JPH09124455A - 透明化粧料 - Google Patents

透明化粧料

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JPH09124455A
JPH09124455A JP30816395A JP30816395A JPH09124455A JP H09124455 A JPH09124455 A JP H09124455A JP 30816395 A JP30816395 A JP 30816395A JP 30816395 A JP30816395 A JP 30816395A JP H09124455 A JPH09124455 A JP H09124455A
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JP
Japan
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poe
sol
acid
oil
extract
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Withdrawn
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JP30816395A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fukui
寛 福井
Kinya Hosokawa
欣哉 細川
Kenichi Umishio
健一 海塩
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明なまま粉末を分散させることによって、
使用感触がさっぱりした新しいタイプの透明化粧水を提
供すること。 【解決手段】 平均粒径20nm以下のゾルを含有し、透
明度が80以上であることを特徴とするの透明化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平均粒径20nm以
下のゾルを含有し、透明度が80以上であることを特徴
とする透明化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧水に粉末を添加した透明化粧
料としては、例えば、カーマインローションが知られて
いる。これは化粧水の中に粉末を分散させたもので、使
用後には粉末が凝集して面沈降するように設計されたも
のである。粉末が系の中で凝集する場合、アグリゲーシ
ョンを起こせば再分散が困難となるため、フロキュレー
ションを起こすように系を設計することが重要であっ
た。このように化粧水の中に粉末を配合する場合は必ず
凝集が生じるものと仮定し、その凝集状態のコントロー
ルを検討していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】化粧水に粉末を配合す
ると、上述したように凝集が生じるが、この凝集をなく
し透明なまま粉末を分散させることができれば、使用感
触がさっぱりした化粧水ができる。
【0004】また、粉末が分散されていれば、透明な液
体であっても塗布した後には表面が微粒子で覆われるた
め白くなり、おしろいのような効果をもつ化粧料の開発
も期待できる。
【0005】本発明者等は、上記の課題に対し鋭意研究
した結果、平均粒径が20nm以下の微粒子が分散したい
わゆるゾルを化粧料に添加することによって、透明でさ
っぱりした使用感を有する新しいタイプの透明化粧料が
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明の目的は、透明なまま粉末を分散さ
せることによって、使用感触がさっぱりした新しいタイ
プの透明化粧水を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、平
均粒径20nm以下のゾルを含有し、透明度が80以上で
あることを特徴とするの透明化粧料を提供するものであ
る。
【0008】また、本発明は、平均粒径20nm以下のゾ
ルが、シリカおよび/またはアルミナであることを特徴
とする上記記載の透明化粧料を提供するものである。
【0009】さらに、本発明は、平均粒径20nm以下の
ゾルの含有量が、固形分で0.1〜30重量%であるこ
とを特徴とする上記記載の透明化粧料を提供するもので
ある。
【0010】以下に本発明を詳述する。本発明に用いる
ゾルはシリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化鉄、亜鉛
華、ニ酸化チタンなどの金属酸化物や金、銀などの金属
などゾルであれば何でも配合できるが、入手のしやすさ
から、金属酸化物が望ましく、最も好ましくは、シリカ
またはアルミナである。
【0011】これらのゾルは金属酸化物および金属のゾ
ルの2種類以上が混合されていても良い。透明性の点か
ら屈折率の低い化合物の方が多量に配合できる。
【0012】ゾルの製造方法は従来行われている方法の
いずれを用いても良い。すなわち、シリカゾルを例にと
ると、金属ケイ素、水ガラスまたはアルコキシシランな
どを用いて、まずケイ酸の溶液を生成させ、つぎにこの
ケイ酸の重合によりコロイドサイズのシリカ粒子に成長
させ、このコロイド粒子がゲル化しないための安定化処
理を行い、20〜50重量濃度まで濃縮する。
【0013】具体的には、テトラメトキシシランを水と
塩酸またはアンモニアで加水分解したり、水ガラスを水
で希釈し水素型陽イオン交換樹脂によってナトリウムイ
オンを除去し、活性ケイ酸水溶液を生成させる。これに
微量の水酸化ナトリウムを加えて熱熟成すると塩基側の
シリカゾルとなる。こうしたゾルは酸性側および塩基性
側のどちらであっても良い。このような方法を他の金属
で行って任意の金属酸化物のゾルを得ることが出来る。
市販のものとしては、日産化学工業社製のスノーテック
スS、N、20などの他、触媒化成工業社製、デュポン社
製などのゾルを使用することが出来る。
【0014】本発明においては、ゾルの平均粒径は20
nm以下でなければならず、これ以上の粒径では透明性及
び本発明の使用感が得られにくい。粒径の下限について
は特に制約はないが、1 nm以下は入手が困難である。
【0015】ゾルの微粒子の表面は有機基で置換されて
いても良い。
【0016】本発明の透明化粧料の透明度は80以上で
あるが、この透明度とは、水の透明度を100としたと
きのものを指す。透明度の測定に関しては、スガ試験機
株式会社製のデジタル測色色差計算機を用い、コントロ
ールとして蒸留水の透明度を100として測定される。
【0017】本発明に用いるゾルの配合量は、固形分と
して0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%で
ある。0.1重量%以下ではその効果が発揮されず、3
0重量%以上配合しても効果が向上しない。また、通
常、ゾルは、水溶液または多価アルコールの分散液とし
て用いられる。
【0018】これらのゾルが含有される本発明の透明化
粧料とは、例えば、化粧水、クレンジンローション、透
明ジェル、プレシェーブローション、アフターシェーブ
ローションなどである。
【0019】本発明においては、通常化粧品に使用され
る原料を本発明の効果を損なわない範囲で任意に配合で
き、例えば、配合可能な保湿剤として、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、1,3-ブチレングリコール、ヘキシレングリコー
ル、グリセリン、エリスリトール、ジグリセリン、キシ
リトール、マルチトール、マルトース、D-マンニット、
水アメ、ブドウ糖、果糖、乳糖、コンドロイチン硫酸ナ
トリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸
ナトリウム、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、ピロリドンカ
ルボン酸塩、グルコサミン、シクロデキストリン、トレ
ハロース等が挙げられる。
【0020】配合可能な低級アルコールとしては、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール等が挙げられる。
【0021】本発明において、界面活性剤は、添加しな
くても良好な透明化粧料が得られるが、界面活性剤を配
合することもできる。配合可能な親油性非イオン界面活
性剤としては、例えば、ソルビタンモノオレエート、ソ
ルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレ
ート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノス
テアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタン
トリオレエート、ペンタ-2- エチルヘキシル酸ジグリセ
ロールソルビタン、テトラ-2- エチルヘキシル酸ジグリ
セロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、
モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリ
ン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グ
リセリン、α, α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセ
リン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセ
リンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピ
レングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステ
ル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテ
ル等が挙げられる。
【0022】配合可能な親水性非イオン界面活性剤とし
ては、例えば、 POEソルビタンモノオレエート、POE-ソ
ルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレー
ト、POE-ソルビタンテトラオレエート等の POEソルビタ
ン脂肪酸エステル類、POE-ソルビットモノラウレート、
POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタ
オレエート、POE-ソルビットモノステアレート等の POE
ソルビット脂肪酸エステル類、POE-グリセリンモノステ
アレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-
グリセリントリイソステアレート等の POEグリセリン脂
肪酸エステル類、POE モノオレエート、POE ジステアレ
ート、POE モノジオレエート、システアリン酸エチレン
グリコール等のPOE 脂肪酸エステル類、POE ラウリルエ
ーテル、POE オレイルエーテル、POE ステアリルエーテ
ル、POEベヘニルエーテル、POE2-オクチルドデシルエー
テル、POE コレスタノールエーテル等のPOE アルキルエ
ーテル類、POE オクチルフェニルエーテル、POE ノニル
フェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のP
OE アルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプ
ルアロニック型類、 POE・POPセチルエーテル、 POE・
POP2 -デシルテトラデシルエーテル、 POE・POP モノブ
チルエーテル、 POE・POP 水添ラノリン、POE・POP グ
リセリンエーテル等の POE・POP アルキルエーテル類、
テトロニック等のテトラ POE・テトラ POPエチレンジア
ミン縮合物類、 POEヒマシ油、 POE硬化ヒマシ油、 POE
硬化ヒマシ油モノイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油
トリイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油モノピログル
タミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE 硬化ヒ
マシ油マレイン酸等のPOE ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導
体、POE ソルビットミツロウ等のPOE ミツロウ・ラノリ
ン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン
酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミ
ド等のアルカノールアミド、POE プロピレングリコール
脂肪酸エステル、POE アルキルアミン、POE 脂肪酸アミ
ド、ショ糖脂肪酸エステル、POE ノニルフェニルホルム
アルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオ
キシド、トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0023】配合可能な両性界面活性剤としては、例え
ば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル−2−
イミタゾリニウムヒドロキサイド-1- カルボキシエチロ
キシ2 ナトリウム塩等の、イミダゾリン系両性界面活性
剤、2-ヘプタデシル-N- カルボキシメチル-N- ヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイ
ン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等が挙げ
られる。
【0024】配合可能なカチオン界面活性剤としては、
例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化
ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチ
ルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニ
ウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,
N'- ジメチル-3,5- メチレンピペリジニウム),塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
リホニウム塩、POE アルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0025】配合可能なアニオン界面活性剤としては、
例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パル
ミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸
ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫
酸エステル塩、POE ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、POE ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル
硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等の
N-アシルサルコシン酸、N-ミリストイル-N- メチルタウ
リンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリ
ウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂
肪酸アミドスルホン酸塩、POE オレイルエーテルリン酸
ナトリウム、POE ステアリルエーテルリン酸等のリン酸
エステル塩、ジ-2- エチルヘキシルスルホコハク酸ナト
リウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキ
シエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプ
ロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスル
ホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノ
ールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、N-ラウロイルグルタミン
酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナト
リウム、N-ミリストイル-L- グルタミン酸モノナトリウ
ム等のN-アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリ
セリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エス
テル塩、ロート油等の硫酸化油、POE アルキルエーテル
カルボン酸、POE アルキルアリルエーテルカルボン酸
塩、α- オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステル
スルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂
肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモ
ノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N-パルミトイ
ルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナ
トリウム等が挙げられる。
【0026】ゾルに界面活性剤を添加した場合、白濁を
おこす場合もある。しかしながら、その場合は界面活性
剤の親水基がゾル粒子側に配向し、疎水基が外側になっ
ているためであり、2層吸着すれば透明な状態となる。
従って、本発明の透明化粧料における界面活性剤の量は
ゾル粒子の占める表面積に左右されるが、一般的には0.
001重量%から10重量%の範囲である。
【0027】配合可能な水溶性高分子としては、アラビ
アゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グ
ァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カン
テン、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、
トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド
(褐藻エキス)等の植物系高分子、デキストラン、サク
シノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲ
ン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分
子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロ
ピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロー
ス、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結
晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコー
ルエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチル
エーテル、カルボキシビニルポリマー(CARBOPOLな
ど)、アルキル変性カルボキビニルポリマー(PEMULEN
など)等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分
子、ポリオキエチレンポリオキシプロピレン共重合体系
高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリ
レート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポ
リエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、
ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクト
ライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子が挙げられ
る。
【0028】配合可能な紫外線吸収剤としては、例え
ば、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、
アントラミル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収
剤、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチ
ル酸ホモメチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメ
トキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オ
クチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパ
ラメトキシケイ皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリ
ル、〔4-ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル-3-
メチルブチル〕-3,4,5,-トリメトキシケイ皮酸エステル
等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4-ジヒドロキシベンゾ
フェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2
-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン
酸、2-ヒドロキシ-4-トキシベンゾフェノン-5-スルホン
酸ナトリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロ
カニン酸、ウロカニン酸エチル、2-フェニル-5-メチル
ベンゾキサゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、4-tert-ブチル-4'-メトキシベ
