JPH09123280A - 枝管の補修工法及び補修用スリーブ - Google Patents

枝管の補修工法及び補修用スリーブ

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JPH09123280A
JPH09123280A JP7284103A JP28410395A JPH09123280A JP H09123280 A JPH09123280 A JP H09123280A JP 7284103 A JP7284103 A JP 7284103A JP 28410395 A JP28410395 A JP 28410395A JP H09123280 A JPH09123280 A JP H09123280A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工の簡素化を図ることにより施工期間の短
縮及び施工費の低減が得られる枝管の補修工法を提供す
ること。 【解決手段】 筒状のベース21、22に未硬化状態の
熱硬化性樹脂23を含浸せしめた樹脂層24を有する補
修用スリーブ20を枝管内に挿入し、補修用スリーブ2
0内にスリーブ拡径装置に加圧流体を供給して補修用ス
リーブ20を拡径させて枝管内周面に圧接固定した後加
圧流体を加熱流体に切替え供給して補修用スリーブ20
を硬化せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に設置された下
水管等の本管から分岐する枝管を地上から開削すること
なく補修する枝管の補修工法及び補修用スリーブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に地中に埋設された下水管等の本管
には、本管に形成された取付開口部に一端が接合される
枝管が本管から分岐して連結されている。これら枝管は
長期の使用により内周面が硫化水素やその他の腐食ガス
及び付着物等によって侵食され、かつ劣化して強度が低
下している。また地圧や地盤沈下等により継目部がずれ
て隙間ができたり、上載荷重等によって枝管の一部にク
ラック等の破損が発生し、この部分より地下水等が枝管
内に浸入、或いは枝管内を流れる流水等が地中に漏水す
ることがある。これら地下水等の枝管内への浸入や漏水
に伴い枝管周囲の土砂が流出して枝管の背面に空洞部が
生じて路面陥没等を誘発するおそれがある。
【0003】この対策として枝管の内周面を補修用スリ
ーブによって被覆する補修工法がある。
【0004】この補修工法は、本管内の枝管分岐箇所に
設けた本管スリーブの開口部が本管に形成された取付開
口部と対向するよう本管用スリーブを固定する。本管内
に固定された本管用スリーブは取付開口部近傍の本管内
周面を覆い、かつ本管用スリーブ両端部外周に嵌合する
環状の止水材が本管内周面に圧接することにより本管用
スリーブと本管との間が水密的に接合される。
【0005】そして先端が閉塞された補修用スリーブを
枝管内へ引き込み或いは反転により挿入し、補修用スリ
ーブの開放された後端にリーダチューブを接続してこの
リーダチューブを通して補修用スリーブ内に圧搾空気を
供給する。
【0006】圧搾空気の供給により補修用スリーブが枝
管内で膨張拡径し、枝管内周面に補修用スリーブ外周面
を圧接させて枝管内に補修用スリーブを固定する。この
とき補修用スリーブの膨張に伴って補修用スリーブの外
周に嵌合された弾性シールが本管用スリーブの開口部周
縁に設けられた弾性シール部材に圧接されて弾性シール
と弾性シール部材との間が水密的にシールされる。
【0007】そして膨張した補修用スリーブ内にリーダ
チューブを介して紫外線ライトトレーンを搬入して補修
用スリーブに紫外線を照射する。補修用スリーブに紫外
線が照射されると、補修用スリーブに含まれた光硬化剤
を含有する熱硬化性樹脂が硬化し、これにより枝管内周
面は硬化した補修用スリーブによって被覆されて補修さ
れる。
【0008】補修用スリーブの紫外線照射による硬化処
理が終了すると、紫外線ライトトレーン、リーダチュー
ブ等を撤去し、本管用スリーブ内に突出している補修用
スリーブの閉塞している先端を管内切断機によって切断
除去し、補修用スリーブの内部と本管用スリーブの内部
とを連通せしめて枝管の補修を完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記補修工法によれ
