JPH09123238A - 射出成形機の型密着機構 - Google Patents

射出成形機の型密着機構

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JPH09123238A
JPH09123238A JP27281895A JP27281895A JPH09123238A JP H09123238 A JPH09123238 A JP H09123238A JP 27281895 A JP27281895 A JP 27281895A JP 27281895 A JP27281895 A JP 27281895A JP H09123238 A JPH09123238 A JP H09123238A
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molding machine
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Meizan Chin
陳明山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランク式の密着機構では、ストロークが長
いため、連続使用の際の生産が遅く、しかも微調整が困
難である。 【解決手段】 移動板60の固定板90に面する側の反
対側にさらに密着駆動板50が設けられ、該密着駆動板
50も前記移動板60を支持する四本のガイドロッド5
1に支持されており、前記密着駆動板50に該密着駆動
板50を前記移動板60に密着させる第1推進手段と、
前記密着駆動板50と前記移動板60とを密着してから
これら密着駆動板50および移動板60の組合せを前記
固定板90に近接させ、前記固定板90における一部の
型Aを前記移動板60における他の一部の型Bに密着さ
せる第2推進手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機におい
て組合式型の一部の型と他の一部の型とを密着させるた
めの型密着機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機に使用される成形型
は、大体組合式の成形型であり、該組合式成形型の一部
の型を機台における固定板に固定し、他の一部の型を移
動可能な移動板に固着する。そして、射出を行う度に、
移動板を移動させて前記固定板に近接し、二つの型を密
着させてから射出を行う。但し、射出成形機の材料射出
力はかなり強いため、前記型の密着力が充分でないと、
型が分離される恐れがあるので、設計には注意を要す
る。また、前記型の密着にずれが生じると製品の外見が
悪くなる場合もあるので、使用上に要注意である。
【0003】そして、従来、組合式成形型を密着するに
は、クランク式の密着機構が採用されている。このクラ
ンク式の密着機構が強い密着力を提供できるので、射出
成形加工に汎用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ク
ランク式密着機構は、型を組合せすることと、型を分離
することとは、長いストロークを要し、連続の射出加工
には一寸時間がかかり、生産を遅くする。しかも、前記
クランク式の密着機構は、微調整で型を密着させること
ができないので、成形型の組合せの精密度を確保できな
い。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものである。本発明は、密着力の強く、型の密着
ストロークを短縮でき、微調整で成形型を密着する自動
化の密着機構を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、組合式型の一部の型を装着し、射出成
形機の機台に固定された固定板と、前記組合式型の他の
一部の型を装着し、角隅がそれぞれガイドロッドに支持
されており、前記ガイドロッドに沿って前記固定板より
近接/離反可能に支持された移動板とを具備する射出成
形機において、前記移動板の前記固定板に面する側の反
対側にさらに密着駆動板が設けられ、該密着駆動板も前
記移動板を支持するガイドロッドに支持されており、前
記密着駆動板に該密着駆動板を前記移動板に密着させる
第1推進手段と、前記密着駆動板と前記移動板とを密着
してからこれら密着駆動板および移動板の組合せを前記
固定板に近接させ、前記固定板における一部の型を前記
移動板における他の一部の型に密着させる第2推進手段
