JPH09121692A - 温 室 - Google Patents

温 室

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JPH09121692A
JPH09121692A JP7290052A JP29005295A JPH09121692A JP H09121692 A JPH09121692 A JP H09121692A JP 7290052 A JP7290052 A JP 7290052A JP 29005295 A JP29005295 A JP 29005295A JP H09121692 A JPH09121692 A JP H09121692A
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JP
Japan
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frame member
panel
groove
panels
internal expansion
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Withdrawn
Application number
JP7290052A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaro Machida
祐太郎 町田
Toshiyuki Kobayashi
利幸 小林
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Publication of JPH09121692A publication Critical patent/JPH09121692A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスを使用した温室の問題点およびビニー
ルシートを使用した温室の問題点の両方を解消するとと
もに、さらに組立て性を改良した温室を提供する。 【解決手段】 所定角度をなして隣り合うパネル14とパ
ネル17とが結合部材22を介して連結されている。各パネ
ル14,17 は、プラスチック製中空シート25と、その周縁
部に設けられたアルミニウム押出形材製枠部材26とより
なる。各パネル14,17 の連結すべき縁部の枠部材26に、
外向きに開口した内部拡大溝41がその全長にわたりかつ
両端面を露出させて設けられている。結合部材22は、隣
り合う2つのパネル14,17 の各連結縁部の枠部材26の内
部拡大溝41にそれぞれ嵌め合わせらる挿入部66と、両挿
入部66を所定角度(例えば120°)で連結する連結部
65とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温室に関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」に
はアルミニウム合金も含むものとする。
【0003】
【従来の技術】従来、温室としては、支柱および桁材を
組み立ててからガラスを組み付けるもの、ガラスおよび
その周縁部に設けられた枠部材よりなるパネルを現地で
組み立てるもの、支柱および桁材を組み立ててからこれ
らをビニールシートで覆ったものなどが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の温室におい
て、支柱および桁材を組み立ててからガラスを組み付け
るものと、ガラスおよびその周縁部に設けられた枠部材
よりなるパネルを現地で組み立てるものでは、重い、ガ
ラスが割れる、保温性が劣るなどの問題があり、支柱お
よび桁材を組み立ててからこれらをビニールシートで覆
ったものでは、耐久性に劣るという問題があった。ま
た、いずれの温室でも組立て性改良の要求が強かった。
【0005】この発明の目的は、ガラスを使用した温室
の問題点およびビニールシートを使用した温室の問題点
の両方を解消するとともに、さらに組立て性を改良した
温室を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による温室は、
所定角度をなして隣り合うパネルとパネルとが結合部材
を介して連結される温室であって、各パネルは、プラス
チック製中空シートと、その周縁部に設けられたアルミ
ニウム押出形材製枠部材とよりなり、各パネルの連結す
べき縁部の枠部材に、外向きに開口した内部拡大溝がそ
の全長にわたりかつ両端面を露出させて設けられてお
