JP2002094663A - 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置 - Google Patents

通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置

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JP2002094663A
JP2002094663A JP2000279638A JP2000279638A JP2002094663A JP 2002094663 A JP2002094663 A JP 2002094663A JP 2000279638 A JP2000279638 A JP 2000279638A JP 2000279638 A JP2000279638 A JP 2000279638A JP 2002094663 A JP2002094663 A JP 2002094663A
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JP2000279638A
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Koji Tamai
玉井幸司
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信内容記録再生システムおいて、通信内容記
録再生装置にファイル検索を行わせるための作業が煩雑
であり、通信データの再生までにかかる時間がかかる。 【解決手段】通信回線を伝送する通信信号を通信データ
に変換して記録再生を行う通信内容記録再生装置と、通
信内容記録再生装置に記録された通信データを読み出し
再生する端末装置とを備えた通信内容記録再生システム
において、端末装置は、複数の通信データから特定の通
信データを選択する条件を設定する設定手段を備え、通
信内容記録再生装置は、通信データと通信データに関す
る通信情報とを記録する記録手段と、通信情報に基づい
て設定手段により設定された条件に適合した通信データ
を検索する検索手段と、設定手段により設定された端末
装置に条件に適合した通信データを信する送信手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線等の回線を介
して伝送される通信信号の記録再生を行う通信内容記録
再生装置、及び、通信内容記録再生装置、構内交換機、
複数の電話機、複数の端末装置(例えば、パーソナルコ
ンピュータ)等を備えた通信内容記録再生システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】電話回線等の通信回線を介して複数の端
末装置間で伝送される通信内容(通話内容など)を記録
し、また、記録した通信内容を再生することができる通
信内容記録再生装置がある。電話回線を利用した証券取
引等においては、取引の通話内容を証拠として残すた
め、通信内容記録再生装置が用いられ、通話毎に通信内
容を記録することが一般的に行われている。
【0003】従来の通信内容記録再生装置は、構内交換
機(PBX:Private Branch exchange)の外線側若し
くは内線側に接続され、回線上の通信信号(通話音声)
をデジタル信号に変換し、当該デジタル信号に圧縮処理
を施し、ハードディスク、光ディスク等のディスク状記
録媒体、または、磁気テープ等のテープ状記録媒体に逐
次記録を行う。
【0004】このような通信内容記録再生装置は、予め
定められた容量の記録媒体に多くの通信データを記録す
るために、回線毎にオンフック・オフフックの検出を行
い、オンフック状態(通話がない)の回線に対して通信
内容の記録を行わず、オフフック状態(通話がある)の
回線のみ通信内容の記録を行う機能を持つ。
【0005】また、オフフック状態においても、通話音
声の無音部分を検出して無音部分のデータを削除し、ま
た、高い圧縮率で通信データを圧縮することにより、通
信データのうち記録媒体に記録するデータ量を減らし、
長時間の通信内容を記録できる機能も有している。
【0006】通信データは、ファイル化して記録媒体に
記録される。記録媒体に記録された複数の通信ファイル
のファイル検索およびファイル管理のために、通信ファ
イルには、通信データ毎に回線番号や通信時の日付、通
信開始時刻と通信終了時刻等の時間情報が付加される。
【0007】また、高機能の通信内容記録再生装置で
は、通話記録中の回線における発信者電話番号や受信者
電話番号をPBXから取得し、その電話番号情報を通信
データと関連づけて記録し、通信内容の再生時における
ファイル検索やファイル管理に利用している。
【0008】近年では、コンピュータと電話の統合化
(CTI:Computer Telephony Integration)が進み、
通信内容記録再生装置もローカル・エリア・ネットワー
ク(LAN:Local Area Network)に接続され、通信内
容記録再生装置を制御するアプリケーションプログラム
がインストールされたLAN上の端末装置(例えば、パ
ーソナルコンピュータ)から通信内容記録再生装置の制
御を行うことができる。
【0009】LANを介して端末装置が通信内容記録再
生装置を制御し、通信内容記録再生装置にファイル検索
を行わせ、検索した結果の通信ファイルを通信内容記録
再生装置本体で再生させたり、また、通信ファイルを端
末装置にダウンロードして、端末装置で通信データを再
生することもできる。
【0010】このようなCTIに対応した通信内容記録
再生装置は、例えば、特許第2939465号公報等に
開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信内容記録再
生装置では、ユーザが、通信データの再生が必要な時
に、必要とする通信データを特定するための検索条件
(回線番号、通信日時、発信者電話番号、受信者電話番
号)を入力し、通信内容記録再生装置にファイル検索を
行わせる。検索された通信ファイルは、通信内容記録再
生装置本体で再生されたり、またはLAN経由でユーザ
が使用する端末装置に送られ、当該端末装置で再生され
る。
【0012】したがって、通信内容記録再生装置に記録
された複数の通信データを再生する場合には、それら複
数の通信データを特定するための検索条件を、複数の通
信データ毎に設定しなければならないため、当該複数の
通信データを再生させるまでに時間がかかると共に、通
信内容記録再生装置にファイル検索を行わせるための作
業(検索条件の入力等)が煩雑である。
【0013】また、ユーザと通信相手との通信が終了し
た直後に、ユーザが直前に通信を終了した通信内容をす
ぐに再生したい場合でも、ユーザが当該通信データを特
定するための検索条件を入力し、通信内容記録再生装置
にファイル検索を行わせなければならない。そのため、
通信終了直後に、直前に通信していた通信データを再生
させる場合でも、通信データの再生までに時間がかかる
と共に、通信内容記録再生装置にファイル検索を行わせ
るための作業が煩雑になる。
【0014】本発明は、通信内容記録再生装置にファイ
ル検索を行わせるための作業を簡素化し、通信データの
再生までにかかる時間を短縮し、ユーザが予め設定した
条件に対応する通信データが記録された場合に、当該通
信データをユーザが設定した端末装置に送り、その端末
装置で再生することができる通信内容記録再生システム
及び通信内容記録再生装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するため手段】本願の請求項1記載の発明
は、通信回線を介して伝送される通信信号を通信データ
に変換して記録再生を行う通信内容記録再生装置と、該
通信内容記録再生装置に記録された通信データを読み出
し再生する端末装置とを備えた通信内容記録再生システ
ムにおいて、前記端末装置は、複数の通信データから特
定の通信データを選択する条件を設定する設定手段を備
え、前記通信内容記録再生装置は、前記通信データと前
記通信データに関する通信情報とを記録する記録手段
と、前記通信情報に基づいて前記設定手段により設定さ
れた前記条件に適合した前記通信データを検索する検索
手段と、前記設定手段により設定された端末装置に前記
条件に適合した通信データを送信する送信手段とを備え
ることを特徴とする。
【0016】本願の請求項2記載の発明は、請求項1記
載の通信内容記録再生システムにおいて、前記通信情報
は、回線番号、発信者電話番号、着信者電話番号、通信
日、通信時刻又はDTMF(Dual Tone Multi Frequenc
y)信号の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0017】本願の請求項3記載の発明は、通信回線か
ら通信信号を受信して通信データに変換する記録ボード
と、前記通信データと前記通信データに関する通信情報
とを記録する大容量記録装置と、ネットワークを介して
入力される検索条件を記憶するメモリと、前記記録ボー
ドから前記通信データを読み出して前記通信データと前
記通信情報とを用いて通信ファイルを生成して大容量記
録装置に記録させる制御を行うと共に前記検索条件に基
づいて前記大容量記録装置に記録された通信ファイルの
検索を行い前記検索条件に適合する通信データを前記大
容量記録装置から読み出し前記ネットワークに接続され
ている端末装置に送信する制御を行う主制御部とを備え
たことを特徴とする。
【0018】本願の請求項4記載の発明は、請求項3記
載の通信内容記録再生装置において、前記通信情報は、
発信者電話番号、着信者電話番号、通信日、通信時刻又
はDTMF信号の少なくとも一つを含むことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信内容記録再
生システムの一実施例の概略構成を示す模式図である。
図1において、通信内容記録再生システム101は、公
衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone
Network)102に接続され、通信内容記録再生システ
ム101は、構内交換機(PBX)103、内線電話機
104a〜104n、通信回線端末装置(端末装置)1
05a〜105n、通信内容記録再生装置106、LA
N107を備える。また、通信内容記録再生システム1
01には、広域ネットワーク(WAN:World Area Net
work)108が接続され、WAN108には、ネットワ
ーク端末装置(端末装置)109a〜109nが接続さ
れている。
【0020】本実施例では、通信回線としてアナログ電
話回線の場合を例に挙げ説明するが、それに限定され
ず、ISDN(Integrated Services Digital Networ
k)等のデジタル回線でもよい。また、通信回線を伝送
する通信信号として通話信号の場合を例に挙げ説明する
が、それに限定されず、通信回線を伝送する信号が映像
信号やコンピュータ等に用いるデータであってもよい。
【0021】PBX103は、PSTN102に接続さ
れている。PBX103とPSTN102とは、複数の
回線(例えば、10回線等)により接続されている(図
1においては、1の線にて表す)。また、PBX103
には、複数の内線電話機104a〜104nが接続され
ている。
【0022】PBX103は、外線(PSTN102と
接続されている回線側)から入力される通話信号の電話
番号(着信側電話番号)に基づいて、外線側の回線と内
線電話機104a〜104nとを接続する回線の切り替
えを行う。
【0023】具体的には、PBX103の外線側に3本
の回線(例えば、各回線番号が、L1,L2,L3)が
接続され、内線側に5台の内線電話機(それぞれ異なる
電話番号(例えば、電話番号が1111,2222,3
333、4444,5555)を有する5台の電話機)
が接続されている場合、PBX103は、外線側の3回
線から入力されるそれぞれの通話信号の電話番号に基づ
いて、外線側の回線と前記電話番号を有する内線電話機
とを接続する。
【0024】例えば、回線番号「L2」の回線を介して
伝送される通話信号が、電話番号「3333」の内線電
話機にかけられた通信信号である場合、PBX103
は、回線番号「L2」の回線と電話番号「3333」を
有する内線電話機とを接続する。
【0025】このとき、PBX103は、通話状態(外
線側の回線と内線電話機とが接続された状態)にある回
線の電話番号情報として、発信者電話番号および着信者
電話番号を通信内容記録再生装置106に出力する(図
1においては、1の線にて表す)。
【0026】通信内容記録再生装置106は、PBX1
03の外線側に接続され、PSTN102の回線上の通
話内容を逐次デジタル信号に変換し、データ圧縮処理し
た後、内部のハードディスクに記録を行う。通信内容記
録再生装置106は、PBX103からの発信者電話番
号及び着信者電話番号の電話番号情報と、通話日、通話
開始時刻および通話終了時刻等の時間情報とをあわせた
通話情報をファイルヘッダとして、通話データを通話フ
ァイルとして記録する。前記通話情報は、通話ファイル
のファイル検索に用いられ、通話データ及び通話情報に
よりデータベースを構築する。
【0027】通信内容記録再生装置106には、LAN
107を介して複数の通信回線端末装置105a〜10
5nが接続されている。通信回線端末装置105a〜1
05nは、内線電話機104a〜104nに対応して設
置され、通話相手に関する情報(発信者電話番号、氏名
など)をモニタ等に表示する。また、通信回線端末装置
105a〜105nは、通信内容記録再生装置106に
通話ファイルのファイル検索を行わせるための検索条件
の入力等の操作に用いられたり、検索した通話ファイル
に関する情報をモニタ等に表示する。
【0028】WAN108は、LAN107に接続され
ている。WAN108には、複数のネットワーク端末装
置109a〜109nが接続され、ネットワーク端末装
置109a〜109nは、WAN108及びLAN10
7を介して通信内容記録再生装置106にアクセスし、
通信内容記録再生装置106に蓄積された通話ファイル
のファイル検索や、検索した通話ファイルの再生を行う
ことができる。
【0029】図2は、本発明の通信内容記録再生装置の
一実施例の概略構成を示す模式図である。図2におい
て、通信内容記録再生装置201は、記録ボード202
a〜202n、主制御部(本実施例では、CPU(Cent
ral processing Unit))203、タイマ204、メイ
ンメモリ205、大容量記録装置(本実施例では、ハー
ドディスクドライブ)206、再生ボード207、PB
Xインターフェース208、LANインターフェース2
09を備えている。
【0030】通信内容記録再生装置201は、PBX1
03の外線側の複数の電話回線(図1においては、1の
線にて表す)を介して伝送される通話データをハードデ
ィスクドライブ206のハードディスクに記録するため
に、各回線毎に接続される複数の記録ボード202a〜
202nを備えている。また、通信内容記録再生装置2
01は、ハードディスクドライブ206又はメインメモ
リ205に記録された通話データを再生するための再生
ボード207を備えている。
【0031】記録ボード202a〜202n、CPU2
03、タイマ204、メインメモリ205、ハードディ
スクドライブ206、再生ボード207、PBXインタ
ーフェース208、LANインターフェース209は、
バス210により接続されている。
【0032】記録ボード202a〜202nは、各電話
回線毎に接続されている。記録ボード202a〜202
nは、それぞれ、オートレベルコントローラ211、レ
ベル検出部212、オンフック・オフフック検出部21
3、DTMF検出部214、A/D(Analog/Digital)
変換部215、データ圧縮部216、記録用メモリ21
7、コントローラ218、レジスタ219を備えてい
る。
【0033】電話回線から入力される通話信号は、オー
トレベルコントローラ211、レベル検出部212、オ
ンフック・オフフック検出部213及びDTMF検出部
214に入力される。
【0034】オートレベルコントローラ211は、通話
信号を予め定めたレベルとなるように信号レベルを調節
し、後段のA/D変換部215に出力する。
【0035】レベル検出部212は、通話信号の信号レ
ベルが予め定めた信号レベル以下の無音部分を検出し、
通話信号の無音部分を示す信号を検出結果として後述す
るコントローラ218に出力する。
【0036】オンフック・オフフック検出部213は、
回線上の直流電圧の変化を監視し、当該回線がオフフッ
ク状態かオンフック状態かを検出し、検出結果としてオ
フフック状態かオンフック状態かを示す信号を後述する
コントローラ218に出力する。
【0037】電話機の受話器があがると、回線はオフフ
ック状態となり、オンフック・オフフック検出部は、通
話が開始したことを検出する。また、受話器が戻される
と、回線はオンフック状態となり、オンフック・オフフ
ック検出部は、通話が終了したことを検出する。
【0038】DTMF検出部214は、通話信号からD
TMF信号を検出し、検出結果を後述するコントローラ
218に出力する。DTMF信号は、通話信号に重畳さ
れた高群・低群の2種類の周波数からなる信号である。
DTMF信号は、電話機において、「0」〜「9」、
「#」、「*」の操作ボタンが押されることにより発生
し、各操作ボタン毎に周波数が異なる。DTMF検出部
214は、周波数に基づいて、押された操作ボタンを判
定し、その結果をコントローラ218に出力する。
【0039】A/D変換部215は、オートレベルコン
トローラ211から出力されるアナログ信号をデジタル
通話データに変換し、データ圧縮部216に出力する。
【0040】データ圧縮部216は、後述するコントロ
ーラ218の制御に基づいて、A/D変換部215から
出力される通話データに圧縮処理を施し、記録用メモリ
217に出力する。データ圧縮部216において、通話
データを圧縮する場合のデータ圧縮率は、後述するコン
トローラ218により決定される。データ圧縮部216
における圧縮方法としては、例えば、ADPCM(Adap
tive Differential Pulse Code Modulation)やITU
−T(International Telecommunication Union− Tele
communication Standardization Sector)勧告のG.7
29(次世代移動信用音声符号化方法)等を用いること
ができる。
【0041】記録用メモリ(例えば、FIFO(First
In First Out)217は、データ圧縮部216から出力
される通話データを一時記憶する。
【0042】コントローラ218は、レベル検出部21
2の検出結果、オンフック・オフフック検出部213の
検出結果及びDTMF検出部214の検出結果を、検出
データとしてレジスタ219に書き込む。
【0043】コントローラ218は、データ圧縮部21
6において、通話データを圧縮する場合のデータ圧縮率
を決定し、データ圧縮部206の制御を行う。コントロ
ーラ218は、レベル検出部212からの検出結果によ
り、通話データの無音部分に少ないビット数を割り当て
てデータ量を少なくし、通話データを圧縮するようにデ
ータ圧縮部216を制御する。
【0044】データ圧縮部216から出力された通話デ
ータは、コントローラの制御により、単位時間毎のブロ
ックデータとしてオンフック・オフフック検出部213
の検出結果である通話の有効、無効のフラグが付加され
て記録用メモリ217に書き込まれる。このとき、DT
MF検出部214でDTMF信号が検出された場合、当
該DTMF信号も通話データに付加され記録用メモリ2
17に書き込まれる。
【0045】レジスタ219は、コントローラ218か
らの検出データを一時格納する。
【0046】CPU203は、一定周期毎に記録ボード
202a〜202nにアクセスし、レジスタ219に格
納されている検出データに基づいて、記録ボード202
a〜202nに通話データがあるか否かを判別する。記
録ボード202a〜202nに通話データがある場合、
CPU203は、記録用メモリ217に記憶されている
通話データとレジスタ219に格納されている検出デー
タとを読み取り、メインメモリ205に一時記憶させ
る。
【0047】このとき、CPU203は、オンフック・
オフフック検出部213の検出結果及びDTMF検出部
214の検出結果に基づいて、後述するタイマ204か
ら通話データの時間に関する時間情報(通話日、通話時
刻等)を取得する。また、PBXインターフェース20
8を介してPBX103から回線番号及び電話番号情報
を取得する。
【0048】CPU203は、メインメモリ205に一
定量の通話データが蓄えられると、メインメモリ205
に書き込まれた通話データ及び検出データと、回線番
号、電話番号情報及び時間情報とを、ファイル化してハ
ードディスクドライブ206のハードディスクに記録さ
せる。検出データ、回線番号、電話番号情報及び時間情
報は、ファイルヘッダとして付加される。このことによ
り、ハードディスグドライブ206にデータベースが構
築される。
【0049】CPU203は、通話データの再生要求が
あった場合に、メインメモリ205又はハードディスク
ドライブ206から、再生要求のあった通話データを読
み出し、再生ボード207に送信する制御を行う。
【0050】CPU203は、検索データを格納するメ
モリ(例えば、RAM(Random Access Memory)を備
え、ハードディスクドライブ206に記録された通話フ
ァイルの検索を行うための検索条件を検索データとして
格納している。検索データは、通信回線端末装置105
a〜105n又はネットワーク端末装置109a〜10
9nから通信内容記録再生装置に送信され、前記メモリ
に登録される。
【0051】CPU203は、検出データ、電話番号情
報又は時間情報に基づいて、ハードディスクドライブ2
06又はメインメモリ205に記憶された通話ファイル
から、メモリに記憶された検索条件に適合した通話ファ
イルを検索する検索手段を備える。CPU203がファ
イル検索を行う場合には、当該メモリに記憶された検索
データによりファイル検索を行い、検索結果に基づいて
ハードディスクドライブ206又はメインメモリ205
から通話ファイルを読み出す。
【0052】タイマ204は、年月日及び時間を計測
し、CPU203からの要求により時間情報を出力す
る。
【0053】メインメモリ205は、CPU203の制
御により、記録ボード207から入力される通話データ
及び検出データを一時格納する。
【0054】ハードディスクドライブ206は、CPU
203の制御により、メインメモリ205から送られて
くる通話データ及び検出データ(DTMF信号)、PB
X103から取得した回線番号及び電話番号情報(発信
者電話番号、着信者電話番号)、タイマ204から取得
した時間情報(通話日、通話時刻)からなる通話ファイ
ルを記録する記録手段である。
【0055】通話ファイルは、通話データと通話情報
(通話ファイル名、回線番号、電話番号情報、時間情
報、DTMF信号など)とからなり、通話情報がファイ
ルヘッダとして通話データに付加され通話ファイルとし
て記録される。
【0056】図3は、通話情報の一例を示す表である。
通話情報は、通話ファイルの検索用情報に用いられる。
通話情報としては、通話ファイル名、回線番号、発信者
電話番号、着信者電話番号、通話日、通話時刻(通信開
始時刻及び通信終了時刻)及びDTMF信号がある。
【0057】通話ファイル名は、通話に使用された外線
側の回線の回線番号と、当該通話の通話日及び通話開始
時刻に基づいて、通話毎に自動的に生成される。通信内
容記録再生装置201は、1の回線毎に1の記録ボード
が接続されるため、記録ボード202a〜202n毎に
回線番号が予め決まっている。回線番号、発信者電話番
号および受信者電話番号は、CPU203がPBX10
3から取得する。通話日および通話時刻は、CPU20
3が、タイマ204から取得する。
【0058】再生ボード207は、再生用第1メモリ2
20、レジスタ221、コントローラ222、データ伸
長部223、再生用第2メモリ224、D/A(Digita
l/Analog)変換部225、増幅部226を備えている。
【0059】再生用第1メモリ220は、CPU203
の制御により、メインメモリ205又はハードディスク
ドライブ206から送られてきた通話ファイルを一時記
憶する。
【0060】レジスタ221には、再生する通話ファイ
ルに関する情報が書き込まれる。通話ファイルに関する
情報としては、通話データをデータ伸長するか否かに関
する情報、通話データの出力先情報(再生ボードから出
力するか、LANに出力するかを示す情報)等である。
【0061】コントローラ222は、レジスタ221に
書き込まれた通話ファイルに関する情報に基づいて、デ
ータ伸長部223を制御すると共に通話データをD/A
変換部225に出力するか再生第2メモリ224に出力
するかを制御する。コントローラ222は、レジスタ2
21に書き込まれた出力先情報に基づいて、再生ボード
207から出力する場合には通話データをD/A変換部
225に出力させ、LANインフェース209を介して
LAN107に出力する場合には再生用第2メモリ22
4に出力させる。
【0062】データ伸長部223は、コントローラ22
2の制御により、通話データを再生用第1メモリ220
から読み出し、通話データに伸張処理を施し、または、
伸長処理を施さずに出力する。
【0063】再生用第2メモリ224は、コントローラ
222の制御により、通話データをLANに出力する場
合、データ伸長部223から出力された通話データを一
時記憶する。再生用第2メモリ224に記憶された通話
データは、CPU203の制御により読み出され、LA
Nインターフェース209を介してLAN107に送信
される。
【0064】D/A変換部225は、デジタル通話デー
タをアナログ通話信号に変換して出力する。増幅部22
6は、通話信号を増幅して出力する。
【0065】PBXインターフェース208は、CPU
203がPBX103から電話番号情報を取得するため
のインターフェースである。LANインターフェース2
09は、再生ボード207から読み出した通話データ又
は通話ファイルをLAN107に送信するためのインタ
フェースである。LANインターフェース209は、C
PU203により検索された、前記端末装置により設定
された検索条件に適合した通話ファイルを端末装置に送
信する送信手段である。
【0066】通信内容記録再生装置が通話データを記録
する動作について説明する。電話回線から入力される通
話信号は、記録ボード202a〜202nのオートレベ
ルコントローラ211、レベル検出部212、オンフッ
ク・オフフック検出部213、DTMF検出部214に
入力される。オートレベルコントローラ211は、回線
から入力される通話信号を予め定めたレベルとなるよう
に信号レベルを調節し、A/D変換部215に出力す
る。
【0067】レベル検出部212は、通話信号の信号レ
ベルが予め定めた信号レベル以下の無音部分を検出し、
通話信号の無音区間を示す信号を検出結果としてコント
ローラ218に出力する。また、オンフック・オフフッ
ク検出部213は、当該回線がオフフック状態かオンフ
ック状態かを検出し、オフフック状態かオンフック状態
かを示す信号を検出結果としてコントローラ218に出
力する。DTMF検出部214は、通話信号からDTM
F信号を検出し、検出結果をコントローラ218に出力
する。
【0068】オートレベルコントローラ211から出力
される通話信号は、A/D変換部215により、通話デ
ータに変換され、データ圧縮部216に入力される。デ
ータ圧縮部216に入力された通話データは、コントロ
ーラ218がレベル検出部212の検出結果及びオンフ
ック・オフフック検出部213の検出結果に基づいて決
定した圧縮率により圧縮され、または、圧縮されずに、
記録用メモリ217に記憶される。
【0069】コントローラ218は、レベル検出部21
2の検出結果、オンフック・オフフック検出部213の
検出結果及びDTMF検出部214の検出結果を、検出
データとしてレジスタ219に書き込む。
【0070】CPU203は、一定の周期毎に記録ボー
ド202a〜202nのレジスタ219にアクセスし、
記録ボード202a〜202nに通話データがあるか否
かを検出する。記録ボード202a〜202nに通話デ
ータがある場合、CPU203は、記録ボード202a
〜202nの記録用メモリ217から通話データを順次
読み出し、また、レジスタ219から検出データを読み
出し、逐次メインメモリ205に蓄積させる。
【0071】CPU203は、タイマ204から時間情
報を取得し、PBX103から回線番号及び電話番号情
報を取得する。CPU203は、メインメモリに予め定
めたデータ量の通話データが蓄えられると、回線番号、
時間情報、電話番号情報及び検出データからなる通話情
報をファイルヘッダとして通話データに付加し、通話フ
ァイルとしてハードディスクドライブ206に記録す
る。
【0072】通話データを再生する動作について説明す
る。通話データの再生は、通信内容記録再生装置106
(201)本体で再生する場合とLANに接続された端
末装置(通信回線端末装置105a〜105n又はネッ
トワーク端末装置109a〜109n)で再生する場合
とがある。
【0073】通信内容記録再生装置201本体での再生
要求があった通話データを再生する場合について説明す
る。通信内容記録再生装置201の操作部(図示せず)
のキー入力により、通話データの再生要求があると、C
PU203は、入力される検索条件(発信者電話番号、
着信者電話番号、通話日、通話開始時間、通話終了時
間、DTMF信号等)に基づいて通話ファイルのファイ
ル検索を行い、検索条件に適合した通話ファイルをハー
ドディスクドライブ206から読み出す。
【0074】CPU203は、再生ボード207におい
てデータ伸長、D/A変換等が行われ出力される際に、
出力される通話信号が途切れないように、ハードディス
クドライブ206から予め定めたデータ量の通話ファイ
ルを、予め定めた時間毎に読み出し、再生ボード207
の再生用第1メモリ220に書き込む。このデータは、
データ伸張部223により読み出され、伸張処理が施さ
れる。
【0075】伸張された通話データは、D/A変換部2
25に入力され、D/A変換部225により、通話デー
タから通話信号に変換される。通話信号は、増幅部22
6により増幅された後、スピーカ(図示せず)から出力
される。
【0076】LAN107に接続された端末装置(通信
回線端末装置105a〜105n又はネットワーク端末
装置109a〜109n)で通話データを再生する処理
について説明する。ユーザが、LAN107に接続され
た端末装置を操作して、通話ファイルの再生を要求する
と、端末装置からの再生要求信号は、LAN107を経
由し、通話内容記録再生装置106(201)のLAN
インターフェース209を介してCPU203に入力さ
れる。
【0077】CPU203は、端末装置からの再生要求
があった場合、前述した通信内容記録再生装置201で
の再生処理と同様に、LAN107経由で送られてくる
検索条件に基づいて通話ファイルのファイル検索を行
い、検索条件に適合した通話ファイルをハードディスク
ドライブ206から読み出す。
【0078】送信先の端末装置により通話データの伸張
処理が可能な場合、圧縮した通話データのままの通話フ
ァイルを、再生要求のあった端末装置に送信する。送信
された通話データは、送信先の端末装置により伸長処理
が施され出力される。
【0079】送信先の端末装置により通話データの伸張
処理が不可能な場合、CPU203は、再生ボード20
7においてデータ伸長、D/A変換等が行われ出力され
る際に、出力される通話信号が途切れないように、ハー
ドディスクドライブ206から予め定めたデータ量の通
話ファイルを、予め定めた時間毎に読み出し、再生ボー
ド207の再生用第1メモリ220に書き込む。この書
き込まれたデータは、データ伸長部223で伸張処理が
施された後、再生用第2メモリ224に書き込まれる。
【0080】このとき、CPU203からレジスタ22
1経由でコントローラ222に制御コマンドが発行され
る。この制御コマンドにより、コントローラ222は、
データ伸長部223を、通常の処理速度の数倍で動作す
るように制御する。
【0081】すなわち、再生ボード207から通話信号
を出力する場合には、データ伸長部223は、通話信号
が記録時と同じ時間で再生されるように、通常の処理速
度でハードディスクドライブ206から読み出された通
話データのデータ伸長を行う。ハードディスクドライブ
206から読み出された通話データを通話信号に変換し
て送信先に送信する場合、データ伸長部223は、通話
信号の記録時と同じ時間で再生されるように通話データ
の伸長を行う必要がなく、当該通話信号のデータ伸長に
かかる時間を短くするため、通常の処理速度の数倍で動
作し、通話信号を記録時より早い時間でデータ伸長を行
う。
【0082】また、この場合、コントローラ222は、
再生ボード207から通話信号を出力する必要がないた
め、D/A変換部225を停止状態にし、増幅部226
のゲインを下げる(ミュート状態)。
【0083】再生ボード207の再生用第2メモリ22
4に書き込まれた通話データは、CPU203の制御に
より読み出され、メインメモリ205又はハードディス
クドライブ206のテンポラリ作業領域に一時蓄積され
る。
【0084】この蓄積された通話データが1通話分の容
量に達すると、CPU203は、蓄積された通話データ
を、標準的なOS(Operating System)で扱うことが可
能なフォーマットの音声ファイルに変換し、再生要求の
あった端末装置にLAN107経由で送信する。端末装
置は、送信されてきた音声ファイルを再生する。
【0085】以上に述べたLAN107に接続された端
末装置での再生における再生ボード207のデータ伸張
処理は、CPU203の動作スピードが速く処理能力が
高い場合、CPUのソフトウェアが代行することもでき
る。
【0086】次に、ユーザが端末装置(通信回線端末装
置105a〜105n又はネットワーク端末装置109
a〜109n)において設定する通話ファイルのファイ
ル検索を行うための検索条件について説明する。図1に
示す通信内容記録再生システム101において、それぞ
れユーザは、端末装置により任意に検索条件を設定する
ことができる。通信内容記録再生装置106は、端末装
置により設定された検索条件に基づいて、通話ファイル
のファイル検索を行い、設定された検索条件に適合する
通話ファイル、又は、設定された検索条件に適合する通
話ファイルを特定する情報(通信ファイルよりデータ量
が少ないデータ)を、指定された端末装置に自動的に送
信する。
【0087】すなわち、それぞれ端末装置において、そ
れぞれのユーザが必要とする条件を検索条件として設定
し、通信内容記録再生装置106に登録しておくことに
より、通信内容記録再生装置106は、当該検索条件に
適合した通話ファイルを検索し、設定された検索条件に
適合する通話ファイル、又は、設定された検索条件に適
合する通話ファイルを特定する情報を、ユーザにより設
定された端末装置に自動的に送信する。
【0088】例えば、図1において、通信回線端末装置
105aがある検索条件を設定すると、通信内容記録再
生装置106に記録された通話ファイルのうち、設定さ
れた検索条件に適合する通話ファイルが、予め指定され
た送信先の通信回線端末装置105aに自動的に送信さ
れる。
【0089】また、ネットワーク端末装置109a〜1
09nについても同様に、通信内容記録再生装置106
に記録された通話ファイルのうち、設定された検索条件
に適合する通話ファイルが、予め指定されたネットワー
ク端末装置109a〜109nのうちのいずれかに自動
的に送信される。
【0090】図4は、ユーザが検索条件を入力する場合
に端末装置のモニタに表示される検索項目入力画面の一
例を示す。図4に示すように、ユーザが設定できる検索
項目は、発信者電話番号、着信者電話番号、双方向設
定、通話日、通話時刻、DTMF信号、送信先アドレス
である。これらの項目のうち、1以上の項目が通信内容
記録再生装置に登録されると、通信内容記録再生装置
は、登録された検索条件に基づいてファイル検索を行
う。複数の項目が入力された場合、それら複数の項目の
全てに適合した通話ファイルが検索される。
【0091】発信者電話番号は、通信回線端末装置10
5aに接続されている内線電話機104aに電話がかか
ってきた場合、発信者側の電話番号である。着信者電話
番号は、通信回線端末装置105aに接続されている内
線電話機104aに電話がかかってきた場合、着信側の
電話番号である。
【0092】双方向設定は、通話データを送信先アドレ
スに送信する条件として、発信者番号と着信者番号とが
逆になった場合も有効とするか否かを決定する。すなわ
ち、双方向設定「ON」の場合、発信者番号と着信者番
号とが逆になった場合も送信の対象の通話データとな
り、双方向設定「OFF」の場合、発信者番号と着信者
番号とが逆になった場合は送信の対象とならない通話デ
ータとなる。
【0093】図5は、電話番号情報に関する検索条件の
一例を説明する図である。例えば、図5(a)に示すよ
うに、「ユーザNo.1」の登録No.1では、双方向
設定が「ON」であるため、発信者電話番号「5311
351234」、着信者電話番号「975579219
8」の通話に対しても、登録No.1の条件が有効にな
り、当該通話ファイルが「ユーザNo.1」に送信され
る。
【0094】また、「ユーザNo.1」の登録No.2
では、双方向設定が「OFF」であるため、発信者電話
番号「5311351234」、着信者電話番号「97
55797654」の通話ファイルは「ユーザNo.
1」に送信されない。
【0095】また、「ユーザNo.1」においては、登
録No.1及び登録No.2で設定された発信者電話番
号と着信者電話番号に一致する通話が記録された場合、
通信内容記録再生装置106は、その通話ファイルを設
定されている送信先アドレス「yamada_tarou@abc.co.j
p」にLAN107介して自動的に送信する。
【0096】また、図5(b)において、「ユーザN
o.2」が発信者電話番号「all」として設定した場
合、着信者電話番号「5311359012」で受けた
通話ファイルは、全て送信先アドレス「kawakami_hanak
o@abc.co.jp」に自動的に送信される。
【0097】また、図5(c)において、「ユーザN
o.3」が発信者電話番号「all」、着信者電話番号
「5311359870」、「531135901
2」、「5311351234」のように設定した場
合、これら3つの着信者電話番号の何れかの通話の場合
に、それらの通話データは、全て送信先アドレス「tana
ka_ichirou@abc.co.jp」に自動的に送信される。
【0098】また、双方向設定「ON」であるため、前
記3の電話番号で発信した場合でも登録No.1が有効
になり、それらの通話データは、全て送信先アドレス
「tanaka_ichirou@abc.co.jp」に自動的に送信される。
このような設定登録は、証券取引等において、部下の取
引を把握する必要がある管理責任者が利用する場合に用
いることができる。
【0099】図4において、通話日は、通話が行われた
日であり、年、年と月、又は、年月日により設定でき
る。通話日は、第1の日と第2の日とを設定することに
より、それらの間に通話された通話ファイルが検索項目
に適合する。通話時刻は、通話が行われていた時刻であ
り、時、又は、時分により設定できる。通話開始時刻と
通話終了時刻とを設定することにより、その時刻の範囲
に通話された通話ファイルが検索項目に適合する。
【0100】DTMF信号は、通話中に通信回線上を伝
送する番号等であり、例えば、予め定められたユーザ番
号である。発信者側が公衆電話機等を用いた場合、PB
Xから発信者側電話番号が通知されないため、発信者電
話番号を検索項目とするファイル検索ができない。この
とき、発信者にユーザ番号(DTMF信号)を入力させ
ることにより、そのDTMF信号に基づいて通信内容記
録再生装置に記録された通話ファイルのファイル検索を
行うことができる。
【0101】送信先アドレスは、検索項目に適合した通
話ファイルを送信する端末装置を特定するための項目で
ある。送信先アドレスを指定することにより、1の通話
ファイルを複数の端末装置に送信したり、他の内線電話
機で行われた通話の通話ファイルを自らの端末装置に送
信することができる。
【0102】次に、端末装置で通話ファイルを再生する
場合について説明する。図6は、本実施例の通信内容記
録再生システムにおいて端末装置の表示画面の一例を示
す模式図である。端末装置(通信回線端末装置105a
〜105n又はネットワーク端末装置109a〜109
n)には、当該端末装置が設定した条件に基づいて通信
内容記録再生装置106が送信された通話ファイルに関
する情報が表示される。
【0103】図6に示すように、通話ファイルに関する
情報が表示され、ユーザは、通話日、通話開始時刻、通
話終了時刻、通話時間、相手先番号(氏名)に基づい
て、通話内容を確認する通話ファイルを選択することが
できる。一度再生された通話ファイルは、再生済みを示
す印(例えば、白丸印等)が付される。
【0104】ここで、通信内容記録再生装置は、通話フ
ァイルをLAN又はWAN経由で送信するため、通信内
容記録再生装置が通話ファイルを暗号化し、暗号化した
通話ファイルを端末装置に送信し、端末装置側で通話フ
ァイルの暗号を解除し、再生するようにしてもよい。
【0105】また、本実施例では、通信内容記録再生装
置106からの通話ファイルの送信は、設定された条件
に適合した通話ファイルの全てを端末装置に送信する
が、それに限定されない。通信内容記録再生装置から端
末装置に条件に適合した通話ファイルの通話情報のみを
送信し、端末装置によりその通話情報(条件に適合した
通話ファイルの全て又は一部)の再生を行う再生要求が
あったのち、端末装置から送られてくる再生要求に基づ
いて、通信内容記録再生装置が当該通話ファイルを端末
装置に送信するようにしてもよい。
【0106】このことにより、通信内容記録再生装置か
ら端末装置に、設定された条件に適合した通話ファイル
の全てが送信されることがないため、端末装置が大容量
の記憶部を備える必要がない。
【0107】また、通信内容記録再生装置は、端末装置
から送られてくる再生要求に基づいて、設定された条件
に適合した通話ファイルの一部のみを端末装置に送信す
ることもできるため、常に設定された条件に適合した通
話ファイルの全てを端末装置に送信する場合に比べ、通
信内容記録再生装置のデータ送信の処理にかかる時間を
低減することができる。
【0108】また、通信内容記録再生装置は、端末装置
から再生要求があった場合のみ通話データを送信するた
め、常に設定された条件に適合した通話ファイルの全て
をそれぞれの端末装置に送信する場合に比べ、LANや
WANで伝送されるデータ量が少なく、データ転送速度
が遅くなることを防止することができる。
【0109】以上のように、本実施例において、ユーザ
ーは、予め自分の電話番号と通話頻度の高い顧客や取引
先の電話番号を発信者電話番号又は着信者電話番号とし
て登録し、または、通話日、通話時刻を登録し、又は、
DTMF信号(ユーザ番号等)を登録しておくことによ
り、その条件に一致した通話があった場合、通信内容記
録再生装置が指定された送信先アドレスへ通話ファイル
を自動的に送信する。
【0110】このことにより、ユーザが必要とする通話
ファイルを再生する毎に、端末装置で検索項目を入力
し、通信内容記録再生装置のデータベースにアクセス
し、ファイル検索を行わせる必要がない。
【0111】すなわち、検索条件を登録することによ
り、必要とする通話ファイルを、ユーザがファイル検索
を行うことなく、簡単に必要とする通話データの再生を
行うことができ、通話内容を確認するための作業効率が
よくなる。
【0112】また、通話ファイルに関する情報のみを端
末装置に送り、前記情報の添付ファイルとして通話デー
タを送るため、ユーザが使用する端末装置に通話ファイ
ルを再生するための専用のアプリケーションソフトウエ
アをインストールする必要がなく、標準的なメールソフ
トウエアを使用することができる。システム導入時のコ
ストも低減することができる。
【0113】
【発明の効果】本発明において、通信内容記録再生装置
にファイル検索を行わせる作業を簡素化し、通信データ
の再生までにかかる時間を短縮し、予め設定した条件に
対応する通信データが記録された場合に、当該通信デー
タを指定された端末装置で再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信内容記録再生システムの一実施例
の概略構成を示す模式図。
【図2】本発明の通信内容記録再生装置の一実施例の概
略構成を示す模式図。
【図3】通話ファイルの通信情報の一例を示す表。
【図4】ユーザが検索条件を入力する場合に端末装置の
モニタに表示される検索項目入力画面の一例を示す。
【図5】電話番号情報に関する検索条件の一例を説明す
る図である。
【図6】本実施例の通信内容記録再生システムにおいて
端末装置の表示画面の一例を示す模式図。
【符号の説明】
101・・・通信内容記録再生システム、102・・・
PSTN、103・・・PBX、104a〜104n・
・・内線電話機、105a〜105n・・・通信回線端
末装置、106・・・通信内容記録再生装置、107・
・・LAN、108・・・WAN、109a〜109n
・・・ネットワーク端末装置。 201・・・通信内容記録再生装置、202a〜202
n・・・記録ボード、203・・・CPU、204・・
・タイマ、205・・・メインメモリ、206・・・ハ
ードディスクドライブ、207・・・再生ボード、20
8・・・PBXインターフェース、209・・・LAN
インターフェース、210・・・バス、211オートレ
ベルコントローラ、212・・・レベル検出部、213
・・・オンフック・オフフック検出部、214・・・D
TMF検出部、215・・・A/D変換部、216・・
・データ圧縮部、217・・・記録用メモリ、218・
・・コントローラ、219・・・レジスタ、220・・
・再生用第1メモリ、221・・・レジスタ、222・
・・コントローラ、223・・・データ伸長部、224
・・・再生用第2メモリ、225・・・D/A変換部、
226・・・増幅部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して伝送される通信信号を通
    信データに変換して記録再生を行う通信内容記録再生装
    置と、該通信内容記録再生装置に記録された通信データ
    を読み出し再生する端末装置とを備えた通信内容記録再
    生システムにおいて、前記端末装置は、複数の通信デー
    タから特定の通信データを選択する条件を設定する設定
    手段を備え、前記通信内容記録再生装置は、前記通信デ
    ータと前記通信データに関する通信情報とを記録する記
    録手段と、前記通信情報に基づいて前記設定手段により
    設定された前記条件に適合した前記通信データを検索す
    る検索手段と、前記設定手段により設定された端末装置
    に前記条件に適合した通信データを信する送信手段とを
    備えることを特徴とする通信内容記録再生システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信内容記録再生システム
    において、前記通信情報は、発信者電話番号、着信者電
    話番号、通信日、通信時刻又はDTMF(Dual Tone Mu
    ltiFrequency)信号の少なくとも一つを含むことを特徴
    とする通信内容記録再生システム。
  3. 【請求項3】通信回線から通信信号を受信して通信デー
    タに変換する記録ボードと、前記通信データと前記通信
    データに関する通信情報とを記録する大容量記録装置
    と、ネットワークを介して入力される検索条件を記憶す
    るメモリと、前記記録ボードから前記通信データを読み
    出して前記通信データと前記通信情報とを用いて通信フ
    ァイルを生成して大容量記録装置に記録させる制御を行
    うと共に前記検索条件に基づいて前記大容量記録装置に
    記録された通信ファイルの検索を行い前記検索条件に適
    合する通信データを前記大容量記録装置から読み出し前
    記ネットワークに接続されている端末装置に送信する制
    御を行う主制御部とを備えたことを特徴とする通信内容
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の通信内容記録再生装置にお
    いて、前記通信情報は、発信者電話番号、着信者電話番
    号、通信日、通信時刻又はDTMF信号の少なくとも一
    つを含むことを特徴とする通信内容記録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042274A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Hitachi Ltd 通話記録システム
JP2009290468A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通話録音装置及び方法
JP2010088130A (ja) * 2009-12-28 2010-04-15 Kaisen Baitai Kenkyusho:Kk 動画蓄積配信方法

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