ンゾイルメタン等が挙げられる。
【0029】配合可能な金属イオン封鎖剤としては、例
えば、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナ
トリウム、メタリン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0030】配合可能な中和剤としては、例えば、2-ア
ミノ-2-メチル-1-プロパノール、2-アミノ-2-メチル-1,
3-プロパンジオール、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等が挙げら
れる。
【0031】配合可能なpH調整剤としては、例えば、
乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl
-リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素アンモニウム等が挙げられる。
【0032】配合可能な酸化防止剤としては、例えば、
アスコルビン酸、α-トコフェロール、ジブチルヒドロ
キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等がある。
【0033】配合可能な抗菌剤としては、例えば、安息
香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安
息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサク
ロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシ
ジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエ
タノール等が挙げられる。
【0034】配合可能な薬剤としては、例えば、ビタミ
ンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシ
ット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチ
ン酸アミド、ニコチン酸DL-α-トコフェロール、アスコ
ルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2(エルゴカ
シフェロール)、dl-α-トコフェロール、酢酸dl-α-ト
コフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン
類、エストラジオール、エチニルエストラジオール等の
ホルモン、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、シ
ステイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトフ
ァン等のアミノ酸、アラントイン、グリチルレチン酸、
アズレン等の坑炎症剤、アルブチン等の美白剤、酸化亜
鉛、タンニン酸等の収斂剤、L−メントール、カンフル
等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシ
ン、γ−オリザノール等が挙げられる。これらの薬剤は
遊離の状態で使用されるほか、造塩可能なものは酸また
は塩基の塩の型で、またカルボン酸基を有するものはそ
のエステルの形で配合することが出来る。
【0035】配合可能な各種の抽出液としては、例え
ば、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキ
ス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤク
エキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキ
ス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキ
ス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキ
ス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロ
エエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナ
エキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻
エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイ
チゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、カロッ
トエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、
クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリス抽出液、
プラセンタエキス、胸線抽出物、シルク抽出液等が挙げ
られる。
【0036】親油性物質としては、可溶化できる範囲で
配合できる。配合可能な液体油脂としては、例えば、ア
マニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ
油、ミンク油、オリーブ油、アボガド油、サザンカ油、
ヒマシ油、サフラワー油、キョウニン油、シナモン油、
ホホバ油、ブドウ油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタ
ネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実
油、大豆油、落花生油、茶実油、月見草油、卵黄油、牛
脚脂、肝油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリ
ン、トリイソパルミチン酸グリセリン等がある。
【0037】配合可能な固体油脂としては、例えば、カ
カオ脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、
豚脂、馬脂、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、シアバ
ター等が挙げられる。
【0038】配合可能なロウ類としては、例えば、ミツ
ロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベ
イベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌ
カロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カポ
ックロウ、サトウキビロウ、ホホバロウ、セラックロウ
等が挙げられる。
【0039】配合可能なエステル油としては、例えば、
オクタン酸セチル等のオクタン酸エステル、ラウリン酸
ヘキシル等のラウリン酸エステル、ミリスチン酸イソプ
ロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のミリスチン
酸エステル、パルミチン酸オクチル等のパルミチン酸エ
ステル、ステアリン酸イソセチル等のステアリン酸エス
テル、イソステアリン酸イソプロピル等のイソステアリ
ン酸エステル、イソパルミチン酸オクチル等のイソパル
ミチン酸エステル、オレイン酸イソデシル等のオレイン
酸エステル、アジピン酸ジイソプロピル等のアジピン酸
ジエステル、セバシン酸ジエチル等のセバシン酸ジエス
