JPH09130032A - はんだ付け装置及びはんだ付け方法 - Google Patents

はんだ付け装置及びはんだ付け方法

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Publication number
JPH09130032A
JPH09130032A JP7283293A JP28329395A JPH09130032A JP H09130032 A JPH09130032 A JP H09130032A JP 7283293 A JP7283293 A JP 7283293A JP 28329395 A JP28329395 A JP 28329395A JP H09130032 A JPH09130032 A JP H09130032A
Authority
JP
Japan
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pad
solder
light beam
preheating
soldering
Prior art date
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Pending
Application number
JP7283293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Onuma
潔 大沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7283293A priority Critical patent/JPH09130032A/ja
Publication of JPH09130032A publication Critical patent/JPH09130032A/ja
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント基板に電子部品をはんだ付けする場合
において、電子部品のリードピッチが狭かったり、プリ
ント基板が高密度実装基板であっても熟練を要すること
なくはんだ付けすることができるはんだ付け装置を提供
すること。 【解決手段】電子部品Qに設けられたリードQaをプリ
ント基板P上のパッドRにそれぞれはんだ付け接続する
はんだ付け装置10において、パッドPにクリーム状の
はんだを供給するはんだ供給機構120と、パッドRに
熱風を吹き付けて予熱する予熱機構130と、予熱機構
130において予熱されたパッドRに光ビームを照射し
て上記はんだを溶融するはんだ供給機構120とを具備
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品をプリン
ト基板にはんだ付け接合するはんだ付け装置及びはんだ
付け方法に関し、特に電子部品を後付けする場合に光ビ
ームを用いる非接触式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】既に電子部品等が実装されているプリン
ト基板に後工程においてさらに電子部品を後付けしよう
とする場合には、リフローはんだ付け等の一括方式のは
んだ付け接合を行うことができない。このため、作業者
がはんだごてを用いて手作業によって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の後工程
におけるはんだ付け作業は、狭リードピッチの電子部品
等では熟練を必要とし、またはんだごてが電子部品のリ
ード部に届かないような高密度実装基板でははんだ付け
を行うことができないという問題があった。
【0004】そこで本発明は、プリント基板に電子部品
をはんだ付けする場合において、電子部品のリードピッ
チが狭かったり、プリント基板が高密度実装基板であっ
ても熟練を要することなくはんだ付けすることができる
はんだ付け装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、電子部
品に設けられたリードをプリント基板上のパッドにそれ
ぞれはんだ付け接続するはんだ付け装置において、上記
パッドにクリーム状のはんだを供給するはんだ供給手段
と、上記パッドに熱風を吹き付けて予熱する予熱手段
と、この予熱手段において予熱された上記パッドに光ビ
ームを照射して上記はんだを溶融する溶融手段とを備え
るようにした。
【0006】請求項2に記載された発明は、電子部品に
設けられたリードをプリント基板上のパッドにはんだ付
け接続するはんだ付け装置において、上記パッドにクリ
ーム状のはんだを供給するはんだ供給手段と、このはん
だ供給手段により上記はんだが供給された上記パッドに
