JPH09123351A - 金属化ポリオレフィンフィルム - Google Patents

金属化ポリオレフィンフィルム

Info

Publication number
JPH09123351A
JPH09123351A JP8278029A JP27802996A JPH09123351A JP H09123351 A JPH09123351 A JP H09123351A JP 8278029 A JP8278029 A JP 8278029A JP 27802996 A JP27802996 A JP 27802996A JP H09123351 A JPH09123351 A JP H09123351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
metallized
cycloolefin polymer
surface tension
film according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8278029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4046788B2 (ja
Inventor
Wilfried Dr Hatke
ヴィルフリート・ハトケ
Karl-Heinz Kochem
カルル−ハインツ・コッヘム
Kreul Theo Grosse
テオ・グローセ・クロイル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH09123351A publication Critical patent/JPH09123351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4046788B2 publication Critical patent/JP4046788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/32Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
    • B32B27/325Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins comprising polycycloolefins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/16Layered products comprising a layer of synthetic resin specially treated, e.g. irradiated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/06Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B27/08Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/32Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/14Organic dielectrics
    • H01G4/18Organic dielectrics of synthetic material, e.g. derivatives of cellulose
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2255/00Coating on the layer surface
    • B32B2255/10Coating on the layer surface on synthetic resin layer or on natural or synthetic rubber layer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2255/00Coating on the layer surface
    • B32B2255/20Inorganic coating
    • B32B2255/205Metallic coating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/50Properties of the layers or laminate having particular mechanical properties
    • B32B2307/514Oriented
    • B32B2307/518Oriented bi-axially
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2309/00Parameters for the laminating or treatment process; Apparatus details
    • B32B2309/08Dimensions, e.g. volume
    • B32B2309/10Dimensions, e.g. volume linear, e.g. length, distance, width
    • B32B2309/105Thickness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2457/00Electrical equipment
    • B32B2457/16Capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い散逸率および高い耐熱性を備え、かつ表
面張力を高める処理工程なしに金属化しうるポリオレフ
ィンフィルムを提供する。 【解決手段】 本発明は、未金属化ポリオレフィンフィ
ルムの少なくとも1つの最外層が本質的に、金属化前の
表面張力増大のための処理を施されていないシクロオレ
フィンポリマーからなる、片面または両面金属化した単
