JP3693803B2 - 環式オレフィンポリマーから作られるフィルム、前記フィルムの製造方法、前記フィルムを用いて金属化フィルムを製造する方法、並びに前記フィルムを含むコンデンサー - Google Patents

環式オレフィンポリマーから作られるフィルム、前記フィルムの製造方法、前記フィルムを用いて金属化フィルムを製造する方法、並びに前記フィルムを含むコンデンサー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一つ以上の層を有し、環式オレフィンポリマーからつくられる、基層と少なくとも一つの外層とを有するフィルムに関するものであり、前記基層はガラス転移温度Tgを有する環式オレフィンポリマーCOPから実質的につくられており、また前記外層は、環式オレフィンポリマーの混合物から実質的につくられている。また、本発明は、前記フィルムの使用及びその製造方法に関するものでもある。本発明の新規なフィルムは、改善された加工性能及び電気的性質によって区別される。前記フィルムは、コンデンサー誘電体として用いるのにすぐれている。
【0002】
【従来の技術】
環式オレフィンポリマーは、高い耐熱性、高い弾性率、低い吸水率及び良好な誘電特性によって区別される公知の材料である。環式オレフィンポリマーからつくられたフィルムも同様に従来技術において公知である。
【0003】
DD−A−224 538 は、フィルム流延法によってノルボルネン・エチレンコポリマーからのフィルムの製造を記載している。欧州特許出願EP−A−0384 694,EP−A−0 610 814,EP−A−0 610 815及びEP−A−0 610 816は、溶融押出法による環式オレフィンポリマーフィルムの製造を記載している。機械的性質は、フィルムを一軸延伸又は二軸延伸することによって改善される。
【0004】
DD−241 971及びDD−224 538は、環式オレフィンポリマーからつくられるフィルムが小さい誘電正接(tanδ)によって区別されることを述べている。COCフィルムに関するtanδは、1.2・10-5以下であることができることが述べられている。更に、tanδの値が低いことによって、前記フィルムにおける電力損失及び温度上昇が防止されるので、前記フィルムの高周波交流用途にとって特に興味深い事柄が、DD−241 971で述べられている。
【0005】
EP−A−0 384 694は、環式オレフィンポリマーを一軸延伸及び二軸延伸して、延伸フィルムを得ることができることを記載している。前記特許出願は、延伸する前に、前記ポリマーを、それらのガラス転移温度を超える温度まで加熱しなければならないことを述べている。例えば粘着防止剤のような添加剤をフィルムに加えて、更なる加工中に起こる粘着を防止することができる。前記特許出願においては、環式オレフィンポリマーからつくったフィルムの電気的性質に関しては言及していない。
【0006】
EP−A−0 610 814,EP−A−0 610 815及びEP−A−0610 816は、一つ以上の層を有し、且つ環式オレフィンコポリマー(COCs)からつくられたフィルムに関するものであり、またコンデンサー誘電体としてのそれらの使用に関するものである。COCのガラス転移温度未満である40℃から、この温度を超える50℃までの温度範囲における一軸延伸又は二軸延伸が記載されている。微細不活性粒子を前記フィルム中に組み込んで、前記フィルムの更なる加工の容易さ、及び前記フィルムの滑り特性と巻取特性(winding characteristics)を改善することが推奨されている。記載されている不活性粒子の例としては、SiO2、Al23、シリケート、カーボネート、スルフィド、ポリテトラフルオロエチレン、タルク、弗化リチウム、及び有機酸の種々の塩を挙げている。
【0007】
環式オレフィンポリマーからつくった公知のフィルムは、前記フィルムの更なる加工の容易さ、特に前記フィルムの滑り特性と巻取特性に関しては不満足なものである。更に、例えば小さい誘電正接及び大きな破壊電圧のようなすぐれた電気的性質に対する要求が存在している。これらの利点は、滑り特性と巻取特性を改善することによって損なわれないかもしれない。
【0008】
公知の非ポリマー有機及び/又は無機粘着防止剤を用いるとき、粒子は、環式オレフィンポリマーマトリックスに対して良好に接着しない。更に、延伸中に空隙(空胞)が形成される危険がある。前記両方の現象は、フィルムの電気的性質の極めて望ましくない劣化の原因となる。
【0009】
最も頻繁に遭遇する用途分野では、コンデンサーフィルムは金属化される。残念なことに、上記添加剤は、しばしば、フィルム表面を金属化するときに問題を引き起こす。金属層は、突き出ている粒子に良好に接着せず、更に粘着防止剤が粒子の接着を失わせるとき、不完全なものとなる。金属の接着の不良及び金属層の欠陥は、特に、コンデンサーフィルムでは問題である。その結果として、特に、誘電正接の減少が起こり、前記フィルムは、その意図された用途で、もはや用いることはできない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、公知のフィルムの上記短所を防止することであった。特に、良好な滑り特性と電気的性質とを有する環式オレフィンポリマーフィルムを提供すべきである。前記フィルムは、加工し易く、低摩擦であるべきであり、及び粘着すべきではない。しかしながら、滑り特性を改善することによって、コンデンサーフィルムとしてのフィルムの使用適性が損なわれてはいけない。したがって、フィルムは、特に、小さな誘電正接を有していなければならない。
