JP3502447B2 - 既設管渠の更生工法及び更生管渠 - Google Patents

既設管渠の更生工法及び更生管渠

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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既に設置された水道管
や下水道管等の既設管渠を更生する既設管渠の更生工法
及びこの工法によって更生した更生管渠に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、地中に埋設される水道管や下水管
等の管渠は、従来からヒューム管、陶管、鋳鉄管等が広
く使用されている。これら管渠は長期間の使用により内
周面が硫化水素やその他の腐食ガス及び付着物や管渠内
の流水等によって侵食され、かつ劣化し、管厚が薄くな
って強度が低下している。また地圧や地盤沈下等により
管渠間の継目部がずれて隙間ができたり、上載荷重等に
よって管渠の一部が変形或いはクラックが発生し、この
部分より地下水等が管渠内に侵入し、また管渠内を流れ
る流水が地中に漏水することがある。
【0003】この対策として、例えば特開平3−265
798号公報に開示されるように、下水管等の既設管渠
の内径より小なる外径を有する不透水性で弾性変形可能
なスリーブ内に、拡径可能に筒状に巻かれた状態で配置
されたベースを有する被覆体を前記管渠内の所定箇所へ
搬入し、ここにおいて拡開機によってベースを押し広
げ、固定手段によりベースを拡径した状態に維持するこ
とによりスリーブを管渠内周面に押圧して管渠の内周面
に不透水膜を形成する既設管渠の更生工法がある。
【0004】また他の対策としては、地中に埋設された
既設管渠内に熱硬化性樹脂製の更生用管を折り畳まれた
縮径状態で挿入し、高圧流体、例えば加圧流水等の注入
により更生用管を拡径して管渠内周面に押圧して張設
し、かつ加熱によって更生用管を硬化せしめてなる既設
管渠の更生工法が開発され、実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら既設管渠の更生
工法によると、既設管渠の内周面が不透水性のスリーブ
や熱硬化性樹脂製の更生用管によって被装されることか
ら、クラックが発生した管渠や、継目部に隙間が生じた
既設管渠であっても管渠内への地下水等の侵入及び管渠
内からの漏水が防止され、かつ既設管渠の強度向上が得
られる。しかし、被覆体を拡径するための拡開機や更生
用管を拡径するための加圧流体供給装置等の設備を要
し、かつ拡径作業に多くの時間を要することから、施工
期間の長期化及び拡開機、加圧流体供給装置等の設備
費、施工費等の増大を招き、更に拡開機や加圧流体供給
装置等によりスリーブの押圧或いは更生管を拡径する
際、過剰の押圧力が管渠の内周面に影響を及ぼし、新た
に管渠にクラックを発生させる等、管渠の破損或いは弱
体化を誘発するおそれがある等の不具合がある。
【0006】従って、本発明の目的は、施工期間の短縮
及び施工費の低減が得られ、既設管渠の破損及び弱体化
を誘発するおそれのない既設管渠の更生工法及び更生管
渠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による既設管渠の更生工法は、弾性変形可能な
円筒状のベース部及びこのベース部の両側縁に沿って複
数列設され外方へ折曲している弾性片を有するベース
と、前記ベース部の外周を被装する薄膜状の環状部材と
を有する更生材を縮径用治具によって縮径せしめた状態
で既設管渠内に挿入し、前記縮径用治具による更生材の
縮径を解除して更生材をベース部の弾性力によって既設
管渠内で拡径し、前記弾性片及び環状部材を既設管渠の
内周面に圧接して固定し、既設管渠内周面を更生材で被
装することを特徴とするとするものであり、また本発明
による更生管渠は、既設管渠と、縮径を解除することに
よりそれ自体の弾性力によって既設管渠内で拡径し、既
設管渠の内周面に圧接固定して既設管渠内周面を被装す
る弾性変形可能な更生材とを有し、前記更生材が、弾性
変形可能な円筒状のベース部及びこのベース部の両側縁
に沿って複数列設され外方へ折曲している弾性片を有す
るベースと、前記ベース部の外周を被装する薄膜状の環
状部材とを有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明における既設管渠の更生工法及
び更生管渠の一実施例を図1乃至4によって説明する。
【0009】図1は、本実施例における既設管渠の更生
工法の概要を示す要部断面説明図であって、図中符号1
