JPH09206318A - 歯科診療支援方法およびシステム - Google Patents

歯科診療支援方法およびシステム

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JPH09206318A
JPH09206318A JP4204396A JP4204396A JPH09206318A JP H09206318 A JPH09206318 A JP H09206318A JP 4204396 A JP4204396 A JP 4204396A JP 4204396 A JP4204396 A JP 4204396A JP H09206318 A JPH09206318 A JP H09206318A
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treatment
items
disease
presenting
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JP4204396A
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Mitsuro Kiyofuji
三津郎 清藤
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NIPPON SHIKA IRYO HOKEN JOHO KAIHATSU KENKYUSHO KK
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NIPPON SHIKA IRYO HOKEN JOHO KAIHATSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カルテ記録の煩雑さを軽減し、歯科臨床と歯
科診療の事務処理を体系的なシステム化を図る。 【解決手段】 新来患者のカルテ生成から治療終了まで
を一貫して処理する歯科診療支援システムを構成し、口
腔内の所見および病名を提示し、病名等を選択決定して
記録する手段、記録した病名等に連係した診断、治療方
針、治療計画を提示し、治療方針等を選択決定して記録
する手段、記録した治療方針等の処置項目を提示し、当
日行う処置項目を選択決定して記録する手段と、(A)
日常の診療において行われうる呈示された処置項目から
行う処置項目を選択決定すると、処置項目とともに、治
療方針、処置、病名が決定、記録される手段、あるい
は、(B)う蝕症の状態と歯列を呈示し、呈示事項から
う蝕症病名を選択決定すると、病名とともに、治療方針
や行う処置項目が決定、記録される手段とを切り換えて
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歯科診療支援方法お
よびシステムに関する。詳しくは、データ入力により病
名の決定、処置、およびカルテの記録を支援する方法お
よびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科診療とは歯科臨床全体を言い、歯科
の治療とは歯科のある特定の疾患(病名)を治療するこ
とを指している。また、治療方針とは特定の疾患(病
名)を治療する一つの方法であり、処置項目とは治療方
針の中の具体的なそれぞれの処置内容を示す。
【0003】歯科の病名は永久歯(上下32歯)のそれ
ぞれ個々の複雑な病名と歯以外の病名が混在している。
混合歯列期には1人の口腔内に永久歯と乳歯(上下20
歯)が混在している。
【0004】歯の病名には齲蝕症1度(C1)、2度
(C2)、3度(C3)、4度(C4)があり、また歯槽
膿漏症1度(P1)、2度(P2)、3度(P3)、4度
(P4)がある。C2には知覚過敏症(Hys)、歯髄充
血、単Pulがある。C3、C4には急化Pul、慢潰P
ul、増Pul、また急化Per、慢化Per、Puエ
シ、Puエソ、処置歯などがあり、C0には上行性(逆
行性)Pulもある。歯以外には歯肉炎、口内炎、感染
症、悪性腫瘍、さらに全身的他疾患との関連など極めて
多岐に亘り、日常の臨床において予測される病名は約6
00病名にものぼる。
【0005】歯科診療では、歯科医は複数の患者に対し
て異なった治療を、継続的に施こしている。同一の患者
に対する治療も、毎日同じことを連続して行うものでは
ない。治療中といえども食物が食べられないようなこと
がないような処置が必要である。このため、1本の歯を
治療するにも時間を置いて処置することは珍しくない。
【0006】毎日数多く来院する患者のそれぞれの口腔
内の所見から適切な診断・検査の下に、このように多岐
に亘る病名を部位または各歯毎に正確に決定し、時間間
隔をとって、的確な処置と治療を施すには、歯科医の記
憶と、各患者の口腔内の所見、診断、治療方針や処置の
進みぐあいを手書きで記録したカルテが重要となる。
【0007】歯科医は、患者を診療し、所見や治療につ
いてカルテに記録するほか、診療報酬の算定に必要な事
項を別途に記録する。規模の大きい歯科においては、伝
票に記録したり、コンピュータの端末に入力をする。規
模の小さい歯科においては、カルテに記録する際、診療
報酬等の算定に必要な事項について、わかりやすい表現
で重複して書き込み、事務担当者がそれを拾って計算を
行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、時間間隔
をとって継続的に行われる歯科診療では、疾患の治療方
針(方法)や個々の処置項目が、病名に対応した合理的
な処置でなければならない。診療の都度、病名を把握
し、それに対応する治療を行うには、カルテの記録が重
要となることから、各患者の口腔内の所見、診断、治療
方針や処置の進みぐあいをカルテに詳細かつ正確に記す
必要がある。
【0009】しかしながら、上述したとおり、歯科臨床
における病名は、約600病名と多岐に亘り、毎日数多
く来院する患者のそれぞれの口腔内の所見から適切な診
断・検査をもとに短時間に部位または各歯毎に正確かつ
合理的に決定することは容易ではなく、歯科医の負担と
なっている。
【0010】診療に対する社会保険の点数計算などの事
務処理については、現在、歯科医用の社会保険の点数計
算を行う事務処理コンピュータシステムが数多く存在し
ている。事務処理について必要書類作成のための手間は
大幅に減少しているにもかかわらず、歯科医は手書きに
よりカルテを記録している。その煩雑さは従来から全く
変わっていないだけでなく、診療報酬等の算定に必要な
事項について二度手間を強いられ、事務処理とカルテ記
録との整合性が図られていない。
【0011】本発明は、容易、迅速かつ合理的に正確な
診断を支援する方法およびシステムを提供し、カルテ記
録の煩雑さを軽減し、歯科臨床と歯科診療の事務処理を
体系的なシステム化を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、以下のような手続による歯科診療支援方
法を開示する。(1)新患について、既往症、主訴、来
