JPH09130086A - 部品載置用トレイ供給装置及び部品装着装置 - Google Patents

部品載置用トレイ供給装置及び部品装着装置

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JPH09130086A
JPH09130086A JP7283292A JP28329295A JPH09130086A JP H09130086 A JPH09130086 A JP H09130086A JP 7283292 A JP7283292 A JP 7283292A JP 28329295 A JP28329295 A JP 28329295A JP H09130086 A JPH09130086 A JP H09130086A
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JP
Japan
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tray
pallet
component
mounting
component mounting
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JP7283292A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Onuma
潔 大沼
Tsuneo Suzuki
常雄 鈴木
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一時的に部品を載置するためのステージを用い
ることなく部品を載置したトレイを供給できる部品載置
用トレイ供給装置を提供すること。 【解決手段】電子部品Gを載置したトレイTを供給する
部品載置用トレイ供給装置20において、トレイTを載
置する複数のトレイパレット100を上下方向に並べて
保持するとともに、複数のトレイパレット100のうち
所望のトレイパレット100を所定高さに位置決めする
トレイパレット昇降機構40と、上記所定高さに位置決
めされたトレイパレット100を水平方向に移送し、所
定位置に位置決めするトレイパレット移送機構50とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品等の小型
の部品が載置されたトレイを部品の種類等に応じてトレ
イを供給する部品載置用トレイ供給装置及び供給された
トレイから部品を基板に装着するための部品装着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数種類の電子部品をプリント
基板に実装するための電子部品実装装置に連続的に供給
する部品供給装置が用いられている。このような部品供
給装置として図6の(a)に示す部品供給装置10が用
いられている。なお、図6の(b)は、電子部品Gを複
数個並べて載置するトレイTを示している。
【0003】部品供給装置10は、トレイTを積み重ね
て収容するケースCを複数個支持するとともに、昇降さ
せる多段積みトレイ供給装置11と、この多段積みトレ
イ供給装置11により所定の高さに位置決めされたケー
スC内のトレイT上の電子部品Gを吸着保持し、後述す
るステージに移載する受渡ロボット12と、この受渡ロ
ボット12により移載された電子部品Gを一時的に載置
するステージ13とを備えている。なお、図中14は電
子部品実装装置(不図示)に組み込まれた装着ロボッ
ト、15は装着ロボット14を位置決めするロボットア
ームを示している。
【0004】このような部品供給装置10では、次のよ
うにしてトレイTに載置された電子部品Gを供給する。
すなわち、電子部品実装装置においてプリント基板に実
装するための電子部品Gを部品供給装置10に要求す
る。部品供給装置10では要求された電子部品Gを収容
するケースCが多段積みトレイ供給装置11により所定
の位置に位置決めされる。
【0005】次に受渡ロボット12のスライダ12aが
ガイド12b上をスライド移動し、ケースCに接近す
る。続いて、吸着ヘッド12cによってケースCに収容
されたトレイTのうち最上段のトレイTから電子部品G
を吸着保持する。
【0006】電子部品Gを吸着保持した吸着ヘッド12
cはスライダ12aによりステージ13側へ移送され
る。吸着ヘッド12cはステージ13上で電子部品Gの
吸着保持を解除し、ステージ13上に電子部品Gを載置
する。
【0007】一方、ステージ13上に載置された電子部
品Gは装着ロボット14により吸着保持され、ロボット
アーム15により搬送されてプリント基板(不図示)上
の所定位置に装着される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の部品供