熱風を吹き付けて予熱する予熱手段と、上記パッドに光
ビームを照射し、上記はんだを溶融する光ビーム照射手
段と、上記はんだ供給手段、上記予熱手段及び上記光ビ
ーム照射手段のうち少なくとも上記予熱手段と上記光ビ
ーム照射手段を支持するヘッドと、上記パッド上方を上
記予熱手段、上記光ビーム照射手段の順で通過するよう
に上記ヘッドを駆動するヘッド駆動手段とを備えるよう
にした。
【0007】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載された発明において、上記ヘッドは上記光ビーム照
射手段をその焦点位置が上記パッド上となるように保持
したまま上記パッドへの光ビームの照射角度を調節自在
に支持していることが好ましい。
【0008】請求項4に記載された発明は、請求項2に
記載された発明において、上記ヘッドは、上記パッドを
撮像する撮像手段を備えていることが好ましい。請求項
5に記載された発明は、請求項4に記載された発明にお
いて、上記撮像手段は、入射する光の強度を調節する光
強度調節手段を備えていることが好ましい。
【0009】請求項6に記載された発明は、電子部品に
設けられたリードをプリント基板上のパッドにそれぞれ
はんだ付け接続するはんだ付け方法において、上記パッ
ドにクリーム状のはんだを供給するはんだ供給工程と、
上記パッドに熱風を吹き付けて予熱する予熱工程と、こ
の予熱工程において予熱された上記パッドに光ビームを
照射して上記はんだを溶融する工程とを具備するように
した。
【0010】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、電
子部品に設けられたリードをプリント基板上のパッドに
それぞれはんだ付け接続するはんだ付け装置において、
クリーム状のはんだが供給されたパッドに熱風を吹き付
けて予熱することで、はんだをパッド上に濡れ拡がりや
すくし、この状態で光ビームを照射するようにした。こ
のため、リードとパッドとのはんだ接合を確実に行うこ
とができるとともに、予熱されている分だけ光ビームの
出力を減少させることができる。
【0011】請求項2に記載された発明では、電子部品
に設けられたリードをプリント基板上のパッドにはんだ
付け接続するはんだ付け装置において、はんだを溶融す
る光ビーム照射手段及び予熱を行う予熱手段を支持する
ヘッドをクリーム状のはんだが供給されたパッド上方を
予熱手段、光ビーム照射手段の順で通過するように駆動
しているので、パッドに熱風を吹き付けて予熱すること
で、はんだをパッド上に濡れ拡がりやすくし、この状態
で光ビームを照射することができる。このため、リード
とパッドとのはんだ接合を確実に行うことができるとと
もに、予熱されている分だけ光ビームの出力を減少させ
ることができる。
【0012】請求項3に記載された発明では、ヘッドは
光ビーム照射手段をその焦点位置がパッド上となるよう
に保持したままパッドへの光ビームの照射角度を調節自
在に支持しているので、電子部品の形状などに応じて最
も適した角度位置からパッドに光ビームを照射すること
ができる。
【0013】請求項4に記載された発明では、ヘッド
は、パッドを撮像する撮像手段を備えているので、パッ
ドに光ビームを照射している状況やパッド上のはんだク
リーム塗布状況などを確認することができる。
【0014】請求項5に記載された発明では、撮像手段
は、入射する光の強度を調節する光強度調節手段を備え
ているので、光ビーム照射観察時とはんだクリーム塗布
状況観察時のように照度の差が激しい場合でも同一の撮
像手段を用いることができる。
【0015】請求項6に記載された発明では、電子部品
に設けられたリードをプリント基板上のパッドにそれぞ
れはんだ付け接続するはんだ付け方法において、クリー
ム状のはんだが供給されたパッドに熱風を吹き付けて予
熱することで、はんだをパッド上に濡れ拡がりやすく
し、この状態で光ビームを照射するようにした。このた
め、リードとパッドとのはんだ接合を確実に行うことが
できるとともに、予熱されている分だけ光ビームの出力
を減少させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
はんだ付け装置10を示す斜視図である。また、図2の
(a),(b)ははんだ付け装置10に組み込まれた装
着ヘッド100を示す図であり、図3は装着ヘッド10
0のヘッドベース110を示す平面図である。なお、図
1中矢印XYZは互いに直交する三方向を示しており、
矢印Zは鉛直方向を示している。また、図中QはQFP
(Quad Flat Package)等の電子部
品、Qaは電子部品Qのリード線、Pはプリント基板、