【0011】
本発明の目的は、最初に述べたタイプのフィルムによって達成された。前記フィルムの特性は、外層の環式オレフィンポリマー混合物が、少なくとも二種類の環式オレフィンポリマーCOP1及びCOP2を含むことである。前記二種類のポリマーのガラス転移温度Tg1及びTg2は少なくとも5℃だけ異なり、その場合Tg2−Tg1≧5℃であり、同時に条件Tg2−Tg≧5℃が満たされる。
【0012】
新規フィルムの基層は、環式オレフィンポリマー又は環式オレフィンポリマー混合物からつくられる。基層は、一般的に、環式オレフィンポリマー又は混合物を90〜100重量%、更に所望ならば、従来の添加剤を有効量含む。基層は、環式オレフィンポリマー又は混合物を、好ましくは95〜99重量%、特に98〜99重量%含む。データの単位の重量%は、基層の重量を基準としている。
【0013】
本発明のために、環式オレフィンポリマーは、重合された環式オレフィン単位、及び所望ならばコモノマーとして非環式オレフィンを含むホモポリマー又はコポリマーである。本発明にとって適当な環式オレフィンポリマーは、各場合において該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、重合された環式オレフィン単位を、0.1〜100重量%、好ましくは10〜99重量%、特に50〜95重量%含む。好ましくは、下式I,II,III,IV,V又はVI:
【化10】
Figure 0003693803
(式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7及びR8は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C30-炭化水素基であるか、もしくは式中、二つ以上の基R1〜R8は環中に結合されていて、また式中、同じ基の意味は異なる式において違っていても良い)で表される環式オレフィンからつくられるポリマーである。C1〜C30-炭化水素基の例としては、線状又は枝分かれC1〜C8-アルキル基、C6〜C18-アリール基、C7〜C20-アルキレンアリール基、環式C3〜C20-アルキル基及び非環式C2〜C20-アルキル基が挙げられる。
【0014】
所望ならば、環式オレフィンポリマーは、該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、下式VII:
【化11】
Figure 0003693803
(nは2〜10の数である)で表される少なくとも一種類の単環式オレフィンの重合単位を0〜45重量%含むことができる。
【0015】
所望ならば、環式オレフィンポリマーは、該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、下式VIII:
【化12】
Figure 0003693803
(R9,R10,R11及びR12は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C10-炭化水素基、例えばC1〜C8-アルキル基又はC6〜C14-アリール基である)で表される非環式オレフィンの重合単位を0〜99重量%含んでいても良い。
【0016】
式I〜VIのモノマーの少なくとも一つを開環重合し、引き続いて水素化することによって得られる環式オレフィンポリマーも同等に好適である。
【0017】
環式オレフィンホモポリマーは、式I〜VIの一つのモノマーからつくられる。本発明のために、式I〜VIの少なくとも一つの環式オレフィンと、コモノマーとして式VIIIの非環式オレフィンとを含む環式オレフィンコポリマーが好ましい。本発明で好ましい非環式オレフィンは、2〜20個の炭素原子を有するものであり、特に、例えばエチレン、プロピレン及び/又はブチレンのような2〜10個の炭素原子を有する枝なしの非環式オレフィンである。式VIIIで表される非環式オレフィンの重合単位の割合は、各環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、99重量%以下であり、好ましくは5〜80重量%であり、特に好ましくは10〜60重量%である。
【0018】
上記環式オレフィンポリマーの中で好ましい環式オレフィンポリマーは、特に、ノルボルネン構造、特に好ましくはノルボルネン又はテトラシクロドデセンに基づく多環式オレフィンの重合単位を含むものである。また、非環式オレフィン、特にエチレンの重合単位を含む環式オレフィンコポリマーも好ましい。特に好ましくは、(コポリマーの重量を基準として)エチレンを5〜80重量%、好ましくは10〜60重量%含むノルボルネン・エチレン及びテトラシクロドデセン・エチレンコポリマーである。
【0019】
上記環式オレフィンポリマーは、一般的に−20℃〜400℃、好ましくは50℃〜200℃のガラス転移温度Tgを有する。粘度数(デカリン、135℃、DIN 53728)は、一般的に0.1〜200ml/g、好ましくは50〜150ml/gである。
【0020】