給装置10では次のような問題があった。すなわち、多
段積みトレイ供給装置11に支持されたケースCから電
子部品実装装置の装着ロボット14に電子部品Gを受け
渡すための受渡ロボット12を用いている。この受渡ロ
ボット12を用いた場合には一時的に電子部品Gを載置
するためのステージ13が必要となる。しかしながら、
このようなステージ13に一時的に載置する場合には電
子部品Gがステージ13上に自立できる形状に形成され
ている必要があるため、電子部品Gが限定されるという
問題があった。
【0009】そこで本発明は、一時的に部品を載置する
ステージを用いることなく部品を載置したトレイを供給
できる部品載置用トレイ供給装置及びトレイ内の部品を
ステージに載置することなく基板に装着する部品実装装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、部品を
載置したトレイを供給する部品載置用トレイ供給装置に
おいて、上記トレイを載置する複数のトレイパレットを
積層して保持するとともに、上記複数のトレイパレット
のうち所望のトレイパレットを所定高さに位置決めする
トレイパレット昇降機構と、上記所定高さに位置決めさ
れたトレイパレットをトレイパレット積層方向と交差す
る方向に移送し、所定位置に位置決めするトレイパレッ
ト移送機構とを備えるようにした。
【0011】請求項2に記載された発明では、請求項1
に記載された発明において、上記トレイパレット昇降機
構は、上記複数のトレイパレットをそれぞれ保持する複
数のトレイセッタと、このトレイセッタをトレイパレッ
ト積層方向に移送するトレイエレベータとを備えている
ことが好ましい。
【0012】請求項3に記載された発明では、請求項1
に記載された発明において、上記トレイパレット移送機
構は、上記トレイパレットを保持する保持部と、この保
持部を水平方向に往復動させるトレイパレット駆動機構
とを備えていることが好ましい。
【0013】請求項4に記載された発明では、請求項1
に記載された発明において、上記所定位置に位置決めさ
れた上記トレイパレットに載置された上記トレイを上昇
させるトレイ上昇機構を備えていることが好ましい。
【0014】請求項5に記載された発明では、請求項1
に記載された発明において、上記部品が載置されていな
い上記トレイを排出する排出機構を備えていることが好
ましい。
【0015】請求項6に記載された発明では、請求項1
に記載された発明において、上記トレイパレットには上
記トレイの上記トレイパレットに対する相対移動を規制
する係合部が設けられていることが好ましい。
【0016】請求項7に記載された発明は、トレイに載
置された部品を基板に装着する部品装着装置において、
上記トレイを載置する複数のトレイパレットを積層して
保持するとともに、上記複数のトレイパレットのうち所
望のトレイパレットを所定高さに位置決めするトレイパ
レット昇降機構と、上記所定高さに位置決めされたトレ
イパレットをトレイパレット積層方向と交差する方向に
移送し、所定位置に位置決めするトレイパレット移送機
構と、このトレイパレット移送機構により上記所定位置
に位置決めされた上記トレイパレットに載置されたトレ
イから上記部品を移載し、上記基板に装着する装着機構
とを備えるようにした。
【0017】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、部
品を載置したトレイを供給する部品載置用トレイ供給装
置において、トレイパレット昇降機構によりトレイを載
置する複数のトレイパレットを積層して保持するととも
に、これら複数のトレイパレットのうち所望のトレイパ
レットを所定高さに位置決めし、トレイパレット移送機
構によりこのトレイパレットをトレイパレット積層方向
と交差する方向に移送し、所定位置に位置決めすること
によって、トレイを供給することができる。
【0018】請求項2に記載された発明では、トレイパ
レット昇降機構において、複数のトレイパレットをそれ
ぞれ保持する複数のトレイセッタをトレイパレット積層
方向に移送するトレイエレベータによりトレイパレット
を所定高さに位置決めすることができる。
【0019】請求項3に記載された発明では、トレイパ
レット移送機構において、トレイパレットを保持する保
持部を水平方向に往復動させるトレイパレット駆動機構
によりトレイパレットを所定位置に位置決めすることが
できる。
【0020】請求項4に記載された発明では、トレイ上
昇機構により所定位置に位置決めされたトレイパレット
に載置されたトレイを上昇させることによりトレイを適
当な高さ位置に位置決めすることができる。
【0021】請求項5に記載された発明では、排出機構