り、結合部材は、隣り合う2つのパネルの各連結縁部の
枠部材の内部拡大溝にそれぞれ嵌め合わせらる挿入部
と、両挿入部を所定角度で連結する連結部とよりなるこ
とを特徴とするものである。
【0007】ここで、所定角度としては、パネル同士が
面一で連結される180°およびパネル同士が直角で連
結される90°のほか、切妻屋根用パネルと側壁用パネ
ルとを連結するときの120°等が含まれる。
【0008】枠部材は、中空シートの縁部が嵌め入れら
れる横断面略コ形のシート嵌入溝と、シート嵌入溝の底
壁と内部拡大溝の底壁とをつなぐ連結壁とを有してお
り、シート嵌入溝の底壁および内部拡大溝の底壁の互い
に対向する面に、それぞれねじ溝形成用の複数の凹条が
設けられていることが好ましい。
【0009】このようにして形成されたねじ溝は、1つ
のパネルの周縁部に配置された枠部材同士を連結するコ
ーナーピースを嵌め入れるための溝としてや、補助金具
や補強部材等の部品を取り付けたり、部品同士を連結し
たりするためのタッピンねじを嵌め込むための溝として
使用される。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下図
面を参照して説明する。
【0011】以下の説明において、出入口が設けられて
いる側を前、これに対向する側を後とし、左右は、前か
ら後に向かっていうものとする。ただし、図7、図8お
よび図9については、図の左右上下を左右上下というも
のとする。
【0012】図1および図2は、この発明による温室を
示しており、温室(1) は、切妻屋根式のもので、方形枠
状の土台(2) と、屋根の頂部に位置する前後にのびる棟
木(3) と、土台(2) に固定されて棟木(3) を支持する4
本の支柱(4) とよりなる骨組みを備えている。
【0013】温室(1) の前面には、上端面が傾斜した前
後壁用左右パネル(11)、ドアパネル(12)および5角形の
妻パネル(13)が配置され、同左右側面には、前後一対の
側壁用パネル(14)および前後一対の揺動自在の窓パネル
(15)が配置され、同後面には、前後壁用左右パネル(1
1)、方形の後壁用中央パネル(16)および妻パネル(13)が
配置され、同頂面には、天窓無しの屋根用パネル(17)お
よび天窓パネル(19)付きの屋根用パネル(18)が配置され
ている。
【0014】上記各パネル(11)〜(19)は、パネル(11)〜
(19)とパネル(11)〜(19)とが所定角度をなして隣り合っ
ており、この角度に応じた複数種類のアルミニウム押出
形材製結合部材(21)(22)(23)(24)を介して互いに連結さ
れている。結合部材(21)(22)(23)(24)としては、隣り合
うパネル(11)〜(19)を固定状態で連結するための180
°固定用、120°固定用および90°固定用の結合部
材(21)(22)(23)と、窓パネル(15)を揺動可能に取り付け
るための揺動用結合部材(24)とが使用されている。
【0015】例えば、前後壁用左右パネル(11)とドアパ
ネル(12)および妻パネル(13)とは、面一であり、垂直状
に配置された180°固定用の結合部材(21)により連結
されている。ドアパネル(12)と妻パネル(13)とも面一で
あり、水平状に配置された180°固定用の結合部材(2
1)により連結されている。また、前後壁用パネル(11)と
側壁用パネル(14)とは、直交しており、垂直状に配置さ
れた90°固定用の結合部材(23)により連結されてい
る。前後壁用パネル(11)と屋根用パネル(17)(18)とも直
交しており、屋根の傾斜方向に沿って配置された90°
固定用の結合部材(23)により連結されている。また、側
壁用パネル(14)と屋根用パネル(17)(18)とは、正面より
見て120°で隣り合わされており、水平状に配置され
た120°固定用の結合部材(22)により連結されてい
る。
【0016】図3は、前後壁用右パネル(11)を示すもの
で、同パネル(11)は、例えばポリカーボネート製中空シ
ート(25)と、その周縁部に設けられた角型のアルミニウ
ム押出形材製枠部材(26)と、角型の枠部材(26)同士を連
結するコーナーピース(29)(30)(31)とよりなる。その他
のパネル(12)〜(19)も同様の構成となっている。
【0017】中空シート(25)は、押出成型によって得ら
れるもので、その横断面形状は、ハーモニカ状となされ
ている。ポリカーボネート製中空シート(25)は、軽くか
つ割れることはなく、しかも、中空シート(25)内の空気
層によって強度が向上しているので耐久性にも優れてい