は、例えば地中に埋設された更生を必要とするヒューム
管、陶管、鋳鉄管等からなる既設管渠である。
【0010】既設管渠1は、長期間の使用により内周面
1aが硫化水素やその他の腐食ガスや管渠1内を流れる
流水等による侵食等により劣化して強度が低下したり、
また地圧や地盤沈下、上載荷重等により一部が変形或い
はクラック等が発生している場合がある。
【0011】このような既設管渠の更生作業は、先ず更
生すべき管渠1の内周面1aに高圧水を噴射する所謂高
速洗浄により管渠1の内周面1aを洗浄し、必要に応じ
て表面処理機により高圧洗浄では落としきれない内周面
1aの汚れ、付着したモルタルや、混入した木根等を取
り除く表面処理を施す。
【0012】一方管渠1の内周面1aを被装する更生材
2は、図2にその斜視図を示すように、弾性変形可能な
材料、例えば、ばね鋼からなる円筒状のベース部3a及
びベース部3aの両側に沿って複数列設し、先端に移行
するに従って外方に変位するよう放射状に折曲形成され
た弾性片3bとを有するベース3と、ベース3のベース
部3aの外周を被装する薄膜状の環状部材4とを有して
いる。
【0013】環状部材4はベース部3aの両端を被装す
る端部側環状部材4aと、両端部側環状部材4a間に位
置するベース3a部分を被装する中央部環状部材4bと
によって構成され、端部側環状部材4aは、水膨潤材
料、例えば、エーテル系ポリウレタンエラストマー、イ
ソブチレン−無水マレイン酸共重合体等の吸水性樹脂に
よって構成され、一方中央部環状部材4bはガラス繊維
マット、ガラス繊維不織布或いはポリエステル不織布等
のベース材に不飽和ポリエステル樹脂或いはエポキシ樹
脂等の常温硬化性樹脂を含浸させて構成されている。
【0014】このように構成された筒状の更生材2を、
環状部材4の中央部環状部材4bを構成する常温硬化性
樹脂が未硬化状態下において、図1(b)に示すよう
に、そのベース3のベース部3aの両側近傍の複数個
所、本実施例では6か所を放射状に延伸する引張り金具
5aを有する縮径用治具5によって更生材2の中心軸線
a方向に緊張して断面略星形に弾性変形させて縮径さ
せ、かつ縮径させた状態で管渠1内の更生を施すべき所
定位置まで挿入する。
【0015】管渠1内の所定位置まで更生材2を挿入し
た後、縮径用治具5による更生材2に緊張、即ち縮径を
解除する。縮径用治具5による縮径が解除された更生材
2のベース3は、それ自体の弾発力によって円筒状に復
元拡径して管渠1の内周面1aを被装する。
【0016】更生材2のベース3の復元拡径によって図
1(c)及び図1(c)のA−A線断面を示す図3のよ
うに、弾性片3bの先端3b′が管渠1の内周面1aに
押圧されて僅かに変形してベース3を管渠1の内周面1
aに保持し、かつベース部3aの外周面を被装する水膨
潤性材料からなる端部側環状部材4a及び常温硬化性樹
脂を含む中央部環状部材4bが更生材2のベース3と管
渠1の内周面1aとの間に介装して更生材2のベース3
と管渠1の内周面1aとの寸法的乃至形状的誤差を補完
して互に密着固定し、かつ中央部環状部材4を構成す
る常温硬化性樹脂は次第に硬化して既設管渠1は更生材
2によって更生される。
【0017】上記実施例では、中央部環状部材4bを構
成する常温硬化性樹脂が未硬化状態において、縮径用治
具5によって更生材2を断面略星形に弾性変形させて縮
径させたが、常温硬化性樹脂を含まない更生材2を予め
工場等で縮径用治具5によって断面略星形に弾性変形さ
せて縮径状態に準備し、管渠1内に挿入する直前に常温
硬化性樹脂を含浸させて中央部環状部材4bを形成する
ことにより、作業の効率化を得ることも可能である。
【0018】また、中央部環状部材4bを構成する常温
硬化性樹脂に代えて熱硬化性樹脂を用いることも可能で
あり、この場合、更生材2を管渠1内に配設した後、加
熱装置によって熱硬化性樹脂を加熱硬化せしめることに
より中央部環状部材4bを形成する。更に熱可塑性樹脂
を用いることも可能である。
【0019】以上説明では、ベース3をばね鋼によって
形成したが、ばね鋼に限定されることなく、弾性変形可
能な他の金属や合成樹脂等他の材料によって形成するこ
とも可能であり、また更生材2を断面略星形に弾性変形
させて、縮径させたが、例えば図4に要部断面図を示す
ように、更生材2を断面略U字状乃至C字状に弾性変形
させて環状の縮径用治具6により保持する等適宜形状に
弾性変形させて縮径することも可能である。
【0020】次に、本発明における既設管渠の更生工法
及び更生管渠の他の実施例を図5乃至8によって説明す
る。
【0021】図5は、本実施例における既設管渠の更生
工法の概要を示す要部断面図であって、図中符号1は、
前記実施例同様、更生を必要とする既設管渠である。
【0022】更生作業は、先ず前記実施例同様更生すべ
き管渠1の内周面1aを洗浄し、必要に応じて表面処理
機によって内周面1aを表面処理する。
【0023】一方管渠1の内周面1aを被装する更生材
8は、図6に斜視図を示すように、弾性変形可能な材
料、例えばばね鋼からなるベース9を有し、ベース9
は、図7にその展開斜視図を示すように、細長いシート
状のベース部9aを有している。ベース部9aの両側縁
には、外方へ折曲した弾性片9bが複数列設され、一端
部9cが他端部9dの内側となる筒状、即ち渦巻状に巻
回した際、弾性片9bが先端に移行するに従って外方へ
変位する放射状に配列される。
【0024】またベース部9aには、図7に示すように
ベース9を筒状に巻回した際、ベース部9aを環状に被
装する環状部材10が設けられている。環状部材10
は、ベース部9aの両端を被装する端部環状部材10a
と、両端部環状部材10a間に位置する部分を被装する
中央部環状部材10bとによって構成され、端部環状部
材10aは水膨潤材料によって構成され、中央部環状部
材10bは、ガラス繊維マット等のベース材に常温硬化
性樹脂を含浸させることにより構成されている。
【0025】図6に示すような略平板状に形成された更
生材8を、常温硬化樹脂が未硬化状態下において図7に
示すように、ベース9の一端部9cが他端部9dの内側
となるようにベース9の弾性力に抗して筒状に巻回して
縮径し、その縮径した状態が維持されるように縮径用治
具(図示せず)、例えば環状の治具を嵌合し、かつ縮径
された状態で図5(b)に示すように管渠1内の所定位
置まで更生材2を挿入した後、縮径用治具による更生材
8の縮径を解除する。
【0026】縮径用治具による縮径が解除された更生材
8は、ベース3それ自体の弾発力によって拡径する。更
生材8の拡径によって、図5(c)及び図8に図5
(c)のB−B線断面を示すように弾性片9aの先端9
a′が管渠1の内周面1aに押圧されて僅かに変形して
ベース9を管渠1の内周面1aに保持し、かつベース部
9aの外周面を被装する端部側環状部材10a及び中央
部環状部材10bが更生材8のベース部9aと管渠1の
内周面1aとの間に介装して更生材8とベース3との寸
法的及形状的誤差を補完して互に密着固定され、中央部
環状部材10bを構成する常温硬化樹脂は次第に硬化し
て既設管渠1は、更生材8によって更生される。
【0027】上記実施例では中央部環状部材10bを構
成する常温硬化性樹脂が未硬化状態下において、更生材
8を弾性変形させて縮径したが、常温硬化性樹脂を有し
ない更生材8を予め工場等で巻回して縮径状態に縮径用
治具によって保持せしめて準備し、管渠1内に挿入する
直前で常温硬化性樹脂を含浸して中央部環状部材10b
を形成することにより作業の効率向上を図ることも可能
である。
【0028】また中央部環状部材10bを構成する常温
硬化性樹脂に代えて前記実施例同様、熱硬化性樹脂或い
は熱可塑性樹脂を用いることも可能であり、ベース9
は、ばね鋼に限定されることなく、弾性変形可能な他の
金属や合成樹脂等他の材料によって適宜形成することも
可能である。
【0029】更に上記各実施例においては、ベース3或
いは9の弾性力のみによって管渠1の内周面1aに更生
材2或いは8を張設したが、補助的に拡開機等により更
に更生材2或いは8を管渠1の内周面1aに押接するこ
とにより管渠1と更生材2或いは8との密着性を更に向
上せしめることも可能である。
【0030】以上説明した各実施例における既設管渠の
更生工法及び更生管渠によれば、更生材のベースを弾性
変形可能な材料によって形成し、縮径用治具によって縮
径状態に保持された更生材を既設管渠内の所定位置に挿
入し、縮径用治具による縮径を解除することにより、ベ
ースそれ自体の弾性力によって更生材が拡径して管渠内
周面に押接して固着することから、更生材を拡径するた
めの拡開機等の設備及び拡開作業の廃止が可能になり、
施工期間の短縮及び施工費の低減が得られ、かつ拡開機
等による過剰の押圧力による既設管渠の破損及び弱体化
が回避される。またベースの側端に形成した弾性片を介
して管渠内に更生材を固定することから、地圧等により
管渠の接続部がずれたり、管渠が変形した場合でも弾性
片が変形追従して更生材を安定した状態で管渠に固定す
ることが可能になり、環状部材の端部環状部材を水膨潤
材によって構成することと相俟って長期間安定した状態
が維持され、更に管渠内周面が更生材によって補強され