Rはプリント基板P上に設けられたパッドを示してい
る。
【0017】はんだ付け装置10は、図1に示すように
架台11と、この架台11に支持されたX軸ロボット2
0と、架台11に支持されたY軸ロボット30とを備え
ている。
【0018】X軸ロボット20は、架台11に取り付け
られた支持台21と、この支持台21に図1中矢印X方
向に沿って取り付けられたX軸ガイド22と、このX軸
ガイド22に図1中矢印X方向に沿って往復動自在に案
内されたX軸スライダ23と、このX軸スライダ23に
支持され図1中矢印Z方向の回転軸を有し、図1中矢印
r方向に回転する回転部24とを備えている。回転部2
4内にはパルスモータが設けられている。なお、回転部
24の下端には後述する装着ヘッド100が取り付けら
れている。
【0019】Y軸ロボット30は、架台11に取り付け
られ図1中矢印Y方向に沿って取り付けられたY軸ガイ
ド31と、このY軸ガイド31に図1中矢印Y方向に沿
って往復動自在に案内されたテーブル32とを備えてい
る。
【0020】装着ヘッド100は、図2の(a),
(b)に示すように、上述した回転部24の回転軸に固
定されたヘッドベース110と、はんだ供給機構120
と、予熱機構130と、光ビーム照射機構140と、撮
像機構150とを備えている。
【0021】ヘッドベース110は、水平に配置された
ベース基部111と、このベース基部111に垂直に取
り付けられたベース垂直部112とを備えている。ベー
ス垂直部112には中心位置を後述する焦点位置Fとす
る円弧状のガイド孔113a,113bが形成されてい
る。
【0022】ガイド孔113a,113bには、図3に
示すようにクランプ機構114が取り付けられている。
クランプ機構114は、ガイド孔113a,113bに
沿って往復動自在にガイドされるクランプ本体114a
と、このクランプ本体114aに脱着自在に取り付けら
れたクランプ取付部114bとから構成されている。さ
らに、クランプ取付部114bには後述するCCDカメ
ラ151が取り付けられている。また、クランプ本体1
14aとクランプ取付部114bとの間には後述する集
光レンズ141が挟持されている。
【0023】はんだ供給機構120は、上述したベース
基部111に取り付けられたガイド部121と、このガ
イド部121に図2中矢印Z方向に沿って往復動自在に
取り付けられたスライダ122と、このスライダ122
に取り付けられたはんだ供給シリンジ123と、ベース
基部111に取り付けられたシリンダ124とを備えて
いる。なお、スライダ122には係合部122aが設け
られており、シリンダ124のロッド124aの伸長時
に当接するような関係に配置されている。
【0024】シリンジ123にははんだクリーム供給部
125からクリーム状のはんだSが連続的に供給される
とともに、後述するタイミングで所定量のはんだSを射
出する機能を有している。
【0025】予熱機構130は、ベース基部111に取
り付けられたエアノズル131と、このエアノズル13
1に熱風を供給する熱風供給部132とを備えている。
なお、エアノズル131は後述するタイミングで所定温
度の熱風を噴出する機能を有している。また、エアノズ
ル131による熱風の噴出位置Aは後述するように光ビ
ームBの焦点位置Fに対して5mmずれた位置に設定さ
れている。
【0026】光ビーム照射機構140は、上述したよう
にクランプ本体114a及びクランプ取付部114bに
より挟持された集光レンズ141と、この集光レンズ1
41に光エネルギを供給する光源142と、光源142
と集光レンズ141とを接続する光ファイバケーブル1
43とを備えている。
【0027】なお、集光レンズ141は図2中Fで示す
焦点位置を有しており、クランプ本体114aをガイド
孔113a,113bに沿って最大移動させた場合でも
図4に示すように集光レンズ141の焦点位置Fは同一
位置に維持される。
【0028】撮像機構150は、クランプ取付部114
bに取り付けられたCCDカメラ151と、このCCD
カメラ151の前面に配置され光強度を調節するNDフ
ィルタ製の開閉シャッタ(光強度調節手段)152と、
CCDカメラ151及び開閉シャッタ152に接続され
たカメラ制御部153と、このカメラ制御部153に接
続されCCDカメラ151の撮像した画像を表示するモ
ニタ(不図示)とを備えている。なお、CCDカメラ1
51の撮像範囲は上述した集光レンズの焦点位置F周辺
である。
【0029】なお、図5の(a)はプリント基板P上に
形成されたパッドRを示している。パッドRは矩形状に
配置され、四辺に対応する位置にはそれぞれパッドR1
1〜R1n,R21〜R2n,R31〜R3n,R41
