JPH09131358A - 歯科情報処理方法及び装置 - Google Patents
歯科情報処理方法及び装置Info
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- JPH09131358A JPH09131358A JP29110895A JP29110895A JPH09131358A JP H09131358 A JPH09131358 A JP H09131358A JP 29110895 A JP29110895 A JP 29110895A JP 29110895 A JP29110895 A JP 29110895A JP H09131358 A JPH09131358 A JP H09131358A
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Abstract
診察情報を入力することを可能とするとともに、異なる
病名の処置部位に対して同一の処置を行なう場合に、一
括入力することができる歯科情報処理装置を提供する。 【解決手段】 患者に対する治療時に処置部位に対する
処置情報を入力する際に、当該処置情報入力を基に予想
される処置部位病名候補リストを提示し、当該処置部位
に対する病名確定入力が無い場合には提示病名候補リス
トを治療する処置部位に関連付けて仮病名として記憶
し、以後の処理において病名の確定していない処置部位
に対する病名未確定状態を確定病名とは異なる態様で提
示して病名確定を促し、病名指定のあった際には当該処
置部位の未確定病名を全て確定された病名として前記登
録手段に登録する。
Description
報を登録し、登録データを処理する歯科治療処理方法及
び装置に関するものである。
達により、各種情報処理装置も小型化が進み、各種の異
種分野において使用される様になってきた。歯科治療の
分野においても同様であり、患者ごとの歯科治療情報を
コンピュータに入力し、随時読み出すことができるもの
が登場してきている。
て処方箋(カルテ)などを自動作成して印刷出力できる
ものも登場してきている。そして、同時にレセプト処理
も行なえるようにしたものも登場してきている。
載を書く2号カルテがあり、1号カルテには患者の名前
等とともに病名を書く場所があるが、2号カルテには病
名を書く欄がないため、この種の情報処理装置を使用し
ない場合には、カルテには病名を記入しない例が大部分
であった。一方、レセプト作成時には病名が必須の記載
事項であり、このレセプト作成時に対応する処置部位の
病名を付与していた例が多かった。従って、レセプトの
提出まで複数回の治療行為を行なっていても病名が付与
されていない処理が多く存在した。
この種の歯科情報処理装置においては、入力必要項目は
その都度必ず指定入力する必要があり、カルテの作成時
にも病名の入力が義務付けられており、従前の処理の流
れと異なる処理の流れを強いられて使い難いものとなっ
ていた。
なっていき、ある程度治療が進行した状態で確実な病名
が判別するような場合もある。しかし従来のこの種の装
置においては、予め病名の指定が終了しており、後に病
名を変更するためには非常に面倒な訂正処理が必要であ
った。特に、病名等の治療情報の管理を処置毎に管理し
ていたため、幾つかの治療行為を行なった後に病名の変
更を行なっては行なった処置数だけ繰り返し病名の変更
処理を行なわなければならず面倒であった。
プト作成処理と同様の処理の流れの歯科情報処理装置の
実現が望まれていた。
解決することを目的として成されたもので、上述の問題
点を解決する一手段として以下の構成を備える。
を登録する登録手段と、患者に対する治療時に処置部位
に対する処置情報を入力する処置情報入力手段と、前記
処置情報入力手段での処置情報入力を基に予想される処
置部位病名候補リストを提示する病名提示手段と、前記
病名提示手段での提示病名候補リストを治療する処置部
位に関連付けて記憶する仮病名記憶手段と、処置部位に
対する病名を指定入力する病名指定手段と、前記仮病名
記憶手段に記憶されている病名の確定していない処置部
位に対する病名未確定状態を確定状態とは異なる態様で
提示する未確定病名提示手段と、前記病名指定手段によ
る病名指定のあった処置部位に対する前記仮病名記憶手
段記憶提示病名候補リストを消去して確定病名とする病
名確定手段と、前記病名確定手段により前記未確定病名
が確定された場合に、当該確定処置部位に対する病名が
未確定の処置情報の未確定病名を全て確定病名として前
記登録手段に登録する病名確定登録手段とを備えること
を特徴とする。
とも当該処置部位の病名であると予想される病名より順
次候補病名を提示することを特徴とする。あるいは、前