とを有している。
【0007】また、前記第1推進手段は、前記移動板の
前記ガイドロッドに螺通されたそれぞれの箇所に段付孔
が形成されるとともに、前記密着駆動板の前記ガイドロ
ッドに通されたそれぞれの箇所に円孔が形成され、かつ
前記それぞれのガイドロッドにスクリュー部が形成され
ており、前記円孔に設けられたベアリングと、ギヤ部と
前記ベアリングの内縁に保持される軸部と前記ガイドロ
ッドのスクリュー部に螺通された螺孔とを有する回転部
材と、前記回転部材のギヤ部に噛合するギヤと、前記ギ
ヤを駆動するモータとを有するものであってもよい。
【0008】また、前記第1推進手段の密着駆動板の複
数の隅における複数のモータに駆動される複数のギヤに
一斉に噛合する従動ギヤを設け、前記複数のギヤの回転
を同期させてもよい。
【0009】また、前記第2推進手段は、それぞれの回
転部材のギヤ部に噛合するラック部を形成したピストン
ロッドを具備する第1シリンダーであってもよい。
【0010】また、前記第1シリンダーのピストンロッ
ドに歯無しの凹部が形成されてもよい。
【0011】また、前記第1シリンダーにおけるピスト
ンロッドの垂直方向に第2シリンダーが設けられてもよ
い。
【0012】また、本発明は、組合型式の一部の型を装
着し、射出成形機の機台に固定された固定板と、前記組
合式型の他の一部の型を装着し、角隅がそれぞれガイド
ロッドに支持されており、前記ガイドロッドに沿って前
記固定板より近接/離反可能に支持された移動板とを具
備する射出成形機において、前記ガイドロッドにスクリ
ュー部が形成されるとともに、前記移動板の前記固定板
に面する側の反対側にさらに密着駆動板が設けられ、該
密着駆動板の角隅が、ギヤ部と軸部と前記ガイドロッド
のスクリュー部に螺通された螺孔とが形成される回転部
材を介して前記ガイトロッドに支持されており、外側と
内側とに共に歯を有し、外側の歯により前記複数の回転
部材のギヤ部に一斉に噛合する従動ギヤと、前記従動ギ
ヤの内側にある歯に噛合する複数の主動ギヤと、前記複
数の主動ギヤを駆動する駆動モータとを有している。
【0013】本発明は、移動板の固定板に面する側の反
対側にさらに密着駆動板が設けられ、該密着駆動板も前
記移動板を支持する複数のガイドロッドに支持されてお
り、該密着駆動板に該密着駆動板を前記移動板に密着さ
せる第1推進手段と、前記密着駆動板と前記移動板とを
密着してからこれら密着駆動板および移動板の組合せを
前記固定板に近接させ、前記固定板における一部の型を
前記移動板における他の一部の型に密着させる第2推進
手段とを有するので、前記第1推進手段により移動板を
固定板に向かって所定のストロークまで移動させ、さら
に第2推進手段により移動板における型を固定板におけ
る型に密着させるようにしている。故に成形型の密着を
微調整でコントロールでき、型の密着の精度を向上でき
る。
【0014】また、前記ガイドロッドのスクリュー部に
螺着している回転部材のギヤ部にモータに駆動されたギ
ヤを噛合することにより、前記モータの駆動力が前記ギ
ヤと回転部材とを介してガイドロッドのスクリュー部に
伝達してガイドロッドを旋回させ、その旋回力により密
着駆動板を移動板に近接させて、該密着駆動板と移動板
とを密着してから、所定のストロークを推進させ、第1
段階の型推進作業を行う。
【0015】また、前記第1推進手段の密着駆動板の四
つの隅における四つのモータに駆動される四つのギヤに
一斉に噛合する従動ギヤを設けることにより、前記四つ
のギヤの回転を同期させ、移動板の推進の正確さを確保
する。
【0016】また、前記第2推進手段は、それぞれの回
転部材のギヤ部に噛合するラック部を形成したピストン
ロッドを具備する第1シリンダーであるので、該シリン
ダーのピストンロッドにおけるラック部を前記回転部材
のギヤ部と噛合させることにより、前記シリンダーのピ
ストンロッドのラック部の進退による回転部材の回転を
微調整できるので、型の密着の精密さを向上できる。
【0017】また、前記第1シリンダーのピストンロッ
ドに歯無しの凹部を形成し、あるいは、前記第1シリン
ダーにおけるピストンロッドの径方向に第2シリンダー
を設けることにより、第1シリンダーにおけるピストン
ロッドの伸縮による回転部材の回転を所定の範囲に制限
できるので、過度の型の密着力を防止でき、型の密着に
よる型の損害を回避することができる。
【0018】また、複数のガイドロッドにスクリュー部
