JPH09126165A - スクロール型流体機械 - Google Patents
スクロール型流体機械Info
- Publication number
- JPH09126165A JPH09126165A JP28139495A JP28139495A JPH09126165A JP H09126165 A JPH09126165 A JP H09126165A JP 28139495 A JP28139495 A JP 28139495A JP 28139495 A JP28139495 A JP 28139495A JP H09126165 A JPH09126165 A JP H09126165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- type fluid
- over
- spiral shaped
- shaped lap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0246—Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
- F04C18/0253—Details concerning the base
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 それぞれの端板上に渦巻き状ラップが立設さ
れた固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせて
構成されるスクロール型流体機械において、運転中に渦
巻き状ラップと歯底面との隙間が摩耗によって減少する
ようにして隙間を無くし、流体機械の性能を向上させ
る。 【解決手段】 上記各スクロールの歯底面に、少なくと
もその表面側になじみ層を形成した鋼板製の薄板を設置
した。
れた固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせて
構成されるスクロール型流体機械において、運転中に渦
巻き状ラップと歯底面との隙間が摩耗によって減少する
ようにして隙間を無くし、流体機械の性能を向上させ
る。 【解決手段】 上記各スクロールの歯底面に、少なくと
もその表面側になじみ層を形成した鋼板製の薄板を設置
した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール型流体
機械に関するものである。
機械に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来のスクロール型圧縮機の縦断
面図である。図において、３はハウジング、４はハウジ
ング内を上部の高圧側と下部の低圧側とに仕切る吐出カ
バー、１は低圧側の上部に設けられた固定スクロール、
２は同固定スクロールと噛み合う旋回スクロール、８お
よび９は軸受、７は同軸受に支えられた回転軸、１１は
同回転軸内に設けられている給油孔、６はハウジング３
に固定されているモータ固定子、５は回転軸７に固定さ
れているモータ回転子、７ａは回転軸の端部に設けられ
ている偏心ピン、１０は偏心ピンと前記旋回スクロール
のボスとの間に装着されているドライブブッシュ、１５
は旋回スクロールの公転旋回を許容するが自転は阻止す
るオルダムリンク、２３は固定スクロールと旋回スクロ
ールとの間に形成される圧縮室、２６は固定スクロール
外側中央部に設けられている円筒状フランジ、２４は固
定スクロールの上記円筒状フランジに形成されている吐
出ポート、１２は吐出弁、２１は吐出室、５１は吐出
管、５２はハウジングの軸受８とモータ固定子６との間
に開口する吸入管、２２は固定スクロール１と吐出カバ
ー４との間に形成される中間圧室である。本装置は、固
定スクロール１と旋回スクロール２の各端板の内面に立
設された渦巻き状ラップが噛み合わせられており、固定
子６と回転子５からなる電動モータの駆動により旋回ス
クロール２が旋回運動をすることによって複数の圧縮室
２３が中心の吐出ポート２４に向けて移動する間に容積
を減少し、これに伴って圧縮仕事などをするものであ
る。
面図である。図において、３はハウジング、４はハウジ
ング内を上部の高圧側と下部の低圧側とに仕切る吐出カ
バー、１は低圧側の上部に設けられた固定スクロール、
２は同固定スクロールと噛み合う旋回スクロール、８お
よび９は軸受、７は同軸受に支えられた回転軸、１１は
同回転軸内に設けられている給油孔、６はハウジング３
に固定されているモータ固定子、５は回転軸７に固定さ
れているモータ回転子、７ａは回転軸の端部に設けられ
ている偏心ピン、１０は偏心ピンと前記旋回スクロール
のボスとの間に装着されているドライブブッシュ、１５
は旋回スクロールの公転旋回を許容するが自転は阻止す
るオルダムリンク、２３は固定スクロールと旋回スクロ
ールとの間に形成される圧縮室、２６は固定スクロール
外側中央部に設けられている円筒状フランジ、２４は固
定スクロールの上記円筒状フランジに形成されている吐
出ポート、１２は吐出弁、２１は吐出室、５１は吐出
管、５２はハウジングの軸受８とモータ固定子６との間
に開口する吸入管、２２は固定スクロール１と吐出カバ
ー４との間に形成される中間圧室である。本装置は、固
定スクロール１と旋回スクロール２の各端板の内面に立
設された渦巻き状ラップが噛み合わせられており、固定
子６と回転子５からなる電動モータの駆動により旋回ス
クロール２が旋回運動をすることによって複数の圧縮室
２３が中心の吐出ポート２４に向けて移動する間に容積
を減少し、これに伴って圧縮仕事などをするものであ
る。
【０００３】固定スクロールを浮動支持し旋回スクロー
ルに押し付ける固定スクロールフローティング構造のス
クロール型圧縮機においては、渦巻き状ラップの先端面
は常に相手側スクロールの歯底面に接触して運転され