〜R4nが配置されている。また、図5の(b)はこの
パッドR上に電子部品Qを載置した状態を示している。
なお、図中Sははんだを示している。
【0030】このように構成されたはんだ付け装置10
では、次のようにして電子部品Qをプリント基板Pには
んだ付けする。すなわち、予め他の複数の電子部品が実
装されているプリント基板Pをテーブル32上に載置す
る。
【0031】次にテーブル32に載せられたプリント基
板Pに対して、装着ヘッド100に搭載されたシリンジ
123によってはんだSの塗布を開始する。これが終了
した時点でプリント基板Pをテーブル32上から取り外
す。次に、電子部品Qをプリント基板P上の所定位置に
載せる。
【0032】再度、プリント基板Pをテーブル32上に
載置する。はんだ付け装置10にはんだ付け開始を指令
することにより、予め設定されたプログラムに基づき、
装着ヘッド100がパッドRの四隅のうち一つに位置す
るパッドR11近傍に位置決めされるようにX軸ロボッ
ト20及びY軸ロボット30を作動する。なお、以下の
説明中において、装着ヘッド100の図中矢印X方向及
びY方向に沿っての移動は全てX軸ロボット20及びY
軸ロボット30の作動により生ずる装着ヘッド100の
プリント基板Pに対しての相対的移動である。したがっ
て、説明を簡単にするためにX軸ロボット20及びY軸
ロボット30の作動に代えて装着ヘッド100の移動と
して説明する。
【0033】最初に、回転部24を回転させてエアノズ
ル131と集光レンズ141とが図6に示すような位置
関係、すなわちエアノズル131の噴出位置Aが集光レ
ンズ141の焦点位置Fより図中αで示すように5mm
程度装着ヘッド100の移動方向において先になるよう
な状態で待機する。
【0034】次に、予熱機構130,光ビーム照射機構
140及び撮像機構150を作動させる。このとき、予
め撮像機構150の開閉シャッタ152は閉じた状態と
する。エアノズル131から熱風を噴出位置Aに向けて
噴出するとともに、光ビーム照射機構140の集光レン
ズ141により焦点位置Fに光ビームBを照射する。同
時に焦点位置F付近を撮像機構150のCCDカメラ1
51により撮像する。一方、装着ヘッド100はパッド
R11からパッドR1nにむけて移動開始する。
【0035】装着ヘッド100の移動によりパッドR1
1には最初に熱風が吹き付けられる。これにより、パッ
ドR11の温度が上昇する。続いて、光ビームBが照射
されパッドR11及びはんだSが所定温度まで加熱され
はんだSがパッドR11上を濡れ拡がる。光ビームBの
照射が次のパッドR12に移動し、所定時間が経過する
とはんだSの温度が低下し、はんだSが凝固することに
よってリードQaとパッドR11が接合される。
【0036】同様にしてパッドR12〜R1nにも順次
熱風が吹き付けられた後、光ビームBが照射されてリー
ドQaが接合される。装着ヘッド100がR1nに達し
た時点で回転部24により装着ヘッド100が90°回
転させる。なお、この場合の回転方向は次のパッドR2
1〜R2nにおいて、エアノズル131の噴出位置Aが
集光レンズ141の焦点位置Fより先になるような状態
とする。そして、パッドR21からパッドR2nに向け
て移動させ、はんだ付け接合を行う。
【0037】さらに、パッドR2nに達した時点で装着
ヘッド100を90°回転させる。続いてパッドR31
からパッドR3nに向けて移動させ、はんだ付け接合を
行う。同様に、パッドR3nに達した時点で装着ヘッド
100を90°回転させた後、パッドR41からパッド
R4nに向けて移動させ、はんだ付け接合を行う。パッ
ドR4nのはんだ付け接合が終わった時点で装着ヘッド
100をプリント基板Pから離し、はんだ付けを終了す
る。
【0038】なお、これら一連の熱風の吹き付けと光ビ
ームB照射によるはんだ付け接合の様子は、CCDカメ
ラ151により撮像され、モニタに表示される。したが
って、作業者はモニタに表示されるはんだ付け接合の様
子を観察することが可能である。
【0039】一方、図7および図8の(a),(b)に
示すように電子部品Qの種類によって形状が異なる。こ
のため、図7に示すような場合には集光レンズ141の
向きを調節する必要はないが、図8の(a)に示すよう
な場合には電子部品Qの本体光ビームBに干渉する。し
たがって、図8の(b)に示すように、集光レンズ14
1を傾斜させてベース垂直部113に固定し、同様にし
てはんだ付け接合を行うようにすればよい。
【0040】上述したように本実施の形態に係るはんだ
付け装置10では、はんだSを溶融する光ビーム照射機
構140及び予熱を行う予熱機構130を支持する装着
ヘッド100をクリーム状のはんだSが供給されたパッ
