対の側面31,
31には、その長手中央線22,22に沿って、予め墨
出ししておく。次いで図4に示すように、前記半割りさ
れたキャピタル11と台座12を、該芯柱3の上下端部
分に、その合わせ面を当接状態にして、例えばネジ釘を
用いて固定する。
【0025】その後図5、図7、図2の右側部分に示す
ように、前記取付部材8を、芯柱3の墨出しに合わせて
配置し、ネジ釘9を用いてこれを芯柱3に仮止めする。
この仮止めは、例えば芯柱の上中下段の三箇所において
行なうものとし、透孔16を挿通したネジ釘9の、芯柱
側への突出部分20に前記スペーサ10を嵌挿せしめ、
このネジ釘9を、該スペーサ10が取付部材8と芯柱の
前記側面27との間で軽く挾持状態とされるまでねじ込
む。
【0026】次いで図1〜2に示すように、両化粧カバ
ー部材6,6を、前記芯柱3を被覆するように合わせ、
前記仮止め状態の取付部材8の両翼片17,17を、対
応の嵌合溝32,32に嵌入させる。その後、接合端面
間に形成される間隙35にドライバーを挿入し、前記ス
ペーサを圧縮変形させつつネジ釘9を本締し、併せて、
その他の透孔に追加のネジ釘9をねじ込む。これにより
図2の左側部分に示すように、両翼片の係合突条19,
19を嵌合溝32の屈曲溝部33に嵌合状態とし、且つ
両翼片17,17が、その弾性変形に伴う復元力によっ
て、化粧カバー部材6,6の、嵌合溝の芯柱側の面部4
2,42を、その全長に亘って芯柱3に向けて弾性的に
押圧した状態とし、以って、化粧カバー部材6,6を芯
柱3に固定する。
【0027】なお、スペーサ10が弾性圧縮しても、両
翼片17,17が殆ど弾性変形しない状態でこれが前記
化粧カバー部材6,6を押圧した状態とし、これにより
化粧カバー部材6,6を芯柱3に固定する場合もある。
【0028】その後、前記間隙35に、バックアップ材
43を挿入すると共にシリコン等のシーラー45を充填
しシーリングを施す。この後、該シーリングを適宜の塗
料を用いて最終仕上げする。
【0029】〔第2の実施形態〕図8は、本発明に係る
組立式化粧柱1の他の態様を示すものであり、図9〜1
0に示すように、芯柱3と、該芯柱3の長手方向に沿っ
た接合面5を有する半割りに構成され且つ該芯柱3を対
向側から被覆する一対の化粧カバー部材6,6と、該両
化粧カバー部材6をその両突き合わせ接合部分7,7に
おいて前記芯柱3に取り付ける取付部材8と、該取付部
材8を前記芯柱に止め付けるネジ釘9とを具えている点
においては、前記実施の形態におけると同様であるが、
該取付部材8の具体的構成が前記実施の形態と異なる。
【0030】即ち該取付部材8は、弾性を有する鋼板を
以って形成されており、図9〜10に示すように、前記
芯柱3の長手中央線に沿って装着される、上下方向に延
びる板状を呈し、その上下長さは例えば50mm程度と
短く設定されている。取付部材8の長さをこのように短
く形成しているのは、それが、後述のように(図12参
照)、芯柱3を被覆状態にある化粧カバー部材6,6
の、対向する嵌合溝32,32の上端より落とし込まれ
るものであり、この落とし込みを容易にするためであ
る。そしてその裏面側の長手中央線に沿って、中央部に
途切れ部47を形成して、芯柱3に向けて脚片49を突
出してなる。該脚片49の先端面50は稍幅広に形成さ
れると共に、前記途切れ部47において、前記ネジ釘9
が挿通しうる透孔16が設けられている。又、長手中央
線の両側部分をなす翼片17,17は、芯柱3側に向け
て若干傾斜しており、その端縁に、芯柱3に向けて突出
する係合突条19,19が折曲形成されている。この係
合突条19は、前記第1の実施形態におけるよりもその
突出量が稍大きく形成されており、それに伴い、前記化
粧カバー部材6の嵌合溝32の先端部分をなす屈曲溝部
33の深さが、稍深く形成されている。
【0031】次に、かかる構成の組立式化粧柱1を組み
立てる施工要領を説明する。先ず芯柱3を、適宜の施工
対象物、例えば玄関ポーチ2に立設状態に固定する。次
いで図11に示すように、両化粧カバー部材6,6を、
前記芯柱3を被覆するように合わせる。これにより、図
10の右側部分に示すように、接合面5,5間に、芯柱