記未確定病名提示手段は、未確定病名として前記病名提
示手段で提示した最初の候補病名のみを病名として提示
してその病名の後に未確定であることを示す所定のマー
クを表示することを特徴とする。
な病名が特定しづらい場合には具体的病名の提示に変え
て上位概念の包括病名を候補病名として提示することを
特徴とする。
定した処置部位に対する過去の処置に対して未確定であ
った全ての処置に対する病名として確定病名を登録する
ことを特徴とする。
理の流れと同様の処理の流れで一連の歯科治療処理を入
力することができる使い易い歯科情報処理装置を提供で
きる。このため、カルテ作成やレセプト作成処理の制約
も少なくなり、操作性が大きく向上する。
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
例のブロツク構成図である。
れたプログラムに従い、本例装置の全体制御を司る制御
部、11は上述のCPU10のプログラム等を記憶する
ROM、12はCPU10の処理経過等を一時記憶する
ためのRAM、20は後述する患者ごとの歯科情報を登
録するファイル部である。
御部、32はプリンタ42を制御するプリンタ制御部、
33は操作部43及びマウス44入力を制御する操作制
御部、35は外部記憶装置45を制御する外部記憶制御
部、36は内部記憶装置46を制御する内部記憶制御部
である。
を始めとした各種情報を表示する表示部であり、本例に
おいてはカラーCRTディスプレイを採用している。4
2は歯科情報の処理結果を印刷出力するプリンタであ
り、本例の装置で作成したカルテなどを印刷出力するこ
とができる。
える構成となっている。また、44はマウスであり、操
作制御部33の制御下でマウス44によるカーソル移動
などが可能に構成されている。
置で作成した各種の情報を本例の装置内に取込むことが
可能に構成されている。外部記憶装置としては各種の記
憶押す知を使用することができ、例えばFD装置、磁気
ディスク装置、光磁気ディスク装置等、各種の大容量記
憶装置を接続することができる。46は内部記憶装置で
あり、例えばハードディスク装置で構成されている。
作部43より、あるいは、外部記憶装置45よりの患者
情報の読み出しにより治療すべき患者情報を入力し、歯
科治療情報としてファイル部20又は内部記憶装置46
に記憶する。なお、所定期間が経過した情報等で、装置
内部に記憶することができなくなった場合、或は内部に
記憶させておく必要性が少なくなった場合には、外部記
憶装置の記憶媒体に記憶させておく。なおこの場合に
は、必要に応じて読み出してきて装置内部に格納するこ
とができる。
カルテ等の作成を補助する機能も附加されており、この
カルテ作成の補助の為の歯科治療情報や、治療状況の入
力状態等も保持されている。
務で使用される患者情報、歯科情報などを登録するファ
イルの概略構成例を図2に示す。
あり、診療マスタ、薬剤マスタ、病名マスタ、コメント
入力表マスタ、計画治療表マスタ、一部負担金表マス
タ、保険種別表マスタ、口腔内情報制御マスタ、新患者
登録マスタ、懸隔治療表学習マスタ、根管数マスタ等よ
り構成されており、以下に示す他のファイルのマスタフ
ァイルであり、内部記憶装置46に登録されている。
ル群100のマスタファイルを参照して計画治療誘導・
絞り込み学習結果データ400、患者仮確定領域データ
500中の各ファイルの管理を行う。300は患者個人
データファイル群であり、患者原簿データ、患者来院単
位データ、患者処置データ、患者病名データ、患者口腔
内情報データ、患者病歴データ、会計データ等より構成
されている、このファイル群も内部記憶装置46に登録
されている。
マスタファイル群100は、必要に応じて読み出され、
ファイル部20内に格納され、各種処理が行われること
になる。そして、処理が終了した後は必要に応じて内部
記憶装置46に再登録される。また、400は計画治療
誘導・絞り込み学習結果データであり、実際の使用時に
ファイル部20に形成されるデータファイルである。
り、各種入力において入力項目が特定の1つのデータに
特定されていない場合に、この未特定の情報を夫々の処
置部位に関連付けて記憶している領域である。本例にお
いては、この領域を有していることにより、1つの処置
部位に対してたとえ病名等を未確定状態としたままであ
っても、他の項目の入力をすることができる。
れる未特定の情報には以下の各情報が含まれている。即
ち、処置部位データ、処置部位病名データ、診療処置項
目データ、レセプト病名編集データ、来院単位情報デー
タ、計画治療誘導学習データ、口腔内情報、病歴ファイ
ル等が含まれている。
において、例えば病名を特定しない場合であっても他の
必要項目を入力可能に構成されており、未特定の項目に