層または多層ポリオレフィンフィルムに関するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、コンデンサーの誘電体として極
めて適切な、金属化した、特に両面金属化したフィルム
に関するものである。これらの新規なフィルムはポリオ
レフィンフィルム、特にシクロオレフィンポリマーで製
造されたものであり、意外にもこれらには通常のポリオ
レフィンの場合と異なり金属化前に表面張力または表面
エネルギー増大のための処理(たとえばコロナ処理)を
施すべきでない。
【0002】ポリマーフィルムをコンデンサーの誘電体
として使用するためには、散逸率tanδ、耐熱性、す
なわち高温でのフィルムの機械的特性(たとえば収縮
率)およびフィルムの電気的特性の安定性、ならびに金
属化適性がかなり重要である。
【0003】高周波交流用途においては低い散逸率が特
に重要である。低いtanδにおいては散逸能も低いか
らである。高い散逸能−したがって高いtanδ−は温
度上昇を意味し、したがって最後にはフィルム材料の耐
熱性を越え、コンデンサーが破損または破壊される可能
性がある。したがって理想的なコンデンサー誘電体は高
い耐熱性と低い散逸率を兼ね備えている。
【0004】金属化適性については、ポリエステルフィ
ルムの方がポリオレフィンより金属化しやすいことが知
られている。後者は金属をフィルムに付着させるために
金属化前に表面処理しなければならないからである。コ
ンデンサー用の薄いフィルムの金属化は、集中的に研究
努力されている課題である。この点で、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)(主に現在誘電体として用いら
れている)とポリプロピレン(PP)との間には基本的
な相異がある。PETは極性ポリマー構造のため約43
mN/mの臨界表面張力をもち、これは金属、たとえば
アルミニウムへの付着を保証するのに十分である。これ
に対しポリオレフィンフィルムの臨界表面張力は30−
33mN/m、すなわち蒸着金属層への付着を保証する
のには不十分な範囲である。このため、ポリオレフィン
フィルムの表面は表面張力を高めるために、そしてぬれ
性、接着性および金属化適性を達成するために、種々の
方法で処理しなければならない。
【0005】最も頻繁に用いられる方法は、コロナ処理
として知られる高周波交流電圧(10−60kHz、1
0−20kV)による処理である。これにより表面張力
を最高50mN/mに高めることができる。ポリオレフ
ィンフィルム、特にポリプロピレンで製造した二軸配向
フィルムの場合、コロナ放電により通常は36−42m
N/mの表面張力が得られる。しかしコロナ処理の欠点
は、たとえば表面張力が時間依存性であること、および
処理によって低分子量ポリマー鎖フラグメントが生成
し、その結果ポリマー表面と蒸着金属層の結合が弱くな
る可能性があることである。
【0006】経済的な理由で、両面金属化フィルムと非
金属化フィルムでコンデンサーを構築することが望まし
い。米国特許第3,900,775号明細書に記載され
るように、これはたとえば両面金属化ポリエチレンテレ
フタレートフィルムと非金属化ポリプロピレンフィルム
を用いて行うことができる。しかしこの構造体の欠点は
ポリプロピレンと比較してポリエチレンテレフタレート
のtanδが大幅に高いことである。ポリプロピレンフ
ィルムは散逸率がより良好であるという理由で、交流用
途においてポリエステルフィルムより好ましい。しかし
両面を蒸着(金属化)したポリプロピレンフィルムを経
済的に製造する方が著しく困難であり、従来は工業的に
実施されてはいない。問題はコロナ処理であり、これは
金属化前にフィルムの両面に行わなければならない。生
じる静電荷は、その結果フィルムがリールに粘着(ブロ
ッキング)することを意味する。巻取りに際して起こる
付着力が同様にさらに電荷を生じ、これがその後の均一
な金属蒸着を妨害する。西ドイツ特許出願公開DE−A
−28 02 769号明細書によればこの問題は、蒸
着前にフィルム上の電荷を散逸させることにより防止し
うる。しかしこれも付加的な処理工程であり、結果的に
付加的な誤差の根源となり、したがって不経済である。
【0007】したがって、先行技術の欠点が回避され、
かつ低い散逸率および高い耐熱性を備え、金属化適性で
あり、好ましくは両面金属化されたポリオレフィンフィ
ルムが依然として要望されている。
【0008】本発明の他の目的は、先行技術の欠点、特
に表面張力を高める処理工程を回避した金属化(可能な
らば両面)ポリオレフィンフィルムの製造方法を提供す
ることである。
【0009】意外にも、多数のポリオレフィンのうちシ
クロオレフィンポリマーを(あらゆる予想に反して)、
表面張力増大のための前処理なしに金属化しうることが
今回見出された。
【0010】したがってこの目的は、未金属化ポリオレ
フィンフィルムの少なくとも1つの最外層が本質的に、
金属化前の表面張力増大のための処理を施されていない
シクロオレフィンポリマーからなる、片面または両面金
属化した単層または多層ポリオレフィンフィルムにより
達成される。
【0011】“片面または両面金属化した”とは、フィ
ルムが片面または両面に金属層を保有することを意味す
る。
【0012】単層または多層とは、未金属化フィルムが
単層フィルムであり、すなわち1層のみからなるか、ま
たは多層構造であり、したがって2、3、4、5または
それ以上から構築されていてもよいことを意味する。こ
の場合本発明にとって、単層フィルムが、または多層フ
ィルムの少なくとも1つの最外層が、本質的にシクロオ
レフィンポリマーからなることが必須である。
【0013】“本質的にシクロオレフィンポリマーから
なる”という表現は、単層フィルムが、または多層フィ
ルムの少なくとも1つの最外層が、シクロオレフィンポ
リマー少なくとも90−100重量%、好ましくは少な
くとも95−100重量%、特に少なくとも98−99
重量%(単層フィルム、または多層フィルムの少なくと
も1つの最外層の重量に対して)からなることを意味す
る。所望により単層フィルムまたは最外層はさらに、フ
ィルムの製造に通常用いられる添加剤を含有してもよ
い。
【0014】“金属化前の表面張力増大のための処理を