の長手方向に連続する、ネジ釘操作用の間隙35が形成
される。
【0032】その後、化粧カバー部材6,6の芯柱被覆
によって形成された対向する嵌合溝32,32の上端よ
り、取付部材8の所要数を、両翼片17,17を対応の
嵌合溝32,32に挿入状態として、図12に矢印で示
すように落とし込む。
【0033】然る後、上段の取付部材8から順次、例え
ば図8の下側部分に示すように、透孔16にネジ釘9の
先端部分9aを挿通し、これを例えば図8に示すよう
に、上方適部位に移動させ、前記間隙35を挿通するド
ライバーによって該ネジ釘9をねじ込み、図10の左側
部分に示すように、脚片49の先端面50が芯柱3の側
面51に当接し、化粧カバー部材6の、嵌合溝の芯柱側
の面部52を、両翼片17,17が、その弾性変形に伴
う復元力によって、その全長に亘って弾性的に押圧した
状態とし、以って、化粧カバー部材6,6を芯柱3に固
定する。なお、脚片の先端面50が比較的幅広に形成さ
れているため、ネジ釘の締付け反力をその先端で安定よ
く支えることができる。 e一 なお、両翼片17,17が殆ど弾性変形しない状態で、
これが前記化粧カバー部材6,6を押圧した状態とし、
これにより化粧カバー部材6,6を芯柱3に固定する場
合もある。
【0034】然る後、図8に示すように、上下のキャピ
タル11と台座12を、その合わせ面を当接状態にし且
つビス締め等の手段によって、これを芯柱3に固定す
る。なお台座12は、化粧カバー部材の取り付けに先立
って取り付けてもよい。
【0035】その後図12の左側部分に示すように、前
記間隙35に、バックアップ材43を挿入すると共にシ
リコン等のシーラー45を充填しシーリングを施す。こ
の後、該シーリングを適宜の塗料を用いて最終仕上げす
る。
【0036】〔その他の実施形態〕 本発明において施工対象物とは、前記した建築物の
玄関構造部やベランダ構造部、更には棚構造部等、要す
るに化粧柱が付設され得る対象物一般を指す。
【0037】 芯柱及び化粧カバー部材は、一体構造
のものの他複数部材を組み合わせたものを含み、その主
要構成部材も、GRCや鉄骨、コンクリート、木材或い
はこれらを組み合わせたものが使用可能である。又その
横断面形態は、前記実施形態で示したものには限らな
い。
【0038】 取付部材の仮止めに際して、スペーサ
を実質的に圧縮変形させない状態でネジ釘をねじ込むと
は、芯柱や化粧カバー部材及び取付部材の製作誤差によ
って、芯柱に対する取付部材の仮止め位置が若干変化す
る場合があるため、非圧縮の状態で或いは僅かに圧縮変
形した状態でスペーサを芯柱に当接させる場合があるこ
とを意味する。
【0039】 取付部材は、これを前記実施形態にお
けるように、弾性を有する素材(弾性を有する鋼板や合
成樹脂等の弾性変形可能な素材)で構成すると、ネジ釘
の本締めにおいて、両翼片を弾性変形させて化粧カバー
部材の固定を行うことが出来るため好ましいが、本締め
によって、翼片が化粧カバー部材を押圧してこれを芯柱
に固定できるものでありさえすれば、必ずしも弾性を有
する素材で構成される必要はない。
【0040】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本発明は、化粧カバー部材を、芯柱の長手方向に沿
った接合面を有する半割りに構成しているため、四分割
の化粧カバー部材を用いる従来施工に比し、その取付施
工の工数を減らして作業能率を向上させることができ
る。そして、取付部材を仮止めして後、本締めする方式
の場合は、一部のネジ釘を本締めすることにより、取付
部材の係合突条が化粧カバー部材の嵌合溝の屈曲溝部に
嵌まり込んで、化粧カバー部材が倒れないように仮保持
されるため、ネジ釘の本締め工程の全体を安定的に能率
よく行うことができる。又、取付部材を嵌合溝に落し込
む方式の場合は、取付部材の落し込みにより自ずから、
係合突条と屈曲溝部とが係合状態となって化粧カバー部
材が倒れないように仮保持されるため、化粧カバー部材
の固定作業を安定的に能率よく行うことができる。この
ように本発明によるときは、化粧柱の組立施工を非常に