ば、本管から分岐した枝管の内周面が補修用スリーブに
よって全長にわたって被覆され、枝管の継目、クラック
等の隙間から地下水等の浸入或いは漏水が防止される。
しかし圧搾空気の供給により補修用スリーブを膨張さ
せ、段差、曲り或いは狭溢部分のある枝管内周面に圧接
した状態でその補修用スリーブ内に比較的大きい径の紫
外線ライトトレーンを挿入移動して補修用スリーブを硬
化せしめる作業には困難を来たし、施工が複雑になり施
工の長期化及び施工費の高騰を招き、かつ補修スリーブ
の枝管内面に沿って充分圧接しない場合には充分な補修
効果が得られない等の不具合がある。
【0010】従って本発明の目的は、施工の簡素化を図
ることにより施工期間の短縮及び施工費の低減が得られ
る枝管の補修工法及び高品質の補修効果が得られる補修
用スリーブを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による枝管の補修工法は、本管に設けられた取付開口
部に一端が接合された枝管の内周面をこの枝管内に挿入
された補修用スリーブによって被覆する枝管の補修工法
において、上記取付開口部に接合される枝管の一端に挿
入する筒状の突出部を有すると共に両端部外周に環状の
止水材が設けられた本管用スリーブを本管内に挿入して
止水材を本管内周面に圧接して本管用スリーブを本管内
に固定する工程と、先端部外周に環状の止水材が嵌装さ
れ、筒状のベース材に未硬化状態の熱硬化性樹脂を含浸
せしめた樹脂層を有する補修用スリーブを枝管内に挿入
して先端部外周の止水材を本管用スリーブの突出部内に
位置させる工程と、枝管内に挿入された補修用スリーブ
内にスリーブ拡径装置を挿入する工程と、スリーブ拡径
装置に加圧流体を供給して補修用スリーブを拡径させて
枝管内周面に圧接固定する工程と、スリーブ拡径装置に
供給される加圧流体ものであり、補修用スリーブは、本
管から分岐した枝管内に挿入されて枝管内周面を被装し
て枝管を補修する補修用スリーブにおいて、周方向に伸
長可能な筒状のベース材に未硬化状態の熱硬化性樹脂を
含浸せしめた樹脂層を有することを特ものであり、補修
用スリーブは、本管から分岐した枝管内に挿入されて枝
管内周面を被装して枝管を補修する補修用スリーブにお
いて、周方向に伸長可能な筒状のベース材に未硬化状態
の熱硬化性樹脂を含浸せしめた樹脂層を有することを特
徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明における枝管の補修工
法及び補修用スリーブの一実施の形態を図によって説明
する。
【0013】本補修工法は、図1に示すように、下水道
等の本管1から分岐した枝管2と、枝管2を取付けるた
めの本管1における取付開口部1bとを同時に補修する
ものであり、その補修部材として本管1内に装着される
本管用スリーブ10と、枝管2内に装着される補修用ス
リーブ20とが使用される。
【0014】本管用スリーブ10は、本管1内の取付開
口部1b近傍に挿入され、図2に示すように円筒状のス
リーブ本体11と、このスリーブ本体11から分岐した
円筒状の突出部12を有し、ガラス繊維、ポリエステル
繊維等からなるベース材に未硬化状態の不飽和ポリエス
テル系樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成されてい
る。
【0015】更にスリーブ本体11の両端部外周上に周
方向に伸びる環状の止水材15が嵌装され、止水材15
は水膨潤性材料、例えばエーテル系ポリウレタンエラス
トマー、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体等の吸
水性樹脂、またはこれらとプロピレンゴム、天然ゴム等
の混合物によって形成される。
【0016】一方補修用スリーブ20は、図3に一部破
断説明図を示すようにガラス繊維、ポリエステル繊維等
の補強繊維からなる筒状のベース材を1層或いは複数積
層、本実施形態では2層のベース材21、22に未硬化
状態の熱硬化性樹脂23、例えば不飽和ポリエステル系
樹脂を含浸させて形成した樹脂層24と、この樹脂層2
4の内外両面を各々被覆するプラスチック薄膜、例えば
ポリエチレンフィルム等の内側薄膜25及び外側薄膜2
6とを有し、内側薄膜25及び外側薄膜26の各端部は
樹脂層24を包囲するよう互に溶着により接合されてい