施されていない”という表現は、フィルムが通常は押出
し、延伸およびヒートセットを伴う一般的な製造処理後
に表面張力を増大させる付加的処理を施されていないこ
とを意味する。これは、一般的な方法、たとえばコロナ
処理または火炎処理を意味するものと解される。本発明
にとって、予めこのような処理を施したフィルムを用い
ずに金属化を実施しうることが重要である。
【0015】シクロオレフィンポリマーは高い加熱撓み
温度、高い弾性率、低い吸水性および良好な誘電特性に
よって優れた材料である。
【0016】東ドイツ特許出願公開DD−A−224
538号明細書には、ノルボルネン−エチレンコポリマ
ーからフィルムキャスト法によりフィルムを製造するこ
とが記載されている。溶融押出し法によるシクロオレフ
ィンポリマーフィルムの製造は、欧州特許出願公開第0
384 694号、第0 610 814号、第06
10 815号および第0 610 816号明細書に
記載されている。一軸または二軸延伸法によるフィルム
の機械的特性の改良もこれらの明細書に記載されてい
る。
【0017】東ドイツ特許DD−241 971および
DD−224 538号明細書には、シクロオレフィン
で製造したフィルムは低い散逸率(tanδ)によって
優れていると述べられている。tanδにつき挙げられ
た最高1.2×10-5の数値は現在の先行技術によりコ
ンデンサーの誘電体として用いられるポリマー材料につ
き見られる数値より低い。ポリスチレンのみが類似の数
値を示す。東ドイツ特許DD−241 971号明細書
にさらに述べられるように、低い数値の散逸率tanδ
は高周波交流用途に特に重要である。フィルムの電気散
逸は温度上昇をもたらす可能性があるからである。高い
耐熱性(高温でのフィルムの機械的および電気的特性の
安定性)と低いtanδの組合わせによって、シクロオ
レフィンポリマーは高温および高周波で使用しうるコン
デンサー用のフィルムとして好適となる。ポリスチレン
系フィルムはこの利点を与えない。それらは90℃程度
の低い温度で軟化しはじめるからである。
【0018】前記特性の組合わせによってシクロオレフ
ィンポリマーは高周波を伴う交流電圧用途において誘電
体として用いるのに適した材料となる。さらにこれらの
材料はポリマーのガラス転移温度の直下の温度まで、電
気的特性の不変性が極めて良好である。したがってシク
ロオレフィンポリマーは高周波および高温で交流電場を
受けるコンデンサーに用いるのに特に好適である。
【0019】シクロオレフィンポリマーは、良好な機械
的特性を備えた二軸配向フィルムにするのが容易であ
る。配向フィルムは2.7−4.0GPaの弾性率、8
0−150MPaの引裂き強さ、および5−100%の
破断点伸びをもつ。これらのフィルムの表面張力は31
mN/mであり、したがってポリオレフィンフィルムに
典型的なものである。同様に、表面張力の極性成分が極
めて小さいのも典型的である。したがってシクロオレフ
ィンポリマーフィルムは他のポリオレフィンフィルムと
同様に、表面張力を高めるための前処理なしには金属化
し得ないであろうと予想された。したがってシクロオレ
フィンコポリマーフィルムを前処理なしに低い表面張力
で金属化することができたのはいっそう予想外であっ
た。この挙動はシクロオレフィンポリマーのガラス転移
温度とも実質的に無関係である。他の研究からみても、
本発明は特に予想外である。ただしフィルムの印刷を行
うことができるためにはコロナ処理が必要である。他の
ポリマーフィルムと同様に、コロナ処理に際して処理さ
れたフィルムの表面張力は増大する。コロナ処理後に得
られる表面張力値はポリオレフィンに典型的なものであ
る。
【0020】本発明に適したシクロオレフィンポリマー
は、シクロオレフィンポリマーの全重量に対して0.1
−100重量%、好ましくは0.1−99重量%の、式
I、II、III、IV、VまたはVIのうち少なくと
も1種の環式オレフィンの重合単位:
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】 (式中のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8
は同一であるか、または異なり、水素原子、またはC1
−C30−炭化水素基、たとえば直鎖もしくは分枝鎖C1
−C8−アルキル基、C6−C18−アリール基、C7−C
20−アルキレンアリール基もしくは環式C3−C20−ア
ルキル基もしくは非環式C2−C20−アルキル基である
か、あるいは2以上の基R1−R8が結合して環を形成
し、同じ基が種々の式において異なる意味を表すことが
できる)、シクロオレフィンポリマーの全重量に対して
0−45重量%の、式VIIの単環式オレフィンの重合
単位:
【化13】 (式中のnは2−10の数字である) シクロオレフィンポリマーの全重量に対して0−99重
量%の、式VIIIの非環式オレフィンの重合単位:
【化14】 (式中のR9、R10、R11およびR12は同一であるか、
または異なり、水素原子、またはC1−C10−炭化水素
基、たとえばC1−C8−アルキル基もしくはC6−C14
−アリール基である)を含むポリマーである。式I−V
Iのモノマー少なくとも1種を開環重合し、次いで得ら
れた生成物を水素化することにより得られるシクロオレ
フィンポリマーも適切である。
【0021】シクロオレフィンポリマーは、好ましくは
少なくとも1種の多環式オレフィン、特に式IまたはI
IIのもの、および式VIIIの非環式オレフィン、好
ましくは2−20個の炭素原子をもつもの、特にエチレ
ンの重合単位を含む。
【0022】ノルボルネン基本構造、特に好ましくはノ
ルボルネンまたはテトラシクロドデセンをもつ多環式オ
レフィンの重合単位を含むシクロオレフィンポリマーが
好ましい。非環式オレフィン、たとえばα−オレフィ
ン、特に好ましくはエチレンの重合単位を含むシクロオ
レフィンポリマーも好ましい。ノルボルネン−エチレン
およびテトラシクロドデセン−エチレンコポリマーが特
に好ましい。
【0023】式VIIIの非環式オレフィンの重合単位
の割合は、シクロオレフィンポリマーの全重量に対して
