JPH09126632A - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

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Publication number
JPH09126632A
JPH09126632A JP28407195A JP28407195A JPH09126632A JP H09126632 A JPH09126632 A JP H09126632A JP 28407195 A JP28407195 A JP 28407195A JP 28407195 A JP28407195 A JP 28407195A JP H09126632 A JPH09126632 A JP H09126632A
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JP
Japan
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storage chamber
blower
cooler
cooling operation
refrigerant
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Application number
JP28407195A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Shintani
和久 新谷
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪条件下においても、チョコレートなどの表
面への結露を効果的に防止することができる低温ショー
ケースを提供する。 【解決手段】 低温ショーケース1は、冷却器13Dと
熱交換した冷気を送風機FM2によって貯蔵室2B内に
循環して成るものであって、貯蔵室2B内の温度に基づ
いて冷却器13Dへの冷媒循環を制御し、冷却運転と非
冷却運転とを実行する制御装置と、貯蔵室2B内を加熱
する加熱ヒーターWとを備えており、制御装置は非冷却
運転中送風機FM2を停止させ、且つ、加熱ヒーターW
を発熱させると共に、冷却運転の開始時、所定の遅延期
間が経過した後、送風機FM2の運転を開始し、且つ、
加熱ヒーターWの発熱を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却器と熱交換し
た冷気を送風機により貯蔵室内に循環して成る低温ショ
ーケースであって、特に、洋菓子やチョコレートなどの
商品の陳列保存に好適なものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種低温ショーケース、特に洋菓
子(ケーキ)やチョコレートなどの商品を冷却しながら
陳列する所謂対面型と称される低温ショーケースは、例
えば特開平3−75478号公報(F25D23/0
0)に示されるように、前面に透明ガラスを備え、後面
には複数枚の引き戸式扉を設けて貯蔵室を開閉自在に閉
塞している。この貯蔵室の下方には冷却器と送風機が設
けられ、後面の扉側の貯蔵室下部より貯蔵室内に冷気を
吐出し、貯蔵室内を循環させて冷却した後、前面の透明
ガラス側から冷気を吸い込む構成とされていた。
【0003】また、ケーキなどの洋菓子においては、表
面の乾燥を防ぐために貯蔵室内を高湿度に維持する必要
があるが、チョコレートなどの如く表面が硬質のもので
は、循環冷気中の湿気がチョコレート表面にて結露し、
品質を劣化させてしまう問題がある。そこで、従来は貯
蔵室内が所定の下限温度に達して冷却器への冷媒循環が
停止している期間は送風機を停止させたり、貯蔵室内が
所定の上限温度に達して冷却器への冷媒循環を再開した
後、所定期間遅延して送風機の運転を開始するなどの対
処を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】係る方式によれば、冷
却器に付着した水分の貯蔵室への分散が抑制されるた
め、チョコレート表面への結露も低減されることが期待