る。また、製造コストを低減し、圧縮機振動を低減する
ために固定スクロールと旋回スクロールは共にアルミニ
ウム合金で製造される。アルミニウム製で且つ固定スク
ロールフローティング構造のスクロール型圧縮機では、
耐摩耗性が不足するので、渦巻き状ラップの先端部と相
手側スクロールの歯底との摺動部において摩耗が生じ、
時には焼付くことがある。
ルに押し付ける固定スクロールフローティング構造のス
クロール型圧縮機においては、渦巻き状ラップの先端面
は常に相手側スクロールの歯底面に接触して運転され
る。また、製造コストを低減し、圧縮機振動を低減する
ために固定スクロールと旋回スクロールは共にアルミニ
ウム合金で製造される。アルミニウム製で且つ固定スク
ロールフローティング構造のスクロール型圧縮機では、
耐摩耗性が不足するので、渦巻き状ラップの先端部と相
手側スクロールの歯底との摺動部において摩耗が生じ、
時には焼付くことがある。
【０００４】図３はこの耐摩耗対策として行われている
従来の手段を示すスクロール型圧縮機の圧縮機構部の断
面図である。図において、１は固定スクロール、１Ｗは
固定スクロールの渦巻き状ラップ、１Ｐは固定スクロー
ルの歯底面に装着されている鋼板製薄板のボトムプレー
ト、２は旋回スクロール、２Ｗは旋回スクロールの渦巻
き状ラップ、２Ｐは旋回スクロールの歯底面に装着され
ている鋼板製のボトムプレートである。本装置を運転し
た時、固定スクロール１が中間圧室２２の圧力で押さ
れ、旋回スクロール２に押付けられた時においても、上
記各ボトムプレートの耐摩耗性によって、歯底の摩耗が
防止される。
従来の手段を示すスクロール型圧縮機の圧縮機構部の断
面図である。図において、１は固定スクロール、１Ｗは
固定スクロールの渦巻き状ラップ、１Ｐは固定スクロー
ルの歯底面に装着されている鋼板製薄板のボトムプレー
ト、２は旋回スクロール、２Ｗは旋回スクロールの渦巻
き状ラップ、２Ｐは旋回スクロールの歯底面に装着され
ている鋼板製のボトムプレートである。本装置を運転し
た時、固定スクロール１が中間圧室２２の圧力で押さ
れ、旋回スクロール２に押付けられた時においても、上
記各ボトムプレートの耐摩耗性によって、歯底の摩耗が
防止される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】渦巻き状ラップの先端
と相手側スクロールの歯底面との間には加工上の都合に
よって加工公差内の隙間Ｓが存在する。しかるに鋼板製
のボトムプレートは摩耗量が少ないので、摺動面がなじ
まず、運転中にこの隙間Ｓを減らすことができない。こ
のため圧縮機の性能が低下するという欠点があった。
と相手側スクロールの歯底面との間には加工上の都合に
よって加工公差内の隙間Ｓが存在する。しかるに鋼板製
のボトムプレートは摩耗量が少ないので、摺動面がなじ
まず、運転中にこの隙間Ｓを減らすことができない。こ
のため圧縮機の性能が低下するという欠点があった。
【０００６】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、鋼
板製ボトムプレートを使用し、且つ運転中に摺動面をな
じませ、上記隙間を減少させ、スクロール型流体機械の
性能向上を図ろうとするものである。
板製ボトムプレートを使用し、且つ運転中に摺動面をな
じませ、上記隙間を減少させ、スクロール型流体機械の
性能向上を図ろうとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、それぞれの端板上に渦巻き状ラップ
が立設された固定スクロールと旋回スクロールとを噛み
合わせて構成されるスクロール型流体機械において、次
の特徴を有するスクロール型流体機械に関するものであ
る。 （１）上記各スクロールの歯底面に、少なくともその表
面側になじみ層を形成した鋼板製の薄板を設置した。 （２）上記（１）項に記載のスクロール型流体機械にお
いて、そのなじみ層を二硫化モリブデン層によって形成
した。
したものであって、それぞれの端板上に渦巻き状ラップ
が立設された固定スクロールと旋回スクロールとを噛み
合わせて構成されるスクロール型流体機械において、次
の特徴を有するスクロール型流体機械に関するものであ
る。 （１）上記各スクロールの歯底面に、少なくともその表
面側になじみ層を形成した鋼板製の薄板を設置した。 （２）上記（１）項に記載のスクロール型流体機械にお
いて、そのなじみ層を二硫化モリブデン層によって形成
した。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の一形態に係
るスクロール型圧縮機の圧縮機構部の縦断面図である。
図において、１Ｌは固定スクロールのボトムプレート１
Ｐの摺動面に表面処理を行って形成されたなじみ層、２
Ｌは旋回スクロールのボトムプレート２Ｐの摺動面に上
記と同様に形成されたなじみ層である。上記以外の構成
は従来技術（図２，図３）と同じである。
るスクロール型圧縮機の圧縮機構部の縦断面図である。
図において、１Ｌは固定スクロールのボトムプレート１
Ｐの摺動面に表面処理を行って形成されたなじみ層、２
Ｌは旋回スクロールのボトムプレート２Ｐの摺動面に上
記と同様に形成されたなじみ層である。上記以外の構成
は従来技術（図２，図３）と同じである。
【０００９】上記なじみ層は二硫化モリブデン層であれ
ば、これは固体潤滑剤であるから焼付き防止効果がもた
らされる。またなじみ層としてふっ素樹脂層を設けても
同様な効果がある。本装置によって運転を行った時、固
定スクロールは中間圧室２２の圧力によって押され、旋
回スクロールに押し付けられ、渦巻き状ラップの先端で
ボトムプレートのなじみ層を摩耗させる。これによっ
て、両スクロール間の距離が短くなり、渦巻き状ラップ
先端の隙間Ｓを小さくすることができる。これによって
スクロール型圧縮機の性能が向上する。
ば、これは固体潤滑剤であるから焼付き防止効果がもた