が形成されるとともに、前記移動板の前記固定板に面す
る側の反対側にさらに密着駆動板が設けられ、該密着駆
動板の複数の隅が、ギヤ部と軸部と前記ガイドロッドの
スクリュー部に螺通された螺孔とが形成される回転部材
を介して前記複数のガイドロッドに支持されており、外
側と内側とに共に歯を有し、外側の歯により前記複数の
回転部材のギヤ部に一斉に噛合する従動ギヤと、前記従
動ギヤの内側にある歯に噛合する複数の主動ギヤと、前
記複数の主動ギヤを駆動する駆動モータとを有する射出
成形機の型密着機構により、型の密着を複数段の異なる
速度で行えるので、型の密着を正確に行える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の好
適な実施例を説明する。まず、図11は、成形型が密着
していない状態を示す射出成形機の要部側面図、図12
は、成形型が密着している状態を示す射出成形機の要部
側面図である。そして図1は、本発明の型密着機構の第
1実施例の要部分解斜視図、図2は、本発明の型密着機
構の第1実施例の第1シリンダーが縮めた状態の正面図
であり、図3は、本発明の型密着機構の第1実施例の第
1シリンダーが伸びた状態の正面図である。
【0020】図11および図12に示すように、射出成
形機において図面の最も右側にある固定板90に組合式
成形型の一部の型Aを装着しており、該固定板90の上
側にガイドロッド51の一端を固定している。組合式成
形型の他の一部の型Bを装着している移動板60が、前
記固定板90の左側に前記ガイドロッド51に沿って移
動可能に支持されている。移動板60と密着し、移動板
60を固定板90に近接させるように駆動できる密着駆
動板50が、前記移動板60の左側に前記ガイドロッド
51に沿って移動可能に支持されている。そして、前記
密着駆動板50の左側にガイドロッド51の他端を支持
している支持板70を設けている。
【0021】図1および図2に示す本発明の型密着機構
の第1実施例において、移動板60に段付孔61が複数
形成され、該段付孔61にベアリング62を装着してお
り、該ベアリング62の内縁にガイドロッド51が挿通
されている。
【0022】前記移動板60の左側に密着駆動板50が
設けてあり、該密着駆動板50の四つの隅に円孔52が
形成され、該円孔52にベアリング521を挿嵌してお
り、先方にギヤ部111を有し、後方にネジ山部114
を有する軸部113を有するとともに、軸心部に前記ガ
イドロッド51に螺通される螺孔112が形成される回
転部材11が、その軸部113を前記ベアリング521
の内縁に挿通する。前記回転部材11の近傍にモータ1
3が設けられ、該モータ13の軸に主動ギヤ12が設け
られ、該主動ギヤ12は、前記回転部材11のギヤ部1
11に噛合している。また、前記回転部材11の軸部1
13が前記密着駆動板50を挿通した後、その軸部11
3の前記密着駆動板50の後面よりも後方側に露出する
部分にピン孔115が形成され、一つの固定環63がそ
の内縁により前記回転部材11の前記密着駆動板50の
後面より露出した部分を嵌めている。この固定環63に
も前記回転部材11の軸部113のピン孔115に対応
するピン孔631が形成され、前記固定環63が前記回
転部材11の軸部113に嵌めた後、ピン632により
前記ピン孔631,115を挿通して、前記固定環63
と前記回転部材11とを結合する。
【0023】前記密着駆動板50の中央に、該密着駆動
板50の四つの隅にあるそれぞれのモータ13に駆動さ
れるそれぞれの主動ギヤ12に一斉に噛合する大きい従
動ギヤ14が設けられている。該従動ギヤ14は、単に
外縁に歯を有し、そして本体両面にそれぞれの滑走槽1
41,141が形成され、該従動ギヤ14は、四つの固
定具15により密着駆動板50に固定されている。前記
固定具15は、二つの部材151,152により構成さ
れ、該二つの部材151,152の対応する面にそれぞ
れボール槽151a,152aを有し、該ボール槽15
1a,152aにそれぞれボール153,154を収容
している。前記部材151,152がコ字形に形成さ
れ、その凹んだ部分により前記従動ギヤ14を挟持して
いる。そして図4に示すように、前記ボール153,1
54が、それぞれ部材151のボール槽151aと従動
ギヤ14の滑走槽141との間および部材152のボー
ル槽152aと従動ギヤ14の滑走槽141との間に回
動可能に保持されている。そして、前記部材151,1