る。中空シート(25)は、ポリカーボネート以外のプラス
チックでもよく、成型方法や横断面形状も限定されな
い。
【0018】図7に示すように、角型の枠部材(26)は、
左方に開口した内部拡大溝(41)と、右方に開口した横断
面コ形のシート嵌入溝(42)と、内部拡大溝(41)の底壁(4
1c)の下端とシート嵌入溝(42)の底壁(42c) の下端とを
つなぐ連結壁(43)とよりなる。内部拡大溝(41)は、底壁
(41c) と直角で互いに平行な上下壁(41a)(41b)にそれぞ
れ内方突出縁(41d)(41d)が設けられることにより形成さ
れている。内部拡大溝(41)の底壁(41c) の右面には、例
えば0.7mmピッチの7本の凹条(46)が設けられ、シ
ート嵌入溝(42)の底壁(42c) の左面には、前記凹条(46)
に対して半ピッチずつ上下方向にずらされた0.7mm
ピッチの7本の凹条(47)が設けられている。内部拡大溝
(41)およびシート嵌入溝(42)の各底壁(41c)(42c)および
連結壁(43)によって、上方に開口した横断面コ形のねじ
溝(48)が形成されている。シート嵌入溝(42)の上壁(42
a) の下面および下壁(42b) の上面には、それぞれ3本
ずつの抜止め用凸条(49)が設けられている。
【0019】各パネル(11)〜(19)の周縁部に設けられた
枠部材(26)同士の突き合わせ部分は、図3に示すように
なっている。すなわち、前後壁用パネル(11)において、
枠部材(26)同士が90°で突き合わされている下の角で
は、各枠部材(26)の端が長さ方向に対して45°で切断
されており、その斜めの端面同士が突き合わされてい
る。そして、各枠部材(26)の内部拡大溝(41)の両端面が
露出するように、突き合わせ部分の外隅が切り落とされ
ている。さらに、一方の枠部材(26)のねじ溝(48)と他方
の枠部材(26)のねじ溝(48)とにまたがって、直角形コー
ナーピース(29)が嵌め入れられている。同様に、枠部材
(26)同士が120°で突き合わされる右上の角では、各
枠部材(26)の端が長さ方向に対して60°で切断され、
各枠部材(26)の内部拡大溝(41)の両端面が露出するよう
に、突き合わせ部分の外隅が切り落とされ、一方の枠部
材(26)のねじ溝(48)と他方の枠部材(26)のねじ溝(48)と
にまたがって、120°の鈍角形コーナーピース(30)が
嵌め入れられており、枠部材(26)同士が60°で突き合
わされる左上の角では、各枠部材(26)の端が長さ方向に
対して30°で切断され、各枠部材(26)の内部拡大溝(4
1)の両端面が露出するように、突き合わせ部分の外隅が
切り落とされ、一方の枠部材(26)のねじ溝(48)と他方の
枠部材(26)のねじ溝(48)とにまたがって、60°の鋭角
形のコーナーピース(31)が嵌め入れられている。
【0020】図8に示す丸型の枠部材(27)は、左方に開
口した内部拡大溝(51)と、右方に開口した横断面コ形の
シート嵌入溝(52)とよりなり、窓パネル(15)の下側に配
置されているものである。内部拡大溝(51)の横断面形状
は、半円より大きい円弧形となされている。シート嵌入
溝(52)の上壁(52a) の下面および下壁(52b) の上面に
は、それぞれ3本ずつの抜止め用凸条(53)が設けられて
いる。
【0021】中空シート(25)は若干弾性を有しているの
で、その周縁部を枠部材(26)(27)のシート嵌入溝(42)(5
2)に強制的に嵌め入れるだけで、中空シート(25)に枠部
材(26)(27)を組み付けることができる。そして、中空シ
ート(25)を強制的に嵌め入れた後は、抜止め用凸条(49)
(53)により中空シート(25)が抜けにくいようになされて
いる。
【0022】以下、図4から図6までを参照して、この
発明の温室におけるパネル(11)〜(19)同士の連結構造の
詳細について説明する。
【0023】図4は、土台(2) 、窓パネル(15)、側壁パ
ネル(14)および天窓無しの屋根パネル(17)下端部の垂直
断面を示すもので、同図に示すように、土台(2) は、略
方形の中空押出形材により形成されており、土台(2) の
内側面が、L形鋼(5) の垂直壁にボルト止めされてい
る。土台(2) の上面に上方突出部(2a)が設けられてい
る。側壁用パネル(14)の前後両縁に設けられた垂直状の
枠部材(26)は、中空シート(25)の下端よりも下方にのび
る延長部を有しており、この延長部の間に窓パネル(15)
が配置されている。
【0024】そして、土台(2) の上方突出部(2a)に、丸