により部品が載置されていないトレイを排出することに
より部品が載置されているトレイを所定位置に位置決め
することができる。
【0022】請求項6に記載された発明では、トレイパ
レットにはトレイのトレイパレットに対する相対移動を
規制する係合部が設けられているので、トレイパレット
の移送に伴いトレイの位置ずれを防止できる。このた
め、トレイの位置を正確に位置決めすることができる。
【0023】請求項7に記載された発明では、トレイに
載置された部品を基板に装着する部品装着装置におい
て、トレイパレット昇降機構によりトレイを載置する複
数のトレイパレットを積層して保持するとともに、これ
ら複数のトレイパレットのうち所望のトレイパレットを
所定高さに位置決めし、トレイパレット移送機構により
このトレイパレットをトレイパレット積層方向と交差す
る方向に移送し、所定位置に位置決めすることによっ
て、トレイを供給することができる。さらに、所定位置
に位置決めされたトレイパレットに載置されたトレイか
ら装着機構により部品を移載し、基板に装着することが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
部品載置用トレイ供給装置20と、電子部品実装装置2
00と、これら部品載置用トレイ供給装置20及び電子
部品実装装置200を連係制御する制御部300を示す
図である。また、図2は部品載置用トレイ供給装置20
に用いられるトレイパレット100を示す斜視図、図3
はこのトレイパレット100にトレイTを載置した状態
を示す斜視図である。なお、図中Gは電子部品、Tは電
子部品を複数個並べて載置するトレイを示している。ま
た、図1中矢印XYZは互いに直交する三方向を示して
おり、内Z方向は鉛直方向を示している。
【0025】部品載置用トレイ供給装置20は、架台3
0と、この架台30の側部に取り付けられたトレイパレ
ット昇降機構40と、架台30の上部に取り付けられた
トレイパレット移送機構50と、架台30の上部に取り
付けられトレイTを昇降させるトレイ昇降機構60と、
空のトレイTを排出する空トレイ排出機構70と、トレ
イパレット昇降機構40からトレイ昇降機構60までト
レイTを載置したまま移動する複数のトレイパレット1
00とを備えている。
【0026】なお、部品載置用トレイ供給装置20は異
なる種類の電子部品G,G′,G″がそれぞれ載置され
たトレイT,T′,T″を保持し、必要に応じてトレイ
T,T′,T″供給することによって、電子部品G,
G′,G″を電子部品実装装置200に受け渡す機能を
有している。また、電子部品実装装置200は、供給さ
れたトレイT,T′,T″上から電子部品G,G′,
G″を吸着保持し、プリント基板(不図示)に実装する
機能を有している。
【0027】架台30は、枠状の台部31と、この台部
31の上部に取り付けられた平板状のテーブル32と、
このテーブル32上に立設された一対の壁部33a,3
3bと、この壁部33a,33bの間に渡された平板状
の平坦部34とを備えている。平坦部34には後述する
トレイ昇降機構60の支持棒62が通過可能な孔部34
aと、トレイTより大きい矩形状の開口部34bとが形
成されている。平坦部34の外縁部には枠部35a,3
5bが形成されている。なお、枠部35a,35b間は
トレイパレット100の図1中矢印Y方向に沿った辺と
同じ長さに形成されている。
【0028】トレイパレット昇降機構40は、架台30
に固定されたトレイエレベータ41を備えている。トレ
イエレベータ41は固定部42と、この固定部42に図
1中矢印Z方向に沿って往復動自在に取り付けられた移
動部43と、移動部43を駆動する駆動部(不図示)と
を備えている。移動部43には縦方向に複数のトレイセ
ッタ44が取り付けられている。トレイエレベータ41
は、移動部43を図1中矢印Z方向に沿って駆動するこ
とにより、トレイセッタ44を任意の高さ位置に位置決
めする機能を有している。
【0029】なお、トレイセッタ44は図1中二点鎖線
44′に示すようにトレイパレット100を補充する際
に、作業者がトレイパレット100をトレイセッタ44
上に載せやすいようにスライド移動できるように構成さ
れている。
【0030】トレイパレット移送機構50は、壁部33
aに図1中矢印X方向に沿って取り付けられた断面コの
字状の支持部51を備えている。支持部51の一方の端
部51aには駆動ローラ52a、他方の端部51bには
従動ローラ52bが取り付けられており、駆動ローラ5
2a及び従動ローラ52b間には無端ベルト53が掛け
渡されている。また、駆動ローラ52aは回転モータ5
4により回転駆動される。
【0031】支持部51の図1中上部には図1中矢印X
方向に沿ってガイド55が取り付けられている。また、