院目的等の問診事項を記録し、カルテを準備する。
(2)日常の診療に遭遇しうるあらゆる口腔内の所見お
よび病名を呈示し、問診、診査にあたって得られた各患
者の口腔内の所見および病名について、呈示事項から選
択決定して、記録あるいは修正加筆する。(3)記録し
た所見および病名に連動する治療方針および計画を呈示
し、呈示事項から選択決定して治療方針等を記録する。
(4)記録した治療方針等に含まれる処置項目を呈示
し、呈示事項から選択決定して当日の治療内容を記録す
る。(5)病名や治療方針等から決定した処置項目につ
いて確認項目を呈示し、確認のための記録を行う。
(6)当日分の処置終了時に、治療した病名と処置につ
いてカルテ記載の処置順序通りの一覧を呈示し、確認処
理を行う。(7)以上の手続で得られた記録から、診療
報酬の算定、会計等の事務処理を行う。
【0013】次回の診療では、(2)ですでに記録ある
いは修正加筆されている病名のうち、(5)でまだ治療
完了の確認処理がない病名を提示し、(3)〜(5)を
順に行う。
【0014】上記の(2)〜(4)に代わり、(A)日
常の診療において行われうる処置項目を呈示し、呈示さ
れた処置項目から行う処置項目を選択決定することによ
り、同時に、治療方針、処置、病名の決定と記録が行わ
れてもよい。
【0015】診療が齲蝕診査と齲蝕症の治療に限定され
る場合は、上記の(2)〜(4)に代わり、(B)齲蝕
症の状態と歯列を呈示し、呈示事項から齲蝕症病名を選
択決定すると同時に、治療方針や行う処置項目の決定と
記録が行われてもよい。
【0016】本発明に開示する歯科診療支援方法は、コ
ンピュータ等を利用して自動化することが望ましい。
【0017】そこで、本発明は、(1)新患、再来新患
の受付時に得る問診事項を入力して、カルテデータファ
イルを自動生成する手段、(2)日常の診療に存在しう
る口腔内の所見および病名を提示する手段、および、提
示された所見および病名から、患者の口腔内の所見およ
び病名を選択決定して記録する手段、(3)記録した所
見および病名に連係した診断、治療方針、治療計画を提
示する手段、および、提示された診断、治療方針、治療
計画から、患者の診断、治療方針、治療計画を選択決定
して記録する手段、(4)記録した診断、治療方針、治
療計画において必ず行う基本処置項目と選択的に行う付
随処置項目を提示する手段、および、提示された基本処
置項目と付随処置項目から当日行う処置項目を選択決定
して記録する手段、(5)決定、記録した処置項目に関
する確認項目を提示し、確認のための入力を要求する手
段、(6)当日分の処置終了時に、確認済みの当日分ま
での処置項目について一覧をカルテ記載の処置順序通り
に提示する手段を備える歯科診療支援システムを開示す
る。
【0018】提示された基本処置項目と付随処置項目か
ら当日行う処置項目を選択決定して記録する手段には、
選択決定された付随処置項目を基本処置項目に組み込む
処置項目パターン学習機能手段を備えるとよい。基本処
置項目には当然行われるべき処置が提示され、付随処置
項目には歯科医師の自由裁量で選択的に行われる処置が
提示される。ここに、パターン学習機能手段を備えてお
くことにより、システムがカスタマイズされ、各歯科医
師に使いやすいシステムが得られる。
【0019】基本処置項目や付随処置項目は、治療手順
通りに提示し、一度行うと選択決定されると、再提示す
る必要がないもの(例えばパノラマ、CAT、抜歯な
ど)と、複数回の再提示が必要なもの(例えば抜歯や手
術後のSP、根治後の処置など)提示から選択決定され
なければ、再提示する必要がないもの、提示から選択決
定されない場合、次回以降も再提示を繰り返すものな
ど、処置項目に合った設定をしておく。
【0020】本発明の歯科診療支援システムは、(2)
〜(4)の手段で病名を登録し、治療方針等を決定する
方法の他に、(A)日常の診療において行われうる処置
項目を呈示し、呈示された処置項目から行う処置項目を
選択決定すると、処置項目とともに、治療方針、処置、
病名が決定、記録される手段、(B)齲蝕症の状態と歯
列を呈示し、呈示事項から齲蝕症病名を選択決定する
と、病名とともに、治療方針や行う処置項目が決定、記
録される手段を備える。(2)〜(4)の手段と(A)
の手段、(B)の手段を切り換える手段を用いることに
より、3通りの病名登録手段が提供される。
【0021】このような歯科診療支援システムにおいて
得られたデータは、カルテデータとして記録され、診療
報酬の算定、会計等の事務処理を行う事務処理コンピュ
ータシステムで利用することができる。
【0022】日常の診療に存在しうる口腔内の所見およ
び病名を提示するには、以下の二点について考慮する必
要がある。まず、歯科の病名は永久歯(上下32歯)の
それぞれ個々の複雑な病名と歯以外の病名が混在してい
る。混合歯列期には1人の口腔内に永久歯と乳歯(上下
20歯)が混在している。
【0023】また、歯の病名には齲蝕症1度(C1)、
2度(C2)、3度(C3)、4度(C4)があり、また
歯槽膿漏症1度(P1)、2度(P2)、3度(P3)、
4度(P4)がある。C2には知覚過敏症(Hys)、歯
髄充血、単Pulがある。C3、C4には急化Pul、慢
潰Pul、増Pul、また急化Per、慢化Per、P
uエシ、Puエソ、処置歯などがあり、C0には上行性
(逆行性)Pulもある。歯以外には歯肉炎、口内炎、
感染症、悪性腫瘍、さらに全身的他疾患との関連など極
めて多岐に亘っている。
【0024】このように多岐に亘る病名を部位または各
歯毎に正確に決定するため、本発明の歯科診療支援方法
およびシステムでは、現在日本の臨床歯科における病名
について網羅できるよう、乳歯と永久歯に対応し、これ
らの病名の約600病名を登録することが望ましい。
【0025】また、必要に応じて病名診断支援システム
を搭載すると、病名の決定に役立つ。病名診断支援シス
テムは、例えば部位や症状を入力すると該当する病名を
提示するようなものである。
【0026】さらに、歯科診療では歯科医は、複数の患
者に対して異なった治療を行うだけでなく、一人の患者
の一回の診療において、複数の処置を並行し、継続的に
治療を行うことも考えられる。歯科における疾患の治療
方針(方法)や個々の処置項目は適切な診断、検査の元
に定まった病名に対応して合理的に決定されることが望
ましい。
【0027】そこで、本発明の歯科診療支援システム
は、複数の処置を並行する多数歯処理を円滑にするた
め、多数歯処理を選択する手段を備えておき、多数歯処
理を選択した場合、(2)〜(4)までの手段により、
すべての病名について記録が済んだのち、(5)決定、
記録した処置項目に関する確認項目を提示し、確認のた
めの入力を要求する手段、(6)当日分の処置終了時
に、確認済みの当日分の処置項目について一覧をカルテ
記載の処置順序通りに提示する手段を、記録したすべて
の病名について動作させる。
【0028】本発明の歯科診療支援方法およびシステム
は、歯科診療のみならず、専門分野が特定化される医科
診療科目にも応用が可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の歯科診療支援方法および