できるが、夏場などに高温多湿となる悪条件下において
は、どうしてもチョコレート表面への結露を防ぎ切れな
くなる問題があった。
【0005】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、悪条件下においても、チョ
コレートなどの表面への結露を効果的に防止することが
できる低温ショーケースを提供することを目的とする。
また、本発明のもう一つの目的はこれに加えて、洋菓子
などの高湿度を要求される商品の保存と、チョコレート
などの結露を嫌う商品の保存を同一の貯蔵室にて切り換
えて達成することができるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の低温シ
ョーケースは、冷却器と熱交換した冷気を送風機によっ
て貯蔵室内に循環して成るものであって、貯蔵室内の温
度に基づいて冷却器への冷媒循環を制御し、冷却運転と
非冷却運転とを実行する制御装置と、貯蔵室内を加熱す
る加熱装置とを備えており、制御装置は非冷却運転中送
風機を停止させ、且つ、加熱装置を発熱させると共に、
冷却運転の開始時、所定の遅延期間が経過した後、送風
機の運転を開始し、且つ、加熱装置の発熱を停止させる
ものである。
【0007】係る構成によれば、非冷却運転中送風機は
停止し、且つ、冷却運転の開始時は所定の遅延期間経過
後に送風機の運転を開始するので、冷却器に付着した水
分が送風機によって貯蔵室内に分散される不都合が防止
若しくは著しく抑制される。また、係る送風機が停止し
ている間、加熱装置が発熱して貯蔵室内を加熱するの
で、貯蔵室内空気は乾燥する。
【0008】従って、悪条件下においてもチョコレート
などの商品表面への結露が効果的に防止され、結露によ
る品質の劣化を有効に解消することが可能となる。請求
項2の発明の低温ショーケースは、冷却器と熱交換した
冷気を送風機によって貯蔵室内に循環して成るものであ
って、貯蔵室内の温度に基づいて冷却器への冷媒循環を
制御し、冷却運転と非冷却運転とを実行する制御装置
と、貯蔵室内を加熱する加熱装置とを備えており、冷却
器は冷媒回路に並列接続された第1及び第2の冷却器か
ら成り、第1の運転モードにおいて、制御装置は両冷却
器に所定期間毎に冷媒を交互に循環させ、第2の運転モ
ードにおいては、制御装置は一方の冷却器のみに冷媒を
循環させると共に、この第2の運転モードでは非冷却運
転中前記送風機を停止させ、且つ、加熱装置を発熱さ
せ、冷却運転の開始時、所定の遅延期間が経過した後、
送風機の運転を開始し、且つ、加熱装置の発熱を停止さ
せるものである。
【0009】係る構成によれば、請求項1の発明に加え
て第1の運転モードにおいては、冷媒循環が停止中の冷
却器に付着した水分を送風機によって貯蔵室内に分散さ
せ、高湿度を維持することが可能となると共に、第2の
運転モードにおいては係る水分の分散を阻止し、且つ、
加熱装置によって貯蔵室内を乾燥させることができる。
【0010】従って、同一の貯蔵室を、洋菓子などの高
湿環境を好む商品の陳列保存と、チョコレートなどの結
露を嫌う商品の陳列保存とに切換使用することができる
ようになり、利便性に富んだものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の低温ショーケース1の
正面図、図2は低温ショーケース1の縦断側面図、図3
は低温ショーケース1の冷媒回路図、図4は本発明の低
温ショーケース1の制御装置Cの電気回路図である。
【0012】実施例の低温ショーケース1は、洋菓子
(ケーキ)やチョコレートなどの商品を冷却しながら陳
列販売する所謂対面型の低温ショーケースであり、上面
に開口した容器状の断熱壁3と、この断熱壁3の後端に
立設された支柱4、4と、この支柱4、4の上端に取り
付けられた天壁6と、この天壁6の前端及び断熱壁3の
前端間を結んで取り付けられた前面の透明ガラス7と、
図示しない側面ガラスと、中央に取り付けられて内部を
左右に仕切る透明ガラス製の仕切板8とから後方に開放
した第1の貯蔵室2Aと第2の貯蔵室2Bとを画成して
いる。
【0013】尚、図2はこの第2の貯蔵室2B部分の断
面図であり、構造的には第1の貯蔵室2Aも同様である
ので、以下の構造説明は第2の貯蔵室2Bについてのみ
述べる。即ち、貯蔵室2Bの後面開口は引き戸式ガラス
扉9・・によって開閉自在に閉塞されており、断熱壁3
の上面には間隔を存して貯蔵室2Bの底板11が設けら
れている。この底板11と断熱壁3間には冷却室12が
構成され、この冷却室12内には第1の冷却器13Cと
第2の冷却器13Dが上下に積層設置されると共に、そ
の前側に送風機FM2が配設されている。尚、第1の貯
蔵室2Aの第1の冷却器は13A、第2の冷却器は13
Bとし、送風機はFM1とする。
【0014】そして、底板11の後側には扉9の下端内
側に位置して吐出口16が形成され、底板11の前側に
は透明ガラス7の下端内側に位置して吸込口17が形成
されている。また、貯蔵室2B内には前記支柱4、4に
複数段の棚26、26が架設されており、天壁6前部及
び各棚26、26下面には蛍光灯27・・がそれぞれ取
り付けられている。
【0015】次に、図3の冷媒回路において、21は別
置された冷凍機であり、この冷凍機21は圧縮機22、
凝縮器23などから構成されている。そして、凝縮器2
3は圧縮機22の吐出側に接続されると共に、凝縮器2
3の出口側と圧縮機22の吸込側との間には、前記各貯
蔵室2A、2Bの各冷却器13A〜13Dが、それぞれ
電磁弁SV1〜SV4及び膨張弁24・・・を介して並
列に接続されている。
【0016】次に、図4の制御装置Cの電気回路におい
て、交流単相100V電源ACには、運転スイッチSW
1が接続され、この運転スイッチSW1の後段に以下の
回路が接続されている。即ち、DTはデフロスト(除
霜)タイマであり、例えば24時間積算するとその常開
接点DT1を閉じる。そして、この常開接点DT1には
リレー1Xが接続されている。
【0017】TMは切換タイマであり、前記リレー1X
の常閉接点1X1と直列に接続されている。この切換タ
イマTMと常開接点1X1の間には、前記第1の貯蔵室
2A内の温度を検出して接点を開閉する冷蔵庫サーモT
H1(サーモスタット)と、前記第2の貯蔵室2B内の
温度を検出して接点を開閉するショーケースサーモTH
2(サーモスタット)が並列に接続されている。
【0018】前記冷蔵庫サーモTH1には切換タイマT
Mの第1の切換接点TM1が接続されると共に、この切
換接点TM1の常開接点aには前記電磁弁SV1が、ま
た、常閉接点bには前記電磁弁SV2がそれぞれ接続さ
れている。前記ショーケースサーモTH2には切換タイ
マTMの第2の切換接点TM2が接続されると共に、こ
の切換接点TM2の常開接点aには、リレー2Xの常閉
接点2X2を介して前記電磁弁SV3が、また、常閉接
点bには前記電磁弁SV4がそれぞれ接続されている。
【0019】ショーケースサーモTH2には更に前記リ
レー2Xの常開接点2X1を介して遅延タイマPRが接
続されると共に、この冷蔵庫サーモTH2の常閉接点b
と遅延タイマPRも導通される。SW2はモード切替ス
イッチであり、このモード切替スイッチSW2には前記
リレー2Xとリレー3X及びチョコレートモードランプ
CLが並列に接続されている。また、第1の貯蔵室2A
の送風機FM1は電源スイッチSW1にそのまま接続さ
れる。第2の貯蔵室2Bの送風機FM2は、リレー3X
の切換接点3X1と直列に接続される。そして、この切
換接点3X1の常開接点aは遅延タイマPRの常開接点
PR1を介して電源スイッチSW1に接続されると共
に、切換接点3X1の常閉接点bはそのまま電源スイッ
チSW1に接続される。
【0020】Wは加熱装置としての加熱ヒーター(電気
ヒーター)であり、前記遅延タイマPRの常閉接点PR
2及びリレー3Xの常開接点3X2と直列に電源スイッ
チSW1に接続されている。この加熱ヒーターWは、第
2の貯蔵室2Bの吐出口16下側の冷却室12内に設け
られており、発熱して第2の貯蔵室2B内を加熱するも
のであるが、吐出口16の上側に設けても良いものであ
る。
【0021】尚、前記冷蔵庫サーモTH1は例えば+4
℃〜+8℃の範囲で設定値を調整可能であり、ショーケ
ースサーモTH2は例えば+4℃〜+15℃の範囲で設
定値を調整可能とされている。以上の構成で、次に図5