ドR上を予熱機構130、光ビーム照射機構140の順
で通過するように駆動している。このため、パッドRは
熱風により予熱され、はんだSをパッド上に濡れ拡がり
やすくされた後、光ビームBが照射される。このため、
リードQaとパッドRとのはんだ接合を確実に行うこと
ができるとともに、予熱されている分だけ光ビームBの
出力を減少させることができる。
【0041】また、装着ヘッド100は、パッドRを撮
像する撮像機構150を備えているので、パッドRに光
ビームBを照射している状況やパッドR上のはんだSの
塗布状況などを確認することができる。
【0042】さらに、撮像機構150は、入射する光の
強度を調節する開閉シャッタ152を備えているので、
光ビーム照射観察時とはんだSの塗布状況観察時のよう
に照度の差が激しい場合でも光強度を調節することがで
き、同一のCCDカメラ151を用いることができる。
【0043】一方、装着ヘッド100は光ビーム照射機
構140をその焦点位置がパッドR上となるように保持
したままパッドRへの光ビームBの照射角度を調節自在
に支持しているので、電子部品Qの形状などに応じて最
も適した角度位置からパッドRに光ビームBを照射する
ことができる。
【0044】なお、装着ヘッド100の動作を予め記憶
されたプログラムに基づいて行うのではなく、実際のプ
リント基板PのパッドRの位置に合わせてティーチング
を行うこともできる。この場合には、開閉シャッタ15
2を開けてCCDカメラ151でビーム照射位置とはん
だSの塗布位置とを確認しながら装着ヘッド100をパ
ッドRに沿って動作させる。この場合の光源142から
の出力を減少させることで光ビームBを照明として使用
できる。
【0045】上述したように本実施の形態に係るはんだ
付け装置10では、熟練を必要することなく、またはん
だごての届かないような高密度実装基板に電子部品をは
んだ付け接合することができる。
【0046】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではない。すなわち上記実施の形態では、電
子部品としてQFPについて説明したが、SOP(Sm
all Outline Package)やコネクタ
等の他の電子部品でもよい。このほか本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載された発明では、電子部
品に設けられたリードをプリント基板上のパッドにそれ
ぞれはんだ付け接続するはんだ付け装置において、クリ
ーム状のはんだが供給されたパッドに熱風を吹き付けて
予熱することで、はんだをパッド上に濡れ拡がりやすく
し、この状態で光ビームを照射するようにした。このた
め、リードとパッドとのはんだ接合を確実に行うことが
できるとともに、予熱されている分だけ光ビームの出力
を減少させることができる。
【0048】請求項2に記載された発明では、電子部品
に設けられたリードをプリント基板上のパッドにはんだ
付け接続するはんだ付け装置において、はんだを溶融す
る光ビーム照射手段及び予熱を行う予熱手段を支持する
装着ヘッドをクリーム状のはんだが供給されたパッド上
方を予熱手段、光ビーム照射手段の順で通過するように
駆動しているので、パッドに熱風を吹き付けて予熱する
ことで、はんだをパッド上に濡れ拡がりやすくし、この
状態で光ビームを照射することができる。このため、リ
ードとパッドとのはんだ接合を確実に行うことができる
とともに、予熱されている分だけ光ビームの出力を減少
させることができる。
【0049】請求項3に記載された発明では、ヘッドは
光ビーム照射手段をその焦点位置がパッド上となるよう
に保持したままパッドへの光ビームの照射角度を調節自
在に支持しているので、電子部品の形状などに応じて最
も適した角度位置からパッドに光ビームを照射すること
ができる。
【0050】請求項4に記載された発明では、ヘッド
は、パッドを撮像する撮像手段を備えているので、パッ
ドに光ビームを照射している状況やパッド上のはんだク
リーム塗布状況などを確認することができる。
【0051】請求項5に記載された発明では、撮像手段
は、入射する光の強度を調節する光強度調節手段を備え
ているので、光ビーム照射観察時とはんだクリーム塗布
状況観察時のように照度の差が激しい場合でも同一の撮
像手段を用いることができる。
【0052】請求項6に記載された発明では、電子部品
に設けられたリードをプリント基板上のパッドにそれぞ
れはんだ付け接続するはんだ付け方法において、クリー
ム状のはんだが供給されたパッドに熱風を吹き付けて予
熱することで、はんだをパッド上に濡れ拡がりやすく
し、この状態で光ビームを照射するようにした。このた