る。更に補修用スリーブ20の先端部外周には水膨潤材
料からなり、周方向に伸びる環状の止水材27が嵌装さ
れている。 補強繊維からなるベース材21、22は、
例えば図3に示すように周方向に対して傾斜して配列す
る複数の繊維束が互に交差して編まれた筒状であって、
周方向に例えば1.3〜1.5倍即ち130〜150%
伸長可能に形成されていて、補修用スリーブ20の内側
に配設されたスリーブ拡径装置によって拡径した際、周
方向に伸長される。補修用スリーブ20の外径は、拡径
前は枝管2の内径より充分に小さく、補修用スリーブ2
0が拡径することによって枝管2の内周面2aの形状に
倣ってその外周面20aが枝管2の内周面2aに密着す
るようになっている。
【0017】このように構成された本管用スリーブ10
及び補修用スリーブ20を使用した枝管の補修工法を図
4乃至図11によって説明する。
【0018】図中符号1は本管、2は枝管、3、4はマ
ンホールである。補修すべき枝管2及び枝管2が取付け
られる本管1の内周面2a及び1aは長期間の使用によ
り硫化水素等に晒されて劣化し、かつ侵食されて管厚さ
が減少して強度が低下したり、地圧や振動等により継目
がずれたりクラックが発生している場合がある。
【0019】先ず、本管1、枝管2の内周面1a、2a
を高圧水を吹き付ける管内洗浄車等により洗浄し、必要
に応じて高圧水の吹き付けによっては落しきれない内周
面1a、2aの汚れ、付着したモルタルや混入した木根
等を取り除く表面処理を施す。
【0020】次に、図4に示すように本管用スリーブ1
0が搭載されたスリーブ設置機30をテレビカメラ40
によるモニタで監視しつつ、地上からスリーブ設置機3
0を遠隔操作し、本管用スリーブ10を本管1内の取付
開口部1bに位置させる。
【0021】そしてスリーブ設置機30に配置された膨
張部内に圧搾空気を供給して膨張せしめることにより本
管用スリーブ10のスリーブ本体11を拡径させて、ス
リーブ本体11及びスリーブ本体11の両端外周上に設
けられた環状の止水材15を本管内周面1aに圧接する
とともに突出部12を取付開口部1bから枝管2内へ挿
入して枝管2の内周面2aに圧接する。
【0022】本管用スリーブ10の本管内周面1a及び
枝管内周面2aへの圧接に伴ってスリーブ本体11及び
突出部12は圧縮変形されて本管内周面1a及び枝管内
周面2aに隙間なく圧接される。
【0023】続いてスリーブ設置機30に設けられた加
熱装置により本管用スリーブ10を加熱してベース材に
含浸する熱硬化性樹脂を硬化せしめ、硬化処理終了後、
膨張部内の圧搾空気を排出して膨張部を縮径させて本管
1内からスリーブ設置機30を撤去する。
【0024】硬化した本管用スリーブ10は、本管1の
内周面1a及び取付開口部1b近傍の枝管2の内周面2
aを被覆し、本管内周面1aを被覆する本管用スリーブ
10がガラス繊維等のベース材によって補強された言わ
ば高強度の強化プラスチック(FRP)となり、本管1
の補強が得られる。
【0025】本管用スリーブ10の設置が終了すると、
続いて図5に示すように、地上に設置された桝5に開口
する枝管2の桝側開口部からロープ31を挿入し、枝管
2、本管用スリーブ10及び本管1内を経由してロープ
31の一端をマンホール3まで導入する。
【0026】そして、図6に示すようにロープ31の他
端に補修用スリーブ20の先端を固定してロープ31を
マンホール3の上方地上に設けられた牽引装置によりロ
ープ31を牽引して止水材27が本管1に装着された本
管用スリーブ10の突出部12内に達して先端が本管用
スリーブ10内に突出する所定位置まで補修用スリーブ
20を枝管2内に引き込む。
【0027】続いて図7に示すように予め補修用スリー
ブ20内に挿通せしめられた拡径装置引込み用ロープ3
2を前記ロープ31同様地上に設けられた牽引装置によ
り牽引して拡径装置引込み用ロープ32の端部に連結さ
れたスリーブ拡径装置35をその先端が本管用スリーブ
10内に突出する図8に示す所定位置まで導入する。
【0028】スリーブ拡径装置35は、図9に示すよう
に先端36a及び後端36bが閉塞された筒状の弾性材
料、例えばゴム製の膨張部36と、先端36aに設けら
れ、膨張部36内と外部とを連結する細孔を有するノズ
ル37と、後端36bに設けられ、地上に設置された加
圧流体供給装置から供給管39を介して供給される加圧
