JPH09121334A - 留守番機能を有するテレビ電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】相手からのメッセージを記録する際に、記録領
域をこのアドレスにより分割することによって各個人の
割当て領域に用件メッセージを記録再生する。 【解決手段】本発明は、メッセージが個人単位、グルー
プ単位、に管理されているので必要な情報を素早く引き
出すことができ、またＩＤ番号によりメッセージを引き
出すことができるので、他人、他グループに対してセキ
ュリティ機能を有し、情報を守ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＩＳＤＮ回線網に
接続されるＩＳＤＮ留守番ＴＶ電話機に関する。

【０００２】ＩＳＤＮ回線網は、従来のアナログ回線網
と異なり付加サービスとして多種多様なサービスを提供
しており、これに伴いアドレスやサブアドレス通知など
の着信端末選択手段に関する情報などが着信時に通知さ
れることがある。よって、着信側は発信側が着アドレ
ス、着サブアドレス情報により番号情報を送ってきた
時、着信時にあらかじめ格納されているサブアドレスと
が一致するか否かを判断し、留守応答手段を選択するこ
とが可能である。

【０００３】

【従来の技術】従来の技術では、アナログ回線を用いた
音声についての留守録機能を有しており、この機能は通
常のダイヤル操作で発呼を行うと、受信側端末が留守録
設定されていた場合、その着呼を受けた後にあらかじめ
設定された応答メッセージを送出し、相手の用件メッセ
ージをテープまたはＩＣメモリに記録する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術ではアナ
ログ回線を用いているためにサブアドレスという発呼番
号の規格はなく、加入者番号のみの割り当てとなってい
るため一つの回線に対して一通りの認識しかできない。
従って同一端末を複数の人間が共有する場合、夫々の識
別というのは非常に困難であるという問題があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決し、留守録機能において端末共有者夫々に個別
の設定・使用方法を提供することを目的とし、少なくと
もサブアドレス情報の比較・判定応答メッセージ・用件
メッセージの記録・再生をコントロールするシステム制
御部と、応答メッセージ・用件メッセージを記録してお
く記録部と画像・音声の圧縮伸長を行うコーデック部
と、画像・音声を表示・出力する表示・出力部と、ＩＳ
ＤＮ回線網と接続するためのＩＳＤＮ回線インターフェ
ース部より構成され、サブアドレス情報の比較・判定さ
せることにより複数ユーザーの個別管理を可能にするこ
とを特徴とする留守番機能を有するテレビ電話機であ
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を説明する。図１はＩＳＤＮ呼制御部の略図、図２な
いし図４は本発明の実施例の構成の略図であり、図３は
図２の処理手順のフローチャート、図５は図４の処理手
順のフローチャートである。図において同じ部位は同じ
符号で示す。

【０００７】図１において１は呼設定メッセージであ
る。図１は本発明のＩＳＤＮ呼制御部の説明を示し、呼
設定メッセージ１は図のように構成される。図２におい
て２はＩＳＤＮ回線インターフェース部、３はサブアド
レス検出・比較部、４は応答メッセージ記憶部、５は用
件メッセージ記録部、６はシステム制御部により送出・
記録部は構成される。図３において７は着信、８はサブ
アドレス検出・比較、９は応答メッセージ送出要求、１
０は応答メッセージ送出、１１は記録領域開放要求、１
２は用件メッセージ記録である。

【０００８】図４において１３はコントロールパネル、
１４は表示・出力部、１５はＩＤ番号比較部ないし用件
メッセージ記録部５、システム制御部６によって再生部
は構成される。図５において１６はＩＤ番号入力、１７
はＩＤ番号比較、１８は用件メッセージ一覧表示、１９
は用件メッセージ選択、２０は用件メッセージ再生要
求、２１は用件メッセージ再生である。つぎに、図１か
ら図５を用いてこのような構成における動作について説
明する。

【０００９】端末が着呼７をするとＩＳＤＮ回線インタ
ーフェース部２はサブアドレス検出・比較部３に呼設定
メッセージ１を受け渡し、呼設定メッセージ１中に含ま
れる情報をサブアドレス検出・比較部３により必要な情
報を抽出し、サブアドレスの検出・比較８を行う。そし
て、比較・一致したアドレスに記憶された応答メッセー
ジを送出すべくシステム制御部６に応答メッセージ送出
要求９を出し、要求を受けたシステム制御部６は応答メ
ッセージ記憶部４の対応したアドレスに格納された応答
メッセージの送出１０をＩＳＤＮ回線インターフェース
部２を介して行う。この後、相手より送られてくる用件
メッセージを記録するためにシステム制御部６は用件メ
ッセージ記録部５の対応したアドレスの記録領域開放要
求１１を出し、用件メッセージの記録１２を行う。この
用件メッセージの記録方法としては、ＨＤＤなどに対し
ての並列的な記録とテープなどへの直列的な記録とがあ
る。