ガイド55には図1中矢印X方向に沿って往復動自在に
スライダ56が取り付けられている。なお、スライダ5
6には係合片56aが取り付けられ、この係合片56a
は上述した無端ベルト53に係合するように設けられて
いる。
【0032】スライダ56には図1中矢印Y方向に沿っ
てロボットアーム57が取り付けられている。さらに、
このロボットアーム57にはクランプ58が取り付けら
れ、後述するようなタイミングで所定高さ位置に位置決
めされたトレイセッタ44上のトレイパレット100の
端部を把持する機能を有している。
【0033】トレイ昇降機構60は、上述したテーブル
32と平坦部34との間に配置されており、図1中矢印
Z方向に沿って往復動自在に配置された昇降テーブル6
1と、この昇降テーブル61の上面四隅及び中央に取り
付けられた5本の支持棒62と、昇降テーブル61を駆
動する駆動機構63とを備えている。なお、5本の支持
棒62は昇降テーブル61が上昇すると、上述した平坦
部34の孔部34aから突出する如く形成されている。
【0034】空トレイ排出機構70は、壁部33bにそ
の基端が取り付けられたロボットアーム71を備えてい
る。ロボットアーム71は、図1中矢印Y方向に沿って
延設されたアーム72と、このアーム72に図1中矢印
Y方向に沿って往復動自在に支持されたスライダ73
と、このスライダ73に図1中矢印Z方向に沿って往復
動自在に支持されたバキュームチャック74とを備えて
いる。バキュームチャック74は後述するように電子部
品Gが載置されていない空のトレイTの上面を吸着し、
開口部34b内に排出する機能を有している。
【0035】トレイパレット100は、図2に示すよう
に矩形状の外皿部110と、この外皿部110に載置さ
れた矩形状の内皿部120とから形成されている。外皿
部110は、平板状の板部111と、この板部111の
外縁に形成された枠部112とを備えている。また、板
部111の四隅のうちの一つには断面L字状の位置決め
具113が立設されており、板部111の四隅及び中央
には孔部114が設けられている。さらに、板部111
には所定幅の長孔115,116が相直交する向きに設
けられており、それぞれに係合部115a,116aが
ねじ止めされている。
【0036】一方、内皿部120は、その外縁が上述し
た外皿部110の枠部112の内縁に嵌合する大きさに
形成された板状の板部121を備えている。板部121
には、上述した位置決め具113の断面と同一形状に形
成された位置決め孔122と、上述した長孔115,1
16と対向する位置にそれぞれ長孔123,124が設
けられている。なお、長孔123,124には上述した
外皿部110の係合部115a,116aが自在に通過
できる大きさに形成されている。
【0037】電子部品実装装置200は、電子部品Gの
上面を吸着保持するとともに、プリント基板に装着する
電子部品装着ヘッド210と、この電子部品装着ヘッド
210を位置決めするロボットアーム220とを備えて
いる。
【0038】制御部300は上述したように部品載置用
トレイ供給装置20と電子部品実装装置200を予め定
められたプログラムに基づいて連係制御し、電子部品
G,G′,G″をプリント基板に装着させる機能を有し
ている。
【0039】このように構成された部品載置用トレイ供
給装置20及び電子部品実装装置200では、次のよう
にして電子部品G,G′,G″をプリント基板に装着す
る。なお、図4の(a)〜(c)は部品載置用トレイ供
給装置20による部品載置用トレイ搬送工程におけるト
レイパレット100のそれぞれの位置を示す平面図、図
5は部品載置用トレイ供給装置20に組み込まれたトレ
イ昇降機構60によるトレイTの位置を示す側面図であ
る。
【0040】ここで、図3に示すように電子部品G,
G′,G″の供給に先立ち、準備段階としてトレイパレ
ット100とこのトレイパレット100と同様に形成さ
れたトレイパレット100′,100″を準備し、それ
ぞれにトレイT,T′,T″を載置する。トレイTを載
置する際に、外皿部110の係合部115a,116a
をトレイTの大きさに合わせてスライド移動させ、適当
な位置でねじ止め固定する。
【0041】次に内皿部120を重ね合わせる。このと
き、外皿部110の位置決め具113が内皿部120の
位置決め孔122に挿入されるようにする。これによ
り、外皿部110の係合部115a,116aが内皿部
120の長孔123,124を通過し、内皿部120上
に露出する。次に図3に示すように、電子部品Gが載置
された複数のトレイTを係合部115a,116a及び
位置決め具113により規制される範囲に積み重ねる。
【0042】同様にトレイパレット100′,100″
についてもトレイT′,T″の大きさ・形状に合わせて