能率よく行い得る利点がある。
【0041】 本発明においては、化粧カバー部材の
芯柱への取付けをネジ釘によって直接行うこととせず、
取付部材を介して行う構成を採用している。従って、ネ
ジ釘の締付力を取付部材の全体に分散させることがで
き、従って、この締付け時の局部的応力集中に起因する
化粧カバー部材の割れを回避できる利点がある。
【0042】 圧縮変形可能のスペーサをネジ釘に嵌
挿させる前記方式を採用する場合は、取付部材を仮止め
する際、スペーサの長さによって、ネジ釘の必要ねじ込
み深さを容易に設定できる。そしてこの仮止めにより、
化粧カバー部材の嵌合溝への翼片の挿入が円滑に正しく
行われるよう、取付部材を、その姿勢を安定させて保持
できる。又、ネジ釘の本締めに際しては、このスペーサ
を圧縮変形させてネジ釘の十分なねじ込みを行うことが
可能であり、これにより、取付部材の翼片の両縁に突設
されている係合突条を化粧カバー部材の嵌合溝の屈曲溝
部に嵌合させて、化粧カバー部材を芯柱に強固に固定さ
せることができる。
【0043】 取付部材を嵌合溝に落し込む前記方式
による場合は、取付部材の芯柱に対する仮止めを要しな
いため、取付部材を仮止めする前記方式に比し施工工数
を一層削減できる利点がある。
【0044】 取付部材を仮止めするタイプも、取付
部材を落し込むタイプも、該取付部材を弾性変形可能な
素材で構成する場合は、ネジ釘の締付け時における翼片
の弾性変形を利用して、化粧カバー部材に無理をかける
ことなく該化粧カバー部材を芯柱に強固且つ安定的に固
定できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立式化粧柱を説明する斜視図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】芯柱の立設状態を説明する斜視図である。
【図4】芯柱への取付部材の取付工程を説明する斜視図
である。
【図5】芯柱への化粧カバー部材の取付工程を説明する
斜視図である。
【図6】芯柱への取付部材の仮止め工程を説明する斜視
図である。
【図7】芯柱への化粧カバー部材の取付工程を説明する
部分拡大斜視図である。
【図8】取付部材を落とし込む方式の組立式化粧柱を説
明する正面図である。
【図9】その施工工程を説明する斜視図である。
【図10】その横断面図である。
【図11】芯柱に化粧カバー部材を取付けた状態を説明
する斜視図である。
【図12】取付部材の嵌合溝への落とし込み工程を説明
する正面図である。
【符号の説明】
1 組立式化粧柱 3 芯柱 5 接合面 6 化粧カバー部材 8 取付部材 9 ネジ釘 10 スペーサ 16 透孔 17 翼片 19 係合突条 32 嵌合溝 33 屈曲溝部 49 脚片 50 先端面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工現場で組み立てられる組立式化粧柱
    であって、 施工対象物に立設状態で固定される芯柱と、該芯柱の長
    手方向に沿った接合面を有する半割りに構成され且つ該
    芯柱を対向側から被覆する一対の化粧カバー部材と、両
    化粧カバー部材を、その両突き合わせ接合部分において
    前記芯柱に取り付ける一対の取付部材と、該取付部材を
    前記芯柱に止め付けるネジ釘と、該ネジ釘に嵌挿される
    圧縮変形可能の筒状のスペーサとを具え、 前記取付部材は、前記芯柱の長手中央線に沿って装着さ
    れる、上下方向に長い板状を呈し、その長手中央線に沿
    って所要間隔で、前記ネジ釘が挿通しうる透孔が設けら
    れ、該長手中央線の両側部分をなす翼片の端縁には、前
    記芯柱に向けて突出する係合突条を具え、又前記透孔を
    挿通した前記ネジ釘の、芯柱側の突出部分に前記スぺー
    サが嵌挿されるものとなされ、 又前記取付部材は、前記スペーサが実質的に圧縮変形し
    ない状態で、且つその両端が、取付部材の内面と芯柱の
    外面に当接した状態となるように、前記透孔を挿通する
    ネジ釘が芯柱にねじ込まれて、該芯柱に仮止めされるも