テル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。
【0040】配合可能な炭化水素油としては、例えば、
流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、スクワレ
ン、プリスタン、パラフィン、イソパラフィン、セレシ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げ
られる。
【0041】配合可能なシリコーン油としては、例え
ば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状
シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デ
カメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロ
ヘキサシロキサン等の環状シリコーン等が挙げられる。
【0042】配合可能なステロールとしては、例えば、
コレステロール、シトステロール、フィトステロール、
ラノステロール等が挙げられる。る。
【0043】さらに、本発明の透明化粧料には、必要に
応じて、適当な香料、色素等を透明性、安定性を損なわ
ない範囲で添加できる。
【0044】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によりさ
らに詳しく説明する。なお、本発明はこれに限定される
ものではない。配合量はすべて重量%である。
【0045】「実施例1〜3、比較例1〜2」「表1」
に示す配合組成により化粧水を製造した。ただし、シリ
カゾルの平均粒径は8nm、球状シリカは平均粒径5μの
ものを用いた。
【0046】
【表1】 --------------------------------------------------------------- 実施例 比較例 -------------------------ーー------------------------------------ [成分] 1 2 3 1 2 ---------------------------ーー---------------------------------- グリセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 エタノール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 水性シリカソ゛ル(30%) 20.0 1.0 0.1 − − 球状シリカ − − − − 10.0 ハ゜ラオキシ安息香酸メチル 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 メタリン酸ナトリウム 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 イオン交換水 残余 残余 残余 残余 残余 -----------------------------ーー-------------------------------- 透明性 ○ ○ ○ ○ ×(2層分離) 使用後のべたつき ◎ ○ ○ × ○ -------------------------------ーー------------------------------ [製法]各成分を撹拌混合する。 [透明性評価]スガ試験機株式会社製のデジタル測色色
差計算機で80以上のものをO、80未満のものをXと
した。 [使用後のべたつき評価]女性パネル30名で上記化粧
水の使用テストを行った結果 ◎:20名以上がべたつかないと答えたもの ○:10名以上がべたつかないと答えたもの ×:べたつかないと答えたものが10名未満であったも
【0047】「表1」に示した結果より、微粒子シリカ
ゾルを配合することにより、透明でべたつきのない化粧
料を得られることがわかった。
【0048】 「実施例4」 クレンジングローション エタノール 5重量% ポリエチレングリコール 8 POE・POPブロックポリマ− 1.5 POEソルビタンモノステアリン酸エステル 1 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1 水性シリカゾル(30%、平均粒径 8nm) 30 エデト酸三ナトリウム 0.1 メタリン酸ナトリウム 0.1 イオン交換水 残余 (製法)各成分を撹拌混合する。
【0049】 「実施例5」 柔軟化粧水 A.アルコール相 エタノール 8% POEノニルフェニルエーテル 1 酢酸dl-α-トコフェロール 0.1 香料 0.1 B.水相 プロピレングリコール 5 グリセリン 8 グリセリン性シリカゾル(20%、平均粒径 8nm) 10 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 メタリン酸ナトリウム 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 水酸化カリウム 2.5 イオン交換水 残 余 (製法)Aのアルコール相をBの水相に加える。
【0050】 「実施例6」 プレシェーブローション エタノール 78% トリオクタン酸グリセリル 1 1,3−ブチレングリコール 1 プロピレングリコール性シリカゾル(20%、 平均粒径 20 nm) 20 香料 適量 (製法)各成分を撹拌混合する。
【0051】 「実施例7」 アフターシェーブローション A.アルコール相 エタノール 50% POE硬化ヒマシ油エステル 1 アラントイン 0.1 香料 0.1 B.水相 プロピレングリコール性シリカゾル(20%、 平均粒径 15 nm) 30 ジプロピレングリコール 2 アロエ抽出液 5 イオン交換水 残 余 (製法)Aのアルコール相をBの水相に加える。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、透明でさっぱりした使
用感を有する新しいタイプの透明化粧料を提供できる。
また、使用時には化粧水で、乾燥した後にはおしろいの
ような作用を与える透明液体おしろいとしても使用でき
る。さらに、本発明の透明化粧料をアフターシェーブロ
ーションとして用いると使用時のぬめりがなく男性に好
まれる使用感となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径20nm以下のゾルを含有し、透
    明度が80以上であることを特徴とする透明化粧料。
  2. 【請求項2】 前記記載のゾルが、シリカおよび/また
    はアルミナであることを特徴とする請求項1記載の透明
    化粧料。
  3. 【請求項3】 前記記載のゾルの含有量が、固形分で
    0.1〜30重量%であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の透明化粧料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248043A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Naris Cosmetics Co Ltd アレルゲン不活化剤、及びそれを含有するアレルゲン不活化用製品。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008248043A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Naris Cosmetics Co Ltd アレルゲン不活化剤、及びそれを含有するアレルゲン不活化用製品。

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