システムにおいて、病名を決定し、治療をおこなう手順
について一例を挙げ、以下に説明する。
【0030】図1は、本発明の歯科診療支援システムに
おける病名の決定および治療を行う手順の大略を示すフ
ロー図で、単歯(1病名)について治療する単歯処理を
行う場合について説明するものである。
【0031】ステップ1においては受付操作として、ま
ず新患来院時にその患者の来院の目的、主訴、既往歴な
どを受付窓口においてアンケート用紙によって詳細に記
録する。記載は患者自身の記入が原則であるが、受付係
が記入方法を良く説明し、補佐するか、場合によっては
代理記入しても良い。また、アンケート用紙に記入する
のではなく、患者が口述する内容について、データとし
て入力してもよい。記入された事項は診療室画面に転送
される。
【0032】ステップ2では診療室予診として、転送さ
れたアンケート用紙の記入事項を下に歯科医師がさらに
来院の目的、主訴、現症、既往歴などを詳細に確認し、
体温、脈拍、血圧などの測定結果とともにデータ入力を
行う。入力された事項はすべてカルテ表書きに記録され
ると同時にコンピュータはデータとして記憶する。
【0033】アンケート事項の記録が終わって直ちにス
テップ3の口腔診査に移る。ステップ3では、口腔内を
診察して残存歯の確認と、病名の登録を行うが、患者の
口腔診査には、必ず残存歯の確認が行われる。
【0034】本発明の歯科診療支援方法およびシステム
では病名を登録する手段として、日常の診療に存在しう
る口腔内の所見および病名を提示する手段および提示さ
れた所見および病名から、患者の口腔内の所見および病
名を選択決定して記録する手段、日常の診療において行
われうる処置項目を呈示し、呈示された処置項目から行
う処置項目を選択決定すると、処置項目とともに、治療
方針、処置、病名が決定、記録される手段、齲蝕症の状
態と歯列を呈示し、呈示事項から齲蝕症病名を選択決定
すると、病名とともに、治療方針や行う処置項目が決
定、記録される手段により、3通りの病名を登録する方
法がある。
【0035】直接関係ないような口腔内の疾患であって
も、その患者の口腔には歯があるかどうか、残存歯の状
態がどのようになっているか正確に記録しておくことが
必須であることから、3通りの病名を登録する手段すべ
てか、少なくとも日常の診療に存在しうる口腔内の所見
および病名を提示する手段および提示された所見および
病名から、患者の口腔内の所見および病名を選択決定し
て記録する手段、齲蝕症の状態と歯列を呈示し、呈示事
項から齲蝕症病名を選択決定すると、病名とともに、治
療方針や行う処置項目が決定、記録される手段の2通り
の病名を登録する手段により、残存歯の状態を入力可能
とすることが望ましい。
【0036】ここに挙げる一例では、ステップ3におい
て、日常の診療に存在しうる口腔内の所見および病名を
提示する手段および提示された所見および病名から、患
者の口腔内の所見および病名を選択決定して記録する手
段を選択する場合について説明する。この場合、ステッ
プ3では、日常の診療に存在しうる口腔内の所見および
病名を提示する手段によりさまざまな所見および病名が
提示される。
【0037】ステップ4においては、患者の口腔内の所
見および病名を選択決定して記録する手段により、病名
を選択決定し、登録する。一例では以下、A病名を選択
決定した場合を示す。
【0038】ステップ5では、記録された所見および病
名に連係した診断、治療方針、治療計画を提示する手段
および提示された診断、治療方針、治療計画から、患者
の診断、治療方針、治療計画を選択決定して記録する手
段により、病名等に適した治療方針等が提示され、適当
な治療方針等が選択決定される。
【0039】ステップ6では、記録した診断、治療方
針、治療計画において必ず行う基本処置項目と選択的に
行う付随処置項目を提示する手段および提示された基本
処置項目と付随処置項目から当日行う処置項目を選択決
定して記録する手段により、当日の処置項目を決定す
る。
【0040】ステップ7においては、決定、記録した処
置項目に関する確認項目を提示し、確認のための入力を
要求する手段により、使用する薬剤や処置の詳細など確
認の必要な事項について確認項目として提示し、適宜入
力して処置内容について確認、決定する。確認項目は主
に、ステップ6で選択決定された基本処置項目および付
随処置項であるが、治療方針等に連動して行うべき指導
等についても確認項目として提示するとよい。例えば、
有床義歯の調整指導などをここに含むとよい。ステップ
7の入力により、治療行為の内容が確定する。
【0041】ステップ8では、当日分の処置終了時に、
確認済みの当日分までの処置項目について一覧をカルテ
記載の処置順序通りに提示する手段により、その時点ま
でのすべての治療行為について内容を、例えば詳細なカ
ルテイメージとして表示するとよい。
【0042】一例は単歯処理でA病名の治療を行う場合
を示しており、ステップ9で処置が終了する。
【0043】図2は、本発明の歯科診療支援システムに
おける病名の決定および治療を行う手順の大略を示すフ
ロー図で、他の一例として複数の病名について並行して
治療する多数歯処理を行う場合について説明している。
【0044】単歯処理と同様に、ステップ1においては
受付操作として、まず新患来院時にその患者の来院の目
的、主訴、既往歴などを受付窓口においてアンケート用
紙によって詳細に記録し、ステップ2では診療室予診と
して、転送されたアンケート用紙の記入事項を下に歯科
医師がさらに来院の目的、主訴、現症、既往歴などを詳
細に確認し、体温、脈拍、血圧などの測定結果とともに
データ入力を行い、ステップ3の口腔診査に移り、口腔
内を診察して残存歯の確認と、病名の登録を行う。
【0045】ここに挙げる一例においても、ステップ3
において、日常の診療に存在しうる口腔内の所見および
病名を提示する手段および提示された所見および病名か
ら、患者の口腔内の所見および病名を選択決定して記録
する手段を選択する場合について説明する。この場合、
ステップ3では、日常の診療に存在しうる口腔内の所見
および病名を提示する手段によりさまざまな所見および
病名が提示される。
【0046】ステップ4においては、患者の口腔内の所
見および病名を選択決定して記録する手段により、病名
を選択決定し、登録する。まず、ここではA病名を選択
決定する。
【0047】ステップ5では、記録された所見および病
名に連係した診断、治療方針、治療計画を提示する手段
および提示された診断、治療方針、治療計画から、患者
の診断、治療方針、治療計画を選択決定して記録する手
段により、A病名に適した治療方針等が提示され、適当
な治療方針等が選択決定される。
【0048】省略し、図には記載してないが、ステップ
5に続いて、記録した診断、治療方針、治療計画におい
て必ず行う基本処置項目と選択的に行う付随処置項目を
提示する手段および提示された基本処置項目と付随処置
項目から当日行う処置項目を選択決定して記録する手段
により、当日の治療方針、処理項目を決定する。以上で