型の枠部材(27)が内部拡大溝(54)を上に向けて取り付け
られている。窓パネル(15)の下端部には、丸型の枠部材
(27)が内部拡大溝(54)を下に向けて取り付けられてい
る。これらの丸型の枠部材(27)同士が揺動用の結合部材
(24)により連結されている。揺動用の結合部材(24)は、
土台(2) および窓パネル(15)の各連結縁部の枠部材(27)
の内部拡大溝(54)にそれぞれ嵌め合わせられる横断面円
形の挿入部(62)(62)と、両挿入部(62)(62)を180°で
連結する横断面I形の連結部(61)とよりなる。
【0025】窓パネル(15)の上側に設けられた枠部材(2
8)は、下方に開口した横断面コ形のシート嵌入溝(56)
と、シート嵌入溝(56)の内側の角部より上方にのび窓パ
ネル(15)を閉めたさいに側壁用パネル(14)の下側の枠部
材(26)に内側から当接する横断面I形の突出部(57)とよ
りなる。
【0026】丸型の枠部材(27)の内部拡大溝(54)の開口
は、土台(2) に固定された枠部材(27)に対して、結合部
材(24)が所要角度揺動できるように開けられている。こ
の開口角は、例えば60°とされ、これにより、垂直に
対して窓パネル(15)を約35°開けることができる。
【0027】側壁用パネル(14)と屋根パネル(17)とは、
120°で交差しており、この部分の結合部材(22)とし
て、120°固定用の結合部材(22)が使用されている。
120°固定用の結合部材(22)は、図11に拡大して示
すように、隣り合う2つのパネル(14)(17)の各連結縁部
に配置された枠部材(26)(26)の内部拡大溝(41)(41)にそ
れぞれ嵌め合わせられた横断面略T形の2つの挿入部(6
6)(66)と、両挿入部(66)(66)を120°で連結する連結
部(65)とよりなる。連結部(65)は、各挿入部(66)に面一
の直線部(65a) と、これらの直線部(65a) の端部外側面
同士をつなぐ円弧部(65b) とよりなる。
【0028】図5は、温室右前にそれぞれ配置されたド
アパネル受け部材(6) 、前後壁用パネル(11)および側壁
用パネル(14)の水平断面を示すもので、同図に示すよう
に、ドアパネル受け部材(6) は、略方形の中空押出形材
により形成されており、その右面前部に、角型の枠部材
(26)の内部拡大溝(45)と同形状でかつ右方に開口した内
部拡大溝(7) が形成されている。前後壁用パネル(11)の
左右両縁には、角型の枠部材(26)が設けられている。側
壁用パネル(14)の前後両縁にも、角型の枠部材(26)が設
けられている。
【0029】そして、前側の側壁用パネル(14)と後側の
側壁用パネル(14)とが、180°固定用の結合部材(21)
により結合されている。180°固定用の結合部材(21)
は、図10に拡大して示すように、隣り合う2つのパネ
ル(14)(14)の各連結縁部に配置された枠部材(26)(26)の
内部拡大溝(41)(41)にそれぞれ嵌め合わせられた横断面
略T形の2つの挿入部(64)(64)と、両挿入部(64)(64)を
180°で連結する横断面I形の連結部(63)とよりな
る。ドアパネル受け部材(6) と前後壁用パネル(11)と
も、180°固定用の結合部材(21)により結合されてい
る。前後壁用パネル(11)と側壁用パネル(14)とは、90
°固定用の結合部材(23)により結合されている。90°
固定用の結合部材(23)は、図12に拡大して示すよう
に、隣り合う2つのパネル(11)(14)の各連結縁部に配置
された枠部材(26)(26)の内部拡大溝(41)(41)にそれぞれ
嵌め合わせられた横断面略T形の2つの挿入部(68)(68)
と、両挿入部(68)(68)を180°で連結する連結部(67)
とよりなる。連結部(67)は、各挿入部(68)に面一の直線
部(68a) と、これらの直線部(68a) の端部外側面同士を
つなぐ円弧部(67b) とよりなる。
【0030】図6は、棟木(3) および屋根パネル(17)(1
8)の上端部の垂直断面を示すもので、同図に示すよう
に、棟木(3) は、下向きに開口した略コ形の水平部(71)
と、水平部(71)の頂面中央より上方にのびる垂直部(72)
と、垂直部(72)の上端より斜め下方にのびる左右上側傾
斜部(73)と、水平部(71)の左右の下面より斜め下方にの
びる左右下側傾斜部(74)とを備えている。左右上側傾斜
部(73)の下端部には、それぞれ第1ヒンジ構成部(75)が
設けられている。天窓付きの屋根パネル(17)の前後両縁
に設けられた枠部材(26)は、中空シート(25)の上端より