52がネジ155により前記密着駆動板50に結合され
ている。
【0024】前記ガイドロッド51が前記密着駆動板5
0を挿通した箇所の近傍に第1シリンダー21を設けて
あり、該第1シリンダー21がピストンロッド24に形
成したラック部を介して前記ガイドロッド51のスクリ
ュー部に噛合している。該第1シリンダー21の後縁に
突耳22が形成され、該突耳22にピン孔が形成されて
いる。そして、前記密着駆動板50の適所に挟槽531
が形成された固定座53を設けており、前記第1シリン
ダー21の突耳22を前記挟槽531に挿嵌するととも
に、ピン23を前記固定座53と前記第1シリンダー2
1の突耳22におけるピン孔とに挿入して第1シリンダ
ー21と固定座53とを結合する。
【0025】前記密着駆動板50における第1シリンダ
ー21の設けられる箇所の上部に第1シリンダー21に
おけるピストンロッド24の伸縮の安定を確保するため
の保持部材30が設けられ、該保持部材30は、ネジに
より前記密着駆動板50の端部に結合される本体部31
と、前記第1シリンダー21のピストンロッド24の伸
縮を確保するための保持部32とを有する。
【0026】図5は、前記保持部材30の側面の断面図
であり、図6は、保持部材30の正面図である。図5お
よび図6に示すように、前記保持部材30の保持部32
にブロック33,34によりボール35を挟んでいる。
該保持部32の先端は、U字形に形成され、前記ボール
35は、前記保持部32の先端のU字形部33の頂点に
おける。そして、第1シリンダー21におけるピストン
ロッド24の上縁部が前記保持部32の先端のU字形部
33に保持され、ボール35の回動により、第1シリン
ダー21におけるピストンロッド24の伸縮を順調にさ
せる。
【0027】また、前記第1シリンダー21のピストン
ロッド24にさらに歯無しの凹部241が形成され、該
歯無しの凹部241が前記回転部材11のギヤ部111
に出ると、前記回転部材11のギヤ部111と噛合する
歯がないので、回転部材11が回転しないようになる。
【0028】次に、前記第1実施例の作動方式を説明す
る。図11に示すとおり、型の密着前に、まず、鎖線で
示す推進シリンダー80により、所定のストロークまで
移動板60を固定板90に近接させる。それから、モー
タ13を始動し、主動ギヤ12および回転部材11を介
し、ガイドロッド51のスクリュー部を螺動して密着駆
動板50を移動板60に近接させる。前記密着駆動板5
0における回転部材11の密着駆動板50の後面よりも
後方側に露出する部分が移動板60の段付孔61に係入
すると、さらに回転部材11を駆動して密着駆動板50
と移動板60とを一斉に固定板90に近接させる。前記
四つの主動ギヤ12が従動ギヤ14に同時に噛合するの
で、該従動ギヤ14の調整により、前記四つの主動ギヤ
12の回転が同期に制御される。また、前記密着駆動板
50と前記移動板60とが固定板90に向かって所定の
距離まで近接すると、第1シリンダー21を始動し、ピ
ストンロッド24の伸縮によってさらに回転部材11を
回転させ、微調整で移動板60における型Bを固定板9
0における型Aに密着させる。そして、型を打開するの
は、前記手順を反対に行えばよい。
【0029】また、図9および図10に示すのは、前記
第1シリンダー21におけるピストンロッド24の伸縮
の安定性を確保するための保持部材の他の実施例であ
り、図9が正面図で、図10が側面図である。ここで
は、第1シリンダー21のピストンロッド24を確保す
る保持部材として、前記ピストンロッドの径方向に設け
られた第2シリンダー40を採用する。この第2シリン
ダー40のピストンロッド41には、その先端にピスト
ンロッド41の軸方向へ凹んだ凹所42が形成され、該
凹所42にニードルローラー43が設けてあり、前記第
1シリンダー21のピストンロッド24が前記凹所42
に保持されるとともに、該凹所42内のニードルローラ
ー43に当接している。
【0030】前記第2シリンダー40の作動状況は、図
7および図8に示すとおりである。まず、図7に示すよ
うに、第1シリンダー21におけるピストンロッド24
のラック部が回転部材11に噛合し、回転部材11を回
転駆動して密着駆動板50を移動させる。回転部材11
の回転ストロークの終わりに、図8に示すように、第2
シリンダー40のピストンロッド41が収縮して第1シ
リンダー21のピストンロッド24を挙げて、該ピスト
ンロッド24のラック部を回転部材11のギヤ部111