A病名に関する処置項目の決定が完了する。
【0049】一例では多数歯処理を行うため、ステップ
3と同様に日常の診療に存在しうる口腔内の所見および
病名を提示する手段によりさまざまな所見および病名を
提示した上、ステップ6において、患者の口腔内の所見
および病名を選択決定して記録する手段により、病名を
選択決定し、登録する。A病名に続き、ここではB病名
を選択決定する。
【0050】ステップ7では、記録された所見および病
名に連係した診断、治療方針、治療計画を提示する手段
および提示された診断、治療方針、治療計画から、患者
の診断、治療方針、治療計画を選択決定して記録する手
段により、B病名に適した治療方針等が提示され、適当
な治療方針等が選択決定される。
【0051】省略し、図には記載してないが、ステップ
5に続いて、記録した診断、治療方針、治療計画におい
て必ず行う基本処置項目と選択的に行う付随処置項目を
提示する手段および提示された基本処置項目と付随処置
項目から当日行う処置項目を選択決定して記録する手段
により、当日の治療方針、処理項目を決定する。以上で
B病名に関する処置項目が決定し、ステップ3と同様に
日常の診療に存在しうる口腔内の所見および病名を提示
する手段によりさまざまな所見および病名を提示する。
【0052】ステップ8〜ステップ9においては、ステ
ップ4〜ステップ5、ステップ6〜ステップ7同様に、
C病名について治療方針や処置項目を決定し、すべての
病名について登録が完了すると、ステップ10に移る。
【0053】ステップ10においては、決定、記録した
処置項目に関する確認項目を提示し、確認のための入力
を要求する手段により、使用する薬剤や処置の詳細など
確認の必要な事項について確認項目として提示し、適宜
入力して処置内容について確認、決定する。一例ではス
テップ4〜ステップ9で登録したA病名、B病名、C病
名について確認事項が提示され、治療行為の内容が確定
する。
【0054】ステップ11では、当日分の処置終了時
に、確認済みの当日分までの処置項目について一覧をカ
ルテ記載の処置順序通りに提示する手段により、その時
点までのすべての治療行為について内容を、例えば詳細
なカルテイメージとして表示するとよい。
【0055】一例は多数歯処理でA病名、B病名、C病
名の治療を行う場合を示しており、ステップ12で処置
が終了する。
【0056】
【実施例】本発明の歯科診療支援方法およびシステム
は、日常の診療に存在しうる口腔内の所見および病名を
提示する手段および提示された所見および病名から、患
者の口腔内の所見および病名を選択決定して記録する手
段、日常の診療において行われうる処置項目を呈示し、
呈示された処置項目から行う処置項目を選択決定する
と、処置項目とともに、治療方針、処置、病名が決定、
記録される手段、齲蝕症の状態と歯列を呈示し、呈示事
項から齲蝕症病名を選択決定すると、病名とともに、治
療方針や行う処置項目が決定、記録される手段により、
3通りの病名登録方法が提供されている。そこで本実施
例では、3通りの病名登録方法を提供する手段につい
て、説明する。
【0057】歯科診療の口腔診査では前述のとおり、残
存歯の状態を必ず記録する。そこで残存歯の状態を病名
登録の歯式欄で入力する場合を例にとり、説明する。図
3は、本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施
例に用いる歯式入力の基礎となる画面表示の一例の様式
図を示す。タイプ3、タイプ2はともに国際的にも一般
的に認められている歯式表示様式で、1から8までのブ
ロック(Aブロック)は上顎右側、9から16までのブ
ロック(Bブロック)は上顎左側、17から24までの
ブロック(Cブロック)は下顎左側、25から32まで
のブロック(Dブロック)は下顎右側の歯の番号という
ことになる。
【0058】図4は、本発明の歯科診療支援方法および
システムの実施例の口腔診査における病名登録の画面表
示の模式図であって、永久歯について登録する画面を示
す。本発明では、タイプ1を使用する一例について示し
ている。すなわち上顎右側は10の単位、上顎左側は2
0の単位、下顎左側は30の単位、下顎右側は40の単
位となる。例えば、残存歯の記録を行う場合、表1に示
す歯式表示は、上顎右側第一大臼歯、上顎左側第一小臼
歯、下顎左側中切歯、下顎右側第三大臼歯は、以下の表
1のように歯式表示される。
【0059】
【表1】
【0060】永久歯32歯全て残存するときは「10
無欠」を入力する。全ての歯を喪失している無歯顎は
「75 FD」を入力する。
【0061】「99 残存、13.23.33.34」
と入力すると、表2のように歯が残存し、他は全て欠損
しているということである。
【0062】
【表2】
【0063】「49 欠損、46」は、表3に示す歯が
欠損し、他はすべて歯が残存しているということであ
る。
【0064】
【表3】
【0065】「29 〜、49 欠損」を入力し、「1
6,25」を入力すると表4で示される箇所が欠損して
いるということである。
【0066】
【表4】
【0067】「39 ...の部」を入力すると直ちに
部位を登録する画面に切り替わる。図5は、本発明の歯
科診療支援方法およびシステムの実施例における病名登
録の画面表示の模式図であって、部位について登録する
画面を示す。この項番を入力することにより病名の部位
を登録することが出来る。
【0068】「19 乳歯」を入力すると直ちに乳歯を
登録する画面に切り替わる。図6は、本発明の歯科診療
支援方法およびシステムの実施例における病名登録の画
面表示の模式図であって、乳歯について登録する画面を
示す。前述の図4に示した永久歯について登録する画面
との違いは、歯式表示で、すなわち上顎右側は50の単
位、上顎左側は60の単位、下顎左側は70の単位、下
顎右側は80の単位を用いて、永久歯と区別している。
【0069】以上のようなシステムは、入力された残存
歯を正確に記録し、間違いがあれば直ちに画面上で表示
する。また一旦入力された歯式に間違いが発見されたと
き、その部分を訂正入力することができる。訂正された
とき、以後システムはそのように対応する。
【0070】図4ないし図6に示す病名登録画面(項番
51から75まで)でC、P、Pul、Per、歯冠修
復、欠損補填の基本事項はほとんど入力することができ
る。図4の病名登録画面を例にとり、基本事項の入力に
ついて説明する。
【0071】例えば、「55 C4非抜」を入力すると
画面は展開してC4SKに対応する病名となる。「64
急化Pul」、「65 潰Pul」、「66 急化P
er」、「67 慢化Per」、「68 処置歯」を入
力するとシステムは自動的に「C3」を追加した病名を
記録する。
【0072】その他の病名の登録の手順について以下に
説明する。「76 齲蝕進行抑制」を入力すると画面が
展開し、詳細な病名や処置を入力することができる。図
7は、本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施
例における齲蝕進行抑制登録の画面表示の模式図であっ