も上方にのびる延長部を有しており、この延長部の間に
天窓パネル(19)が配置されている。図6において、棟木
(3) の左側には天窓パネル(19)が連結され、棟木(3) の
右側には天窓無しの屋根パネル(18)が連結されている。
【0031】天窓パネル(19)の上側の枠部材(26)は、角
型の枠部材(26)であり、ねじ溝(48)が上を向くように取
り付けられている。天窓無しの屋根パネル(18)の上側の
枠部材(26)は、角型の枠部材(26)であり、ねじ溝(48)が
下を向くように取り付けられている。天窓パネル(19)
は、棟木(3) の第1ヒンジ構成部(75)に揺動可能に嵌め
入れられる第2ヒンジ構成部(9) を有する垂直断面略L
形の補助金具(8) を介して、棟木(3) に揺動自在に取り
付けられている。補助金具(8) と枠部材(26)とは、タッ
ピンねじ(10)により連結されており、このタッピンねじ
(10)は、角型の枠部材(26)に形成されているねじ溝(48)
にねじ合わされている。天窓無しの屋根パネル(18)は、
棟木(3) の下側傾斜部(74)にタッピンねじ(10)により固
定されており、このタッピンねじ(10)は、角型の枠部材
(26)に形成されているねじ溝(48)にねじ合わされてい
る。天窓パネル(19)の下側に設けられた枠部材(28)は、
上方に開口した横断面コ形のシート嵌入溝(56)と、シー
ト嵌入溝(56)の上側の角部より左下方にのび天窓パネル
(19)を閉めたさいに天窓有りの屋根パネル(18)の上側の
枠部材(26)に上側から当接する横断面I形の突出部(57)
とよりなる。
【0032】上記温室は、骨組みを作った後、屋根、側
壁、前後壁の順に組み立てられるが、このさいのパネル
(11)〜(19)同士の連結は、結合部材(21)(22)(23)(24)を
スライドさせるだけでよく、組立性が非常によい。そし
て、組み立てられた後は、シェル構造に近い強度を有し
たものとなる。また、パネル(11)〜(19)同士の連結を外
す場合は、結合部材(21)(22)(23)(24)を抜くだけでよい
から、解体・移設などが非常に楽にできる。
【0033】角型の枠部材(26)に形成されているねじ溝
(48)は、図3に示したようなコーナーピース(29)(30)(3
1)嵌め入れ用と、図6に示したようなタッピンねじ(10)
嵌め込み用とに使用されており、ねじ溝(48)にコーナー
ピース(29)(30)(31)を嵌め入れることにより各パネル(1
1)〜(19)の強度が向上するばかりでなく、ねじ孔をあけ
るなどの加工の手間が省けるので、組立性も向上する。
【0034】なお、上記において、丸形の枠部材(27)の
内部拡大溝(51)の開口は、結合部材(24)が所要角度揺動
できるように開けられているが、丸形の枠部材(27)であ
っても、内部拡大溝(51)の開口縁部と結合部材(24)との
間の隙間をなくすことにより、90°、120°および
180°固定用として使用することができる。
【0035】図9は、角型の枠部材の変形例を示してい
る。同図に示すように、この角型の枠部材(80)は、左方
に開口した内部拡大溝(81)と、右方に開口した横断面コ
形のシート嵌入溝(82)と、内部拡大溝(81)の底壁(81c)
の下端とシート嵌入溝(82)の底壁(82c) の下端とをつな
ぐ連結壁(83)とよりなる。内部拡大溝(81)は、底壁(81
c) と直角で互いに平行な上下壁(81a)(81b)にそれぞれ
内方突出縁(81d)(81d)が設けられることにより形成され
ている。内部拡大溝(81)の底壁(81c) の右面には、例え
ば0.7mmピッチの7本の凹条(86)が設けられ、シー
ト嵌入溝(82)の底壁(82c) の左面には、前記凹条(86)に
対して半ピッチずつ上下方向にずらされた0.7mmピ
ッチの7本の凹条(87)が設けられている。内部拡大溝(8
1)およびシート嵌入溝(82)の各底壁(81c)(82c)および連
結壁(83)によって、上方に開口しかつコーナーピース(2
9)(30)(31)嵌入れ用およびタッピンねじ(10)嵌め込み用
として使用される横断面コ形のねじ溝(88)が形成されて
いる。シート嵌入溝(82)の上壁(82a) の下面には、鋸状
の凹凸(89)が設けられており、中空シート(25)をシート
嵌入溝(82)にゆるく嵌め入れた後で、鋸状の凹凸(91)を
有する塩化ビニル製押出形材(90)を強制的に嵌め入れる
ことにより、中空シート(25)の抜けが防止されるように
なされている。
【0036】
【発明の効果】この発明の温室によると、各パネルは、