これらの環式オレフィンポリマーの調製は、有機金属化合物による、均質触媒反応又は不均質触媒反応を用いて行われる。オルガノアルミニウム化合物と組み合わせて、チタン化合物及び/又はバナジウム化合物からつくられた混合触媒に基づく適当な触媒システムが、DD 109 224,DD 237 070及びEP−A−0283 164に記載されている。EP−A−0 283 164,EP−A−0 407 870,EP−A−485 893及びEP−A−0 503422では、適当なメタロセン錯体に基づく触媒を用いての環式オレフィンポリマーの調製が記載されている。前記特許出願に記載されている環式オレフィンポリマーを調製する方法は、参照として本明細書に明確に取り入れられる。
【0021】
本発明の新規なフィルムは、上記した基層の他に、少なくとも一つの外層を有し、好ましくは両側上に外層を有する。この外層(単数又は複数)も、基層のための上記環式オレフィンポリマーから実質的につくられる。外層は、基層に関して上記した環式オレフィンポリマーから選択され、且つそれらのガラス転移温度が異なる少なくとも二種類の異なる環式オレフィンポリマーCOP1及びCOP2を含むことは、本発明の目的にとって重要である。ガラス転移温度Tg1とTg2の差は、少なくとも5℃であり、好ましくは少なくとも10〜150℃であり、特に20〜100℃であって、Tg2>Tg1である。
【0022】
COP2のより高いガラス転移温度Tg2が、基層の環式オレフィンポリマーのガラス転移温度Tgを超えていると更に有利であり、好ましくは差が少なくとも5℃、特に好ましくは少なくとも10〜150℃、特に20〜100℃であって、Tg2>Tgであると好ましい。
【0023】
驚くべきことに、外層(単数又は複数)中により高いガラス転移温度Tg2を有する環式オレフィンポリマーCOP2を加えると、フィルムが延伸されるときに、荒い表面がつくり出されることが見出された。フィルムの表面荒さは、より高いガラス転移温度を有する環式オレフィンポリマーCOP2のタイプ及び量を変えることによって、任意の特有な要求条件に正確に調整及び適合させることができる。この処置によって、従来の粒状粘着防止剤を用いずに済ませることができる。新規な形態は、粒状粘着防止剤を有する比較可能なフィルムに比べて、金属化及び加工が一層し易い。添加したCOP2は、外層において分離粒子を生成させないが、驚くべきことに、それにもかかわらず、荒いフィルム表面が生じる。予期外にも、新規なフィルムの荒い表面は、特に均質な表面荒さによって区別される。
【0024】
更に、認められた誘電正接は、通常の粒状粘着防止剤を有する環式オレフィンポリマーからつくられたフィルムのそれに比べて、ずっと小さい。
【0025】
外層は、一般的に、各場合において該外層の重量を基準として、合計で、少なくとも90〜100重量%、好ましくは95〜99重量%、特に98〜99重量%含む。前記データは、環式オレフィンポリマー(COP2及びCOP1)の総含量に関するものである。所望ならば、従来の添加剤の有効量も、外層中に存在していても良い。
【0026】
外層は、一般的に、各場合において該外層の重量を基準として、高いガラス転移温度Tg2を有する環式オレフィンポリマーCOP2を、0.5〜25重量%、好ましくは2〜15重量%、特に5〜10重量%含む。Tg1を有する環式オレフィンポリマーCOP1の割合は、各場合において該外層の重量を基準として、99.5〜75重量%以下、好ましくは98〜85重量%、特に95〜90重量%である。
【0027】
COP1とCOP2との外層混合物は、例えば粉末又はグラニュールの機械的混合、もしくはその後に粗砕を行う押出混合のような通常の公知の方法によって調製しても良い。
【0028】
上記したように、フィルムの個々の層は、環式オレフィンポリマーの他に、適当な添加剤の有効量も含んでいても良い。原則として、例えばポリエチレンフィルム又はポリプロピレンフィルムのようなポリオレフィンフィルムで慣習的に用いられる任意の添加剤が好適である。本発明にしたがう外層の配合によって、公知の従来の粘着防止剤を用いなくて済む。包装用フィルムで通常用いられている滑剤及び帯電防止剤の使用は、コンデンサー用途では避けるべきである。その理由は、それらの添加剤によって、電気的性質が損なわれるからである。したがって、コンデンサーフィルムに関しては、安定剤、中和剤及び酸化防止剤が好ましい。
【0029】
好ましい中和剤は、0.7μm以下の平均粒径、10μm未満の絶対粒径、及び少なくとも40m2/gの比表面積を有するジヒドロタルサイト、ステアリン酸カルシウム及び/又は炭酸カルシウムである。中和剤は、一般的に0.02〜0.1重量%の量で加える。
【0030】
紫外線安定剤の例は、例えばヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール、ヒドロキシベンゾフェノン、ホルムアミジン又はベンジリデンカンファーのような吸収剤、例えばシンナメート又はニッケルキレートのような消光剤(quenchers)、例えば立体障害されたフェノールのような遊離基掃去剤、例えば硫黄含有化合物のニッケル錯体又は亜鉛錯体のようなヒドロペルオキシド分解剤、HALSタイプ光安定剤又はそれらの混合物である。
【0031】