て、永久歯について登録する画面である。「19 乳
歯」を入力すると、乳歯について登録する画面に切り替
わる。以下、乳歯について登録する画面については、図
示を省略する。
【0073】「77 C以外の硬組織疾患」を入力する
と画面が展開し、詳細な病名を入力することができる。
図8は、本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例におけるC以外の硬組織疾患登録の画面表示の模式
図である。項番51から58を入力することにより、各
種の病名を登録することができる。
【0074】「78 外傷」を入力すると画面が展開
し、詳細な病名を入力することができる。図9は、本発
明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例における
外傷登録の画面表示の模式図である。項番51から80
を入力することにより各種の病名を登録することができ
る。「39 ...の部」を入力すると、部位を登録す
る画面に切り替わる。以下、部位について登録する画面
についても図示を省略する。
【0075】「79 感染症」を入力すると画面が展開
し、詳細な病名を入力することができる。図10は、本
発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例におけ
る感染症登録の画面表示の模式図である。ここでは項番
51から70までの病名が登録可能である。この展開画
面に求めるものがないとき「次画面」ボタンを押すこと
によって別の画面に切り換わり、詳細な病名を入力する
ことができる。図11は、本発明の歯科診療支援方法お
よびシステムの実施例における感染症登録の画面表示の
模式図である。ここで項番71から88までの病名が登
録できる。
【0076】「81 口内炎・粘膜疾患」を入力する
と、まず、登録画面ではなく、メニュー画面が展開す
る。図12は本発明の歯科診療支援方法およびシステム
の実施例における粘膜疾患のメニュー画面表示の模式図
である。
【0077】ここから、「11 口内炎など」を選択す
ると、口内炎関係の病名の画面が展開し、詳細な病名を
入力することができる。図13は本発明の歯科診療支援
方法およびシステムの実施例における口内炎等登録の画
面表示の模式図である。ここでは項番51から70まで
の病名が登録可能である。この中に求めるものがないと
き「次画面」ボタンを押すことによって別の画面に切り
換わり、詳細な病名を入力することができる。図14は
本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例にお
ける口内炎等登録の画面表示の模式図である。ここで項
番71から87までの病名を登録できる。
【0078】図12に示すメニュー画面から「12 歯
肉炎など」を選択すると、歯肉炎関係の病名の画面が展
開し、詳細な病名を入力することができる。図15は本
発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例におけ
る歯肉炎等登録の画面表示の模式図である。項番51か
ら69を入力することにより、各種の歯肉炎様の病名が
登録できる。
【0079】図12に示すメニュー画面から「13 舌
炎など」を選択すると、舌炎関係の病名の画面が展開
し、詳細な病名を入力することができる。図16は本発
明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例における
舌炎等登録の画面表示の模式図である。項番11から2
2を入力することにより、各種の舌炎様の病名が登録出
来る。
【0080】図12に示すメニュー画面から「14 口
唇炎など」を選択すると、口唇炎関係の病名の画面が展
開し、詳細な病名を入力することができる。図17は本
発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例におけ
る口唇炎等登録の画面表示の模式図である。項番11か
ら20を入力することにより、各種の口唇炎様の病名が
登録できる。
【0081】図4の病名登録画面に戻り、「82 顎関
節疾患」を入力すると画面が展開し、詳細な病名を入力
することができる。図18は本発明の歯科診療支援方法
およびシステムの実施例における顎関節疾患登録の画面
表示の模式図である。
【0082】「83 偶発症・継発症など」を入力する
と画面が展開し、詳細な病名を入力することができる。
図19は本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例における偶発症等登録の画面表示の模式図である。
【0083】「84 手術病名」を入力すると画面が展
開し、詳細な病名を入力することができる。図20は本
発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例におけ
る手術病名登録の画面表示の模式図である。
【0084】「85 その他の口腔外科病名」を入力す
ると画面が展開し、メニューの中から必要なものを選択
するとそれに対応した病名画面が展開し、詳細な病名を
入力することができる。図21は本発明の歯科診療支援
方法およびシステムの実施例におけるその他の口腔外科
病名のメニュー画面表示の模式図である。
【0085】「86 病名未確定」を入力すると病名診
断支援システムが起動し、部位、症状などを入力してい
くことにより病名が確定される。病名診断支援システム
は、例えば部位や症状を入力すると該当する病名を提示
するようなもので、搭載することにより病名の決定に役
立つ。
【0086】「87 ダツリ・フテキ・ハセツ・修理」
を選択するとメニュー画面が展開し、メニューを選択す
ることによって、さらに詳細病名の画面が展開し、詳細
な病名を入力することができる。
【0087】「88 その他の病名」を入力すると詳細
病名の画面が展開し、詳細な病名を入力することができ
る。
【0088】「89 給付外診療」を入力すると画面が
展開し、修復物および材料を選択することができる。図
22は本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施
例における修復物および材料登録の画面表示の模式図で
ある。項番51から78を入力することにより、修復物
および材料が登録できる。さらに、項番により入力し、
修復物を指定すると病名が自動的に決定されるものもあ
る。1画面に表示しきれない場合は、次画面ボタンを押
すことによって別の画面が展開し、そこで入力すること
ができる。(図示は省略)
【0089】本発明の歯科診療支援方法およびシステム
の実施例は、日常の診療に存在しうる口腔内の所見およ
び病名を提示する手段および提示された所見および病名
から、患者の口腔内の所見および病名を選択決定して記
録する手段だけでなく、日常の診療において行われうる
処置項目を呈示し、呈示された処置項目から行う処置項
目を選択決定すると、処置項目とともに、治療方針、処
置、病名が決定、記録される手段、齲蝕症の状態と歯列
を呈示し、呈示事項から齲蝕症病名を選択決定すると、