プラスチック製中空シートおよびアルミニウム押出形材
製枠部材よりなるので、軽くかつ割れることはなく、し
かも、中空シート内の空気層によって強度が向上してい
るので耐久性にも優れている。また、この温室を組み立
てるには、パネルとパネルとを突き合わせた後、結合部
材を摺動させて、その挿入部を対応する2つの枠部材の
内部拡大溝に嵌め合わせるだけでよく、組立て性に優れ
ている。
【0037】枠部材が、中空シートの縁部が嵌め入れら
れる横断面略コ形のシート嵌入溝と、シート嵌入溝の底
壁と内部拡大溝の底壁とをつなぐ連結壁とを有してお
り、シート嵌入溝の底壁および内部拡大溝の底壁の互い
に対向する面に、それぞれねじ溝形成用の複数の凹条が
設けられているものでは、ねじ溝をコーナーピース嵌め
入れ用とタッピンねじ嵌め込み用とに使用することがで
き、ねじ溝にコーナーピースを嵌め入れることにより各
パネルの強度が向上するばかりでなく、ねじ孔をあける
などの加工の手間が省けるので、組立性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による温室を示す分解斜視図である。
【図2】同組み立てられた温室を示す斜視図である。
【図3】温室を構成するパネルの一例を示す一部を切欠
いた部分拡大斜視図である。
【図4】図2のIV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】図2のV-V 線に沿う断面図である。
【図6】図2のVI-VI 線に沿う断面図である。
【図7】パネルの枠部材の一例を示す横断面図である。
【図8】パネルの枠部材の他の例を示す横断面図であ
る。
【図9】パネルの枠部材のさらに他の例を示す横断面図
である。
【図10】結合部材の一例を示す横断面図である。
【図11】結合部材の他の例を示す横断面図である。
【図12】結合部材のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
(1) 温室 (11)〜(19) パネル (21)〜(24) 結合部材 (25) 中空シート (26)(27)(80) 枠部材 (41)(51) 内部拡大溝 (41c)(81c) 内部拡大溝底壁 (42)(82) シート嵌入溝 (42c)(82c) 底壁 (43)(83) 連結壁 (61)(63)(65)(67) 連結部 (62)(64)(66)(68) 挿入部 (46)(47)(86)(87) 凹条 (48)(88) ねじ溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 5/08 E04H 5/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定角度をなして隣り合うパネルとパネ
    ルとが結合部材を介して連結される温室であって、各パ
    ネルは、プラスチック製中空シートと、その周縁部に設
    けられたアルミニウム押出形材製枠部材とよりなり、各
    パネルの連結すべき縁部の枠部材に、外向きに開口した
    内部拡大溝がその全長にわたりかつ両端面を露出させて
    設けられており、結合部材は、隣り合う2つのパネルの
    各連結縁部の枠部材の内部拡大溝にそれぞれ嵌め合わせ
    らる挿入部と、両挿入部を所定角度で連結する連結部と
    よりなることを特徴とする温室。
  2. 【請求項2】 枠部材は、中空シートの縁部が嵌め入れ
    られる横断面コ形のシート嵌入溝と、シート嵌入溝の底
    壁と内部拡大溝の底壁とをつなぐ連結壁とを有してお
    り、シート嵌入溝の底壁および内部拡大溝の底壁の互い
    に対向する面に、それぞれねじ溝形成用の複数の凹条が
    設けられていることを特徴とする請求項1の温室。
JP7290052A 1995-11-08 1995-11-08 温 室 Withdrawn JPH09121692A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013234462A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Misawa Homes Co Ltd 土地の利用方法及び建物ユニット
JP2022047511A (ja) * 2020-09-11 2022-03-24 トランスポーテーション アイピー ホールディングス,エルエルシー 駆動システム

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