め、リードとパッドとのはんだ接合を確実に行うことが
できるとともに、予熱されている分だけ光ビームの出力
を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るはんだ付け装置を示
す斜視図。
【図2】同装置に組込まれた装着ヘッドを示す図であっ
て、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図3】同装着ヘッドのヘッドベースを示す平面図。
【図4】同装着ヘッドに組み込まれた集光レンズを傾け
て固定した状態を示す正面図。
【図5】プリント基板に形成されたパッドを示す平面
図。
【図6】同装置ヘッドとパッドとの位置関係を示す側面
図。
【図7】集光レンズとパッドとの位置関係の例を示す
図。
【図8】集光レンズとパッドとの位置関係の別の例を示
す図。
【符号の説明】
10…はんだ付け装置 20…X軸ロボット 30…Y軸ロボット 100…装着ヘッド 110…ヘッドベース 120…はんだ供給機構 123…シリンジ 130…予熱機構 131…エアノズル 140…光ビーム照射機構 141…集光レンズ 150…撮像機構 151…CCDカメラ 152…開閉シャッタ Q…電子部品 Qa…リード線 P…プリント基板 S…はんだ R…パッド B…光ビーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品に設けられたリードをプリント基
    板上のパッドにそれぞれはんだ付け接続するはんだ付け
    装置において、 上記パッドにクリーム状のはんだを供給するはんだ供給
    手段と、 上記パッドに熱風を吹き付けて予熱する予熱手段と、 この予熱手段において予熱された上記パッドに光ビーム
    を照射して上記はんだを溶融する溶融手段とを具備する
    ことを特徴とするはんだ付け装置。
  2. 【請求項2】電子部品に設けられたリードをプリント基
    板上のパッドにはんだ付け接続するはんだ付け装置にお
    いて、 上記パッドにクリーム状のはんだを供給するはんだ供給
    手段と、 このはんだ供給手段により上記はんだが供給された上記
    パッドに熱風を吹き付けて予熱する予熱手段と、 上記パッドに光ビームを照射し、上記はんだを溶融する
    光ビーム照射手段と、 上記はんだ供給手段、上記予熱手段及び上記光ビーム照
    射手段のうち少なくとも上記予熱手段と上記光ビーム照
    射手段を支持するヘッドと、 上記パッド上方を上記予熱手段、上記光ビーム照射手段
    の順で通過するように上記ヘッドを駆動するヘッド駆動
    手段とを備えていることを特徴とするはんだ付け装置。
  3. 【請求項3】上記ヘッドは上記光ビーム照射手段をその
    焦点位置が上記パッド上となるように保持したまま上記
    パッドへの光ビームの照射角度を調節自在に支持してい
    ることを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け装置。
  4. 【請求項4】上記ヘッドは、上記パッドを撮像する撮像
    手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のは
    んだ付け装置。
  5. 【請求項5】上記撮像手段は、入射する光の強度を調節
    する光強度調節手段を備えていることを特徴とする請求
    項4に記載のはんだ付け装置。
  6. 【請求項6】電子部品に設けられたリードをプリント基
    板上のパッドにそれぞれはんだ付け接続するはんだ付け
    方法において、 上記パッドにクリーム状のはんだを供給するはんだ供給
    工程と、 上記パッドに熱風を吹き付けて予熱する予熱工程と、 この予熱工程において予熱された上記パッドに光ビーム
    を照射して上記はんだを溶融する工程とを具備すること
    を特徴とするはんだ付け方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017034153A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 富士電機株式会社 部品実装装置
CN106513893A (zh) * 2016-12-30 2017-03-22 中源智人科技(深圳)股份有限公司 带有预热装置的激光焊锡机构及使用该焊锡机构的工艺
CN117862762A (zh) * 2024-03-12 2024-04-12 潍坊鑫恒钢结构工程有限公司 一种预制钢结构用焊接装置

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