病名とともに、治療方針や行う処置項目が決定、記録さ
れる手段を備えている。
【0090】また、病名登録画面(スタート画面)の
「69 併存処置」を入力すると併存処置画面に切り替
わる。図23は本発明の歯科診療支援方法およびシステ
ムの実施例における併存処置登録の画面表示の模式図で
ある。ここの併存処置では、日常の診療において行われ
うる処置項目を呈示し、呈示された処置項目から行う処
置項目を選択決定すると、処置項目とともに、治療方
針、処置、病名を決定、記録することができる。以下例
1から例15を挙げて併存処置について説明する。
【0091】(例1)「抜髄」を選択すると、処置とし
て「麻酔抜髄」を行い、病名は「C3 潰Pul」であ
るということになる。
【0092】(例2)「抜髄メタ」を選択すると、処置
として「麻酔抜髄」を行い、根充後にメタルコアを行う
ということであり、病名は自動的に「C3 潰Pul」
であるということになる。
【0093】(例3)「抜髄CK」を選択すると、処置
として「麻酔抜髄」を行い、根充後にCKを行うという
ことであり、病名は「C3 慢化Pul」であるという
ことになる。
【0094】(例4)「根治」を選択すると、処置とし
て「根治(感染根管処置)」を行い、病名は「C3
化Per」であるということになる。
【0095】(例5)「根治メタ」を選択すると、処置
として「根治(感染根管処置)」を行い、根充後に「メ
タルコア」を行うということであり、病名は「C3
化Per」であるということになる。
【0096】(例6)「根治CK」を選択すると、処置
として「根治(感染根管処置)」を行い、根充後にCK
を行うということであり、病名は「C3 慢化Per」
であるということになる。
【0097】(例7)「抜歯」を選択すると、P症I型
で該当するブロックの歯周外科手術と同時に抜歯を行う
ような計画書を作成するということになる。
【0098】(例8)「抜歯(前)」を選択すると、P
症I型で治療の最初に抜歯を行うような計画書を作成す
るということである。
【0099】例7、例8でいう計画書は、P症の治療に
際しての治療計画である。必要な所見、検査結果等をシ
ステムが要求する通り入力していくと、自動的にP症治
療計画書を生成するような、P症治療計画作成支援シス
テムを搭載しておき、「抜歯」を選択すると起動するよ
うに設定しておくとよい。
【0100】(例9)「ア充」を選択すると、処置とし
てア充を行うということであり、病名は自動的に
「C2」ということになる。
【0101】(例10)「CR充」を選択すると、処置
としてCR充を行うということであり、病名は自動的に
「C2」ということになる。
【0102】(例11)「CRインレー」を選択する
と、処置としてCRインレーを行うということであり、
病名は自動的に「C2」であるということになる。
【0103】(例12)「初期填塞」を選択すると、処
置としてホワイトシーラントなどの初期填塞を行うとい
うことであり、病名は「C1初」であるということにな
る。
【0104】(例13)「C1ア充」を選択すると、病
名は「C1」で処置としてア充を行うということにな
る。
【0105】(例14)「C1CR充」を選択すると、
病名は「C1」で処置としてCR充を行うということで
ある。
【0106】(例15)「FCK」を単独で選択する
と、病名は「C2」で歯冠修復としてFCKを行うとい
うことである。
【0107】本実施例においては、齲蝕症について、図
23に示す併存処置登録を行っている。本発明の歯科診
療支援方法およびシステムの多数歯処理は、病変部位が
歯に限定された病名の登録に特に適している。
【0108】そこで、本実施例では、齲蝕症のみを対象
とし、多数歯処理に適した併存処置登録の画面表示に、
多数歯処理の項目を設定している。「29 多数歯処
理」を入力すると、併存処置画面が繰り返し表示され、
入力要求を行う。また、多数歯処理を選択した場合、当
日の治療対象となる複数の歯について選択決定が終わる
と、すべての処置について、確認の必要な事項を一括し
て確認項目として提示する。図23中の「99 病名一
覧」を入力すると、図4の病名登録画面に復帰する。
【0109】図4の病名登録画面で残存歯式を入力し、
さらに「57 P」病名を入力するかあるいは図23の
併存処置画面の「口腔診査表」ボタンを押すと直ちに口
腔診査画面に切り替わる。その中の「齲蝕診査」を入力
すると齲蝕診査画面に切り替わる。図24は本発明の歯
科診療支援方法およびシステムの実施例における齲蝕診
査登録の画面表示の模式図であって上顎を示す。図25
は本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実施例に
おける齲蝕診査登録の画面表示の模式図であって下顎を
示す。
【0110】この齲蝕診査画面では、齲蝕症の状態と歯
列を呈示し、呈示事項から齲蝕症病名を選択決定する
と、病名とともに、治療方針や行う処置項目を決定、記
録することができる。それらの各タイプは病名に自動的
に連動する。このとき「生」を入力すると「潰Pu
l」、「失」を入力すると「慢化Per」になる。
【0111】
【発明の効果】上記のように本発明の歯科診療支援方法
は、患者の病名決定にあたり、病名等、病名に連動する
治療方針等、治療方針等に含まれる処置項目等の一覧を
呈示して順次、選択決定する方法を含み、新来患者のカ
ルテ準備から、問診、診査を経て得られる所見および病
名の決定、治療内容の確認、記録を一貫して処理するも
のである。このようにして得られるカルテ記録の内容
は、そのまま診療報酬の算定、会計等の事務処理に利用
することができる。
【0112】また、本発明の歯科診療支援システムは、
問診事項を入力して、カルテデータファイルを自動生成
する手段、口腔内の所見および病名を提示する手段、提
示された病名等から、患者の口腔内の病名等を選択決定
して記録する手段、記録した病名等に連係した診断、治
療方針等を提示する手段、提示された治療方針等から、
患者の治療方針等を選択決定して記録する手段、記録し
た治療方針等において基本処置項目と付随処置項目を提
示する手段、提示された基本処置項目と付随処置項目か
ら当日行う処置項目を選択決定して記録する手段、決
定、記録した処置項目に関する確認項目を提示し、確認
のための入力を要求する手段、当日分の処置終了時に、
確認済みの当日分までの処置項目について一覧をカルテ
記載の処置順序通りに提示する手段で構成されている。
【0113】そのため、複数の患者に対して異なった治
療を行い、あるいは、一人の患者に対して継続的に治療
を行うことが多い歯科医師の作業負担を軽減し、合理的
なカルテデータの記録、管理が可能となる。また、本発
明の歯科診療支援システムにおいて得られたデータは、
カルテデータとして記録され、診療報酬の算定、会計等
の事務処理を行う事務処理コンピュータシステムで利用
することができる。新来患者のカルテ生成から、治療終
了以後のカルテデータ管理までの一貫した自動化、事務
処理等との整合性を図ることができる。
【0114】また、病名等の決定においては、病名を選