用いることができる安定剤は、エチレン、プロピレン及び他のオレフィンのポリマーのための通常の安定化化合物である。それらは、0.05〜2重量%の量で加える。フェノール系安定剤、アルカリ金属/アルカリ土類金属ステアレート及び/又はアルカリ金属/アルカリ土類金属カーボネートは、特に適する。0.1〜0.6重量%、特に0.15〜0.4重量%の量で用いる、500g/モルを超えるモル質量を有するフェノール系安定剤が好ましい。ペンタエリトリトールテトラキス−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート又は1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンが特に有利である。
【0032】
用いることができる酸化防止剤の例は、例えば置換フェノール及び芳香族アミンのような遊離基掃去剤、及び/又は例えばホスフィット、ホスフェート及びチオ化合物のような過酸化物分解剤である。
【0033】
新規フィルムの全厚は、一般的に2〜50μm、好ましくは3〜30μmである。基層は、フィルムの全厚の少なくとも50%を構成している層である。外層(単数又は複数)の厚さは、0.1〜5μm、好ましくは0.5〜3μm、特に0.5〜1μmである。好ましい態様は、両側に外層を有し、それらは、同じか又は異なる構造を有していても良い。同じ外層を有する三層フィルム、すなわち対称構造を有するフィルムが好ましい。
【0034】
更に、本発明は、新規なフィルムを製造する方法も提供する。好ましくは、製造は、それ自体公知の押出法によって又は同時押出法によって、当業者には公知である通常の方法で行われる。
【0035】
この方法において、通常、同時押出では、押出機において、個々の層のポリマー又はポリマー混合物を圧縮し、溶融し、そして液化する;所望ならば、添加しても良い添加剤を、ポリマー又はポリマー混合物中に既に存在させておいても良く、もしくはマスターバッチ法を用いて添加しても良い。好ましくは、外層のためのポリマー混合物は分離工程で調製する。また、所望ならば、押出機において外層のための成分を混合することもできる。次に、フィルムの個々の層に対応する溶融液を、フラットフィルム押出ダイを通して、共に且つ同時に同時押出し、一つ以上の層を有するその押出されたフィルムを、一つ以上の引取ロールによって引取り、その間に、冷却し、凝固させる。引取ロールの温度は、一般的に20〜 180℃、好ましくは60〜130℃である。
【0036】
次に、得られたフィルムを、押出方向に対して平行に且つ直角に延伸して、分子鎖に配向を与える。縦方向における延伸比は、好ましくは1.1:1〜4:1であり、横方向における延伸比は、好ましくは2:1〜5:1である。縦方向の延伸は、所望の延伸比に対応する異なる速度で走行している二つのロールの助けを借りて都合良く行われ、横方向の延伸は、適当な幅出機で行われる。しかしながら、原則として、他の公知の延伸法を用いて、フィルムを延伸することもできる。
【0037】
通常は、二軸延伸した後、ヒートセット(熱処理)し、最後にフィルムを巻取る。表面張力を増加させるために、所望ならば、二軸延伸後に、フィルムの一つの面又は両面を、公知の方法の一つによって、コロナ処理又は火炎処理しても良い。
【0038】
フィルムを縦方向及び/又は横方向に延伸する温度は、用いる個々の環式オレフィンポリマーのグレードに適合させるべきであり、特にそれらのガラス転移温度に適合させるべきである。縦方向延伸温度Tl及び横方向延伸温度Tqの双方は、基層の配合に左右され、また外層のCOP1のTg1及びCOP2のTg2に左右される。
【0039】
l及びTqの双方は、基層のCOPのTgと外層のCOP1のTg1を、少なくとも5℃、好ましくは10〜150℃超えるものでなければならない。基層におけるCOP混合物の場合、延伸することができる基層のポリマー混合物を十分に加熱しなければならない。その場合、延伸温度は、基層における最も高いTgを有する主成分に一般的に左右される。
【0040】
フィルムの必要な表面荒さを達成するために、延伸温度Tl及びTqを決める場合、外層で用いられるCOP2のガラス転移温度を更に考慮すべきである。最初に行う延伸工程の延伸温度(すなわち、通常はTl)は、COP2のガラス転移温度Tg2よりも少なくとも3℃、好ましくは少なくとも5℃低くあるべきである。原則としては、Tqは、Tg2に関して独立に選択して良く、Tg2を超えるか又はそれ未満でも良い。しかしながら、同時に、上記したように、ここでの延伸温度は、他の環式オレフィンポリマーのTg及びTg1を超えているように配慮すべきである。これらの条件を満たすことによって、フィルムに対して、更なる粘着防止剤を用いずに、良好な延伸性(orientability)及び所望の表面荒さを付与するべきである。
【0041】
おそらく、高いガラス転移温度Tg2を有する環式オレフィンポリマーCOP2の外層(単数又は複数)における混合は、延伸工程中に表層を壊し、COP2の分離粒子を形成させずに、荒い表面を与える。驚くべきことに、表面荒さは、外層(単数又は複数)で用いる環式オレフィンポリマーのタイプ及び量を変えることによって、本発明の広範な範囲において調整することができ;それによって、従来の粘着防止剤を用いるときに比べて、より良好な滑り摩擦値及び誘電正接が得られる。
【0042】
