JPH09123386A - オフセット版及びオフセット版の製作方法 - Google Patents

オフセット版及びオフセット版の製作方法

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JPH09123386A
JPH09123386A JP31354195A JP31354195A JPH09123386A JP H09123386 A JPH09123386 A JP H09123386A JP 31354195 A JP31354195 A JP 31354195A JP 31354195 A JP31354195 A JP 31354195A JP H09123386 A JPH09123386 A JP H09123386A
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JP
Japan
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plate
copper
plating
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Prior art date
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Pending
Application number
JP31354195A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Shigeta
龍男 重田
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THINK LAB KK
Think Laboratory Co Ltd
Original Assignee
THINK LAB KK
Think Laboratory Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凸版と同等の耐刷力を有するオフセット版及
びオフセット版の製作方法。 【構成】 インク吸着性を有するロール状または薄板状
の銅製版材1の表面3aに、ニッケル系合金メッキによ
り1ミクロンないし数ミクロンの厚さでネガチブな版情
報の非晶質で親水性を有するメッキ被膜2を形成して、
銅露出面3bにポヂチブな版情報を持たせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凸版と同等の耐刷力を
有するオフセット版及びオフセット版の製作方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のオフセット製版は、暗室にて、砂
目を付けたアルミ板上に感光樹脂膜を塗布形成してなる
PS版に、ネガチブまたはポジチブな版情報を焼き付
け、その後現像するものである。そして、従来のオフセ
ット版による印刷は、浸し水をしてからインクの付着を
行うものであり、すると、レジスト膜に付着する浸し水
がインクがレジスト膜に付着しないようにはじくととも
に、インクがアルミ板の露出部分に付着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオフセット版(PS版)によれば、20万枚位の印
刷が限度であり、40万枚、50万枚といった枚数を印
刷するには同一のオフセット版を2枚ないし3枚製版し
て印刷機へ交換取付けしなければならない不具合があっ
た。
【0004】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、凸版と同等の耐刷力を有するオフセット版及びオフ
セット版の製作方法を提供すること目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第一発明は、銅製版
材の表面に、ネガチブな版情報を持った非晶質のメッキ
被膜が形成されてなることを特徴とする,オフセット版
を提供するものである。
【0006】本願第二発明は、銅製版材の表面に感光膜
を塗布形成し、版情報を焼き付け現像してポヂチブなレ
ジスト版情報を形成し、ニッケル径合金メッキを行っ
て、ネガチブな版情報を持った非晶質のメッキ被膜を形
成し、その後、レジスト版情報を剥離することを特徴と
する,オフセット版の製作方法を提供するものである。
【0007】本願第三発明は、ロール製版材に両面粘着
テープを介して該両面粘着テープにオーバーラップされ
た銅製リボンを貼着してから、バラード銅メッキし、次
いで感光膜を塗布形成し、次いで版情報を焼き付け現像
してポヂチブなレジスト版情報を形成し、次いでニッケ
ル径合金メッキを行って、ネガチブな版情報を持った非
晶質のメッキ被膜を形成し、その後、レジスト版情報を
剥離してから、前記銅製リボンの所からバラード銅メッ