のタイミングチャートを参照しながら低温ショーケース
1の動作を説明する。今、両貯蔵室2A及び2Bを洋菓
子ケーキの陳列用として使用する場合には、モード切換
スイッチSW2を開いたままとする。これによって、第
2の貯蔵室2Bは洋菓子モードとなり、リレー2Xは非
通電となって接点2X1は開くので遅延タイマPRは動
作しない。また、接点2X2は閉じていると共に、リレ
ー3Xも非通電となるので、切換接点3X1は常閉接点
bに閉じ、常開接点3X2は開いている。従って、第2
の貯蔵室2Bの送風機FM2は電源スイッチSW1に直
接接続されるかたちとなると共に、加熱ヒーターWは非
通電(OFF)となる。
【0022】この状態で電源スイッチSW1を閉じる
と、各送風機FM1及びFM2に通電(ON)されて連
続運転となると共に、デフロストタイマDT及び切換タ
イマTMに通電(ON)される。また、各貯蔵室2A、
2Bの温度が設定値(例えば、双方とも+8℃)よりも
高いものとすると、両サーモTH1、TH2は閉じる
(ON)ので、最初電磁弁SV2及びSV4に通電され
て開く。
【0023】何れかの電磁弁SV1〜SV4が開くと図
示しない低圧スイッチの働きによって冷凍機1の圧縮機
22は運転され(ON)、この圧縮機22から吐出され
た高温高圧のガス冷媒は凝縮器23にて凝縮される。凝
縮液化した冷媒は分流され、電磁弁SV2及び電磁弁S
V4を経て各膨張弁24、24でそれぞれ絞られた後、
第1の貯蔵室2Aの第2の冷却器13B及び第2の貯蔵
室2Bの第2の冷却器13Dにそれぞれ循環されて蒸発
する(冷却運転)。
【0024】各冷却器13B、13Dと熱交換した冷気
は、各貯蔵室2A、2Bの吐出口16から貯蔵室2A、
2B内に吐出される。そして、扉9の内面に沿って上昇
し、天壁6下面を経て貯蔵室2A、2B内をそれぞれ循
環した後、それぞれの吸込口17から冷却室12内に帰
還する循環を行う。係る冷却によって各貯蔵室2A、2
B内の温度が下限値である+7℃まで低下すると、両サ
ーモTH1、TH2がそれぞれ開く(OFF)ので、両
電磁弁SV2及び電磁弁SV4の双方共が閉じると、圧
縮機2は前記低圧スイッチによって停止(OFF)され
る。
【0025】圧縮機22の停止(非冷却運転)により各
貯蔵室2A、2B内の温度が例えば上限値である+9℃
に上昇すると、サーモTH1、TH2が閉じる(ON)
ので、電磁弁SV2、電磁弁SV4が通電されて開き、
再び冷却運転が再開される。係る冷却運転と非冷却運転
を繰り返して両貯蔵室2A、2B内の商品は平均として
設定温度(+8℃)に維持される。
【0026】一方、切換タイマTMは電源スイッチSW
1が閉じてから30分経過すると、切換接点TM1及び
TM2を常開接点aに閉じるので、第2及び第4の電磁
弁SV2、SV4は閉じ、今度はサーモTH1、TH2
の閉(ON)によって、第1及び第3の電磁弁SV1、
SV3に通電(ON)されるようになる。従って、両貯
蔵室2A、2Bの第2の冷却器13B、13Dへの冷媒
循環は停止され、今度は各貯蔵室2A、2Bの第1の冷
却器13A、13Cに冷媒が循環されるようになる。そ
して、再び30分が経過すると切換タイマTMは切換接
点TM1、TM2を再び常閉接点bに閉じるので、以上
により各貯蔵室2A、2Bの第1及び第2の冷却器13
A、13C、13B、13Dには交互に冷媒が循環され
ることになる。
【0027】また、運転開始から例えば24時間経過す
ると、デフロストタイマDTが接点DT1を閉じるの
で、リレー1Xが通電されて常閉接点1X1が開き、そ
れによって、両サーモTH1、TH2が無効となって電
磁弁SV1〜SV4は常時閉となる。これによって、各
室2A、2Bの冷却器13A〜13Dの除霜が開始され
る。尚、除霜タイマDTは所定期間経過後に接点DT1
を再び開くので、各室2A、2Bは再び冷却可能状態に
復帰する。
【0028】ここで、冷却運転中冷媒が循環されている
冷却器13A、13C、或いは、13B、13Dには空
気中の水分が露や霜となって付着する。これらの水分は
冷媒循環が停止されている状態で各送風機FM1或いは
FM2によって各貯蔵室2A、2Bに運ばれ、分散され
るので、両貯蔵室2A、2B内は洋菓子(ケーキ)など