    のとなされ、 又前記両化粧カバー部材は、前記芯柱を被覆するように
    合わせられたとき、それが芯柱に支承される如くなさ
    れ、且つその接合面間に、芯柱の長手方向に連続する、
    ネジ釘操作用の間隙が形成されるものとなされ、対向す
    る接合面には、前記取付部材の一方の翼片を嵌入させる
    ための嵌合溝が、対向状態で凹設され、且つ該嵌合溝の
    先端部分は、芯柱に向けて屈曲する屈曲溝部とされ、該
    屈曲溝部に、前記取付部材の係合突条が嵌合可能となさ
    れ、前記両化粧カバー部材を、前記芯柱を被覆するよう
    に合わせるに伴い、前記翼片が前記嵌合溝に嵌入するよ
    うになされており、 又、ネジ釘のねじ込みに伴い、前記スペーサが圧縮変形
    して、取付部材の係合突条が屈曲溝部と嵌合状態となり
    且つ両翼片が両化粧カバー部材を芯柱に向けて押圧する
    ように構成されていることを特徴とする組立式化粧柱。
  2. 【請求項2】 施工現場で組み立てられる組立式化粧柱
    であって、 施工対象物に立設状態で固定される芯柱と、該芯柱の長
    手方向に沿った接合面を有する半割りに構成され且つ該
    芯柱を対向側から被覆する一対の化粧カバー部材と、両
    化粧カバー部材を、その両突き合わせ接合部分において
    前記芯柱に取り付ける取付部材と、該取付部材を前記芯
    柱に止め付けるネジ釘とを具え、 前記取付部材は、前記芯柱の長手中央線に沿って装着さ
    れる、上下方向に延びる板状を呈し、その長手中央線に
    沿って、芯柱に向けて突出し且つその先端が芯柱に当接
    しうる脚片が設けられており、且つその長手中央線上
    に、前記ネジ釘が挿通しうる透孔が設けられ、該長手中
    央線の両側部分をなす翼片の端縁には、前記芯柱に向け
    て突出する係合突条を具え、 又、前記両化粧カバー部材を、前記芯柱を被覆するよう
    に合わせたとき、それが芯柱に支承される如くなされ、
    且つその接合面間に、芯柱の長手方向に連続する、ネジ
    釘操作用の間隙が形成されるものとなされ、対向する接
    合面には、前記取付部材の一方の翼片を嵌入させるため
    の嵌合溝が、対向状態で凹設され、且つ該嵌合溝の先端
    部分は、芯柱に向けて屈曲する屈曲溝部とされており、
    該屈曲溝部に、前記取付部材の係合突条が嵌合するもの
    となされ、 前記取付部材は、対向する嵌合溝の上端より、両翼片を
    両嵌合溝に挿入して落とし込み可能とされており、 又、前記透孔を挿通した前記ネジ釘を芯柱にねじ込むこ
    とにより、前記取付部材の脚片先端が芯柱に当接した状
    態で、両翼片が、両化粧カバー部材を芯柱に向けて押圧
    状態とすることを特徴とする組立式化粧柱。
  3. 【請求項3】 取付部材を、弾性変形可能な素材で形成
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の組立式化粧
    柱。
  4. 【請求項4】 施工対象物に立設状態で固定された芯柱
    に対して化粧カバー部材を取り付ける組立式化粧柱にお
    ける芯柱への化粧カバー部材の取付工法であって、 芯柱と、該芯柱の長手方向に沿った接合面を有する半割
    りに構成され且つ該芯柱を対向側から被覆する一対の化
    粧カバー部材と、両化粧カバー部材を、その両突き合わ
    せ接合部分において前記芯柱に取り付ける一対の取付部
    材と、該取付部材を前記芯柱に止め付けるネジ釘と、該
    ネジ釘に嵌挿される圧縮変形可能の筒状のスペーサとを
    用いるものであり、 前記両化粧カバー部材は、芯柱に支承されて該芯柱を被
    覆する如くなされ、この被覆状態で、接合面間に、芯柱
    の長手方向に連続する、ネジ釘操作用の間隙が形成され
    るものとなされ、又、対向する接合面には、前記取付部
    材の一方の翼片を嵌入させるための嵌合溝を、対向状態
    で凹設し、且つ該嵌合溝の先端部分は、芯柱に向けて屈
    曲する屈曲溝部としてなり、該屈曲溝部に、前記取付部