キをロールから剥離して薄板状とすることを特徴とす
る,オフセット版の製作方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のオフセット版は、図1に
示すように、インク吸着性を有するロール状または薄板
状の銅製版材1の表面に、非晶質で親水性を有するニッ
ケル系合金メッキの被膜2を1ミクロンないし数ミクロ
ンの厚さとなるようにかつネガチブな版情報を持つよう
に形成して、銅露出面3aがポヂチブな版情報を持つよ
うにしたものである。版材を銅製版材としたのは、非晶
質のニッケル系合金メッキを形成しやすい材料に限定し
たものである。メッキの厚さが1ミクロンないし数ミク
ロンで良いのは、オフセット版であるためであり、従来
のPS版の被膜と同等の厚さで十分である。また本発明
において、非晶質で親水性を有するニッケル系合金メッ
キとしては、ニッケルを多量金属要素とし、リンあるい
はホウ素を少量金属要素として1重量%ないし25重量
%(好ましくは10重量%以上)含む金属合金メッキの
ことである。非晶質で親水性を有する被膜2は、水が付
着すると油性インクをはじく性質を持つようになる。本
発明のオフセット版は、インク吸着性を有する銅製版材
の表面に、ネガチブな版情報を持った非晶質のメッキ被
膜2が形成されてなりメッキ被膜2が親水性を有するの
で、オフセット印刷時に浸し水を行うと、メッキ被膜2
に水が付着し、油性インクは水によってメッキ被膜2に
付着しないようにはじかれポヂチブな銅露出面3aのみ
に付着する。
【0009】従って、このオフセット版を製作するに
は、図2(a) に示すように、ロール状または薄板状の銅
製版材1の表面に感光膜4を塗布形成し、次いで、感光
膜4の上にポヂフィルム5を重ねてUV光源6で焼き付
ける方法(あるいは低出力のレーザプロッターでビーム
を一部オーバーラップして次々にずれるように点滅走査
するようにしてネガチブな版情報を焼き付ける方法)に
より、版情報を焼き付けた後、現像することにより、図
2(b) に示すように、銅製版材1の露出面3aがネガチ
ブでレジスト7がポヂチブとなるように版情報を形成
し、次いで、ニッケル・リンメッキ液若しくはニッケル
・ホウ素メッキ液(具体的には硫酸ニッケル液、スルフ
ァミン酸ニッケル液、又は塩化ニッケル液中にリン酸、
亜リン酸、若しくは次亜リン酸、又はジメチルアミノボ
ラン、水素化ホウ素ナトリウム等を混合してなるメッキ
液)に浸漬して、電解メッキを行って、図2(c) に示す
ように、前記銅製版材1の露出面3aに、ニッケル・リ
ンメッキ若しくはニッケル・ホウ素メッキからなるネガ
チブな版情報を持つ被膜2を1ミクロンないし数ミクロ
ンの厚さとなるように形成し、その後、溶剤によりレジ
ストを剥離すると、図2(d) に示すように、ポジチブな
版情報の銅露出面3bが得られ、もってオフセット版を
製作できる。
【0010】特に、PS版のようにドラムに巻き付ける
薄板状のオフセット版の製作については、バラード銅メ
ッキを裂け目なく綺麗に剥離する方法が好ましい。すな
わち、図3(a) に示すように、銅表面が鏡面研磨された
後メッキを剥離しやすい表面処理を施した版ロール(あ
るいはクロムメッキされた版ロール)Rに、両面粘着テ
ープ8を介して該両面粘着テープ8にオーバーラップさ
れた銅製リボン9を貼着してから、20ミクロンないし
50ミクロンの膜厚となるようにバラード銅メッキ1を
形成し、次いでバラード銅メッキ1の上に、図2(a) に
示すように感光膜を塗布形成し、次いで、銅製版材に塗
布形成した感光膜4に版情報を焼き付けた後、現像する
ことにより、図2(b) に示すように銅製版材の露出面3
aがネガチブでレジスト7がポヂチブの版情報となるよ
うに形成し、次いで、ニッケル・リンメッキ液若しくは
ニッケル・ホウ素メッキ液に浸漬して複合メッキを行っ
て、前記バラード銅メッキ1の表面に、図2(c) に示す
ように前記ニッケル・リンメッキ若しくはニッケル・ホ
ウ素メッキからなるネガチブな版情報の被膜2を形成
し、その後、レジスト版情報を剥離して図2(d) に示す
ようにインクが付着するための版材1の表面をポヂチブ
に露出させたオフセット版を形成して、図3(c) に示す
ように前記銅製リボン9の一側縁に沿ってバラード銅メ
ッキ1をカットして銅製リボン9より捲り上げバラード
銅メッキ1をロールRから剥離して薄板状のオフセット
版を得ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明のオフセット版は、銅製版材の表
面に、ネガチブな版情報を持った非晶質のメッキ被膜が
形成されてなり耐刷力がメッキ被膜に依存するので、P
S版の耐刷力に比して飛躍的に大きい耐刷力を有し凸版
の耐刷力に近い強さが得られる。従って、40万枚、5
0万枚といった枚数を1枚のオフセット版で印刷するこ