に好適な高湿度環境に維持されることになる。
【0029】次に、第2の貯蔵室2Bチョコレートの陳
列用として使用する場合には、モード切換スイッチSW
2を閉じる。これによって、第2の貯蔵室2Bはチョコ
レートモードとなり、リレー2Xが通電されて接点2X
1を開くので、遅延タイマPRが動作可能となる。ま
た、接点2X2が開くので電磁弁SV3は閉じたままと
なると共に、リレー3Xも通電されるので、切換接点3
X1は常開接点aに閉じ、常開接点3X2も閉じるので
加熱ヒーターWも通電可能となる。更に、チョコレート
モードランプCLが点灯する。
【0030】これによって、このモードでは第2の貯蔵
室2Bの送風機FM2は遅延タイマPRの常開接点PR
1を介して電源スイッチSW1に接続され、加熱ヒータ
ーWは遅延タイマPRの常閉接点PR2を介して電源ス
イッチSW1に接続されるかたちとなる。この状態で電
源スイッチSW1を閉じると、第1の貯蔵室2Aに関し
ては前述同様の動作となる。一方、第2の貯蔵室2Bに
関しては接点2X2が開いているので、切換タイマTM
にて接点TM2が切り替わっても電磁弁SV3は開放さ
れない。従って、第2の貯蔵室2Bは30分毎に第2の
冷却器13Dのみに冷媒が循環され、或いは、循環され
ない状態が繰り返されるようになる。即ち、第2の貯蔵
室2Bの冷却は、ショーケースサーモTH2が閉じてお
り(ON)、且つ、切換接点TM2が常閉接点bに閉じ
ている場合のみ、第2の冷却器13Dによって成される
かたちとなる。
【0031】また、ショーケースサーモTH2が開くと
(OFF)、遅延タイマPRの接点PR1が開くので、
送風機FM2は停止(OFF)すると共に、接点PR2
が閉じるので、加熱ヒーターWが通電されて発熱(O
N)する(図5参照)。そして、ショーケースサーモT
H2が閉じると(ON)、第2の電磁弁SV4が開いて
第2の冷却器13Dには冷媒循環が開始されるが、同時
に遅延タイマPRに通電開始された後、例えば2分後に
接点PR1が閉じるので、送風機FM2は第2の冷却器
13Dへの冷媒循環開始から遅延(2分)して運転開始
(ON)されると共に、接点PR2も同時に開くので、
加熱ヒーターWも送風機FM2の運転開始と同時に非通
電(OFF)となる(図5参照)。
【0032】このようにチョコレートモードでは、第2
の貯蔵室2Bの第1の冷却器13Cには冷媒循環が無く
なると共に、は非冷却運転中送風機FM2が停止し、且
つ、冷却運転の開始時は所定の遅延期間(2分)の経過
後に送風機FM2は運転を開始されるようになるので、
第2の冷却器13Dに付着した水分が送風機FM2によ
って第2の貯蔵室2B内に分散される不都合が防止若し
くは著しく抑制される。また、送風機FM2が停止して
いる間、加熱ヒーターWが発熱して第2の貯蔵室2B内
を加熱するので、第2の貯蔵室2B内の空気は乾燥す
る。
【0033】従って、夏場の高温多湿時などの悪条件下
においても、チョコレートなどの商品表面への結露が効
果的に防止され、結露による品質の劣化を有効に解消す
ることが可能となる。また、第2の貯蔵室2Bは洋菓子
モードにおいては、冷媒循環が停止中の冷却器13C或
いは13Dに付着した水分を送風機FM2によって貯蔵
室2B内に分散させ、高湿度を維持することが可能とな
ると共に、チョコレートモードにおいては上述の如く係
る水分の分散を阻止し、且つ、加熱ヒーターWによって
貯蔵室2B内を乾燥させることができるので、同一の貯
蔵室2Bを洋菓子などの高湿環境を好む商品の陳列保存
と、チョコレートなどの結露を嫌う商品の陳列保存とに
切換使用することができるようになり、利便性に富んだ
ものとなる。
【0034】尚、実施例では二室を備えた所謂対面型の
低温ショーケースに本発明を適用したが、それに限ら
ず、第2の貯蔵室のみであっても差し支えない。また、
実施例では冷凍機21を別置式としたが、断熱壁3の下
方に機械室を構成してそこに設置する所謂内蔵式であっ
ても本発明は有効である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、非冷
却運転中送風機は停止し、且つ、冷却運転の開始時は所