択決定してから、順次、病名に連動する治療方針等、治
療方針等に含まれる処置項目等を選択決定する他に、呈
示された処置項目から行う処置項目を選択決定すると、
処置項目とともに、治療方針、処置、病名が決定、記録
される手段、あるいは、齲蝕症の状態と歯列を呈示し、
呈示事項から齲蝕症病名を選択決定すると、病名ととも
に、治療方針や行う処置項目が決定、記録される手段を
備えて、3通りの病名登録手段を切り換えて用いるもの
である。
【0115】3通りの病名登録手段を備えることによ
り、例えば、比較的多いC症等については、確実かつ簡
略に病名等から治療方針等を決定することができる。ま
た一方で、日常遭遇しうる約600病名を登録しておけ
ば、本発明の歯科診療支援システムにより、歯科診療の
ほとんど全般を支援することができる。一般的な病名等
に広く対応しつつ、操作の簡便性が図られている。
【0116】また、本発明の歯科診療支援システムに
は、多数歯処理を選択する手段を備えておき、複数の歯
について病名等、治療方針等、処置項目に決定したの
ち、決定、記録した処置項目に関する確認項目を提示
し、確認のための入力を要求する手段、当日分の処置終
了時に、確認済みの当日分の処置項目について一覧をカ
ルテ記載の処置順序通りに提示する手段を、記録したす
べての病名について動作させる。特に、一人の患者の一
回の診療において、複数の処置を並行し、継続的に治療
を行う場合に合理的な処置が可能となる。
【0117】提示された基本処置項目と付随処置項目か
ら当日行う処置項目を選択決定して記録する手段には、
選択決定された付随処置項目を基本処置項目に組み込む
処置項目パターン学習機能手段を備えることにより、シ
ステムがカスタマイズされ、各歯科医師に合わせた使い
やすいシステムが得られる。
【0118】本発明の歯科診療支援システムに、病名診
断支援システムを搭載すると、病名の決定に役立つ。こ
のように歯科診療支援方法およびシステムの手助けを得
て、順序正しいステップの下に行うことにより、的確に
病名を決定し、治療を行えば、適切な診断、検査の元に
定まった病名に対応し、治療方針や処置項目が合理的に
決定され、複数の処置が円滑に行われる理想的な歯科診
療を提供することができる等の効果がある。本発明の歯
科診療支援方法およびシステムは、歯科診療のみなら
ず、専門分野が特定化される医科診療科目に応用すれ
ば、同様の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯科診療支援システムにおける病名の
決定および治療を行う手順の大略を示すフロー図であ
る。
【図2】本発明の歯科診療支援システムにおける病名の
決定および治療を行う手順の大略を示すフロー図であ
る。
【図3】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例に用いる歯式入力の基礎となる画面表示の一例の様
式図を示す。
【図4】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例の口腔診査における病名登録の画面表示の模式図で
ある。
【図5】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例における病名登録の画面表示の模式図である。
【図6】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例における病名登録の画面表示の模式図である。
【図7】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例における齲蝕進行抑制登録の画面表示の模式図であ
る。
【図8】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例におけるC以外の硬組織疾患登録の画面表示の模式
図である。
【図9】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの実
施例における外傷登録の画面表示の模式図である。
【図10】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における感染症登録の画面表示の模式図である。
【図11】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における感染症登録の画面表示の模式図である。
【図12】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における粘膜疾患のメニュー画面表示の模式図で
ある。
【図13】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における口内炎等登録の画面表示の模式図であ
る。
【図14】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における口内炎等登録の画面表示の模式図であ
る。
【図15】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における歯肉炎等登録の画面表示の模式図であ
る。
【図16】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における舌炎等登録の画面表示の模式図である。
【図17】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における口唇炎等登録の画面表示の模式図であ
る。
【図18】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における顎関節疾患登録の画面表示の模式図であ
る。
【図19】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における偶発症等登録の画面表示の模式図であ
る。
【図20】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における手術病名登録の画面表示の模式図であ
る。
【図21】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例におけるその他の口腔外科病名のメニュー画面表
示の模式図である。
【図22】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における修復物および材料登録の画面表示の模式
図である。
【図23】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における併存処置登録の画面表示の模式図であ
る。
【図24】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における齲蝕診査登録の画面表示の模式図であ
る。
【図25】本発明の歯科診療支援方法およびシステムの