0−99重量%、好ましくは5−80重量%、特に10
−60重量%である。
【0024】シクロオレフィンポリマーは一般に−20
℃ないし400℃の範囲、好ましくは50−200℃の
ガラス転移温度をもつ。粘度数(デカリン、135℃、
DIN 53728)は一般に0.1−200ml/
g、好ましくは50−150ml/gである。
【0025】シクロオレフィンポリマーの製造は有機金
属化合物を用いる不均一または均一触媒反応により実施
され、多数の文献に記載されている。チタンまたはバナ
ジウムの化合物を有機アルミニウム化合物と組み合わせ
たものからなる混合触媒に基づく触媒系が、東ドイツ特
許DD 109 224号、DD 237 070号お
よび欧州特許出願公開第0 156 464号明細書に
記載されている。欧州特許出願公開第0 283 16
4号、第0 407 870号、第0 485893号
および第0 503 422号明細書には、可溶性メタ
ロセンコンプレックスに基づく触媒を用いるシクロオレ
フィンポリマーの製造が記載されている。これらの明細
書に記載されているシクロオレフィンポリマーの製造方
法を本明細書に参考として特に引用する。
【0026】本発明により使用されるシクロオレフィン
ポリマーフィルムは、フィルムの製造に際して一般的な
添加剤、たとえばすべりおよび巻取り挙動を改良する微
細な不活性粒子を含有することができる。0−1%の量
で存在しうるそれらの粒子は、たとえば以下のものであ
る:SiO2、Al23、SiO2含量が少なくとも30
重量%のケイ酸塩、非晶質および結晶質クレー鉱物、ア
ルミノケイ酸塩、Mg、Zn、ZrおよびTiの酸化
物、Ca、MgおよびBaの硫酸塩、Li、Naおよび
Caのリン酸塩(一水素塩および二水素塩を含む)、L
i、NaおよびKの安息香酸塩、Ca、Ba、Znおよ
びMnのテレフタル酸塩、Mg、Ca、Ba、Zn、C
d、Pb、Sr、Mn、Fe、CoおよびNiのチタン
酸塩、BaおよびPbのクロム酸塩、炭素(たとえばカ
ーボンブラックまたは黒鉛)、ガラス(ガラス粉末およ
びガラスビーズ)、CaおよびMgの炭酸塩、蛍石、Z
nおよびMoの硫化物、有機ポリマー物質、たとえばポ
リテトラフルオロエチレン−ポリエチレン、タルク、フ
ッ化リチウム、ならびに有機酸のCa、Ba、Znおよ
びMn塩。
【0027】フィルムは適切な添加剤、たとえば安定
剤、中和剤、離型剤または酸化防止剤をも含有すること
ができる。原則としてポリオレフィン、たとえばポリエ
チレンまたはポリプロピレンに使用しうる添加剤がシク
ロオレフィンポリマーフィルムにも適している。使用し
うるUV安定剤の例は吸収剤、たとえばヒドロキシフェ
ニルベンゾトリアゾール、ヒドロキシベンゾフェノン、
ホルムアミジンもしくはベンジリデンカンファー、消光
剤、たとえばケイ皮酸エステルもしくはニッケルキレー
ト、遊離基スカベンジャー、たとえば立体障害フェノー
ル、ヒドロペルオキシドスカベンジャー、たとえば硫黄
含有化合物のニッケルもしくは亜鉛錯体、またはHAL
Sタイプの光安定剤、およびその混合物である。適切な
離型剤は、脂肪酸ならびにそのエステル、アミドおよび
塩類、シリコーン、またはろう、たとえばPPもしくは
PEろうである。添加しうる酸化防止剤の例は、遊離基
スカベンジャー、たとえば置換フェノールおよび芳香族
アミン、ならびに/またはペルオキシドスカベンジャ
ー、たとえばホスファイト、ホウフェートおよびチオ化
合物である。
【0028】シクロオレフィンポリマーフィルムは当業
者に知られている常法により、たとえばフィルムを溶液
からキャスティングすることにより、溶融物からフラッ
トフィルム押出しダイにより押出したのち一軸または二
軸延伸することにより、溶融物からリングダイにより押
出したのち空気流で延伸することにより(フィルムブロ
ー法)製造される。フラットフィルム押出しダイにより
押出したのち順次、二軸配向およびヒートセットする方
法が好ましい。その際、ポリマーを押出機内で加温して
溶融し、そしておよびフラットフィルム押出しダイによ
りチルロール上へ押出す。次いで通常は得られるプレフ
ィルムをチルロールから取りはずしたのち二軸延伸、す
なわち通常はまず縦方向に、次いで横方向に延伸する。
この二軸配向に続いて通常はヒートセットし、その後フ
ィルムを巻き取る。この方法ではフィルムを単層フィル
ムとして、または多層フィルムとして押出すことがで
き、後者の場合は前記のように少なくとも1つの最外層
が本質的にシクロオレフィンポリマーからなる。多層フ
ィルムの他の層は同様にたとえばシクロオレフィンポリ
マーからなる−この場合は外層に用いたもの以外が適切
である−か、または他のポリマー、特にポリオレフィ
ン、たとえばポリエチレンもしくはポリプロピレンから
なるものでもよい。こうして、厚さ2−50μm、好ま
しくは3−30μmのフィルムを製造することができ
る。
【0029】次いでこうして製造したフィルムに、表面
エネルギー増大のための前処置なしに、すなわちたとえ
ば予めコロナ処理することなく、金属層を施すことがで
きる。適切な金属の例はアルミニウム、亜鉛、亜鉛とア
ルミニウムの混合物、または銀である。アルミニウムお
よび亜鉛、ならびにその混合物および/または合金が好
ましい。金属化は当業者に一般的な常法により、たとえ
ばフィルム上への真空蒸着により実施される。本発明の
利点は、シクロオレフィンポリマーフィルムを片面だけ
でなく、両面も金属化しうることである。
【0030】金属化したシクロオレフィンポリマーフィ
ルムを常法によりコンデンサーの作成に使用しうる。
【0031】本発明を実施例によってより詳細に記載す
る。
【0032】実施例1 ノルボルネン/エチレンポリマー(COC−A)の製造 1.5dm3の反応器に1リットルのベンジン留分(沸
騰範囲90−110℃)およびメチルアルミノキサンの
トルエン溶液(凝固点降下測定法によるモル質量130
0g/molのメチルアルミノキサン10.1重量%)
20mlを装填し、不純物が存在する場合にそれを除去
するために混合物を70℃で約30分間撹拌した。溶液
を排出し、反応器にトルエン中の85重量%濃度ノルボ
ルネン480cm3を装填した。溶液をエチレン(6バ