あっては、仮にもっとも可能性の高いものを仮の確定デ
ータとしてこのファイルに登録し、確定項目とは区別が
つく態様で表示等される。
ータ400の詳細構成を図3に示す。
てある患者原簿ファイル、402はレセプトに記載すべ
きレセプト部位と当該部位の病名を登録してあるレセプ
ト部位・病名ファイルである。405は患者の来院単位
での処置部位と当該部位の病名を登録してある来院単位
処置部位・病名ファイル、406は来院単位での患者に
行った処置を登録してある来院単位処置データであり、
来院単位処置部位・病名ファイル405及び来院単位処
置ファイル406とは互いに来院単位での処置データを
登録するものであり共通の来院単位の管理表に従って管
理されている。
してある審査時口腔内情報ファイル、412は治療開始
時点における口腔内情報を登録してある現状口腔内情報
ファイル、413は初診時の口腔内情報を登録してある
初診時口腔内情報ファイルである。審査時口腔内情報フ
ァイル411、現状口腔内情報ファイル412,初診時
口腔内情報ファイル413は共通の口腔内情報管理表に
従って管理されている。
審査時病歴情報ファイル、422は治療開始時点におけ
る病歴情報を登録してある現状病歴情報ファイル、42
3は初診時の病歴情報を登録してある初診時病歴情報フ
ァイルである。審査時病歴情報ファイル421、現状病
歴情報ファイル422,初診時病歴情報ファイル423
は共通の病歴情報管理表に従って管理されている。
情報を登録してある歯番単位処置情報ファイル、432
は歯番毎の歯番単位での処置部位及び当該処置部位の病
名を情報を登録してある歯番単位処置部位・病名情報フ
ァイル、433は歯番毎の歯番単位でのレセプト病名情
報を登録してある歯番単位レセプト病名ファイルであ
る。歯番単位処置情報ファイル431、歯番単位処置部
位・病名情報ファイル432、歯番単位レセプト病名フ
ァイル433は共通の歯番単位データ管理表に従って管
理されている。
未確定の病名等がある場合には、当該歯番の病名等は患
者仮確定領域データに候補病名等が記憶されていること
を示す情報が格納されており、この情報が格納されてい
るものに関して表示要求等があった場合には上記した患
者仮確定領域データ500を参照して必要な候補情報を
読み出してくることになる。
を登録してある累計月単位処置情報ファイル、442は
日単位での処置情報の累計を登録してある累計日単位処
置情報ファイルである。
処理装置を利用して歯科医師が治療を行い、レセプト作
成を行う一連の処理の概要を図4に示す。
10の処理に移行し、表示部41の表示が不図示の基本
画面より治療入力画面の治療部位の入力画面に移行す
る。この治療部位の入力処理においては、まずステップ
S11において操作部43より治療部位の歯番を入力す
る。本例の装置は、この治療部位入力が行われると、欠
損を含む入力された治療部位を確定する処理を行なう。
腔内情報ファイル412を参照して表示部41に口腔内
情報を視覚的に表示し、治療部位の状態を視覚的に確認
できるように構成している。これにより、治療部位の入
力誤りを大幅に減少させることが可能となっている。更
に、本例においては、治療部位の情報も保持している為
に、残存歯が欠損歯に対する治療部位として入力された
ような場合、あるいは、欠損歯と残存歯とが混在するよ
うな処置においても、他の歯番との関連で治療する可能
性を考慮して、治療部位としての指定入力を可能とし、
当該歯番入力を未確定の処置部位データとして取り扱う
こととしている。
0において入力した治療部位に対して行なうべき処置を
指定入力する。具体的には、まずステップS21で処置
の回数の予想を入力し、続いてステップS22で具体的
に行なう処置を入力する。なお、本例においては、歯番
単位処置部位・病名ファイル432などを参照して過去
の当該部位に対する治療状況や歯の状態に鑑みて予想さ
れる処置に対して優先順位を決定し、行われる可能性が
高いと判断した処置より順に表示するように制御してい
る。このため、処置の入力が非常になり易くなってい
る。
む。具体的には、まずステップS31で歯番単位処置部
位・病名ファイル432などを参照して過去の当該部位
に対する治療状況や病名に鑑みて予想される病名に対し
て優先順位を決定し、可能性が高いと判断した病名より
順に表示するように制御している。このため、医師は次
にステップS32においてこの表示を確認して処置を行
なう歯の病名を指定入力する。なお、ここで病名の確定
入力処理が行われなかった場合においても次の処置に進
むことが可能に構成されており、後でこの病名を指定可
能に構成されている。
する必要が無いことより、医師がカルテに指示を書込む
場合には病名を記載しない場合が多々ある。後程このカ