定の遅延期間経過後に送風機の運転を開始するので、冷
却器に付着した水分が送風機によって貯蔵室内に分散さ
れる不都合が防止若しくは著しく抑制される。また、係
る送風機が停止している間、加熱装置が発熱して貯蔵室
内を加熱するので、貯蔵室内空気は乾燥する。
【0036】従って、悪条件下においてもチョコレート
などの商品表面への結露が効果的に防止され、結露によ
る品質の劣化を有効に解消することが可能となるもので
ある。また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて第1の運転モードにおいては、冷媒循環が停止
中の冷却器に付着した水分を送風機によって貯蔵室内に
分散させ、高湿度を維持することが可能となると共に、
第2の運転モードにおいては係る水分の分散を阻止し、
且つ、加熱装置によって貯蔵室内を乾燥させることがで
きる。
【0037】従って、同一の貯蔵室を、洋菓子などの高
湿環境を好む商品の陳列保存と、チョコレートなどの結
露を嫌う商品の陳列保存とに切換使用することができる
ようになり、利便性に富んだものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温ショーケースの正面図である。
【図2】本発明の低温ショーケースの縦断側面図であ
る。
【図3】本発明の低温ショーケースの冷媒回路図であ
る。
【図4】本発明の低温ショーケースの制御装置の電気回
路図である。
【図5】本発明の低温ショーケースのチョコレートモー
ドにおける動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2A 第1の貯蔵室 2B 第2の貯蔵室 9 扉 13A〜13D 冷却器 21 冷凍機 22 圧縮機 C 制御装置 FM1、FM2 送風機 TH1、TH2 サーモ W 加熱ヒーター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器と熱交換した冷気を送風機によっ
    て貯蔵室内に循環して成る低温ショーケースにおいて、 前記貯蔵室内の温度に基づいて前記冷却器への冷媒循環
    を制御し、冷却運転と非冷却運転とを実行する制御装置
    と、前記貯蔵室内を加熱する加熱装置とを備え、前記制
    御装置は前記非冷却運転中前記送風機を停止させ、且
    つ、前記加熱装置を発熱させると共に、前記冷却運転の
    開始時、所定の遅延期間が経過した後、前記送風機の運
    転を開始し、且つ、前記加熱装置の発熱を停止させるこ
    とを特徴とする低温ショーケース。
  2. 【請求項2】 冷却器と熱交換した冷気を送風機によっ
    て貯蔵室内に循環して成る低温ショーケースにおいて、 前記貯蔵室内の温度に基づいて前記冷却器への冷媒循環
    を制御し、冷却運転と非冷却運転とを実行する制御装置
    と、前記貯蔵室内を加熱する加熱装置とを備え、前記冷
    却器は冷媒回路に並列接続された第1及び第2の冷却器
    から成り、第1の運転モードにおいて、前記制御装置は
    前記両冷却器に所定期間毎に冷媒を交互に循環させ、第
    2の運転モードにおいては、前記制御装置は一方の冷却
    器のみに冷媒を循環させると共に、この第2の運転モー
    ドでは前記非冷却運転中前記送風機を停止させ、且つ、
    前記加熱装置を発熱させ、前記冷却運転の開始時、所定
    の遅延期間が経過した後、前記送風機の運転を開始し、
    且つ、前記加熱装置の発熱を停止させることを特徴とす
    る低温ショーケース。
JP28407195A 1995-10-31 1995-10-31 低温ショーケース Pending JPH09126632A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192460A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Fukushima Industries Corp 冷蔵庫

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