流体を膨張部36内に導入するための注入口38とを主
要部とし、ノズル37が取付けられる先端36aに前記
拡径装置引込み用ロープ32の端部が連結している。
【0029】続いて加圧流体供給装置から供給管39、
注入口38を介してスリーブ拡径装置35の膨張部36
内に加圧流体、例えば圧搾空気を供給して膨張部36を
膨張させる。このとき圧搾空気の一部はノズル37から
流出する状態にある膨張部36の膨張に伴って補修用ス
リーブ20が拡径せしめられ、補修用スリーブ20の外
周面20aが枝管2の内周面2aに圧接されて枝管2内
に補修用スリーブ20が固定される。このとき補修用ス
リーブ20の拡径に伴って補修用スリーブ20に嵌装さ
れた止水材27が本管用スリーブ10の突出部12内周
面に圧接されて補修用スリーブ20と補修用スリーブ2
0との間が水密的にシールされる。
【0030】そして、加圧流体供給装置から供給管3
9、注入口38を介して膨張部36内に供給される圧搾
空気に替えて例えば50〜100℃の加熱した圧搾空
気、加熱した蒸気或いは温水等の加熱流体を膨張部36
に供給して補修用スリーブ20を加温する。
【0031】補修用スリーブ20の加熱に従ってベース
材21、22に含浸せしめられた熱硬化性樹脂23が硬
化し、外側薄膜26を介して枝管2の内周面2aを被覆
する樹脂層25がガラス繊維等のベース材21、22に
よって補強された言わば高強度の強化プラスチック(F
RP)となり枝管2の補強が得られる。
【0032】補修用スリーブ20の硬化処理が終了する
と、加圧流体供給装置による加熱流体の供給を停止せし
め、補修用スリーブ20内に残存する加熱流体を補修用
スリーブ20の先端に設けられたノズル37から流出さ
せ、膨張部36を縮径させて図10に示すようにスリー
ブ拡径装置35を補修用スリーブ20内から桝5側へ牽
引して搬出する。
【0033】しかる後、本管用スリーブ10内に突出し
ている補修用スリーブ20の先端を管内切断機によって
切断除去する。この管内切断機による補修用スリーブ2
0の先端の切断除去作業もテレビカメラによるモニタを
地上で監視しながら管内切断機を遠距離操作することに
より行われ、これにより図11に示す状態となり枝管2
の補修が完了する。
【0034】このように補修する枝管の補修工法によれ
ば、本管1から分岐した枝管2の内周面2aが全長にわ
たってガラス繊維等のベース材21、22によって補強
された樹脂層25によって強固に補修され、本管1内の
取付開口部1b近傍に設置された本管用スリーブ10の
突出部12との間が止水材27を介してシールされ、か
つ本管用スリーブ10のスリーブ本体11の両端外周と
の間が止水材15によってシールされることから、本管
1及び枝管2のクラック或いは継目部等から地下水等が
浸入しても補修用スリーブ20、本管用スリーブ10、
止水材15及び27によつて漏水が確実に防止され、し
かも各止水材15及び27として水膨潤材料が使用され
ることから浸入水等に接触すると膨張し、シール性が更
に向上する。また補修用スリーブ20の拡径のため加圧
流体供給装置から膨張部35に供給される圧搾空気を加
熱した圧搾空気、加熱蒸気或いは温水等の加熱流体に切
替え供給することにより補修用スリーブ20内の熱硬化
性樹脂23を硬化せしめることが可能になり、補修作業
の簡素化が得られ、補修作業の効率化及び補修コストの
低減、補修期間の短縮が得られる。
【0035】以上説明では補修用スリーブ20を枝管2
内に引き込み、その後、枝管2内に引き込んだ補修用ス
リーブ20内にスリーブ拡径装置35を引き込み設置し
たが、スリーブ拡径装置35の膨張部36の外周に予め
補修用スリーブ20を嵌装し、膨張部36と補修用スリ
ーブ20とを例えば図12に要部断面を示すように一体
的に折り畳み乃至巻回して補修用スリーブ20とスリー
ブ拡径装置35とを同時に桝5側より枝管2内に引き込
み設置することも可能である。
【0036】また図13に断面図を示すように、スリー
ブ拡径装置35の膨張部36内に一端が注入口38に接
続する可撓管40を設け、可撓管40に開口する多数の
射出孔41から膨張部36内に圧搾空気や加熱圧搾空
気、加熱蒸気等の加熱流体を噴出するよう構成すること
も可能である。
【0037】更に図14に示すように注入口38に接続
する可撓管42の先端が膨張部36内の先端36aと後
端36bとの間を移動可能に設け、可撓管42の先端付