    材の係合突条が嵌合可能としてなり、 前記取付部材は、前記芯柱の長手中央線に沿って装着さ
    れる、上下方向に長い板状を呈し、その長手中央線に沿
    って所要間隔で、前記ネジ釘が挿通しうる透孔が設けら
    れ、該長手中央線の両側部分をなす翼片の端縁に前記芯
    柱に向けて突出する係合突条を具えており、 前記透孔を挿通した前記ネジ釘の芯柱側の突出部分に前
    記スぺーサを嵌挿すると共に、該スペーサが実質的に圧
    縮変形しない状態で、且つその両端が、取付部材の内面
    と芯柱の外面に当接した状態となるように、前記透孔を
    挿通するネジ釘を芯柱にねじ込んで、前記取付部材を該
    芯柱に仮止めし、 その後、前記両化粧カバー部材を、前記芯柱を被覆する
    ように合わせることにより、前記翼片を前記嵌合溝に嵌
    入せしめ、然る後、前記スペーサを圧縮変形させつつ前
    記ネジ釘を本締めすることにより、取付部材の係合突条
    が屈曲溝部と嵌合した状態とし、且つ両翼片が両化粧カ
    バー部材を芯柱に向けて押圧する如くなし、以って、化
    粧カバー部材を芯柱に固定することを特徴とする組立式
    化粧柱における芯柱への化粧カバー部材の取付工法。
  5. 【請求項5】 施工対象物に立設状態で固定された芯柱
    に対して化粧カバー部材を取り付ける組立式化粧柱にお
    ける芯柱への化粧カバー部材の取付工法であって、 芯柱と、該芯柱の長手方向に沿った接合面を有する半割
    りに構成され且つ該芯柱を対向側から被覆する一対の化
    粧カバー部材と、両化粧カバー部材を、その両突き合わ
    せ接合部分において前記芯柱に取り付ける一対の取付部
    材と、該取付部材を前記芯柱に止め付けるネジ釘とを用
    い、 前記両化粧カバー部材は、芯柱に支承されて該芯柱を被
    覆する如くなされ、この被覆状態で、接合面間に、芯柱
    の長手方向に連続する、ネジ釘操作用の間隙が形成され
    るものとなされ、又、対向する接合面には、前記取付部
    材の一方の翼片を嵌入させるための嵌合溝が、対向状態
    で凹設され、且つ該嵌合溝の先端部分は、芯柱に向けて
    屈曲する屈曲溝部とされており、該屈曲溝部に、前記取
    付部材の係合突条が嵌合可能としてなり、 前記取付部材は、前記芯柱の長手中央線に沿って装着さ
    れる、上下方向に延びる板状を呈し、その長手中央線に
    沿って、芯柱に向けて突出し且つその先端が芯柱に当接
    しうる脚片が突設されており、且つその長手中央線上
    に、前記ネジ釘が挿通しうる透孔が設けられ、該長手中
    央線の両側部分をなす翼片の端縁には、前記芯柱に向け
    て突出する係合突条を具えており、 前記両化粧カバー部材を、前記芯柱を被覆するように合
    わせたとき、それが芯柱に支承され、且つその接合面間
    に、芯柱の長手方向に連続する、ネジ釘操作用の間隙が
    形成されるものとなされており、 両化粧カバー部材が芯柱を対向側から被覆して形成され
    た、対向状態の嵌合溝の上端より、両翼片を両嵌合溝に
    挿入して取付部材を落とし込み、 その後、該取付部材を所要高さに位置させ、前記透孔を
    挿通した前記ネジ釘を芯柱にねじ込んで、前記取付部材
    の脚片の先端が芯柱に当接した状態で、両翼片が、両化
    粧カバー部材を芯柱に向けて押圧する如くなし、以っ
    て、化粧カバー部材を芯柱に固定することを特徴とする
    組立式化粧柱における芯柱への化粧カバー部材の取付工
    法。
  6. 【請求項6】 取付部材として、弾性変形可能な素材で
    形成されたものを用い、ネジ釘を芯柱にねじ込むことに
    よって翼片を弾性変形させ、この翼片で、化粧カバー部
    材を芯柱に向けて弾性的に押圧することを特徴とする請
    求項4又は5記載の組立式化粧柱における芯柱への化粧
    カバー部材の取付工法。
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