ルテを未で看護婦等がカルテの記載事項を装置に入力す
るような場合にも病名を入力しないまま他の項目の入力
に進めるようにしたためである。この場合には仮確定病
名及び候補病名を患者仮確定領域データ500内に登録
することになる。そして、以後は、一覧表の表示など、
病名入力処理以外の処理においては優先順位の第1番目
の病名を仮の病名として表示し、未確定であることを示
すために病名の後に「?」を表示することとしている。
この未確定病名の処理の詳細は後述する。
が行われると、ステップS40で以上の入力結果を基に
新たな口腔内情報を作成して例えば現状口腔内情報ファ
イルを更新する処理を行なう。更にステップS50にお
いて新たな病名データを基にレセプト病名編集処理を行
い、最後にステップS60で入力終了チェックを行い処
理を終了する。
ける表示部41の最初の入力画面の例を図5に示す。
412等を参照して処置部位の入力に先立って治療しよ
うとする患者の登録情報を読み出してきて口腔内情報と
して視覚的に表示することとしており、図5に501で
示すように口腔内の歯の状態を上下作用の歯番とともに
表示している。図5に示す状態は、患者情報が予め入力
されており、処置部位として左上の歯番7が入力された
状態を示している。
CRTディスプレイ装置で構成されており、この口腔内
情報もカラー表示を行なっている。このため、各歯の状
態が非常に詳細に藩閥できるものとなっている。
の状態であるかをいつでも確認できるように、また、歯
科医師が自分で表示形態を変更などできるようにするた
め、本例においては口腔内情報制御表表示/修正モード
を有しており、このモードにおいては各種の症状と表示
形態との関係を容易に修正でき、また、確認知ることが
できる。この口腔内情報制御表表示/修正モードにおけ
る表示部41における表示例を図6に示す。
においては、未治療歯、治療完了歯、生活歯、失活歯、
欠損歯、残根歯、即時義歯、治療中の歯(1〜3指定可
能)、根治療中の歯(1〜3指定可能)、抜歯欠損の歯
番、ポンテックの歯番、支台歯の区別を模式的に表わし
た図形で表現しており、根管数も併せて判別可能に表わ
している。
上下の領域602は歯周の状態を示している。
口腔内の状態を容易に目視確認可能に表現したことによ
り、容易に治療すべき歯の状態が確認できる。このた
め、カルテ作成に当たって、歯番の入力間違いをなくす
ことができる。
を順次必要な数だけ入力した後に実行されるステップS
12の処置部位の確定処理の詳細を以下に説明する。こ
の処置部位の確定処理においては、入力歯番から既に口
腔内情報ファイルに欠損/残根/即時義歯で登録されて
いる歯番があるか否かを調べ、これらとして登録済みの
歯番をまず除外する。除外した結果、残った入力歯番が
無い場合には確定処理を終了する。
残った歯番について欠損/残根/即時義歯を含む歯番の
入力であることを知らせ、確定処理を行なうべく入力者
に問い合わせる。これに対して、入力者は欠損/残根/
即時義歯となっている歯番に対していずれの状態である
かの入力をする。そして、欠損であると入力された場合
には口腔内情報情報ファイルに欠損として登録し、仮確
定データの1歯単位歯番状態としても仮登録する。残根
歯入力の場合、及び即時義歯としての入力の場合にも同
様に登録を行なう。
7に示す。例えばマウス45より所望の状態表示領域に
カーソルを移動させてクリック入力することにより、欠
損歯等の確定が行われる。
おいては、指定された歯番の歯の状態より予想される処
置を優先順位を付けて処置を行なうと予想されるものか
ら順次表示するように構成されており、この場合にも表
示画面の右上には歯番とともに口腔内情報が視覚的に表
示されていることより、歯の状態を確認しながら入力す
ることができる。
示す。図8に示す例においては、処置部位の入力として
左上部の(765432)の各歯番が指定入力されてお
り、口腔内情報に明らかな様に、これらが欠損歯であ
り、6番の歯番のみ根管が残存している状態であること
が表示されている。
れる可能性の高い処置より順次計画治療一覧の欄に表示
されている。そして、入力者はこの一覧を見て、操作部
43のキーボードより該当する番号を必要なだけ入力す
ることにより処置入力を行なうことができる。
療に先立って各種入力を行なう際に、同時に口腔内情報
が視覚的に表示される為、患者の現時点での口腔内の状
態が容易に確認することができる。このため、カルテ作
成時に処置する歯の歯番を間違えて入力するなどの不具
合を有効に防止できる。
の治療入力と同様に行なうことができ、操作性が向上す
る。更に、処置の入力時においても現時点での口腔内情
報が把握可能に構成されていることより、これから行な