新規なフィルムは、当業者には公知である従来の方法を用いて金属化しても良い。金属化中に前記フィルムの少なくとも一つの表層に対して施用する金属層は、任意の適当な金属から成っていても良い。好ましくはアルミニウム、亜鉛、金又は銀又は適当な合金の層であり、特に好ましくはアルミニウム又はアルミニウム含有合金である。適当な金属化法は、電気めっき、スパッター及び真空蒸着であり、好ましくは真空蒸着である。金属層の厚さは、約20〜600nmであり、好ましくは25〜100nmである。
【0043】
金属化前に、所望ならば、フィルムを、火炎又はコロナによって表面処理しても良い。しかしながら、表面エネルギーを増加させるための従来の処置を施さなくても、新規なフィルムに金属層を提供することもできる。この態様の利点は、環式オレフィンポリマーフィルムを、片側だけでなく、両側を金属化することもできる。コンデンサーは、金属化環式オレフィンポリマーフィルムから、従来の方法で製造しても良い。
【0044】
以下、実施例を掲げて、本発明を更に詳細に説明する。
【0045】
実施例1(140℃のTgを有するCOP1及び/又はCOPの調製)
1.5dm3フラスコ中に、石油留分(沸点範囲90〜110℃)1リットルと、トルエン中メチルアルミノキサン溶液20ml(凝固点降下法で測定した場合に1300g/モルのモル質量を有するメチルアルミノキサン10.1重量%)とを入れ、70℃で約30分間撹拌して、存在している汚染物を除去した。その溶液を排出した後、その反応器に対して、トルエン中ノルボルネン85重量%溶液480cm3を入れた。その溶液を、エチレンで繰り返し加圧(6バールG)することによって、エチレンで飽和させ、次にメチルアルミノキサンのトルエン溶液10cm3を前記反応器に対して加え、その混合物を70℃で5分間撹拌した。15分間予備活性させた後、トルエン中メチルアルミノキサン溶液10cm3中イソプロピレン−(1−シクロペンタジエニル)(1−インデニル)−ジルコニウムジクロリド5.43mg溶液を加えた。その混合物を70℃で30分間撹拌(750回転/分)して重合させ、更にエチレンを計量して注入して、エチレン圧力を18バールGに保った。均質な反応溶液を容器中に排出し、水約1mlと混合した。次にその溶液を濾過助剤と混合し、圧力フィルターを通して濾過した。得られた溶液を、アセトン5dm3中に素早く注ぎ、10分間撹拌し、濾過した。得られた固体をアセトンで洗浄した。再び、ポリマーを濾別し、80℃及び0.2バールの圧力で15時間乾燥させた。
【0046】
無色のポリマーが89.1g得られた。粘度数を測定するために、得られたポリマー0.1gをデカリン100ml中に溶かし、135℃で細管粘度計の中にある溶液について測定した。粘度数は、56.5dl/gであった。ガラス転移温度は、Perkin Elmer DSC7 を用いて測定した。20℃/分の加熱速度での第二加熱曲線から、ガラス転移温度は140℃であった。13C核磁気共鳴スペクトル法を用いて測定したエチレン含量は49モル%であった。ポリマーの分子量は、135℃で、オルトジクロロベンゼン中ゲル透過クロマトグラフィーを用いて、測定した。ポリエチレン画分を基準として用いた。得られたポリマーについて次の値が見出された:Mn:21,500g/モル;MW:45,000g/モル;MW/Mn:2.1。
【0047】
実施例2(165℃のTgを有するCOP2の調製)
実施例1で説明した方法によって、ポリマーを調製した。エチレン圧力は5バールGに設定し、イソプロピレン−(9−フルオレニル)シクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド4.78mgを触媒として用いた。ポリマーを単離した後、以下の量及び特性を見出した:
収量:56g;溶液粘度:81ml/g;ガラス転移温度163℃;エチレン含量:45モル%;分子量;Mn:43,900g/モル;MW:83,800g/モル;MW/Mn:1.9。
【0048】
実施例3(COP1とCOP2との混合物の調製)
COP1 16kg とCOP2 4kg との混合物を、240℃の溶融温度において、二軸スクリュー押出機で押出し、次に硬化した押出物を粗砕した。無色で曇ったグラニュールが19.2kg得られた。DSCによると、139℃(Tg1)のガラス転移温度と、もう一つのより弱いガラス転移温度164℃(Tg2)が得られた。
【0049】
実施例4(COP1と Syloblock 44 との混合物の調製)
COP1 16kg と Syloblock 44 4kg との混合物を、240℃の溶融温度において、二軸スクリュー押出機で押出し、次に硬化した押出物を粗砕した。無色で曇ったグラニュールが19.3kg得られた。DSCによると、139℃(Tg1)のガラス転移温度が得られた。
【0050】
実施例5,6,7
ABA層構造を有する、すなわち基層Bが二つの同じ外層Aによって取り囲まれている三層フィルムを、二軸押出と、その後に行った縦方向及び横方向における段階延伸によって製造した。
【0051】
基層Bは、実施例1で説明したCOP1から実質的に成っていて、フェノール系安定剤を0.2重量%含んでいた。二つの外層のそれぞれは、実質的に、(個々の外層中にある環式オレフィンコポリマーの総重量を基準として)98重量%が実施例1からのCOP1から成っていて、2重量%が実施例2からのCOP2から成っていて、また(外層の総重量を基準として)0.2重量%がフェノール系安定剤から成っていた。
【0052】