近に開口する射出孔43を先端36aから後端36bへ
或いは後端36bから先端36a方向へ移動しつつ加熱
流体を膨張部36を介して補修用スリーブ20の内周面
20aに吹き付けることにより樹脂層24内の熱硬化性
樹脂23の硬化の均一化を図ることが可能である。なお
図中符号44は基端が可撓管42の先端付近に設けられ
た可撓材からなるブラシ状であって、先端が膨張部36
内周面に摺接することにより可撓管42の先端を膨張部
36中心軸線に沿って移動せしめるための可撓管案内部
材であり、符号50は温度測定装置である。
【0038】従って案内部材44が可撓性材料からなる
ブラシ状であることから段差、曲り、或いは狭溢部分が
ある枝管2内面2aに押圧された補修用スリーブ20で
あっても補修用スリーブ20の内面に追従して弾性変形
して可撓管42を安定的に保持し、補修用スリーブ20
内面破損することなく、かつ温度測定装置50によって
加熱状態、即ち加熱に伴う補修用スリーブ20の硬化状
態を確認しながら補修用スリーブ20を部分的にしかも
連続移動しつつ加熱硬化せしめることが可能になり、噴
出口43からの加熱した圧搾空気による加熱に先行して
他の部位が熱によって影響を受けることがなく、スリー
ブ全長にわたって均一に硬化することが可能になり高品
質の補修用スリーブによる被覆が得られる。
【0039】図15は、スリーブ拡径装置45の他の実
施形態を示す説明図であって、剛性を有する可撓管46
を有し、可撓管46の先端には細孔を具備するノズル4
7が設けられ、可撓管46には多数の射出孔47が形成
されている。そして可撓管46の周囲を包囲するように
ゴム等の弾性材からなる筒状の膨張部48を有してい
る。
【0040】次にこのように構成されたスリーブ拡径装
置45により補修用スリーブ20を枝管2内に装着する
作業を説明する。
【0041】先ずスリーブ拡径装置45に膨張部48を
補修用スリーブ20内に挿入し、補修用スリーブ20の
内側薄膜25の先端25aを可撓管46の先端部に固定
する。そして、図16に断面を示すように膨張部48と
補修用スリーブ20とを一体的に折り畳み乃至巻回せし
める。
【0042】そして図17に示すように、桝5側から補
修用スリーブ20に嵌装された止水材27が予め本管1
に装着された本管用スリーブ10の突出部12内に達
し、かつ補修用スリーブ20の先端が突出する所定位置
まで挿入する。
【0043】続いて前記同様加圧流体装置から可撓管4
6を介して射出孔47から膨張部48内に加圧流体例え
ば圧搾空気を供給して膨張部48を膨張させる。膨張に
伴って補修用スリーブ20が拡径せしめられ、補修用ス
リーブ20の外周面が枝管2の内周面2aに圧接固定さ
れる。このとき補修用スリーブ20に嵌装された止水材
27が本管用スリーブ10の突出部12の内周面に圧接
される。
【0044】そして前記同様圧搾空気から加熱した圧搾
空気等の加熱流体に切り替えて膨張部35に供給して補
修用スリーブ20を加熱し、補修用スリーブ20のベー
ス材21、22に含浸せしめられた熱硬化性樹脂23が
硬化し、硬化した補修用スリーブ20により枝管2の内
周面2aを被覆する。
【0045】補修用スリーブ20の硬化処理が終了する
と、加圧流体供給装置による加熱流体の供給を停止せし
め、補修用スリーブ20内に残存する加熱流体をノズル
47から流出させて膨張部48を縮径させてスリーブ拡
径装置45を補修用スリーブ20内から桝5側へ引き出
し搬出する。スリーブ拡径装置45の搬出に伴って可撓
管46の先端に固定された内側薄膜25が硬化した樹脂
層23から剥離してスリーブ拡径装置45と共に枝管2
内から搬出される。
【0046】しかる後、本管用スリーブ10内に突出し
ている補修用スリーブ20の先端を管内切断機によって
切断除去して枝管20の補修を完了する。
【0047】以上説明ではスリーブ拡径装置の膨張部内
に圧搾空気等の圧力流体を供給して補修用スリーブを拡
径した後、圧力流体に替えて加熱した圧搾空気等の加熱
流体を供給して補修用スリーブ内の熱硬化性樹脂を硬化
せしめたが、未拡径状態の膨張部内に加熱流体を供給す
ることにより補修用スリーブの拡径と熱硬化性樹脂の硬
化、即ち補修用スリーブの硬化とを一度の流体供給によ
り達成せしめて作業の簡素化を図ることも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明した枝管の補修工法によると、