うべき処置として可能性の高いものより順次表示するこ
とが容易に行なうことができる。例えば現在までの治療
の経過等を参照して処置に優先順位を与えることができ
る。図8の例においては、欠損歯等に特有の処置を優先
的に表示させている。
た後の図4のステップS30に示す病名入力処理の詳細
を説明する。
該病名を入力する処置部位に対する過去の病歴及び今回
の処置の内容を調べ、過去に確定している病名があれば
この病名に対する今回の処置が適切な処置であればこの
病名を今回の予想病名の第1番目に提示する。以後、関
連性の深い(病名として指定される可能性の高い)病名
を複数選択して表示する。
1つの病名を候補として特定できない場合には(特定で
きる可能性の少ない場合には)、無理に1つの具体的な
病名を選択して病名候補とするのではなく、各病名を群
として上位概念で把握できる包括病名を決め、この包括
病名を病名候補として第1番目に提示し、続いてこの一
群に含まれる各具体的な病名を順次表示していく。例え
ば、歯髄疾患、歯周疾患、顎骨疾患、口腔軟組織疾患等
の包括的な病名を候補とし、これらの包括病名に特有の
略称を附加して管理している。
表示例を図9に示す。図9の例では、処置部位として左
右の上顎の歯の歯番4と5番の歯が処置部位として指定
されており、処置入力として中央左側に示されているよ
うに知覚過敏処置を前記4本の歯に対して行なったこと
が入力されている状態である。
の歯であり、知覚過敏処置を行なうことを考慮すれば、
この歯は生活歯であり、ほとんどはそのままずばり「象
牙質知覚過敏症=Hys」が決定するが、上位概念とし
てはカリエスや歯髄炎といった生活歯の病名群も一連の
原因と考えられる。そこで、本例においては候補病名と
して「Hys」を第1番目とし、未だ確定入力された病
名ではないので最後に?マークを付けている。
れているいずれかの病名に特定できる場合にはこの病名
の前に示されている番号を入力して病名また、ここで、
実際の診療を行なってから病名を確定したいような場合
には、ここでの病名確定は行なわずに治療をすることに
なる。この場合には、この図9に示す如くの病名候補と
して提示された全ての内容は上述した患者仮確定領域デ
ータ500中に当該処置部位情報と関連付けて処置部位
病名データとして記憶される。
は、患者仮確定領域データ500に当該処置を行なう部
位情報と共に未確定の処置部位病名データを登録してい
る。このため、病名を確定しないままであっても、全て
の診察情報を入力することができる。更に、患者が後日
次の来院をして、新たな処置部位、処置内容を入力した
ような場合においてもこの病名を未確定のままとして同
様の処置入力を行なうことができる。
いため、複数の歯に対して同一の処置を行なったような
(行なうような)場合においては、各歯番毎に別々のカ
ルテを作成するのではなく、1つのカルテで同時に複数
の同一処置を行なう歯番を一括入力する取扱いが一般的
であった。本例ではこれを考慮して、このようなカルテ
であってもそのまま本例の装置に入力して管理させるこ
とができるようにしている。
連付けて処置部位病名候補リストを記憶しておき、後ほ
ど各処置部位毎に全く異なった病名を特定することが可
能に構成していることにより、歯番毎に異なる病名をつ
ける必要があるような場合であっても、一括して入力す
ることができる。
作成時点等で未確定の病名を確定する必要性が生じた場
合には、各処置部位単位で一括して未確定病名を確定さ
せることができる。本例においては、患者毎に例えば図
3に示す各処置情報を登録している。従って、例えばレ
セプト作成処理を行なう場合においても、患者毎にレセ
プト未作成の処置情報を一括して表示部41に表示させ
ることができる。この場合において、未確定の処置情報
が存在する場合にはその旨が容易に認識可能に表示され
るため、以後、その未確定の処置情報を順次確定させて
いけば良い。
プト作成処理においては、未確定の病名については、第
1番目の候補の次に?マークが付されているため、この
マークを確認した場合には病名確定入力処理に移行すれ
ば良い。
への表示例を図10に示す。図10の例は上述した図9
に示す治療入力を行なった際に、病名を確定しなかった
場合であり、現在の入力可能な処置情報が平成7年11
月3日のものである事を示している。このような場合と
しては、例えば、先のカルテ入力時には看護婦等が入力
し、カルテに歯科医師の病名記載がなかったため病名を
特定できなかった場合などが考えられる。
画面をみて病名が未確定であることを確認すると、下部
のファンクションキー割り当て表示を確認して操作部4
3のファンクションキー3を押下することになる。ファ
ンクションキー3を入力すると表示画面は図9に示す病