ールゲージ圧)の反復注入によりエチレンで飽和し、次
いでメチルアルミノキサンのトルエン溶液10cm3
反応器に導入し、70℃で5分間撹拌した。メチルアル
ミノキサンのトルエン溶液10cm3中における5.4
3mgのイソプロピレン(1−シクロペンタジエニル)
(1−インデニル)ジルコニウムジクロリドの溶液を1
5分間の予備活性化後に添加した。
【0033】この混合物を70℃で30分間、撹拌しな
がら(750RPM)重合させ、その間エチレン圧を6
バールゲージ圧以上に保持した。均質な反応液を容器に
排出し、約1mlの水と混合した。次いで濾過助剤を溶
液に添加し、混合物を加圧フィルターにより濾過した。
この溶液を速やかに5dm3のアセトンに注入し、混合
物を10分間撹拌し、濾過した。得られた固体をアセト
ンで洗浄した。濾過後にポリマーを0.2バールの圧力
下に80℃で15時間乾燥させた。
【0034】89.1gの無色ポリマーが得られた。粘
度数を測定するために、0.1gのポリマーを100m
lのデカリンに溶解した。溶液を135℃において細管
粘度計で測定した。粘度数は56.5dl/gであっ
た。ガラス転移温度はパーキン・エルマーDSC7で2
0℃/分の加熱速度の第2加熱曲線から判定され、17
5℃であった。ノルボルネン含量は13C−核磁気共鳴ス
ペクトル分析により58モル%と測定された。ポリマー
の分子量は135℃でゲル浸透クロマトグラフィーによ
り測定された。用いた標準品はポリエチレン画分であっ
た。ポリマーにつき以下の数値が認められた: Mn:21500g/mol Mw:45000g/mol Mn/Mw:2.1
【0035】ノルボルネン/エチレンポリマー(COC
−B)の製造 上記にCOC−Aにつき記載したと同様に重合を実施し
た。ただしイソプロピレンビス(1−インデニル)ジル
コニウムジクロリドをメタロセン触媒として用い、重合
を20バールゲージ圧で実施した。13C−NMRにより
測定したノルボルネン含量40モル%、ガラス転移温度
75℃(DSC測定法)および粘度数120ml/g
(デカリン、135℃、0.1g/dl)をもつランダ
ムコポリマーを得た。
【0036】ノルボルネン/エチレンポリマー(COC
−C)の製造 上記にCOC−Aにつき記載したと同様に重合を実施し
た。ただしイソプロピレンビス(1−インデニル)ジル
コニウムジクロリドをメタロセン触媒として用い、重合
を10バールゲージ圧で実施した。13C−NMRにより
測定したノルボルネン含量53モル%、ガラス転移温度
140℃(DSC測定法)および粘度数60ml/g
(デカリン、135℃、0.1g/dl)をもつランダ
ムコポリマーを得た。
【0037】フィルムの製造(COC−Bから) COC−Bを200℃の温度で押出して、厚さ400μ
mおよび幅250mmのフィルムを得た。このフィルム
から200・200mmの切片を切取り、フィルム延伸
装置(カロ(Karo)III、ジークスドルフ、ブル
ックナーより)により100℃において係数3.0で同
時に縦横に延伸した。
【0038】得られたフィルムは下記の特性を備えてい
た: 厚さ: 45μm 弾性率: 2.9GPa 引裂き強さ: 80MPa 破断点伸び: 20% 水蒸気透過率 (23℃、相対湿度85%):0.6g・40μm/m2・d 表面張力: 30mN/m
【0039】フィルムの製造(COC−Cから) COC−Cを240℃の温度で押出して、厚さ300μ
mおよび幅250mmのフィルムを得た。このフィルム
から200・200mmの切片を切取り、フィルム延伸
装置(カロ(Karo)III、ジークスドルフ、ブル
ックナーより)により155℃において係数3.0で同
時に縦横に延伸した。
【0040】得られたフィルムは下記の特性を備えてい
た: 厚さ: 35μm 弾性率: 3.2GPa 引裂き強さ: 90MPa 破断点伸び: 50% 水蒸気透過率 (23℃、相対湿度85%):1g・40μm/m2・d 表面張力: 29mN/m
【0041】フィルムの金属化 COC−BおよびCOC−Cで製造したフィルムをDI
N A4サイズの切片に切り取り、さらに表面処理する
ことなく片面および両面にアルミニウムを蒸着した(金
属化条件:圧力10-5ミリバール、時間11分)。蒸着
アルミニウム層の厚さは約40nmであった。
【0042】フィルムへのアルミニウム層の付着度をA
STM D 3359に従って、ただしクロスハッチを
付与せずに、粘着テープ(テサフィルム(Tesafi
lm)TP 104)を貼り付け、急激にはがすことに
より試験した。アルミニウムはいずれのフィルムのいず
れの蒸着面からも剥離しなかった。
【0043】その際、蒸着フィルム(COC−Bで製造
したもの)の水蒸気透過率(23℃、相対湿度85%)
は、片面蒸着フィルムについては0.5g・40μm/
2・d、両面蒸着フィルムについては0.4g・40
μm/m2・dであった。
【0044】比較例 高度にイソタクチックなポリプロピレン(トレスパファ
ン(Trespaphan)PM A 10、製造業者
ヘキスト、厚さ10μm)から製造した二軸配向、非コ
ロナ処理フィルムを、実施例1と同様にDIN A4サ
イズの試料に切り取り、さらに表面処理することなく片
面にアルミニウムを蒸着した(実験条件は実施例1と同
じ)。金属化すべき面の表面張力は、金属化前に31m
N/mであった。蒸着アルミニウム層の厚さは40nm
であった。アルミニウム層の付着度を実施例1に従って
試験した。アルミニウムは粘着テープによりフィルム表
面から完全にはがすことができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/14 C23C 14/14 B (72)発明者 テオ・グローセ・クロイル ドイツ連邦共和国65207 ヴィースバーデ ン,ブーヘンヴェーク 15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未金属化ポリオレフィンフィルムの少な
    くとも1つの最外層が本質的に、金属化前の表面張力増
    大のための処理を施されていないシクロオレフィンポリ
    マーからなる、片面または両面金属化した単層または多
    層ポリオレフィンフィルム。