補修用スリーブ内に挿入されたスリーブ拡径装置に圧力
流体を供給して補修用スリーブを膨張させて枝管内周面
に圧接せしめ、圧力流体を加熱流体に切替え供給して補
修用スリーブを硬化せしめ、或いは補修用スリーブ内に
挿入されたスリーブ拡径装置に加熱流体を供給して補修
用スリーブを膨張させるとともに、補修用スリーブを硬
化せしめることから補修用スリーブを膨張させた状態で
大径の紫外線ライトトレーンを段差、曲り、狭溢部分が
ある補修用スリーブ内に搬入して補修用スリーブを硬化
せしめる従来の補修工法に比べ施工の簡素化が図れ、施
工期間の短縮及び施工費の低減が得られる。また上記し
た補修用スリーブによると、周方向に伸長可能な筒状の
ベース材に未硬化状態の熱硬化性樹脂を含浸せしめて樹
脂層を形成することから補修用スリーブの拡径にあたり
補修用スリーブが容易に周方向に伸長して枝管内周面と
の接面性が良好になり高品質の枝管の補修が得られ、長
期にわたる枝管の補修効果が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による枝管の補修工法及び補修用スリー
ブの一実施形態により補修した枝管及び本管の取付開口
部近傍を示す断面図である。
【図2】同じく本実施形態に使用する本管用スリーブの
傾斜図である。
【図3】同じく補修用スリーブの一部破断説明図であ
る。
【図4】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図5】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図6】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図7】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図8】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図9】同じく枝管の補修工法に使用するスリーブ拡径
装置の説明図である。
【図10】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図11】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図12】本発明における枝管の補修工法の他の実施形
態を示す説明図である。
【図13】同じく枝管の補修工法に使用するスリーブ拡
径装置の説明図である。
【図14】同じく枝管の補修工法に使用するスリーブ拡
径装置の説明図である。
【図15】同じく枝管の補修工法に使用するスリーブ拡
径装置の説明図である。
【図16】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【図17】同じく枝管の補修工法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本管 1a 内周面 1b 取付開口部 2 枝管 2a 内周面 10 本管用スリーブ 11 スリーブ本体 12 突出部 15 止水材 20 補修用スリーブ 21,22 ベース材 23 熱硬化性樹脂 24 樹脂層 25 内側薄膜 26 外側薄膜 27 止水材 30 スリーブ設置機 35 スリーブ拡径装置 45 スリーブ拡径装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 23:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本管に設けられた取付開口部に一端が接
    合された枝管の内周面をこの枝管内に挿入された補修用
    スリーブによって被覆する枝管の補修工法において、上
    記取付開口部に接合される枝管の一端に挿入する筒状の
    突出部を有すると共に両端部外周に環状の止水材が設け
    られた本管用スリーブを本管内に挿入し、かつ止水材を
    本管内周面に圧接して本管用スリーブを本管内に固定す
    る工程と、先端部外周に環状の止水材が嵌装され、筒状
    のベース材に未硬化状態の熱硬化性樹脂を含浸せしめた
    樹脂層を有する補修用スリーブを枝管内に挿入して先端
    部外周の止水材を本管用スリーブの突出部内に位置させ
    る工程と、枝管内に挿入された補修用スリーブ内にスリ