係合部115a,116aをスライド移動させてねじ止
めする。
【0043】なお、積み重ねられたトレイT,T′,
T″は以下で行うトレイパレット100,100′,1
00″の昇降動作、搬送動作等においても、上述した規
制された範囲に止まりトレイパレット100,10
0′,100″に対する相対的な位置ずれが発生しな
い。
【0044】このようにしてトレイTを載置したトレイ
パレット100を図1に示すように引き出されたトレイ
セッタ44′上の所定位置に載置する。同様にして他の
トレイセッタ44にも他の種類の電子部品G′,G″を
載置したトレイパレット100′,100″を載置して
待機させる。
【0045】次に電子部品G,G′,G″の装着を行わ
せるために制御部300を作動させる。ここで、例えば
電子部品Gを最初に装着する場合について説明する。最
初にトレイパレット昇降機構40のトレイエレベータ4
1によりトレイパレット100を支持するトレイセッタ
44をロボットアーム57と同じ高さ位置に位置決めす
る。このとき、トレイパレット100は図4の(a)に
示す搬送開始位置αに位置することになる。
【0046】次に、クランプ58によりトレイパレット
100の端部を把持する。続いて、回転モータ54を駆
動し、無端ベルト53及び係合片56aを介してスライ
ダ56を図1中矢印X1方向に移動する。クランプ58
に把持されたトレイパレット100が図4の(b)に示
す受渡位置βに到達した時点で回転モータ54の駆動を
停止する。このとき、トレイパレット100に載置され
たトレイT上の電子部品Gの上面は図5の(a)に示す
ような待機高さH1に位置することになる。
【0047】ここで、トレイ昇降機構60の駆動機構6
3を作動させ、昇降テーブル61を図5の(b)中矢印
Z1方向に上昇させる。昇降テーブル61の上昇に伴
い、支持棒62が平坦部34の孔部34bから上方へ突
出する。さらに、支持棒62はトレイパレット100の
孔部114から上方へ突出し、内皿部120の板部12
1下面に突き当たる。そして、内皿部120全体が上昇
する。トレイTのうち最上位置のトレイTに載置された
電子部品Gの上面が所定高さHに達した時点で駆動機構
63の作動を停止する。
【0048】次に電子部品実装装置200のロボットア
ーム220により装着ヘッド210を所定高さHまで降
下させ、トレイT上の電子部品Gを吸着保持する。そし
て、プリント基板側へ移動し、実装を行う。同じ電子部
品Gをさらに装着する場合には同様にしてトレイTから
電子部品Gを吸着保持し、プリント基板に装着する。
【0049】また、他の種類の電子部品G′又はG″を
装着する場合には、駆動機構63を作動させて昇降テー
ブル61を降下させ、支持棒62を平坦部34下方に格
納する。すなわち、内皿部120が外皿110上に載置
された図5の(a)の状態とする。
【0050】この後、トレイパレット移送機構50によ
りトレイパレット100をトレイセッタ44上の搬送開
始位置αまで戻す。続いて、必要な電子部品G′又は
G″に対応するトレイセッタ44をトレイパレット昇降
機構40により図4の(a)に示す搬送開始位置αに位
置決めする。搬送開始位置αに位置決めされたトレイパ
レット100′又は100″をトレイパレット移送機構
50により受渡位置βに移送し、電子部品G′又はG″
を上述した電子部品Gと同様にしてプリント基板に装着
する。
【0051】なお、装着ヘッド210によりトレイTか
ら電子部品Gを吸着保持した時点で、電子部品Gがトレ
イT上から無くなった場合には、トレイパレット移送機
構50によりトレイパレット100を図4の(c)に示
す空トレイ排出位置γに移動する。
【0052】ここで、空トレイ排出機構70のバキュー
ムチャック74を降下させ、空のトレイTを吸着保持す
る。バキュームチャック74はトレイパレット100が
後述するように搬送開始位置α又は受渡位置βに移動し
た後、吸着保持を解除し、空のトレイを開口部34bに
落下させ、排出する。
【0053】ここで、続けてトレイパレット100上の
トレイTから電子部品Gをプリント基板に装着する場合
には、再度図4の(b)に示すように受渡位置βに移動
させ、上述したと同様にして電子部品Gを装着する。こ
のとき、トレイパレット100上の最上位置のトレイT
の上面の高さは空のトレイTを排出した関係でトレイT
1枚分低くなっている。そこで、図5の(c)に示すよ
うに昇降テーブル61を図5の(b)に比べてトレイT
一枚分だけ高い位置に位置決めする。これにより最上位
置のトレイTに載置された電子部品G上面の高さは所定
高さHとなる。したがって、トレイTから電子部品Gを
吸着保持する際に装着ヘッド210を所定高さHに位置
決めすることになる。同様にして装着ヘッド210によ