【００１０】前者においては一つのメッセージをファイ
ル単位で記録し、端末共有者夫々にグループ化して管理
する。後者については記録を行う前に端末共有者夫々に
対応したコードを信号として記録する。この時、あわせ
て前者・後者共に日時、呼設定メッセージ１に含まれる
相手発番号についても記録する。用件メッセージを再生
する際、端末共有者夫々に割り当てられたサブアドレス
番号をＩＤ番号として扱い、コントロールパネル１３よ
りＩＤ番号入力１６を行い、ＩＤ番号比較部１５に引き
渡され、ＩＤ番号比較１７を行う。そして、 比較・一
致したアドレスに記憶された用件メッセージ・日時・相
手発番号一覧表示１８を表示・出力部１４に行い、コン
トロールパネル１３より用件メッセージ選択１９を行
う。選択された用件メッセージを再生すべくシステム制
御部６に用件メッセージ再生要求２０を出し、要求を受
けたシステム制御部６は用件メッセージ記録部５に格納
された用件メッセージの再生２１を行い、表示・出力部
１４に画像と音声を送出する。

【００１１】

【発明の効果】以上、説明したように本発明の構成によ
れば、メッセージが個人単位、グループ単位、に管理さ
れているので必要な情報を素早く引き出すことができ、
またＩＤ番号によりメッセージを引き出すことができる
ので、他人、他グループに対してセキュリティ機能を有
し、情報を守ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ＩＳＤＮ呼制御部の略図

【図２】 本発明の実施例でメッセージ送出・記録の構
成の略図

【図３】 メッセージ送出・記録処理手順のフローチャ
ート

【図４】 本発明の実施例でメッセージ再生の構成の略
図

【図５】 メッセージ再生処理手順のフローチャート

【符号の説明】

１・・・呼設定メッセージ ２・・・ＩＳＤＮ回線インターフェース部 ３・・・サブアドレスの検出・比較部 ４・・・応答メッセージ記憶部 ５・・・用件メッセージ記録部 ６・・・システム制御部 ７・・・着呼 ８・・・サブアドレスの検出・比較 ９・・・応答メッセージ送出要求 １０・・・応答メッセージ送出 １１・・・記録領域開放要求 １２・・・用件メッセージ記録 １３・・・コントロールパネル １４・・・表示・出力部 １５・・・ＩＤ番号比較部 １６・・・ＩＤ番号入力 １７・・・ＩＤ番号比較 １８・・・用件メッセージ一覧表示 １９・・・用件メッセージ選択 ２０・・・用件メッセージ再生要求 ２１・・・用件メッセージ再生

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ＩＳＤＮ回線網を介して音声データおよび
   画像データを送受信し、不在時にはハードディスク等の
   媒体に格納される留守番機能を有するテレビ電話機にお
   いて、着信時に受信した呼設定メッセージに含まれる着
   サブアドレスと前記電話機にあらかじめ格納されている
   サブアドレスとが一致するか否かを判断する判別手段
   と、前記判別手段によって着サブアドレスと内部に格納
   されているサブアドレスとが一致したときにはあらかじ
   め録画、録音された応答メッセージを送出する応答メッ
   セージ送出手段と、前記サブアドレスに対応して分割さ
   れた記憶領域に画像および音声データの用件メッセージ
   を記録する用件メッセージ記録手段とから構成されたこ
   とを特徴とする留守番機能を有するテレビ電話機。
2. 【請求項２】前記用件メッセージ記録手段に記録されて
   いる用件メッセージを再生する際に、前記メッセージが
   割り当てられている人物等のＩＤ番号を入力する入力手
   段と、前記入力手段によって入力されたＩＤ番号と前記
   用件メッセージが分割して記憶されている記憶領域夫々
   に割り当てられたＩＤ番号とが一致するか否かを判断す
   るＩＤ番号判別手段と、前記ＩＤ番号判別手段によって
   入力されたＩＤ番号と分割された記憶領域夫々に割り当
   てられたＩＤ番号とが一致すると判定された際には対応
   した記憶領域から用件メッセージを再生する用件メッセ
   ージ再生出力手段とから構成されたことを特徴とする請
   求項１記載の留守番機能を有するテレビ電話機。