より分離し、回転部材11の回転を止める。こうする
と、過度の回転による型の衝突を防止でき、適切な型密
着力を提供できる。
【0031】また、本発明による射出成形機の型密着機
構の他の実施例として、図13に示すものがある。これ
は、前記と同じように、密着駆動板50の四つの隅に回
転部材11,11,11,11を設け、それに、四つの
前記部材15,15,15,15によりボール153,
154を介して従動ギヤ14を回転自在に保持する。但
し、この実施例では、前記従動ギヤ14の内縁と外縁と
に共に歯を有し、前記回転部材11,11,11,11
がこの従動ギヤ14の外縁の歯に噛合し、そしてこの従
動ギヤ14の内縁の歯に四つの主動ギヤ321,32
1,321,321が噛合している。これらの主動ギヤ
321,321,321,321は、それぞれ一つのモ
ータにより駆動されている。
【0032】前記モータの回転駆動を、主動ギヤ321
と従動ギヤ14と回転部材11のギヤ部111とを介し
てガイドロッド51に伝達し、密着駆動板50を移動さ
せて移動板60における型Bと固定板90における型A
とを密着/離反させる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記の構成によって、所定の
ストロークまで移動板を固定板に近接させてから、さら
に微調整で移動板における型を固定板における型に密着
させることから、迅速で精度よい型の密着を実行でき、
従来の型密着機構の欠点を解消でき、好ましい型の密着
機構を提供する。
【0034】また、本発明による型密着機構は、皆平面
状で、大したスペースを要しないので、射出成形機の小
型化やコストの低減などの効果を図ることができる。
【0035】また、本発明による型密着機構は、そのガ
イドロッドを駆動する第1シリンダーが、第2シリンダ
ーなどにより遊動され、回転部材の回転角度を制御する
ことにより、過度の回転による型の衝突を防止できる。
【0036】また、本発明による型密着機構は、それぞ
れのモータに駆動された複数の主動ギヤに一つの大きい
従動ギヤで噛合することにより、前記複数の主動ギヤの
同期動作を確保できるので、ガイドロッドの移動の協調
性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型密着機構の第1実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明に係る型密着機構の第1実施例を示す正
面図である。
【図3】本発明に係る型密着機構の第1実施例を示す正
面図である。
【図4】本発明に係る型密着機構の第1実施例において
従動ギヤの支承態様を示す断面図である。
【図5】本発明に係る型密着機構の第1実施例において
第1シリンダーにおけるピストンロッドの伸縮の安定を
確保するための保持部材を示す側面断面図である。
【図6】本発明に係る型密着機構の第1実施例において
第1シリンダーにおけるピストンロッドの伸縮の安定を
確保するための保持部材を示す正面図である。
【図7】本発明に係る型密着機構の第1実施例において
第2シリンダーの詳細を示す正面図である。
【図8】本発明に係る型密着機構の第1実施例において
第2シリンダーの詳細を示す正面図である。
【図9】本発明に係る型密着機構の第1実施例において
第2シリンダーを示す正面図である。
【図10】本発明に係る型密着機構の第1実施例におい
て第2シリンダーを示す側面断面図である。
【図11】本発明に係る型密着機構の型密着前の状態を
示す側面断面図である。
【図12】本発明に係る型密着機構の型密着時の状態を
示す側面断面図である。
【図13】本発明に係る型密着機構の第2実施例を示す
正面図である。
【符号の説明】
A 組合式成形型の一部の型 B 組合式成形型の他の一部の型 11 回転部材 111 回転部材のギヤ部 112 回転部材の螺孔 113 回転部材の軸部 114 回転部材のネジ山部 115 回転部材のピン孔 12 主動ギヤ 13 モータ 14 従動ギヤ 141 滑走槽 15 部材 151,152 コ字形部材 153,154 ボール 155 ネジ 21 第1シリンダー 22 突耳 23 ピン 24 第1シリンダーのピストンロッド 30 保持部材 31 本体部 32 保持部 33 保持部におけるU字形部 34,34 ブロック 35 ボール 40 第2シリンダー 41 第2シリンダーのピストンロッド 42 凹所 43 ニードルローラー 50 密着駆動板 51 ガイドロッド 52 円孔 521 ベアリング 53 固定座 531 挟槽 60 移動板 61 段付孔 62 ベアリング 63 固定環 631 ピン孔 632 ピン 70 支持板 80 推進シリンダー 90 固定板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組合式型の一部の型を装着し、射出成形