名入力画面に移行し、病名の確定入力が可能となる。歯
科医師は例えば図9に示す病名入力画面に表示されてい
る病名を確認して病名の先頭に付与されている番号を指
定して病名を確定することになる。なお、この画面に移
行した当初においては、病名候補の第1番目の病名を選
択した状態となっており、この病名を指定する場合には
単に確定入力をするだけの簡単な操作で未確定病名を確
定することができる。
療誘導・絞り込み結果データ400中の各病歴ファイ
ル、歯番単位の各ファイルにおける当該処置部位の未確
定病名とされていた病名欄を確定病名に全て書き替え
る。これにより、処理所応報の登録内容が新たに確定さ
れた病名に変更になる。そして、その後に患者仮確定領
域データの当該処置部位の処置部位病名データを削除し
て病名確定処理を終了する。
図11に示す。図11に示すように、病名が確定した後
は「?マーク」が附加されておらず、未確定の状態でな
いことが容易に認識できる。
処理装置導入前の処理の流れと同様の処理の流れで一連
の歯科治療処理を入力することができる使い易い歯科情
報処理装置を提供できる。このため、カルテ作成やレセ
プト作成処理の制約も少なくなり、操作性が大きく向上
する。
るので、異なる病名を有する処置部位に同一の処置を施
すような場合に、一括した処置情報を入力することがで
き、後ほど各処置部位毎に病名を入力することが可能と
なり、歯科医師の作成したカルテを他の装置の操作者が
そのまま入力することができ、いちいち医師の確認が不
要となり、操作性の大きく向上した歯科情報処理装置が
提供できる。
報処理装置のブロツク構成図である。
報、歯科情報などを登録するファイルの概略構成例を示
す図である。
ータの詳細構成を示す図である。
セプト作成を行う一連の処理の概要を示すフローチャー
トである。
入力画面の例を示す図である。
ける表示部における表示例を示す図である。
ンス表示例を示す図である。
示例を示す図である。
示例を示す図である。
病名未確定状態表示例を示す図である。
病名確定後の表示例を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 患者の各処置部位毎の歯科処置情報を登
録する登録手段と、 患者に対する治療時に処置部位に対する処置情報を入力
する処置情報入力手段と、 前記処置情報入力手段での処置情報入力を基に予想され
る処置部位病名候補リストを提示する病名提示手段と、 前記病名提示手段での提示病名候補リストを治療する処
置部位に関連付けて記憶する仮病名記憶手段と、 処置部位に対する病名を指定入力する病名指定手段と、 前記仮病名記憶手段に記憶されている病名の確定してい
ない処置部位に対する病名未確定状態を確定状態とは異
なる態様で提示する未確定病名提示手段と、 前記病名指定手段による病名指定のあった処置部位に対
する前記仮病名記憶手段記憶提示病名候補リストを消去
して確定病名とする病名確定手段と、 前記病名確定手段により前記未確定病名が確定された場
合に、当該確定処置部位に対する病名が未確定の処置情
報の未確定病名を全て確定病名として前記登録手段に登
録する病名確定登録手段とを備えることを特徴とする歯
科情報処理装置。 - 【請求項2】 前記病名提示手段は、もっとも当該処置
部位の病名であると予想される病名より順次候補病名を
提示することを特徴とする請求項1記載の歯科情報処理
装置。 - 【請求項3】 前記未確定病名提示手段は、未確定病名
として前記病名提示手段で提示した最初の候補病名のみ
を病名として提示してその病名の後に未確定であること
を示す所定のマークを表示することを特徴とする請求項
2記載の歯科情報処理装置。 - 【請求項4】 前記病名提示手段は、具体的な病名が特
定しづらい場合には具体的病名の提示に変えて上位概念
の包括病名を候補病名として提示することを特徴とする
請求項1乃至請求項3項のいずれかに記載の歯科情報処
理装置。 - 【請求項5】 前記病名確定手段は確定した処置部位に
対する過去の処置に対して未確定であった全ての処置に
対する病名として確定病名を登録することを特徴とする
請求項1乃至4のいずれかに記載の歯科情報処理装置。 - 【請求項6】 患者の各処置部位毎の歯科処置情報を登
録する登録手段を備える歯科情報処理装置における歯科
情報処理方法であって、 患者に対する治療時に処置部位に対する処置情報を入力
する際に、当該処置情報入力を基に予想される処置部位
病名候補リストを提示し、当該処置部位に対する病名確
定入力が無い場合には提示病名候補リストを治療する処
置部位に関連付けて仮病名として記憶し、以後の処理に
おいて病名の確定していない処置部位に対する病名未確
定状態を確定病名とは異なる態様で提示して病名確定を