フィルムの各層を、押出温度230℃及びダイ温度240℃において、フラットフィルムダイを通して共に押出した。出て来ている溶融液流を、90℃で、引取ロールで引取り、次に、巻取る前に、温度150〜160℃で縦方向に延伸し(縦方向延伸比:2.0)、更に次に温度170〜175℃で横方向に延伸した(横方向延伸比:3.2)。
【0053】
このようにして製造したフィルムについて測定した特性を表1に掲げる。フィルムは、粘着する傾向を有しておらず、すぐれた巻取り挙動を有していた。
【0054】
比較実施例8及び9
ABA層構造を有する、すなわち基層Bが二つの同じ外層Aによって取り囲まれている三層フィルムを、二軸押出と、その後に行った縦方向及び横方向における段階延伸によって製造した。
【0055】
基層Bは、実施例1で説明したCOP1から実質的に成っていて、フェノール系安定剤を0.2重量%含んでいた。同様に、二つの外層は、実施例1のCOP1と、フェノール系安定剤0.2重量%から実質的に成っていた。
【0056】
実施例5〜7で説明したように、まず最初に、基層及び外層を、230℃の押出温度及び240℃のダイ温度で、90℃の引取ロール上へと押出し、次に、巻取る前に、温度150〜160℃で縦方向に延伸し(縦方向延伸比:2.0)、更に次に温度170〜175℃で横方向に延伸した(横方向延伸比:3.2)。
【0057】
このようにして製造したフィルムについて測定した特性を表1に掲げる。フィルムは、高い相互摩擦を有していたので、皺をつくらずに巻取ることはできなかった。
【0058】
比較実施例10及び11(COP1と、外層中添加剤としての Syloblock 44とからの二軸延伸フィルムの製造)
ABA層構造を有する、すなわち基層Bが二つの同じ外層Aによって取り囲まれている三層フィルムを、二軸押出と、その後に行った縦方向及び横方向における段階延伸によって製造した。
【0059】
基層Bは、実施例1で説明したCOP1から実質的に成っていて、フェノール系安定剤を0.2重量%含んでいた。二つの外層のそれぞれは、実質的に、(個々の外層中にある環式オレフィンコポリマーCOP1の総重量を基準として)99.6重量%が実施例1からのCOP1から成っていて、0.4重量%が Syloblock 44 から成っていて、また(外層の総重量を基準として)0.2重量%がフェノール系安定剤から成っていた。
【0060】
まず最初に、基層及び外層を、230℃の押出温度及び240℃のダイ温度で、90℃の引取ロール上へと押出し、次に、巻取る前に、温度150〜160℃で縦方向に延伸し(縦方向延伸比:2.0)、更に次に温度170〜175℃で横方向に延伸した(横方向延伸比:3.2)。このようにして製造したフィルムは表1に掲げてある特性を有していた。
【0061】
比較実施例12
外層中の Syloblock 44 の濃度を(環式オレフィンコポリマーCOP1及びCOP2の総重量を基準として)0.15重量%まで低下させた以外は、比較実施例10及び11のようにしてフィルムを製造した。フィルムの厚さは、6μmであった。フィルムの配合及び作業条件は、比較実施例10及び11のそれらに対応させた。
【0062】
新規なフィルム(実施例5〜7)は、Syloblock 44 を用いて達成することができる値に比べて著しく低い滑り摩擦係数によって区別される。同時に、実施例5〜7は、Syloblock含有フィルムの誘電正接に比べて著しく小さいことを示している。また、試験実施例8〜9は、同等に小さい誘電正接値が、粘着防止剤を含んでいないCOCフィルムに関してのみ達成することができることも示している。しかしながら、これらのフィルムは、実際には用いることはできない。その理由は、粘着する傾向が強く、且つ滑り摩擦係数が高いからである。それらのフィルムは、皺をつくらずに巻取ることはできず、またそれらは、巻出中及びすべての更なる加工中に粘着する。
【0063】
【表1】
Figure 0003693803
Ri:フィルムの内側 Ro:フィルムの外側
【0064】
以下の測定法を用いて、原料及びフィルムに関する値を得た:
粘度数J
粘度数は、モル質量の尺度であり、135℃において、0.1%デカヒドロナフタレン溶液中で、DIN 53 728、パート4にしたがって測定した。
【0065】
ガラス転移温度
ガラス転移温度は、20°K/分における第二加熱曲線から、DIN 53 765にしたがって測定した。
【0066】
エチレン含量
COPsのエチレン含量は、13C NMRによって測定した。
【0067】
分子量決定(MW及びMn)
これらの試験片の分子量は、標準としてポリエチレンを用いたゲル透過クロマトグラフィーによって測定した。溶離剤は、温度135℃のo−ジクロロベンゼンであった。Jerdi カラムシステム(500 x 10mm、 直線形)及び RI-64 カテーテルを有する Waters 150-C ALC/GPC を用いた。
【0068】
滑り摩擦
滑り摩擦の測定は、DIN 53375に基づいて行い、フィルムの内側に対するフィルムの外側について測定した。滑り摩擦係数は、フィルム製造約14日後に測定した(23℃及び相対湿度50%)。
【0069】
表面荒さ
表面荒さは、DIN 4768にしたがって、それぞれ0.25mm及び0.08mmの切断片に関して測定した。
【0070】
引裂強さ及び破断点伸び
DIN 53455にしたがって、引裂強さ及び破断点伸びを測定した。