    機の機台に固定された固定板と、 前記組合式型の他の一部の型を装着し、角隅がそれぞれ
    ガイドロッドに支持されており、前記ガイドロッドに沿
    って前記固定板より近接/離反可能に支持された移動板
    とを具備する射出成形機において、 前記移動板の前記固定板に面する側の反対側にさらに密
    着駆動板が設けられ、該密着駆動板も前記移動板を支持
    するガイドロッドに支持されており、 前記密着駆動板に該密着駆動板を前記移動板に密着させ
    る第1推進手段と、 前記密着駆動板と前記移動板とを密着してからこれら密
    着駆動板および駆動板の組合せを前記固定板に近接さ
    せ、前記固定板における一部の型を前記移動板における
    他の一部の型に密着させる第2推進手段とを有すること
    を特徴とする射出成形機の型密着機構。
  2. 【請求項2】 前記第1推進手段は、 前記移動板の前記ガイドロッドに螺通されたそれぞれの
    箇所に段付孔が形成されるとともに、前記密着駆動板の
    前記ガイドロッドに通されたそれぞれの箇所に円孔が形
    成され、かつ前記それぞれのガイドロッドにスクリュー
    部が形成されており、 前記円孔に設けられたベアリングと、 ギヤ部と前記ベアリングの内縁に保持される軸部と前記
    ガイドロッドのスクリュー部に螺通された螺孔とを有す
    る回転部材と、 前記回転部材のギヤ部に噛合するギヤと、 前記ギヤを駆動するモータとを有することを特徴とする
    請求項1記載の射出成形機の型密着機構。
  3. 【請求項3】 前記第1推進手段の密着駆動板の複数の
    隅における複数のモータに駆動される複数のギヤに一斉
    に噛合する従動ギヤを設け、前記複数のギヤの回転を同
    期させることを特徴とする請求項2記載の射出成形機の
    型密着機構。
  4. 【請求項4】 前記第2推進手段は、それぞれの回転部
    材のギヤ部に噛合するラック部を形成したピストンロッ
    ドを具備する第1シリンダーであることを特徴とする請
    求項2記載の射出成形機の型密着機構。
  5. 【請求項5】 前記第1シリンダーのピストンロッドに
    歯無しの凹部を形成し、この凹部が前記回転部材のギヤ
    部に出会った場合、前記回転部材が回転しないようにな
    ることを特徴とする請求項4記載の射出成形機の型密着
    機構。
  6. 【請求項6】 前記第1シリンダーにおけるピストンロ
    ッドの垂直方向に第2シリンダーが設けられ、該第2シ
    リンダーの駆動により、前記第1シリンダーのピストン
    ロッドを移動させて前記回転部材との噛合を解除するこ
    とを特徴とする請求項4記載の射出成形機の型密着機
    構。
  7. 【請求項7】 組合式型の一部の型を装着し、射出成形
    機の機台に固定された固定板と、 前記組合式型の他の一部の型を装着し、角隅がそれぞれ
    ガイドロッドに支持されており、前記ガイドロッドに沿
    って前記固定板より近接/離反可能に支持された移動板
    とを具備する射出成形機において、 前記ガイドロッドにスクリュー部が形成されるととも
    に、前記移動板の前記固定板に面する側の反対側にさら
    に密着駆動板が設けられ、該密着駆動板の角隅が、ギヤ
    部と軸部と前記ガイドロッドのスクリュー部に螺通され
    た螺孔とが形成される回転部材を介して前記ガイドロッ
    ドに支持されており、 外側と内側とに共に歯を有し、外側の歯により前記複数
    の回転部材のギヤ部に一斉に噛合する従動ギヤと、 前記従動ギヤの内側にある歯に噛合する複数の主動ギヤ
    と、 前記複数の主動ギヤを駆動する駆動モータとを有するこ
    とを特徴とする射出成形機の型密着機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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