る等の効果を有するものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明の既設管渠の更生工
法及び更生管渠によれば、縮径用治具によって縮径状態
に保持された更生材を既設管渠内の所定位置に挿入し、
縮径用治具による縮径を解除することにより、更生材そ
れ自体の弾性力によって更生材が拡径して管渠内周面を
被装及び管渠内周面に固定することから、更生材を拡径
するための設備及び厄介な拡径作業の廃止が可能にな
り、施工期間の短縮及び施工費の低減が得られ、かつ拡
径作業に伴う過剰の押圧力による既設管渠の破損及び弱
体化が回避できる等本発明特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における既設管渠の更生工法の一実施例
の概要を示す要部断面説明図である。
【図2】本実施例に用いる更生材の概要を示す要部斜視
図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】本実施例に用いる他の更生材の概要を示す要部
断面図である。
【図5】本発明における既設管渠の更生工法の他の実施
例の概要を示す要部断面説明図である。
【図6】本実施例に用いる更生材の概要を説明する展開
斜視図である。
【図7】本実施例に用いる更生材の概要を説明する要部
斜視図である。
【図8】図5におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
1‥‥‥‥‥既設管渠 1a‥‥‥‥内周面 2‥‥‥‥‥更生材 3‥‥‥‥‥ベース 3a‥‥‥‥弾性片 4‥‥‥‥‥環状部材 5‥‥‥‥‥縮径用治具 6‥‥‥‥‥縮径用治具 8‥‥‥‥‥更生材 9‥‥‥‥‥ベース 9a‥‥‥‥弾性片 10‥‥‥‥環状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−104624(JP,A) 特開 平6−39922(JP,A) 特開 昭60−90737(JP,A) 実開 昭63−84332(JP,U) 実開 昭63−84331(JP,U) 特公 昭52−38251(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 63/48 F16L 1/00 F16L 58/00 - 58/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形可能な円筒状のベース部(3
    a、9a)及びこのベース部の両側縁に沿って複数列設
    され外方へ折曲している弾性片(3b、9b)を有する
    ベース(3、9)と、前記ベース部の外周を被装する薄
    膜状の環状部材(4、10)とを有する更生材(2、
    8)を縮径用治具(5、6)によって縮径せしめた状態
    で既設管渠(1)内に挿入し、前記 縮径用治具(5、6)による更生材の縮径を解除し
    て更生材をベース部(3a、9a)の弾性力によって既
    設管渠(1)内で拡径し、前記弾性片(3b、9b)及
    び環状部材(4、10)を既設管渠の内周面(1a)
    圧接して固定し、前記既設管渠内周面を前記更生材で被
    装することを特徴とする既設管渠の更生工法。
  2. 【請求項2】 更生材(2、8)が断面略星形に弾性変
    形して縮径される請求項に記載の既設管渠の更生工
    法。
  3. 【請求項3】 ベース(9)が拡径可能な筒状に巻かれ
    た弾性変形可能なシート状である請求項1に記載の既設
    管渠の更生工法。
  4. 【請求項4】前記薄膜状の環状部材(4、10)が、水
    膨潤材製端部側環状部材(4a、10a)と、ベース材
    に樹脂を含浸させて構成された中央環状部材(4b、1
    0b)とによって構成されている請求項1〜3のいずれ
    か1つに記載の既設管渠の更生工法。
  5. 【請求項5】 既設管渠(1)と、 縮径を解除することによりそれ自体の弾性力によって既
    設管渠内で拡径し、既設管渠の内周面に圧接固定して既
    設管渠内周面を被装する弾性変形可能な更生材(2、
    8)とを有し、前記更生材(2、8)が、弾性変形可能
    な円筒状のベース部(3a、9a)及びこのベース部の
    両側縁に沿って複数列設され外方へ折曲している弾性片
    (3b、9b)を有するベース(3、9)と、前記ベー
    ス部(3a、9a)の外周を被装する薄膜状の環状部材
    (4、10)とを有することを特徴とする更生管渠。
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