る電子部品Gを吸着する際に常に同じ所定高さHとなる
ように昇降テーブル61の高さの位置決めを行う。
【0054】一方、他の電子部品G′又はG″を装着す
る場合にはトレイパレット100をトレイセッタ44上
の搬送開始位置αに戻し、同様にして電子部品G′又は
G″を載置したトレイT′又はトレイT″を供給する。
【0055】上述したように本実施の形態に係る部品載
置用トレイ供給装置20では、一時的に電子部品Gを載
置するステージを用いることなく電子部品Gを載置した
トレイTを供給することができる。このため、電子部品
の形状がステージに自立できる形状でなくとも電子部品
を供給することができる。
【0056】また、トレイエレベータ41によりトレイ
パレット100を載置するトレイセッタ44を上下方向
に保持するようにしているので、限られた空間で多種類
又は多数の電子部品Gを保持することができる。したが
って、電子部品Gの補充をするために装置の作動を停止
する回数を減少させることができ、生産効率を向上させ
ることができる。
【0057】さらに、トレイパレット100には、係合
部115a,116a及び位置決め具113が設けられ
ているので、トレイパレット移送機構50による移送の
際にトレイTがトレイパレット100上において位置ず
れを起こすことがない。したがって、電子部品実装装置
200の装着ヘッド210が電子部品Gを吸着保持させ
る際に、ロボットアーム220による位置決めを予め定
められた電子部品Gの位置に基づいて行えばよい。すな
わち、実際の電子部品Gの位置を何らかの方法で検出し
てから位置決めを行うような制御は必要がなく、ロボッ
トアーム220の制御を単純化できる。
【0058】一方、装着ヘッド210に電子部品Gを吸
着保持させる際に、トレイ昇降機構60により電子部品
G上面の高さが一定の高さHとなるようにしているの
で、ロボットアーム220は装着ヘッド210を予め定
められた高さに位置決めすればよい。このため、ロボッ
トアーム220の制御を単純化できる。
【0059】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではない。すなわち上記実施の形態では、複
数種類の電子部品を供給できるようにしているが、すべ
て同一の種類の電子部品でもよい。また、部品は電子部
品に限られない。このほか本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載された発明では、部品を
載置したトレイを供給する部品載置用トレイ供給装置に
おいて、トレイパレット昇降機構によりトレイを載置す
る複数のトレイパレットを積層して保持するとともに、
これら複数のトレイパレットのうち所望のトレイパレッ
トを所定高さに位置決めし、トレイパレット移送機構に
よりこのトレイパレットをトレイパレット積層方向と交
差する方向に移送し、所定位置に位置決めすることによ
って、トレイを供給することができる。
【0061】請求項2に記載された発明では、トレイパ
レット昇降機構において、複数のトレイパレットをそれ
ぞれ保持する複数のトレイセッタをトレイパレット積層
方向に移送するトレイエレベータによりトレイパレット
を所定高さに位置決めすることができる。
【0062】請求項3に記載された発明では、トレイパ
レット移送機構において、トレイパレットを保持する保
持部を水平方向に往復動させるトレイパレット駆動機構
によりトレイパレットを所定位置に位置決めすることが
できる。
【0063】請求項4に記載された発明では、トレイ上
昇機構により所定位置に位置決めされたトレイパレット
に載置されたトレイを上昇させることによりトレイを適
当な高さ位置に位置決めすることができる。
【0064】請求項5に記載された発明では、排出機構
により部品が載置されていないトレイを排出することに
より部品が載置されているトレイを所定位置に位置決め
することができる。
【0065】請求項6に記載された発明では、トレイパ
レットにはトレイのトレイパレットに対する相対移動を
規制する係合部が設けられているので、トレイパレット
の移送に伴いトレイの位置ずれを防止できる。このた
め、トレイの位置を正確に位置決めすることができる。
【0066】請求項7に記載された発明では、トレイに
載置された部品を基板に装着する部品装着装置におい
て、トレイパレット昇降機構によりトレイを載置する複
数のトレイパレットを積層して保持するとともに、これ
ら複数のトレイパレットのうち所望のトレイパレットを
所定高さに位置決めし、トレイパレット移送機構により
このトレイパレットをトレイパレット積層方向と交差す
る方向に移送し、所定位置に位置決めすることによっ
て、トレイを供給することができる。さらに、所定位置
に位置決めされたトレイパレットに載置されたトレイか