実施例における齲蝕診査登録の画面表示の模式図であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科診療支援システムにおいて、(1)
    新患、再来新患の受付時に得る問診事項を入力して、カ
    ルテデータファイルを自動生成する手段、(2)日常の
    診療に存在しうる口腔内の所見および病名を提示する手
    段、および、提示された所見および病名から、患者の口
    腔内の所見および病名を選択決定して記録する手段、
    (3)記録した所見および病名に連係した診断、治療方
    針、治療計画を提示する手段、および、提示された診
    断、治療方針、治療計画から、患者の診断、治療方針、
    治療計画を選択決定して記録する手段、(4)記録した
    診断、治療方針、治療計画において必ず行う基本処置項
    目と選択的に行う付随処置項目を提示する手段、およ
    び、提示された基本処置項目と付随処置項目から当日行
    う処置項目を選択決定して記録する手段、(5)決定、
    記録した処置項目に関する確認項目を提示し、確認のた
    めの入力を要求する手段、(6)当日分の処置終了時
    に、確認済みの当日分までの処置項目について一覧をカ
    ルテ記載の処置順序通りに提示する手段を備え、前記の
    (2)〜(4)の手段で構成される手段に、(A)日常
    の診療において行われうる処置項目を呈示し、呈示され
    た処置項目から行う処置項目を選択決定すると、処置項
    目とともに、治療方針、処置、病名が決定、記録される
    手段、(B)齲蝕症の状態と歯列を呈示し、呈示事項か
    ら齲蝕症病名を選択決定すると、病名とともに、治療方
    針や行う処置項目が決定、記録される手段を併設し、前
    記(2)〜(4)の手段で構成される手段と(A)の手
    段、(B)の手段を切り換える手段を備えることを特徴
    とする歯科診療支援システム。
  2. 【請求項2】 歯科診療支援システムにおいて、(1)
    新患、再来新患の受付時に得る問診事項を入力して、カ
    ルテデータファイルを自動生成する手段、(2)日常の
    診療に存在しうる口腔内の所見および病名を提示する手
    段、および、提示された所見および病名から、患者の口
    腔内の所見および病名を選択決定して記録する手段、
    (3)記録した所見および病名に連係した診断、治療方
    針、治療計画を提示する手段、および、提示された診
    断、治療方針、治療計画から、患者の診断、治療方針、
    治療計画を選択決定して記録する手段、(4)記録した
    診断、治療方針、治療計画において必ず行う基本処置項
    目と選択的に行う付随処置項目を提示する手段、およ
    び、提示された基本処置項目と付随処置項目から当日行
    う処置項目を選択決定して記録する手段、(5)決定、
    記録した処置項目に関する確認項目を提示し、確認のた
    めの入力を要求する手段、(6)当日分の処置終了時
    に、確認済みの当日分までの処置項目について一覧をカ
    ルテ記載の処置順序通りに提示する手段を備え、複数の
    歯について前記(2)〜(4)までの手段により、すべ
    ての病名について記録が済んだのち、前記(5)決定、
    記録した処置項目に関する確認項目を提示し、確認のた
    めの入力を要求する手段、前記(6)当日分の処置終了
    時に、確認済みの当日分の処置項目について一覧をカル
    テ記載の処置順序通りに提示する手段を、複数の歯につ
    いて記録したすべての病名について動作させる多数歯処
    理を選択する手段を備えることを特徴とする歯科診療支
    援システム。
  3. 【請求項3】 歯科診療支援システムにおいて、(1)
    新患、再来新患の受付時に得る問診事項を入力して、カ
    ルテデータファイルを自動生成する手段、(2)日常の
    診療に存在しうる口腔内の所見および病名を提示する手
    段、および、提示された所見および病名から、患者の口
    腔内の所見および病名を選択決定して記録する手段、
    (3)記録した所見および病名に連係した診断、治療方
    針、治療計画を提示する手段、および、提示された診
    断、治療方針、治療計画から、患者の診断、治療方針、
    治療計画を選択決定して記録する手段、(4)記録した
    診断、治療方針、治療計画において必ず行う基本処置項
    目と選択的に行う付随処置項目を提示する手段、およ
    び、提示された基本処置項目と付随処置項目から当日行
    う処置項目を選択決定して記録する手段、(5)決定、
    記録した処置項目に関する確認項目を提示し、確認のた
    めの入力を要求する手段、(6)当日分の処置終了時
    に、確認済みの当日分までの処置項目について一覧をカ
    ルテ記載の処置順序通りに提示する手段を備え、前記
    (2)〜(4)の手段で構成される手段と、(A)日常
    の診療において行われうる処置項目を呈示し、呈示され
    た処置項目から行う処置項目を選択決定すると、処置項
    目とともに、治療方針、処置、病名が決定、記録される
    手段、(B)齲蝕症の状態と歯列を呈示し、呈示事項か
    ら齲蝕症病名を選択決定すると、病名とともに、治療方
    針や行う処置項目が決定、記録される手段を併設し、前
    記(2)〜(4)の手段で構成される手段と(A)の手
    段、(B)の手段を切り換える手段を備え、複数の歯に
    ついて前記(2)〜(4)までの手段により、すべての
    病名について記録が済んだのち、前記(5)決定、記録
    した処置項目に関する確認項目を提示し、確認のための
    入力を要求する手段、前記(6)当日分の処置終了時
    に、確認済みの当日分の処置項目について一覧をカルテ
    記載の処置順序通りに提示する手段を、複数の歯につい
    て記録したすべての病名について動作させる多数歯処理
    を選択する手段を備えることを特徴とする歯科診療支援
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11345271A (ja) * 1998-03-30 1999-12-14 System Yoshii:Kk アンケ―トデ―タ処理システム
KR20020057094A (ko) * 2000-12-30 2002-07-11 윤기수 네트워크형 체어를 이용한 치과의 통합관리 방법 및 그시스템
JP2019080900A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 株式会社オプテック 歯科治療支援システム
KR20210075651A (ko) * 2019-12-13 2021-06-23 오스템임플란트 주식회사 처치정보 입력방법 및 이를 수행하는 치과 업무 관리장치

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