【0071】
弾性率
DIN 53457又はASTM 882にしたがって、弾性率を測定した。
【0072】
誘電正接
測定電圧1ボルト及び蒸着銀電極(20cm2,層の厚さ150nm)を用いて、23℃及び相対湿度50%において、DIN 53483にしたがって測定した。

Claims (30)

  1. 環式オレフィンポリマーからつくられる、基層と少なくとも一つの外層とを有するフィルムであって、前記基層がガラス転移温度Tgを有する環式オレフィンポリマーCOPから実質的につくられ、また前記外層が環式オレフィンポリマーの混合物から実質的につくられ、前記環式オレフィンポリマーの混合物が少なくとも二種類の環式オレフィンポリマーCOP1とCOP2とを含んでいて、前記二種類のポリマーのガラス転移温度Tg1及びTg2が少なくとも5℃だけ異なっていて、Tg2−Tg1≧5℃であり、同時に条件Tg2−Tg≧5℃を満たしている前記フィルム。
  2. 該基層が、環式オレフィンポリマー又は環式オレフィンポリマー混合物を90〜100重量%、及び所望ならば更に従来の添加剤を含む請求項1記載のフィルム。
  3. 該基層の環式オレフィンポリマーが、各場合において該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、下式I,II,III,IV,V又はVI:
    Figure 0003693803
    (式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7及びR8は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C30-炭化水素基であるか、もしくは式中、二つ以上の基R1 〜R8は環中に結合されていて、また式中、同じ基の意味は異なる式において違っていても良い)で表される重合環式オレフィン単位を、0.1〜100重量%含む請求項1及び2のいずれかに記載のフィルム。
  4. 該基層の環式オレフィンポリマーが、式I,II,III,IV,V又はVIで表される重合環式オレフィン単位を、該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として10〜99重量%含む請求項3に記載のフィルム。
  5. 該基層の該環式オレフィンポリマーが、環式オレフィンコポリマーであって、且つ該環式オレフィンコポリマーの総重量を基準として、下式VII:
    Figure 0003693803
    (nは2〜10の数である)で表される少なくとも一種類の単環式オレフィンの重合単位を45重量%以下含む請求項4記載のフィルム。
  6. 該基層の該環式オレフィンポリマーが、環式オレフィンコポリマーであって、且つ該環式オレフィンコポリマーの総重量を基準として、下式VIII:
    Figure 0003693803
    (R9,R10,R11及びR12は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C10-炭化水素基、例えばC1〜C8-アルキル基又はC6〜C14-アリール基である)で表される非環式オレフィンの重合単位を99重量%以下含む請求項4記載のフィルム。
  7. 該基層の該環式オレフィンポリマーが、コポリマーの重量を基準として5〜80重量%のエチレン含量を有するノルボルネン・エチレンコポリマー又はテトラシクロドデセン・エチレンコポリマーである請求項1〜6のいずれかに記載のフィルム。
  8. 該基層の該環式オレフィンポリマーが、−20℃〜400℃のガラス転移温度Tg、及び0.1〜200ml/gの粘度数(デカリン、135℃、DIN 53728)を有する請求項1〜6のいずれかに記載のフィルム。
  9. 該基層の該環式オレフィンポリマーが、50〜200℃のガラス転移温度T g を有する請求項8に記載のフィルム。
  10. 該基層の該環式オレフィンポリマーが、50〜150 ml/g の粘度数(デカリン、135℃、DIN 53728)を有する請求項8又は9に記載のフィルム。
  11. 該環式オレフィンポリマーCOP1及びCOP2の該ガラス転移温度Tg1及びTg2が、少なくとも5〜150℃だけ異なっていて、且つTg1<Tg2である請求項1〜10のいずれかに記載のフィルム。
  12. 該外層が、各場合において該外層の重量を基準として、環式オレフィンポリマーCOP1及びCOP2を90〜100重量%含み、且つCOP1の割合が99.5〜75重量%であり、COP2の割合が0.5〜25重量%である請求項1〜11のいずれかに記載のフィルム。
  13. 該環式オレフィンポリマーCOP1が、各場合において該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、下式I,II,III,IV,V又はVI:
    Figure 0003693803
    (式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7及びR8は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C30-炭化水素基であるか、もしくは式中、二つ以上の基R1 〜R8は環中に結合されていて、また式中、同じ基の意味は異なる式において違っていても良い)で表される重合環式オレフィン単位を、0.1〜100重量%含む請求項1〜12のいずれかに記載のフィルム。