  2. 【請求項2】 シクロオレフィンポリマーが、シクロオ
    レフィンポリマーの全重量に対して0.1−100重量
    %の、式I、II、III、IV、VまたはVIのうち
    少なくとも1種の環式オレフィンの重合単位: 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 (式中のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8
    は同一であるか、もしくは異なり、水素原子もしくはC
    1−C30−炭化水素基であるか、または2以上の基R1
    8が結合して環を形成し、同じ基が種々の式において
    異なる意味を表すことができる)、シクロオレフィンポ
    リマーの全重量に対して0−45重量%の、式VIIの
    単環式オレフィンの重合単位: 【化6】 (式中のnは2−10の数字である) シクロオレフィンポリマーの全重量に対して0−99重
    量%の、式VIIIの非環式オレフィンの重合単位: 【化7】 (式中のR9、R10、R11およびR12は同一であるか、
    または異なり、水素原子またはC1−C10−炭化水素基
    である)を含むポリマーである、請求項1に記載の金属
    化シクロオレフィンポリマーフィルム。
  3. 【請求項3】 シクロオレフィンポリマーがノルボルネ
    ン−エチレンコポリマーである、請求項1または2に記
    載の金属化シクロオレフィンポリマーフィルム。
  4. 【請求項4】 金属化フィルムがアルミニウム、亜鉛、
    銀、またはこれらの金属のうち2種以上の混合物もしく
    は合金で金属化されている、請求項1−3のいずれか1
    項に記載の金属化シクロオレフィンポリマーフィルム。
  5. 【請求項5】 フィルムが単層フィルムである、請求項
    1−4のいずれか1項に記載の金属化シクロオレフィン
    ポリマーフィルム。
  6. 【請求項6】 フィルムが2層、3層または多層フィル
    ムである、請求項1−4のいずれか1項に記載の金属化
    シクロオレフィンポリマーフィルム。
  7. 【請求項7】 フィルムの両面が金属化されている、請
    求項1−6のいずれか1項に記載の金属化シクロオレフ
    ィンポリマーフィルム。
  8. 【請求項8】 フィルムが2−50μm、好ましくは3
    −30μmの厚さを有する、請求項1−7のいずれか1
    項に記載の金属化シクロオレフィンポリマーフィルム。
  9. 【請求項9】 フィルムが二軸配向している、請求項1
    −8のいずれか1項に記載の金属化シクロオレフィンポ
    リマーフィルム。
  10. 【請求項10】 請求項1−9のいずれか1項に記載の
    金属化シクロオレフィンポリマーフィルムのコンデンサ
    ーの製造における使用。
  11. 【請求項11】 請求項1−9のいずれか1項に記載の
    金属化シクロオレフィンポリマーフィルムを含むコンデ
    ンサー。
  12. 【請求項12】 シクロオレフィンポリマーの、金属化
    前の表面張力増大のための処理を施されていない金属化
    フィルムの製造における使用。
JP27802996A 1995-10-20 1996-10-21 金属化ポリオレフィンフィルム Expired - Lifetime JP4046788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19539093A DE19539093A1 (de) 1995-10-20 1995-10-20 Metallisierte Polyolefinfolie
DE19539093.8 1995-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09123351A true JPH09123351A (ja) 1997-05-13
JP4046788B2 JP4046788B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=7775352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27802996A Expired - Lifetime JP4046788B2 (ja) 1995-10-20 1996-10-21 金属化ポリオレフィンフィルム

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6551653B1 (ja)
EP (1) EP0769371B1 (ja)
JP (1) JP4046788B2 (ja)
KR (1) KR100467895B1 (ja)
AU (1) AU723676B2 (ja)
CA (1) CA2188235C (ja)
DE (2) DE19539093A1 (ja)
MX (1) MX9604964A (ja)
TW (1) TW352363B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998058987A1 (fr) * 1997-06-20 1998-12-30 Nippon Zeon Co., Ltd. Film polymere et condensateur a film plastique
WO1999022936A1 (fr) * 1997-10-31 1999-05-14 Nippon Zeon Co., Ltd. Feuille multicouche

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19647954A1 (de) * 1996-11-20 1998-06-04 Hoechst Ag Biaxial orientierte Folie aus cycloolefinischen Polymeren, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