らされる。またなじみ層としてふっ素樹脂層を設けても
同様な効果がある。本装置によって運転を行った時、固
定スクロールは中間圧室２２の圧力によって押され、旋
回スクロールに押し付けられ、渦巻き状ラップの先端で
ボトムプレートのなじみ層を摩耗させる。これによっ
て、両スクロール間の距離が短くなり、渦巻き状ラップ
先端の隙間Ｓを小さくすることができる。これによって
スクロール型圧縮機の性能が向上する。
【００１０】
【発明の効果】本発明のスクロール型流体機械において
は、ボトムプレートの摺動面になじみ層を形成し、ある
いは特に二硫化モリブデン層を形成してあるので、運転
中に渦巻き状ラップ先端によって上記なじみ層を摩耗さ
せ、同ラップ先端の隙間を小さくし、スクロール型流体
機械の性能を向上させることができる。
は、ボトムプレートの摺動面になじみ層を形成し、ある
いは特に二硫化モリブデン層を形成してあるので、運転
中に渦巻き状ラップ先端によって上記なじみ層を摩耗さ
せ、同ラップ先端の隙間を小さくし、スクロール型流体
機械の性能を向上させることができる。
【図１】本発明の実施の一形態に係るスクロール型圧縮
機の圧縮機構部の縦断面図。
機の圧縮機構部の縦断面図。
【図２】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図。
【図３】従来のスクロール型圧縮機の圧縮機構部の縦断
面図。
面図。
１ 固定スクロール １Ｗ 固定スクロールの渦巻き状ラップ １Ｐ 固定スクロールのボトムプレート １Ｌ 固定スクロールのボトムプレートのなじみ層 ２ 旋回スクロール ２Ｗ 旋回スクロールの渦巻き状ラップ ２Ｐ 旋回スクロールのボトムプレート ２Ｌ 旋回スクロールのボトムプレートのなじみ層 ２２ 中間圧室 Ｓ 隙間
Claims (2)
- 【請求項１】 それぞれの端板上に渦巻き状ラップが立
設された固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わ
せて構成されるスクロール型流体機械において、上記各
スクロールの歯底面に、少なくともその表面側になじみ
層を形成した鋼板製の薄板を設置したことを特徴とする
スクロール型流体機械。 - 【請求項２】 上記なじみ層が二硫化モリブデン層より
なることを特徴とする請求項１に記載のスクロール型流
体機械。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28139495A JPH09126165A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | スクロール型流体機械 |
| US08/723,922 US5727934A (en) | 1995-10-30 | 1996-10-01 | Scroll type fluid machine having a thin plate for each scroll |
| CN96122035A CN1075168C (zh) | 1995-10-30 | 1996-10-24 | 涡旋型流体机械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28139495A JPH09126165A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | スクロール型流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09126165A true JPH09126165A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17638539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28139495A Withdrawn JPH09126165A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | スクロール型流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09126165A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12049891B2 (en) | 2019-07-22 | 2024-07-30 | Edwards Limited | Scroll pump having a biasing apparatus for axially movable fixed and orbiting scrolls against each other via first and second pads that formed material from fixed and orbiting scrolls |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28139495A patent/JPH09126165A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12049891B2 (en) | 2019-07-22 | 2024-07-30 | Edwards Limited | Scroll pump having a biasing apparatus for axially movable fixed and orbiting scrolls against each other via first and second pads that formed material from fixed and orbiting scrolls |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |