JPH0698000A

JPH0698000A - 留守番電話機

Info

Publication number: JPH0698000A
Application number: JP24448892A
Authority: JP
Inventors: Makoto Okumura; 誠奥村
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1992-09-14
Filing date: 1992-09-14
Publication date: 1994-04-08

Abstract

(57)【要約】【目的】特定の発呼者だけにのみプライベートな応答メ
ッセージが送出可能な留守番電話機を提供することにあ
る。【構成】留守番状態において、発呼者側からのパスワー
ドを検出する回路及びパスワードに対応した応答メッセ
ージを記憶する回路を設け、又、多種応答メッセージ別
に発呼者側からの音声メツセージの録音・再生及び応答
メッセージアクセス回数の記録・再生する回路を設けた
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、留守番電話機の応答メ
ッセージ及び発呼者側からの受信メッセージに対する録
音再生機能の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】留守番電話は、留守状態を発呼者側に応
答メッセージとして送出し、又、発呼者側のメッセージ
を記録する手段として一般ユーザにも広く用いられてい
る。

【０００３】従来の留守番電話機は、通常図１に示す構
成となっている。

【０００４】尚、図１に示す実線は、留守状態での各ブ
ロック間の信号のつながりを示し、破線は留守番電話の
内部情報設定時の各ブロック間の信号のつながりを示
す。

【０００５】電話回線からの呼出信号が回線インタフェ
ース部１を経由して着信回路部２で検出されると、着信
回路部２は着信信号２ａを応答メッセージ読出部６へ送
出するとともに、回線インタフェース部１により電話回
線を閉結させる。応答メッセージ読出部６は前記着信信
号２ａを受け、留守であることの応答メッセージを回線
インタフェース部１を経由して発呼者側に送出する。
又、応答メッセージ読出部６は、留守であることの応答
メッセージの発呼者側への送出が終了すると、応答メッ
セージ読出終了信号６ａを応答メッセージアクセス回数
記録・再生部８及び受信メッセージ録音・再生部９に送
出する。応答メッセージアクセス回数記録・再生部８
は、前記応答メッセージ読出終了信号６ａを受信する
と、応答メッセージアクセス回数を更新し記録する。
又、受信メッセージ録音・再生部９は前記応答メッセー
ジ読出終了信号６ａを受信すると、発呼者側から受信し
た受信メッセージを録音する。このように記録・録音さ
れた応答メッセージアクセス回数及び受信メッセージを
再生する場合は、プッシュボタンキー操作部４により特
定キー(再生指示)を操作し、再生指示信号４ａを応答メ
ッセージアクセス回数記録・再生部８及び受信メッセー
ジ録音・再生部９に送出する。

【０００６】前記再生指示信号４ａを受信した応答メッ
セージアクセス回数記録・再生部は、記録してあるアク
セス回数を再生し、音声出力部５(スピーカ)にて音声で
知らせるとともに、アクセス回数の再生が終了するとア
クセス回数再生終了信号８ａを受信メッセージ録音・再
生部９に送出する。（但し、アクセス回数がゼロの場合
は、本信号は送出しない。）受信メッセージ録音・再生
部９の受信メッセージ録音部９は、一般的にカセットテ
ープが使用されており、前記再生指示信号８ａを受信す
るとカセットテープの巻き戻しを行うとともに、録音さ
れている受信メッセージを再生し、音声出力部５（スピ
ーカ）にて音声で知らせる。応答メッセージ記憶部７へ
の録音は、プッシュボタンキー操作部４により特定キー
（録音指示）を操作し、応答メツセージ録音指示信号４
ｂを応答メッセージ記憶部７に送出する。前記応答メッ
セージ録音指示信号４ｂを受信した応答メッセージ記憶
部７（一般的に音声合成ＩＣ及びメモリＩＣより構成さ
れる）は、音声入力部３（マイク）より入力される応答
メッセージを記憶する。

【０００７】なお、関連技術として特開平１−１６０１
６１がある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、発呼
者側に送出する応答メッセージは１つに限られており、
すべての発呼者に対し同一の応答メッセージしか送出す
ることが出来ず、特定の発呼者だけにのみプライベート
な応答メッセージを送出したくとも送出する手段がない
という問題があった。

【０００９】本発明の目的は、上記問題点を解決し特定
の発呼者だけにのみプライベートな応答メッセージが送
出可能な留守番電話機を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に留守番状態において、発呼者側からのパスワードを検
出する回路及びパスワードに対応した応答メッセージを
記憶する回路を設け、又、各種応答メッセージ別に発呼
者側からの受信メッセージの録音・再生及び応答メッセ
ージアクセス回数の記録・再生する回路を設けた構成と
することにより達成される。

【００１１】

【作用】本構成によって発呼者側からのパスワードを受
信した時に限り、プライベートな応答メッセージが発呼
者側へ送出され、発呼者側からのパスワードが受信出来
ない時は一般的な応答メッセージを発呼者側へ送出され
るため、発呼者に応じた応答メッセージの選択が可能で
ある。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。

【００１３】図２は、実施例の概略構成ブロック図であ
る。尚、図２に示す実線と破線の意味は、従来技術例と
同じ為説明は省略する。

【００１４】回線インタフェース部１、着信回路部２、
音声入力部３、プッシュボタンキー操作部４、音声出力
部５は、従来技術例と同じである。

【００１５】第一応答メツセージ読出部１０は、従来技
術同様、パスワードを必要としない一般応答メッセージ
読出部である。

【００１６】第２〜ｎ応答メッセージ読出部１１は、パ
スワードを必要とするプライベート応答メッセージ読出
部である。

【００１７】第１〜ｎ応答メッセージ記憶部１２は、一
般応答メッセージ（第一応答メッセージ）及びプライベ
ート応答メッセージ（第２〜ｎ応答メッセージ）の記憶
部である。

【００１８】応答メツセージ録音制御部１３は、各種応
答メッセージを第１〜ｎ応答メッセージ記憶部１２に録
音する為の制御を行う。

【００１９】パスワード信号識別部１４は、発呼者側よ
り送られてくるパスワード信号を識別し、その結果をパ
スワードデータとして出力する。パスワード比較及び応
答メッセージ選択部１５は、パスワード信号識別部１４
より出力されたパスワードデータ１４ａと、予め複数の
パスワードデータを記憶させておいたパスワード記憶部
１６の中のデータと比較照合を行ない、照合が取れれ
ば、そのパスワードに対応した応答メッセージ番号デー
タ１５ａを出力する。パスワード登録制御部１７は、パ
スワード記憶部１６に各種パスワードを登録する為の制
御を行う。

【００２０】第１〜ｎ応答メッセージ別アクセス回数記
録・再生部１８は、各種応答メッセージ別に発呼者側か
らのアクセス回数を記録し、又、その記録した内容を各
種応答メッセージ別に再生する。第１〜ｎ応答メッセー
ジ別受信メッセージ録音・再生部１９は、第１〜ｎ応答
メッセージ別に発呼者側からの受信メッセージを録音
し、又、その録音した内容を各種応答メッセージ別に再
生する。再生制御部２０は、各種応答メッセージ別のア
クセス回数及び受信メッセージの再生の為の制御を行
う。以上、実施例における各ブロックの機能概要を説明
した。

【００２１】次に、図３のフローチャートにより、留守
状態時の留守番機能について説明する。ステップ１〜４
までは、従来と同様である。ステップ８において発呼者
側からのパスワードがパスワード信号識別部１４より検
出されなかった場合は、従来と同様の処理（ステップ５
〜７）が実行される。しかし、ステップ８において発呼
者側からのパスワードがパスワード信号識別部１４で検
出された場合、パスワード比較及び応答メッセージ選択
部１５より、第一応答メッセージ読出停止信号１５ｂが
第一応答メツセージ読出部１０に対し送出され、第一応
答メッセージの読出が停止される（ステップ９）。ま
た、パスワード比較及び応答メッセージ選択部１５で
は、検出したパスワードに対応した応答メッセージ番号
を選択し、例えば、ｍ番が選択されたとして、その選択
番号情報（ｍ）１５ａを第２〜ｎ応答メッセージ読出部
１１に送出する（ステップ１０）。第２〜ｎ応答メッセ
ージ読出部１１では、選択番号情報(ｍ)１５ａにより、
第ｍ番の応答メッセージを第１〜ｎ応答メッセージ記憶
部１２より読出し、応答メッセージの送出を開始する。
（ステップ１１）。第２〜ｎ応答メッセージ読出部１１
より第ｍ応答メッセージの送出が終了すると応答メッセ
ージ読出終了信号及び選択番号情報（ｍ）１１ａを第１
〜ｎ応答メッセージ別アクセス回数記録・再生部１８及
び第１〜ｎ応答メッセージ別受信メッセージ録音・再生
部１９に送出する（ステップ１２）。第１〜ｎ応答メッ
セージ別アクセス回数記録・再生部１８は、前記応答メ
ッセージ読出終了信号及び選択番号情報（ｍ）１１ａを
受信すると選択番号情報(ｍ)１１ａに対応したアクセス
回数を更新し記録するとともに、第１〜ｎ応答メッセー
ジ別受信メッセージ録音・再生部１９は、発呼者側から
受信した受信メッセージを選択番号情報(ｍ)１１ａに対
応した録音エリアに録音を開始する(ステップ１３)。発
呼者側の回線断を検出すると（ステップ１４）、第１〜
ｎ応答メッセージ別受信メッセージ録音・再生部１９
は、受信メッセージの録音状態を終了させる。（ステッ
プ１５）。

【００２２】次に、図４のフローチャートにより受信メ
ッセージ再生機能について説明する。プッシュボタンキ
ー操作部４より特定キー（再生指示）を操作し、再生指
示信号４ａを送出する。再生制御部２０で前記再生指示
信号４ａを検出すると（ステップ１）再生制御部２０
は、アクセス回数値再生信号２０ａを送出する。第１〜
ｎ応答メッセージ別アクセス回数記録・再生部１８は、
前記アクセス回数値再生信号２０ａを検出すると第１応
答メッセージに対するアクセス回数値の再生を開始する
（ステップ２）。再生した内容は、音声出力部５（スピ
ーカ）にて音声で知らせるとともに再生制御部２０にも
通知される。アクセス回数値の再生が終了するとアクセ
ス回数再生終了信号１８ａを送出する（ステップ３）。
再生制御部２０は、前記アクセス回数再生終了信号１８
ａを受信すると第１〜ｎ応答メッセージ別アクセス回数
記録・再生部１８より通知されたアクセス回数値がゼロ
であれば、第１〜ｎ応答メッセージ別アクセス回数記録
・再生部１８に対し、次の応答メッセージに対するアク
セス回数値の再生要求としてアクセス回数値再生信号２
０ａを送出する。又、通知されたアクセス回数値がゼロ
でなければ第１〜ｎ応答メッセージ別受信メッセージ録
音・再生部１９に対し、受信メッセージ再生信号及び再
生受信メッセージ番号情報２０ｂを送出する(ステップ
４)。第１〜ｎ応答メッセージ別受信メッセージ録音・
再生部１９では、前記受信メッセージ再生信号及び再生
受信メッセージ番号情報２０ｂを受信すると指定された
番号（ｍ）の受信メッセージの再生を開始する（ステッ
プ５）。

【００２３】再生内容はアクセス回数値の再生時と同様
に、音声出力部５（スピーカ）にて音声で知らせる。第
１〜ｎ応答メッセージ別受信メッセージ録音・再生部１
９は指定された番号（ｍ）の受信メッセージの再生が終
了すると、受信メッセージ再生終了信号１９ａを送出す
る。

【００２４】再生制御部２０では、前記受信メッセージ
再生終了信号１９ａを受信すると（ステップ６）、全受
信メッセージを再生終了したか判断し、終了していなけ
れば次の応答メッセージに対応するアクセス回数値の再
生要求としてアクセス回数値再生信号２０ａを第１〜ｎ
応答メッセージ別アクセス回数記録・再生部１９に送出
する（ステップ７）。

【００２５】次に、図５のフローチャートにより、応答
メッセージ録音機能について説明する。

【００２６】プッシュボタンキー操作部４より特定キー
（録音指示）を操作し、録音指示信号４ｂを送出する。
応答メッセージ録音制御部１３で前記録音指示信号４ｂ
を検出すると（ステップ１）、応答メッセージ録音制御
部１３は、応答メッセージ登録番号（１〜ｎ）情報待ち
の状態となり、次にプッシュボタンキー操作部４より登
録番号情報（ｍ）４ｃを受信すると（ステップ２）、応
答メッセージ録音・制御部１３は、第１〜ｎ応答メッセ
ージ記憶部１２の指定された登録番号情報ｍに対応した
記憶エリアに音声入力部３から入力される応答メッセー
ジの録音を開始する（ステップ３）。