CA2293719C (en) * 1997-06-13 2008-08-12 Ticona Gmbh Electrets
TW563142B (en) * 2001-07-12 2003-11-21 Hitachi Ltd Thin film capacitor, and electronic circuit component
US6964936B1 (en) * 2003-03-06 2005-11-15 Sandia Corporation Method of making maximally dispersed heterogeneous catalysts
US20060046006A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-02 Bastion Bradley J Multilayer polymeric barrier film, flexible packaging made therewith, and methods
US20060144499A1 (en) * 2004-12-01 2006-07-06 Brogan John J Method and apparatus for producing gloves and boots with a liquid inner coating
RU2296055C2 (ru) * 2005-05-31 2007-03-27 Общество с ограниченной ответственностью "Восток" Наноструктурированное покрытие несущей основы
US20080107899A1 (en) * 2006-11-07 2008-05-08 Pang-Chia Lu Metallized multi-layer films, methods of manufacture and articles made therefrom
ITUD20070039A1 (it) * 2007-02-20 2008-08-21 Cartotecnica Veneta S P A Pellicola e procedimento per realizzare tale pellicola
US8945702B2 (en) * 2007-10-31 2015-02-03 Bemis Company, Inc. Barrier packaging webs having metallized non-oriented film
US8223472B1 (en) 2008-11-14 2012-07-17 Sandia Corporation Norbornylene-based polymer systems for dielectric applications
KR102525861B1 (ko) * 2015-08-03 2023-04-26 도레이 카부시키가이샤 올레핀계 적층 필름 및 필름 콘덴서
EP4046621A1 (de) 2021-02-17 2022-08-24 Sigmund Lindner GmbH Glitter und dessen verwendung
KR102392986B1 (ko) 2021-09-15 2022-05-03 대한강관 주식회사 파형강관 피복층 보수제 및 이를 이용하여 보수한 파형강관

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE241971C (ja)
DE237070C (ja)
DE109224C (ja)
DE224538C (ja)
FR2225446B1 (ja) * 1973-04-12 1976-05-21 Aquitaine Petrole
US3900775A (en) 1974-06-24 1975-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Metallized film capacitor
DE2802769A1 (de) 1978-01-23 1979-07-26 Roederstein Kondensatoren Elektrischer schichtkondensator und verfahren zu dessen herstellung
DD241971A1 (de) * 1981-06-15 1987-01-07 Leuna Werke Veb Polyolefin-dielektrikum fuer kondensatoren
US4614778A (en) 1984-02-03 1986-09-30 Hirokazu Kajiura Random copolymer
DD241871A1 (de) * 1985-10-17 1987-01-07 Soernewitz Elektrowaerme Veb Schaltungsanordnung zur ueberwachung von pruefprozessen
US5003019A (en) 1987-03-02 1991-03-26 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Cyclo-olefinic random copolymer, olefinic random copolymer, and process for producing cyclo-olefinic random copolymers
CA2010320C (en) 1989-02-20 2001-04-17 Yohzoh Yamamoto Sheet or film of cyclo-olefin polymer
US5223311A (en) * 1989-05-22 1993-06-29 Showa Denko K.K. Laminate and process for producing the same
DE3922546A1 (de) 1989-07-08 1991-01-17 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von cycloolefinpolymeren