ら装着機構により部品を移載し、基板に装着することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る部品載置用トレイ供
給装置を示す斜視図。
【図2】同装置に適用されるトレイパレットを示す斜視
図。
【図3】同トレイパレットにトレイが載置された状態を
示す斜視図。
【図4】同装置による部品載置用トレイ搬送工程におけ
るトレイパレットのそれぞれの位置を示す平面図であっ
て、(a)は搬送開始位置、(b)は受渡位置、(c)
は排出位置。
【図5】同装置に組み込まれたトレイ昇降機構によるト
レイの位置を示す側面図。
【図6】従来の部品載置用トレイ供給装置を示す斜視
図。
【符号の説明】
20…部品載置用トレイ供給装置 30…架台 40…トレイパレット昇降機構 41…トレイエレベータ 44…トレイセッタ 50…トレイパレット移送機構 58…クランプ 60…トレイ昇降機構 61…昇降テーブル 70…空トレイ排出機構 74…バキュームチャック 100,100′,100″…トレイパレット 110…外皿部 113…位置決め具 115a,116a…係合部 120…内皿部 200…電子部品実装装置 210…装着ヘッド 220…ロボットアーム 300…制御部 G,G′,G″…電子部品 T,T′,T″…トレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品を載置したトレイを供給する部品載置
    用トレイ供給装置において、 上記トレイを載置する複数のトレイパレットを積層して
    保持するとともに、上記複数のトレイパレットのうち所
    望のトレイパレットを所定高さに位置決めするトレイパ
    レット昇降機構と、 上記所定高さに位置決めされたトレイパレットをトレイ
    パレット積層方向と交差する方向に移送し、所定位置に
    位置決めするトレイパレット移送機構とを備えているこ
    とを特徴とする部品載置用トレイ供給装置。
  2. 【請求項2】上記トレイパレット昇降機構は、上記複数
    のトレイパレットをそれぞれ保持する複数のトレイセッ
    タと、このトレイセッタをトレイパレット積層方向に移
    送するトレイエレベータとを備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の部品載置用トレイ供給装置。
  3. 【請求項3】上記トレイパレット移送機構は、上記トレ
    イパレットを保持する保持部と、この保持部を水平方向
    に往復動させるトレイパレット駆動機構とを備えてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品載置用トレイ供
    給装置。
  4. 【請求項4】上記所定位置に位置決めされた上記トレイ
    パレットに載置された上記トレイを上昇させるトレイ上
    昇機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    部品載置用トレイ供給装置。
  5. 【請求項5】上記部品が載置されていない上記トレイを
    排出する排出機構を備えていることを特徴とする請求項
    1に記載の部品載置用トレイ供給装置。
  6. 【請求項6】上記トレイパレットには上記トレイの上記
    トレイパレットに対する相対移動を規制する係合部が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の部品載
    置用トレイ供給装置。
  7. 【請求項7】トレイに載置された部品を基板に装着する
    部品装着装置において、 上記トレイを載置する複数のトレイパレットを積層して
    保持するとともに、上記複数のトレイパレットのうち所
    望のトレイパレットを所定高さに位置決めするトレイパ
    レット昇降機構と、 上記所定高さに位置決めされたトレイパレットをトレイ
    パレット積層方向と交差する方向に移送し、所定位置に
    位置決めするトレイパレット移送機構と、 このトレイパレット移送機構により上記所定位置に位置
    決めされた上記トレイパレットに載置されたトレイから
    上記部品を移載し、上記基板に装着する装着機構とを備
    えていることを特徴とする部品装着装置。
JP7283292A 1995-10-31 1995-10-31 部品載置用トレイ供給装置及び部品装着装置 Pending JPH09130086A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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