とができ、従来のような約20万枚毎に同一のオフセッ
ト版を印刷機へ交換取付けすることが解消される。本発
明のオフセット版は、凸版の耐刷力に近い強さが得られ
るので、従来のブランケットロールを備えたオフセット
印刷機、すなわち、版ロールのインクをブランケットロ
ールに転移しさらにブランケットロールに付着したイン
クをブランケットロールと印圧ロールの間に通した被印
刷ウエブに転移するオフセット印刷機において、このオ
フセット版を使用できるが、オフセット印刷機を改造し
て、ブランケットロールを取り外してロール状のオフセ
ット版を取付け(薄板状のオフセット版にあってはドラ
ムを取付け)、他方、印圧ロールをゴムロールとして、
オフセット版と印圧ロールの間に通した被印刷ウエブに
版ロールのインクを転移させるダイレクト印刷方式にす
ることが可能となる。本発明のオフセット版の製作方法
によれば、銅製版材に感光膜を塗布形成し焼き付け現像
して水・油をはじく性質を有する複合メッキを行いレジ
スト剥離することで製作できるので、従来の製版設備で
製作できる。本発明のオフセット版の製作方法によれ
ば、凸版と同等の耐刷力を有するオフセット版を製作で
きる。特に、バラード銅メッキを剥離する方法によるオ
フセット版の製作方法は、薄板状のオフセット版を形成
する上にすこぶる有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第一の発明のオフセット版の断面図。
【図2】本願第二の発明のオフセット版の製作方法の工
程を示す断面図。
【図3】本願第三の発明のオフセット版の製作方法の工
程を示す断面図。
【符号の説明】
1 ・・・銅製版材、バラード銅メッキ 2 ・・・被膜 3a ・・・銅露出面 3b ・・・銅露出面 4 ・・・感光膜 R ・・・版ロール 7 ・・・レジスト 8 ・・・両面粘着テープ 9 ・・・銅製リボン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月26日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第一の発明のオフセット版の断面図。
【図2】本願第二の発明のオフセット版の製作方法の工
程を示す断面図。
【図3】本願第三の発明のオフセット版の製作方法の工
程を示す断面図。
【符号の説明】 1 ・・・銅製版材、バラード銅メッキ 2 ・・・被膜 3a ・・・銅露出面 3b ・・・銅露出面 4 ・・・感光膜 R ・・・版ロール 7 ・・レジスト 8 ・・・両面粘着テープ 9 ・・・銅製リボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/40 521 G03F 7/40 521 // C25D 3/12 C25D 3/12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅製版材の表面に、ネガチブな版情報を
    持った非晶質のメッキ被膜が形成されてなることを特徴
    とする,オフセット版。
  2. 【請求項2】 銅製版材の表面に感光膜を塗布形成し、
    版情報を焼き付け現像してポヂチブなレジスト版情報を
    形成し、ニッケル径合金メッキを行って、ネガチブな版
    情報を持った非晶質のメッキ被膜を形成し、その後、レ
    ジスト版情報を剥離することを特徴とする,オフセット
    版の製作方法。
  3. 【請求項3】 ロール製版材に両面粘着テープを介して
    該両面粘着テープにオーバーラップされた銅製リボンを
    貼着してから、バラード銅メッキし、次いで感光膜を塗
    布形成し、次いで版情報を焼き付け現像してポヂチブな
    レジスト版情報を形成し、次いでニッケル径合金メッキ
    を行って、ネガチブな版情報を持った非晶質のメッキ被
    膜を形成し、その後、レジスト版情報を剥離してから、
    前記銅製リボンの所からバラード銅メッキをロールから
    剥離して薄板状とすることを特徴とする,オフセット版
    の製作方法。
JP31354195A 1995-11-06 1995-11-06 オフセット版及びオフセット版の製作方法 Pending JPH09123386A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014227570A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 日東電工株式会社 無電解めっき方法、多層基材の製造方法、多層基材および入力装置
CN114571836A (zh) * 2022-01-21 2022-06-03 浙江亚欣包装材料有限公司 一种微纳烫金版的制作方法

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