US5371158A (en) 1990-07-05 1994-12-06 Hoechst Aktiengesellschaft Bulk polymerization using specific metallocene catalysts for the preparation of cycloolefin polymers
TW227005B (ja) 1990-11-14 1994-07-21 Hoechst Ag
EP0503422B1 (de) 1991-03-09 1998-06-03 TARGOR GmbH Verfahren zur Herstellung chemisch einheitlicher Cycloolefincopolymere
DE4304310A1 (de) 1993-02-12 1994-08-18 Hoechst Ag Teilkristalline Cycloolefin-Copolymer-Folie
DE4304309A1 (de) * 1993-02-12 1994-08-18 Hoechst Ag Biegsame Cycloolefincopolymer-Folie
DE4304308A1 (de) 1993-02-12 1994-08-18 Hoechst Ag Steife Cycloolefincopolymer-Folie
JPH075224A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電波雑音防止点火用ケーブルの課電試験方法
JP3269709B2 (ja) * 1993-08-04 2002-04-02 東レ株式会社 偏平型コンデンサ用金属化ポリプロピレンフィルム
JP3284384B2 (ja) * 1993-09-09 2002-05-20 株式会社指月電機製作所 高圧コンデンサ
JP3307067B2 (ja) * 1994-04-15 2002-07-24 東レ株式会社 蒸着フィルムおよびそれを用いてなるコンデンサ
DE4425408A1 (de) * 1994-07-13 1996-01-18 Hoechst Ag Cycloolefinpolymere

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998058987A1 (fr) * 1997-06-20 1998-12-30 Nippon Zeon Co., Ltd. Film polymere et condensateur a film plastique
US6630234B1 (en) 1997-06-20 2003-10-07 Nippo Zeon Co., Ltd. Polymeric film and film capacitor
WO1999022936A1 (fr) * 1997-10-31 1999-05-14 Nippon Zeon Co., Ltd. Feuille multicouche

Also Published As

Publication number Publication date
DE59609324D1 (de) 2002-07-18
EP0769371A2 (de) 1997-04-23
EP0769371A3 (de) 1999-02-10
MX9604964A (es) 1997-06-28
KR100467895B1 (ko) 2005-04-28
DE19539093A1 (de) 1997-04-24
AU7027496A (en) 1997-04-24
CA2188235A1 (en) 1997-04-21
US6551653B1 (en) 2003-04-22
KR970020418A (ko) 1997-05-28
EP0769371B1 (de) 2002-06-12
CA2188235C (en) 2007-03-20
TW352363B (en) 1999-02-11
JP4046788B2 (ja) 2008-02-13
AU723676B2 (en) 2000-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3693803B2 (ja) 環式オレフィンポリマーから作られるフィルム、前記フィルムの製造方法、前記フィルムを用いて金属化フィルムを製造する方法、並びに前記フィルムを含むコンデンサー
JP4046788B2 (ja) 金属化ポリオレフィンフィルム
CA2115195C (en) Flexible cycloolefin copolymer film
AU670653B2 (en) Rigid cycloolefin copolymer film
CA2115196C (en) Semi-crystalline cycloolefin copolymer film
JP4907062B2 (ja) ポリプロピレン系二軸延伸複層フィルム
KR101133475B1 (ko) 전기 절연 필름
CN110546190B (zh) 聚烯烃膜及其用途
MXPA96004964A (en) Metallized poliolef sheet
CA2184133A1 (en) Biaxially oriented polypropylene film and a capacitor made thereof
EP0992531B1 (en) Polymer film and film capacitor
JP2002505034A (ja) エレクトレット
JPH10101817A (ja) 高分子誘電体フィルム
KR100558162B1 (ko) 사이클로올레핀중합체로부터제조된이축연신필름,이의용도및이의제조방법
KR100250153B1 (ko) 노광장치
JP2009149063A (ja) 金属蒸着積層体
KR20230104643A (ko) 이축 배향된 폴리프로필렌-사이클릭 올레핀 중합체 필름을 유전체로서 포함하는 커패시터 및 상기 필름의 용도

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070126

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term