【００２７】応答メッセージの入力が終了すると、プッ
シュボタンキー操作部４より特定キー（録音終了指示）
を操作し、録音終了指示信号４ｄが送出される。応答メ
ッセージ録音・制御部１３では、前記録音終了指示信号
４ｄが検出されると（ステップ４）応答メッセージの録
音状態を終了させる（ステップ５）。

【００２８】次に図６のフローチャートによりパスワー
ド登録機能について説明する。プッシュボタンキー操作
部４より特定キー（パスワード登録指示）を操作し、パ
スワード登録信号４ｅを送出する。パスワード登録制御
部１７で、前記パスワード登録信号４ｅを検出すると
（ステツプ１）パスワード登録制御部１７は、登録番号
（１〜ｎ）情報及びパスワード情報待ちの状態となり、
次にプッシュボタンキー操作部４より登録番号情報(ｍ)
及びパスワード情報を受信すると（ステップ２）パスワ
ード登録制御部１７は、パスワード記憶部１６に対し指
定された登録番号（ｍ）に対応した記憶エリアにパスワ
ードを書込み登録する（ステップ３）。

【００２９】

【発明の効果】発呼者側からのパスワードの有無によ
り、一般的な応答メッセージを発呼者側に送出するか、
ブライベートな応答メッセージを発呼者側に送出するか
の選択が可能となり、かつ、複数のプライベートな応答
メツセージを発呼者側のパスワードにより選択し発呼者
側に送出することが可能となり、又、発呼者側の音声メ
ッセージを応答メッセージ別に録音・再生がすることが
可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来例の構成ブロック図である。

【図２】本発明の一実施例の構成ブロック図である。

【図３】実施例における留守番機能の動作フローを示す
フローチャートである。

【図４】実施例における受信メッセージ再生機の動作フ
ローを示すフローチャートである。

【図５】実施例における応答メッセージ録音機能の動作
フローを示すフローチャートである。

【図６】実施例におけるパスワード登録機能の動作フロ
ーを示す、フローチャートである。

【符号の説明】

１…回線インタフェース読出部，２…着信回路部，３…
音声入力部，４…プッシュボタンキー操作部，５…音声
出力部，６…応答メッセージ読出部，７…応答メッセー
ジ記憶部，８…応答メッセージ回数記録再生部，９…受
信メッセージ録音再生部，１０…第１応答メッセージ読
出部，１１…第２〜ｎ応答メッセージ読出部，１２…第
１〜ｎ応答メッセージ記憶部，13…応答メッセージ録音
制御部，１４…パスワード信号識別部，15…パスワード
比較及び応答メッセージ選択部，１６…パスワード記憶
部，１７…パスワード登録制御部，１８…第１〜ｎ応答
メッセージ別アクセス回数記録再生部，１９…第１〜ｎ
応答メッセージ別受信メッセージ録音再生部，２０…再
生制御部。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】留守番状態において、他の電話機から着信
があった場合に、発呼者側からパスワードが送られて来
たことを検出する手段と、発呼者側からのパスワードと
予め記憶されている複数のパスワードとを比較し照合す
る手段と、予め複数のパスワードを記憶する手段と、照
合が取れるとそのパスワードに合った応答メッセージを
予め記憶されている複数の応答メッセージの中から選択
する手段と、選択した応答メッセージを発呼者側に送出
する手段と、予め複数の応答メッセージを記憶する手段
と、複数の応答メッセージに対応した発呼者側からの受
信メッセージ及び、アクセス回数を応答メッセージ別
に、記録する手段を有することを特徴とした留守番電話
機。
【請求項２】留守番電話機に録音されているパスワード
を必要としない応答メッセージに対応した発呼者側から
の受信メッセージの再生はもとより、パスワードを必要
とする複数の応答メッセージに対応した発呼者側からの
受信メッセージを再生する手段と、その応答メッセージ
に対応したアクセス回数を再生する手段と、またそれら
を制御する手段を有することを特徴とした請求項１記載
の留守番電話機。
【請求項３】留守番電話機に記憶されているパスワード
を自由に書き替えることができるための制御手段を有す
ることを特徴とした請求項１又は２記載の留守番電話
機。
【請求項４】留守番電話機に記憶されている複数の応答
メッセージを自由に書き替えることができるための制御
手段を有することを特徴とした請求項１ないし３のいず
れか１項に記載の留守番電話機。