  14. 該環式オレフィンポリマーCOP 1 が、該環式オレフィンポリマーの重量を基準として、式I,II,III,IV,V又はVIで表される重合環式オレフィン単位を、10〜99重量%含む請求項13に記載のフィルム。
  15. 該環式オレフィンポリマーCOP1が、環式オレフィンコポリマーであって、且つ該環式オレフィンコポリマーの総重量を基準として、下式VII:
    Figure 0003693803
    (nは2〜10の数である)で表される少なくとも一種類の単環式オレフィンの重合単位を45重量%以下含む請求項14記載のフィルム。
  16. 該環式オレフィンポリマーCOP1が、環式オレフィンコポリマーであって、且つ該環式オレフィンコポリマーの総重量を基準として、下式VIII:
    Figure 0003693803
    (R9,R10,R11及びR12は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C10-炭化水素基、例えばC1〜C8-アルキル基又はC6〜C14-アリール基である)で表される非環式オレフィンの重合単位を99重量%以下含む請求項14記載のフィルム。
  17. 該環式オレフィンポリマーCOP2が、各場合において該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、下式I,II,III,IV,V又はVI:
    Figure 0003693803
    (式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7及びR8は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C30-炭化水素基であるか、もしくは式中、二つ以上の基R1 〜R8は環中に結合されていて、また式中、同じ基の意味は異なる式において違っていても良い)で表される重合環式オレフィン単位を、0.1〜100重量%含む請求項1〜12のいずれかに記載のフィルム。
  18. 該環式オレフィンポリマーCOP 2 が、該環式オレフィンポリマーの総重量を基準として、式I,II,III,IV,V又はVIで表される重合環式オレフィン単位を、10〜99重量%含む請求項17に記載のフィルム。
  19. 該環式オレフィンポリマーCOP2が、環式オレフィンコポリマーであって、且つ該環式オレフィンコポリマーの総重量を基準として、下式VII:
    Figure 0003693803
    (nは2〜10の数である)で表される少なくとも一種類の単環式オレフィンの重合単位を45重量%以下含む請求項17又は18に記載のフィルム。
  20. 該環式オレフィンポリマーCOP2が、環式オレフィンコポリマーであって、且つ該環式オレフィンコポリマーの総重量を基準として、下式VIII:
    Figure 0003693803
    (R9,R10,R11及びR12は、同じか又は異なっていて、水素原子又はC1〜C10-炭化水素基、例えばC1〜C8-アルキル基又はC6〜C14-アリール基である)で表される非環式オレフィンの重合単位を99重量%以下含む請求項17又は18に記載のフィルム。
  21. 該基層及び/又は該外層が、安定剤、中和剤及び/又は酸化防止剤を含む請求項1〜20のいずれかに記載のフィルム。
  22. 該フィルムが2〜50μmの全厚を有し、該外層(単数又は複数)の厚さが0.1〜5μmである請求項1〜21のいずれかに記載のフィルム。
  23. 該フィルムが、両側に外層を有する請求項1〜22のいずれかに記載のフィルム。
  24. 該フィルムが、両側に同じ外層を有する請求項23に記載のフィルム。
  25. 該外層(単数又は複数)が、粒状酸化防止剤を含まない請求項1〜24のいずれかに記載のフィルム。
  26. 個々のフィルム層に対応する溶融液をフラットフィルムダイを通して同時押出する工程、前記同時押出フィルムを引取ロールによって引取る工程、そのフィルムを1.1:1〜4:1の縦方向延伸比及び2:1〜5:1の横方向延伸比で二軸延伸する工程、その二軸延伸したフィルムをヒートセットする工程、所望ならば前記フィルムをコロナ処理又は火炎処理し、そしてそれを巻取る工程、を含む請求項1記載のフィルムを製造する方法。
  27. フィルムを、縦方向延伸温度Tl及び横方向延伸温度Tqで延伸し、その場合、前記Tl及びTqが該基層の環式オレフィンポリマーCOPのTgを少なくとも5℃超え、同時にTlが、該外層の環式オレフィンポリマーCOP2のTg2よりも少なくとも3℃低い請求項26に記載の方法。
  28. 金属めっき、スパッター又は真空蒸着法を用いて請求項1〜18のいずれかに記載のフィルムの少なくとも一つの表層に金属層を施用することを特徴とする金属化フィルムの製造方法。
  29. 金属めっき、スパッター又は真空蒸着法を用いて請求項1〜18のいずれかに記載のフィルムの両面に金属層を施用することを特徴とする両側上が金属化されたフィルムの製造方法。
  30. 請求項1〜18、21及び22のいずれかに記載のフィルムを含むコンデンサー。
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