    ーブ拡径装置を挿入する工程と、スリーブ拡径装置に加
    圧流体を供給して補修用スリーブを拡径させて枝管内周
    面に圧接固定する工程と、スリーブ拡径装置に供給され
    る加圧流体を加熱した流体に切替え供給して補修用スリ
    ーブを硬化せしめる工程とを有する枝管の補修工法。
  2. 【請求項2】 本管に設けられた取付開口部に一端が接
    合された枝管の内周面をこの枝管内に挿入された補修用
    スリーブによって被覆する枝管の補修工法において、上
    記取付開口部に接合される枝管の一端に挿入する筒状の
    突出部を有すると共に両端部外周に環状の止水材が設け
    られた本管用スリーブを本管内に挿入し、かつ止水材を
    本管内周面に圧接して本管用スリーブを本管内に固定す
    る工程と、先端部外周に環状の止水材が嵌装され、筒状
    のベース材に未硬化状態の熱硬化性樹脂を含浸せしめた
    樹脂層を有する補修用スリーブと共に補修用スリーブ内
    に嵌装したスリーブ拡径装置を枝管内に挿入して先端部
    外周の止水材を本管用スリーブの突出部内に位置させる
    工程と、スリーブ拡径装置に加圧流体を供給して補修用
    スリーブを拡径させて枝管内周面に圧接固定する工程
    と、スリーブ拡径装置に供給される加圧流体を加熱流体
    に切替え供給して補修用スリーブを硬化せしめる工程と
    を有する枝管の補修工法。
  3. 【請求項3】 本管に設けられた取付開口部に一端が接
    合された枝管の内周面をこの枝管内に挿入された補修用
    スリーブによって被覆する枝管の補修工法において、上
    記取付開口部に接合される枝管の一端に挿入する筒状の
    突出部を有すると共に両端部外周に環状の止水材が設け
    られた本管用スリーブを本管内に挿入して止水材を本管
    内周面に圧接して本管用スリーブを本管内に固定する工
    程と、先端部外周に環状の止水材が嵌装され、筒状のベ
    ース材に未硬化状態の熱硬化性樹脂を含浸せしめた樹脂
    層を有する補修用スリーブを枝管内に挿入して先端部外
    周の止水材を本管用スリーブの突出部内に位置させる工
    程と、枝管内に挿入された補修用スリーブ内にスリーブ
    拡径装置を挿入する工程と、スリーブ拡径装置に加熱流
    体を供給して補修用スリーブを拡径させて枝管内周面に
    圧接固定するとともに補修用スリーブを硬化せしめる工
    程とを有する枝管の補修工法。
  4. 【請求項4】 本管に設けられた取付開口部に一端が接
    合された枝管の内周面をこの枝管内に挿入された補修用
    スリーブによって被覆する枝管の補修工法において、上
    記取付開口部に接合される枝管の一端に挿入する筒状の
    突出部を有すると共に両端部外周に環状の止水材が設け
    られた本管用スリーブを本管内に挿入し、かつ止水材を
    本管内周面に圧接して本管用スリーブを本管内に固定す
    る工程と、先端部外周に環状の止水材が嵌装され、筒状
    のベース材に未硬化状態の熱硬化性樹脂を含浸せしめた
    樹脂層を有する補修用スリーブと共に補修用スリーブ内
    に嵌装したスリーブ拡径装置を枝管内に挿入して先端部
    外周の止水材を本管用スリーブの突出部内に位置させる
    工程と、スリーブ拡径装置に加熱流体を供給して補修用
    スリーブを拡径させて枝管内周面に圧接固定するととも
    に補修用スリーブを硬化せしめる工程とを有する枝管の
    補修工法。
  5. 【請求項5】 本管から分岐した枝管内に挿入されて枝
    管内周面を被装して枝管を補修する補修用スリーブにお
    いて、周方向に伸長可能な筒状のベース材に未硬化状態
    の熱硬化性樹脂を含浸せしめた樹脂層を有することを特
    徴とする補修用スリーブ。
  6. 【請求項6】 樹脂層の内外周面を被覆する内側薄膜及
    び外側薄膜を有する請求項5に記載の補修用スリーブ。
  7. 【請求項7】 ベース材が補強繊維からなり、周方向に
    対して傾斜して配列する複数の繊維束が互に交差して編
    まれる筒状である請求項5または6に記載の補修用スリ
    ーブ。
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