促し、病名指定のあった際には当該処置部位の未確定病
名を全て確定された病名として前記登録手段に登録する
ことを特徴とする歯科情報処理方法。 - 【請求項7】 前記未確定の病名があある処置部位につ
いては、もっとも当該処置部位の病名であると予想され
る病名より順次候補病名を提示することを特徴とする請
求項6記載の歯科情報処理方法。 - 【請求項8】 病名の確定していない処置部位に対する
病名未確定状態の提示は、未確定病名としてもっとも当
該処置部位の病名であると予想される病名のみを病名と
して提示してその病名の後に未確定であることを示す所
定のマークを表示することを特徴とする請求項7記載の
歯科情報処理方法。 - 【請求項9】 前記病名候補リストに提示する具体的な
病名が特定しづらい場合には具体的病名の提示に変えて
上位概念の包括病名を候補病名として提示することを特
徴とする請求項6乃至請求項8項のいずれかに記載の歯
科情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29110895A JP2858641B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 歯科情報処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29110895A JP2858641B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 歯科情報処理方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09131358A true JPH09131358A (ja) | 1997-05-20 |
JP2858641B2 JP2858641B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17764562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29110895A Expired - Lifetime JP2858641B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 歯科情報処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858641B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001222668A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 歯科診療支援装置 |
JP2003150709A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 診療データ管理装置及び診療データ管理方法 |
JP2006209577A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Yuyama Manufacturing Co Ltd | 病薬チェック装置及び病薬チェックプログラム |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP29110895A patent/JP2858641B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001222668A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 歯科診療支援装置 |
JP2003150709A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 診療データ管理装置及び診療データ管理方法 |
JP2006209577A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Yuyama Manufacturing Co Ltd | 病薬チェック装置及び病薬チェックプログラム |
JP4575794B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2010-11-04 | 株式会社湯山製作所 | 病薬チェック装置及び病薬チェックプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2858641B2 (ja) | 1999-02-17 |
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